JPH10233915A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH10233915A
JPH10233915A JP9032380A JP3238097A JPH10233915A JP H10233915 A JPH10233915 A JP H10233915A JP 9032380 A JP9032380 A JP 9032380A JP 3238097 A JP3238097 A JP 3238097A JP H10233915 A JPH10233915 A JP H10233915A
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JP
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image
binary
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JP9032380A
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Yoshiyuki Namitsuka
義幸 波塚
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • H04N1/409Edge or detail enhancement; Noise or error suppression
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書き込みデータの2ライン分離と画像転送速
度の変換を行って、高速、高精細書き込みを行うことが
できるようにする。 【解決手段】 入力データのバス幅を制御するバス制御
部101と、入力されたデータを一時格納するバッファ
RAM102と、この一時格納する手段に対するデータ
の書き込みと、バッファRAM102からのデータの読
み出しを制御するRAM制御部103と、1ラインごと
の入力データを2ライン同時に書き込むために2ライン
化するためのフリップ・フロップ106−1と、2ライ
ン化したパラレルデータをシリアルデータに変換すると
ともに多値入力データを速度変換するP/S変換部10
6−2と、入力された二値画像を多値化する二値/多値
変換部106−4と、、処理された多値画像データを選
択するセレクタ109と、内部設定および二値/多値変
換部106−4のRAMデータのレジスタ制御を行うレ
ジスタ制御部105とを備え、2ライン同時に書き込む
ためのデータ変換と、画像データの多値化を二値画像処
理部106で実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル画像デー
タを使用する複写機、ファクシミリ装置、およびプリン
タ等に好適な2ライン同時に書き込む機能を有する画像
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】1ビーム書き込みの副走査方向の密度変
換に関する技術は、例えば特開平7−87321号公報
に開示されているように公知である。この発明は、ビッ
トマップ状に展開された画像データの黒ドット領域の白
ドットとの境界部分の線分形状を認識して所要の各ドッ
トに対して認識した線分形状の特徴をビットのコード情
報に置き換え、このコード情報の一部を利用して補正が
必要なデータかどうかを判断し、補正が必要と判断した
ドットに対してはコード情報に応じた補正を行なう画像
データ処理装置において、任意の信号の信号波形に対し
て同一のタイミングでビットマップ上に展開された同一
の画像データを繰り返し生成する画像データ生成手段を
設けたことを特徴とするもので、例えば、メモリ上のビ
ットマップデータを2回読み出し、副走査方向の倍密デ
ータに変換するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来発明
では、主走査方向の密度変換は行われておらず、また、
副走査方向についても、2倍密制御までしか開示されて
いない。
【0004】そこで、本発明の目的は、書き込み用デー
タを主走査方向および副走査方向それぞれに独立に密度
変換を行って2ビーム書き込み用に書き込みデータの2
ライン分離と画像転送速度の変換を行って、高速、高精
細書き込みを行うことができる画像処理装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の手段は、入力された画像データを処理し、2
ライン同時に書き込ませる画像処理装置において、入力
データのバス幅を制御する手段と、入力されたデータを
一時格納する手段と、この一時格納する手段に対するデ
ータの書き込みと、一時格納する手段からのデータの読
み出しを制御する手段と、1ラインごとの入力データを
2ライン同時に書き込むために2ライン化する手段と、
パラレルデータをシリアルデータに変換する手段と、入
力された二値画像を多値化する手段と、多値入力データ
を速度変換する手段と、処理された多値画像データを選
択する手段と、内部設定や多値化する手段内の記憶手段
に格納されたデータのレジスタ制御を行う手段とを備
え、前記一時格納する手段を経て前記多値画像データを
選択する手段から出力されるまでに、2ライン同時に書
き込むためのデータ変換と、画像データの多値化とを行
なうことを特徴とする。
【0006】第2の手段は、前記第1の手段における前
記二値画像を多値化する手段が、画像マトリクスを構成
する手段と、パターンマッチングによってジャギー補正
を行なう手段と、画像マトリクスの孤立点を検出する手
段と、この検出する手段によって検出された孤立点を除
去する手段と、二値誤差拡散処理を行なう手段と、この
二値誤差拡散処理を行なう手段によって処理された画像
のテクスチャを除去する手段と、二値ディザ処理する手
段と、この二値ディザ処理する手段によって処理された
画像を平滑化する手段と、二値画像のエッジ部を多値化
処理する手段とを含んで構成されていることを特徴とす
る。
【0007】第3の手段は、第1の手段において、前記
