JPH0999725A - 自動車用空調装置 - Google Patents

自動車用空調装置

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JPH0999725A
JPH0999725A JP7256614A JP25661495A JPH0999725A JP H0999725 A JPH0999725 A JP H0999725A JP 7256614 A JP7256614 A JP 7256614A JP 25661495 A JP25661495 A JP 25661495A JP H0999725 A JPH0999725 A JP H0999725A
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case
heater
door
air passage
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和彦 梶野
Yoshinari Kageme
吉成 影目
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勝美 井川
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00664Construction or arrangement of damper doors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車用空調装置の小型化を図る。 【解決手段】 空気流路を形成するケース2内にスライ
ド式ドア12を摺動可能に設け、このスライド式ドア1
2を、ヒータコア4の空気通路4aおよび冷風通路5を
横断するように摺動させて、ヒータコア4と冷風通路5
への風量割合を調整する。ケース2内において、蒸発器
3の上方部位に送風機6を設けるとともに、ケース2内
において、ヒータコア4および冷風通路5の空気下流側
で、ヒータコア4の上方部位にロータリ式ドア15を回
動可能に設ける。このロータリ式ドア15により複数の
吹出空気通路(17、18、19)を選択的に連通させ
て、吹出モードの切替を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却器部分と加熱
器部分とを1つの共通のケース内に収納するようにした
コンパクトな自動車用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開平6−71222号公報等に
おいて、送風空気を冷却する冷却器の空気下流側に、送
風空気を加熱する加熱器およびこの加熱器と並列に冷風
通路を設けるとともに、この加熱器への空気通路および
冷風通路を横断してスライド式ドアを摺動可能に設け、
このスライド式ドアの摺動位置により、加熱器と冷風通
路への風量割合を調整して、吹出空気温度を調整するす
るようにした自動車用空調装置が提案されている。
【0003】この従来装置では、スライド式ドアにより
風量割合が調整された冷風と温風を混合した後、複数の
吹出モード選択ドアにより選択された所定の吹出空気通
路から車室内へ空気を吹き出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来装置で
は、スライド式ドアは加熱器への空気通路および冷風通
路を横断する方向に摺動するものであるため、通常の回
動式板状ドアに比して設置スペースを大幅に縮小できる
長所を有している反面、吹出モード切替ドアは複数の回
動式板状ドアにて構成しているので、この吹出モード切
替ドアの設置スペースがどうしても大きくなるという問
題があった。
【0005】それ故、冷却器部分と加熱器部分とを1つ
の共通のケース内に収納することが可能であっても、送
風機部は上記ケースの外部へ別ユニットとして設置せざ
るを得ない。本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
吹出モード切替ドア部を含めた全体形状を極めてコンパ
クトにまとめることができる自動車用空調装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、以下の技術的手段を採用する。請求項1〜
7記載の発明では、空気流路を形成するケース(2)内
にスライド式ドア(12)を摺動可能に設け、このスラ
イド式ドア(12)を、加熱器(4)の空気通路(4
a)および冷風通路(5)を横断するように摺動させ
て、加熱器(4)と冷風通路(5)への風量割合を調整
するとともに、前記ケース(2)内において、加熱器
(4)および冷風通路(5)の空気下流側にロータリ式
ドア(15)を回動可能に設け、このロータリ式ドア
(15)には、円弧面状の周壁部(150c)およびこ
の周壁部(150c)を貫通して空気を流す空気開口
(150d、151a)を備え、前記ケース(2)にお
いて、前記ロータリ式ドア(15)の円弧面状の周壁部
(150c)が回動する領域に開口するように複数の吹
出空気通路(17、18、19)を設け、この複数の吹
出空気通路(17、18、19)を前記ロータリ式ドア
(15)の前記空気開口(150d、151a)と選択
的に連通させて、前記空気開口(150d、151a)
からの空気を車室内へ吹き出すようにした自動車用空調
装置を特徴としている。
【0007】このように、加熱器(4)の空気通路(4
a)および冷風通路(5)を横断する方向に摺動するス
ライド式ドア(12)を用いて、この両通路部における
ドア設置スペースを縮小できると同時に、吹出モードの
切替部も1つのロータリ式ドア(15)を用いて構成で
き、やはりドア設置スペースを著しく縮小できる。その
結果、空調ユニットの吹出モード切替ドア部を含めた全
体形状を極めてコンパクトにまとめることができ、軽自
動車のように車室内スペースの制約が大きい車両におい
ても空調ユニット設置が容易になるとともに、空調ユニ
ットのコンパクト化により車室内スペースを他機器設置
のために有効活用できる。
【0008】また、請求項2記載の発明では、前記ケー
ス(2)を車室内計器盤部の車両幅方向の略中央部に配
置し、冷却器(3)を前記ケース(2)内で、車両前方
側に配置し、加熱器(4)を前記ケース(2)内で、車
