JPH10237564A - 水素吸蔵合金の製造方法 - Google Patents
水素吸蔵合金の製造方法Info
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- JPH10237564A JPH10237564A JP9046267A JP4626797A JPH10237564A JP H10237564 A JPH10237564 A JP H10237564A JP 9046267 A JP9046267 A JP 9046267A JP 4626797 A JP4626797 A JP 4626797A JP H10237564 A JPH10237564 A JP H10237564A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Powder Metallurgy (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 B元素にニッケルを含むAB5型或いはA2B
型の水素吸蔵合金をメカニカルアロイングによって製造
する方法において、メカニカルアロイング処理に伴う合
金の酸化を防止する。 【解決手段】 本発明に係る水素吸蔵合金の製造方法に
おいては、高速遊星ミル1の回転テーブル10上に設置さ
れたミルポット2に、ボール4と共に、無電解ニッケル
メッキ液とA元素の粉末の混合物5を投入して、該ミル
ポットを高速回転させることによりメカニカルアロイン
グ処理を施し、AB5型或いはA2B型の水素吸蔵合金粉
末を得る。ここで、A元素は、Ca、Mg、La、及び
Mmの中から選ばれる1或いは複数の元素であり、B元
素は、ニッケル或いは、その一部をCr、Zn、Co、
Mn、Al及びFeの中から選ばれる1或いは複数の元
素で置換したものである。
型の水素吸蔵合金をメカニカルアロイングによって製造
する方法において、メカニカルアロイング処理に伴う合
金の酸化を防止する。 【解決手段】 本発明に係る水素吸蔵合金の製造方法に
おいては、高速遊星ミル1の回転テーブル10上に設置さ
れたミルポット2に、ボール4と共に、無電解ニッケル
メッキ液とA元素の粉末の混合物5を投入して、該ミル
ポットを高速回転させることによりメカニカルアロイン
グ処理を施し、AB5型或いはA2B型の水素吸蔵合金粉
末を得る。ここで、A元素は、Ca、Mg、La、及び
Mmの中から選ばれる1或いは複数の元素であり、B元
素は、ニッケル或いは、その一部をCr、Zn、Co、
Mn、Al及びFeの中から選ばれる1或いは複数の元
素で置換したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばニッケル−
水素電池の負極の材料として用いる水素吸蔵合金の製造
方法に関するものである。
水素電池の負極の材料として用いる水素吸蔵合金の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ニッケル−水素電池の負極とし
て用いられる水素吸蔵合金電極は、所定成分の水素吸蔵
合金の粉末に結着剤を加え、これを電極形状に成形する
ことによって作製される。ここで、水素吸蔵合金として
は、例えばCaNi5等のAB5型水素吸蔵合金や、Mg
2Ni等のA2B型水素吸蔵合金が知られている。
て用いられる水素吸蔵合金電極は、所定成分の水素吸蔵
合金の粉末に結着剤を加え、これを電極形状に成形する
ことによって作製される。ここで、水素吸蔵合金として
は、例えばCaNi5等のAB5型水素吸蔵合金や、Mg
2Ni等のA2B型水素吸蔵合金が知られている。
【0003】この様な水素吸蔵合金の製造方法として、
合金構成元素を所定の組成比に応じて秤量混合し、この
混合物をミルポットに投入して、該ミルポットを高速回
転させることによって、機械的加工及び強制混合による
メカニカルアロイング処理を施し、水素吸蔵合金粉末を
得る方法が知られている(特開平5-9618号)。尚、このメ
カニカルアロイング処理は、合金粉末の酸化を防止する
べく、不活性ガス雰囲気中で行なわれる。
合金構成元素を所定の組成比に応じて秤量混合し、この
混合物をミルポットに投入して、該ミルポットを高速回
転させることによって、機械的加工及び強制混合による
メカニカルアロイング処理を施し、水素吸蔵合金粉末を
得る方法が知られている(特開平5-9618号)。尚、このメ
カニカルアロイング処理は、合金粉末の酸化を防止する
べく、不活性ガス雰囲気中で行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
メカニカルアロイング処理を用いた水素吸蔵合金の製造
方法においては、ミルポット中の不純物が合金表面に付
着したり、ミルポットから合金粉末を取り出す際に合金
表面が空気と触れて、合金が酸化される虞れがあった。
この酸化によって水素吸蔵合金の水素吸収特性は劣化す
