JP3341882B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP3341882B2
JP3341882B2 JP4884097A JP4884097A JP3341882B2 JP 3341882 B2 JP3341882 B2 JP 3341882B2 JP 4884097 A JP4884097 A JP 4884097A JP 4884097 A JP4884097 A JP 4884097A JP 3341882 B2 JP3341882 B2 JP 3341882B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一定周速度で回転
可能なドラムに保持されかつドラムとともに回転中の印
字媒体に印字部からインクを吹付けて印字可能なインク
ジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】各色用ノズルユニットを行方向の全長に
渡って往復移動させかつその各往動中に印字して1行印
字をし、1行印字後に印字媒体(普通紙,OHP用紙
等)Mを列方向に1行送りしてこれらを繰り返すいわゆ
るシリアル型のインクジェットプリンタに比較して大幅
な印字高速化を図れかつ多数枚に渡って連続印字運転可
能であるとともに、いわゆるレーザプリンタに比較して
大幅な小型化を図れるインクジェットプリンタが本出願
人から提案(例えば、特願平8−296959号)され
ている。
【0003】すなわち、図6において、ドラム10は一
定の周速度で回転可能でありかつその外周面11に印字
媒体Mを保持可能である。このドラム10の回転(Y)
方向には各色用ノズルユニット200が配設されてい
る。
【0004】したがって、行方向(紙面に垂直方向)の
全長に一体型の各色用ノズルユニット200あるいは行
方向に複数のノズルユニット要素を並べた一体的な各色
用ノズルユニット200を、例えばインクジェットノズ
ル間ピッチ分だけ往復移動させつつ回転中の印字媒体M
に各色用インクジェットノズル207からインクを吹付
けて行方向印字させるとともに、インクジェットノズル
間ピッチの往動中にドラム10の回転を利用しつつ列方
向印字させることができる。つまり、行方向印字と列方
向印字とを同時的に進行可能であるから大幅な印字高速
化を図れる。
【0005】また、各色用ノズルユニット200と当該
各色用インクタンク(図示省略)が離れた位置に配設さ
れているので、各色用ノズルユニット200を軽くでき
行方向の往復移動速度をより大幅に高められる点も一層
の印字高速化を助長するとともに、各色用インクタンク
の容量を大幅に拡大できるので、例えば500枚以上の
連続印字運転ができるわけである。
【0006】これらを実現化するために、ドラム10の
一方(図で右)側には給送手段60と媒体供給手段90
とが設けられ、他方(左)側には媒体剥離手段140と
媒体排出搬送手段160と方向切換手段190とが設け
られている。
【0007】給送手段60は、カセット給送手段71お
よび手差給送手段61のいずれか一方から選択的に1枚
ずつ印字媒体Mを給送できる。媒体供給手段90(供給
ローラ91,92)は、給送されて来た印字媒体Mを所
定のタイミングでドラム10側へ給送する。媒体剥離手
段140は印字後印字媒体Mをドラム10から剥離し、
かつ媒体排出搬送手段160(搬送ベルトコンベア16
1,押圧ベルトコンベア165)は、剥離された印字媒
体Mを図6で左方向に排出搬送する。方向切換手段19
0は排出トレイ192および上部排出トレイ193のい
ずれかに選択切換する。
【0008】かくして、印字媒体Mの給送,供給,保
持,印字,剥離,排出搬送を連続して行えるから、1分
間に例えば20枚以上のA4サイズについて多色カラー
印字することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記先提案
プリンタの印字高速化を一段と促進するには、ドラム1
0を停止させることなく回転させたままの状態で印字媒
体Mを当該ドラム外周面11に迅速・確実に保持しかつ
印字後は保持解除できることが必要である。
【0010】また、印字品質を一段と高めるには、印字
媒体Mが保持されるドラム10の外周面11がインクジ
ェットノズル207からのインクで汚れるのを防止する
必要がある。
【0011】本発明の目的は、ドラム外周面がインク汚
れするのを防止しつつ印字媒体を迅速かつ確実に回転中
のドラムに保持しかつ印字後保持解除することができる