一時格納する手段に対する書き込みおよび読み出しを制
御する手段は、多値モードと二値モードで前記一時格納
する手段のアクセスアドレスを変更する手段と、多値モ
ードと二値モードで副走査方向の単密、2倍密、4倍密
で前記一時格納する手段の書き込みおよび読み出しのト
グル制御を変更させる手段と、読み出し対象となる一時
格納する手段を切り替える手段とを含んで構成されてい
ることを特徴とする。
【0008】第4の手段は、第2の手段におけるジャギ
ー補正を行う手段は、補正のためのデータを格納する手
段と、この格納する手段の個々のアドレスにそれぞれデ
ータを書き込む手段と、異なるアドレスに同一データを
同時に書き込む手段と、これらの書き込む手段による書
き込みをモードに応じて切り替える手段とを備えている
ことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施の形態について説明する。
【0010】〈画像形成装置の概略構成〉図1は、本発
明の実施形態に係る画像処理装置の概略構成を示すブロ
ック図である。同図において、この画像処理装置は、バ
ス制御部101、バッファRAM102、RAM制御部
103、タイミング制御部104、レジスタ制御部10
5、二値画像処理部106、多値画像処理部107、分
周部108、およびセレクタ109から基本的に成り立
っている。さらに、二値画像処理部106は、FF10
6−1E,106−1O、パラレル/シリアル(P/
S)変換部106−2E,106−2O、トナーセーブ
部106−3E,106−3O、および二値/多値変換
部106−4E,106−4Oから構成され、多値画像
処理部107は、FF107−1E,107−1O、お
よびパラレル/シリアル(P/S)変換部107−2
E,107−2Oから構成されている。
【0011】この実施形態においては、高速書き込みに
対応するため、入力データはEVEN画素とODD画素
のパラレル入力とし、いずれかの画素であることを参照
符号の末尾にEVEN画素の場合はEを、ODD画素の
場合はOを付けて明示している。ここでは、EVEN画
素のデータ幅を濃度4ビット(XPDE)、位相1ビッ
ト(XPSE)、また、ODD画素のデータ幅を濃度4
ビット(XPDO)、位相1ビット(XPSO)とす
る。EVEN画素およびODD画素それぞれ5ビットの
データ入力に対し、多値モードの場合、EVEN画素お
よびODD画素データをパラレルに受け取るが、二値モ
ードの場合、XPDE、XPDOの8ビット幅に8画素
分のデータをパラレルに受け取る。なお、パラレル化さ
れるデータ幅が二値と多値とでは異なる。入力された1
0ビットデータを{XPDE、XPSE、XPDO、X
PSO}の順序でバス制御部101でマージする。マー
ジされた10ビットデータはバッファRAM102に書
き込まれる。書き込みクロック(PCLK)、書き込み
のライトイネーブル(XPLGATE)、ライトリセッ
ト信号(XPLSYNC)は画像データと同期された外
部入力信号を用いる。 〈各部構成〉 《RAM制御部》RAM制御部103では、バッファR
AM102の書き込み/読み出し制御を行なう。書き込
みに関しては、画像読み取り系の前記クロックおよび制
御信号を使用する。また、読み出し系に関しては、ポリ
ゴンモータの書き込み制御を行なう制御系からの信号を
使用する。読み出しクロックは分周部110においてク
ロックを2分周もしくは8分周したクロックを使用す
る。読み出しのリードイネーブル(XRGATE)、リ
ードリセット(XLCLR)はポリゴンモータの同期検
知信号および書き込み有効走査期間から生成される信号
であり、バッファRAM102の特定アドレスを読み出
し用/書き込み用に使用する目的で、これらの制御信号
をトグルで切り替える。
【0012】バッファRAM102からの読み出しは2
ライン分の処理対象画像を同時に読み出し、FF106
−1E,106−1OでラッチしてEVENライン、O
DDラインパラレルに同一の処理を行なう。二値画像処
理部106では、8ビットパラレルデータを8画素分の
シリアルデータに変換する。FF106−1E,106
−1Oから出力された8ビットデータはP/S変換部1
06−2E,106−2Oに入力され、8ビット5MH
zのパラレル信号から1ビット40MHzのシリアル信
号へのパラレル/シリアル変換が実行される。シリアル
に変換されたデータについてはトナーセーブ部106−
3E,106−3Oのトナーセーブ処理が加わるが、こ
の処理は常に行なわれる処理ではなく、試し刷り等でプ
ロッタでのトナーをあまり消費したくない場合に行なわ
れる。トナーセーブ部106−3から出力された信号は
二値/多値変換部106−4E,106−4Oで二値デ
ータから多値データに変換される。多値データへの変換
は、濃度4ビット、位相2ビットの6ビットデータに変
換される。多値画像処理部107は10ビットのデータ
を2画素分のデータにP/S変換部107−2E,10
7−2Oでパラレル/シリアル変換し、5ビットデータ
をシリアルで復元させる。多値画像処理部107におい
ては、入力の位相情報1ビットを2ビットに拡張する。
そして、セレクタ109で多値モード/二値入力モード
に基づいて各ラインの対応バスが選択される。
【0013】内部モードの設定は、レジスタ制御部10
5で実施される。外部CPUからSCLKのクロックに
同期したSDINデータが入力される。なお、後述のS
CSはチップセレクトに相当する。データおよびアドレ
スはシリアルデータで転送されるレジスタ制御部105
でADRSS16ビット、DATA8ビットのパラレル
データに変換される。SCSをシリアルデータ系列のト
リガとし、各レジスタへのライトイネーブル信号もあわ
せて生成する。
【0014】《二値/多値変換部の構成》図2は二値/
多値変換部106−4の内部構成を示す機能ブロック図
である。二値/多値変換部106−4は、EVENライ
ンおよびODDライン用に同一構成の回路を2系統備え
ているが、図2ではその一方のみ図示している。この二
値/多値変換部106−4は、画像マトリクス部20
1、エッジ処理部202、ジャギー補正部203、孤立
点検出部204、誤差拡大エンハンス部205、ディザ
