JPH08168274A - 振動装置および超音波モータ - Google Patents

振動装置および超音波モータ

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JPH08168274A
JPH08168274A JP6308850A JP30885094A JPH08168274A JP H08168274 A JPH08168274 A JP H08168274A JP 6308850 A JP6308850 A JP 6308850A JP 30885094 A JP30885094 A JP 30885094A JP H08168274 A JPH08168274 A JP H08168274A
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vibration
phase
stator
vibrating
frequency
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JP6308850A
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Tatsuo Chiaki
千明  達生
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動弾性体の伸び方向の固有振動数と、屈曲
方向の固有振動数とを一致させることを不要とする振動
装置を提供する。 【構成】 振動弾性体に伸び方向の振動を与える第1相
の加振手段および屈曲振動を与える第2相の加振手段を
固定した振動子の第1相の加振手段および第2相の加振
手段に駆動用の周波電圧を印加して、振動弾性体の駆動
部に駆動波を形成させる振動装置において、該振動弾性
体は伸び方向の振動モードの固有振動数が屈曲方向の振
動モードの固有振動数の2以上の整数倍とし、該駆動回
路は、第1の周波数の信号と、該第1の周波数の信号の
2以上の整数倍の第2の周波数の信号を重畳した信号に
基づいた周波電圧を該第1相の加振手段および該第2相
の加振手段に印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縦−屈曲振動を利用し
た振動装置および超音波モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、縦−屈曲振動を利用した超音波モ
ーターは、例えば、特開平1−110070や特開平1
−110071や、富川義朗氏による文部省科学研究費
補助金研究成果報告書「圧電アクチェータの開発とその
体系化の研究(課題番号63460137)」等に開示
されている。
【0003】従来の、縦−屈曲振動を利用した超音波モ
ーターは、圧電素子が固定された平板状の振動弾性体か
らなるステーター(振動子)を第1相と第2相の2つの
位相で加振できるような構造とし、さらに、ステーター
の縦方向の固有振動数と、屈曲方向の所定の次数の固有
振動モードの振動数が略一致するような形状として、前
記、第1相と第2相の加振を、電気角で90度ずれた矩
形波または正弦波を圧電素子に印加することにより、ス
テーターの所定の位置において、ステーター上の点が楕
円軌跡を描くようにし、その部分にムーブメント(摺動
子)を圧接することによりムーブメントが駆動されると
いうものであり、可聴域の駆動騒音をほとんど発生せず
に、円滑で強力な推力を得ることができるという特徴が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、 1、ステーターの縦方向の固有振動数と、屈曲方向の所
定のモードの固有振動数を一致させなければならないた
めに、ステーターの形状に対する制約が厳しくなり、こ
のようなモーターを組み込んだ機器を設計しようとする
と、設計自由度に乏しく、結局は機器その物が大型化し
てしまうという問題が生じてしまう。
【0005】2、一つの入力により、縦と屈曲の双方の
振動が励起されるために、例えば、ムーブメントの速度
を遅くしたい場合には、第1相と第2相両方の圧電素子
に印加する電圧を下げ、縦方向と屈曲方向の双方の振動
レベルを小さくするか、第1相と第2相の圧電素子に印
加する電圧の位相を変化させステーター上の点の軌跡を
縦長になるようにする必要がある。
【0006】しかし、縦方向と屈曲方向の双方の振動レ
ベルを小さくすると、縦方向の振動レベルも小さくなる
ために、ステーターの所定の位置に設けられた駆動片
と、ムーブメントとのそれぞれの面精度の状況によって
ステーターの駆動方向の振動成分が、ムーブメントに伝