両後方側に配置し、冷風通路(5)を加熱器(4)の上
方部位に配置し、スライド式ドア(12)を冷却器
(3)と加熱器(4)との間で上下方向に摺動させるこ
とを特徴としている。
【0009】従って、空調ユニットを車室内略中央部に
配置する場合に、車両前後方向に冷却器(3)、スライ
ド式ドア(12)、加熱器(4)の順にこれら三者を小
さいスペース内に圧縮して配置することが可能となり、
特に車両前後方向のスペースの確保しにくい軽自動車に
おいても、センター置き空調ユニットの搭載が容易とな
る。
【0010】また、請求項3記載の発明では、前記ケー
ス(2)内において、冷却器(3)の上方部位に、冷却
器(3)の空気上流側に空気を送風する送風機(6)を
配置したことを特徴としている。これにより、冷却器
(3)部分および加熱器(4)部分に送風機(6)をも
一体化した空調ユニットを提供でき、空調ユニットのよ
り一層の小型化と、部品点数減少によるコスト低減を図
ることができる。
【0011】また、請求項4記載の発明では、前記ケー
ス(2)内において、加熱器(4)および冷風通路
(5)の上方部位に、ロータリ式ドア(15)を配置
し、加熱器(4)からの温風および冷風通路(5)から
の冷風をロータリ式ドア(15)において混合するよう
にしたことを特徴としている。従って、ロータリ式ドア
(15)を設置しても、空調ユニットの車両前後方向寸
法がほとんど増加せず、空調ユニットの小型化にとっ
て、非常に有利である。しかも、加熱器(4)からの温
風および冷風通路(5)からの冷風をロータリ式ドア
(15)の部分で混合することができ、冷風と温風の混
合を良好に行うことができる。
【0012】また、請求項5記載の発明では、スライド
式ドア(12)を、ロータリ式ドア(15)と加熱器
(4)との間に配置された駆動リンク機構(14)にて
上下方向に摺動するようにしたことを特徴としている。
従って、スライド式ドア(12)と冷却器(3)とのク
リアランスを必要最小限に縮小でき、かつ、リンク機構
(14)を、ケース(2)内に内蔵することができ、ケ
ース(2)外部にリンク機構(14)の設置スペースを
確保する必要もない。その結果、空調ユニットをより一
層小型化できる。
【0013】また、請求項6記載の発明では、ロータリ
式ドア(15)を、円弧面状の周壁部(150c)を有
するドア本体(150)と、このドア本体(150)の
外面側に設けられ、可撓性を有するフィルム状部材(1
51)とから構成し、このフィルム状部材(151)お
よび前記ドア本体(150)に、空気開口(150d、
151a)を備え、フィルム状部材(151)が空気開
口(150d)を通して受ける空気の風圧により複数の
吹出空気通路(17、18、19)の周縁部に圧接する
ことを特徴としている。
【0014】従って、柔軟なフィルム状部材(151)
を風圧により弾性変形させて、複数の吹出空気通路(1
7、18、19)の周縁部に圧接させることにより、ロ
ータリ式ドア(15)によるシール効果を十分高めるこ
とができる。また、請求項7記載の発明では、スライド
式ドア(12)に、開口(24a〜24d)を有する支
持部材(21)と、この支持部材(21)の空気下流側
に支持部材(21)と一体に移動可能に設けられ、かつ
可撓性を有するフィルム部材(22)と、支持部材(2
1)を上下方向に移動させるように支持部材(21)の
動きを案内する案内機構(32、33)とを備え、フィ
ルム部材(22)は支持部材(21)の開口(24a〜
24d)を通して受ける空気の風圧により加熱器(4)
の空気通路開口部(9)および前記冷風通路(5)の開
口部(8)の周縁部に圧接することを特徴としている。
【0015】従って、スライド式ドア(12)において
も、前記ロータリ式ドア(15)と同様に、フィルム部
材(22)を風圧により両開口部(8、9)の周縁部に
圧接させて、シール効果を十分高めることができる。な
お、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記
載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。図1、2において、1は自動車用空
調装置のうち、車室内計器盤の下方部に設置される空調
ユニットで、本例では車両幅方向の略中央部に空調ユニ
ット1が配設されている。この空調ユニット1はポリプ
ロピレン等の樹脂で成形されたケース2を有している。
【0017】このケース2はその内部に空気流路を形成
するとともに、後述する熱交換器等の機器類を収納して
いる。また、ケース2は周知のように複数(通常は2
個)の分割ケース体に分割されており、後述の機器類を
収納した後に適宜の結合手段にて複数の分割ケース体を
一体に結合する構造となっている。3はこのケース2内
の車両前方側の下方部位に配設された蒸発器であり、こ
の蒸発器3は図示しない圧縮機,凝縮器,受液器,減圧
器とともに周知の冷凍サイクルを構成するものであっ
て、ケース2内の空気を除湿冷却する冷却器として作用
するものである。なお、冷凍サイクルの圧縮機は電磁ク
ラッチ(図示せず)を介して自動車エンジンにより駆動
される。
【0018】4はケース2内の車両後方側の下方部位に
配設されたヒータコアであり、従ってヒータコア4は蒸
発器3の空気下流側に配設されている。このヒータコア
4は自動車エンジンの冷却水を熱源として空気を加熱す
る加熱器であり、上記蒸発器3にて冷却された冷風を再
加熱するものである。また、ケース2内には、蒸発器3
で冷却された冷風がヒータコア4をバイパスして流れる
冷風通路5が蒸発器3の空気下流側の上方側部位(ヒー
タコア4の上方側部位)に形成されている。一方、ケー
ス2内において、蒸発器3の上方部位に送風機6が配設
されている。この送風機6は、遠心多翼ファン6aと、
ファン駆動用モータ6bと、スクロールケーシング6c
とを有する周知のものである。
【0019】図1において、遠心多翼ファン6aの軸方
向左側の端部に、送風機6の空気吸入口(図示せず)が
設置されており、この空気吸入口には内外気切替箱7を
介して空気が導入されるようになっている。この内外気
切替箱7はケース2と一体に構成されており、その上部
端面には外気を導入するための外気導入口7aが開口し