平滑部206、2ドット処理部207、マスク部20
8、およびセレクタ209からなり、ジャギー補正部2
03はさらに、コード生成部203−1とパターンRA
M203−2からなる。
【0015】このように構成された二値/多値変換部1
06−4では、バッファRAM102から読み出された
9ライン分のそれぞれのラインデータがP/S変換部1
06−2、トナーセーブ部106−3を通過して入力さ
れ、画像マトリクス部201において、9ラインのデー
タから主走査方向にそれぞれ13画素の遅延データを作
成し、9ライン×13画素の2次元マトリクスを作成す
る。そして、このマトリクスデータを同時にアクセスし
て、それぞれの二値/多値処理を実施する。その際、エ
ッジ処理部202におけるエッジ処理に関してのみ2次
元画像マトリクスは必要とせず、1ライン上のデータで
処理を行なう。
【0016】ジャギー補正部203では、画像マトリク
ス部201から出力される画像マトリクスの配列データ
を使ってパターンマッチングを行なう。パターンマッチ
ングによって12ビットのコードデータをコード生成部
203−1で生成し、RAM203−2のアドレスに入
力する。このRAM203−2は画像補正用のRAM
で、入力コードに対応する画像補正データを出力する。
なお、補正データは別途RAMにダウンロードしてお
く。孤立点検出部204では、注目画素を含む3×3の
画像領域内でパターンマッチングにより孤立点を検出す
る。孤立点に該当する画素はマスク部208で除去され
る。なお、マスクするかしないかはモード切り替えによ
って選択することができる。
【0017】誤差拡散エンハンス部205では、線画を
保持するバンドパスフィルタによってテクスチャを平滑
化し、主走査方向の画素の並びに基づいて位相信号を生
成する。ディザ平滑化部206では、二値ディザパター
ンに対して5×5または9×9のローパスフィルタ処理
を行い、擬似的に多値信号に変換する。疑似多値化され
た信号に対しては、2ドット処理部207において、隣
接画素間の平均化を行い、位相情報を作成する。これら
の二値から多値に変換されたデータはセレクタ209で
選択される。画像パスの選択はモードによって切り替え
られ、濃度4ビット、位相2ビットの6ビットデータに
変換される。
【0018】《ジャギー補正部でのパターンRAMへの
データ書き込み》図3を参照し、ジャギー補正部203
のパターンRAM203−2へのデータの書き込みにつ
いて説明する。まず、レジスタ制御部105でデータ
(DATA)およびアドレス(ADRSS)をデコード
する。次いで、RAM制御部103に転送クロックSC
LKに同期してシリアルデータSDINを外部CPUか
ら転送する。そして、データ系列の始まりをSCSによ
って規定する。SDINは24ビットデータで構成され
るが、下位8ビットがDATA、上位16ビットがアド
レスを構成する。アドレスデータの内、上位3ビットは
RAM、内部レジスタのためのアドレスデコードに使用
する。残り13ビットデータの内、上位の1ビット(A
[12])はSDOUBLEの信号とともにEVENチ
ャンネル、ODDチャンネルの切り替えに使用する。S
DOUBLEがLOWの場合、二値単密モードの設定で
あり、A[12]の値に関係なくEVEN用パターンR
AM203−2E、ODD用パターンRAM203−2
Eの12ビットアドレスに同一データを同時に書き込
む。
【0019】SDOUBLEがHIGHの場合、二値倍
密モードの設定であり、EVEN用パターンRAM20
3−2E、ODD用パターンRAM203−2Oにそれ
ぞれ異なるデータを書き込む。A[12]がLOWであ
れば、EVEN用パターンRAM203−2Eをアクセ
スし、HIGHの場合、ODD用パターンRAM203
−2Oをアクセスする。アクセスに関しては各RAM2
03−2E,203−2Oへのライトイネーブルである
WE EおよびWE Oを制御する。なお、パターンR
AM203−2に関しては同期RAMであっても非同期
RAMであってもよい。
【0020】《孤立点検出》図4は前述の孤立点検出の
ための検出パターンを説明するためのマトリクスのパタ
ーンを示す図である。この図では3×3の画像マトリク
スにおいて、中央画素を注目画素とし、孤立点であるか
否かの判定の対象とし、周辺画素との連結をパターンマ
ッチングによって判定し、孤立点としている。図4にお
いて、上段に位置する5個のパターンは中央の黒画素が
孤立ドットであり、白に置き換えるパターンを示してい
る。一方、下段に位置する5個のパターンは中央の白画
素が孤立ドットであり、黒画素に置き換えるパターンを
示している。このパターン処理では、レベルインバート
の信号が孤立点検出部204から出力され、マスク部2
08において白/黒を変換する。
【0021】《ディザ平滑化、ドット平均化》図5はデ
ィザ平滑化およびドット平均化処理の処理を示す説明図
である。ディザ平滑化部206では、9ライン×13画
素の画像マトリクスに対して5×5、7×7、9×9の
各平滑化フィルタ処理が施される。入力データは1ビッ
ト二値信号であるが、平滑化フィルタによって高域信号
成分を除去する。フィルタの係数はここでは、例として
No.0からNo.3までの4種示している。このフィ
ルタは平滑化の画素に対して、主走査方向のEVENお
よびODD画素間で平均化する。値は平均値であるが、
位相信号を区別する。EVEN画素は右位相、ODD画
素は左位相として2ドット化の画像データを形成する。
位相データはそのまま出力するが、濃度データに関して
はレベル変換を行ない、4ビット幅にデータを変換す
る。
【0022】《ジャギー補正》図6はジャギー補正部2
03の詳細な構成を示すブロック図である。ここで行な
われるジャギー補正では、9ライン×13画素の画像マ
トリクス601を5個のブロックに分割し、それぞれの
領域内でパターンマッチングを行なう。中央の5×5の
領域をCore領域C、その上位をUpper領域U、
下位をLower領域Lo、左側をLeft領域Le、
右側をRight領域Rにそれぞれ分割する。各領域お
よび各領域間の重なり、領域内の画素数を図7に示す。
Core領域Cではコア領域認識部601Cによって注