達されにくくなるという問題がある。
【0007】また、第1相の圧電素子と、第2相の圧電
素子に印加される電圧の位相を変化させようとする場
合、印加電圧の波形は同じにしたまま、位相のみを変え
なければならず、駆動回路規模が大きくなってしまうと
いう問題があった。
【0008】さらにまた、縦−屈曲超音波モーターで
は、温度変化等によってステーターの長さが変化した場
合や、ムーブメントにステーターを圧接する力が変化し
た場合などにおいて、伸び縮みによる振動と、曲げによ
る振動の、それぞれに対する影響の度合いが同一にはな
らないが、その影響をなくすために、円環状の、進行波
を利用した超音波モーターで特開平6−62588に開
示されるような、超音波モーターを所定の特性で使用す
るために、センサー相を設けて、ステーターの振動状況
を検出し、超音波振動子に印加する電圧にフィードバッ
クをかけるという技術を応用しようとしても、前述の従
来の、縦−屈曲振動を利用した超音波モーターにおいて
は、一つの入力により、縦と屈曲の双方の振動を励起す
るような超音波モーターにおいては、たとえセンサー相
を設けて、ステーターの振動の様子を検出しようとして
も、ステーター上の質点の振動がどのような楕円起動に
なっているか検出することはできず、しかも、たとえ検
出したとしても、一つの入力により、縦と屈曲の双方の
振動が励起されるために、たとえば、縦(伸び縮み)方
向の振幅のみを拡大して、所定の振動になるような補正
をかけるといったことができないという問題があった。
【0009】本出願に係る第1の発明の目的は、縦−屈
曲振動を利用した超音波モーター等の振動装置におい
て、縦方向の固有振動数と、横方向の所定の振動モード
の固有振動数を一致させなくとも済むようにし、各種機
器に駆動源等として使用する際の設計自由度を拡大する
ことにある。
【0010】本出願に係る第2の発明の目的は、振動子
上に励起される、縦方向の振動と、屈曲方向の振動をそ
れぞれ独立して、加振手段に印加する電圧により制御可
能とすることであり。
【0011】本出願に係る第3の発明の目的は、振動子
上に励起される縦方向の振動の状況と、屈曲方向の振動
の状況を夫々独立して、検出可能とすることである。
【0012】本出願に係る第4の発明の目的は、上記し
た目的を達成した超音波モータを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段および作用】本出願に係る
第1の発明の目的を実現する構成は、請求項1に記載の
ように、振動弾性体に伸び方向の振動を与える第1相の
加振手段および屈曲振動を与える第2相の加振手段を固
定した振動子と、該第1相の加振手段および該第2相の
加振手段に駆動用の周波電圧を印加する駆動回路とを有
し、該駆動回路により該第1相の加振手段および該第2
相の加振手段に駆動用の周波電圧を印加すると該振動弾
性体に励起される伸縮方向の振動と屈曲振動との合成
で、該振動弾性体の駆動部に駆動波を形成させる振動装
置において、該振動子は伸び方向の振動モードの固有振
動数が屈曲方向の振動モードの固有振動数の2以上の略
整数倍とし、該駆動回路は、第1の周波数の信号と、該
第1の周波数の信号の2以上の整数倍の第2の周波数の
信号を重畳した信号に基づいた周波電圧を該第1相の加
振手段および該第2相の加振手段に印加することを特徴
とする振動装置にある。
【0014】この構成では、振動弾性体に伸び方向の共
振と、該伸び方向の共振周波数の2以上の略整数分の1
倍の周波数の屈曲方向の共振を励起することにより、振
動弾性体上の所定の位置に、例えば動力伝達片等を設け
た駆動部に、平面的に8の字あるいは重なり合った8の
字状の軌跡を辿らせることにより、例えばこの動力伝達
片に加圧接触する部材と振動子とが摩擦力により相対的
に移動する。
【0015】本出願に係る第2の発明の目的を実現する
構成は、請求項2に記載のように、請求項1において、
振動子には振動弾性体の振動を検出する振動検出手段が
設けられ、駆動回路には該振動検出手段の出力信号を複
数の周波数成分に分離する分離手段を有することを特徴
とする振動装置にある。
【0016】この構成では、振動弾性体上に例えば上記
した動力伝達片が辿る平面的に8の字あるいは重なり合
った8の字状の軌跡の縦横比を所定の値に制御し、この
部材に加圧接触する部材との相対移動を所定の特性で行
なえることを可能とする。
【0017】このための構成として、複数の分離手段
は、ローパスフィルターとハイパスフィルターとし、そ
して、駆動回路には複数の分離手段からの分離信号に基
づき、加振手段に印加する電圧の各周波数成分のレベル
