JPH10234191A - 振動アクチュエータの駆動方法および駆動装置 - Google Patents

振動アクチュエータの駆動方法および駆動装置

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JPH10234191A
JPH10234191A JP9281768A JP28176897A JPH10234191A JP H10234191 A JPH10234191 A JP H10234191A JP 9281768 A JP9281768 A JP 9281768A JP 28176897 A JP28176897 A JP 28176897A JP H10234191 A JPH10234191 A JP H10234191A
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energy input
driving
electric energy
drive signal
vibration actuator
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JP9281768A
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Takeshi Matsumoto
豪 松本
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H02N2/02Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors
    • H02N2/06Drive circuits; Control arrangements or methods
    • H02N2/065Large signal circuits, e.g. final stages
    • H02N2/067Large signal circuits, e.g. final stages generating drive pulses
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H02N2/10Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
    • H02N2/103Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors by pressing one or more vibrators against the rotor

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バースト信号による微小移動を可能とする。 【解決手段】 振動アクチュエータ10を互いに異なる
第1の駆動状態と第2の駆動状態とに切り替えるための
制御器110と、所定の周波数および電圧を有する信号
を生成する発振器1112と、圧電体12aに接続され
る出力端子Aと圧電体12b接続される出力端子Bとを
備えた切り替え器115と、出力端子Bと圧電体12b
との間に接続され、入力した信号の電気的な位相を所定
量変化させる移相器120とを備え、切り替え器115
は、第1の駆動状態では出力端子Aと出力端子Bの双方
から信号を出力し、第2の駆動状態では出力端子Aと出
力端子Bのいずれか一方から信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気機械変換素子
を備え、その電気機械変換素子の励振により弾性体に振
動を発生させて、振動アクチュエータを駆動する振動ア
クチュエータの駆動方法および駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の振動アクチュエータの一
例を示す図である。この振動アクチュエータは、矩形平
板状に形成され、下面に出力取り出し部1a,1bが形
成された弾性体1と、この弾性体1の上面に接合され
た、電気機械変換素子である圧電体2a,2bとを備え
る。そして、圧電体2a,2bに交流電圧を印加して弾
性体1に縦振動と屈曲振動を調和的に発生させることに
より、出力取り出し部1a,1bに発生する楕円運動を
用いて駆動力を発生するように構成されている。
【0003】振動アクチュエータの駆動回路は、所定周
波数の交流電圧を発振する発振器101と、発振器10
1の交流電圧の位相を90度異ならせる移相器102
