JPH10193584A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JPH10193584A
JPH10193584A JP45997A JP45997A JPH10193584A JP H10193584 A JPH10193584 A JP H10193584A JP 45997 A JP45997 A JP 45997A JP 45997 A JP45997 A JP 45997A JP H10193584 A JPH10193584 A JP H10193584A
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JP
Japan
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drum
medium
printing
holding
outer peripheral
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JP45997A
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English (en)
Inventor
Tadao Kamano
忠雄 鎌野
Hitoshi Ushiogi
均 潮木
Yoshiro Eto
義郎 江藤
Hiroyuki Takada
浩之 高田
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高品質印字を保障しつつ印字媒体をドラム外周
面から迅速かつ確実に剥離して印字高速化を達成する。 【解決手段】 回転中のドラム10の外周面11に印字
媒体Mを保持可能な媒体保持手段20を設けるととも
に、ドラム外周面11に接触して印字媒体Mをドラム外
周面11から剥離する媒体剥離手段140を設け、媒体
保持手段20を印字媒体Mの先端部は挟持爪および/ま
たは負圧吸引を利用して保持し,かつ該先端部よりも後
方部分は静電吸着保持するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転中のドラムの
外周面に印字媒体を保持可能かつ印字後印字媒体をドラ
ム外周面から剥離可能なインクジェットプリンタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】各色用ノズルユニットを行方向の全長に
渡って往復移動させかつその各往動中に印字して1行印
字をし、1行印字後に印字媒体(普通紙,OHP用紙
等)Mを列方向に1行送りしてこれらを繰り返すいわゆ
るシリアル型のインクジェットプリンタに比較して大幅
な印字高速化を図れかつ多数枚に渡って連続印字運転可
能であるとともに、いわゆるレーザプリンタに比較して
大幅な小型化を図れるインクジェットプリンタが本出願
人から提案(例えば、特願平8−296959号)され
ている。
【0003】すなわち、図10において、ドラム10は
一定の周速度で回転可能でありかつその外周面11に印
字媒体Mを保持可能である。このドラム10の回転
(Y)方向には各色用ノズルヘッド(印字部)200が
配設されている。
【0004】したがって、行方向(紙面に垂直方向)の
全長に一体型の各色用ノズルヘッド200あるいは行方
向に複数のノズルヘッド要素を並べた一体的な各色用ノ
ズルヘッド200を、例えばインクジェットノズル間ピ
ッチ分だけ往復移動させつつ回転中の印字媒体Mに各色
用インクジェットノズル207からインクを吹付けて行
方向印字させるとともに、インクジェットノズル間ピッ
チの往動中にドラム10の回転を利用しつつ列方向印字
させることができる。つまり、行方向印字と列方向印字
とを同時的に進行可能であるから大幅な印字高速化を図
れる。
【0005】また、各色用ノズルヘッド200と当該各
色用インクタンク(図示省略)が離れた位置に配設され
ているので、各色用ノズルヘッド200を軽くでき行方
向の往復移動速度をより大幅に高められる点も一層の印
字高速化を助長するとともに、各色用インクタンクの容
量を大幅に拡大できるので、例えば500枚以上の連続
印字運転ができるわけである。
