JPH10236132A - 空気通路用ドア装置 - Google Patents

空気通路用ドア装置

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JPH10236132A
JPH10236132A JP4262997A JP4262997A JPH10236132A JP H10236132 A JPH10236132 A JP H10236132A JP 4262997 A JP4262997 A JP 4262997A JP 4262997 A JP4262997 A JP 4262997A JP H10236132 A JPH10236132 A JP H10236132A
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door
opening
outer edge
air
outside air
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JP4262997A
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Isao Yamada
功 山田
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外気口3、内気口4およびこれら両開口部を
開閉する内外気切替ドア5を有する自動車用空調装置の
内外気切替箱1において、ドアパッキングを厚くしたり
ドア面積を小型化すること無くドア遮蔽時の打音を低減
する。 【解決手段】 ドア5は、剛性の高いポリプロピレンか
らなるドア本体部50と、ドア本体部50に溶着され弾
性を有する発泡ウレタンからなるパッキング52とを備
えてなっていおり、パッキング外縁521はドア本体部
外縁501に対して外側に位置するように設けられてい
る。外気口3遮蔽時(イ)には、外気口外縁3aはドア
本体部外縁501の内側に位置し、内気口4遮蔽時
(ロ)には、内気口外縁4aはドア本体部外縁501と
パッキング外縁521との間に位置するようになってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気通路に設けら
れ空気が導入される開口部とこの開口部を開閉する開閉
ドアとを有する空気通路用ドア装置に関するものであ
り、特に自動車用空調装置の内外気切替箱に設けられる
内外気切替ドアに用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の空気通路用ドア装置とし
て、実公昭62−33605号公報に記載のものがあ
る。これは、自動車用空調装置の内外気切替箱に用いら
れる内外気切替ドアに関するものである。この内外気切
替箱は、空調装置のエアコンユニット内の送風機上流に
設置されており、内外気切替箱のケース(ユニットケー
ス)には2つの開口部が形成されている。
【0003】そして、これら開口部のうち、片方は車室
外の空気を車室へ導入(外気モード)する時には外気が
導入される外気口として、他方は車室内の空気を再循環
(内気モード)させる時には内気が導入される内気口と
して構成されている。さらに、ケース内部には開閉ドア
として内外気切替ドアが設置されており、内気モード時
には外気口を遮蔽(シール)し外気モード時には内気口
を遮断するようになっている。
【0004】この内外気切替ドアには、平板状のドア本
体部の両面の外周縁部にシール部としてパッキング(弾
性シール材)が貼付けられており、このパッキングの外
縁はドア本体部の外縁に一致して位置している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の空気通
路用ドア装置において、開口部の遮蔽(シール)を行う
時(モード切替時)には、ドアが回動して、ドア本体部
がパッキングを介してケース開口部の開口縁部に衝突す
ることとなる。この時、パッキングは、剛性の高いドア
本体部と開口縁部との間で圧縮変形するが、パッキング
の反発力が高く、その変形によるのみでは衝突時のケー
スへの衝撃力は十分吸収されない。このため、打音が発
生するという問題が生じている。
【0006】打音低減のためには、パッキングの板厚を