ており、また内外気切替箱7の下方の斜面部には車室内
空気(内気)を導入するための内気導入口7bが開口し
ている。
【0020】そして、内外気切替箱7の内部には、上記
外気導入口7aと内気導入口7bを切替開閉する内外気
切替ドア7cが軸7dを中心として回動可能に設置され
ている。一方、ケース2内で、蒸発器3の空気下流側部
位において、冷風通路5とヒータコア4への加熱用通路
4aのそれぞれの入口部には、冷風通路5に蒸発器3を
通過した空気を送るための冷風用開口部8と、加熱用通
路4aに蒸発器3を通過した空気を送るための加熱用開
口部9とが形成されている。
【0021】冷風用開口部8および加熱用開口部9は、
図2に示すように上下方向に延びる同一平面P上に開口
しており、ケース2の内側壁から突出した突出壁部10
とケース2内の略中央部に位置する仕切壁11とにより
構成されている。そして、これらの冷風用開口部8およ
び加熱用開口部9は、図2中矢印A方向から見ると開口
形状が略長方形状で、上下方向に並列に形成されてい
る。
【0022】仕切壁11は、前記両開口部8、9の中間
部位から空気下流側に向かって斜め上方に延びるように
形成されており、冷風通路5と加熱用通路4aとを区画
するためのものである。これによって、加熱用開口部9
からヒータコア4側の加熱用通路4aに取り入れられた
空気は、全てヒータコア4に送られるようになってい
る。また、逆に冷風用開口部8から冷風通路5に取り入
れられた空気は、全てヒータコア4を迂回するようにな
っている。
【0023】蒸発器3の空気下流側で、冷風用開口部8
と加熱用開口部9の空気上流側には、蒸発器3を通過し
た空気のうち、冷風通路5と加熱用通路4aのそれぞれ
に送られる空気量を調節するスライド式ドア12が配設
されている。なお、このスライド式ドア12の詳細は、
後述する。冷風通路5および加熱用通路4aの空気下流
側部位には、この冷風通路5と加熱用通路4aとを通過
した冷風および温風を混合させるエアミックスチャンバ
ー部(冷温風混合空間)13が設けられている。このエ
アミックスチャンバー部13にて冷風通路5を流れる冷
風と、加熱用通路4aを流れる温風とが混合されること
で、所望の空調風温度を得ることができる。
【0024】そして、ケース2内の空間のうち、冷風通
路5から上記エアミックスチャンバー部13に至る部位
には、前記スライド式ドア12を作動させるリンク機構
14が配設されており、このリンク機構14の詳細は、
スライド式ドア12と同様に後で詳しく説明する。ケー
ス2内において、ヒータコア4の上方側に位置するエア
ミックスチャンバー部13には吹出モード切替用のロー
タリドア15が軸16を中心として回動可能に配設され
ている。このロータリドア15の外周側のドア回動領域
には、フェイス吹出空気通路17とデフロスタ吹出空気
通路18とフット吹出空気通路19が設けられている。
【0025】フェイス吹出空気通路17は車室内の乗員
の上半身に向かって空調風を吹き出すためのフェイス吹
出口(図示せず)に接続されるものであり、デフロスタ
吹出空気通路18は車両のフロントガラスの内面に向か
って空調風を吹き出すためのデフロスタ吹出口(図示せ
ず)に接続されるものであり、フット吹出空気通路19
は乗員の下半身に向かって空調風を吹き出すためのフッ
ト吹出口20に接続されている。
【0026】上記吹出モード切替用のロータリドア15
の詳細は後述する。なお、前記した冷風用開口部8およ
び加熱用開口部9が開口している平面Pは、垂直線に対
して所定角度だけ傾斜して形成されている。この平面P
の傾斜方向はこの平面Pの上方側が蒸発器3側へ接近す
る方向に傾斜している。従って、スライド式ドア12は
その上方側が蒸発器3側へ傾斜した状態で、上下方向に
摺動するように構成されている。ここで、平面Pおよび
スライド式ドア12の傾斜角度は、ドア12の設置スペ
ースの制約、蒸発器3で発生する凝縮水の排水性等を考
慮して、5〜30°程度の範囲に設定することが好まし
い。
【0027】また、空調ユニット1のケース2におい
て、蒸発器3の下方部位には、この蒸発器3で発生する
凝縮水を排水する排水口3aが一体成形で設けられてい
る。そして、スライド式ドア12の下方部位のケース底
面には、前記排水口3aに向かって低下する傾斜面3b
が一体成形で設けられている。次に、上述のスライド式
ドア12およびリンク機構14について詳しく説明す
る。図3にスライド式ドア12の分解図を示す。図4に
スライド式ドア12の組付図を示す。図5にスライド式
ドア12がケース2内に取り付けられた取付図を示す。
【0028】スライド式ドア12は、支持部材21と、
この支持部材21の空気下流側の一平面部21aを覆う
ように配設されるフィルム部材22とからなる。支持部
材21は、例えばポリプロピレンなどの樹脂材にて、外
形が略長方形状に形成されている。そして、支持部材2
1には、図3に示すように4つの貫通穴(開口)24a
〜24dが形成されていることから、支持部材21は、
田の字のような枠体状を呈し、十字状の支持部21bを
有している。
【0029】支持部材21の両端部(図3中手前側と奥
側における両端部)には、その全長にわたって前記一平
面部21aから略垂直方向に折れ曲がった取付部25
a、25bが一体形成されている。そして、この取付部
25aおよび25bの外面には、それぞれ等間隔に突出
した複数(図示の例では3個)の円柱状の突起部26が
一体形成されている。これら取付部25a、25bは、
後述するが、フィルム部材22を支持部材21に取り付
けるためのものである。これら取付部25a、25bは
図2、5に示すようにスライド式ドア12の上端部およ
び下端部に形成されている。
【0030】一方、図3左右方向における支持部材21
の両端面には、この両端面から突出し、支持部材21を
ケース2内に移動可能に保持するための円柱状の保持部
32がそれぞれ複数個(2個)一体形成されている。さ
らに、支持部材21の支持部21bの上面(図2では冷
風通路5側に臨んでいる面)には、U形状に形成された
係合溝23aを有するレバー片23が形成されている。
このレバー片23は図3に示すように支持部材21の空
気下流側の一平面部21aから冷風通路5側へ突出する
ように形成されている。
【0031】フィルム部材22は、可撓性(柔軟性)が