を制御する制御手段を設けることにより実現する。
【0018】また、駆動回路は複数の分離手段からの分
離信号に基づき、加振手段に印加する電圧の周波数を制
御する制御手段を設けることにより実現できる。
【0019】なお、第1相および第2相の加振手段は圧
電素子を使用でき、また振動検出手段は圧電素子を使用
できる。
【0020】本出願に係る第4の発明の目的を実現する
構成は、請求項8に記載のように、請求項1ないし7の
いずれかに記載の振動装置における振動子と、該振動子
の駆動部と加圧接触する部材とを有し、該振動子の駆動
部に励起される駆動波により、該振動子と該部材とを相
対的に移動させることを特徴とする超音波モータにあ
る。
【0021】この構成では、高精度の駆動制御が実現で
き、振動子あるいは該振動子と加圧接触する部材を移動
させることができる。
【0022】
【実施例】
(第1の実施例)図1ないし図6は本発明の第1の実施
例を示す。
【0023】図1は、本発明による超音波モーターの分
解斜視図であり、図2は、本発明による超音波モーター
の動作説明図であり、図3は、本発明による超音波モー
ターを動作させるための回路システムのブロック図であ
り、図4、図5は本発明の第1の実施例において、圧電
素子に印加する電圧を示す図であり、図6は、ステータ
ー上の点の軌跡を説明する図である。
【0024】初めに、図1により本発明の第1の実施例
のモーター部分の構成について説明する。
【0025】図1において、1はステーター、2はムー
ブメント、3は付勢ばね、4はハウジング、5は第1の
圧電素子、6はベース部材、7は第2の圧電素子、8a
は第1相の第1の電極、8bは第1相の第2の電極、9
aは第2相の第1の電極、9bは第2相の第2の電極、
10は動力を伝達するための第1の駆動片、11は動力
を伝達するための第2の駆動片、12は固定片、13は
ハウジング4に設けられた溝。14、15は第1、第2
の取付け穴である。
【0026】ステーター1は、例えばリン青銅板でつく
られたベース部材6の両面に、例えば、ジルコン酸チタ
ン酸鉛(PZT)で作られた、第1の圧電素子5と、第
2の圧電素子7が接着されている。
【0027】第1の圧電素子5と、第2の圧電素子7は
それぞれ、厚さ方向に電圧をかけると面積方向に伸び縮
みするように分極がなされている。
【0028】第1の圧電素子5上には、第1相の第1の
電極8aと、第2相の第1の電極9aが設けられてお
り、第1相の第1の電極8a上には、たとえばポリイミ
ド樹脂で作られた第1の動力伝達部材10が接着等の手
段により固定されている。第2相の第1の電極9a上に
は、たとえばポリイミド樹脂で作られた第2の動力伝達
部材11が接着等の手段により固定されている。
【0029】第2の圧電素子7上には、第1相の第2の
電極8bと、第2相の第2の電極9bが設けられてい
る。又、第2の圧電素子7の中央部には、たとえばポリ
カーボネート樹脂で作られた固定片12が接着されてい
る。
【0030】ムーブメント2は、たとえばアルミニウム
の平板で作られ、被駆動物に取付けるための第1および
第2の取付け穴2a、2bが設けられている。
【0031】付勢ばね3は、例えば、ステンレス板で作
られ、アーチ形状をなしている。
【0032】ハウジング4は例えばポリカーボネート樹
脂で作られ、凹部16と、溝13と、第1、第2の取付
け穴14、15が設けられている。ハウジング4の凹部
16には付勢ばね3と、ステーター1の固定片12が嵌
合し、その状態において、付勢ばね3は、ステーター1
をムーブメント2に所定の圧力で加圧する。
【0033】ハウジング4は第1、第2の取付け穴1
4、15により前記被駆動体に対する固定体に固定され
る。
【0034】前記、ステーター1のベース部材6は、例
えばリード線のような電気的接続手段によりグラウンド
端子Gに接続されている。
【0035】また、前記、ステーター1の第1相の第1
の電極8aと、第1相の第2の電極8bは、例えばリー
ド線のような電気的接続手段により第1相の入力端子8
cに接続されている。さらに、前記、ステーター1の第
2相の第1の電極9aと、第2相の第2の電極9bは、
例えばリード線のような電気的接続手段により第1相の
入力端子9cに接続されている。
【0036】つぎに図2(a)、(b)、(c)、
(d)により本発明の第1の実施例の振動動作について
説明する。
【0037】図2(a)は、本発明による第1の実施例
のステーター部分の側面図であり、構成としては、図1
により説明した構成と全く同じものである。
【0038】図2(b)は、本発明による第1の実施例
のステーター部分の屈曲方向の振動の様子を示す図であ