と、移相器102の出力を増幅して、圧電体2aに印加
する増幅器103と、発振器101の出力を増幅して、
圧電体12bに印加する増幅器104などとを備えてい
る。
【0004】この振動アクチュエータに、弾性体1の1
次の縦振動と4次の屈曲振動の固有振動数が非常に近い
周波数の交流電圧を2相印加すると、2つの振動のモー
ドが調和した振動が発生する。出力取り出し部1a,1
bは、4次の屈曲振動の腹となる部分に設けられてお
り、この出力取り出し部1a,1bの先端が楕円運動を
行なうことで推力(駆動力)が発生する。
【0005】このような振動アクチュエータに関して、
「光ピックアップ移動を目的とした圧電リニア・モータ
(富川義朗 他:第5回電磁力関連のダイナミックシン
ポジウム講演論文集pp393〜398)」には、その
構造と負荷特性が開示されている。また、新版超音波モ
ータ(上羽貞行、富川義朗著、トリケップス刊pp14
5〜146)には、自走式の装置が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の振動アクチュエータ駆動装置は、微小移動をするため
に、駆動信号として、バースト(断続波)信号を印加し
たときに、バースト波数が少ない場合には、連続波を印
加したときとは反対の方向に動いてしまう、という問題
があった。
【0007】図5は、従来例に係る振動アクチュエータ
の駆動装置のバースト波数と移動距離の関係を示す図で
ある。この例の場合には、バースト波数が10〜110
パルスまでは、連続波と反対方向に動き、バースト波数
が120パルス以上では、連続波と同じ方向に動いてい
る。従って、このような従来の駆動方法では、微小移動
を制御することは困難であった。
【0008】本発明の課題は、バースト信号による微小
移動を可能とする振動アクチュエータの駆動方法および
駆動装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明では、電気エネルギを機械的変
位に変換する電気機械変換素子を有し、この電気機械変
換素子に駆動信号を印加して振動を発生させることで駆
動力を得る振動アクチュエータの駆動方法において、前
記電気機械変換素子に第1の電気エネルギ入力部と第2
の電気エネルギ入力部とを設け、前記第1の電気エネル
ギ入力部には第1の駆動信号を印加し、前記第2の電気
エネルギ入力部には前記第1の駆動信号と電気的な位相
が異なる第2の駆動信号を印加することで振動を発生さ
せる第1の駆動状態と、第1の電気エネルギ入力部と前
記第2の電気エネルギ入力部のいずれか一方に前記第1
の駆動信号と前記第2の駆動信号のいずれか一方を印加
することで振動を発生させる第2の駆動状態と、を選択
可能にした。
【0010】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、前記第2の駆動状態では、前記第1の電
気エネルギ入力部または前記第2の電気エネルギ入力部
に印加される駆動信号を、バースト波とした。
【0011】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
発明において、前記第2の駆動状態では、前記振動アク
チュエータの駆動方向に応じて前記第1の電気エネルギ
入力部と前記第2の電気エネルギ入力部のいずれか一方
を選択し、該選択した電気エネルギ入力部に前記第1の
駆動信号または前記第2の駆動信号を印加するようにし
た。
【0012】請求項4記載の発明では、第1の電気エネ
ルギ入力部と第2の電気エネルギ入力部とが形成されて
入力した電気エネルギを機械的変位に変換する電気機械
変換素子を有し、この電気機械変換素子に駆動信号を印
加して振動を発生させることで駆動力を得る振動アクチ
ュエータと、前記振動アクチュエータを互いに異なる第
1の駆動状態と第2の駆動状態とに切り替えるための制
御器と、前記制御器が前記第1の駆動状態に切り換えた
ときは、前記第1の電気エネルギ入力部には第1の駆動
信号を印加し、前記第2の電気エネルギ入力部には前記
第1の駆動信号と電気的な位相が異なる第2の駆動信号
を印加し、前記制御器が前記第2の駆動状態に切り換え
たときは、前記第1の電気エネルギ入力部と前記第2の
電気エネルギ入力部のいずれか一方に前記第1の駆動信
号と前記第2の駆動信号のいずれか一方を印加する駆動
回路と、で振動アクチュエータの駆動装置を構成した。
【0013】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