インクジェットプリンタを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、一定
周速度で回転可能なドラムに保持されかつドラムととも
に回転中の印字媒体に印字部からインクを吹付けて印字
可能なインクジェットプリンタであって、ドラムを外側
筒体とこの外側筒体内に同心に設けられた内側筒体とか
らなる二重筒体構造とし、外側筒体と内側筒体との間の
空間を径方向に伸る隔壁で複数に区画した負圧生成室を
形成するとともに、各負圧生成室に外側筒体内外を径方
向に貫通する複数の吸込・吹出孔を形成し、内側筒体に
各負圧生成室と外部とを連通する複数の吸込・吹出口を
設け、内側筒体に嵌挿された小径中空管を設けるととも
に、この小径中空管にドラム側の各吸込・吹出口に対応
させて各対応吸込・吹出口を設け、ドラムと小径中空管
との相対回転速度差を利用してドラムの各吸込・吹出口
をドラム回転方向下流側から上流側に向けて順次各対応
吸込・吹出口と整合・整合解除可能な開閉手段と、整合
された各吸込・吹出口と各対応吸込・吹出口とを通して
各負圧生成室の空気を吸込む吸込・吹出ファンとを設
け、印字媒体を各負圧生成室の負圧を利用してドラム外
周面に負圧吸着保持できるように形成した、ことを特徴
とする。
【0013】かかる発明の場合、吸込・吹出ファンを回
転させて空気吸引させた状態で、ドラムに送られてくる
印字媒体に合わせて開閉手段を作動させると、ドラムの
各吸込・吹出口がその回転方向下流側から上流側に向け
て順次に小径中空管の各対応吸込・吹出口と整合し当該
各吸込・吹出口は開放される。すなわち、各吸込・吹出
口は、ドラム回転方向の並び順とは逆に順次開放され
る。
【0014】ここで、下流側の吸込・吹出口が開放され
ると、当該吸込・吹出口を通して対応した負圧生成室の
空気が外部へ吸い出され、当該負圧生成室内には負圧が
確立される。したがって、この負圧生成室の吸込・吹出
孔に対向する位置に到達した印字媒体の部分(先端側)
は当該吸込・吹出孔を介して負圧吸着保持される。
【0015】そして、印字媒体の先端側より後方側部分
も、対向する吸込・吹出孔を介して順次に回転方向上流
側の各負圧生成室内に負圧が生成されることによりドラ
ム外周面に負圧吸着保持される。
【0016】このように、各負圧生成室は、対応する吸
込孔が印字媒体で覆われた状態で負圧が確立されるの
で、当該吸込孔を介して異物(例えば、インクジェット
ノズル内のインク)を吸込んでしまうようなことはな
く、ドラム外周面が汚損するのを防止することができ
る。
【0017】印字終了後、開閉手段を作動させ、吸込・
吹出ファンの回転状態を切換えて空気吹出状態とする
と、回転中のドラム側の吸込・吹出口がドラム回転方向
下流側から上流側に向けて順次に各対応吸込・吹出口と
整合する。これにより、各負圧生成室内には整合した各
吸込・吹出口と各対応吸込・吹出口とを介して空気が流
入し、当該各負圧生成室内の負圧がドラム回転方向の並
び順とは逆に順次消失される。しかも、各負圧生成室内
に流入した空気は、各吸込・吹出孔から印字媒体に向け
て吹出される。したがって、印字媒体を印字後ドラム外
周面から迅速かつ確実に保持解除することができる。
【0018】請求項2の発明は、前記ドラム外周面に保
持される印字媒体の先端部を位置決め可能な位置決め手
段を設けたことを特徴とする。
【0019】かかる発明の場合、ドラム外周面に保持さ
れる印字媒体の先端部は位置決めされるので、請求項1
の発明の場合と同様な作用効果を奏し得る他、印字媒体
の保持位置精度を一段と向上させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。本インクジェットプリンタは、図1
〜図5に示す如く、ドラム10側に複数の負圧生成室
(16−1〜16−4)と吸込・吹出孔12と吸込・吹
出口(14−1〜14−4)とを設け,かつ小径中空管
31側に対応吸込・吹出口(34−1〜34−4)と開
閉手段(101)と吸込・吹出ファン111とを設け、
各吸込・吹出口(14−1〜14−4)の開放をドラム
10の回転方向(Y)の下流側から上流側に向けて行っ
て各負圧生成室(16−1〜16−4)内での負圧生成
が回転方向(Y)の並び順とは逆に順次実行可能に形成
され,かつ適宜選択された印字媒体Mをドラム外周面1
1に確実に負圧吸着保持可能に構成されている。そし
て、各負圧生成室(16−1〜16−4)および各吸込
・吹出孔12は、各印字媒体Mの長さに対応して形成さ