ることになる。本発明の目的は、メカニカルアロイング
処理において合金が酸化される虞れのない水素吸蔵合金
の製造方法を提供することである。
メカニカルアロイング処理を用いた水素吸蔵合金の製造
方法においては、ミルポット中の不純物が合金表面に付
着したり、ミルポットから合金粉末を取り出す際に合金
表面が空気と触れて、合金が酸化される虞れがあった。
この酸化によって水素吸蔵合金の水素吸収特性は劣化す
ることになる。本発明の目的は、メカニカルアロイング
処理において合金が酸化される虞れのない水素吸蔵合金
の製造方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る第1の水素吸
蔵合金の製造方法は、B元素にニッケルを含むAB5型
或いはA2B型の水素吸蔵合金を製造するべく、メカニ
カルアロイング用のミルポットに、無電解ニッケルメッ
キ液とA元素の粉末を投入して、該ミルポットを高速回
転させることによりメカニカルアロイング処理を施し、
AB5型或いはA2B型の水素吸蔵合金粉末を得るもので
ある。
蔵合金の製造方法は、B元素にニッケルを含むAB5型
或いはA2B型の水素吸蔵合金を製造するべく、メカニ
カルアロイング用のミルポットに、無電解ニッケルメッ
キ液とA元素の粉末を投入して、該ミルポットを高速回
転させることによりメカニカルアロイング処理を施し、
AB5型或いはA2B型の水素吸蔵合金粉末を得るもので
ある。
【0006】上記第1の水素吸蔵合金の製造方法におい
ては、ミルポットが高速回転することによって、A元素
の粉末の粒子表面にニッケルのメッキ層が形成されると
共に、これらの粒子どうしが衝突することによって、A
B5型或いはA2B型の非晶質の水素吸蔵合金粉末が得ら
れる。ここでメカニカルアロイング処理はニッケルメッ
キ液中で行なわれるので、合金表面が空気と触れる虞れ
はなく、合金の酸化が防止される。又、ミルポットから
取り出す際の酸化も防止される。
ては、ミルポットが高速回転することによって、A元素
の粉末の粒子表面にニッケルのメッキ層が形成されると
共に、これらの粒子どうしが衝突することによって、A
B5型或いはA2B型の非晶質の水素吸蔵合金粉末が得ら
れる。ここでメカニカルアロイング処理はニッケルメッ
キ液中で行なわれるので、合金表面が空気と触れる虞れ
はなく、合金の酸化が防止される。又、ミルポットから
取り出す際の酸化も防止される。
【0007】本発明に係る第2の水素吸蔵合金の製造方
法は、B元素にニッケルを含むAB5型或いはA2B型の
水素吸蔵合金粉末を作製した後、メカニカルアロイング
用のミルポットに、無電解ニッケルメッキ液と前記水素
吸蔵合金粉末を投入して、該ミルポットを高速回転させ
ることによりメカニカルアロイング処理を施すものであ
る。
法は、B元素にニッケルを含むAB5型或いはA2B型の
水素吸蔵合金粉末を作製した後、メカニカルアロイング
用のミルポットに、無電解ニッケルメッキ液と前記水素
吸蔵合金粉末を投入して、該ミルポットを高速回転させ
ることによりメカニカルアロイング処理を施すものであ
る。
【0008】上記第2の水素吸蔵合金の製造方法におい
ては、メカニカルアロイング処理によって、水素吸蔵合
金粉末の粒子表面にニッケルのメッキ層が形成され、こ
れらの粒子どうしが衝突することによって、合金組成に
変化が生じ、ニッケル量の多い表層部が形成されること
になる。この表層部は触媒として作用し、水素吸蔵合金
の活性化を促す。
ては、メカニカルアロイング処理によって、水素吸蔵合
金粉末の粒子表面にニッケルのメッキ層が形成され、こ
れらの粒子どうしが衝突することによって、合金組成に
変化が生じ、ニッケル量の多い表層部が形成されること
になる。この表層部は触媒として作用し、水素吸蔵合金
の活性化を促す。
【0009】具体的構成において、A元素は、Ca、M
g、La、及びMmの中から選ばれる1或いは複数の元
素であり、B元素は、ニッケル或いは、その一部をC
r、Zn、Co、Mn、Al及びFeの中から選ばれる
1或いは複数の元素で置換したものである。この様に、
B元素としてのニッケルの一部を他の元素で置換するこ
とによって、合金の酸化及び分解が抑制され、水素吸蔵
合金のサイクル寿命が向上する。
g、La、及びMmの中から選ばれる1或いは複数の元
素であり、B元素は、ニッケル或いは、その一部をC
r、Zn、Co、Mn、Al及びFeの中から選ばれる
1或いは複数の元素で置換したものである。この様に、
B元素としてのニッケルの一部を他の元素で置換するこ
とによって、合金の酸化及び分解が抑制され、水素吸蔵
合金のサイクル寿命が向上する。
【0010】又、具体的構成において、メカニカルアロ
イング処理によって得られた合金粉末に焼結処理を施
す。メカニカルアロイング処理によって得られる水素吸
蔵合金は非晶質の合金となるが、その後の焼結処理によ
って合金の結晶化が促される。この結果、合金組成の均