目画素が白/黒のいずれであるか、水平線/垂直線のい
ずれに属するか、ワンドット線分であるか否か、白画素
の場合、黒画素の上(左)にあるか下(右)にあるか、
段差の開始位置であるかどうか、さらには、連続画素の
個数および周辺領域への連続情報が抽出される。
【0023】周辺領域では、Upper領域U、Low
er領域Lo、Left領域Le、Right領域Rに
ついてUpper認識部601領域U、Lower領域
認識部601Lo、Left領域認識部601Le、R
ight領域認識部601Rについて、それぞれの領域
内で連続画素の個数、傾き方向を検出し、Core領域
Cで水平線の一部と判断された場合、Right領域R
とLeft領域Leの領域情報を参照し、Core領域
Cで垂直線分の一部と判断された場合、Upper領域
UとLower領域Leの領域情報を参照する。例えば
Core領域Cで水平線の一部と判断され、Right
領域RとLeft領域Leの連続画素個数および傾き方
向を用いて傾き計算部604、位置計算部605および
傾き方向生成部606によってそれぞれGRD、PO
S、DIRの各コード情報を生成する。Right領域
Rにおいて右上がり、Left領域Leにおいても右上
がりであれば、右上がりの補正対象線分の画素と判断す
る。Right領域Rにおいて右上がり、Left領域
Leにおいて右下がりの場合、下に凸の円弧を構成する
補正対象画素を判断する。これがDIRコードである。
GDRはLeft領域Le、Core領域C、Righ
t領域Rでの連続画素の個数、POSは連続画素個数の
中での注目画素の位置がそれぞれあてがわれる。
【0024】図8にジャギー補正部203でのパターン
マッチングによって生成される補正コードの一覧を示
す。図中、SLPは注目画素の傾斜方向、DIRは直
線、円弧、補正不要画素を示すフラグ、H/Vは注目画
素が含まれる線分の横線/縦線を規定し、B/Wは注目
画素の黒/白を規定し、U/Lは黒から白、白から黒へ
の遷移の識別を示し、GRDは注目画素を含む線分の傾
きを示し、ONEは1ドット線分または2ドット以上の
境界部分の規定を示し、POSは注目画素の傾き線分の
中での位置を示している。これらの値によって線分のジ
ャギーが規定される。
【0025】図9ないし図11に生成コードの一例を示
す。DIRを除いた11ビットコードを示す。図9およ
び図10はそれぞれ補正対象の直線の一部であるので、
DIR=0である。図11は円弧を示しており、「(」
はDIR=1、「)」はDIR=2のフラグが出力され
る。図9における〈右下がり〉1ドットラインの例で
は、左側上方の白画素で「039」というコードが生成
される。「039」をバイナリー表示すると、「000
00111011」となり、図8のDIRを除いたコー
ド表と対比すると、SLP=0、H/V=0、B/W=
0、U/L=0、GRD=3、ONE=1、POS=1
のようになる。これは「右下がり」の垂直に近い線分の
一部で、「白」画素が注目画素であり、これは「黒ライ
ンの右側」にある。ジャギーの線分の長さは「3画素」
で「1ドット線分」である。注目画素は傾き線分中の上
端から「1番目」にある。
【0026】図10の〈右上がり〉2ドットライン以上
の例では、3行目の右端の黒画素で「731」のコード
が生成される。「右上がり」の「水平に近い線分」の
「黒ドット」で「白ラインが下にあり」ジャギーの長さ
は「3画素」で「2ドット以上の境界部をなし」、注目
画素は傾き線分中の右端から「1番目」にある。これら
の特徴をコード化したものである。また、図11の円弧
パターンでも同様にコードが生成され、DIRの条件以
外、直線データと同一である。
【0027】《バッファRAMの入出力制御》図12な
いし図15は入力段バッファRAM102の入出力制御
を説明するためのブロック図である。バッファRAM1
02は1K×10ビットの単体RAM1201〜121
2の12本から構成される。これらの12本のRAM1
201〜1212をリード/ライトトグル制御し、2ビ
ーム書き込みのためにデータ2ライン化を行なう。
【0028】[多値モード]図12は多値モードでの構
成を示している。このように構成すると、400dpi
の読み取りで用紙横幅を読込むと、約5000画素の読
み取りデータが転送される。この例では、2画素をパラ
レル化しているので、2500アドレスあれば入力多値
データを1ライン分格納できる。そこで、1K×10ビ
ットのRAM1201,1202,1203、120
4,1205,1206、1207,1208,120
9、1210,1211,1212をそれぞれ3本ずつ
連結してRAM群1221,1222,1223,12
24として使用する。このように3Kずつ4組122
1,1222,1223,1224に分割されたRAM
群は2組ずつ1221,1222、1223,1224
トグル制御でリード/ライト用に切り替える。
【0029】まず、最初のEVENラインデータを書き
込み、次のLsyncでODDラインように書き込み用
のRAMを切り替える。さらに、次のLsyncで今ま
で書かれた2ライン分のRAMをリード用に書き替え、
それまで読み出し用に用いていたRAMを書き込み用に
書き替える。読み出しはEVENライン、ODDライ
ン、2ライン同時に読み出し、2ビーム用の2ライン化
を行なう。リード/ライトのトグル制御は書き込み用の
Lsync2回毎に実施する。
【0030】[二値モード副走査単密]図13に二値モ
ード、副走査単密でのRAM制御を示す。2ライン書い
てEVENライン(Lines)、ODDライン(Lines)同
時に読み出すトグル制御は多値の場合と同様である。二
値の場合は、2ラインではなく、EVENチャンネル用
に9ライン、ODDチャンネル用に9ラインそれぞれ読
み出すことによって2ビーム用の2ライン化を行なう。
図においては、書き込み用のLsync毎に書き込みの
ためのRAMを切り替え、画像データを順次蓄積してい
く。トグル切り替えは、循環方式で切り替える。現在#
3のRAM1305に一番古いデータが貯えられてお
り、それよりも古いデータが書き込まれていた#2のR
AM1302、さらに1ライン古い#1のRAM130
