JPH10235956A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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Publication number
JPH10235956A
JPH10235956A JP4550697A JP4550697A JPH10235956A JP H10235956 A JPH10235956 A JP H10235956A JP 4550697 A JP4550697 A JP 4550697A JP 4550697 A JP4550697 A JP 4550697A JP H10235956 A JPH10235956 A JP H10235956A
Authority
JP
Japan
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drum
holding
negative pressure
print medium
outer peripheral
Prior art date
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Pending
Application number
JP4550697A
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English (en)
Inventor
Tadao Kamano
忠雄 鎌野
Hiroyuki Takada
浩之 高田
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化を図りつつ印字媒体を迅速かつ確実に
回転中のドラムに保持できるようにする。 【解決手段】 媒体保持手段20を、ドラム外周面11
に挟持爪42を用いて印字媒体Mの周辺部を挟持する挟
持爪保持手段41と,ドラム10内部空間内の負圧とド
ラム10の内外を径方向に貫通する吸込孔12とを利用
して印字媒体Mをドラム外周面11に負圧吸着保持する
負圧吸着保持手段21とから形成し、挟持爪42と該挟
持爪42を挟持動作および挟持解放動作させるための挟
持爪作動手段(43,44)をドラム10の一端(15
L)側に設けるとともに、ドラム10内部空間内に負圧
を形成するための負圧形成用手段(18等)をドラム1
0の他端(15R)側に設けた構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一定周速度で回転
可能なドラムに保持されかつドラムとともに回転中の印
字媒体にインクジェットノズルからインクを吹付けつつ
印字可能なインクジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】各色用ノズルユニットを行方向の全長に
渡って往復移動させかつその各往動中に印字して1行印
字をし、1行印字後に印字媒体(普通紙,OHP用紙
等)Mを列方向に1行送りしてこれらを繰り返すいわゆ
るシリアル型のインクジェットプリンタに比較して大幅
な印字高速化を図れかつ多数枚に渡って連続印字運転可
能であるとともに、いわゆるレーザプリンタに比較して
大幅な小型化を図れるインクジェットプリンタが本出願
人から提案(例えば、特願平8−296959号)され
ている。
【0003】すなわち、図7において、ドラム10は一
定の周速度で回転可能でありかつその外周面11に印字
媒体Mを保持可能である。このドラム10の回転(Y)
方向には各色用ノズルユニット200が配設されてい
る。
【0004】したがって、行方向(紙面に垂直方向)の
全長に一体型の各色用ノズルユニット200あるいは行
方向に複数のノズルユニット要素を並べた一体的な各色
用ノズルユニット200を、例えばインクジェットノズ
ル間ピッチ分だけ往復移動させつつ回転中の印字媒体M
に各色用インクジェットノズル207からインクを吹付
けて行方向印字させるとともに、インクジェットノズル
間ピッチの往動中にドラム10の回転を利用しつつ列方