質化が図られ、水素吸放出サイクルに伴う合金の相分離
が起こり難くなって、サイクル寿命が向上する。
イング処理によって得られた合金粉末に焼結処理を施
す。メカニカルアロイング処理によって得られる水素吸
蔵合金は非晶質の合金となるが、その後の焼結処理によ
って合金の結晶化が促される。この結果、合金組成の均
質化が図られ、水素吸放出サイクルに伴う合金の相分離
が起こり難くなって、サイクル寿命が向上する。
【0011】更に具体的構成において、無電解ニッケル
メッキ液には、還元剤が含まれている。該具体的構成に
おいては、仮に水素吸蔵合金が酸化される要因が存在し
たとしても、還元剤が酸化されることによって、水素吸
蔵合金の酸化が防止される。
メッキ液には、還元剤が含まれている。該具体的構成に
おいては、仮に水素吸蔵合金が酸化される要因が存在し
たとしても、還元剤が酸化されることによって、水素吸
蔵合金の酸化が防止される。
【0012】
【発明の効果】本発明に係る水素吸蔵合金の製造方法に
よれば、メカニカルアロイング処理において合金が酸化
される虞れがないので、所期の水素吸収特性を有する水
素吸蔵合金が得られる。
よれば、メカニカルアロイング処理において合金が酸化
される虞れがないので、所期の水素吸収特性を有する水
素吸蔵合金が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面に沿って具体的に説明する。本発明に係る水素
吸蔵合金の製造方法は、図1に示す従来より公知の高速
遊星ミル(1)を用いて、ボールミリングによるメカニカ
ルアロイングを行なうものである。即ち、回転テーブル
(10)上に設置されたZrO2製のミルポット(2)中に、
ZrO2製のボール(4)を複数個投入すると共に、無電
解ニッケルメッキ液とCa粉末若しくはMg粉末との混
合物(5)を投入する。ここで、無電解ニッケルメッキ液
としては、塩化ニッケル、次亜リン酸ナトリウム及び塩
化アンモニウムを含む水溶液を採用する。尚、ミルポッ
ト(2)の開口部には、Oリング(図示省略)を介して蓋
(3)が固定されており、ポット内部は液密状態となって
いる。
き、図面に沿って具体的に説明する。本発明に係る水素
吸蔵合金の製造方法は、図1に示す従来より公知の高速
遊星ミル(1)を用いて、ボールミリングによるメカニカ
ルアロイングを行なうものである。即ち、回転テーブル
(10)上に設置されたZrO2製のミルポット(2)中に、
ZrO2製のボール(4)を複数個投入すると共に、無電
解ニッケルメッキ液とCa粉末若しくはMg粉末との混
合物(5)を投入する。ここで、無電解ニッケルメッキ液
としては、塩化ニッケル、次亜リン酸ナトリウム及び塩
化アンモニウムを含む水溶液を採用する。尚、ミルポッ
ト(2)の開口部には、Oリング(図示省略)を介して蓋
(3)が固定されており、ポット内部は液密状態となって
いる。
【0014】図中に矢印で示す様に、回転テーブル(10)
を60〜340rpmの速度で回転させると同時に、ミ
ルポット(2)を120〜680rpmの速度で回転させ
ることによって、Ca若しくはMg粒子の表面にニッケ
ルのメッキ層が形成されると共に、これらの粒子どうし
が衝突することによって、CaNi5合金若しくはMg2
Ni合金の粉末が得られる。その後、ミルポット(2)か
ら水素吸蔵合金粉末を取り出して、これに水洗及び乾燥
を施す。
を60〜340rpmの速度で回転させると同時に、ミ
ルポット(2)を120〜680rpmの速度で回転させ
ることによって、Ca若しくはMg粒子の表面にニッケ
ルのメッキ層が形成されると共に、これらの粒子どうし
が衝突することによって、CaNi5合金若しくはMg2
Ni合金の粉末が得られる。その後、ミルポット(2)か
ら水素吸蔵合金粉末を取り出して、これに水洗及び乾燥
を施す。
【0015】又、本発明に係る他の水素吸蔵合金の製造
方法は、従来と同様の工程によってCaNi5合金若し
くはMg2Ni合金の粉末を作製した後、図1に示すミ
ルポット(2)中に、無電解ニッケルメッキ液及びボール
(4)と共に投入して、該ミルポットを高速回転させる。
これによって、CaNi5合金若しくはMg2Ni合金の
粒子表面にニッケルのメッキ層が形成され、これらの粒
子どうしが衝突することによって、合金組成に変化が生
じ、ニッケル量の多い表層部が形成されることになる。
その後、ミルポット(2)から水素吸蔵合金粉末を取り出
して、これに水洗及び乾燥を施す。
方法は、従来と同様の工程によってCaNi5合金若し
くはMg2Ni合金の粉末を作製した後、図1に示すミ
ルポット(2)中に、無電解ニッケルメッキ液及びボール
(4)と共に投入して、該ミルポットを高速回転させる。
これによって、CaNi5合金若しくはMg2Ni合金の
粒子表面にニッケルのメッキ層が形成され、これらの粒
子どうしが衝突することによって、合金組成に変化が生
じ、ニッケル量の多い表層部が形成されることになる。