1は読み出し用から書き込み用に切り替えられている。
読み出しは、#7のA RAM1303を中心とした9
ラインをEVENライン用に、#8のB RAM130
4を中心とした9ラインをODDライン用に同時に読み
出す。
【0031】[二値モード副走査倍密]図14に二値モ
ード、副走査倍密でのRAM制御を示す説明図である。
2ライン化はEVENチャンネル、ODDチャンネルと
も同一内容の9ラインデータを出力する。#8のC
AM1401を中心に9ラインの画像データをEVEN
ラインおよびODDラインとしてバッファRAM102
から読み出す。トグルの切り替えはRAM書き込みのL
sync毎に切り替える。多値および二値単密と異な
り、ライトリセット(write reset)およびリードリセ
ット(read reset)共に同一の周期で制御する。
【0032】[二値モード副走査4倍密]図15に二値
モード、副走査4倍密のRAM制御を示す。倍密同様2
ライン化はEVENチャンネル、ODDチャンネルとも
同一内容の9ラインデータを出力するが、これらを2回
読み出して使用し、各チャンネル毎に同一データに対す
る倍密処理を行なうことで、2ビーム書き込み系では4
倍密の副走査密度変換を行なう。#8のC RAM15
01を中心に9ラインの画像データをEVENラインお
よびODDラインとしてバッファRAM102から読み
出す。RAM102への書き込みのWRES信号の1区
間の間に読み出しのRRES信号は2回発生し、同一ラ
インを2回読み出す。1ラインデータの書き込みが終了
する前に2回読み出すので、データの衝突は発生しな
い。また、読み取り時のデータの追越しも発生しない。
【0033】《バッファRAMのトグル制御の切り替え
タイミング》図16ないし図18にバッファRAM10
2のトグル制御の切り替えタイミングを示す。多値およ
び二値単密は同一のタイミングであり、図16のタイミ
ングチャートのようになる。二値倍密のタイミングは図
17のタイミングチャートに示すように、二値4倍密は
図18のタイミングチャートに示すようになる。これら
の図はバッファRAM102への制御を示し、xpls
yncは書き込みアドレスのライトリセット信号、xp
lgateはライトイネーブル信号、xrgateは副
走査方向の有効信号、xlclrは読み出しアドレスの
リードリセット信号、xrgateはリードイネーブル
信号で、いずれも負論理の制御信号である。
【0034】図16に示した多値および二値単密制御で
は、2回のライトリセットで2ライン書き込み、1回の
リードリセットにより2ライン同時に読み出す。xlc
lr信号の周期はxplsync信号の倍である。RA
Mのリード/ライトトグル切り替えは、読み出しリセッ
トxlclrアクティブ後の2回の書き込みリセットx
plsyncアクティブ時に行なう。読み出し完了と共
に書き込み用にRAMを切り替える。
【0035】図17に示した二値倍密制御では、書き込
み周期と読み出し周期が同周期となる。xplsync
信号とxlclr信号は同一周期の変化なので、読み出
し完了後に書き込み用にRAMをトグル切り替えするタ
イミングは書き込みリセットxplsyncのアサート
時に実施する。
【0036】図18に示した二値4倍密制御では、書き
込みリセットは読み出しリセットの倍の周期で制御す
る。書き込まれたRAMのデータをxlclrを2回リ
セットすることで、同一内容を読み出す。読み出し完了
後の書き込みにトグル切り替えを実施するので、xpl
syncのアサート時に切り替える。倍密モードと異な
る点は、同一データを2度読み出すことで、最初に読み
出されたデータであるか、2度目に読み出されデータで
あるかを区別するため、lc(ラインカウント)という
フラグを付加する。最初の読み出しデータをlc=0、
2度目の読み出しデータをlc=1とし、各チャンネル
毎に2ライン分の読み出しデータのライン順序を区別す
る。
【0037】《ジャギー補正部のRAMの使用方法》図
19および図20はジャギー補正部203の補正RAM
203−2の使用方法を説明するためのもので、ここで
は、RAM203−2を1次RAM203−2−1と2
次RAM203−2−2の2段構成とし、メモリ使用量
を削減させている。
【0038】図19はコード生成から濃度補正までの構
成を示す機能ブロック図であり、コード生成部203−
1において、ジャギーの特徴を示す13ビットのコード
が生成される。一方、バッファRAM制御部103にお
いて読み出しラインを順序を示すLc上方が出力され
る。また、P/S変換部106−2において、主走査方
向のドット繰り返し順序DcおよびDc4が出力され
る。Dcは主走査2倍密時、同一画素を2回使用するた
めのドットカウント値、Dc4は主走査4倍密時、同一
画素を4回使用するためのドットカウント値である。こ
れらLc、Dc、およびDc4は主走査方向変換密度
数、副走査方向の変換密度数のモードにより選択され、
R1、R0のフラグにセットされる。
【0039】生成コードのうち、dirを除く11ビッ
トが1次RAM203−2−1のアドレスに入力され、
入力コードに対応する中間コードが7ビットの情報とし
て出力される。この中間コードはプログラマブルな値で
あり、画質調整のチューニングの結果によって値は変更
される。1次RAM出力の7ビットの中間コードと、コ
ード生成されたdir、R1、R0を2次RAM203
−2−2のアドレスに入力する。2次RAM203−2
−2の対応するアドレスには、線画、円弧、主走査密度
変換時の画素順序、副走査密度変換時のライン順序に対
応する補正画像情報が濃度および位相に関する6ビット
データとして格納されている。これらの1次RAM20
3−2−1および2次RAM203−2−2によって生
成コードから画素データが補正される。
【0040】図20は1次RAM202−2−1および
2次RAM203−2−2へのデータ書き込みを説明す
るための機能ブロック図である。ここでは、まず、外部
CPUから対応するRAMをアクセスし、データをダウ
ンロードする。各RAM203−2−1,2のアドレス
入力前段には、CPUからのアドレス情報と通常動作時