厚くして緩衝効果を高めたり、ドア面積等の小型化いわ
ゆる打音発生源の小型化を行うこと等が考えられる。し
かし、前者はパッキング体格の大型化につながり、後者
は開口面積の縮小につながるため両者とも適策ではな
い。本発明は上記点に鑑みて、空気通路に設けられ空気
が導入される開口部とこの開口部を開閉する開閉ドアと
を有する空気通路用ドア装置において、ドアパッキング
を厚くしたりドア面積を小型化すること無くドア遮蔽時
の打音を低減することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、以下の技術的手段を採用する。すなわち、請
求項1の発明によれば、空気通路に設けられ空気が導入
される開口部(3、4)と、開口部(3、4)を開閉す
る開閉ドア(5)とを有する空気通路用ドア装置におい
て、開閉ドア(5)は、剛性の高い材料にて平板状に成
形されたドア本体部(50)と、このドア本体部(5
0)に設けられ弾性を有する材料からなるシール部(5
2)とを備えており、シール部(52)は、シール部外
縁(521)がドア本体部外縁(501)に対して外側
に位置するように設けられており、開口部(3、4)が
開閉ドア(5)によって遮蔽された時に、遮蔽された開
口部(3、4)の外縁(4a)がドア本体部外縁(50
1)とシール部外縁(521)との間に位置するように
なっていることを特徴とする。
【0008】それによって、開口部(3、4)が開閉ド
ア(5)によって遮蔽される際に、シール部(52)の
うちドア本体部外縁(501)よりはみ出した部位が開
口部(3、4)の開口縁部に衝突することとなる。この
時、シール部(52)の上側はドア本体部(50)によ
って押さえられていないので、圧縮変形に加え、たわみ
変形も発生するため緩衝効果が大きくなる。
【0009】よって、ドアパッキングを厚くすることな
く、また、ドア本体部(50)からシール部(52)を
はみ出させているためドア面積を小型化すること無く、
ドア遮蔽時の打音を低減できる。また、請求項1の発明
の空気通路用ドア装置は、請求項2のように、開口部
は、第1の開口部(3)および第2の開口部(4)の2
つからなり、これら第1の開口部(3)および第2の開
口部(4)を交互に切替えて開閉する開閉ドア(5)を
有するものに対しても用いることができる。
【0010】この場合には、第1の開口部(3)および
第2の開口部(4)の一方の開口部あるいは両方の開口
部が、前記開閉ドア(5)によって遮蔽された時に、遮
蔽された開口部の外縁(4a)がドア本体部外縁(50
1)とシール部外縁(521)との間に位置するように
なっていれば、一方の開口部あるいは両方の開口部にお
いて、上記の打音低減効果が達成できる。
【0011】本発明は、具体的には、請求項3のように
2つの開口部として外気口(3)および内気口(4)と
を備え、開閉ドアとして内外気切替ドア(5)を有する
自動車用空調装置の内外気切替箱として用いることがで
きる。そして、請求項4の発明によれば、請求項3の内
外気切替箱において、内気導入時には、内外気切替ドア
(5)によって遮蔽された外気口(3)の外縁(3a)
が、ドア本体部外縁(501)とシール部外縁(52
1)との間に位置し、外気導入時には、内外気切替ドア
(5)によって遮蔽された内気口(4)の外縁(4a)
が、ドア本体部外縁(501)よりも内側に位置するこ
とを特徴とする。
【0012】それによって、外気口(3)を遮蔽(内気
導入時)した内外気切替ドア(5)に走行ラム圧が印加
されても、外気口(3)全面を覆っているドア部分は剛
性の高いドア本体部(50)であるため、ラム圧によっ
て内外気切替ドア(5)は変形せず外気もれを起こすこ
とがなくなり、外気もれによる冷房能力低下等の不具合
が防止される。
【0013】また、外気口(3)の遮断時には、従来と
同じくドア本体部(50)がシール部(52)を介して
開口縁部に衝突するが、最大冷房能力が必要となる内気
口(4)と比べ、外気口(3)はその開口面積を小さく
することができる。そのため、外気口(3)の外縁(3
a)をドアの回転軸側とすることで、外気口(3)の外
縁(3a)と衝突部分のドア回動速度は緩やかにするこ
とができ、打音はそれほど問題にならない。一方、内気