【0006】これらを実現化するために、ドラム10の
一方(図で右)側には給送手段60と媒体供給手段90
とが設けられ、他方(左)側には媒体剥離手段140と
媒体排出搬送手段160と方向切換手段190とが設け
られている。
【0007】給送手段60は、カセット給送手段71お
よび手差給送手段61のいずれか一方から選択的に1枚
ずつ印字媒体Mを給送できる。媒体供給手段90(供給
ローラ91,92)は、給送されて来た印字媒体Mを所
定のタイミングでドラム10側へ給送する。ドラム外周
面11に保持された印字媒体Mに各色用ノズルヘッド2
00のインクジェットノズル207からインクが吹付け
られて文字や画像等が印字される。
【0008】媒体剥離手段140は、剥離爪141を利
用して印字後印字媒体Mをドラム10から剥離し、かつ
媒体排出搬送手段160(搬送ベルトコンベア161,
押圧ベルトコンベア165)は剥離された印字媒体Mを
図10で左方向に排出搬送する。方向変換手段190は
排出トレイ192および上部排出トレイ193のいずれ
かに選択切換する。
【0009】かくして、印字媒体Mの給送,供給,保
持,回転移送,印字,剥離,排出搬送を連続して行える
から、1分間に例えば20枚以上のA4サイズについて
多色カラー印字することができる。
【0010】ここに、印字媒体Mの保持力を得るものと
しては、静電吸着力,負圧吸着力および機械的挟持力の
いずれかまたは任意の組合せを利用して構築することが
考えられるが、比較的簡単に印字媒体Mを凹凸を生じさ
せないでドラム外周面11に密着保持することができる
電荷吸着力利用の帯電手段の採用が有力である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで、帯電手段を、
回転中のドラム10の外周面11に供給された印字媒体
Mに帯電ローラ51を接触させつつ正電荷で帯電するよ
うに構築した。これにより、印字媒体Mは、アースさせ
たドラム10との間で発生する静電吸着力によってドラ
ム外周面11に吸着保持される。
【0012】なお、図10中、53は補充用帯電手段で
あり、印字実行に伴う静電吸着力の減衰分を補充する。
印字後は、除電手段55によって帯電手段(51)の場
合と反対の電荷を加えて吸着用電荷を除去する。
【0013】これにより、印字媒体Mをドラム外周面1
1に迅速に密着保持することができたものの、印字高速
化を達成するには印字媒体Mのドラム外周面11からの
剥離を迅速かつ確実に行えるようにすることも必要であ
る。また、利用分野の拡大を図るために、種々異なる使
用環境のもとでも安定して高速印字運転できることが求
められている。
【0014】本発明の目的は、高品質印字を保障しつつ
印字媒体をドラム外周面から迅速かつ確実に剥離して印
字高速化を達成することができるインクジェットプリン
タを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転中のドラ
ムの外周面に印字媒体を保持可能な媒体保持手段を設け
るとともに、ドラム外周面に接触して印字媒体をドラム
外周面から剥離する媒体剥離手段を設け、媒体保持手段
を印字媒体の先端部は挟持爪および/または負圧吸引を
利用して保持し,かつ該先端部よりも後方部分は静電吸
着保持するように構成したことを特徴とする。
【0016】かかる発明の場合、印字媒体の先端部は挟
持爪および/または負圧吸引を利用してドラム外周面に
保持される。また、印字媒体の先端部よりも後方部分は
静電吸着保持される。したがって、印字媒体をドラム外
周面に確実に密着保持して高品質印字できる。
【0017】ここにおいて、挟持爪および負圧吸引のい
ずれも、静電吸着する場合に比べて使用環境(温度,湿
度)に左右されずに挟持解除および負圧吸引解除するこ
とができる。なお、印字媒体の先端部を剥離することが
できれば、その後方部分が仮に静電吸着が完全に解消さ
れていないとしても剥離作業に支障は生じない。
【0018】したがって、高品質印字を保障しつつ印字
媒体をドラム外周面から迅速かつ確実に剥離して印字高
速化を達成することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。本インクジェットプリンタは、図1