のコードデータ情報とを切り替えるセレクタ2001,
2002を設け、書き込みモードと読み出しモードとを
切り替えて制御する。
【0041】これらの1次RAM203−2−1、2次
RAM203−2−2はEVENチャンネル、ODDチ
ャンネルとも個別に有し、1次RAM203−2−1の
内容は基本的にはEVENおよびODDとも同一である
が、2次RAM203−2−2の内容は密度変換モード
によって種々切り替える。
【0042】図21ないし図27にバッファRAM10
2の読み出し制御とEVEN、ODD各チャンネルの2
次RAM203−2−2のデータの内容の相違を各設定
モード毎に示す。バッファRAM中の「○」はEVEN
チャンネルに供給される9ラインデータ群の中央ライン
を示す。2次RAM203−2−2へは図示していない
が、Lc、Dc、Dc4の各信号が供給され、RAMア
ドレスの制御を行なう。以下、(1)主走査方向および
副走査方向とも単密の画像補正、(2)主走査方向は単
密、副走査方向は倍密の画像補正、(3)主走査方向は
単密、副走査方向は4倍密の画像、(4)主走査方向は
倍密、副走査方向は単密の画像補正、(5)主走査方向
は倍密、副走査方向は倍密の画像処理、(6)主走査方
向は倍密、副走査方向は4倍密の画像処理、(7)主走
査方向は4倍密、副走査方向は倍密の画像処理の各場合
について、図を参照して説明する。
【0043】(1)主走査方向および副走査方向ともに
単密の場合 図21は、主走査方向および副走査方向ともに単密の場
合の画像補正方法を示す説明図である。この補正では、
バッファRAM102ではEVEN、ODD各チャンネ
ルへの供給データは1ラインずれている。2次RAM2
03−2−2へのダウンロードデータは、EVEN、O
DD各チャンネルとも同一のデータをセットする。同一
補正データに対して異なるライン画像データが供給され
るので、独立の平行処理を行なうモードである。密度変
換処理は何も行なわない。
【0044】(2)主走査方向は単密、副走査方向は倍
密の場合 図22は、主走査方向は単密、副走査方向は倍密の場合
の画像補正方法を示す説明図である。この場合、バッフ
ァRAM102では、EVEN、ODD両チャンネルに
同一の画像ラインデータ群を出力する。2次RAM20
3−2−2への補正はEVENチャンネルとODDチャ
ンネルとで異なる補正コードをダウンロードする。同一
画像データに対して出力ラインごとに別々の補正を行な
うことによって副走査方向の倍密補正を行なう。
【0045】(3)主走査方向は単密、副走査方向は4
倍密の場合 図23は、主走査方向は単密、副走査方向は4倍密の場
合の画像補正方法を示す説明図である。この場合、バッ
ファRAM102では倍密処理と同様にEVEN、OD
D両チャンネルに同一の画像ライン群を出力する。これ
らのデータは2回読み出し、読み出し順序を示すLcフ
ラグを2次RAM203−2−2に転送する。2次RA
M203−2−2では、EVEN、ODDで異なる補正
データをダウンロードするが、さらにそれぞれのRAM
内において1回目の読み出しデータが参照する補正デー
タと2回目の読み出しデータが参照する補正データを異
なる内容でダウンロードする。同一入力画像データに対
して4本の出力ラインごとに異なる処理を実施すること
によって副走査方向の4倍密処理を実施する。
【0046】(4)主走査方向は倍密、副走査方向は単
密の場合 図24は、主走査方向は倍密、副走査方向は単密の画像
補正方法を示す説明図である。この場合、バッファRA
M102では、EVEN、ODD各チャンネルへの供給
データは1ラインずれている。P/S変換部106−2
において1画素の処理順序を示すDcフラグを2次RA
M203−2−2に転送する。2次RAM203−2−
2へのダウンロードデータはEVEN、ODD両チャン
ネルとも同一のデータをセットする。さらにそれぞれの
RAM内203−2−2E,Oにおいて、1回目の主走
査方向補正時に参照する補正データと2回目の主走査方
向補正時に参照する補正データを異なる内容でダウンロ
ードする。同一補正データに対し、異なるライン画像デ
ータが供給されるので、独立の平行処理を副走査方向に
行なう。主走査方向に関しては、ドットの処理順序で補
正データを変更することによって倍密処理を行なう。
【0047】(5)主走査方向は倍密、副走査方向も倍
密の場合 図25は、主走査方向および副走査方向ともに倍密の場
合の画像処理方法を示す説明図である。バッファRAM
102ではEVEN、ODD両チャンネルに同一の画像
ラインデータ群を出力する。P/S変換部106−2に
おいて1画素の処理順序を示すDcフラグを2次RAM
203−2−2に転送する。2次RAM203−2−2
への補正データはEVENチャンネル、ODDチャンネ
ルで異なる補正コードをダウンロードする。さらにそれ
ぞれのRAM203−2−2E,0内において、1回目
の主走査方向補正時に参照する補正データと2回目の主
走査方向補正時に参照する補正データを異なる内容でダ
ウンロードする。同一画像データに対して出力ライン毎
に別々の補正を行なうことで、副走査方向の倍密補正を
行なう。主走査方向に関してはドットの処理順序で補正
データを変更することによって倍密処理を行なう。
【0048】(6)主走査方向は倍密、副走査方向は4
倍密の場合 図26は、主走査方向は倍密、副走査方向は4倍密の場
合の画像処理方法を示す説明図である。バッファRAM
102では倍密処理と同様にEVEN、ODD両チャン
ネルに同一の画像ライン群を出力する。これらのデータ
は2回読み出し、読み出し順序を示すLcフラグを2次
RAM203−2−2に転送する。2次RAM203−
2−2では、EVEN、ODDの各チャンネルで異なる
補正データをダウンロードするが、さらにそれぞれのR
AM内において、1回目の読み出しデータが参照する補
正データと2回目の読み出しデータが参照する補正デー
タを異なる内容でダウンロードする。主走査密度変換に
対してもRAMの参照データを1回目の主走査方向補正
時に参照する補正データと2回目の主走査方向補正時に
参照する補正データを異なる内容でダウンロードする。
同一入力画像データに対して4本の出力ライン毎に異な
