JP3410313B2 - インクジェットプリンタの媒体保持装置 - Google Patents
インクジェットプリンタの媒体保持装置Info
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- JP3410313B2 JP3410313B2 JP45397A JP45397A JP3410313B2 JP 3410313 B2 JP3410313 B2 JP 3410313B2 JP 45397 A JP45397 A JP 45397A JP 45397 A JP45397 A JP 45397A JP 3410313 B2 JP3410313 B2 JP 3410313B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- negative pressure
- suction
- pressure generating
- generating chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Ink Jet (AREA)
- Handling Of Sheets (AREA)
- Handling Of Cut Paper (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一定周速度で回転
可能なドラムに保持されかつドラムとともに回転中の印
字媒体にインクジェットノズルからインクを吹付けつつ
印字可能なインクジェットプリンタの媒体保持装置に関
する。
可能なドラムに保持されかつドラムとともに回転中の印
字媒体にインクジェットノズルからインクを吹付けつつ
印字可能なインクジェットプリンタの媒体保持装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】各色用ノズルユニットを行方向の全長に
渡って往復移動させかつその各往動中に印字して1行印
字をし、1行印字後に印字媒体(普通紙,OHP用紙
等)Mを列方向に1行送りしてこれらを繰り返すいわゆ
るシリアル型のインクジェットプリンタに比較して大幅
な印字高速化を図れかつ多数枚に渡って連続印字運転可
能であるとともに、いわゆるレーザプリンタに比較して
大幅な小型化を図れるインクジェットプリンタが本出願
人から提案(例えば、特願平8−296959号)され
ている。
渡って往復移動させかつその各往動中に印字して1行印
字をし、1行印字後に印字媒体(普通紙,OHP用紙
等)Mを列方向に1行送りしてこれらを繰り返すいわゆ
るシリアル型のインクジェットプリンタに比較して大幅
な印字高速化を図れかつ多数枚に渡って連続印字運転可
能であるとともに、いわゆるレーザプリンタに比較して
大幅な小型化を図れるインクジェットプリンタが本出願
人から提案(例えば、特願平8−296959号)され
ている。
【0003】すなわち、図5において、ドラム10は一
定の周速度で回転可能でありかつその外周面11に印字
媒体Mを保持可能である。このドラム10の回転(Y)
方向には各色用ノズルユニット200が配設されてい
る。
定の周速度で回転可能でありかつその外周面11に印字
媒体Mを保持可能である。このドラム10の回転(Y)
方向には各色用ノズルユニット200が配設されてい
る。
【0004】したがって、行方向(紙面に垂直方向)の
全長に一体型の各色用ノズルユニット200あるいは行
方向に複数のノズルユニット要素を並べた一体的な各色
用ノズルユニット200を、例えばインクジェットノズ
ル間ピッチ分だけ往復移動させつつ回転中の印字媒体M
に各色用インクジェットノズル207からインクを吹付
けて行方向印字させるとともに、インクジェットノズル
間ピッチの往動中にドラム10の回転を利用しつつ列方
向印字させることができる。つまり、行方向印字と列方
向印字とを同時的に進行可能であるから大幅な印字高速
化を図れる。
全長に一体型の各色用ノズルユニット200あるいは行
方向に複数のノズルユニット要素を並べた一体的な各色
用ノズルユニット200を、例えばインクジェットノズ
ル間ピッチ分だけ往復移動させつつ回転中の印字媒体M
に各色用インクジェットノズル207からインクを吹付
けて行方向印字させるとともに、インクジェットノズル
間ピッチの往動中にドラム10の回転を利用しつつ列方
向印字させることができる。つまり、行方向印字と列方
向印字とを同時的に進行可能であるから大幅な印字高速
化を図れる。
【0005】また、各色用ノズルユニット200と当該
各色用インクタンク(インクカセット)213が離れた
位置に配設されているので、各色用ノズルユニット20
0を軽くでき行方向の往復移動速度をより大幅に高めら
れる点も一層の印字高速化を助長するとともに、各色用
インクタンク(インクカセット)213の容量を大幅に
拡大できるので、例えば500枚以上の連続印字運転が
できるわけである。
各色用インクタンク(インクカセット)213が離れた
位置に配設されているので、各色用ノズルユニット20
0を軽くでき行方向の往復移動速度をより大幅に高めら
れる点も一層の印字高速化を助長するとともに、各色用
インクタンク(インクカセット)213の容量を大幅に
拡大できるので、例えば500枚以上の連続印字運転が
できるわけである。
【0006】これらを実現化するために、ドラム10の
一方(図で右)側には給送手段60と媒体供給手段90
とが設けられ、他方(左)側には媒体剥離手段140と
媒体排出搬送手段160と方向切換手段190とが設け
られている。
一方(図で右)側には給送手段60と媒体供給手段90
とが設けられ、他方(左)側には媒体剥離手段140と
媒体排出搬送手段160と方向切換手段190とが設け
られている。
【0007】給送手段60は、カセット給送手段71お
よび手差給送手段61のいずれか一方から選択的に1枚
ずつ印字媒体Mを給送できる。媒体供給手段90は、給
送されて来た印字媒体Mを所定のタイミングでドラム1