〜図9に示す如く、媒体保持手段20と媒体剥離手段1
40とを設け、媒体保持手段20が印字媒体Mの先端部
は挟持爪42および負圧吸引を利用してドラム外周面1
1に保持し,かつ該先端部よりも後方部分は静電吸着保
持するように構成されている。
【0020】なお、本インクジェットプリンタは、図1
0で示す先提案(特願平8−296959号)のものと
同様な構造とされている。
【0021】媒体保持手段20は、挟持爪保持手段41
と負圧吸着保持手段21と帯電手段(帯電ローラ51)
とを有し、印字媒体Mの先端部をドラム外周面11に挟
持爪42で挟持するとともに負圧吸着保持手段21で負
圧吸着し,かつ該先端部よりも後方部分を帯電手段(5
1)で静電吸着保持するものとされている。
【0022】このように、印字媒体Mの先端部だけを静
電吸着保持の対象外としたのは、仮に印字媒体M全体を
帯電させて静電吸着保持した場合、使用環境(雰囲気温
度,湿度)によっては、吸着用電荷を十分に除去できず
に当該印字媒体M先端部のドラム外周面11との密着状
態が解除されず、その結果剥離爪141がドラム外周面
11と印字媒体M先端部との間にうまく挿入できずに剥
離に失敗するおそれがあるからである。
【0023】本インクジェットプリンタでは、上記した
如く印字媒体Mの先端部と後方部分とで保持態様を変え
るために、帯電手段(51)を図3に示す接離手段29
を用いてドラム外周面11に対して接離可能とするとと
もに,図2に示す駆動制御部210を用いて印字媒体M
の先端部を挟持爪保持手段41と負圧吸着保持手段21
とで保持する場合は帯電手段(51)をドラム外周面1
1から離隔し,かつ当該印字媒体Mの後方部分を保持す
る場合は帯電手段(51)をドラム外周面11側に押圧
して当該後方部分を接触帯電するように接離手段29を
駆動制御するものと構成されている。
【0024】図2に示す駆動制御部210は、CPU,
ROM,RAM等を含みプリンタ全体を駆動制御可能で
あるが、本装置と直接的に関与しないものについては図
示省略した。
【0025】ここにおいて、接離手段29は、図3に示
す如く、ピン部材29Pを中心に回動可能なリンクレバ
ー29Lと,このリンクレバー29Lの一方側(上方
側)29LFを図で左方向に引張るスプリング29SP
と,他方側(下方側)29LBをスプリング29SPの
引張力に抗して図で下方に押下げる偏心カム29Cとか
らなる。帯電手段(51)は、支軸29Sを介してリン
クレバー29Lに回転自在つまりドラム10の回転に従
動(回転)可能に装着されている。
【0026】したがって、偏心カム29Cで他方側29
LBを下方に押下げていない状態では、スプリング29
SPの付勢力(引張力)によって、帯電手段(51)を
ドラム外周面11乃至印字媒体Mに接触させることがで
きる。しかも、一定の押圧力をもって接触される。偏心
カム29Cで他方端29LBを下方に押下げれば、帯電
手段(51)をドラム外周面11から離反させることが
できる。
【0027】そして、この接離手段29は、駆動制御部
210によって、前進(接触)・後退(離反)される。
少くとも前進は、印字媒体Mの先端が負圧吸着保持手段
21と挟持爪保持手段41とにより保持された直後のタ
イミングで実行されることが望ましい。
【0028】また、媒体剥離手段140は、図4に示す
如く、支軸142を中心として静止体(図示しない本体
フレーム)に回動可能に設けられた剥離爪141と,こ
の剥離爪141をその先端がドラム外周面11から離隔
する方向に付勢するバネ144と,剥離爪141をバネ
144の付勢力に抗して図中時計回り方向に回動して先
端をドラム外周面11に接触可能なアクチュエータ14
3とを含み、印字後印字媒体Mをドラム外周面11から
剥離可能に形成されている。なお、アクチュエータ14
3およびバネ144等は、印字媒体Mの搬送経路外に設
けてあるので、印字媒体Mの搬送に支障を来たすことは
ない。
【0029】次に、帯電手段(51),負圧吸着保持手
段21および挟持爪保持手段41について詳述する。
【0030】帯電手段(51)は、印字媒体Mを正電荷
で帯電させ、アースされたドラム10との間に発生する
電荷吸着力を利用して印字媒体Mをその外周面11に吸
着保持する。53は、補充用帯電手段で、印字実行に伴