発明において、前記駆動回路が、所定の周波数および電
圧を有する信号を生成する発振器と、前記第1の電気エ
ネルギ入力部に接続された第1の出力端子と前記第2の
電気エネルギ入力部に接続された第2の出力端子とを備
えた切り替え器と、前記第2の出力端子と前記第2の電
気エネルギ入力部との間に接続され、入力した信号の電
気的な位相を所定量変化させる移相器とを備える構成と
し、前記切り替え器が、前記第1の駆動状態では前記第
1の出力端子と前記第2の出力端子の双方から信号を出
力し、前記第2の駆動状態では前記第1の出力端子と前
記第2の出力端子のいずれか一方から信号を出力するよ
うにした。
【0014】請求項6記載の発明では、請求項4記載の
発明において、前記駆動回路が、前記第2の駆動状態で
は、前記振動アクチュエータの駆動方向に応じて前記第
1の電気エネルギ入力部と前記第2の電気エネルギ入力
部のいずれか一方を選択し、該選択した電気エネルギ入
力部に前記第1の駆動信号または前記第2の駆動信号を
印加するように構成した。
【0015】請求項7記載の発明では、電気エネルギを
機械的変位に変換する電気機械変換素子を有し、この電
気機械変換素子に駆動信号を印加して振動を発生させる
ことで駆動力を得る振動アクチュエータの駆動装置であ
って、前記振動アクチュエータの前記電気機械変換素子
に、第1の電気エネルギ入力部と第2の電気エネルギ入
力部とを形成し、前記第1の電気エネルギ入力部には第
1の駆動信号を印加し、前記第2の電気エネルギ入力部
には前記第1の駆動信号と電気的な位相が異なる第2の
駆動信号を印加する第1の駆動状態と、前記第1の電気
エネルギ入力部と前記第2の電気エネルギ入力部のいず
れか一方に前記第1の駆動信号と前記第2の駆動信号の
いずれか一方を印加する第2の駆動状態と、を切り替え
る切り替え器を備えた構成とした。
【0016】請求項8記載の発明では、請求項7記載の
発明において、前記第2の駆動状態では、前記第1の電
気エネルギ入力部または前記第2の電気エネルギ入力部
に印加される駆動信号が、バースト波となるように構成
した。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の実施の形態について、さらに詳しくに説明する。図1
は、本実施形態の振動アクチュエータの構成を示す平面
図である。本実施形態の振動アクチュエータ10は、矩
形平板状に形成された弾性体11と、弾性体11の上面
に接合された電気機械変換素子である2つの圧電体12
a,12bとを備える。弾性体11の下面には、突起状
の出力取り出し部11a,11bが形成されている。ま
た、弾性体11の両側面には、支持用の切り欠き部11
cが形成されている。また、切り欠き部11cに係合し
て、弾性体11を固定部31に対して位置規制するピン
状の支持部材14と、弾性体11を駆動対象となる相対
運動部材30側に加圧する加圧部材15と、相対運動部
材30を挟んで出力取り出し部11a,11bと対向す
る位置に配置されたガイドローラ16a,16bとを備
えている。
【0018】弾性体11は、ステンレス等の金属やプラ
スチック等により形成されている。出力取り出し部11
a,11bは、ポリフロン(登録商標:(株)ダイキン
工業)等の複合材からなるエンジニアリングプラスチッ
クで形成されているが、弾性体11と一体に形成しても
よい。加圧部材15はコイルバネからなり、このコイル
バネは支持部材14に挿入されている。また、コイルバ
ネの代わりに板バネや皿バネ等を用いてもよい。ガイド
ローラ16a,16bは、図示していない支持手段に回
転可能に支持されている。
【0019】この振動アクチュエータ10は、圧電体1
2aに第1の交流電圧が印加され、圧電体12bには前
記第1の交流電圧と電気的に位相が90度異なる第2の
交流電圧が印加されるようになっている。また、弾性体
11の本体は、GND電位に接続される。
【0020】以上のような構成の振動アクチュエータ1
0において、圧電体12aに前記第1の交流電圧を印加
し、圧電体12bに前記第2の交流電圧を印加すると、
弾性体11の出力取り出し部11a,11bには、楕円
運動が発生する。このとき、弾性体11は、加圧部材1
4によって、相対運動部材30の方向に加圧されている
ので、出力取り出し部11a,11bと相対運動部材3
0とが加圧接触することになる。そして、両者の摩擦に
よって駆動力が得られる。なお、本実施形態の振動アク
チュエータは、超音波領域の振動を用いるように構成さ
れ、超音波モータとして機能する。
