JPH10231649A - 扉錠のハンドル装置 - Google Patents
扉錠のハンドル装置Info
- Publication number
- JPH10231649A JPH10231649A JP5090697A JP5090697A JPH10231649A JP H10231649 A JPH10231649 A JP H10231649A JP 5090697 A JP5090697 A JP 5090697A JP 5090697 A JP5090697 A JP 5090697A JP H10231649 A JPH10231649 A JP H10231649A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- door
- link
- seats
- lock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハンドルのどの部分を操作しても、また、た
とえその操作が急激な操作であっても、或る一定の方向
に限られることなくどの方向からの操作であっても円滑
に解錠し、開扉することができる扉錠のハンドル装置を
提供すること。 【解決手段】 扉内外のそれぞれの扉面にハンドルを縦
長または横長の状態に取り付けるための一対の座と、両
座間に支持されるハンドルとから成る扉錠のハンドル装
置であって、該ハンドルの両端側に、両座内部にそれぞ
れ回転自在に枢支されるリンクに枢支連結する一対の連
結部を設け、ラッチ錠側の座のリンクにはリンクの回転
によりラッチ錠のラッチボルトを後退あるいは後退を許
容させる作動部を設けたことを特徴とする。
とえその操作が急激な操作であっても、或る一定の方向
に限られることなくどの方向からの操作であっても円滑
に解錠し、開扉することができる扉錠のハンドル装置を
提供すること。 【解決手段】 扉内外のそれぞれの扉面にハンドルを縦
長または横長の状態に取り付けるための一対の座と、両
座間に支持されるハンドルとから成る扉錠のハンドル装
置であって、該ハンドルの両端側に、両座内部にそれぞ
れ回転自在に枢支されるリンクに枢支連結する一対の連
結部を設け、ラッチ錠側の座のリンクにはリンクの回転
によりラッチ錠のラッチボルトを後退あるいは後退を許
容させる作動部を設けたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扉の開放方向への
引き或いは押し動作によりラッチ錠が解錠してその儘の
ワンタッチ動作で扉が開放する、縦長または横長のハン
ドルを有する所謂プッシュ・プル式の扉錠のハンドル装
置に関するものである。
引き或いは押し動作によりラッチ錠が解錠してその儘の
ワンタッチ動作で扉が開放する、縦長または横長のハン
ドルを有する所謂プッシュ・プル式の扉錠のハンドル装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来公知のこの種ハンドル装置として、
実開平2−66379号公報に示されるようなハンドル
の一端が枢支されたハンドル揺動型と、特開平8−26
0772号公報に示されるようなハンドルを要素とする
平行リンク機構を使用したハンドル平行移動型の二種類
がある。
実開平2−66379号公報に示されるようなハンドル
の一端が枢支されたハンドル揺動型と、特開平8−26
0772号公報に示されるようなハンドルを要素とする
平行リンク機構を使用したハンドル平行移動型の二種類
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者のハンドルの一端
が枢支されたハンドル揺動型のハンドル装置にあって
は、ハンドル操作のときハンドルの一端側が枢支されて
いるので、この枢支部を押したり、引いたりしてもハン
ドルは揺動できないため、幼児や老人にあってはどの部
分を押したり、引いたりすればよいか戸惑いが生じると
いう問題点があり、また、枢支部に近い部分を操作した
場合には解錠、開扉するのに極めて大きな力がいるとい
う問題点があった。
が枢支されたハンドル揺動型のハンドル装置にあって
は、ハンドル操作のときハンドルの一端側が枢支されて
いるので、この枢支部を押したり、引いたりしてもハン
ドルは揺動できないため、幼児や老人にあってはどの部