その後、ミルポット(2)から水素吸蔵合金粉末を取り出
して、これに水洗及び乾燥を施す。
【0016】尚、上記製造方法において、水素吸蔵合金
のA元素としてのCa若しくはMgに代えて、LaやM
m(ミッシュメタル)を採用することが可能である。又、
B元素としてのニッケルは、その一部をCr、Zn、C
o、Mn、Al或いはFeで置換することも可能であ
る。
のA元素としてのCa若しくはMgに代えて、LaやM
m(ミッシュメタル)を採用することが可能である。又、
B元素としてのニッケルは、その一部をCr、Zn、C
o、Mn、Al或いはFeで置換することも可能であ
る。
【0017】
【実施例】実施例1 本発明合金の作製 Mgの粉末10gと無電解ニッケルメッキ液45gを、
ZrO2ボールと共にZrO2ミルポットに投入する。こ
こで、無電解ニッケルメッキ液は、塩化ニッケル15
g、次亜リン酸ナトリウム5g及び塩化アンモニウム2
5gを含む水溶液である。そして、ミルポットの蓋を閉
じ、液密状態とする。続いてミルポットを600rpm
の速度で1時間回転させ、メカニカルアロイングを施
す。これによって、Mg2Ni合金の粉末(粒径:5〜1
0μm)が得られることになる。その後、外気中にて、
ミルポットから合金粉末を取り出し、これに水洗及び乾
燥を施した後、外径20mm、長さ110mmの測定容
器に収容する。
ZrO2ボールと共にZrO2ミルポットに投入する。こ
こで、無電解ニッケルメッキ液は、塩化ニッケル15
g、次亜リン酸ナトリウム5g及び塩化アンモニウム2
5gを含む水溶液である。そして、ミルポットの蓋を閉
じ、液密状態とする。続いてミルポットを600rpm
の速度で1時間回転させ、メカニカルアロイングを施
す。これによって、Mg2Ni合金の粉末(粒径:5〜1
0μm)が得られることになる。その後、外気中にて、
ミルポットから合金粉末を取り出し、これに水洗及び乾
燥を施した後、外径20mm、長さ110mmの測定容
器に収容する。
【0018】 比較用合金の作製 Mgの粉末9.1gとNiの粉末10.9g(何れも粒径
50乃至100μm)を混合し、これをZrO2ボールと
共に、ZrO2ミルポットに投入する。そして、ミルポ
ット内をアルゴンガス雰囲気として、ミルポットの蓋を
閉じ、液密状態とする。ミルポットを600rpmの速
度で1時間回転させ、メカニカルアロイングを施す。こ
れによって、Mg2Ni合金の粉末(粒径:5〜10μ
m)が得られることになる。その後、アルゴンガス雰囲
気のグローブボックス内でミルポットからMg2Ni合
金粉末を取り出し、これを外径20mm、長さ110m
mの測定容器に収容する。
50乃至100μm)を混合し、これをZrO2ボールと
共に、ZrO2ミルポットに投入する。そして、ミルポ
ット内をアルゴンガス雰囲気として、ミルポットの蓋を
閉じ、液密状態とする。ミルポットを600rpmの速
度で1時間回転させ、メカニカルアロイングを施す。こ
れによって、Mg2Ni合金の粉末(粒径:5〜10μ
m)が得られることになる。その後、アルゴンガス雰囲
気のグローブボックス内でミルポットからMg2Ni合
金粉末を取り出し、これを外径20mm、長さ110m
mの測定容器に収容する。
【0019】 試験 上記測定容器に収容された比較用合金及び本発明合金に
対し、下記表1に記載の条件で活性化を施した後、水素
吸収量及び酸素含有量を測定した。
対し、下記表1に記載の条件で活性化を施した後、水素
吸収量及び酸素含有量を測定した。
【0020】
【表1】
【0021】表1において、水素吸収量は、250℃、
20atmの水素を水素吸蔵合金に印加したときの水素
吸収量を表わしている。又、酸素含有量は、合金中の酸
素含有量を酸素分析によって測定したものである。表1
から明らかな様に、本発明合金では、比較用合金よりも
低い真空引き温度と印加圧力の下、比較用合金と同じ時
間で活性化が終了(水素吸収量が飽和した状態)してい
る。そして、本発明合金では、比較用合金よりも大きな
水素吸収量が得られ、然も、酸素含有量は大幅に減少し
ている。
20atmの水素を水素吸蔵合金に印加したときの水素
吸収量を表わしている。又、酸素含有量は、合金中の酸
素含有量を酸素分析によって測定したものである。表1
から明らかな様に、本発明合金では、比較用合金よりも
低い真空引き温度と印加圧力の下、比較用合金と同じ時
間で活性化が終了(水素吸収量が飽和した状態)してい
る。そして、本発明合金では、比較用合金よりも大きな
水素吸収量が得られ、然も、酸素含有量は大幅に減少し
ている。
【0022】この様に、本発明合金において充分な水素
吸収量が得られていることから、無電解ニッケルメッキ
液を用いたメカニカルアロイングによって、水素吸蔵合
金であるMg2Ni合金が生成されることが裏付けられ
る。即ち、メカニカルアロイングによって、Mg粒子の
表面にニッケルメッキ層が形成され、これらの粒子どう