【0021】図2は、本実施形態による振動アクチュエ
ータの駆動装置の回路構成を示すブロック図である。こ
の回路は、発振器111と、増幅器113と、切り替え
器115と、制御器110と、移相器120等とを備え
ている。発振器111は、所定の周波数と電圧を有する
駆動信号を発振して増幅器113に出力する。増幅器1
13は、発振器111からの出力を増幅して切り替え器
115に出力する。切り替え器115は、A側およびB
側に接続して増幅器113の出力を圧電体12aおよび
圧電体12bの双方に出力する場合と、A側およびB側
のいずれか一方に接続して、圧電体12aおよび圧電体
12bの一方にのみ出力する場合とに切り替え可能に構
成される。制御器110は、発振器111、切り替え器
115および移相器120を制御するものである。移相
器120は、切り替え器115から出力されて圧電体1
2bに印加される駆動信号(第2の駆動信号とする)
と、切り替え器115から出力されて直接圧電体12a
に印加される駆動信号(第1の駆動信号とする)との電
気的な位相差を、90°または−90°異ならせるもの
である。
【0022】図1において、相対運動部材30を、矢印
a方向に連続して駆動する制御を行なうときは、制御器
110は、発振器111 に対して、連続波を発振するよう
に制御信号を出力する。また、制御器110は、切り替
え器115に対し、A側およびB側に接続して増幅器1
13からの出力を圧電体12aと圧電体12bの双方に
出力するように制御信号を出力する。さらに、移相器1
20に対しては、圧電体12bに印加される駆動信号
(第2の駆動信号)と、圧電体12aに印加される駆動
信号(第1の駆動信号)との電気的な位相差が90°と
なるように設定する制御信号を出力する。これにより、
駆動力取出し部11a,11bには楕円運動が発生し、
相対運動部材30は、図1の矢印a方向に駆動される。
なお、相対運動部材30が固定され、振動アクチュエー
タ10が自走するような構成においては、この振動アク
チュエータ10を矢印a方向に駆動させる場合は、前記
第1の駆動信号と前記第2の駆動信号との電気的な位相
差を−90°となるように設定すればよい。
【0023】相対運動部材30を、矢印b方向に連続し
て駆動する制御を行なうときは、制御器110は、発振
器111に対して、連続波を発振するように制御信号を
出力する。また、制御器110は、切り替え器115に
対し、A側およびB側に接続して増幅器113からの出
力を圧電体12aと圧電体12bの双方に出力するよう
に制御信号を出力する。さらに、移相器120に対して
は、圧電体12bに印加される駆動信号(第2の駆動信
号)と、圧電体12aに印加される駆動信号(第1の駆
動信号)との電気的な位相差が−90°となるように設
定する制御信号を出力する。これにより、駆動力取出し
部11a,11bには、前述の位相差を90°に設定し
たときとは反対向きの楕円運動が発生する。その結果、
相対運動部材30は、図1の矢印b方向に駆動される。
なお、相対運動部材30が固定され、振動アクチュエー
タ10が自走するような構成においては、この振動アク
チュエータ10を矢印b方向に駆動させる場合は、前記
第1の駆動信号と前記第2の駆動信号との電気的な位相
差を90°となるように設定すればよい。
【0024】相対運動部材30を、矢印a方向に微小駆
動する制御を行なうときは、制御器110は、発振器1
11に対して、バースト波を発振するように制御信号を
出力する。また、制御器110は、切り替え器115に
対し、A側に接続して増幅器113からの出力を圧電体
12aにのみ出力するように制御信号を出力する。切り
替え器115からの出力は、第1の駆動信号として圧電
体12aに印加される。その結果、相対運動部材30
は、図1の矢印a方向に駆動される。なお、相対運動部
材30が固定され、振動アクチュエータ10が自走する
ような構成においては、この振動アクチュエータ10を
矢印a方向に駆動させる場合は、切り替え器115に対
し、B側に接続して増幅器113からの出力を圧電体1
2bにのみ出力するように制御信号を設定すればよい。
【0025】相対運動部材30を、矢印b方向に微小駆
動する制御を行なうときは、制御器110は、発振器1
11に対して、バースト波を発振するように制御信号を
出力する。また、制御器110は、切り替え器115に
対し、B側に接続して増幅器113からの出力を圧電体
12bにのみ出力するように制御信号を出力する。切り
替え器115からの出力は、第2の駆動信号として、移
相器120を介して圧電体12bに印加される。その結