向印字させることができる。つまり、行方向印字と列方
向印字とを同時的に進行可能であるから大幅な印字高速
化を図れる。
【0005】また、各色用ノズルユニット200と当該
各色用インクタンク(インクカセット)213が離れた
位置に配設されているので、各色用ノズルユニット20
0を軽くでき行方向の往復移動速度をより大幅に高めら
れる点も一層の印字高速化を助長するとともに、各色用
インクタンク(インクカセット)213の容量を大幅に
拡大できるので、例えば500枚以上の連続印字運転が
できるわけである。
【0006】これらを実現化するために、ドラム10の
一方(図7で右)側には給送手段60と媒体供給手段9
0とが設けられ、他方(図7で左)側には媒体剥離手段
140と媒体排出搬送手段160と方向切換手段190
とが設けられている。
【0007】給送手段60は、カセット給送手段71お
よび手差給送手段61のいずれか一方から選択的に1枚
ずつ印字媒体Mを給送できる。媒体供給手段90は、給
送されて来た印字媒体Mを所定のタイミングでドラム1
0側へ給送する。媒体剥離手段140は印字後印字媒体
Mをドラム10から剥離し、かつ媒体排出搬送手段16
0は剥離された印字媒体Mを図7で左方向に排出搬送す
る。方向切換手段190は排出トレイ192および上部
排出トレイ193のいずれかに選択切換する。かくし
て、印字媒体Mの給送,供給,保持,印字,剥離,排出
搬送を連続して行えるから、1分間に例えば20枚以上
のA4サイズについて多色カラー印字することができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる先提
案プリンタの印字高速化を一段と高めるには、ドラム1
0を停止させることなく回転させたままの状態で印字媒
体Mを当該ドラム外周面11に迅速かつ確実に保持しか
つ印字後は保持解除できることが必要である。また、普
及拡大を図るには小型化することも重要である。
【0009】本発明の目的は、小型化を図りつつ印字媒
体を迅速かつ確実に回転中のドラムに保持しかつ印字後
保持解除することができるインクジェットプリンタを提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、一定の周速度
で回転可能なドラムの外周面に媒体保持手段を用いて保
持された印字媒体にインクジェットノズルからインクを
吹付けつつ印字可能なインクジェットプリンタであっ
て、媒体保持手段を、挟持爪を用いて印字媒体の周辺部
をドラムの外周面に挟持する挟持爪保持手段と,ドラム
内部空間内の負圧とドラムの内外を径方向に貫通する吸
込孔とを利用して印字媒体をドラム外周面に負圧吸着保
持する負圧吸着保持手段とから形成し、挟持爪と該挟持
爪を挟持動作および挟持解放動作させるための挟持爪作
動手段をドラムの一端側に設けるとともに、ドラム内部
空間内に負圧を形成するための負圧形成用手段をドラム
の他端側に設けたことを特徴とする。
【0011】かかる発明の場合、回転中のドラムに印字
媒体が供給されると、挟持爪作動手段によって挟持爪が
挟持動作されて印字媒体の周辺部(例えば、先端部)が
ドラム外周面に挟持される。また、負圧形成用手段によ
ってドラム内部空間内に負圧が生成されて、印字媒体が
吸込孔を介してドラム外周面に負圧吸着保持される。こ
れにより、印字媒体は、回転中のドラム外周面に迅速か
つ確実に保持される。
【0012】印字後、印字媒体の保持を解除する場合に
は、挟持爪作動手段を駆動して挟持爪に挟持解放動作さ
せるとともに、ドラム内部空間内の負圧を消滅させて負
圧吸着保持を停止させる。
【0013】ここにおいて、挟持爪作動手段がドラムの
一端側に設けられているとともに、負圧形成用手段がド
ラムの他端側に設けられているので、ドラムの両端部の
空きスペースを有効利用することができる。
【0014】したがって、小型化を図りつつ印字媒体を
迅速かつ確実に回転中のドラムに保持しかつ印字後保持
解除することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。本インクジェットプリンタは、図1