0側へ給送する。媒体剥離手段140は印字後印字媒体
Mをドラム10から剥離し、かつ媒体排出搬送手段16
0は剥離された印字媒体Mを図5で左方向に排出搬送す
る。方向切換手段190は排出トレイ192および上部
排出トレイ193のいずれかに選択切換する。かくし
て、印字媒体Mの給送,供給,保持,印字,剥離,排出
搬送を連続して行えるから、1分間に例えば20枚以上
のA4サイズについて多色カラー印字することができ
る。
よび手差給送手段61のいずれか一方から選択的に1枚
ずつ印字媒体Mを給送できる。媒体供給手段90は、給
送されて来た印字媒体Mを所定のタイミングでドラム1
0側へ給送する。媒体剥離手段140は印字後印字媒体
Mをドラム10から剥離し、かつ媒体排出搬送手段16
0は剥離された印字媒体Mを図5で左方向に排出搬送す
る。方向切換手段190は排出トレイ192および上部
排出トレイ193のいずれかに選択切換する。かくし
て、印字媒体Mの給送,供給,保持,印字,剥離,排出
搬送を連続して行えるから、1分間に例えば20枚以上
のA4サイズについて多色カラー印字することができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる新規
提案プリンタの印字高速化を一段と高めるには、ドラム
10を停止させることなく回転させたままの状態で印字
媒体Mを当該ドラム外周面11に迅速かつ確実に保持し
かつ印字後は保持解除できることが必要である。また、
印字品質を一段と高めるには、印字媒体Mが保持される
ドラム外周面11がインクジェットノズル207からの
インクで汚れるのを防止する必要がある。
提案プリンタの印字高速化を一段と高めるには、ドラム
10を停止させることなく回転させたままの状態で印字
媒体Mを当該ドラム外周面11に迅速かつ確実に保持し
かつ印字後は保持解除できることが必要である。また、
印字品質を一段と高めるには、印字媒体Mが保持される
ドラム外周面11がインクジェットノズル207からの
インクで汚れるのを防止する必要がある。
【0009】本発明の目的は、ドラム外周面がインク汚
れするのを防止しつつ適宜選択した印字媒体を迅速かつ
確実に回転中のドラムに保持しかつ印字後保持解除する
ことができるインクジェットプリンタの媒体保持装置を
提供することにある。
れするのを防止しつつ適宜選択した印字媒体を迅速かつ
確実に回転中のドラムに保持しかつ印字後保持解除する
ことができるインクジェットプリンタの媒体保持装置を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、一定
周速度で回転可能なドラムに保持されかつドラムととも
に回転中の印字媒体にインクジェットノズルからインク
を吹付けつつ印字可能なインクジェットプリンタの媒体
保持装置であって、ドラムにその内部空間を径方向に伸
る隔壁で複数に区画した負圧生成室を形成するとともに
各負圧生成室にドラム内外を径方向に貫通する複数の吸
込孔を形成しかつドラムの端面側に各負圧生成室と外部
とを連通する複数の吸込口と各吸込口を開閉可能なシャ
ッターとを設け、静止側に各シャッターをドラムの回転
を利用してその回転方向の下流側から上流側に向けて順
次に開閉可能な開閉機構と,開放された吸込口を通して
当該負圧生成室の空気を吸込む吸込ファンとを設け、前
記各吸込口のうち所定の隣接する2つの吸込口を共通の
シャッターでドラム回転方向下流側から上流側に向けて
順次に開閉可能に形成し、長さがそれぞれ異なる複数種
類の印字媒体から適宜選択された印字媒体を各負圧生成
室の負圧を利用してドラム外周面に負圧吸着保持できる
ように各負圧生成室および各吸込孔を各印字媒体の長さ
に対応して形成した、ことを特徴とする。
周速度で回転可能なドラムに保持されかつドラムととも
に回転中の印字媒体にインクジェットノズルからインク
を吹付けつつ印字可能なインクジェットプリンタの媒体
保持装置であって、ドラムにその内部空間を径方向に伸
る隔壁で複数に区画した負圧生成室を形成するとともに
各負圧生成室にドラム内外を径方向に貫通する複数の吸
込孔を形成しかつドラムの端面側に各負圧生成室と外部
とを連通する複数の吸込口と各吸込口を開閉可能なシャ
ッターとを設け、静止側に各シャッターをドラムの回転
を利用してその回転方向の下流側から上流側に向けて順
次に開閉可能な開閉機構と,開放された吸込口を通して
当該負圧生成室の空気を吸込む吸込ファンとを設け、前
記各吸込口のうち所定の隣接する2つの吸込口を共通の
シャッターでドラム回転方向下流側から上流側に向けて
順次に開閉可能に形成し、長さがそれぞれ異なる複数種
類の印字媒体から適宜選択された印字媒体を各負圧生成
室の負圧を利用してドラム外周面に負圧吸着保持できる
ように各負圧生成室および各吸込孔を各印字媒体の長さ
に対応して形成した、ことを特徴とする。
【0011】かかる発明の場合、吸込ファンを回転させ
た状態で、ドラムに送られてくる印字媒体に合わせて開
閉機構を作動させると、ドラムの端面側に設けられた各
シャッターが回転方向の下流側から上流側に向けて順次
開放される。すなわち、各シャッターが回転方向の並び
順とは逆に順次開放される。
た状態で、ドラムに送られてくる印字媒体に合わせて開
閉機構を作動させると、ドラムの端面側に設けられた各
シャッターが回転方向の下流側から上流側に向けて順次
開放される。すなわち、各シャッターが回転方向の並び
順とは逆に順次開放される。
【0012】ここで、下流側のシャッターが開いて吸込
口が開放されると、当該吸込口を通して対応した負圧生
成室の空気が外部へ吸い出され、当該負圧生成室内には
負圧が確立される。したがって、この負圧生成室をドラ
ム内外に貫通する吸込孔に対向する位置に到達した印字
媒体の部分(先端側)は当該吸込孔を介して負圧吸着保
持される。印字媒体としては、長さがそれぞれ異なる複
数種類の印字媒体(例えば、A4,A5用紙等)の内か
ら適宜選択できる。
口が開放されると、当該吸込口を通して対応した負圧生