れている。印字媒体Mとしては、例えばB5,EXE
C,A5,A4,LETTERの各用紙が選定されてい
る。
【0021】なお、インクジェットプリンタは、先提案
(特願平8−296959号)のものと同様な構造であ
る。
【0022】ドラム10は、図1に示す如く、外側筒体
10Aと,この外側筒体10A内に同心に設けられた内
側筒体10Bとからなる二重筒体構造とされている。こ
のドラム10は、プリンタ本体ケース(図示省略)内の
ブラケット(5L,5R)間に回転自在に支持されてお
り、メインモータ10Mおよび動力伝達機構10D等か
らなる駆動手段10Eによって一定周速度でY方向に回
転駆動される。
【0023】内側筒体10Bには、小径中空管31が相
対回転可能に嵌挿されている。なお、小径中空管31と
内側筒体10Bとの間は密封材(図示省略)等で密閉シ
ールされている。
【0024】また、ブラケット5Lには、ダクト112
を介して小径中空管31の一端32L側から内部空気を
吸引可能かつ当該管31内へ空気を吹出可能な吸込・吹
出ファン111が設けられている。一方、ブラケット5
R側には、小径中空管31の他端32Rを完全密閉する
密閉部材300が設けられている。ドラム10の回転位
置は、回転位置検出器(10S)で検出される。
【0025】外側筒体10Aと内側筒体10Bとの間の
空間16は、図3および図4に示す如く、各印字媒体M
の種類に合せて,径方向に伸びる隔壁17で複数に区画
(この実施形態では5区画)されており、1つの空室を
除いた他の室を利用して複数(4つ)の負圧生成室(1
6−1,16−2,16−3,16−4)が形成されて
いる。
【0026】ドラム10の外周面(外側筒体10Aの外
周面)11には、各負圧生成室(16−1〜16−4)
を内外に貫通する複数の吸込・吹出孔12が各印字媒体
Mの長さに対応して形成されている。この実施形態で
は、各吸込・吹出孔12は、使用する印字媒体Mのうち
最少幅のものよりも小さな幅寸法範囲内に形成されてい
る。
【0027】ドラム10の内側筒体10Bには、図1お
よび図4に示す如く、各負圧生成室(16−1〜16−
4)と外部とを連通する複数の吸込・吹出口(14−1
〜14−4)が設けられている。
【0028】具体的には、各吸込・吹出口(14−1〜
14−4)は、長孔または円形孔とされている。同じ負
圧生成室に対応して形成される吸込・吹出口(例えば、
吸込・吹出口14−1,14−1)は、ドラム10の軸
線方向に同一位相とされている。
【0029】各吸込・吹出口(14−1〜14−4)に
対応して小径中空管31の外周面には対応吸込・吹出口
(34−1,34−2,34−3,34−4)が貫通穿
設されている。
【0030】具体的には、各対応吸込・吹出口(34−
1〜34−4)は、ドラム10の回転方向に位相ずれさ
れるとともに、図4中左側と右側の対応吸込・吹出口
〔例えば、対応吸込・吹出口(34−4,34−4)〕
の端部同士がドラム10の軸線方向にオーバーラップす
るように形成されている。
【0031】これにより、各吸込・吹出口(14−1〜
14−4)および各対応吸込・吹出口(34−1〜34
−4)を通して、各負圧生成室(16−1〜16−4)
内の空気が外部へ連続して円滑に排出される(または外
部から空気が連続して円滑に供給される)。
【0032】開閉手段(101)は、ドラム10と小径
中空管31との相対回転速度差を利用してドラム10の
各吸込・吹出口(14−1〜14−4)をドラム回転方
向(Y方向)下流側から上流側に向けて順次各対応吸込
・吹出口(34−1〜34−4)と整合・整合解除させ
て開閉可能に形成されている。この実施形態では、開閉
手段は、図1に示す制動手段101から形成されてい
る。
【0033】また、本インクジェットプリンタでは、図
5(A)〜(C)に示す如く、ドラム外周面11上で印
字媒体Mの先端部を位置規制する位置決め手段が設けら
れている。位置決め手段は、ドラム外周面11に設けら
れた凹部15内に支軸42Pを中心に回動可能に装着さ
れた位置決め部材42と,この位置決め部材42を開放
方向(J方向)および閉方向(J方向と逆方向)に回動
可能な駆動手段(図示省略)等とから形成されている。
【0034】図2に示す駆動制御部210は、CPU,
ROM,RAM等を含みプリンタ全体を駆動制御可能で
あるが、本装置と直接的に関与しないものについては図
示省略した。
【0035】次に、この実施形態の作用について説明す
る。吸込・吹出ファン111を回転させて空気吸引した
状態で、適宜選択された印字媒体(例えば、印字媒体