分を押したり、引いたりすればよいか戸惑いが生じると
いう問題点があり、また、枢支部に近い部分を操作した
場合には解錠、開扉するのに極めて大きな力がいるとい
う問題点があった。
【0004】後者のハンドルを要素とする平行リンク機
構を使用したハンドル平行移動型のハンドル装置にあっ
ては、ハンドルを平行リンクを形成する平行四辺形の上
片又は下片と平行に押すか引くかする限りにおいてはハ
ンドルのどの部分を操作しても円滑に解錠し、その儘の
動作で扉を開くことができる利点を有し、前者のように
どの部分を押したり、引いたりすればよいか戸惑いが生
じるというような問題はないが、ハンドルの中央部以外
の部分を急激に押したり、引いたりした場合或いは平行
リンクを形成する平行四辺形の上片又は下片と平行方向
でない方向へ押したり、引いたりした場合、リンク機構
にかかる力の作用点の偏りによって平行四辺形を崩すま
いとして枢支部に無理な力が掛かったり、リンク機構に
拗れが生じたりしてハンドルが円滑に平行移動せず、解
錠できない場合があった。
構を使用したハンドル平行移動型のハンドル装置にあっ
ては、ハンドルを平行リンクを形成する平行四辺形の上
片又は下片と平行に押すか引くかする限りにおいてはハ
ンドルのどの部分を操作しても円滑に解錠し、その儘の
動作で扉を開くことができる利点を有し、前者のように
どの部分を押したり、引いたりすればよいか戸惑いが生
じるというような問題はないが、ハンドルの中央部以外
の部分を急激に押したり、引いたりした場合或いは平行
リンクを形成する平行四辺形の上片又は下片と平行方向
でない方向へ押したり、引いたりした場合、リンク機構
にかかる力の作用点の偏りによって平行四辺形を崩すま
いとして枢支部に無理な力が掛かったり、リンク機構に
拗れが生じたりしてハンドルが円滑に平行移動せず、解
錠できない場合があった。
【0005】一般に、この種プッシュ・プル式のハンド
ル装置は、ハンドルの開扉方向への押しまたは引き動作
によってその儘開扉させることを目的として発明された
ものであり、扉錠を解錠させることはその途中の一過程
に過ぎないものであるため、ハンドルを操作しようとす
る人は最初から扉が開くだけの大きな力を掛けて操作す
るのが普通で、上述のように解錠できない状態が起こる
と、ハンドルのリンク機構やラッチ錠には大きな衝撃力
が加わることになり、リンク機構やラッチ錠を損傷させ
たり、最悪の場合腕や手首を傷めるという問題点があっ
た。
ル装置は、ハンドルの開扉方向への押しまたは引き動作
によってその儘開扉させることを目的として発明された
ものであり、扉錠を解錠させることはその途中の一過程
に過ぎないものであるため、ハンドルを操作しようとす
る人は最初から扉が開くだけの大きな力を掛けて操作す
るのが普通で、上述のように解錠できない状態が起こる
と、ハンドルのリンク機構やラッチ錠には大きな衝撃力
が加わることになり、リンク機構やラッチ錠を損傷させ
たり、最悪の場合腕や手首を傷めるという問題点があっ
た。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記問題点を解決するため
に、従来のハンドル揺動型でもハンドル平行移動型でも
ない新規な機構を採用し、ハンドルのどの部分を操作し
ても、また、たとえその操作が急激な操作であっても、
或る一定の方向に限られることなくどの方向からの操作
であっても円滑に解錠し、開扉することができる扉のハ
ンドル装置を提供することを目的とするものである。
に、従来のハンドル揺動型でもハンドル平行移動型でも
ない新規な機構を採用し、ハンドルのどの部分を操作し
ても、また、たとえその操作が急激な操作であっても、
或る一定の方向に限られることなくどの方向からの操作
であっても円滑に解錠し、開扉することができる扉のハ
ンドル装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るハンドル装
置は、扉内外のそれぞれの扉面にハンドルを縦長または
横長の状態に取り付けるための一対の座と、両座間に支
持されるハンドルとから成る扉錠のハンドル装置であっ
て、該ハンドルの両端側に、両座内部にそれぞれ回転自
在に枢支されるリンクに枢支連結する一対の連結部を設
け、ラッチ錠側の座のリンクにはリンクの回転によりラ