成室の空気が外部へ吸い出され、当該負圧生成室内には
負圧が確立される。したがって、この負圧生成室をドラ
ム内外に貫通する吸込孔に対向する位置に到達した印字
媒体の部分(先端側)は当該吸込孔を介して負圧吸着保
持される。印字媒体としては、長さがそれぞれ異なる複
数種類の印字媒体(例えば、A4,A5用紙等)の内か
ら適宜選択できる。
【0013】そして、印字媒体の先端側より後方側部分
も、対向する吸込孔を介して順次に回転方向上流側の各
負圧生成室内に負圧が生成されることによりドラム外周
面に負圧吸着保持される。
も、対向する吸込孔を介して順次に回転方向上流側の各
負圧生成室内に負圧が生成されることによりドラム外周
面に負圧吸着保持される。
【0014】このように、各負圧生成室は、対応する吸
込孔が印字媒体で覆われた状態で負圧が確立されるの
で、当該吸込孔を介して例えばインクジェットノズルの
吐出口からインクを吸込んでしまうようなことはなく、
ドラム外周面が汚損するのを防止することができる。ま
た、各負圧生成室および各吸込孔は各印字媒体の長さに
対応して形成してあるので、いずれの印字媒体を選択し
ても確実に吸着保持できる。
込孔が印字媒体で覆われた状態で負圧が確立されるの
で、当該吸込孔を介して例えばインクジェットノズルの
吐出口からインクを吸込んでしまうようなことはなく、
ドラム外周面が汚損するのを防止することができる。ま
た、各負圧生成室および各吸込孔は各印字媒体の長さに
対応して形成してあるので、いずれの印字媒体を選択し
ても確実に吸着保持できる。
【0015】
【0016】また、共通のシャッターに開閉動作させる
ことにより、隣接する2つの吸込口を順次開放(閉鎖)
することができる。したがって、両吸込口を一段と円滑
かつ正確に順次開放(閉鎖)することができる。また、
部品数を減少して一段と小型化およびコスト低減を図る
ことができる。請求項2記載の発明は、前記吸込孔は、
前記ドラムの軸方向に複数形成されると共に、使用する
印字媒体のうち最小幅のものより小さな幅寸法内に形成
されることを特徴とする。
ことにより、隣接する2つの吸込口を順次開放(閉鎖)
することができる。したがって、両吸込口を一段と円滑
かつ正確に順次開放(閉鎖)することができる。また、
部品数を減少して一段と小型化およびコスト低減を図る
ことができる。請求項2記載の発明は、前記吸込孔は、
前記ドラムの軸方向に複数形成されると共に、使用する
印字媒体のうち最小幅のものより小さな幅寸法内に形成
されることを特徴とする。
【0017】請求項3の発明は、前記ドラムの回転に伴
ってドラム外周面に負圧吸着保持された印字媒体を先端
側から後端側へ向けてしごき可能な扱きローラをドラム
外周面に対して接離可能に設けたことを特徴とする。
ってドラム外周面に負圧吸着保持された印字媒体を先端
側から後端側へ向けてしごき可能な扱きローラをドラム
外周面に対して接離可能に設けたことを特徴とする。
【0018】かかる発明の場合、印字媒体が弛み等が生
じた状態でドラム外周面に負圧吸着されようとしても、
当該弛みは扱きローラによって伸ばされる。なお、印字
開始前に、扱きローラをドラム外周面から離反させるこ
とにより、当該ローラに印字媒体からインクが付着する
のを防止できる。
じた状態でドラム外周面に負圧吸着されようとしても、
当該弛みは扱きローラによって伸ばされる。なお、印字
開始前に、扱きローラをドラム外周面から離反させるこ
とにより、当該ローラに印字媒体からインクが付着する
のを防止できる。
【0019】したがって、請求項1および請求項2の発
明の場合と同様な効果を奏し得るとともに、印字媒体を
皺およびインク汚れを発生させることなくドラム外周面
に密着させることができる。
明の場合と同様な効果を奏し得るとともに、印字媒体を
皺およびインク汚れを発生させることなくドラム外周面
に密着させることができる。
【0020】請求項4の発明は、前記各吸込口の総開口
面積が前記各吸込孔の総開口面積以上とされているイン
クジェットプリンタの媒体保持装置である。
面積が前記各吸込孔の総開口面積以上とされているイン
クジェットプリンタの媒体保持装置である。
【0021】かかる発明の場合、各吸込孔を介してドラ
ムの内部空間に流入する空気量よりも各吸込口を介して
ドラムの内部空間から吸い出される空気量が多くなるの
で、請求項1から請求項3までの発明の場合と同様な効
果を奏し得るとともに、一段と確実にドラムの内部空間
に負圧を形成することができる。
ムの内部空間に流入する空気量よりも各吸込口を介して
ドラムの内部空間から吸い出される空気量が多くなるの
で、請求項1から請求項3までの発明の場合と同様な効
果を奏し得るとともに、一段と確実にドラムの内部空間
に負圧を形成することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。本インクジェットプリンタの媒体保
持装置は、図1〜図4に示す如く、ドラム10側に複数
の負圧生成室(16−1〜16−6)と吸込孔12と吸
込口14とシャッター(18−1〜18−4)とを設
け,かつ静止側に開閉機構25と吸込ファン32とを設
け、各シャッター18の開放をドラム10の回転方向
(Y)の下流側から順番に行って各負圧生成室(16−
1〜16−6)内での負圧生成が回転方向(Y)の並び
順とは逆に順次実行可能に形成され,かつ適宜選択され
た印字媒体(M1〜M5)をドラム外周面11に確実に
負圧吸着保持可能に構成されている。印字媒体(M1〜
M5)としては、例えばB5(M1),EXEC(M
2),A5(M3),A4(M4),LETTER(M
5)の各用紙が選定されている。
参照して説明する。本インクジェットプリンタの媒体保
持装置は、図1〜図4に示す如く、ドラム10側に複数
の負圧生成室(16−1〜16−6)と吸込孔12と吸
込口14とシャッター(18−1〜18−4)とを設
け,かつ静止側に開閉機構25と吸込ファン32とを設
け、各シャッター18の開放をドラム10の回転方向