〜図6に示す如く、媒体保持手段20を挟持爪保持手段
41と負圧吸着保持手段21とから形成し、挟持爪保持
手段41の挟持爪42と挟持爪作動手段(43,44)
とをドラム10の一端(15L)側に設けるとともに、
負圧吸着保持手段21の負圧形成用手段(18)をドラ
ム10の他端(15R)側に設け、ドラム外周面11に
印字媒体Mを挟持爪42で挟持しかつ負圧吸着保持可能
に構成されている。
【0016】なお、インクジェットプリンタは、図7に
示す先提案(特願平8−296959号)のものと同様
な構造である。
【0017】挟持爪保持手段41は、ドラム10の外周
面11に挟持爪42を用いて印字媒体Mの周辺部(例え
ば、先端側)を挟持する手段である。
【0018】具体的には、挟持爪保持手段41は、挟持
爪42,常時挟持機構43,常時開放ロック機構44,
ロック解除機構45,ロック復帰機構46とを含み、挟
持爪42と,常時挟持機構43および常時解放ロック機
構44からなる挟持爪作動手段とを可動側たるドラム1
0の一端(側端板15L)側に装着し、かつロック解除
機構45およびロック復帰機構46は静止側たる本体ケ
ース1内のブラケット5Lに取付けた構成とされてい
る。そして、ロック解除機構45およびロック復帰機構
46は、ドラム10の回転運動を巧に利用しつつ常時挟
持機構43および常時解放ロック機構44と関与して挟
持爪42の挟持と挟持解放とを行うものと形成されてい
る。
【0019】なお、挟持爪42と挟持爪作動手段(4
3,44)とは、ドラム内部空間16内に侵入しないで
かつドラム11の外周面11より内側に設けられてい
る。これにより、挟持爪42および挟持爪作動手段(4
3,44)がドラム10とともに回転されても、当該ド
ラム外周面11に接近配設された部品[例えば、インク
ジェットノズル(207)]と衝突してしまうような事
態は生じない。
【0020】以下に、挟持爪保持手段41の各構成要素
について詳述する。挟持爪42は、印字媒体Mをドラム
10の外周面11に挟持(押圧保持)可能に形成されて
いる。具体的には、挟持爪42は、図2(A),(B)
に示す如く、爪42F,係合部42C,セクタギヤ42
Gを有し、ピン42Pを中心に回動自在に取付けられて
いる。この爪42Fで印字媒体Mの周辺部(例えば、先
端部)をドラム外周面11に挟持するものとしている。
【0021】常時挟持機構43は、ピン43Pを中心に
回動自在なレバー43L(基端部43B,先端部43
F)と,この先端部43Fに設けられかつ上記セクタギ
ヤ42Gと噛合うセクタギヤ43Gと,基端部43Bと
固定部43Rとの間に張設されたスプリング43SPと
からなり、スプリング43SPの付勢力(引張力)を利
用して、挟持爪42を図2(A)に2点鎖線で示す挟持
状態に常時的に保つ。
【0022】常時解放ロック機構44は、ピン44Pを
中心に回動可能なロックレバー44Lと,ロックレバー
44Lを図2(A)で反時計回り方向に付勢するスプリ
ング44SPとからなり、このロックレバー44Lの係
合溝44Cが挟持爪42の係合部42Cと係合分離可能
に形成され、両者44C,42Cの係合により挟持爪4
2を図2(A)に実線で示す挟持解放状態に常時的にロ
ック可能に形成されている。
【0023】ロック解除機構45は、静止側のピン45
Pを中心に回動可能なレバー(先端部45F,基端部4
5B)45Lと,アクチュエータ45Aとからなる。こ
のアクチュエータ45Aでレバー45Lをピン45Pを
中心に時計回り方向に回転させると、ピンからなる先端
部45Fがドラム10の回転に伴って移動して来たロッ
クレバー44Lの基端部44Bと係合する。すると、ロ
ックレバー44Lが時計回り方向に回動し挟持爪42
(42C)との係合が解ける。したがって、挟持爪42
は、スプリング43SPの付勢力で挟持可能状態とな
る。つまり、常時解放ロック状態を解除できる。
【0024】ロック復帰機構46は、図3(A)に示す
如く、静止側のピン46Pを中心に回動可能なレバー
(先端部46F,基端部46B)46Lと,アクチュエ
ータ46Aとからなる。このアクチュエータ46Aでレ