果、相対運動部材30は、図1の矢印b方向に駆動され
る。なお、相対運動部材30が固定され、振動アクチュ
エータ10が自走するような構成においては、この振動
アクチュエータ10を矢印b方向に駆動させる場合は、
切り替え器115に対し、A側に接続して増幅器113
からの出力を圧電体12aにのみ出力するように制御信
号を設定すればよい。
【0026】図3は、本実施形態に係る振動アクチュエ
ータを1相で駆動したときのバースト波数と移動距離の
関係の一例を示す図である。本実施形態の場合、バース
ト波数が10〜150パルスまでの範囲では、バースト
波数にかかわらず、連続波を印加したときと同じ方向に
動いている。従って、微小移動を制御することが可能と
なった。
【0027】なお、圧電体12aに印加される交流電圧
と圧電体12bに印加される交流電圧との位相差は、9
0°(−90°)に限定されるものではない。振動アク
チュエータの最大の効率が得られる値に適宜設定すれば
よく、駆動方向に応じて値(絶対値)を変えてもよい。
また、圧電体12aと圧電体12bは、両者を一体化し
て1つ(1枚)の素子で構成してもよい。この場合、圧
電体12aと圧電体12bが配置されていた領域に、互
いに電気的に絶縁された2枚の電極を設け、これら2枚
の電極間で位相の異なる2相の交流電圧を印加すれば、
図1、図2の構成と同様の効果が得られる。圧電体を1
つの素子で構成すると、部品点数が減り、組立て時の効
率を向上させることができる。
【0028】(他の実施形態)本発明は、以上説明した
実施形態に限定されることなく種々の変形や変更が可能
であって、それらも本発明の均等の範囲内である。例え
ば、振動アクチュエータ10は、1次の縦振動と4次の
屈曲振動を用いたもの(L1−B4型)を例にしたが、
この組合せに限定されるものではない。例えば、4次の
代わりに6次の屈曲振動を用いる構成(L1−B6型)
等としてもよい。また、電気機械変換素子として圧電体
12を用いたが、これに限定されるものではなく、電気
エネルギを機械的変位に変換するものであればよい。例
えば、圧電体の代わりに電歪素子を用いてもよい。な
お、1方向にのみ駆動するような用途では、弾性体11
に圧電体12aまたは圧電体12bのいずれか1つを設
けた構成としてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、バースト信号によって駆動した場合であっても、
逆方向に移動することなく、微小移動が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態で用いた振動アクチュエータ
の構成を示す平面図である。
【図2】本発明による振動アクチュエータの駆動装置の
実施形態を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係る振動アクチュエータを
1相駆動したときのバースト波数と移動距離の関係の一
例を示す図である。
【図4】従来の振動アクチュエータの一例を示す斜視図
である。
【図5】従来例に係る振動アクチュエータの駆動装置の
バースト波数と移動距離の関係を示す図である。
【符号の説明】
10 振動アクチュエータ 11 弾性体 12a,12b 圧電体 110 制御器 111 発振器 113 増幅器 115 切り替え器 120 移相器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気エネルギを機械的変位に変換する電
    気機械変換素子を有し、この電気機械変換素子に駆動信
    号を印加して振動を発生させることで駆動力を得る振動
    アクチュエータの駆動方法において、 前記電気機械変換素子に第1の電気エネルギ入力部と第
    2の電気エネルギ入力部とを設け、 前記第1の電気エネルギ入力部には第1の駆動信号を印
    加し、前記第2の電気エネルギ入力部には前記第1の駆
    動信号と電気的な位相が異なる第2の駆動信号を印加す
    ることで振動を発生させる第1の駆動状態と、第1の電
    気エネルギ入力部と前記第2の電気エネルギ入力部のい
    ずれか一方に前記第1の駆動信号と前記第2の駆動信号
    のいずれか一方を印加することで振動を発生させる第2
    の駆動状態と、を選択可能にしたことを特徴とする振動
    アクチュエータの駆動方法。
  2. 【請求項2】 前記第2の駆動状態では、前記第1の電
    気エネルギ入力部または前記第2の電気エネルギ入力部