(Y)の下流側から順番に行って各負圧生成室(16−
1〜16−6)内での負圧生成が回転方向(Y)の並び
順とは逆に順次実行可能に形成され,かつ適宜選択され
た印字媒体(M1〜M5)をドラム外周面11に確実に
負圧吸着保持可能に構成されている。印字媒体(M1〜
M5)としては、例えばB5(M1),EXEC(M
2),A5(M3),A4(M4),LETTER(M
5)の各用紙が選定されている。
【0023】そして、各負圧生成室(16−1等)およ
び各吸込孔12は、各印字媒体Mの長さに対応して形成
されている。なお、インクジェットプリンタは、先提案
(特願平8−296959号)のものと同様な構造であ
る。また、この実施形態では、補助手段として機械的保
持を導入している。
び各吸込孔12は、各印字媒体Mの長さに対応して形成
されている。なお、インクジェットプリンタは、先提案
(特願平8−296959号)のものと同様な構造であ
る。また、この実施形態では、補助手段として機械的保
持を導入している。
【0024】ドラム10は、図1(A)に示す如く、各
印字媒体Mの種類に合せて、その内部空間16が径方向
に伸びる隔壁(17−1,17−2,17−3,17−
4,17−5,17−6,17−7)で複数に区画(こ
の実施形態では7区画)されており、1つの空室を除い
た他の室を利用して複数(6つ)の負圧生成室(16−
1,16−2,16−3,16−4,16−5,16−
6)が形成されている。
印字媒体Mの種類に合せて、その内部空間16が径方向
に伸びる隔壁(17−1,17−2,17−3,17−
4,17−5,17−6,17−7)で複数に区画(こ
の実施形態では7区画)されており、1つの空室を除い
た他の室を利用して複数(6つ)の負圧生成室(16−
1,16−2,16−3,16−4,16−5,16−
6)が形成されている。
【0025】また、ドラム10の外周面11には、各負
圧生成室(16−1〜16−6)を内外に貫通する複数
の吸込孔12が各印字媒体Mの長さに対応して形成され
ている。この実施形態では、各吸込孔12は、使用する
印字媒体Mのうち最少幅のものよりも小さな幅寸法範囲
内に形成されている。
圧生成室(16−1〜16−6)を内外に貫通する複数
の吸込孔12が各印字媒体Mの長さに対応して形成され
ている。この実施形態では、各吸込孔12は、使用する
印字媒体Mのうち最少幅のものよりも小さな幅寸法範囲
内に形成されている。
【0026】さらに、ドラム10の端面(側端板15
R)には、図2に示す如く、各負圧生成室(16−1〜
16−6)と外部とを連通する複数の吸込口14が設け
られている。各吸込口14の総開口面積は、吸込孔12
の総開口面積以上とされている。
R)には、図2に示す如く、各負圧生成室(16−1〜
16−6)と外部とを連通する複数の吸込口14が設け
られている。各吸込口14の総開口面積は、吸込孔12
の総開口面積以上とされている。
【0027】各吸込口14に対応して本体ケース1内の
ブラケット5Rには、対応吸込口34が固定配設されて
いる。このブラケット5Rの対応吸込口34には、ダク
ト35を介して吸込ファン32が接続されている。
ブラケット5Rには、対応吸込口34が固定配設されて
いる。このブラケット5Rの対応吸込口34には、ダク
ト35を介して吸込ファン32が接続されている。
【0028】吸込ファン32は、各対応吸込口34と各
吸込口14とを介して回転中のドラム10の各負圧生成
室(16−1〜16−6)内の空気を吸込んで当該各負
圧生成室(16−1〜16−6)内に負圧を確立する手
段である。この実施形態では、吸込ファン32の吸込空
気吐出用の吐出口32Eを開閉可能なダンパー38が設
けられている。 なお、この実施形態では、吸込ファン
32とダクト35等とから負圧確立手段30が形成され
ている。ドラム10(15R)と負圧確立手段30(5
R)とは、ドラム軸線方向に接近するが非接触とされて
いる。側端板(端面)15Lは盲板である。
吸込口14とを介して回転中のドラム10の各負圧生成
室(16−1〜16−6)内の空気を吸込んで当該各負
圧生成室(16−1〜16−6)内に負圧を確立する手
段である。この実施形態では、吸込ファン32の吸込空
気吐出用の吐出口32Eを開閉可能なダンパー38が設
けられている。 なお、この実施形態では、吸込ファン
32とダクト35等とから負圧確立手段30が形成され
ている。ドラム10(15R)と負圧確立手段30(5
R)とは、ドラム軸線方向に接近するが非接触とされて
いる。側端板(端面)15Lは盲板である。
【0029】シャッター(18−1,18−2,18−
3,18−4)は、ドラム10の端面(側端板15R)
に吸込口(14−1,14−2,14−3,14−4,
14−5,14−6)を開閉可能に設けられている。
3,18−4)は、ドラム10の端面(側端板15R)
に吸込口(14−1,14−2,14−3,14−4,
14−5,14−6)を開閉可能に設けられている。
【0030】より具体的には、シャッター18−1は、
隣接する2つの吸込口(14−1,14−2)を開閉す
るために共通使用され、ドラム回転方向下流側から上流
側に向けて順次に開閉可能に形成されている。同様に、
シャッター18−4も、隣接する2つの吸込口(14−
5,14−6)の開閉用に共通使用される。他のシャッ
ター18−2(18−2)は、1つの吸込口14−3
(14−4)開閉用である。
隣接する2つの吸込口(14−1,14−2)を開閉す
るために共通使用され、ドラム回転方向下流側から上流
側に向けて順次に開閉可能に形成されている。同様に、
シャッター18−4も、隣接する2つの吸込口(14−
5,14−6)の開閉用に共通使用される。他のシャッ
ター18−2(18−2)は、1つの吸込口14−3
(14−4)開閉用である。
【0031】いずれのシャッター(18−1,18−
2,18−3,18−4)も対応する吸込口〔(14−
1,14−2)、14−3,14−4,(14−5,1