り、横方向はステーター1の位置に対応し、縦方向は、
ステーター1の屈曲振動による厚さ方向の変位量を示し
ている。
【0039】図2(c)は、本発明による第1の実施例
のステーター部分の縦方向の振動の様子を示す図であ
り、横方向はステーター1の位置に対応し、縦方向は、
ステーター1の縦方向の振動による厚さ方向の変位量を
示している。
【0040】本発明による第1の実施例においては、ス
テーター1の屈曲方向の固有振動モードの一つで、図2
(b)に図示するような、腹が4箇所に生じるモードを
使用し、また、ステーター1の縦方向の固有振動モード
の一つで、図2(c)に図示するようなステーター全体
が、厚み方向に伸び縮みするモードを使用する。
【0041】本発明の第1の実施例においては、ステー
ター1の長さ、厚さ、幅は、図2(b)に示すような屈
曲振動のモードの共振周波数が、例えば、45KHzに
なるようになっている。また、ステーター1の長さ、厚
さ、幅は、図2(c)に示すような縦振動のモードの共
振周波数が、例えば、90KHzになるようになってい
る。
【0042】次に、図3により、本実施例による超音波
モーターの駆動回路の構成について説明する。図3にお
いて、先に図1により説明した超音波モーターのモータ
ー部分と共通の構成には、共通の符号を付してある。
【0043】図3において、30は入力信号を増幅して
出力する第1のドライブ回路、31は入力信号を増幅し
て出力する第2のドライブ回路、32は第1の入力信号
と、第2の入力信号を加算した信号を出力する第1の加
算回路、33は第1の入力信号と、第2の入力信号を加
算した信号を出力する第2の加算回路、34は入力信号
を所定の時間だけずらして出力する第1の移相回路、3
5は入力信号を所定の時間だけずらして出力する第2の
移相回路、36は入力信号を所定の時間だけずらして出
力する第3の移相回路、37は第1の発振回路、38は
第2の発振回路である。
【0044】第1の発振回路37の出力端子は、第1の
加算回路32の第1の入力端子32aと第2の移相回路
35の入力端子に電気的に接続されている。第2の発振
回路38の出力端子は、第3の移相回路36を介して、
第1の加算回路32の第2の入力端子32bと、第1の
移相回路34の入力端子に接続されている。第1の移相
回路34の出力端子と、第2の移相回路35の出力端子
は、それぞれ、第2の加算回路33の第1、第2の入力
端子33a、33bに接続されている。第1の加算回路
32の出力端子は、第1のドライブ回路30の入力端子
に接続されている。第2の加算回路33の出力端子は、
第2のドライブ回路31の入力端子に接続されている。
【0045】第1のドライブ回路30の出力端子は、前
述のモーター部分の第1相の入力端子8cに接続されて
いる。また、第2のドライブ回路31の出力端子は、前
述のモーター部分の第2相の入力端子9cに接続されて
いる。さらに、前述のモーター部分のベース部材6は、
駆動回路のグラウンドと接続されている。
【0046】第1の発振回路37は、45KHzで発振
しており、第2の発振回路38は、90KHzで発振し
ている。第3の移相回路36は、第1の発振回路の時刻
tにおける出力をsin(45t)としたときに、第2
の発振回路の出力を時間的にずらして、第3の移相回路
36の出力信号が、sin(90t)となるように設定
されている。また、第2の移相回路35は、第1の発振
回路の出力を時間的にずらして、第2の移相回路35の
出力信号が、cos(45t)となるように設定されて
いる。さらに、第1の移相回路34は、第3の移相回路
36の出力を時間的にずらして、第1の移相回路34の
出力信号が、cos(90t)となるように設定されて
いる。
【0047】このような回路によって生成される信号と
圧電素子に印加される電圧を図3、図4および図5によ
って説明する。
【0048】図4は、本実施例における超音波モーター
のステーター1の第1相に印加される電圧にかかわる図
である。図4(a)は、図3の第1の発振回路37の出
力信号であり、第1の加算回路32の第1の入力信号で
ある。
【0049】図4(b)は、図3の第3の移相回路36
の出力信号であり、第1の加算回路32の第2の入力信
号であり、図4(c)は、超音波モーターのステーター
の第1相の入力端子8cに印加される電圧波形である。
図4(c)より明らかなように、超音波モーターのステ
ーターの第1相の入力端子8cには、sin(45t)
+sin(90t)という形の電圧が印加される。この
ような形の電圧が印加されることにより、前記、超音波
モーターのステーターには、90KHzの縦振動と45
KHzの屈曲振動がそれぞれ励起される。