バー46Lをピン46Pを中心に時計回り方向に回転さ
せると、当該レバー46Lのピンからなる先端部46F
がドラム10の回転に伴って移動して来たレバー43L
を押圧しかつセクタギヤ43G,42Gを介して挟持爪
42を2点鎖線で示す挟持解放状態とすることができ
る。したがって、挟持爪42の係合部42Cがロックレ
バー44L(44F)の係合溝44Cに係合する。つま
り、挟持爪42を挟持解放状態に復帰できる。
【0025】負圧吸着保持手段21は、図4〜図6に示
す如く、ドラム10側に複数の負圧生成室(16−1,
16−2,16−3)と吸込孔12と負圧形成用手段
(シャッター18等)とを設け,かつ静止側に開閉機構
25と吸込ファン32とを設け、各シャッター18の開
放をドラム10の回転方向(Y)の下流側から順番に行
って各負圧生成室(16−1,16−2,16−3)内
での負圧生成を回転方向(Y)の並び順とは逆に順次実
行可能に形成されている。
【0026】ドラム10は、図4(A)に示す如く、そ
の内部空間16が径方向に伸びる隔壁(17−1,17
−2,17−3,17−4)で複数に区画(この実施形
態では4等分に区画)されており、複数(3つ)の負圧
生成室(16−1,16−2,16−3)が形成されて
いる。
【0027】また、ドラム10の外周面11には、各負
圧生成室(16−1,16−2,16−3)を内外に貫
通する複数の吸込孔12が形成されている。この実施形
態では、各吸込孔12は、使用する印字媒体Mのうち最
少幅のものよりも小さな幅寸法範囲内に形成されてい
る。
【0028】さらに、ドラム10の他端(側端板15
R)には、図1に示す如く、負圧形成用手段(18等)
が設けられている。負圧形成用手段は、各負圧生成室
(16−1,16−2,16−3)と外部とを連通する
複数の吸込口14が形成された側端板15Rと,各吸込
口14を開閉可能な各シャッター18とからなる。各吸
込口14の総開口面積は、吸込孔12の総開口面積以上
とされている。
【0029】各吸込口14に対応して本体ケース1内の
ブラケット5Rには、対応吸込口34が固定配設されて
いる。このブラケット5Rの対応吸込口34には、ダク
ト35を介して吸込ファン32が接続されている。
【0030】吸込ファン32は、各対応吸込口34と各
吸込口14とを介して回転中のドラム10の各負圧生成
室(16−1,16−2,16−3)内の空気を吸込ん
で当該各負圧生成室(16−1,16−2,16−3)
内に負圧を確立する手段である。この実施形態では、吸
込ファン32の吸込空気吐出用の吐出口32Eを開閉可
能なダンパー38が設けられている。このダンパー38
は、図5および図6に示すダンパー開閉機構37によっ
て開閉される。
【0031】ダンパー38は、吸込ファン32の下部に
ピン38Pを介して回動可能に支持されている。ダンパ
ー開閉機構37は、図6に示す如く、ダンパー38の後
端部38Bに接続されたアクチュエータ39から形成さ
れている。
【0032】アクチュエータ39を開駆動してダンパー
38を図6で実線で示す閉鎖位置から時計回り方向に回
動させることにより吸込ファン32の吐出口32Eが開
放される。アクチュエータ39を閉駆動してダンパー3
8を閉鎖位置に戻すことにより吸込ファン32の吐出口
32Eが閉鎖される。
【0033】なお、この実施形態では、吸込ファン32
とダクト35等とから負圧確立手段31が形成されてい
る。ドラム10(15R)と負圧確立手段31(5R)
とは、ドラム軸線方向に接近するが非接触とされてい
る。
【0034】各シャッター18は、各吸込口14を閉鎖
可能な大きさを有するものとされており、そのドラム中
心側端部がピン18Pを介して回動可能に設けられてい
る。
【0035】開閉機構25は、常時閉鎖機構(26),
開放機構27,開放ロック機構28,ロック解除機構2
9を含み、各シャッター18をドラム10の回転を利用
してその回転方向の下流側から上流側に向けて順次に開
閉可能に形成されている。
【0036】常時閉鎖機構は、シャッター18を吸込口
14を閉鎖する位置に常時位置決め保持する手段であ