4−6)〕を開閉可能な大きさを有するものとされてお
り、そのドラム10中心側端部がピン18Pを介して回
動可能に設けられている。
2,18−3,18−4)も対応する吸込口〔(14−
1,14−2)、14−3,14−4,(14−5,1
4−6)〕を開閉可能な大きさを有するものとされてお
り、そのドラム10中心側端部がピン18Pを介して回
動可能に設けられている。
【0032】開閉機構25は、常時閉鎖機構(26),
開放機構27,開放ロック機構28,ロック解除機構2
9を含み、各シャッター18をドラム10の回転を利用
してその回転方向の下流側から上流側に向けて順次に開
閉可能に形成されている。
開放機構27,開放ロック機構28,ロック解除機構2
9を含み、各シャッター18をドラム10の回転を利用
してその回転方向の下流側から上流側に向けて順次に開
閉可能に形成されている。
【0033】常時閉鎖機構は、シャッター(18−1
等)を吸込口14を閉鎖する位置に常時位置決め保持す
る手段であり、この実施形態ではスプリング26から形
成されている。開放機構27は、作動ピン27AP,駆
動レバー27L,アクチュエータ27Aを含み、スプリ
ング26の付勢力に抗してシャッター(18−1等)を
開放可能に形成されている。
等)を吸込口14を閉鎖する位置に常時位置決め保持す
る手段であり、この実施形態ではスプリング26から形
成されている。開放機構27は、作動ピン27AP,駆
動レバー27L,アクチュエータ27Aを含み、スプリ
ング26の付勢力に抗してシャッター(18−1等)を
開放可能に形成されている。
【0034】また、開放ロック機構28は、ロックレバ
ー28L(回動ピン28P),スプリング28SPを含
み、シャッター(18−1等)を開放状態にロック可能
に形成されている。ロック解除機構29は、作動ピン2
9AP,駆動レバー29L,アクチュエータ29Aを含
み、開放ロック機構28によるシャッター(18−1
等)の開放ロック状態を解除するものと形成されてい
る。
ー28L(回動ピン28P),スプリング28SPを含
み、シャッター(18−1等)を開放状態にロック可能
に形成されている。ロック解除機構29は、作動ピン2
9AP,駆動レバー29L,アクチュエータ29Aを含
み、開放ロック機構28によるシャッター(18−1
等)の開放ロック状態を解除するものと形成されてい
る。
【0035】したがって、アクチュエータ27Aを駆動
して作動ピン27APを駆動レバー27Lを介してドラ
ム端面(15R)に向けて突出させると,ドラム10と
ともに回転するシャッター(18−1等)の衝突部18
K1が作動ピン27APと当接し,当該ドラム10に対
して開方向に相対回動する。
して作動ピン27APを駆動レバー27Lを介してドラ
ム端面(15R)に向けて突出させると,ドラム10と
ともに回転するシャッター(18−1等)の衝突部18
K1が作動ピン27APと当接し,当該ドラム10に対
して開方向に相対回動する。
【0036】こうして、シャッター(18−1等)が図
1中2点鎖線で示す位置まで回動されると、当該シャッ
ター(18−1等)の係合部18K2はロックレバー2
8Lと係合し,作動ピン27APとの係合が解除され
る。これにより、シャッター(18−1等)は開放状態
にロックされる。
1中2点鎖線で示す位置まで回動されると、当該シャッ
ター(18−1等)の係合部18K2はロックレバー2
8Lと係合し,作動ピン27APとの係合が解除され
る。これにより、シャッター(18−1等)は開放状態
にロックされる。
【0037】また、アクチュエータ29Aを駆動して作
動ピン29APを駆動レバー29Lを介してドラム端面
(15R)に向けて突出させると,ドラム10とともに
回転するロックレバー28Lが作動ピン29APと当接
しシャッター(18−1等)との係合関係を解除させ
る。これにより、シャッター(18−1等)は、常時閉
鎖機構(26)によって閉鎖状態に保持される。
動ピン29APを駆動レバー29Lを介してドラム端面
(15R)に向けて突出させると,ドラム10とともに
回転するロックレバー28Lが作動ピン29APと当接
しシャッター(18−1等)との係合関係を解除させ
る。これにより、シャッター(18−1等)は、常時閉
鎖機構(26)によって閉鎖状態に保持される。
【0038】なお、図1で59は扱きローラである。扱
きローラ59は、ドラム外周面11に対して接離可能に
設けられており、ドラム10の回転に伴ってドラム外周
面11に負圧吸着保持された印字媒体Mを先端側から後
端側へ向けてしごき可能に形成されている。したがっ
て、印字媒体Mが弛み等が生じた状態でドラム外周面1
1に負圧吸着されるのを防止できる。印字開始前に、扱
きローラ59をドラム外周面11から離反させることに
より、当該ローラ59に印字媒体Mからインクが付着す
るのを防止できる。また、図2で、10Sはドラム10
の回転軸、100はドラム10の回転方向の位置を検出
する検出センサである。
きローラ59は、ドラム外周面11に対して接離可能に
設けられており、ドラム10の回転に伴ってドラム外周
面11に負圧吸着保持された印字媒体Mを先端側から後
端側へ向けてしごき可能に形成されている。したがっ
て、印字媒体Mが弛み等が生じた状態でドラム外周面1
1に負圧吸着されるのを防止できる。印字開始前に、扱
きローラ59をドラム外周面11から離反させることに
より、当該ローラ59に印字媒体Mからインクが付着す
るのを防止できる。また、図2で、10Sはドラム10
の回転軸、100はドラム10の回転方向の位置を検出
する検出センサである。
【0039】次に、この実施形態の作用について説明す
る。適宜選択された印字媒体(例えば、印字媒体M1)
がドラム10に送られてくるのに合わせてダンパー38
を開放するとともに開閉機構25を作動させると、ドラ
ム10の端面(15R)側に設けられた各シャッター
(18−1,18−2,18−3,18−4)がドラム
回転方向(Y方向)の下流側から上流側に向けて順次開