M)が回転中のドラム10に送られてくるのに合わせ
て、駆動制御部210が開閉手段(101)を作動させ
ると、小径中空管31が回転停止してドラム10側の各
吸込・吹出口(14−1〜14−4)がその回転方向
(Y方向)下流側から上流側に向けて順次に小径中空管
31側の各対応吸込・吹出口(34−1〜34−4)と
整合し,当該各吸込・吹出口(14−1〜14−4)は
開放される。すなわち、各吸込・吹出口(14−1〜1
4−4)は、ドラム回転方向の並び順とは逆に順次開放
される。
【0036】ここで、下流側の吸込・吹出口(14−
1)が開放されると、当該吸込・吹出口(14−1)を
通して対応した負圧生成室16−1の空気が外部へ吸い
出され、当該負圧生成室16−1内には負圧が確立され
る。したがって、この負圧生成室16−1の吸込・吹出
孔12に対向する位置に到達した印字媒体Mの部分(先
端部)は当該吸込・吹出孔12を介して負圧吸着保持さ
れる。なお、印字媒体Mの先端部は位置決め部材42に
よって位置規制されるので、保持位置は正確である。
【0037】そして、印字媒体Mの先端側より後方側部
分も、対向する吸込・吹出孔12を介して順次に回転方
向上流側の各負圧生成室(16−2,16−3,16−
4)内に負圧が生成されることによりドラム外周面11
に負圧吸着保持される。
【0038】なお、印字媒体Mとしては、長さがそれぞ
れ異なる複数種類の印字媒体(例えば、A4,A5用紙
等)の内から適宜選択できるが、各負圧生成室(16−
1〜16−4)および各吸込・吹出孔12は各印字媒体
Mの長さに対応して形成してあるので、いずれの印字媒
体Mを選択しても確実に吸着保持できる。
【0039】このように、各負圧生成室(16−1〜1
6−4)は対応する吸込・吹出孔12が印字媒体M1で
覆われた状態で負圧が確立されるので、当該吸込・吹出
孔12を介して異物〔例えば、印字部(200)内のイ
ンク〕を吸込んでしまうようなことはなく、ドラム外周
面11等が汚損するのを防止することができる。
【0040】こうして、ドラム外周面11に保持された
印字媒体Mに、印字部(200)からインクが吹付けら
れて,印字される。なお、この際、小径中空管31は、
ドラム10と同一速度で回転されて,全ての対応吸込・
吹出口(34−1〜34−4)がそれぞれ吸込・吹出口
(14−1〜14−4)と整合された状態を維持する。
したがって、印字媒体Mをドラム外周面11に確実に保
持した状態で印字することができる。
【0041】印字終了後、制動手段101を作動させ、
吸込・吹出ファン111の回転状態を切換えて空気吹出
状態とすると、吸込・吹出口と対応吸込・吹出口が相対
1回転して回転中のドラム10側の各吸込・吹出口(1
4−1〜14−4)がドラム回転方向(Y方向)下流側
から上流側に向けて順次に各対応吸込・吹出口(34−
1〜34−4)と整合する。
【0042】そのため、各負圧生成室(16−1〜16
−4)内には整合した各吸込・吹出口(14−1〜14
−4)と各対応吸込・吹出口(34−1〜34−4)と
を介して空気が流入し、当該各負圧生成室(16−1〜
16−4)内の負圧がドラム回転方向(Y方向)の並び
順とは逆に順次消失される。
【0043】しかも、各負圧生成室(16−1〜16−
4)内に流入した空気は、各吸込・吹出孔12から印字
媒体Mに向けて吹き出される。したがって、印字媒体M
をドラム外周面11から迅速かつ確実に保持解除するこ
とができる。
【0044】しかして、この実施形態によれば、ドラム
10側に複数の負圧生成室(16−1〜16−4)と吸
込・吹出孔12と吸込・吹出口(14−1〜14−4)
とを設け,かつ小径中空管31側に対応吸込・吹出口
(34−1〜34−4)と開閉手段(101)と吸込・
吹出ファン111とを設け、各吸込・吹出口(14−1
〜14−4)の開放をドラム10の回転方向(Y)の下
流側から上流側に向けて行って各負圧生成室(16−1
〜16−4)内での負圧生成が回転方向(Y)の並び順
とは逆に順次実行可能に形成されているので、印字媒体
Mをドラム外周面11に迅速かつ確実に負圧吸着保持す
ることができる。
【0045】また、吸込・吹出ファン111の回転状態
を切換えて空気吹出状態とすることにより、各吸込・吹
出孔12から印字媒体Mに向けて空気を吹き出すことが
できる。したがって、印字後印字媒体Mをドラム外周面
11から迅速かつ確実に保持解除することができる。
【0046】また、ドラム外周面11に保持される印字
媒体Mの先端部は位置決め部材42によって位置決めさ
れるので、印字媒体Mの保持位置精度を一段と向上させ