り、この実施形態ではスプリング26から形成されてい
る。開放機構27は、作動ピン27AP,駆動レバー2
7L,アクチュエータ27Aを含み、スプリング26の
付勢力に抗してシャッター18を開放可能に形成されて
いる。
【0037】また、開放ロック機構28は、ロックレバ
ー28L(回動ピン28P),スプリング28SPを含
み、シャッター18を開放状態にロック可能に形成され
ている。ロック解除機構29は、作動ピン29AP,駆
動レバー29L,アクチュエータ29Aを含み、開放ロ
ック機構28によるシャッター18の開放ロック状態を
解除するものと形成されている。
【0038】したがって、アクチュエータ27Aを駆動
して作動ピン27APを駆動レバー27Lを介してドラ
ム端面(15R)に向けて突出させると,ドラム10と
ともに回転するシャッター18の衝突部18K1が作動
ピン27APと当接し,当該ドラム10に対して開方向
に相対回動する。
【0039】こうして、シャッター18が図4中2点鎖
線で示す位置まで回動されると、当該シャッター18の
係合部18K2はロックレバー28Lと係合し,作動ピ
ン27APとの係合が解除される。これにより、シャッ
ター18は開放状態にロックされる。
【0040】また、アクチュエータ29Aを駆動して作
動ピン29APを駆動レバー29Lを介してドラム端面
(15R)に向けて突出させると,ドラム10とともに
回転するロックレバー28Lが作動ピン29APと当接
しシャッター18との係合関係を解除させる。これによ
り、シャッター18は、常時閉鎖機構(26)によって
閉鎖状態に保持される。なお、図1および図5で、10
Sはドラム10の回転軸である。
【0041】次に、この実施形態の作用について説明す
る。回転中のドラム10に供給される印字媒体Mに合わ
せて、挟持爪保持手段41のロック解除機構45が作動
される。これにより、ロック解除機構45のアクチュエ
ータ45Aからの動力とドラム10の回転とにより常時
開放ロック機構44の常時開放ロック状態が解除され
る。すると、挟持爪42は、図2(A),(B)で示す
如く、常時挟持機構43のバネ43SPの付勢力によっ
て常時挟持状態に保持される。これにより、印字媒体M
の先端部は、挟持爪42によって回転中のドラム外周面
11に挟持される。
【0042】一方、ドラム10に送られてくる印字媒体
Mに合わせてダンパー38を開放するとともに開閉機構
25を作動させると、ドラム10の端面(15R)側に
設けられた各シャッター18が回転方向の下流側から上
流側に向けて順次開放される。すなわち、各シャッター
18が回転方向の並び順とは逆に順次開放される。
【0043】ここで、下流側のシャッター18が開いて
吸込口14が開放されると、当該吸込口14を通して対
応した負圧生成室(16−1)の空気が吸込ファン32
によって外部へ吸い出され、当該負圧生成室(16−
1)内には負圧が確立される。したがって、この負圧生
成室(16−1)のドラム内外に貫通する吸込孔12に
対向する位置に到達した印字媒体Mの部分(先端側)は
当該吸込孔12を介して負圧吸着保持される。
【0044】そして、印字媒体Mの先端側より後方側部
分も、対向する吸込孔12を介して順次に回転方向上流
側の各負圧生成室(16−2,16−3)内に負圧が生
成されることによりドラム外周面11に負圧吸着保持さ
れる。
【0045】このように、各負圧生成室(16−1,1
6−2,16−3)は対応する吸込孔12が印字媒体M
で覆われた状態で負圧が確立されるので、当該吸込孔1
2を介して異物〔例えば、インクジェットノズル(20
7)内のインク〕を吸込んでしまうようなことはなく、
ドラム外周面11等が汚損するのを防止することができ
る。
【0046】なお、この際、印字媒体Mは、その先端部
が挟持爪保持手段41の挟持爪42によって挟持される
ので、一段と確実かつ安定してドラム外周面11に保持
されることになる。
【0047】こうして、ドラム外周面11に保持された
印字媒体Mに、各色インクジェットノズル(207)か
らインクが吹付けられてカラー印字される。
【0048】カラー印字後、負圧生成室16−1による