しが衝突して、Mg2Ni合金が得られるのである。
吸収量が得られていることから、無電解ニッケルメッキ
液を用いたメカニカルアロイングによって、水素吸蔵合
金であるMg2Ni合金が生成されることが裏付けられ
る。即ち、メカニカルアロイングによって、Mg粒子の
表面にニッケルメッキ層が形成され、これらの粒子どう
しが衝突して、Mg2Ni合金が得られるのである。
【0023】本発明合金において酸素含有量が大幅に減
少しているのは、メカニカルアロイング処理がニッケル
メッキ液中で行なわれることによって、合金表面が空気
と触れることがなく、合金の酸化が防止されるためであ
る。又、空気中でミルポットから取り出す際にも酸化が
防止されるからである。又、無電解ニッケルメッキ液
に、還元剤である次亜リン酸ナトリウムが含まれている
ため、この次亜リン酸ナトリウムが酸化されることによ
って、水素吸蔵合金の酸化が確実に防止される。
少しているのは、メカニカルアロイング処理がニッケル
メッキ液中で行なわれることによって、合金表面が空気
と触れることがなく、合金の酸化が防止されるためであ
る。又、空気中でミルポットから取り出す際にも酸化が
防止されるからである。又、無電解ニッケルメッキ液
に、還元剤である次亜リン酸ナトリウムが含まれている
ため、この次亜リン酸ナトリウムが酸化されることによ
って、水素吸蔵合金の酸化が確実に防止される。
【0024】実施例2 本発明合金の作製 CaNi5合金を得るべく、Caの粉末とNiの粉末を
秤量混合し、これを高周波誘導溶解によって溶融せしめ
て、CaNi5合金塊を作製する。そして、この合金塊
を粒径5〜10μmに粉砕して、CaNi5合金の粉末
を得る。この様にして得られたCaNi5合金の粉末1
0gと無電解ニッケルメッキ液21gを、ZrO2ボー
ルと共にZrO2ミルポットに投入する。ここで、無電
解ニッケルメッキ液は、塩化ニッケル7g、次亜リン酸
ナトリウム2g及び塩化アンモニウム12gを含む水溶
液である。そして、ミルポットの蓋を閉じ、液密状態と
する。続いてミルポットを600rpmの速度で1時間
回転させ、メカニカルアロイングを施す。その後、外気
中にて、ミルポットから合金粉末を取り出し、これに水
洗及び乾燥を施した後、外径20mm、長さ110mm
の測定容器に収容する。
秤量混合し、これを高周波誘導溶解によって溶融せしめ
て、CaNi5合金塊を作製する。そして、この合金塊
を粒径5〜10μmに粉砕して、CaNi5合金の粉末
を得る。この様にして得られたCaNi5合金の粉末1
0gと無電解ニッケルメッキ液21gを、ZrO2ボー
ルと共にZrO2ミルポットに投入する。ここで、無電
解ニッケルメッキ液は、塩化ニッケル7g、次亜リン酸
ナトリウム2g及び塩化アンモニウム12gを含む水溶
液である。そして、ミルポットの蓋を閉じ、液密状態と
する。続いてミルポットを600rpmの速度で1時間
回転させ、メカニカルアロイングを施す。その後、外気
中にて、ミルポットから合金粉末を取り出し、これに水
洗及び乾燥を施した後、外径20mm、長さ110mm
の測定容器に収容する。
【0025】 比較用合金の作製 上記本発明合金と同様に、Caの粉末とNiの粉末を秤
量混合し、これを高周波誘導溶解によって溶融せしめ
て、CaNi5合金塊を作製する。そして、この合金塊
を5〜10μmに粉砕した後、外径20mm、長さ11
0mmの測定容器に収容する。
量混合し、これを高周波誘導溶解によって溶融せしめ
て、CaNi5合金塊を作製する。そして、この合金塊
を5〜10μmに粉砕した後、外径20mm、長さ11
0mmの測定容器に収容する。
【0026】 試験 上記測定容器に収容された比較用合金及び本発明合金に
対し、下記表2に記載の条件で活性化を施した。
対し、下記表2に記載の条件で活性化を施した。
【0027】
【表2】
【0028】表2から明らかな様に、本発明合金では、
比較用合金よりも低い真空引き温度、2分の1の印加圧
力の下、比較用合金の2分の1の時間で活性化が終了し
ている。
比較用合金よりも低い真空引き温度、2分の1の印加圧
力の下、比較用合金の2分の1の時間で活性化が終了し
ている。
【0029】この様に、本発明合金において、比較用合
金よりも活性化が容易となっているのは、本発明のメカ
ニカルアロイング処理によって、CaNi5合金の粒子
表面にニッケルのメッキ層が形成され、これらの粒子ど
うしが衝突することによって、合金組成に変化が生じ、
ニッケル量の多い表層部が形成されるからであり、この
表層部が触媒として作用し、CaNi5合金の活性化を
促すのである。
金よりも活性化が容易となっているのは、本発明のメカ
ニカルアロイング処理によって、CaNi5合金の粒子
表面にニッケルのメッキ層が形成され、これらの粒子ど
うしが衝突することによって、合金組成に変化が生じ、
ニッケル量の多い表層部が形成されるからであり、この
表層部が触媒として作用し、CaNi5合金の活性化を
促すのである。