放される。すなわち、各シャッター(18−1,18−
2,18−3,18−4)が回転方向の並び順とは逆に
順次開放される。
る。適宜選択された印字媒体(例えば、印字媒体M1)
がドラム10に送られてくるのに合わせてダンパー38
を開放するとともに開閉機構25を作動させると、ドラ
ム10の端面(15R)側に設けられた各シャッター
(18−1,18−2,18−3,18−4)がドラム
回転方向(Y方向)の下流側から上流側に向けて順次開
放される。すなわち、各シャッター(18−1,18−
2,18−3,18−4)が回転方向の並び順とは逆に
順次開放される。
【0040】ここで、下流側のシャッター18−1が開
いて吸込口14−1が開放されると、当該吸込口14−
1を通して対応した負圧生成室(16−1)の空気が吸
込ファン32によって外部へ吸い出され、当該負圧生成
室(16−1)内には負圧が確立される。したがって、
この負圧生成室(16−1)のドラム内外に貫通する吸
込孔12に対向する位置に到達した印字媒体M1の部分
(先端側)は当該吸込孔12を介して負圧吸着保持され
る。
いて吸込口14−1が開放されると、当該吸込口14−
1を通して対応した負圧生成室(16−1)の空気が吸
込ファン32によって外部へ吸い出され、当該負圧生成
室(16−1)内には負圧が確立される。したがって、
この負圧生成室(16−1)のドラム内外に貫通する吸
込孔12に対向する位置に到達した印字媒体M1の部分
(先端側)は当該吸込孔12を介して負圧吸着保持され
る。
【0041】そして、印字媒体Mの先端側より後方側部
分も、対向する吸込孔12を介して順次に回転方向上流
側の各負圧生成室(16−2,16−3,16−4,1
6−5,16−6)内に負圧が生成されることによりド
ラム外周面11に負圧吸着保持される。
分も、対向する吸込孔12を介して順次に回転方向上流
側の各負圧生成室(16−2,16−3,16−4,1
6−5,16−6)内に負圧が生成されることによりド
ラム外周面11に負圧吸着保持される。
【0042】このように、各負圧生成室(16−1,1
6−6)は対応する吸込孔12が印字媒体M1で覆われ
た状態で負圧が確立されるので、当該吸込孔12を介し
て異物〔例えば、インクジェットノズル(207)内の
インク〕を吸込んでしまうようなことはなく、ドラム外
周面11等が汚損するのを防止することができる。
6−6)は対応する吸込孔12が印字媒体M1で覆われ
た状態で負圧が確立されるので、当該吸込孔12を介し
て異物〔例えば、インクジェットノズル(207)内の
インク〕を吸込んでしまうようなことはなく、ドラム外
周面11等が汚損するのを防止することができる。
【0043】こうして、ドラム外周面11に保持された
印字媒体M1に、各色インクジェットノズル(207)
からインクが吹付けられてカラー印字される。
印字媒体M1に、各色インクジェットノズル(207)
からインクが吹付けられてカラー印字される。
【0044】カラー印字後、負圧生成室16−1による
印字媒体M1の負圧吸着保持解除と同時的に挟持爪保持
手段41による機械的保持が解除される。
印字媒体M1の負圧吸着保持解除と同時的に挟持爪保持
手段41による機械的保持が解除される。
【0045】しかして、この実施形態によれば、ドラム
10側に複数の負圧生成室(16−1〜16−6)と吸
込孔12と吸込口(14−1〜4−6)とシャッター1
8とを設け,かつ静止側に開閉機構25と吸込ファン3
2とを設け、長さがそれぞれ異なる複数種類の印字媒体
(M1〜M5)から適宜選択された印字媒体を各負圧生
成室(16〜1〜16−6)の負圧を利用してドラム外
周面11に負圧吸着保持できるように各負圧生成室(1
6〜1〜16−6)および各吸込孔12を各印字媒体の
長さに対応して形成したので、各負圧生成室(16〜1
〜16−6)は対応する吸込孔12が印字媒体で覆われ
た状態で負圧が確立される。そのため、当該吸込孔12
を介して例えばインクジェットノズル207の吐出口か
らインクを吸込んでしまうようなことはなく、ドラム外
周面11が汚損するのを防止することができる。また、
各負圧生成室(16〜1〜16−6)および各吸込孔1
2は各印字媒体(M1〜M5)の長さに対応して形成し
てあるので、いずれの印字媒体を選択しても確実に吸着
保持できる。
10側に複数の負圧生成室(16−1〜16−6)と吸
込孔12と吸込口(14−1〜4−6)とシャッター1
8とを設け,かつ静止側に開閉機構25と吸込ファン3
2とを設け、長さがそれぞれ異なる複数種類の印字媒体
(M1〜M5)から適宜選択された印字媒体を各負圧生
成室(16〜1〜16−6)の負圧を利用してドラム外
周面11に負圧吸着保持できるように各負圧生成室(1
6〜1〜16−6)および各吸込孔12を各印字媒体の
長さに対応して形成したので、各負圧生成室(16〜1
〜16−6)は対応する吸込孔12が印字媒体で覆われ
た状態で負圧が確立される。そのため、当該吸込孔12
を介して例えばインクジェットノズル207の吐出口か
らインクを吸込んでしまうようなことはなく、ドラム外
周面11が汚損するのを防止することができる。また、
各負圧生成室(16〜1〜16−6)および各吸込孔1
2は各印字媒体(M1〜M5)の長さに対応して形成し
てあるので、いずれの印字媒体を選択しても確実に吸着
保持できる。
【0046】また、各吸込口14の総開口面積が各吸込
孔12の総開口面積以上とされているので、各吸込孔1
2を介してドラム10の各負圧生成室(16−1〜16
−6)に流入する空気量よりも各吸込口14を介してド
ラム10の各負圧生成室(16−1〜16−6)から吸
い出される空気量が多くなるので、一段と確実にドラム
10の各負圧生成室(16−1〜16−6)内に負圧を
確立することができる。
孔12の総開口面積以上とされているので、各吸込孔1
2を介してドラム10の各負圧生成室(16−1〜16
−6)に流入する空気量よりも各吸込口14を介してド