口(4)の遮蔽時には、上記請求項1の発明と同様に打
音低減効果が得られる。
【0014】さらに、請求項5のように、請求項4の内
外気切替ドア(5)において、シール部(52)が、ド
ア本体部(50)の平板面のうち外気口(3)側の面に
のみ設けた構成とすれば、請求項4と同等の効果が得ら
れることに加えて、シール部(52)に用いられる部品
数が低減できコストダウンにつながる。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1は、本発明の第1実施形態に係る
空気通路用ドア装置の全体構成を示す断面図である。こ
れは、本発明の空気通路用ドア装置を自動車用空調装置
の内外気切替箱に適用したものである。図1中、符号1
は内外気切替箱であり、2はこの内外気切替箱1の樹脂
製のユニットケースである。
【0016】ユニットケース2には上面部に1つ、下面
部に1つ、それぞれ開口部が形成されている。上面側開
口部は、車室外の空気を車室へ導入(外気モード)する
時には外気が導入される外気口3として構成されてい
る。一方、下面側開口部は、車室内の空気を再循環(内
気モード)させる時には内気が導入される内気口4とし
て構成されている。
【0017】なお、外気口3は内気口4よりも開口面積
は小さい。これは、最大冷房能力を実現するときには、
内気口4から内気を導入するが、その内気の風量確保の
ためである。ユニットケース2内にはドア(開閉ドア)
5が収納されており、ドア5は、内気モード時には内気
口4を開き外気口3を遮蔽(シール)するように位置
(図1の(イ))し、外気モード時には外気口3を開き
内気口4を遮断するように位置(図1の(ロ))する内
外気切替ドアとして機能するようになっている。
【0018】以上のユニットケース2、外気口3、内気
口4およびドア5によって空気通路用ドア装置としての
内外気切替箱1が構成され、この内外気切替箱1によっ
て、乗員の選択に応じて外気モードと内気モードとが切
り替え可能となっている。尚、内外気切替箱1の詳細に
ついては後述する。また、ユニットケース2内のドア5
下流には、蒸発器6および図示しない温度作動式の膨張
弁とが収納されており、クーラユニット7を構成してい
る。クーラユニット7は、高圧液冷媒が膨張弁(図示し
ない)にて減圧され、蒸発器6へ送られて蒸発潜熱を空
気から吸熱して空気を冷却、除湿するようになってい
る。
【0019】また、ユニットケース2のクーラユニット
7下流にはケース2aが接続され、ケース2a内には、
送風機として電動式のファン8が収納されている。さら
に、図1中は省略しているが、ケース1b内のファン8
下流には、ヒータコア、エアミックスドア、吹出モード
切替ドア等が収納されており、ヒータユニットを構成し
ている。このヒータユニットは、温風と冷風をミックス
して空調風温度を制御する温度制御機能および吹出モー
ドを調節する配風機能を有している。
【0020】尚、クーラユニット7は、ユニットケース
2内に設置されていなくともよく、ケース2a内のファ
ン8とヒータユニット(図示しない)との間に設けられ
ていてもよい。次に、図1〜図3を参照して、空気通路
用ドア装置としての内外気切替箱1について詳細に述べ
る。
【0021】図2(a)は、ドア5を図1におけるA方
向(内気口4のケース外側方向)からみた正面図であ
り、図2(b)はドア5の側面図である。また、図3
(a)は内気口4がドア5によって遮蔽された状態(内
気口遮蔽時、図1の(ロ))を図1におけるA方向から
みたものであり、図3(b)は図3(a)のB−B断面
図である。
【0022】ドア5は、剛性の高い材料(本実施形態で
はポリプロピレン等の樹脂)からなる矩形平板状のドア
本体部50およびこのドア本体部50の端部に一体成形
された円筒形状の回転軸51を有している。さらに、ド
ア本体部50の外気口3側の面にのみ、シール部である
パッキング52が設けられている。ドア5の回転軸51
は、ユニットケース2内壁に設けられた取付け穴(図示
しない)に嵌合支持されて回転摺動可能となっており、
ドア5全体を回動させるようになっている。そして、こ
のドア5は、本例においては手動操作機構によって操作
されるようになっている。
【0023】パッキング52は、厚さは6mm程度であ