ることができる。
【0047】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ドラム側に複
数の負圧生成室と吸込・吹出孔と吸込・吹出口とを設
け,かつ小径中空管側対応吸込・吹出口と開閉手段と吸
込・吹出ファンとを設け、各吸込・吹出口の開放をドラ
ムの回転方向の下流側から上流側に向けて行って各負圧
生成室内での負圧生成が回転方向の並び順とは逆に順次
実行可能に形成されているので、ドラム外周面がインク
汚れするのを防止しつつ印字媒体をドラム外周面に迅速
かつ確実に負圧吸着保持することができる。また、吸込
・吹出ファンの回転状態を切換えて空気吹出状態とする
ことにより、各吸込・吹出孔から印字媒体に向けて空気
を吹き出すことができる。
【0048】また、請求項2の発明によれば、ドラム外
周面に保持される印字媒体Mの先端部は位置決めされる
ので、請求項1の発明の場合と同様な効果を奏し得る
他、印字媒体の保持位置精度を一段と向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための図である。
【図2】同じく、全体構成を説明するためのブロック図
である。
【図3】同じく、ドラムの内部構造を説明するための図
である。
【図4】同じく、ドラム側の吸込・吹出口と小径中空管
側の対応吸込・吹出口との位置関係を説明するための展
開図である。
【図5】同じく、位置決め手段を説明するための図であ
る。
【図6】先提案のインクジェットプリンタを説明するた
めの図である。
【符号の説明】
10 ドラム 10A 外側筒体 10B 内側筒体 11 ドラム外周面 12 吸込・吹出孔 14−1〜14−4 吸込・吹出口 16−1〜16−4 負圧生成室 34−1〜34−4 対応吸込・吹出口 101 制動手段(開閉手段) 111 吸込・吹出ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−87567(JP,A) 特開 平2−35434(JP,A) 特開 平2−60369(JP,A) 特開 平4−153061(JP,A) 特開 平1−209170(JP,A) 実開 昭61−102546(JP,U) 特表 平5−503887(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 11/04 B41J 13/00 - 13/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定周速度で回転可能なドラムに保持さ
    れかつドラムとともに回転中の印字媒体に印字部からイ
    ンクを吹付けて印字可能なインクジェットプリンタであ
    って、 ドラムを外側筒体とこの外側筒体内に同心に設けられた
    内側筒体とからなる二重筒体構造とし、外側筒体と内側
    筒体との間の空間を径方向に伸る隔壁で複数に区画した
    負圧生成室を形成するとともに、各負圧生成室に外側筒
    体内外を径方向に貫通する複数の吸込・吹出孔を形成
    し、内側筒体に各負圧生成室と外部とを連通する複数の
    吸込・吹出口を設け、内側筒体に嵌挿された小径中空管
    を設けるとともに、この小径中空管にドラム側の各吸込
    ・吹出口に対応させて各対応吸込・吹出口を設け、ドラ
    ムと小径中空管との相対回転速度差を利用してドラムの
    各吸込・吹出口をドラム回転方向下流側から上流側に向
    けて順次各対応吸込・吹出口と整合・整合解除可能な開
    閉手段と、整合された各吸込・吹出口と各対応吸込・吹
    出口とを通して各負圧生成室の空気を吸込む吸込・吹出
    ファンとを設け、印字媒体を各負圧生成室の負圧を利用
    してドラム外周面に負圧吸着保持できるように形成し
    た、ことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記ドラム外周面に保持される印字媒体
    の先端部を位置決め可能な位置決め手段を設けたことを
    特徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタ。
JP4884097A 1997-01-22 1997-03-04 インクジェットプリンタ Expired - Fee Related JP3341882B2 (ja)

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