ラム10の各負圧生成室(16−1〜16−6)から吸
い出される空気量が多くなるので、一段と確実にドラム
10の各負圧生成室(16−1〜16−6)内に負圧を
確立することができる。
【0047】また、ドラム10の回転に伴ってドラム外
周面11に負圧吸着保持された印字媒体(M1等)をし
ごく扱きローラ(59)が接離可能に設けられているの
で、印字媒体(M1等)が弛み等が生じた状態でドラム
外周面11に負圧吸着されようとしても、当該弛みは扱
きローラ(59)によって伸ばされる。したがって、印
字媒体(M1等)を皺等を発生させることなく密着させ
ることができる。
周面11に負圧吸着保持された印字媒体(M1等)をし
ごく扱きローラ(59)が接離可能に設けられているの
で、印字媒体(M1等)が弛み等が生じた状態でドラム
外周面11に負圧吸着されようとしても、当該弛みは扱
きローラ(59)によって伸ばされる。したがって、印
字媒体(M1等)を皺等を発生させることなく密着させ
ることができる。
【0048】また、ドラム10(15R)と負圧確立手
段31(5R)とが非接触とされているので、ドラム1
0の回転負荷を小さくすることができ円滑回転を保障で
きる。両者15R,5R間の隙間は、印字媒体(M1
等)を負圧吸着したときとしない場合との吸込ファン3
2の負荷変動を小さくするのにも役立つ。
段31(5R)とが非接触とされているので、ドラム1
0の回転負荷を小さくすることができ円滑回転を保障で
きる。両者15R,5R間の隙間は、印字媒体(M1
等)を負圧吸着したときとしない場合との吸込ファン3
2の負荷変動を小さくするのにも役立つ。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明は、ドラムの内部空間を
複数に区画した負圧生成室を形成するとともに各負圧生
成室にドラム内外を径方向に貫通する複数の吸込孔を形
成しかつドラムの端面側に各負圧生成室と外部とを連通
する複数の吸込口と各吸込口を開閉可能なシャッターと
を設け、静止側に各シャッターをドラムの回転を利用し
てその回転方向の下流側から上流側に向けて順次に開閉
可能な開閉機構と,開放された吸込口を通して当該負圧
生成室の空気を吸込む吸込ファンとを設け、長さがそれ
ぞれ異なる複数種類の印字媒体から適宜選択された印字
媒体を各負圧生成室の負圧を利用してドラム外周面に負
圧吸着保持できるように各負圧生成室および各吸込孔を
各印字媒体の長さに対応して形成したので、ドラム外周
面がインク汚れするのを防止しつつ適宜選択した印字媒
体を迅速かつ確実に回転中のドラムに保持しかつ印字後
保持解除することができる。
複数に区画した負圧生成室を形成するとともに各負圧生
成室にドラム内外を径方向に貫通する複数の吸込孔を形
成しかつドラムの端面側に各負圧生成室と外部とを連通
する複数の吸込口と各吸込口を開閉可能なシャッターと
を設け、静止側に各シャッターをドラムの回転を利用し
てその回転方向の下流側から上流側に向けて順次に開閉
可能な開閉機構と,開放された吸込口を通して当該負圧
生成室の空気を吸込む吸込ファンとを設け、長さがそれ
ぞれ異なる複数種類の印字媒体から適宜選択された印字
媒体を各負圧生成室の負圧を利用してドラム外周面に負
圧吸着保持できるように各負圧生成室および各吸込孔を
各印字媒体の長さに対応して形成したので、ドラム外周
面がインク汚れするのを防止しつつ適宜選択した印字媒
体を迅速かつ確実に回転中のドラムに保持しかつ印字後
保持解除することができる。
【0050】また、各吸込口のうち所定の隣接する2つ
の吸込口を共通のシャッターで開閉可能に形成したの
で、請求項1の発明の場合と同様な効果を奏し得る他
に、両吸込口を一段と円滑かつ正確に順次開放(閉鎖)
することができる。また、部品数を減少して一段と小型
化・コスト低減を図ることができる。請求項2の発明で
は、前記吸込孔は、前記ドラムの軸方向に複数形成する
と共に、使用する印字媒体のうち最小幅のものより小さ
な幅寸法内に形成することができる。
の吸込口を共通のシャッターで開閉可能に形成したの
で、請求項1の発明の場合と同様な効果を奏し得る他
に、両吸込口を一段と円滑かつ正確に順次開放(閉鎖)
することができる。また、部品数を減少して一段と小型
化・コスト低減を図ることができる。請求項2の発明で
は、前記吸込孔は、前記ドラムの軸方向に複数形成する
と共に、使用する印字媒体のうち最小幅のものより小さ
な幅寸法内に形成することができる。
【0051】また、請求項3の発明は、ドラム外周面に
負圧吸着保持された印字媒体の先端側から後端側へ当該
印字媒体をしごき可能な扱きローラをドラム外周面に対
して接離可能に設けたので、請求項1および請求項2の
発明の場合と同様な効果を奏するとともに、印字媒体を
皺等の発生を一段と確実に防止してドラム外周面に保持
することができる。
負圧吸着保持された印字媒体の先端側から後端側へ当該
印字媒体をしごき可能な扱きローラをドラム外周面に対
して接離可能に設けたので、請求項1および請求項2の
発明の場合と同様な効果を奏するとともに、印字媒体を
皺等の発生を一段と確実に防止してドラム外周面に保持
することができる。
【0052】さらに、請求項4の発明は、各吸込口の総
開口面積が前記各吸込孔の総開口面積以上とされている
ので、請求項1の発明の場合と同様な効果を奏するとと
もに、一段と確実にドラムの内部空間に負圧を形成する
ことができる。ジェットプリンタの媒体保持装置であ
る。
開口面積が前記各吸込孔の総開口面積以上とされている
ので、請求項1の発明の場合と同様な効果を奏するとと
もに、一段と確実にドラムの内部空間に負圧を形成する
ことができる。ジェットプリンタの媒体保持装置であ
る。
【図1】本発明の実施形態を説明するための図である。
【図2】同じく、ドラムの内部構造を説明するための図
である。
である。
【図3】同じく、ドラムの外観を説明するための図であ
る。
る。
【図4】同じく、ドラムに設けられた各負圧生成室と吸