あって、通気性がなく、しかも摩擦抵抗が小さい樹脂材
料で形成することが好ましい。具体的には、例えば厚さ
75μmのポリエチレンテレフタレートで成形された樹
脂フィルムからなり、略長方形状を呈している。ここ
で、フィルム部材22の大きさについて述べると、フィ
ルム部材22の幅Zは、支持部材21の幅Wと同等とな
っている。一方、フィルム部材22の高さYは、支持部
材21の高さXと、取付部25a、25bの幅(図3中
Vで示す幅の2倍)とを合わせた寸法よりも所定量大き
く設定されている。
【0032】フィルム部材22の両端部には、支持部材
21に形成された複数の突起部26と同じ等間隔に複数
の取付穴28が形成されている。また、フィルム部材2
2には、上述のレバー片23が挿入される挿入穴30が
形成されている。このようなフィルム部材22を支持部
材21を取り付けるには、先ずフィルム部材22の一端
側に等間隔に並んだ3つの取付穴28を、支持部材21
の一端側の突起部26に嵌合(または遊嵌)させる。そ
の後、支持部材21のレバー片23を挿入穴30に挿入
させながら、他端側の3つの取付穴28を反対側の突起
部26に嵌合(または遊嵌)させる。
【0033】そして、例えば加熱装置(図示しない)に
て突起部26を溶融させることで、支持部材21の取付
部25a、25bにフィルム部材22を熱溶着させる。
これにより、フィルム部材22が支持部材21に固定さ
れる。図4はこのフィルム部材22が支持部材21に固
定された後の状態を示す。そして、上述したようにZ=
Wの関係にフィルム部材22の幅Zを設定しているか
ら、図4に示すように支持部材21とフィルム部材22
の左右方向の幅(図4中Eで示す幅)は両者とも同一と
なり、丁度重なり合う。一方、図4中上下方向の高さ
(図4中Fで示す寸法)は、フィルム部材22の寸法の
方が大きいことから、支持部材21の平面部21aとフ
ィルム部材22との間に空間ができるようにフィルム部
材22が撓んだ状態となる。
【0034】ここで、支持部材21およびフィルム部材
22のケース2内への取付構造を簡単に説明する。図2
に示す樹脂製のケース2は、紙面表側と紙面裏側とで2
つに分割されたケース体を金属クリップ、ねじ止め等の
手段にて一体に結合することにより構成されており、そ
してこのケース2の各分割ケース体の内壁には、図5に
示すように断面長穴形状のガイド溝33がケース2の上
下方向に形成されている。図5には、このガイド溝33
として図2中紙面裏側に位置するものが1箇所のみ示さ
れているが、実際には、このガイド溝33はケース2の
各分割ケース体の内壁の対向する部位に2箇所設けられ
ている。
【0035】また、このガイド溝33は、その溝の延在
方向がケース2内を流れる空気流れ方向に対し略垂直方
向に設定されているが、冷風用開口部8および加熱用開
口部9が開口した平面Pと平行に設定する必要があるの
で、このガイド溝33も前記平面Pと同じ傾斜角でもっ
て蒸発器3側へ傾斜して形成されている。また、このガ
イド溝33の形成位置は、冷風用開口部8および加熱用
開口部9の空気上流側で、これら開口部の近傍に形成さ
れている。
【0036】そして、この支持部材21の保持部32
を、一方のケース体のガイド溝33内に挿入し、さらに
反対側の保持部32を他方のケース体のガイド溝33内
に挿入し、2つのケース体によって支持部材21が挟み
込まれるようにして支持部材21をケース2内に収納す
るとともに、ガイド溝33の延在方向に支持部材21を
摺動可能に保持する。
【0037】この収納状態では、支持部材21の一平面
部21aの延在方向が、ケース2内を流れる空気流れ方
向と略垂直(換言すれば、空気流れを横断する方向)と
なるように配置され、支持部材21がガイド溝33に沿
って移動することから、常に支持部材21は、このガイ
ド溝33の延在方向に移動することになる。また、図5
に示すように取付部25a、25bは、支持部材21の
移動方向の両端側に位置させるようにしてある。
【0038】次に、前述したリンク機構14を図5に基
づいて詳しく説明する。リンク機構14は、両端がケー
ス2に回動可能に支持される駆動軸37を有し、この駆
動軸37はポリプロピレンなどの樹脂材より形成されて
いる。この駆動軸37はケース2内のエアミックスチャ
ンバー部13に水平方向(車両左右方向)に延びるよう
にして配設されている。この駆動軸37には、レバー片
35の一端側が一体に連結されており、そしてこのレバ
ー片35は駆動軸37の部位から支持部材21のレバー
片23側へ向かって延びるように配設されている。この
レバー片35の他端側には円柱状の係合部36が一体形
成されており、この係合部36は支持部材21のレバー
片23の係合溝23aと回動可能に係合するようになっ
ている。
【0039】また、駆動軸37の一端側(図5の左側)
はケース2内で外部へ突出しないようにしてケース壁面
に回動可能に支持されているが、他端側はケース2の外
部に突出し、この駆動軸37を駆動する駆動手段として
の駆動レバー27が連結されている。以上の構成によ
り、駆動軸37を回転させるに伴って、一体にレバー片
35も回転し、レバー片35の係合部36の位置が図5
の上下方向に移動する。この係合部36の移動によっ
て、支持部材21がレバー片23を介して上下方向の力
を受けてガイド溝33に沿い図5の上下方向(ケース2
内を流れる空気流れ方向に対し略垂直な方向)に移動す
るようになっている。。
【0040】なお、前記した駆動レバー27の駆動機構
は周知のものでよく、車室内計器盤部に設けられる空調
制御パネル(図示せず)の手動操作レバー(温度調節用
操作レバー)に加わる手動操作力をコントロールケーブ
ルを介して駆動レバー27に伝達することより、駆動レ
バー27を回動させる機構とする。あるいは、空調用制
御装置により自動制御されるサーボモータなどのアクチ
ュエータにより駆動レバー27を回動させるようにして
もよい。
【0041】次に、吹出モード切替用ロータリ式ドア1
5の詳細について、図6〜図9により説明する。このロ
ータリ式ドア15は、ロータリドア本体150とフィル
ム部材151とを具備して構成されている。このうちロ
ータリドア本体150は、例えば樹脂材料からなり、図
6乃至図8に示すように、2枚のほぼ半円形の端板部1
50a、150bと円弧面状をなす周壁部150cとを