【0030】実施例3 本発明合金の作製 CaNi4.8M0.2合金(M:Fe、Cr、Cu、Zn、
Mn、Al、又はCo)の粉末10gと、無電解ニッケ
ルメッキ液21gを、ZrO2ボールと共にZrO2ミル
ポットに投入する。ここで、無電解ニッケルメッキ液
は、塩化ニッケル7g、次亜リン酸ナトリウム2g及び
塩化アンモニウム12gを含む水溶液である。そして、
ミルポットの蓋を閉じ、液密状態とする。続いてミルポ
ットを600rpmの速度で20分間回転させ、メカニ
カルアロイングを施す。その後、外気中にて、ミルポッ
トから合金粉末を取り出し、これに水洗及び乾燥を施し
た後、外径20mm、長さ110mmの測定容器に収容
する。
Mn、Al、又はCo)の粉末10gと、無電解ニッケ
ルメッキ液21gを、ZrO2ボールと共にZrO2ミル
ポットに投入する。ここで、無電解ニッケルメッキ液
は、塩化ニッケル7g、次亜リン酸ナトリウム2g及び
塩化アンモニウム12gを含む水溶液である。そして、
ミルポットの蓋を閉じ、液密状態とする。続いてミルポ
ットを600rpmの速度で20分間回転させ、メカニ
カルアロイングを施す。その後、外気中にて、ミルポッ
トから合金粉末を取り出し、これに水洗及び乾燥を施し
た後、外径20mm、長さ110mmの測定容器に収容
する。
【0031】 比較用合金の作製 CaNi5合金の粉末10gと、無電解ニッケルメッキ
液21gを、ZrO2ボールと共にZrO2ミルポットに
投入する。ここで、無電解ニッケルメッキ液は、塩化ニ
ッケル7g、次亜リン酸ナトリウム2g及び塩化アンモ
ニウム12gを含む水溶液である。そして、ミルポット
の蓋を閉じ、液密状態とする。続いてミルポットを60
0rpmの速度で20分間回転させ、メカニカルアロイ
ングを施す。その後、外気中にて、ミルポットから合金
粉末を取り出し、これに水洗及び乾燥を施した後、外径
20mm、長さ110mmの測定容器に収容する。
液21gを、ZrO2ボールと共にZrO2ミルポットに
投入する。ここで、無電解ニッケルメッキ液は、塩化ニ
ッケル7g、次亜リン酸ナトリウム2g及び塩化アンモ
ニウム12gを含む水溶液である。そして、ミルポット
の蓋を閉じ、液密状態とする。続いてミルポットを60
0rpmの速度で20分間回転させ、メカニカルアロイ
ングを施す。その後、外気中にて、ミルポットから合金
粉末を取り出し、これに水洗及び乾燥を施した後、外径
20mm、長さ110mmの測定容器に収容する。
【0032】 試験 上記測定容器に収容された比較用合金及び本発明合金に
対し、下記表3に記載の条件で活性化を施し、その後、
下記表4に記載の水素吸収放出条件で寿命試験を行なっ
た。その結果を下記表5に示す。
対し、下記表3に記載の条件で活性化を施し、その後、
下記表4に記載の水素吸収放出条件で寿命試験を行なっ
た。その結果を下記表5に示す。
【0033】
【表3】
【0034】
【表4】
【0035】
【表5】
【0036】表5において、維持率は、水素吸放出サイ
クルの初期における水素吸収量を1としたときの、10
0サイクル後の水素吸収量の比を表わしている。表5か
ら明らかな様に、ニッケルの一部を他の元素で置換する
ことによって維持率が改善されている。これは、ニッケ
ルの一部を他の元素で置換することによって、水素吸蔵
合金の水素吸放出における酸化及び分解が抑制され、サ
イクル寿命が向上するためである。
クルの初期における水素吸収量を1としたときの、10
0サイクル後の水素吸収量の比を表わしている。表5か
ら明らかな様に、ニッケルの一部を他の元素で置換する
ことによって維持率が改善されている。これは、ニッケ
ルの一部を他の元素で置換することによって、水素吸蔵
合金の水素吸放出における酸化及び分解が抑制され、サ
イクル寿命が向上するためである。
【0037】実施例4 本発明合金の作製 CaNi5合金の粉末10gと、無電解ニッケルメッキ
液21gを、ZrO2ボールと共にZrO2ミルポットに
投入する。ここで、無電解ニッケルメッキ液は、塩化ニ
ッケル7g、次亜リン酸ナトリウム2g及び塩化アンモ
ニウム12gを含む水溶液である。そして、ミルポット
の蓋を閉じ、液密状態とする。続いてミルポットを60
0rpmの速度で1時間回転させ、メカニカルアロイン
グを施す。その後、外気中にて、ミルポットから合金粉
末を取り出し、これに水洗及び乾燥を施した後、該合金
粉末をペレット状に成形し、該ペレットに対し、不活性
ガス雰囲気中で800℃、2時間の焼結処理を施す。こ
の様にして得られた焼結合金ペレットを、外径20m
m、長さ110mmの測定容器に収容する。
液21gを、ZrO2ボールと共にZrO2ミルポットに
投入する。ここで、無電解ニッケルメッキ液は、塩化ニ
ッケル7g、次亜リン酸ナトリウム2g及び塩化アンモ
ニウム12gを含む水溶液である。そして、ミルポット
の蓋を閉じ、液密状態とする。続いてミルポットを60
0rpmの速度で1時間回転させ、メカニカルアロイン