り、弾性を有するゴムや樹脂材料(本実施形態では発泡
ウレタン)からなり、ドア5の成形と同時に組み付ける
ことによって、ドア本体部50のうち外気口3側の面の
外周縁部に溶着されている。そして、図2(a)に示す
ように、パッキング外縁521は、ドア本体部外縁50
1よりも外側に位置しており、そのはみ出し幅は10m
m程度である。また、パッキング内縁522は、ドア本
体部外縁501よりも内側に位置している。
【0024】そして、図3(a)に示すように、遮蔽時
の内気口外縁4aは、ドア本体部外縁501よりも外側
で、且つ、パッキング外縁521よりも内側に位置する
ようになっている。さらに、図1および図3(b)に示
すように、内気口4の外周縁部はユニットケース2の内
部に向かって折り曲げられて張出部を形成しており、こ
の張出部の先端部が内気口外縁4aとして構成されてい
る。そして、内気口4遮断時(図1(ロ))には、内気
口外縁4aはドア本体部外縁501とパッキング外縁5
21との間に位置しており、パッキング52と内気口外
縁4aとが接してシールされるようになっている。
【0025】なお、回転軸51側においては張出部がド
ア5の受け部となり、張出部とドア本体部50とが密着
してシールされるようになっている。このため、回転軸
51側のドア本体部50はパッキング52を設けること
なく、シールできるようになっている。一方、図1に示
すように、外気口3のユニットケース2の内部側の開口
縁部には、三角状に突出した三角リブが設けられ、外気
口3の外縁3aを形成している。また、この外縁3aか
らは、ユニットケース2外側に向かって張出部3bが張
り出して形成されており、この張出部3bに図示しない
外気導入ダクトが取り付けられ、ダクトから外気が外気
口3に導入されるようになっている。そして、外気口遮
蔽時(図1の(イ))には、外気口外縁3aは、ドア本
体部外縁501内側に収まるように位置するようになっ
ている。
【0026】上記したドア本体部外縁501、パッキン
グ外縁521、外気口外縁3aおよび内気口外縁4aの
位置関係についてまとめると、パッキング外縁521が
もっとも外側に位置し、続いて内気口外縁4a、ドア本
体部外縁501、外気口外縁3aの順となっている。次
に、上記構成において本発明の要部である内外気切替箱
1の作用について述べる。乗員が手動操作することによ
って、ドア5が回動し内外気各モードの切替が行われ
る。
【0027】外気口遮蔽時(内気モード時)には、ドア
5は外気口3遮蔽位置(図1(イ))に向かって回動
し、ドア本体部50と外気口3の外縁3aとがパッキン
グ52を介して衝突する。そして、パッキング52がド
ア本体部50によって押さえられるので外気口3はシー
ルされる。この時、パッキング52は弾性変形するた
め、ドア5の操作においてリンクばらつきが生じても確
実にシールが行われる。
【0028】また、外気口3遮蔽中は、ドア5には、外
気口3を通して走行時のラム圧がか印加されドア5を押
し開けようとするが、パッキング52はシール剛性の高
いドア本体部50によって外気口3の開口縁部に押さえ
つけられているため、ドア5がたわむことはなく、外気
漏れによる冷房能力低下、外気臭侵入等の不具合が防止
される。
【0029】一方、内気口遮蔽時(外気モード時)に
は、ドア5は内気口4遮蔽位置(図1(ロ))に向かっ
て回動する。そして、内気口外縁4aがドア本体部外縁
501とパッキング外縁521との間に位置するため、
図3(b)に示すように、パッキング52が張出部の先
端部である内気口外縁4aに衝突する。この時、パッキ
ング52が圧縮およびたわみ変形して内気口4はシール
される。尚、パッキング52はドア本体部50に溶着さ
れているため、内気口外縁4aとの衝突によって剥がれ
ることはない。
【0030】尚、内気口4遮蔽中は、内気口4からはド
ア5を押し開くようにはラム圧はかからないので、パッ
キング52のみで十分シールすることができる。また、
回転軸51側においては回動速度が小さいため、内気口
外縁(張出部)4aとドア本体部50とが衝突しても打
音は問題とならない。ところで、本実施形態では、外気
口遮蔽時には、ドア5は外気口3遮蔽位置(図1
(イ))に向かって回動するが、最大冷房能力が必要と
なる内気口4に比べ外気口3は小さいため、外気口3の