一体に有するいわば縦割りの半円筒状をなしている。
【0042】また、前記端板部150a、150bに
は、周壁部150cの円弧の曲率中心に位置して、軸方
向外側に突出する軸16、16が一体に設けられてい
る。そして、前記周壁部150cには、図8等に示すよ
うに、軸方向に長細い4個の開口部150dが周方向に
並んでほぼ等間隔に形成されている。これにて、周壁部
150cは、周方向両端部の2か所及び各開口部150
d同士間の3か所に軸方向に延びる細長いリブを有し、
残りのほとんどの部分が開口した形態とされている。
【0043】また、図6に示すように、ロータリドア本
体150には、周壁部150cの周方向両端の縁辺部か
ら内径側に延びて、後述するフィルム部材151を取付
けるための取付部150e、150eが一体成形されて
いる。これら取付部150e、150eには、図6及び
図8に一部を示すように、いくつかの突起150f及び
嵌合孔150gが一体形成されている。
【0044】一方、フィルム部材151は、スライド式
ドア12のフィルム部材22と同様のものであり、可撓
性(柔軟性)があって、通気性がなく、しかも摩擦抵抗
が小さい樹脂材料で成形されている。具体的には、フィ
ルム部材151は例えば厚さ75μmのポリエチレンテ
レフタレートで成形された樹脂フィルムからなる。そし
て、フィルム部材151は図9に示すように、前記ロー
タリドア本体150の周壁部150cの軸方向寸法とほ
ぼ同等の幅寸法Mを有する全体として矩形状に形成され
ている。
【0045】そして、このフィルム部材151の長さL
方向途中部位には、幅M方向に並んで複数個の通風口1
51aが形成されている。本例では、各通風口151a
はほぼ六角形状に形成されている。また、このフィルム
部材151の長さL方向の両端部分(図9で左右の縁辺
部)には、それぞれ複数個の取付用孔151bが形成さ
れている。この取付用孔151bとして、具体的には、
前記取付部150eの突起150fに嵌合する円形孔
と、そのとき前記嵌合孔150gにラップする長孔とが
交互に形成されている。
【0046】このフィルム部材151は、前記ロータリ
ドア本体150の周壁部150cの外面部分に設けられ
るのであるが、このとき、図6,図8等に示すように、
周壁部150cの外面には、周方向両端部の2か所及び
各開口部150d同士間の3か所(合計5か所)に軸方
向に延びる細長いリブ部分に位置して、軸方向に細長い
例えばウレタンフォームからなる弾性部材152が例え
ば接着により設けられている。
【0047】さらに、フィルム部材151の取付けのた
めに、この場合、図6及び図8等に示すフィルム押え板
153、153が用いられる。このフィルム押え板15
3は、前記取付部150eに対応した細長い薄板状に樹
脂材料で成形されており、その板面に、前記取付部15
0eの嵌合孔150gに抜止め状態に嵌合する嵌合爪1
53a及び、前記突起150fに嵌合する円形孔153
bを交互に有する構成となっている。
【0048】フィルム部材151をロータリドア本体1
50に取付けるにあたっては、まず、図8に示すよう
に、ロータリドア本体150の周壁部150cの外周部
に上方から被せられるようにして、フィルム部材151
の両端部を内径側に折曲げ、それぞれ取付用孔151b
(円形孔)をドア本体150の取付部150eの突起1
50fに嵌合させる。
【0049】そして、この状態で、図6等に示すよう
に、フィルム押え板153の嵌合爪153aを、取付用
孔151b(長孔)を通して取付部150eの嵌合孔1
50gに嵌込むようにしてフィルム押え板153を取付
ける。これにて、フィルム部材151は、その両端部が
取付部150eとフィルム押え板153との間に挟まれ
た状態に固定される。
【0050】このとき、前記フィルム部材151の長さ
寸法L(図9参照)は、前記弾性部材152の外周面が
形成する仮想的な周方向長さに、両端の取付けのための
折曲げ部分を加算した長さよりも若干長く構成されてお
り、これにて、フィルム部材151は、弾性部材152
によってロータリドア本体150の周壁部150cの外
周に沿うような湾曲形状に保持されると共に、若干のた
るみを存した状態に設けられるのである。
【0051】また、フィルム部材151の通風口151
aは、ロータリドア本体150の4個の開口部150d
のうち、図6に示すように、周方向左端部から時計回り
方向に2番目に位置する開口部150dにラップし、こ
の通風口150d部分にてロータリドア本体150の内
外周部が開通するようになっている。以上のように構成
されたロータリドア本体150は、両端板部150a、
150bの軸部16が、図2に示す前記各空気通路部1
7、18、19が並ぶケース2側円弧面2a(図2参
照)の曲率中心に一致するようにしてケース2の壁部に
回転可能に支持されている。
【0052】このとき、図2及び後述の図10に示すよ
うに、ロータリドア本体150の周壁部150cが各空
気通路部17、18、19に対向し、弾性部材152の
外周面が形成する仮想的な円弧面が、各空気通路部1
7、18、19の周縁部との間に微小な隙間(例えば
0.5mm程度)を存するように設定されている。そし
て、前記軸部16の一方には図示しないレバーが固着さ
れ、このレバーの端部に図示しないコントロールケーブ
ルの一端が接続され、このコントロールケーブルの他端
側は、車内に設けられた切替操作手段たる吹出モード切
替レバー(図示せず)に接続されており、これにより、
ロータリドア本体150は、吹出モード切替レバーの操
作に基づいて回転方向(図10で矢印及び方向)に
変位するようになっている。
【0053】次に、上述した構成において本実施形態の
作動について説明する。いま、送風機6を作動させる
と、内外気切替箱7から内外気切替ドア7cの操作位置
に従って内気または外気が吸入され、この吸入空気は送
風機6を経て蒸発器3に送風され、ここで冷却されて冷
風となる。次いで、この冷風はスライド式ドア12のス
ライド位置(上下方向の操作位置)に従って加熱用通路
4aと冷風通路5に分岐して流れ、加熱用通路4aに流
入した冷風はヒータコア4にて再加熱されて、温風とな
る。そして、この加熱用通路4aからの温風と冷風通路
5からの冷風は、エアミックスチャンバー部13、およ