う電荷吸着力の減衰分を補充する。印字後は、除電手段
55によって帯電手段(51)の場合と反対の電荷を加
えて吸着用電荷を除去する。
【0031】挟持爪保持手段41は、図8(A),
(B)に示す如く、挟持爪42,常時挟持機構43,常
時開放ロック機構44,ロック解除機構45,ロック復
帰機構46とを含み、挟持爪42,常時挟持機構43お
よび常時解放ロック機構44を可動側たるドラム10の
一方側端側に装着し、かつロック解除機構45およびロ
ック復帰機構46は静止側たる本体ケース1内のブラケ
ット(図示省略)に取付けた構成とされている。そし
て、ロック解除機構45およびロック復帰機構46は、
ドラム10の回転運動を巧に利用しつつ常時挟持機構4
3および常時解放ロック機構44と関与して挟持爪42
の挟持と挟持解放とを行うものと形成されている。
【0032】挟持爪42は、印字媒体Mをドラム10の
外周面11に挟持(押圧保持)可能に形成されている。
具体的には、挟持爪42は、爪42F,係合部42C,
セクタギヤ42Gを有し、ピン42Pを中心に回動自在
に取付けられている。この爪42Fで印字媒体Mの周辺
部(例えば、先端部)をドラム外周面11に挟持するも
のとしている。
【0033】常時挟持機構43は、ピン43Pを中心に
回動自在なレバー43L(基端部43B,先端部43
F)と,この先端部43Fに設けられかつ上記セクタギ
ヤ42Gと噛合うセクタギヤ43Gと,基端部43Bと
固定部43Rとの間に張設されたスプリング43SPと
からなり、スプリング43SPの付勢力(引張力)を利
用して、挟持爪42を図8(A)に2点鎖線で示す挟持
状態に常時的に保つ。
【0034】常時解放ロック機構44は、ピン44Pを
中心に回動可能なロックレバー44Lと,ロックレバー
44Lを図8(A)で反時計回り方向に付勢するスプリ
ング(図示省略)とからなり、このロックレバー44L
の係合溝44Cが挟持爪42の係合部42Cと係合分離
可能に形成され、両者44C,42Cの係合により挟持
爪42を図8(A)に実線で示す挟持解放状態に常時的
にロック可能に形成されている。
【0035】ロック解除機構45は、静止側のピン45
Pを中心に回動可能なレバー(先端部45F,基端部4
5B)45Lと,アクチュエータ45Aとからなる。こ
のアクチュエータ45Aでレバー45Lをピン45Pを
中心に時計回り方向に回転させると、ピンからなる先端
部45Fがドラム10の回転に伴って移動して来たロッ
クレバー44Lの基端部44Bと係合する。すると、ロ
ックレバー44Lが時計回り方向に回動し挟持爪42
(42C)との係合が解ける。したがって、挟持爪42
は、スプリング43SPの付勢力で挟持可能状態とな
る。つまり、常時解放ロック状態を解除できる。
【0036】ロック復帰機構46は、図9(A)に示す
如く、静止側のピン46Pを中心に回動可能なレバー
(先端部46F,基端部46B)46Lと,アクチュエ
ータ46Aとからなる。このアクチュエータ46Aでレ
バー46Lをピン46Pを中心に時計回り方向に回転さ
せると、当該レバー46Lのピンからなる先端部46F
がドラム10の回転に伴って移動して来たレバー43L
を押圧しかつセクタギヤ43G,42Gを介して挟持爪
42を2点鎖線で示す挟持解放状態とすることができ
る。したがって、挟持爪42の係合部42Cがロックレ
バー44L(44F)の係合溝44Cに係合する。つま
り、挟持爪42の常時挟持ロック状態に復帰できる。
【0037】また、負圧吸着保持手段21は、図6およ
び図7に示す如く、負圧確立手段31とドラム外周面1
1に形成された多数の吸込孔12とを含み、負圧確立手
段31によってドラム内部空間16内に負圧を生成する
ことにより各吸込孔12を介して印字媒体Mを負圧吸着
保持可能に形成されている。
【0038】負圧確立手段31は、ドラム10側の吸込
口14に対応する対応吸込口34と,この対応吸込口3
4からダクト35を介してドラム内部空間16内に負圧
を確立するために空気を吸込む吸込ファン32とから形
成されている。
【0039】吸込口14はドラム10の側端板(端面)
15Rに設けられ、対応吸込口34は吸込口14に対応
されかつ本体ケース1内のブラケット5Rに固定配設さ
