JPH10238600A - 変速機 - Google Patents
変速機Info
- Publication number
- JPH10238600A JPH10238600A JP9045740A JP4574097A JPH10238600A JP H10238600 A JPH10238600 A JP H10238600A JP 9045740 A JP9045740 A JP 9045740A JP 4574097 A JP4574097 A JP 4574097A JP H10238600 A JPH10238600 A JP H10238600A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spindle
- bearing
- pinion
- transmission
- ball bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Portable Power Tools In General (AREA)
- Gear Transmission (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 容易に組立てを行うことができる変速機を提
供する。 【解決手段】 スピンドル47を固定するためのボール
ベアリング6を、ベアリングブラケット19に設けられ
たベアリング押え部材3とギアケース13との間で挟ん
で固定する。
供する。 【解決手段】 スピンドル47を固定するためのボール
ベアリング6を、ベアリングブラケット19に設けられ
たベアリング押え部材3とギアケース13との間で挟ん
で固定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラインダ等の電
動工具に用いられる変速機に関する。
動工具に用いられる変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、グラインダ等の電動工具には、モ
ータの回転軸と、グラインダの回転部分との間に変速機
が設けられている。この変速機の構造は、図7に示すよ
うに、ギアケース13とベアリングブラケット19内部
に、スピンドル47や変速用のハスバギア8,17を収
納している。
ータの回転軸と、グラインダの回転部分との間に変速機
が設けられている。この変速機の構造は、図7に示すよ
うに、ギアケース13とベアリングブラケット19内部
に、スピンドル47や変速用のハスバギア8,17を収
納している。
【0003】この変速機50の組立て方を図8に基づい
て説明する。
て説明する。
【0004】(1) スピンドル47にボールベアリング6
を圧入する。
を圧入する。
【0005】(2)ギアケース13にピニオン用ボールベ
アリング14を圧入する。
アリング14を圧入する。
【0006】(3) ギアケース13に(1)の工程で作っ
たスピンドル47を圧入する。
たスピンドル47を圧入する。
【0007】(4) ギアケース13にベアリング押え板3
0を4本のネジ2によって固定する。これによって、ボ
ールベアリング6がギアケース13に固定される。
0を4本のネジ2によって固定する。これによって、ボ
ールベアリング6がギアケース13に固定される。
【0008】(5) スピンドル47に平行キー1を挿入す
る。
る。
【0009】(6) スピンドル47にハスバギア8をスピ
ンドル47に圧入する。
ンドル47に圧入する。
【0010】(7) ボールベアリング10をベアリングブ
ラケット19に圧入する。
ラケット19に圧入する。
【0011】(8) ピニオン15に平行キー16を挿入す
る。
る。
【0012】(9) ハスバギア17に、平行キー1を取付
けたピニオン15を圧入する。
けたピニオン15を圧入する。
【0013】(10)さらに、ピニオン15にボールベアリ
ング5を圧入する。
ング5を圧入する。
【0014】(11)グリースを塗付する。
【0015】(12)ギアケース13にスピンドル47やピ
ニオン15が組立てられた状態で、ベアリングブラケッ
ト19を被せ、ネジ11によって止める。
ニオン15が組立てられた状態で、ベアリングブラケッ
ト19を被せ、ネジ11によって止める。
【0016】これにより、変速機50が完成する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記のような変速機5
0の組立工程であると、12個の組立工程が必要であ
り、その組立てが煩雑となる。特に、ベアリング押え板
30を4本のネジで固定する必要があり、非常に手間と
なる。
0の組立工程であると、12個の組立工程が必要であ
り、その組立てが煩雑となる。特に、ベアリング押え板
30を4本のネジで固定する必要があり、非常に手間と
なる。
【0018】そこで本発明は上記問題点に鑑み、容易に
組立てを行うことができる変速機を提供するものであ
る。
組立てを行うことができる変速機を提供するものであ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の変速機は、収納
ケースと、その収納ケースの蓋とを組合わせて本体が構
成され、前記蓋にモータの回転軸等の入力回転軸を挿入
するための挿入孔が開口し、前記出力回転軸をボールベ
アリングによって前記収納ケースに回転自在に配すると
共に、前記収納ケースから突出させ、前記出力回転軸と
前記入力回転軸とを連結する変速用ギアを本体内部に備
えた変速機において、前記ボールベアリングを、前記蓋
に設けられたベアリング押え部材と前記収納ケースとの
間で挾持するものである。
ケースと、その収納ケースの蓋とを組合わせて本体が構
成され、前記蓋にモータの回転軸等の入力回転軸を挿入
するための挿入孔が開口し、前記出力回転軸をボールベ
アリングによって前記収納ケースに回転自在に配すると
共に、前記収納ケースから突出させ、前記出力回転軸と
前記入力回転軸とを連結する変速用ギアを本体内部に備
えた変速機において、前記ボールベアリングを、前記蓋
に設けられたベアリング押え部材と前記収納ケースとの