外縁3aとの衝突部分のドアの回動半径は小さく、ドア
速度は遅く衝突は緩やかになる。
【0031】さらに、上述したように、外気口3の張出
部3bに図示しない外気導入ダクトが取り付けられてい
るので、外気口3遮蔽時にドア5が外気口3の外縁3a
へ衝突しても、開口縁部のケース板は外気導入ダクトに
よって支えられて衝撃は緩和される。そのため、外気口
遮蔽時(内気モード時)の打音はさほど問題にならな
い。
【0032】一方、内気口遮断時には、ドア5の先端で
衝突するため、回動半径が大きく衝突速度が大きくな
る。さらに、外気口3とは異なり内気口4にはダクトは
取り付けらておらず、単に1枚のケース板に開口部を形
成したものとなる。このため、内気口遮断時の衝撃は外
気口遮断時よりも大きくなり、従来のように、ドア本体
部と内気口の開口縁部とがパッキングを介して衝突する
構成では、打音が問題となる。
【0033】本実施形態では、内気口遮蔽時には、上述
のようにパッキング52の圧縮変形に加えたわみ変形も
発生するため緩衝効果が大きくなり、ドア5のユニット
ケース2への衝突力を十分吸収でき打音が低減される。
また、本実施形態においては、たわみ変形が利用できる
ため緩衝のためにパッキングを厚くする必要がなく、ま
た、ドア本体部外縁501からパッキング外縁521を
はみ出させているためドア面積を小型化すること無く、
ドア遮蔽時の打音を低減できる。このため、パッキング
軽量化および開口部面積が十分確保される。
【0034】また、本実施形態によれば、パッキング5
2はドア本体部50の外気口3側のみで、かつ、ドア本
体部50の両面ではなく外周縁部のみに取り付けてい
る。そのため、ドア本体部50の両面および全面に取り
付ける場合に比べて、パッキング数の低減およびパッキ
ングの軽量化による部品簡素化を図ることができ、コス
トダウンを達成することができる。
【0035】以下、ドア5の構造について各種の実施形
態を示すが、主として上記第1実施形態と異なる部分に
ついて述べ、同様の部分については省略する。 (第2実施形態)図4に本実施形態に係るドア5の構成
を示すが、これは上記第1実施形態のドア本体部50の
両面にパッキング52、53を設けたものである。
【0036】上記第1実施形態とは逆に、内気口4側に
パッキング52が、そのパッキング外縁521をドア本
体部外縁501よりも外側に位置して設けられている。
そして、外気口3側にはパッキング53が、そのパッキ
ング外縁をドア本体部外縁501と一致させて設けられ
ている。それによって、パッキングによるコストダウン
効果を除いて、上記第1実施形態に記載の効果と同等の
効果が得られる。
【0037】(第3実施形態)図5は、上記第1実施形
態において、ドア5構成のうちドア本体部50およびパ
ッキング52の形状のみを変えたものである。ドア本体
部50を中空板形状とし、その代わりにシール部である
パッキング52が全面を覆う形となっている。ここで、
上記第1実施形態と同様に、遮蔽時における内気口外縁
4aはドア本体部外縁501よりも外側で、且つ、パッ
キング外縁521よりも内側に位置するようになってい
る。
【0038】それによって、パッキングによるコストダ
ウン効果を除いて、上記第1実施形態に記載の効果と同
等の効果が得られる。また、ドア本体部50が軽量、簡
素化できることによるコストダウン効果が得られる。ま
た、遮蔽時における外気口外縁3aの位置は、ドア本体
部外縁501とドア本体部内縁502との間でも、また
ドア本体部内縁503よりも内側でもよい。どちらの場
合でも、外気口3の開口縁部(シール部位)において、
パッキング52はドア本体部50によって押さえられる
ので十分に遮蔽される。
【0039】(他の実施形態)尚、本発明の空気通路用
ドア装置に係るドアは、自動車用空調装置のヒータユニ
ット内に設けられるモード切替ドア(デフロスタ部、フ
ェイス部、フット部等の各開口部の開閉ドア等)等にも
用いることができる。この場合、開口部、ドア本体部お
よびドアパッキングを上記各実施形態のように、ドアパ
ッキング外縁の内側に開口部外縁が来るように、さらに
開口部外縁の内側にドア本体部外縁が来るように構成す
れば、上記と同様の打音低減効果が得られる。
【0040】また、上記各実施形態においてドア5のド