    に印加される駆動信号が、バースト波であることを特徴
    とする請求項1に記載された振動アクチュエータの駆動
    方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の駆動状態では、前記振動アク
    チュエータの駆動方向に応じて前記第1の電気エネルギ
    入力部と前記第2の電気エネルギ入力部のいずれか一方
    を選択し、該選択した電気エネルギ入力部に前記第1の
    駆動信号または前記第2の駆動信号を印加することを特
    徴とする振動アクチュエータの駆動方法。
  4. 【請求項4】 第1の電気エネルギ入力部と第2の電気
    エネルギ入力部とが形成されて入力した電気エネルギを
    機械的変位に変換する電気機械変換素子を有し、この電
    気機械変換素子に駆動信号を印加して振動を発生させる
    ことで駆動力を得る振動アクチュエータと、 前記振動アクチュエータを互いに異なる第1の駆動状態
    と第2の駆動状態とに切り替えるための制御器と、 前記制御器が前記第1の駆動状態に切り換えたときは、
    前記第1の電気エネルギ入力部には第1の駆動信号を印
    加し、前記第2の電気エネルギ入力部には前記第1の駆
    動信号と電気的な位相が異なる第2の駆動信号を印加
    し、前記制御器が前記第2の駆動状態に切り換えたとき
    は、前記第1の電気エネルギ入力部と前記第2の電気エ
    ネルギ入力部のいずれか一方に前記第1の駆動信号と前
    記第2の駆動信号のいずれか一方を印加する駆動回路
    と、を備えたことを特徴する振動アクチュエータの駆動
    装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動回路は、所定の周波数および電
    圧を有する信号を生成する発振器と、 前記第1の電気エネルギ入力部に接続された第1の出力
    端子と前記第2の電気エネルギ入力部に接続された第2
    の出力端子とを備えた切り替え器と、 前記第2の出力端子と前記第2の電気エネルギ入力部と
    の間に接続され、入力した信号の電気的な位相を所定量
    変化させる移相器とを備え、 前記切り替え器は、前記第1の駆動状態では前記第1の
    出力端子と前記第2の出力端子の双方から信号を出力
    し、前記第2の駆動状態では前記第1の出力端子と前記
    第2の出力端子のいずれか一方から信号を出力すること
    を特徴とする請求項4に記載に振動アクチュエータの駆
    動装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動回路は、前記第2の駆動状態で
    は、前記振動アクチュエータの駆動方向に応じて前記第
    1の電気エネルギ入力部と前記第2の電気エネルギ入力
    部のいずれか一方を選択し、該選択した電気エネルギ入
    力部に前記第1の駆動信号または前記第2の駆動信号を
    印加することを特徴とする請求項4に記載された振動ア
    クチュエータの駆動装置。
  7. 【請求項7】 電気エネルギを機械的変位に変換する電
    気機械変換素子を有し、この電気機械変換素子に駆動信
    号を印加して振動を発生させることで駆動力を得る振動
    アクチュエータの駆動装置であって、 前記振動アクチュエータは、前記電気機械変換素子に、
    第1の電気エネルギ入力部と第2の電気エネルギ入力部
    とが形成され、 前記第1の電気エネルギ入力部には第1の駆動信号を印
    加し、前記第2の電気エネルギ入力部には前記第1の駆
    動信号と電気的な位相が異なる第2の駆動信号を印加す
    る第1の駆動状態と、前記第1の電気エネルギ入力部と
    前記第2の電気エネルギ入力部のいずれか一方に前記第
    1の駆動信号と前記第2の駆動信号のいずれか一方を印
    加する第2の駆動状態と、を切り替える切り替え器を備
    えたことを特徴とする振動アクチュエータの駆動装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の駆動状態では、前記第1の電
    気エネルギ入力部または前記第2の電気エネルギ入力部
    に印加される駆動信号を、バースト波とすることを特徴
    とする請求項7に記載された振動アクチュエータの駆動
    装置。
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