間で挾持するものである。
【0020】
【作 用】本発明の変速機であると、ボールベアリング
を蓋に設けられたベアリング押え部材と収納ケースとの
間で挟み固定するため、その組立てが容易となる。
を蓋に設けられたベアリング押え部材と収納ケースとの
間で挟み固定するため、その組立てが容易となる。
【0021】
(第1の実施例)本発明の第1の実施例を図1〜図4に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0022】本実施例の変速機100は、グラインダ等
の電動工具に用いられるものであり、モータの回転軸を
その内部に挿入し、この回転数を変速して出力する。
の電動工具に用いられるものであり、モータの回転軸を
その内部に挿入し、この回転数を変速して出力する。
【0023】この変速機100は、モータの回転軸が挿
入される挿入孔20を有するベアリングブラケット19
と、出力回転軸であるスピンドル47が突出するギアケ
ース13を組合わせたものである。
入される挿入孔20を有するベアリングブラケット19
と、出力回転軸であるスピンドル47が突出するギアケ
ース13を組合わせたものである。
【0024】ギアケース13の内側には、スピンドル4
7を回転自在に固定するためのボールベアリング6が取
付けられている。また、モータの回転軸と係合するハス
バギア17には、同軸にピニオン15が設けられ、この
ピニオン15とハスバギア8とが係合している。そし
て、このハスバギア8がスピンドル47と同軸に固定さ
れている。すなわち、モータの回転軸7のギア9が回転
すると、これと係合するハスバギア17が回転し、ピニ
オン15が回転する。すると、このピニオン15に係合
しているハスバギア8が回転して、スピンドル47が回
転する構造となっている。
7を回転自在に固定するためのボールベアリング6が取
付けられている。また、モータの回転軸と係合するハス
バギア17には、同軸にピニオン15が設けられ、この
ピニオン15とハスバギア8とが係合している。そし
て、このハスバギア8がスピンドル47と同軸に固定さ
れている。すなわち、モータの回転軸7のギア9が回転
すると、これと係合するハスバギア17が回転し、ピニ
オン15が回転する。すると、このピニオン15に係合
しているハスバギア8が回転して、スピンドル47が回
転する構造となっている。
【0025】なお、スピンドル47は、前記したギアケ
ース13に取付けられたボールベアリング6と、ベアリ
ングブラケット19に取付けられたベアリング10との
間で回転自在に固定され、ピニオン15は、ベアリング
5,14によって固定されている。
ース13に取付けられたボールベアリング6と、ベアリ
ングブラケット19に取付けられたベアリング10との
間で回転自在に固定され、ピニオン15は、ベアリング
5,14によって固定されている。
【0026】ギアケース13に取付けられているベアリ
ング6は、ベアリング押さえ部材3によって固定されて
いる。このベアリング押え部材3は、図3に示すよう
に、コの字状に金属板を折曲したものであり、その中央
部25にスピンドル47が挿入される孔22が開口し、
中央部25から延びた脚部23,24は、ベアリングブ
ラケット19にそれぞれ固定される。ギアケース13と
ベアリングブラケット19を組合わせた場合に、このベ
アリング押え部材3の中央部25が、ベアリング6を、
ギアケース13に押し付ける。
ング6は、ベアリング押さえ部材3によって固定されて
いる。このベアリング押え部材3は、図3に示すよう
に、コの字状に金属板を折曲したものであり、その中央
部25にスピンドル47が挿入される孔22が開口し、
中央部25から延びた脚部23,24は、ベアリングブ
ラケット19にそれぞれ固定される。ギアケース13と
ベアリングブラケット19を組合わせた場合に、このベ
アリング押え部材3の中央部25が、ベアリング6を、
ギアケース13に押し付ける。
【0027】次に、この変速機100の組立て方法につ
いて図4に基づいて説明する。
いて図4に基づいて説明する。
【0028】(1) スピンドル47に、ボールベアリング
6を圧入する。
6を圧入する。
【0029】(2) スピンドル47に平行キー1を圧入す
る。
る。
【0030】(3) スピンドル47をベアリング押え部材
3の孔22に挿入し、さらにスピンドル47にハスバギ
ア8を圧入する。
3の孔22に挿入し、さらにスピンドル47にハスバギ
ア8を圧入する。
【0031】(4) スピンドル47の先端にボールベアリ
ング10を圧入する。
ング10を圧入する。
【0032】(5) ピニオン15に平行キー16を挿入す
る。
る。
【0033】(6) ピニオン15にハスバギア17を圧入
する。
する。
【0034】(7) ピニオン15の両端にボールベアリン
グ14,5をそれぞれ圧入する。
グ14,5をそれぞれ圧入する。
【0035】(8) ベアリングブラケット19に組立てた
スピンドル47と組立てたピニオン15を入れてグリー
スを塗付する。
スピンドル47と組立てたピニオン15を入れてグリー
スを塗付する。
【0036】(9) ギアケース13を組立てたベアリング
ブラケット19に合わせて、4つのネジ11で固定す
る。
ブラケット19に合わせて、4つのネジ11で固定す
る。
【0037】上記の組立方法であると9つの組立工程で
すむため、容易に組立てを行うことができる。また、組
立てたスピンドル47やピニオン15は全てベアリング
ブラケット19に取付けられているため、その組立作業
が行いやすい。さらに、ボールベアリング6は、ベアリ
ング押え部材3によって完全に固定されているため、ス
ピンドル47に水力を受けてもガタつくことがない。
すむため、容易に組立てを行うことができる。また、組
立てたスピンドル47やピニオン15は全てベアリング
ブラケット19に取付けられているため、その組立作業
が行いやすい。さらに、ボールベアリング6は、ベアリ
ング押え部材3によって完全に固定されているため、ス
ピンドル47に水力を受けてもガタつくことがない。
【0038】(第2の実施例)図5、図6に基づいて変
速機100の第2の実施例について説明する。