印字媒体Mの負圧吸着保持解除と同時的に挟持爪保持手
段41による機械的保持が解除される。
【0049】しかして、この実施形態によれば、媒体保
持手段20を挟持爪保持手段41と負圧吸着保持手段2
1とから形成し、挟持爪保持手段41の挟持爪作動手段
(常時挟持機構43,常時解放ロック機構44)をドラ
ム10の一端(15L)側に設けるとともに、負圧吸着
保持手段21の負圧形成用手段(シャッター18等)を
ドラム10の他端(15R)側に設けたので、ドラム1
0の両端部を有効利用して小型化を図ることができると
ともに、印字媒体Mを迅速かつ確実に回転中のドラム1
0に保持しかつ印字後保持解除することができる。
【0050】また、挟持保持手段41がドラム10の回
転を利用しつつ挟持爪42による挟持と挟持解放とを行
うものとされているので、ドラム10に装着する機構
(43,44)が少なくてすみ回転負荷を軽減できる。
【0051】また、挟持爪42で印字媒体Mの先端部を
機械的にドラム外周面11に挟持するので、仮に印字媒
体Mの先端側が捲れていたりしても確実に保持してジャ
ムが発生するのを防止することができる。
【0052】また、ドラム10(15R)と負圧生成部
31(5R)とが非接触とされているので、ドラム10
の回転負荷を小さくすることができ円滑回転を保障でき
る。両者15R,5R間の隙間は、印字媒体Mを負圧吸
着したときとしない場合との吸込ファン負荷変動を小さ
くするのにも役立つ。
【0053】
【発明の効果】本発明は、媒体保持手段を挟持爪保持手
段と負圧吸着保持手段とから形成し、挟持爪保持手段の
挟持爪と挟持爪作動手段をドラムの一端側に設けるとと
もに、負圧吸着保持手段の負圧形成用手段をドラムの他
端側に設けたので、ドラムの両端部を有効利用して小型
化を図ることができるとともに、印字媒体を迅速かつ確
実に回転中のドラムに保持しかつ印字後保持解除するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す図である。
【図2】同じく、挟持爪保持手段を説明するための図で
ある。
【図3】同じく、挟持爪による挟持解除を説明するため
の図である。
【図4】同じく、負圧吸着保持手段を説明するための図
である。
【図5】同じく、ダンパー開閉機構を説明するための図
である。
【図6】同じく、ダンパー開閉動作を説明するための図
である。
【図7】先提案のインクジェットプリンタを説明するた
めの図である。
【符号の説明】
10 ドラム 11 ドラム外周面 12 吸込孔 16 内部空間 16−1,16−2,16−3 負圧生成室 18 シャッター(負圧形成用手段) 21 負圧吸着保持手段 41 挟持爪保持手段 42 挟持爪 43 常時挟持機構(挟持爪作動手段) 44 常時解放ロック機構(挟持爪作動手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の周速度で回転可能なドラムの外周
    面に媒体保持手段を用いて保持された印字媒体にインク
    ジェットノズルからインクを吹付けつつ印字可能なイン
    クジェットプリンタであって、 媒体保持手段を、挟持爪を用いて印字媒体の周辺部をド
    ラムの外周面に挟持する挟持爪保持手段と,ドラム内部
    空間内の負圧とドラムの内外を径方向に貫通する吸込孔
    とを利用して印字媒体をドラム外周面に負圧吸着保持す
    る負圧吸着保持手段とから形成し、 挟持爪と該挟持爪を挟持動作および挟持解放動作させる
    ための挟持爪作動手段をドラムの一端側に設けるととも
    に、ドラム内部空間内に負圧を形成するための負圧形成
    用手段をドラムの他端側に設けたことを特徴とするイン
    クジェットプリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009279795A (ja) * 2008-05-20 2009-12-03 Fujifilm Corp 画像形成装置

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