れている。ドラム10(15R)と負圧確立手段30
(5R)とは、ドラム軸線方向に接近するが非接触とさ
れている。側端板(端面)15Lは盲板である。なお、
10Sはドラム10の回転軸である。また、100は、
ドラム10のホームポジションを検出するためのセンサ
ーである。
【0040】この実施形態では、吸込ファン32の吸込
空気吐出用の吐出口32Eを開閉可能なダンパー38が
設けられている。このダンパー38は、開閉機構37に
よって開閉される。
【0041】ダンパー38は、吸込ファン32の下部に
ピン38Pを介して回動可能に支持されている。ダンパ
ー開閉機構37は、図7に示す如く、ダンパー38の基
端部38Bに接続されたアクチュエータ39から形成さ
れている。
【0042】アクチュエータ39を開駆動してダンパー
38を図7 実線で示す閉鎖位置から時計回り方向に回
動させることにより吸込ファン32の吐出口32Eが開
放される。アクチュエータ39を閉駆動してダンパー3
8を閉鎖位置に戻すことにより吸込ファン32の吐出口
32Eが閉鎖される。吸込ファン32の駆動中に吐出口
32Eを開放すると、ドラム10の内部空間16に負圧
が生成され、かつ閉鎖すると負圧は解除される。
【0043】次に、この実施形態の作用・動作について
説明する。図1で下方側から給送されて来た印字媒体
(媒体)Mは、静止している供給ローラ(91,92)
の接触部に突当てられ,その弛み(腰の強さ)を利用し
て姿勢が修正される。姿勢調整が終了すると、両供給ロ
ーラ(91,92)は、印字媒体Mの先端が媒体センサ
ー98で検出される位置まで当該印字媒体Mをドラム1
0側へ移動させる。これにより、印字媒体Mのドラム1
0側への供給スタンバイ状態が確立される。
【0044】次に、一定周速度で回転されているドラム
10のホームポジションがセンサ100で検出される
と、駆動制御部210は該検出時刻より各所定時間経過
後に供給ローラ(91,92)を駆動するとともに、挟
持爪保持手段41(アクチュエータ45A)および負圧
吸着保持手段21(吸込ファン32,開閉機構37)を
駆動する。これにより、印字媒体Mは、図5(A)に示
す如く、ドラム10に向けて給送され,その先端がドラ
ム外周面11に吸込穴12を介して負圧吸引されるとと
もに挟持爪42で挟持される。
【0045】駆動制御部210は、更に所定時間経過後
(すなわち、ドラム外周面11に保持された印字媒体M
の先端部が当該ドラム外周面11と帯電手段(51)と
の離間領域を通過するのに要する時間経過後)に接離手
段29を駆動して、図5(B)に示す如く、帯電手段
(51)をドラム10側へ移動して当該印字媒体Mと接
触させる。これにより、印字媒体Mには、帯電手段(5
1)から電荷が与えられドラム外周面11に静電吸着さ
れる。
【0046】この後のドラム4回転中に印字部(20
0)からインクが印字媒体Mに向けて吹付けられて文字
や画像等が印字される。印字中は、帯電手段(51)に
印字媒体M側からインクが付着しないように、当該帯電
手段(51)は接離手段29を用いてドラム10側から
離反される。また、この印字期間中に、補充用帯電手段
53が働き、電荷吸着力が一定に保たれる。なお、駆動
制御部210は、媒体供給手段90を働かせ次の印字媒
体Mを供給スタンバイ状態にしておく。
【0047】ドラム10が印字媒体Mを保持してから5
回転目に入ったことがセンサー100によって検出され
ると、駆動制御部210は負圧吸着保持手段21および
挟持爪保持手段41を駆動して挟持爪42に挟持解放動
作を行わせるとともに,負圧吸引保持を解除させる。こ
れにより、印字媒体Mの先端部は、その弾性復元力によ
ってドラム外周面11から少し浮き上がる。したがっ
て、剥離爪141をドラム外周面11と印字媒体Mの先
端部との間に確実に挿入して剥離することができる。
【0048】こうして、ドラム10から剥離された印字
媒体Mは、媒体排出搬送手段160によってトレイ(1
92,193)に向けて排出搬送される。
【0049】しかして、この実施形態では、媒体保持手
段20を印字媒体Mの先端部は挟持爪42および/また
は負圧吸引を利用してドラム外周面11に保持し,かつ
該先端部よりも後方部分は静電吸着保持するように構成
したので、高品質印字を保障しつつ印字媒体Mをドラム