びロータリ式ドア15部分にて混合されて所望温度の空
調風となり、しかるのち、ロータリ式ドア15にて選択
された吹出空気通路17〜19のいずれか1つまたは複
数個を通って車室内へ吹き出す。
【0054】以上は、空調装置全体の作動の概要である
ので、次に、ロータリ式ドア15による吹出モード切替
作用およびスライド式ドア12による吹出空気温度制御
作用について詳述する。最初に、吹出モード切替作用に
ついて述べると、上述のように、送風機2の作動に伴
い、送風空気(冷風、温風の混合空気)はエアミックス
チャンバー部13からロータリドア本体150の内周側
に至り、ロータリドア本体150の周壁部150cの2
番目の開口部150d及びそれにラップするフィルム部
材151の通風口151aを通って各吹出空気通路部1
7〜19から車内の各吹出口に至るようになっている。
そして、このとき、フィルム部材151は風圧によって
外周側に膨らむように張出し、閉塞すべき空気通路部1
7〜19の周縁部に圧接してシールするようになってい
る。
【0055】本実施形態では、使用者が車内の吹出モー
ド切替レバーを操作することにより、その操作力がコン
トロールケーブル及びレバーを介して直接的にロータリ
ドア本体150に伝達され、ロータリドア本体150が
図10の矢印あるいは方向に変位する。このとき、
具体的には、ロータリドア本体150が図10に示す各
位置に変位して5つの吹出モードのうちのいずれかが選
択されるのである。
【0056】即ち、吹出モード切替レバーにより「FA
CEモード」が選択されているときには、図10(a)
に示すように、フィルム部材151の通風口151aが
フェイス用空気通路部17にラップし、ドア本体150
内の空気は、矢印で示すように、フェイス用空気通路
部17を通って車内のフェイス用吹出口から乗員の上半
身に向かって吹出される。このとき、フィルム部材15
1は、風圧により外周側に膨らむように張出すことによ
り、他の空気通路部18、19の周縁部に圧接し、それ
ら空気通路部18、19を風漏れなく確実に閉塞するよ
うになっている。
【0057】図10(b)は「バイレベルモード」が選
択された際の様子を示し、ここでは、フィルム部材15
1の通風口151aが、フット用空気通路部19の一部
とフェイス用空気通路部17の一部との双方に跨がって
ラップし、ドア本体150内の空気は、矢印,で示
すように、両空気通路部17、19を通ってフット用吹
出口20(図2参照)及びフェイス用吹出口の双方から
乗員の上半身および足元部に向かって吹出される。
【0058】また、このときには、フィルム部材151
は、デフロスタ用空気通路部18の周縁部に圧接しこれ
を閉塞するようになっている。図10(c)は「FOO
Tモード」が選択された際の様子を示し、通風口151
aがフット用空気通路部19にラップし、ドア本体15
0内の空気は、矢印で示すように、フット用空気通路
部19を通ってフット用吹出口20から乗員の足元部に
向かって吹出される。また、このときには、フィルム部
材151は、他の空気通路部17、18を閉塞するよう
になっている。
【0059】図10(d)は「FOOT/DEFモー
ド」が選択された際の様子を示し、通風口151aがフ
ット用空気通路部19の一部にラップすると共に、ロー
タリドア本体150の端部がデフロスタ用空気通路部1
8の中間部に位置して、デフロスタ用空気通路部18を
開放するようになっている。これにて、ドア本体150
に向かって流れてきた空気は、矢印、で示すよう
に、両空気通路部18、19を通ってフット用吹出口2
0及びデフロスタ用吹出口の双方から吹出される。ま
た、このときには、フィルム部材151は、フェイス用
空気通路部17の周縁部に圧接しこれを閉塞するように
なっている。
【0060】図10(e)は「DEFモード」が選択さ
れた際の様子を示している。この状態では、ロータリド
ア本体150が、デフロスタ用空気通路部18部分から
矢印方向に退避した状態となり、デフロスタ用空気通
路部18部を全開するので、ドア本体150に向かって
流れてきた空気は、矢印で示すように、デフロスタ用
空気通路部18を通ってデフロスタ用吹出口から吹出さ
れる。また、このときには、フィルム部材151は、フ
ット用空気通路部19及びフェイス用空気通路部17の
周縁部に圧接しそれらを閉塞するようになっている。
【0061】このように本実施形態によれば、複数の吹
出空気通路部17、18、19の開閉を1個のロータリ
ドア本体150の回転変位により行うように構成したの
で、吹出モード切替部の構成及びそれを変位させるため
の駆動機構の簡単化を図ることができる。この場合、特
に本実施形態では、フィルム部材151を通風口151
aを有する1枚の部材から構成したので、フィルム部材
151自体やその取付構造も簡単なものとなり、さら
に、吹出モード切替レバーに接続されたコントロールケ
ーブルによりロータリドア本体150を直接的に変位さ
せるように構成したので、極めて簡単な構成でロータリ
ドア本体150を確実に回転変位させることができるも
のである。
【0062】そして、ロータリドア本体150の外面部
に設けられたフィルム部材151が風圧により吹出空気
通路部17、18、19の周縁部に圧接してシールする
ことにより、吹出空気通路部17、18、19を閉塞す
るようにしたので、吹出空気通路部17、18、19の
周縁部にフィルム部材151が密着することができ、風
洩れ防止のシール効果が高い。
【0063】さらに、フィルム部材151を風圧で圧接
させる構成であるので、摩擦力が小さくて摺動摩擦を小
さくすることができ、操作力が小さく済むとともに、摺
動音の発生を抑えることがてきる。また、ロータリドア
本体150の周壁部150cとフィルム部材151との
間に、弾性部材152を配設しているので、フィルム部
材151の形状を周壁部150cに沿う湾曲形状に保持
することができ、フィルム部材151を大きく弛んだ
り、波打ったりすることなく良好に保持できる。
【0064】次に、スライド式ドア12による吹出空気
温度制御作用について説明すると、。先ず、図2に示す
状態は、マックスホット状態(最大暖房状態)であり、
この状態では、スライド式ドア12の支持部材21およ
びフィルム部材22が最も上方に位置している。この作
動位置によりスライド式ドア12は加熱用開口部9を全