込口とシャッターとの位置関係を説明するための図であ
る。
込口とシャッターとの位置関係を説明するための図であ
る。
【図5】先提案のインクジェットプリンタを説明するた
めの図である。
めの図である。
10 ドラム
11 ドラム外周面
14−1〜14−6 吸込口
16 内部空間
16−1〜16−6 負圧生成室
18−1〜18−4 シャッター
25 開閉機構
32 吸込ファン
38 ダンパー
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平1−261142(JP,A)
特表 平5−503887(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B41J 13/22
B41J 11/04
B41J 13/02
B65H 5/22
B41J 2/01
Claims (4)
- 【請求項1】 一定周速度で回転可能なドラムに保持さ
れかつドラムとともに回転中の印字媒体にインクジェッ
トノズルからインクを吹付けつつ印字可能なインクジェ
ットプリンタの媒体保持装置であって、 ドラムにその内部空間を径方向に伸る隔壁で複数に区画
した負圧生成室を形成するとともに各負圧生成室にドラ
ム内外を径方向に貫通する複数の吸込孔を形成しかつド
ラムの端面側に各負圧生成室と外部とを連通する複数の
吸込口と各吸込口を開閉可能なシャッターとを設け、静
止側に各シャッターをドラムの回転を利用してその回転
方向の下流側から上流側に向けて順次に開閉可能な開閉
機構と,開放された吸込口を通して当該負圧生成室の空
気を吸込む吸込ファンとを設け、前記各吸込口のうち所
定の隣接する2つの吸込口を共通のシャッターでドラム
回転方向下流側から上流側に向けて順次に開閉可能に形
成し、長さがそれぞれ異なる複数種類の印字媒体から適
宜選択された印字媒体を各負圧生成室の負圧を利用して
ドラム外周面に負圧吸着保持できるように各負圧生成室
および各吸込孔を各印字媒体の長さに対応して形成し
た、ことを特徴とするインクジェットプリンタの媒体保
持装置。 - 【請求項2】 前記吸込孔は、前記ドラムの軸方向に複
数形成されると共に、使用する印字媒体のうち最小幅の
ものより小さな幅寸法内に形成されることを特徴とする
請求項1記載のインクジェットプリンタの媒体保持装
置。 - 【請求項3】 前記ドラム外周面に負圧吸着保持された
印字媒体を先端側から後端側へ向けてしごき可能な扱き
ローラをドラム外周面に対して接離可能に設けたことを
特徴とする請求項1または請求項2に記載されたインク
ジェットプリンタの媒体保持装置。 - 【請求項4】 前記各吸込口の総開口面積が前記各吸込
孔の総開口面積以上とされている請求項1から請求項3
までのいずれか1項に記載されたインクジェットプリン
タの媒体保持装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP45397A JP3410313B2 (ja) | 1997-01-07 | 1997-01-07 | インクジェットプリンタの媒体保持装置 |
US08/985,025 US6092894A (en) | 1996-12-05 | 1997-12-04 | Printing medium holding apparatus for a printer using air suction force |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP45397A JP3410313B2 (ja) | 1997-01-07 | 1997-01-07 | インクジェットプリンタの媒体保持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10193718A JPH10193718A (ja) | 1998-07-28 |
JP3410313B2 true JP3410313B2 (ja) | 2003-05-26 |
Family
ID=11474223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP45397A Expired - Fee Related JP3410313B2 (ja) | 1996-12-05 | 1997-01-07 | インクジェットプリンタの媒体保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3410313B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4478897B2 (ja) | 2008-03-05 | 2010-06-09 | 富士フイルム株式会社 | 媒体保持装置及び画像記録装置並びに画像形成装置 |
JP5312306B2 (ja) * | 2009-12-11 | 2013-10-09 | 富士フイルム株式会社 | 媒体固定装置及び画像形成装置 |
JP2013240997A (ja) * | 2012-04-24 | 2013-12-05 | Komori Corp | 搬送装置 |
JP6002622B2 (ja) * | 2012-04-24 | 2016-10-05 | 株式会社小森コーポレーション | 搬送装置 |
JP7069869B2 (ja) * | 2018-03-13 | 2022-05-18 | 株式会社リコー | 搬送装置、印刷装置 |
-
1997
- 1997-01-07 JP JP45397A patent/JP3410313B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10193718A (ja) | 1998-07-28 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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