外周面11から迅速かつ確実に剥離して印字高速化を達
成することができる。
【0050】なお、帯電手段を、帯電ローラ51から形
成したが、ブレード状やブラシ状のものであってもよ
い。また、挟持爪42,負圧吸引のいずれか一方で印字
媒体Mの先端部を保持するようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、媒体保持手段を印字媒
体の先端部は挟持爪および/または負圧吸引を利用して
ドラム外周面に保持し,かつ該先端部よりも後方部分は
静電吸着保持するように構成したので、高品質印字を保
障しつつ印字媒体をドラム外周面から迅速かつ確実に剥
離して印字高速化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための図である。
【図2】同じく、全体構成を説明するためのブロック図
である。
【図3】同じく、接離手段を説明するための図である。
【図4】同じく、媒体剥離手段を説明するための図であ
る。
【図5】同じく、媒体保持手段の印字媒体保持動作を説
明するための図である。
【図6】同じく、負圧吸着保持手段を説明するための図
である。
【図7】同じく、ダンパーの開閉機構を説明するための
図である。
【図8】同じく、挟持爪保持手段を説明するための図で
ある。
【図9】同じく、挟持爪保持手段の挟持爪保持解除動作
を説明するための図である。
【図10】先提案のインクジェットプリンタを説明する
ための図である
【符号の説明】
10 ドラム 11 ドラム外周面 12 吸込孔 20 媒体保持手段 21 負圧吸着保持手段 41 挟持爪保持手段 42 挟持爪 51 帯電ローラ(帯電手段) 90 媒体供給手段 140 媒体剥離手段 141 剥離爪 210 駆動制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 浩之 静岡県田方郡大仁町大仁570番地 株式会 社テック大仁事業所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転中のドラムの外周面に印字媒体を保
    持可能な媒体保持手段を設けるとともに、ドラム外周面
    に接触して印字媒体をドラム外周面から剥離する媒体剥
    離手段を設け、媒体保持手段を印字媒体の先端部は挟持
    爪および/または負圧吸引を利用して保持し,かつ該先
    端部よりも後方部分は静電吸着保持するように構成した
    ことを特徴とするインクジェットプリンタ。
JP45997A 1997-01-07 1997-01-07 インクジェットプリンタ Pending JPH10193584A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP45997A JPH10193584A (ja) 1997-01-07 1997-01-07 インクジェットプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP45997A JPH10193584A (ja) 1997-01-07 1997-01-07 インクジェットプリンタ

Publications (1)

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JPH10193584A true JPH10193584A (ja) 1998-07-28

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7434927B2 (en) 2002-11-26 2008-10-14 Ricoh Company, Ltd. Inkjet recording device
US7682016B2 (en) 2002-11-26 2010-03-23 Ricoh Company, Ltd. Stably operable image-forming apparatus with improved paper conveying and ejecting mechanism

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