開し、冷風用開口部8を全閉する。その結果、蒸発器3
を通過して冷却された冷風が全てヒータコア4に送られ
る。この状態でのフィルム部材22の形状を図11およ
び図12に模式的に示す。
【0065】なお、図11は送風機停止時のフィルム部
材22の状態を示すもので、図12は送風機作動時のフ
ィルム部材22の状態を表すものである。図11に示す
ように送風機停止時は、フィルム部材22は自然形状を
維持し、冷風用開口部8の周縁部38とフィルム部材2
2との間には、若干ながらの隙間が存在する。しかしな
がら、図12に示すように送風機作動時においては、蒸
発器3を通過した空気(図12中矢印D)が、支持部材
21の貫通穴24a〜24dを通過してフィルム部材2
2の内面に吹き付けられ、この風圧によってフィルム部
材22が図12中左方向に膨らむように撓み、冷風用開
口部8の周縁部38の全周にわたって圧接する。
【0066】これにより、冷風用開口部8がフィルム部
材22により確実に閉塞され、閉塞のシール効果を充分
高めることができる。それ故、マックスホット時におい
て冷風用開口部8から空気が漏れだすことが無くなり、
蒸発器3を通過した冷風は、全て加熱用開口部9から加
熱用通路4aに送風されることになる。
【0067】次に、スライド式ドア12により、冷風通
路5および加熱用通路4aの双方に蒸発器3を通過した
空気が送られるエアミックス時(中間温度制御時)につ
いて、図13に基づき説明する。この場合、スライド式
ドア12の支持部材21およびフィルム部材22は、図
13に示すようにケース2内の上下方向のほぼ中間部に
位置し、冷風用開口部8と加熱用開口部9との開口面積
の割合を調節し、この両開口部8、9を通過した空気を
エアミックスチャンバー部13にて混合することによ
り、所望の空調風温度を得る。
【0068】ここで、もし、冷風用開口部8から取り入
れられた空気が、仕切部11とフィルム部材22との間
から漏れだし、加熱用通路4aに入り込むと所望の混合
割合が得られないという問題が生じる。また、逆に加熱
用開口部9から取り入れられた空気が、仕切部11とフ
ィルム部材22との間から漏れだし、冷風通路5に入り
込むと、やはり所望の混合割合が得られないという問題
が生じる。
【0069】しかしながら、本実施形態においては、蒸
発器3を通過した空気は貫通穴24a〜24dを介し
て、フィルム部材22に吹き付けられることから、フィ
ルム部材22が仕切部11側に膨らむように撓み、フィ
ルム部材22が仕切部11の端面に風圧により圧接する
ので、上記の問題の発生を確実に防止できる。従って、
フィルム部材22によって、冷風通路5および加熱用通
路4aの開口面積を調節して、所望の空調風温度を得る
ことができる。。
【0070】次に、図14に示すマックスクール(最大
冷房状態)時について説明する。図14に示す状態は、
スライド式ドア12の支持部材21が最も下方に位置す
る状態であり、加熱用開口部9を全閉し、冷風用開口部
8を全開するため、蒸発器3を通過した空気が全て冷風
通路5に送られる。このマックスクール時におけるフィ
ルム部材22の状態は、上述のマックスホット時と同様
なため説明を省略する。
【0071】以上のごとく、スライド式ドア12の平板
状の支持部材21およびフィルム部材22が、平板の延
在方向と同じ方向であり、ケース2内の空気流れ方向に
対し略垂直な方向に移動することにより、支持部材21
およびフィルム部材22の作動スペースを小さくするこ
とが可能となる。具体的には、従来のような回動式のエ
アミックスドアに比べ、図2中左右方向(車両前後方
向)の幅を大幅に短くすることが可能となる。
【0072】しかも、支持部材21を作動させるリンク
機構14を、ケース2内の冷風通路5からエアミックス
チャンバー部13に至る空間、換言すれば、ヒータコア
4とロータリ式ドア15との間に設置しているから、支
持部材21と蒸発器3とのクリアランスを必要最小限に
縮小できる。また、リンク機構14を、ケース2内に内
蔵しているから、ケース2外部にリンク機構14の設置
スペースを確保する必要もない。その結果、車両用空調
装置の体格を大幅に小さくすることができる。
【0073】また、フィルム部材22を風圧によって撓
ませ、周縁部38および仕切壁11に圧接させることで
確実にシールすることができる。また、この際、風圧に
よってシールされているため、例えばパッキンなどで圧
接させながら摺動させるよりもはるかに支持部材21の
操作力を低減することが可能となる。また、支持部材2
1およびフィルム部材22が、空気流れ方向と略垂直に
移動するため、支持部材21およびフィルム部材22を
どの方向に移動させたとしても、風圧によって操作力の
増加を引き起こすことはない。 (他の実施形態)なお、本発明は上述した実施形態に限
定されることなく種々の形態で実施可能であり、例え
ば、ロータリ式ドア15において、フィルム部材151
を前述の例のように1枚の樹脂フィルムで構成せずに、
複数の樹脂フィルムで構成することもできる。
【0074】また、フィルム部材151の取付構造も前
述の例のような突起と穴の嵌合構造とせずに、リベット
やビス止め、接着等の手段を採用できる。また、ロータ
リドア本体150も、半円筒状のものに限らず、全円筒
状のもの等種々の形状のものを使用できる。また、ロー
タリ式ドア15およびスライド式ドア12の操作機構
も、手動操作方式でなく、サーボモータ等のアクチュエ
ータを用いた操作機構を使用できることはもちろんであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施形態を示す正面図である。
【図2】本発明装置の一実施形態における概略構成断面
図で、マックスホット時の状態を示す。
【図3】図2に示すスライド式ドアにおける支持部材と
フィルム部材との分解斜視図である。
【図4】図3に示す支持部材とフィルム部材との組付状
態の斜視図である。
【図5】スライド式ドアのケース内での収納保持状態を
示す斜視図である。
【図6】図2に示すロータリ式ドア部分の縦断面図であ
る。
【図7】図2に示すロータリ式ドア部分の正面図であ
る。
【図8】図2に示すロータリ式ドア部分の分解斜視図で
ある。
【図9】図2に示すロータリ式ドアのフィルム部材の取
付前の平面図である。