【0050】また、同様に図5は、本実施例における超
音波モーターのステーター1の第2相に印加される電圧
にかかわる図である。図5(a)は、図3の第2の移相
回路35の出力信号であり、第2の加算回路33の第2
の入力信号である。図5(b)は、図3の第1の移相回
路34の出力信号であり、第2の加算回路33の第1の
入力信号であり、図5(c)は、超音波モーターのステ
ーターの第2相の入力端子9cに印加される電圧波形で
ある。
【0051】図5(c)より明らかなように、超音波モ
ーターのステーターの第1相の入力端子9cには、co
s(45t)+cos(90t)という形の電圧が印加
される。このような形の電圧が印加されることにより、
前記、超音波モーターのステーターには、90KHzの
縦振動と45KHzの屈曲振動がそれぞれ励起される。
【0052】図4(c)に図示されるような電圧を超音
波モーターの第1相に加え、図5(c)に図示されるよ
うな電圧を超音波モーターの第2相に加えることによ
り、超音波モーターのステーター1上に設けられた第
1、第2の駆動片10、11は、図6に示すような軌跡
を描く。図6において、横軸は、第1、第2の駆動片1
0、11の横方向(ステーターの長さ方向)の位置を示
し、縦軸は、第1、第2の駆動片10、11の縦方向
(ステーターの厚さ方向)の位置を示している。
【0053】図6より明らかなように、第1、第2の駆
動片10、11のたどる軌跡は、常にその上部で所定の
方向であり、そのために、これら第1、第2の駆動片1
0、11に、ムーブメント2を所定の圧力で圧接すれ
ば、ムーブメント2には横方向の力が作用し、ハウジン
グを固定し被駆動体に摺動子を固定するか、摺動子を固
定し、ハウジングに被駆動体を固定すれば、被駆動体を
駆動することができる。また、ムーブメント2を駆動片
に押しつける力と被駆動体に加わる負荷が一定のとき、
図6に示した軌跡の縦と横の比によってムーブメントの
スピードは決定されるが、以上の説明より明らかなよう
に、本実施例においては、第1または、第2の発振回路
の出力電圧レベルを変えるだけで、図6に示した軌跡の
縦と横の比を変化させ、ムーブメントのスピードを変化
させることができる。
【0054】(第2の実施例)上述した、本発明の第1
の実施例においては、ステーターの縦方向の共振周波数
と屈曲方向の共振周波数は、2対1即ち偶数倍の関係で
あったが、ステーターに印加する電圧を工夫することに
よって、3対1等の奇数倍の関係においても、超音波モ
ーターを駆動することができる。
【0055】つぎに、ステーターの縦方向の共振周波数
と屈曲方向の共振周波数を奇数倍の関係とした本発明の
第2の実施例を図7、図8(a)、(b)、(c)、図
9(a)、(b)、(c)、図10により説明する。本
実施例においては、モーターの構成は、図1に示した、
前述の第1の実施例と同じなので説明を省略する。
【0056】図7(a)は、本発明による第2の実施例
のステーター部分の側面図であり、構成としては、図1
により説明した構成と全く同じものである。
【0057】図7(b)は、本発明による第2の実施例
のステーター部分の屈曲方向の振動の様子を示す図であ
り、横方向はステーター1の位置に対応し、縦方向は、
ステーター1の屈曲振動による厚さ方向の変位量を示し
ている。
【0058】図7(c)は、本発明による第2の実施例
のステーター部分の縦方向の振動の様子を示す図であ
り、横方向はステーター1の位置に対応し、縦方向は、
ステーター1の縦方向の振動による厚さ方向の変位量を
示している。
【0059】図8、図9は本発明の第2の実施例におい
て、圧電素子に印加する電圧を示す図であり、図10
は、ステーター上の点の軌跡を説明する図である。
【0060】本発明による第2の実施例においては、ス
テーター1の屈曲方向の固有振動モードの一つで、図7
(b)に図示するような、腹が2箇所に生じるモードを
使用し、また、ステーター1の縦方向の固有振動モード
の一つで、図7(c)に図示するようなステーター全体
が、伸び縮みするモードを使用する。
【0061】本発明の第2の実施例においては、ステー
ター1の長さ、厚さ、幅は、図7(b)に示すような屈
曲振動のモードの共振周波数が、例えば、30KHzに
なるようになっている。また、ステーター1の長さ、厚
さ、幅は、図7(c)に示すような縦振動のモードの共
振周波数が、例えば、90KHzになるようになってい
る。
【0062】つぎに本発明の第2の実施例の回路構成と
駆動方法について説明する。
【0063】本実施例において回路構成は、前述の本発
明の第1実施例と基本的には同じであり、第1、第2の