る処理を実施することによって副走査方向の4倍密処理
を実施する。主走査方向に関しては、ドットの処理順序
で補正データを変更することによって倍密処理を行な
う。
【0049】(7)主走査方向は4倍密、副走査方向は
倍密の場合 図27は、主走査方向は4倍密、副走査方向は倍密の場
合の画像処理方法を示す説明図である。バッファRAM
102ではEVEN、ODD両チャンネルに同一の画像
ラインデータ群を出力する。P/S変換部106−2に
おいて1画素の処理順序を示すDcおよびDc4フラグ
を2次RAM203−2−2に転送する。2次RAM2
03−2−2への補正データはEVENチャンネルとO
DDチャンネルとで異なる補正コードをダウンロードす
る。さらにそれぞれのRAM203−2−2E,O内に
おいて1回目の主走査方向補正時に参照する補正データ
と2回目の主走査方向補正時に参照する補正データと3
回目の主走査方向補正時に参照する補正データおよび4
回目の主走査方向補正時に参照する補正データを異なる
内容でダウンロードする。同一画像データに対して出力
ライン毎に別々の補正を行なうことによって副走査方向
の倍密補正を行なう。主走査方向に関してはドットの処
理順序をDcおよびDc4で制御し、補正データを変更
することによって4倍密処理を行なう。
【0050】《主走査方向の密度変換》図28および図
29に主走査方向の密度変換の概要を示す。ドットカウ
ンタDcおよびDc4はR0およびR1に割り振られて
いる。2次RAM203−2の入力アドレスの上位にR
0およびR1を代入する。図28は主走査倍密の概略を
示す説明図で、同一コード情報に対し、先行画素、後行
画素を示すドットカウント情報R0を付加し、異なる補
正画素情報を2次RAM203−2によって生成する。
図28において、R0=Lowで先行画素が、R0=H
ighで後行画素が形成され、1つのコード情報に対し
て倍密度の補正画素を生成している。図29は主走査4
倍密の概略を示す説明図で、同一のコード情報に対し、
1番目画素、2番目画素、3番目画素、および4番目画
素を示すドットカウント情報を2ビット(R1、R0)
付加し、異なる補正画素情報を2次RAMから生成す
る。R1=Low、R0=Lowにおいて1番目画素
を、R1=Low、R0=Highにおいて2番目画素
を、R1=High、R0=Lowにおいて3番目画素
を、R1=High、R0=Highにおいて4番目画
素を形成し、1つのコード情報に対して4倍密の補正画
素を生成する。
【0051】図30に主走査方向の4倍密補正、ここで
は100dpiから400dpiへの変換の例を示す。
バッファRAM102に書かれた100dpiの画素密
度の画像データをリードイネーブル(penable)
制御でpaclkに同期して読み出す。P1が読み出さ
れたパラレルデータでpaclk換算で4クロック分の
期間保持される。このP1をP/S変換部106−2で
シリアルデータに変換する。P1はS1からS8までの
8画素相当のデータに変換される。このP/S変換はイ
ネーブル信号srenableの制御でwclkに同期
して実施される。wclk換算で4クロック分それぞれ
のシリアルデータは保持される。これらの画像データ群
に対し、ジャギー補正部203においてコードが生成さ
れる。C1からC8がパターンマッチングによって生成
されたコードデータに対応し、1次RAM203−2−
1への入力となる。出力も入力コードと同じ時系列で発
生する。P/S部106−1ではDcおよびDc4フラ
グが同時に生成され、2次RAM203−2−2への入
力フラグとしてR1、R0に変換される。2次RAM2
03−2−2へのコード入力はR1、R0によって4倍
密処理され、400dpiの画素密度の補正画像が生成
される。
【0052】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、一時格納する手段を経て多値画像データを選択す
る手段から出力されるまでの間に2ライン同時に書き込
むためのデータ変換と、画像データの多値化とを行うの
で、高速、高精細な書き込み制御を行うことができる。
【0053】請求項2記載の発明によれば、画像データ
の二値/多値変換が線画像、誤差拡散画像、ディザ処理
画像のいずれにも対応することができ、これによって高
精細な書き込み制御を行うことができる。
【0054】請求項3記載の発明によれば、二値画像に
おいて副走査方向の密度変換が容易に行え、これにより
高速、高精細な書き込みが可能になる。
【0055】請求項4記載の発明によれば、二値画像に
おいて、主走査方向の密度変換が用に行え、これにより
高速、高精細な書き込みが可能になるとともに、必要な
パターン補正データを高速でダウンロードすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像処理装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図2】図1における二値/多値変換部の内部構成を示
す機能ブロック図である。
【図3】図2におけるジャギー補正部のパターンRAM
へのデータの書き込みを説明するための図である。
【図4】孤立点検出のための検出パターンについて説明
するためのマトリクスのパターンを示す図である。
【図5】ディザ平滑化およびドット平均化処理について
説明するための図である。
【図6】ジャギー補正部の詳細な構成を示すブロック図
である。
【図7】図6における各領域および各領域間の重なり、
領域内の画素数を示す説明図である。
【図8】ジャギー補正部でのパターンマッチングによっ
て生成される補正コードの一覧を示す図である。
【図9】生成コードの一例を示す図である。
【図10】生成コードの他の例を示す図である。
【図11】生成コードのさらに他の例を示す図である。
【図12】多値モードにおける入力段バッファRAMの
入出力制御について説明するためのブロック図である。
【図13】二値モード、副走査単密における入力段バッ
ファRAMの入出力制御について説明するためのブロッ
ク図である。
【図14】二値モード、副走査倍密における入力段バッ
ファRAMの入出力制御について説明するためのブロッ