グを施す。その後、外気中にて、ミルポットから合金粉
末を取り出し、これに水洗及び乾燥を施した後、該合金
粉末をペレット状に成形し、該ペレットに対し、不活性
ガス雰囲気中で800℃、2時間の焼結処理を施す。こ
の様にして得られた焼結合金ペレットを、外径20m
m、長さ110mmの測定容器に収容する。
【0038】 比較用合金の作製 CaNi5合金の粉末10gと、無電解ニッケルメッキ
液21gを、ZrO2ボールと共にZrO2ミルポットに
投入する。ここで、無電解ニッケルメッキ液は、塩化ニ
ッケル7g、次亜リン酸ナトリウム2g及び塩化アンモ
ニウム12gを含む水溶液である。そして、ミルポット
の蓋を閉じ、液密状態とする。続いてミルポットを60
0rpmの速度で1時間回転させ、メカニカルアロイン
グを施す。その後、外気中にて、ミルポットから合金粉
末を取り出し、これに水洗及び乾燥を施した後、外径2
0mm、長さ110mmの測定容器に収容する。
液21gを、ZrO2ボールと共にZrO2ミルポットに
投入する。ここで、無電解ニッケルメッキ液は、塩化ニ
ッケル7g、次亜リン酸ナトリウム2g及び塩化アンモ
ニウム12gを含む水溶液である。そして、ミルポット
の蓋を閉じ、液密状態とする。続いてミルポットを60
0rpmの速度で1時間回転させ、メカニカルアロイン
グを施す。その後、外気中にて、ミルポットから合金粉
末を取り出し、これに水洗及び乾燥を施した後、外径2
0mm、長さ110mmの測定容器に収容する。
【0039】 試験 上記測定容器に収容された比較用合金及び本発明合金に
対し、下記表6に記載の条件で活性化を施し、その後、
下記表7に記載の水素吸収放出条件で寿命試験を行なっ
た。その結果を下記表8に示す。
対し、下記表6に記載の条件で活性化を施し、その後、
下記表7に記載の水素吸収放出条件で寿命試験を行なっ
た。その結果を下記表8に示す。
【0040】
【表6】
【0041】
【表7】
【0042】
【表8】
【0043】表8から明らかな様に、焼結合金では維持
率が向上している。これは、メカニカルアロイング処理
によって作製された非晶質の合金粉末が、その後の焼結
処理によって、合金組成の均質化が図られ、水素吸放出
サイクルに伴う合金の相分離が起こり難くなって、サイ
クル寿命が向上したものである。
率が向上している。これは、メカニカルアロイング処理
によって作製された非晶質の合金粉末が、その後の焼結
処理によって、合金組成の均質化が図られ、水素吸放出
サイクルに伴う合金の相分離が起こり難くなって、サイ
クル寿命が向上したものである。
【0044】上記実施の形態及び実施例の説明は、本発
明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記
載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきで
はない。又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、
特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可
能であることは勿論である。
明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記
載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきで
はない。又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、
特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可
能であることは勿論である。
【図1】本発明のメカニカルアロイング処理工程を表わ
す一部破断斜視図である。
す一部破断斜視図である。
(1) 高速遊星ミル (10) 回転テーブル (2) ミルポット (3) 蓋 (4) ボール (5) 無電解ニッケルメッキ液と水素吸蔵合金粉末の混
合物
合物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米津 育郎 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 西尾 晃治 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 B元素にニッケルを含むAB5型或いは
A2B型の水素吸蔵合金の製造方法であって、メカニカ
ルアロイング用のミルポットに、無電解ニッケルメッキ
液とA元素の粉末を投入して、該ミルポットを高速回転
させることによりメカニカルアロイング処理を施し、A
B5型或いはA2B型の水素吸蔵合金粉末を得ることを特
徴とする水素吸蔵合金の製造方法。 - 【請求項2】 B元素にニッケルを含むAB5型或いは