発振回路の発振周波数と、位相のずらし方のみが異なる
のでその部分を図3を用いて説明し、それ以外の部分の
説明は、説明を煩雑にするのを防ぐために省略する。
【0064】図3において、第1の発振回路37は、3
0KHzで発振しており、第2の発振回路38は、90
KHzで発振している。第3の移相回路36は、第1の
発振回路の時刻tにおける出力をsin(30t)とし
たときに、第2の発振回路の出力を時間的にずらして、
第3の移相回路36の出力信号が、cos(90t)と
なるように設定されている。また、第2の移相回路35
は、第1の発振回路の出力を時間的にずらして、第2の
移相回路35の出力信号が、cos(30t)となるよ
うに設定されている。さらに、第1の移相回路34は、
第3の移相回路36の出力を時間的にずらして、第1の
移相回路34の出力信号が、sin(90t)となるよ
うに設定されている。
【0065】このような回路によって生成される信号と
圧電素子に印加される電圧を図3、図8および図9によ
って説明する。
【0066】図8は、第2の実施例における超音波モー
ターのステーター1の第1相に印加される電圧にかかわ
る図である。図8(a)は、図3の第1の発振回路の出
力信号であり、第1の加算回路32の第1の入力信号で
ある。
【0067】図8(b)は、図3の第3の移相回路の出
力信号であり、第1の加算回路32の第2の入力信号で
あり、図8(c)は、超音波モーターのステーターの第
1相の入力端子8cに印加される電圧波形である。
【0068】図8(c)より明らかなように、超音波モ
ーターのステーターの第1相の入力端子8cには、si
n(30t)+cos(90t)という形の電圧が印加
される。このような形の電圧が印加されることにより、
前記、超音波モーターのステーターには、90KHzの
縦振動と30KHzの屈曲振動がそれぞれ励起される。
【0069】また、同様に図9は、本実施例における超
音波モーターのステーター1の第2相に印加される電圧
にかかわる図である。図9(a)は、図3の第2の移相
回路35の出力信号であり、第2の加算回路33の第2
の入力信号である。
【0070】図9(b)は、図3の第1の移相回路34
の出力信号であり、第2の加算回路33の第1の入力信
号であり、図9(c)は、超音波モーターのステーター
の第2相の入力端子9cに印加される電圧波形である。
【0071】図9(c)より明らかなように、超音波モ
ーターのステーターの第1相の入力端子9cには、co
s(30t)+sin(90t)という形の電圧が印加
される。このような形の電圧が印加されることにより、
前記、超音波モーターのステーターには、90KHzの
縦振動と30KHzの屈曲振動がそれぞれ励起される。
【0072】図8(c)に図示されるような電圧を超音
波モーターの第1相に加え、図9(c)に図示されるよ
うな電圧を超音波モーターの第2相に加えることによ
り、超音波モーターのステーター1上に設けられた第
1、第2の駆動片10、11は、図10に示すような軌
跡を描く。図10において、横軸は、第1、第2の駆動
片10、11の横方向(ステーターの長さ方向)の位置
を示し、縦軸は、第1、第2の駆動片10、11の縦方
向(ステーターの厚さ方向)の位置を示している。図1
0より明らかなように、第1、第2の駆動片10、11
のたどる軌跡は、常にその上部で所定の方向であり、そ
のために、これら第1、第2の駆動片10、11に、ム
ーブメント2を所定の圧力で圧接すれば、ムーブメント
2には横方向の力が作用し、被駆動体を駆動することが
できる。
【0073】(第3の実施例)つぎに、ステーター1に
振動の状況を検出するセンサーを設け、ステーターの安
定した振動を得られるようにした、本発明の第3の実施
例を図11、図12により説明する。
【0074】図11は、本発明の第3の実施例の分解斜
視図であり、図12は本発明の第3の実施例の回路構成
を示すブロック図である。
【0075】図11、図12において、前述の本発明の
第1の実施例と共通の構成には、同一の符号を付し、説
明を省略する。
【0076】図11において、ステーター1の第1の圧
電素子5上には、ステーター1の振動状況を検出するた
めの電極40が設けられており、ステーター1が振動す
るとそれに応じた信号が、前記振動状況を検出するため
の電極40に電気的に接続された端子40aに発生す
る。
【0077】図12において、51はローパスフィルタ
ーであり、52はハイパスフィルター、53は第1の比
較回路、54は第2の比較回路、55は第1のゲイン調
整回路、56は第2のゲイン調整回路である。
【0078】ローパスフィルター51は、ステーターの