ク図である。
【図15】二値モード、副走査4倍密バッファRAMの
入出力制御について説明するためのブロック図である。
【図16】図13に対応するバッファRAMのトグル制
御の切り替えタイミングを示す図である。
【図17】図14に対応するバッファRAMのトグル制
御の切り替えタイミングを示す図である。
【図18】図15に対応するバッファRAMのトグル制
御の切り替えタイミングを示す図である。
【図19】ジャギー補正部の補正RAMを1次RAMと
2次RAMの2段構成としたときのRAMの使用方法を
示す図である。
【図20】ジャギー補正部の補正RAMを1次RAMと
2次RAMの2段構成としたときのRAMの使用方法を
示す図である。
【図21】主走査単密、副走査単密の場合のバッファR
AMの読み出し制御とEVEN、ODD各チャンネルの
2次RAMのデータの内容を各設定モード毎に示す図で
ある。
【図22】主走査単密、副走査倍密の場合のバッファR
AMの読み出し制御とEVEN、ODD各チャンネルの
2次RAMのデータの内容を各設定モード毎に示す図で
ある。
【図23】出力走査単密、副走査4倍密の場合のバッフ
ァRAMの読み出し制御とEVEN、ODD各チャンネ
ルの2次RAMのデータの内容を各設定モード毎に示す
図である。
【図24】出力走査倍密、副走査単密の場合のバッファ
RAMの読み出し制御とEVEN、ODD各チャンネル
の2次RAMのデータの内容を各設定モード毎に示す図
である。
【図25】主走査倍密、副走査倍密の場合のバッファR
AMの読み出し制御とEVEN、ODD各チャンネルの
2次RAMのデータの内容を各設定モード毎に示す図で
ある。
【図26】主走査倍密、副走査4倍密の場合のバッファ
RAMの読み出し制御とEVEN、ODD各チャンネル
の2次RAMのデータの内容を各設定モード毎に示す図
である。
【図27】主走査4倍密、副走査倍密の場合のバッファ
RAMの読み出し制御とEVEN、ODD各チャンネル
の2次RAMのデータの内容を各設定モード毎に示す図
である。
【図28】主走査方向の倍密補正変換の概要を示す図で
ある。
【図29】主走査方向の4倍密変換の概要を示す図であ
る。
【図30】主走査方向の4倍密補正のタイミングを示す
タイミングチャートである。
【符号の説明】
101 バス制御部 102 バッファRAM 103 RAM制御部 104 タイミング制御部 105 レジスタ制御部 106 二値画像処理部 107 多値画像処理部 108 分周部 201 画像マトリクス 202 エッジ処理部 203 ジャギー補正部 203−1 コード生成部 203−2 パターンRAM 204 孤立点検出部 205 誤差拡散エンハンス部 206 ディザ平滑化部 207 2ドット処理部 208 マスク部 209 セレクタ 601 画像マトリクス 601C コア領域認識部 601U 上部領域認識部 601R 右側領域認識部 601Lo 左領域認識部 601Le 右側領域認識部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像データを処理し、2ライ
    ン同時に書き込ませる画像処理装置において、 入力データのバス幅を制御する手段と、 入力されたデータを一時格納する手段と、 この一時格納する手段に対するデータの書き込みと、一
    時格納する手段からのデータの読み出しを制御する手段
    と、 1ラインごとの入力データを2ライン同時に書き込むた
    めに2ライン化する手段と、 パラレルデータをシリアルデータに変換する手段と、 入力された二値画像を多値化する手段と、 多値入力データを速度変換する手段と、 処理された多値画像データを選択する手段と、 少なくとも 多値化する手段内の記憶手段に格納された
    データのレジスタ制御を行う手段とを備え、前記一時格
    納する手段を経て前記多値画像データを選択する手段か
    ら出力されるまでに、2ライン同時に書き込むためのデ
    ータ変換と、画像データの多値化とを行なうことを特徴
    とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記二値画像を多値化する手段は、 画像マトリクスを構成する手段と、 パターンマッチングによってジャギー補正を行なう手段
    と、 画像マトリクスの孤立点を検出する手段と、 この検出する手段によって検出された孤立点を除去する
    手段と、 二値誤差拡散処理を行なう手段と、 この二値誤差拡散処理を行なう手段によって処理された
    画像のテクスチャを除去する手段と、 二値ディザ処理する手段と、 この二値ディザ処理する手段によって処理された画像を
    平滑化する手段と、 二値画像のエッジ部を多値化処理する手段と、を含んで
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の画像処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記一時格納する手段に対する書き込み
    および読み出しを制御する手段は、 多値モードと二値モードで前記一時格納する手段のアク
    セスアドレスを変更する手段と、 多値モードと二値モードで副走査方向の単密、2倍密、
    4倍密で前記一時格納する手段の書き込みおよび読み出
    しのトグル制御を変更させる手段と、 読み出し対象となる一時格納する手段を切り替える手段
    と、を含んで構成されていることを特徴とする請求項1
    記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記ジャギー補正を行う手段は、 補正のためのデータを格納する手段と、 この格納する手段の個々のアドレスにそれぞれデータを
    書き込む手段と、 異なるアドレスに同一データを同時に書き込む手段と、 これらの書き込む手段による書き込みをモードに応じて
    切り替える手段と、を備えていることを特徴とする請求
    項2記載の画像処理装置。
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