速機100の第2の実施例について説明する。
【0039】本実施例と第1の実施例の異なる点は、ベ
アリング押え部材3にある。
アリング押え部材3にある。
【0040】すなわち、本実施例では、ベアリングブラ
ケット19から、一対の支持板26,27を立設させ、
その上端部でベアリング6の外周部を押圧する構造とな
っている。
ケット19から、一対の支持板26,27を立設させ、
その上端部でベアリング6の外周部を押圧する構造とな
っている。
【0041】この構造であっても、ベアリング6は、一
対の支持板26,27によってギアケース17に押圧さ
れているため、完全に固定することができる。
対の支持板26,27によってギアケース17に押圧さ
れているため、完全に固定することができる。
【0042】
【発明の効果】以上により本発明の変速機であると、ボ
ールベアリングを、蓋に設けられたベアリング押え部材
と、収納ケースとの間で挟んで固定する構造であるた
め、その固定が完全に行うことができ、また、組立工数
を少なくすることができる。
ールベアリングを、蓋に設けられたベアリング押え部材
と、収納ケースとの間で挟んで固定する構造であるた
め、その固定が完全に行うことができ、また、組立工数
を少なくすることができる。
【図1】本発明の第1の実施例の変速機の縦断面図であ
る。
る。
【図2】ギアケースを取り除いた状態のベアリングブラ
ケットの平面図である。
ケットの平面図である。
【図3】変速機の分解斜視図である。
【図4】変速機の組立工程を示す説明図である。
【図5】第2の実施例の変速機の縦断面図である。
【図6】第2の実施例の変速機におけるギアケースを取
り除いた状態のベアリングブラケットの平面図である。
り除いた状態のベアリングブラケットの平面図である。
【図7】従来の実施例の変速機の分解斜視図である。
【図8】従来の変速機の組立工程を示す説明図である。
1 平行キー 2 ネジ 3 ベアリング押え部材 5 ボールベアリング 6 ボールベアリング 8 ハスバギア 10 ボールベアリング 11 ネジ 13 ギアケース 14 ボールベアリング 15 ピニオン 16 平行キー 17 ハスバギア 19 ベアリングブラケット 47 スピンドル 20 挿入孔 22 孔 23 脚部 24 脚部 25 中央部 26 支持板 27 支持板
Claims (1)
- 【請求項1】収納ケースと、その収納ケースの蓋とを組
合わせて本体が構成され、 前記蓋にモータの回転軸等の入力回転軸を挿入するため
の挿入孔が開口し、 前記出力回転軸をボールベアリングによって前記収納ケ
ースに回転自在に配すると共に、前記収納ケースから突
出させ、 前記出力回転軸と前記入力回転軸とを連結する変速用ギ
アを本体内部に備えた変速機において、 前記ボールベアリングを、前記蓋に設けられたベアリン
グ押え部材と前記収納ケースとの間で挾持することを特
徴とする変速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9045740A JPH10238600A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9045740A JPH10238600A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 変速機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10238600A true JPH10238600A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=12727726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9045740A Pending JPH10238600A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 変速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10238600A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2429425A (en) * | 2005-08-04 | 2007-02-28 | Bosch Gmbh Robert | Hand tool machine with bearing bracket |
CN1312417C (zh) * | 2003-03-13 | 2007-04-25 | 本田技研工业株式会社 | 内燃机防止凸轮链脱落机构 |
CN1332135C (zh) * | 2003-09-30 | 2007-08-15 | 本田技研工业株式会社 | 内燃机曲轴的轴承结构 |
CN110686050A (zh) * | 2018-07-04 | 2020-01-14 | 比亚迪股份有限公司 | 车辆传动装置、车辆驱动系统和车辆 |
-
1997
- 1997-02-28 JP JP9045740A patent/JPH10238600A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1312417C (zh) * | 2003-03-13 | 2007-04-25 | 本田技研工业株式会社 | 内燃机防止凸轮链脱落机构 |
CN1332135C (zh) * | 2003-09-30 | 2007-08-15 | 本田技研工业株式会社 | 内燃机曲轴的轴承结构 |
GB2429425A (en) * | 2005-08-04 | 2007-02-28 | Bosch Gmbh Robert | Hand tool machine with bearing bracket |
CN110686050A (zh) * | 2018-07-04 | 2020-01-14 | 比亚迪股份有限公司 | 车辆传动装置、车辆驱动系统和车辆 |
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