屈曲振動の周波数を通過させ縦振動の周波数を吸収する
ような設定になっている。ローパスフィルター51の入
力は、前述の振動状況を検出するための電極40に電気
的に接続された端子40aに接続され、また、その出力
は、第1の比較回路53の入力に接続されている。第1
の比較回路53はいわゆる差動増幅器であり、あらかじ
め設定した信号レベルと、入力された信号レベルを比較
して、その差に応じた信号を出力するものである。第1
の比較回路53の出力端子は第1のゲイン調整回路の第
1の入力端子に接続されている。第1のゲイン調整回路
の第2の入力端子は第1の発振回路に接続されており、
また、出力端子は、第1の加算回路32の第1の入力端
子と、第1の移相回路34の入力端子に接続されてい
る、第1のゲイン調整回路55は、前述の第1の比較回
路53の出力信号に基づき、ステーターの屈曲振動の基
になる第1の発振回路37の出力レベルを調整し、ステ
ーターに生じる、屈曲振動のレベルを変化させ調整す
る。
【0079】ハイパスフィルター52は、ステーターの
縦振動の周波数を通過させ屈曲振動の周波数を吸収する
ような設定になっている。ハイパスフィルター52の入
力は、前述の振動状況を検出するための電極40に電気
的に接続された端子40aに接続され、また、その出力
は、第2の比較回路54の入力に接続されている。第2
の比較回路54はいわゆる差動増幅器であり、あらかじ
め設定した信号レベルと、入力された信号レベルを比較
して、その差に応じた信号を出力するものである。第2
の比較回路54の出力端子は第2のゲイン調整回路56
の第1の入力端子に接続されている。第2のゲイン調整
回路56の第2の入力端子は第2の発振回路38に接続
されており、また、出力端子は、第1の加算回路32の
第2の入力端子と、第2の移相回路35の入力端子に接
続されている、第2のゲイン調整回路56は、前述の第
2の比較回路54の出力信号に基づき、ステーターの縦
振動の基になる第2の発振回路38の出力レベルを調整
し、ステーターに生じる、縦振動のレベルを変化させ調
整する。
【0080】以上の説明より明らかなように、本発明の
第3の実施例においては、第1および第2の比較回路5
3、54にステーターの所定の振動レベルに相当する設
定をすることにより、安定したステーターの振動を得る
ことができ、超音波モーターとしても安定した特性を得
ることができるものである。
【0081】また、本発明の第3の実施例においては第
1および第2の比較回路にステーターの振動レベルは、
一定にしたが、これを可変としてもよいのは当然であ
り、そのようにすることにより、本発明による超音波モ
ーター等の振動装置の速度制御や位置制御を行うことが
できるのも当然のことである。
【0082】なお、上記した第3の実施例では、振動子
の振動レベルに応じて振動子に印加する電圧レベルが変
化するようになっているが、圧電素子に印加する交流電
圧の周波数を変化させて振動子の振動状態を変化させ、
所定の振動レベルを得ることもできる。
【0083】(実施例と特許請求の範囲との関係)実施
例におけるステーター1は特許請求の範囲の各請求項の
振動子に相当し、実施例における駆動片は各請求項の振
動弾性体の駆動部に相当し、実施例におけるムーブメン
ト(摺動子)は請求項における振動子と加圧接触する部
材に相当する。
【0084】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、振動弾
性体の伸び方向の固有振動数と、屈曲方向の固有振動数
とを一致させる必要がなく、振動波モーター等の振動装
置を設計する際の設計の自由度が増す。
【0085】また、伸び方向の振動成分と屈曲方向の振
動成分とを独立してコントロールでき、振動弾性体上の
駆動部を形成する例えば駆動片、あるいは該駆動部に加
圧接触する部材の接触面の面積度に左右されることなく
速度制御ができる。
【0086】請求項2、3、4に記載の発明によれば、
振動状況を監視して、安定した振動を得るためのフィー
ドバック制御を行う際にも、伸び方向と屈曲方向の振動
を夫々独立に検出してフィードバックすることができる
ため、容易にしかも極めて正確なフィードバック制御が
実現できる。
【0087】請求項5、6に記載の発明によれば、製作
が容易であり、また小型化等に優れている。
【0088】請求項7に記載の発明によれば、適切に振
動弾性体の伸び方向と屈曲方向の駆動制御が可能とな
る。
【0089】請求項8に記載の発明によれば、良好な制
御を有し、また高精度の駆動制御ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を超音波モーターに適用した第1の実施