A2B型の水素吸蔵合金粉末を作製した後、メカニカル
アロイング用のミルポットに、無電解ニッケルメッキ液
と前記水素吸蔵合金粉末を投入して、該ミルポットを高
速回転させることによりメカニカルアロイング処理を施
すことを特徴とする水素吸蔵合金の製造方法。 - 【請求項3】 A元素は、Ca、Mg、La、及びMm
の中から選ばれる1或いは複数の元素であり、B元素
は、ニッケル或いは、その一部をCr、Zn、Co、M
n、Al及びFeの中から選ばれる1或いは複数の元素
で置換したものである請求項1又は請求項2に記載の水
素吸蔵合金の製造方法。 - 【請求項4】 メカニカルアロイング処理によって得ら
れた合金粉末に焼結処理を施す請求項1乃至請求項3の
何れかに記載の水素吸蔵合金の製造方法。 - 【請求項5】 無電解ニッケルメッキ液には、還元剤が
含まれている請求項1乃至請求項4の何れかに記載の水
素吸蔵合金の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9046267A JPH10237564A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 水素吸蔵合金の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9046267A JPH10237564A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 水素吸蔵合金の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10237564A true JPH10237564A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=12742454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9046267A Pending JPH10237564A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 水素吸蔵合金の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10237564A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1225647A2 (en) * | 2001-01-17 | 2002-07-24 | Nisshinbo Industries, Inc. | Active electrode compositions for secondary lithium batteries and carbonaceous material powder mixture for electrical double-layer capacitors |
KR101101243B1 (ko) | 2009-07-27 | 2012-01-04 | 한국수력원자력 주식회사 | 고속 기계적 밀링장치를 이용한 나노 세라믹 분산강화 합금/금속 분말의 제조방법 및 이에 따라 제조되는 나노 세라믹 분산강화 합금/금속 분말 |
-
1997
- 1997-02-28 JP JP9046267A patent/JPH10237564A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1225647A2 (en) * | 2001-01-17 | 2002-07-24 | Nisshinbo Industries, Inc. | Active electrode compositions for secondary lithium batteries and carbonaceous material powder mixture for electrical double-layer capacitors |
EP1225647A3 (en) * | 2001-01-17 | 2005-05-11 | Nisshinbo Industries, Inc. | Active electrode compositions for secondary lithium batteries and carbonaceous material powder mixture for electrical double-layer capacitors |
KR101101243B1 (ko) | 2009-07-27 | 2012-01-04 | 한국수력원자력 주식회사 | 고속 기계적 밀링장치를 이용한 나노 세라믹 분산강화 합금/금속 분말의 제조방법 및 이에 따라 제조되는 나노 세라믹 분산강화 합금/금속 분말 |
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