【図10】ロータリ式ドアによる吹出モード切替作用を
説明する要部断面図である。
【図11】スライド式ドアのフィルム部材の送風機停止
時における状態を示す要部断面図である。
【図12】スライド式ドアのフィルム部材の送風機作動
時における状態を示す要部断面図である。
【図13】図2と同様の概略構成断面図で、エアミック
ス時の状態を示す。
【図14】図2、13と同様の概略構成断面図で、マッ
クスクール時の状態を示す。
【符号の説明】
1…空調ユニット、2…ケース、3…蒸発器、4…ヒー
タコア、5…冷風通路、12…スライド式ドア、13…
エアミックスチャンバー部、14…リンク機構、15…
ロータリ式ドア、17、18、19…吹出空気通路、2
1…支持部材、22…フィルム部材、150…ロータリ
ドア本体、151…フィルム部材。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気流路を形成するケース(2)と、 このケース(2)内に設けられ、送風空気を冷却する冷
    却器(3)と、 前記ケース(2)内で、前記冷却器(3)の空気下流側
    に設けられ、この冷却器(3)で冷却された冷風を加熱
    する加熱器(4)と、 前記ケース(2)内で、前記加熱器(4)と並列に設け
    られ、前記加熱器(4)をバイパスして前記冷風を流す
    冷風通路(5)と、 前記ケース(2)内に摺動可能に設けられ、かつ、前記
    加熱器(4)の空気通路(4a)および前記冷風通路
    (5)を横断して摺動するように設けられ、前記加熱器
    (4)と前記冷風通路(5)への風量割合を調整するス
    ライド式ドア(12)と、 前記ケース(2)内において、前記加熱器(4)および
    前記冷風通路(5)の空気下流側に回動可能に設けら
    れ、円弧面状の周壁部(150c)およびこの周壁部
    (150c)を貫通して空気を流す空気開口(150
    d、151a)を有するロータリ式ドア(15)と、 前記ケース(2)において、前記ロータリ式ドア(1
    5)の円弧面状の周壁部(150c)が回動する領域に
    開口し、前記ロータリ式ドア(15)の前記空気開口
    (150d、151a)と選択的に連通し、前記空気開
    口(150d、151a)からの空気を車室内へ吹き出
    す複数の吹出空気通路(17、18、19)とを具備す
    ることを特徴とする自動車用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記ケース(2)は車室内計器盤部の車
    両幅方向の略中央部に配置されており、 前記冷却器(3)は前記ケース(2)内で、車両前方側
    に配置され、前記加熱器(4)は前記ケース(2)内
    で、車両後方側に配置されており、 前記冷風通路(5)は前記加熱器(4)の上方部位に配
    置されており、 前記スライド式ドア(12)は、前記冷却器(3)と前
    記加熱器(4)との間で上下方向に摺動することによ
    り、前記加熱器(4)の空気通路(4a)および前記冷
    風通路(5)を横断することを特徴とする請求項1に記
    載の自動車用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記ケース(2)内において、前記冷却
    器(3)の上方部位に、前記冷却器(3)の空気上流側
    に空気を送風する送風機(6)が配置されていることを
    特徴とする請求項1または2に記載の自動車用空調装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ケース(2)内において、前記加熱
    器(4)および前記冷風通路(5)の上方部位に、前記
    ロータリ式ドア(15)が配置されており、 前記加熱器(4)からの温風および前記冷風通路(5)
    からの冷風が前記ロータリ式ドア(15)において混合
    されるようにしたことを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれか1つに記載の自動車用空調装置。
  5. 【請求項5】 前記スライド式ドア(12)は、前記ロ
    ータリ式ドア(15)と前記加熱器(4)との間に配置
    された駆動リンク機構(14)にて上下方向に摺動する
    ようにしたことを特徴とする請求項4に記載の自動車用
    空調装置。
  6. 【請求項6】 前記ロータリ式ドア(15)は、前記円
    弧面状の周壁部(150c)を有するドア本体(15
    0)と、このドア本体(150)の外面側に設けられ、
    可撓性を有するフィルム状部材(151)とから構成さ
    れ、 このフィルム状部材(151)および前記ドア本体(1
    50)に、前記空気開口(150d、151a)が備え
    られており、 前記フィルム状部材(151)が前記空気開口(150
    d)を通して受ける空気の風圧により前記複数の吹出空
    気通路(17、18、19)の周縁部に圧接することを
    特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の自
    動車用空調装置。
  7. 【請求項7】 前記スライド式ドア(12)は、 開口(24a〜24d)を有する支持部材(21)と、 この支持部材(21)の空気下流側に支持部材(21)
    と一体に移動可能に設けられ、かつ可撓性を有するフィ
    ルム部材(22)と、 前記支持部材(21)を前記上下方向に移動させるよう
    に前記支持部材(21)の動きを案内する案内機構(3
    2、33)とを有し、 前記フィルム部材(22)は前記支持部材(21)の前
    記開口(24a〜24d)を通して受ける空気の風圧に
    より前記加熱器(4)への空気通路開口部(9)および
    前記冷風通路(5)への開口部(8)の周縁部に圧接す
    ることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに
    記載の自動車用空調装置。
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