例の分解斜視図。
【図2】図1の超音波モーターの動作説明図。
【図3】図1の超音波モーターの動作させるための回路
システムのブロック図。
【図4】第1の実施例の圧電素子に印加する電圧の波形
図。
【図5】第1の実施例の圧電素子に印加する電圧の波形
図。
【図6】第1の実施例におけるステーター上の点の軌跡
を示す図。
【図7】本発明を超音波モーターに適用した第2の実施
例の動作説明図。
【図8】第2の実施例の圧電素子に印加する電圧の波形
図。
【図9】第2の実施例の圧電素子に印加する電圧の波形
図。
【図10】第2の実施例におけるステーター上の点の軌
跡を示す図。
【図11】本発明を超音波モーターに適用した第3の実
施例の分解斜視図。
【図12】第3の実施例の回路構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1…ステーター 2…ムーブメント 3…付勢ばね 4…ハウジング 5…第1の圧電素子 6…ベース部材 7…第2の圧電素子 8a…第1相の第
1の電極 8b…第1相の第2の電極 9a…第2相の第
1の電極 9b…第2相の第2の電極 10…第1の駆動
片 11…第2の駆動片 12…固定片 13…ハウジング4に設けられた溝 14、15…第
1、第2の取付け穴 30、31…入力信号を増幅して出力するドライブ回路 32、33…加算回路 33、35、36
…移相回路 37、38…発振回路 40…電極 51…ローパスフィルター 52…ハイパスフ
ィルター 53、54…比較回路 55、56…ゲイ
ン調整回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動弾性体に伸び方向の振動を与える第
    1相の加振手段および屈曲振動を与える第2相の加振手
    段を固定した振動子と、該第1相の加振手段および該第
    2相の加振手段に駆動用の周波電圧を印加する駆動回路
    とを有し、該駆動回路により該第1相の加振手段および
    該第2相の加振手段に駆動用の周波電圧を印加すると該
    振動弾性体に励起される伸縮方向の振動と屈曲振動との
    合成で、該振動弾性体の駆動部に駆動波を形成させる振
    動装置において、 該振動子は伸び方向の振動モードの固有振動数が屈曲方
    向の振動モードの固有振動数の2以上の略整数倍とし、
    該駆動回路は、第1の周波数の信号と、該第1の周波数
    の信号の2以上の整数倍の第2の周波数の信号を重畳し
    た信号に基づいた周波電圧を該第1相の加振手段および
    該第2相の加振手段に印加することを特徴とする振動装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、振動子には振動弾性
    体の振動を検出する振動検出手段が設けられ、駆動回路
    には該振動検出手段の出力信号を複数の周波数成分に分
    離する分離手段を有することを特徴とする振動装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、複数の分離手段は、
    ローパスフィルターとハイパスフィルターであることを
    特徴とする振動装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、駆動回路
    は、複数の分離手段からの分離信号に基づき、加振手段
    に印加する電圧の各周波数成分のレベルを制御する制御
    手段を有することを特徴とする振動装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4において、第
    1相および第2相の加振手段は圧電素子であることを特
    徴とする振動装置。
  6. 【請求項6】 請求項2において、振動検出手段は圧電
    素子であることを特徴とする振動装置。
  7. 【請求項7】 請求項2または3において、駆動回路は
    複数の分離手段からの分離信号に基づき、加振手段に印
    加する電圧の周波数を制御する制御手段を有することを
    特徴とする振動装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載の振
    動装置における振動子と、該振動子の駆動部と加圧接触
    する部材とを有し、該振動子の駆動部に励起される駆動
    波により、該振動子と該部材とを相対的に移動させるこ
    とを特徴とする超音波モータ。
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