ア本体部50および回転軸51は鉄材等の金属部材であ
ってもよいし、ドア本体部50とパッキング(シール
部)は一体成形でもよく、ドアの材質や形状は種々変更
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における空気通路用ドア
装置の全体構成断面図である。
【図2】(a)は上記第1実施形態に用いられるドアの
正面図、(b)はこのドアの側面図である。
【図3】(a)は上記第1実施形態の空気通路用ドア装
置を図1のA方向からみた構成図であり、(b)は
(a)のB−B断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態に用いられるドアの断面
図である。
【図5】本発明の第3実施形態に用いられるドアの斜視
構成図である。
【符号の説明】
1…内外気切替箱、2…ユニットケース、3…外気口、
4…内気口、5…ドア、50…ドア本体部、52…パッ
キング、501…ドア本体部外縁、521…パッキング
外縁。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気通路に設けられ空気が導入される開
    口部(3、4)と、 前記開口部(3、4)を開閉する開閉ドア(5)とを有
    する空気通路用ドア装置において、 前記開閉ドア(5)は、剛性の高い材料にて平板状に成
    形されたドア本体部(50)と、このドア本体部(5
    0)に設けられ弾性を有する材料からなるシール部(5
    2)とを備えており、 前記シール部(52)は、シール部外縁(521)がド
    ア本体部外縁(501)に対して外側に位置するように
    設けられており、 前記開口部(3、4)が前記開閉ドア(5)によって遮
    蔽された時に、遮蔽された前記開口部(3、4)の外縁
    (4a)が前記ドア本体部外縁(501)と前記シール
    部外縁(521)との間に位置するようになっているこ
    とを特徴とする空気通路用ドア装置。
  2. 【請求項2】 前記開口部は第1の開口部(3)および
    第2の開口部(4)の2つからなり、 前記開閉ドア(5)は、前記第1の開口部(3)および
    前記第2の開口部(4)を交互に開閉するものであり、 前記第1の開口部(3)および前記第2の開口部(4)
    の少なくとも一方の開口部は、前記開閉ドア(5)によ
    って遮蔽された時に、遮蔽された開口部の外縁(4a)
    が前記ドア本体部外縁(501)と前記シール部外縁
    (521)との間に位置するようになっていることを特
    徴とする1に記載の空気通路用ドア装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の開口部は、自動車用空調装置
    の内外気切替箱のユニットケース(2)に設けられ、車
    室外の外気が導入される外気口(3)であり、 前記第2の開口部は、自動車用空調装置の内外気切替箱
    のユニットケース(2)に設けられ、車室内の内気が導
    入される内気口(4)であり、 前記開閉ドアは、前記ユニットケース(2)内に設置さ
    れ内気導入時には前記外気口(3)を遮蔽し外気導入時
    には前記内気口(4)を遮断する内外気切替ドア(5)
    であることを特徴とする請求項2に記載の空気通路用ド
    ア装置。
  4. 【請求項4】 内気導入時には、前記内外気切替ドア
    (5)によって遮蔽された前記外気口(3)の外縁(3
    a)が、前記ドア本体部外縁(501)と前記シール部
    外縁(521)との間に位置し、 外気導入時には、前記内外気切替ドア(5)によって遮
    蔽された前記内気口(4)の外縁(4a)が、前記ドア
    本体部外縁(501)よりも内側に位置することを特徴
    とする請求項3に記載の空気通路用ドア装置。
  5. 【請求項5】 前記シール部(52)が、前記ドア本体
    部(50)の平板面のうち前記外気口(3)側の面にの
    み設けられていることを特徴とする請求項4に記載の空
    気通路用ドア装置。
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