ッチ錠のラッチボルトを後退あるいは後退を許容させる
作動部を設けたことを特徴とするものである。
置は、扉内外のそれぞれの扉面にハンドルを縦長または
横長の状態に取り付けるための一対の座と、両座間に支
持されるハンドルとから成る扉錠のハンドル装置であっ
て、該ハンドルの両端側に、両座内部にそれぞれ回転自
在に枢支されるリンクに枢支連結する一対の連結部を設
け、ラッチ錠側の座のリンクにはリンクの回転によりラ
ッチ錠のラッチボルトを後退あるいは後退を許容させる
作動部を設けたことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の作用】ハンドルの両端側を座のリンクにそれぞ
れ枢支し、リンクの回転によってハンドルの逃げができ
るようにしてあるので、ハンドル中央部を操作すればハ
ンドルがその儘平行移動し、ハンドル中央部以外を操作
すれば一端側が支点となってハンドルが一旦揺動しなが
ら移動する際の偏りをリンクの回転によって逃げ、ハン
ドルを急激に押したり、引いたり或いは水平状態でなく
斜め方向から押したり、引いたりした場合でも円滑に解
錠、開扉することができる。
れ枢支し、リンクの回転によってハンドルの逃げができ
るようにしてあるので、ハンドル中央部を操作すればハ
ンドルがその儘平行移動し、ハンドル中央部以外を操作
すれば一端側が支点となってハンドルが一旦揺動しなが
ら移動する際の偏りをリンクの回転によって逃げ、ハン
ドルを急激に押したり、引いたり或いは水平状態でなく
斜め方向から押したり、引いたりした場合でも円滑に解
錠、開扉することができる。
【0009】
【実施例】本発明ハンドル錠の実施例を図面について具
体的に説明する。図1は、本発明ハンドル装置を扉に取
り付けた状態を示す閉扉状態における概略要部縦断側面
図、図2は、引き動作側のハンドル装置の無操作状態に
おける縦断側面図、図3は、引き動作側のハンドル中央
部を引いた状態の同装置の縦断側面図、図4は、引き動
作側のハンドル上方部を引いた状態の同装置の縦断側面
図、図5は、引き動作側のハンドル下方部を引いた状態
の同装置の縦断側面図である。
体的に説明する。図1は、本発明ハンドル装置を扉に取
り付けた状態を示す閉扉状態における概略要部縦断側面
図、図2は、引き動作側のハンドル装置の無操作状態に
おける縦断側面図、図3は、引き動作側のハンドル中央
部を引いた状態の同装置の縦断側面図、図4は、引き動
作側のハンドル上方部を引いた状態の同装置の縦断側面
図、図5は、引き動作側のハンドル下方部を引いた状態
の同装置の縦断側面図である。
【0010】図1、図2において、1は、扉枠にヒンジ
を介して蝶着された扉、2は、扉1の開放端側に埋設固
定された扉錠たるラッチ錠、3、3Aは、上下一対の座
4、4′、4A、4A′を介して扉面に取り付けられる
縦長状のハンドルで、扉の外内にラッチ錠2を挟んで対
称的に取り付けられている。
を介して蝶着された扉、2は、扉1の開放端側に埋設固
定された扉錠たるラッチ錠、3、3Aは、上下一対の座
4、4′、4A、4A′を介して扉面に取り付けられる
縦長状のハンドルで、扉の外内にラッチ錠2を挟んで対
称的に取り付けられている。
【0011】ラッチ錠2は、例えば、実開平6−621
60号公報にも示される反転ラッチ錠形式のものであっ
ても、従来からこの種ハンドル装置に使用される形式の
ものであってもよく、その具体的構成は省略する。
60号公報にも示される反転ラッチ錠形式のものであっ
ても、従来からこの種ハンドル装置に使用される形式の
ものであってもよく、その具体的構成は省略する。
【0012】ハンドル3、3Aには、それぞれ上下に後
述する座4、4′、4A、4A′の内部に枢支されるリ
ンクに連結するための連結部31、31が設けられてい
る。この連結部31、31は、ハンドル3、3Aと一体
でも別体のものでもよい。
述する座4、4′、4A、4A′の内部に枢支されるリ
ンクに連結するための連結部31、31が設けられてい
る。この連結部31、31は、ハンドル3、3Aと一体
でも別体のものでもよい。
【0013】扉外側のハンドル3を支持するための上下
の座4、4′の内部には前記ハンドル3の連結部31、
31を連結するための上下のL字型のリンク41、4
1′がピン42、42でそれぞれ枢支されており、ピン
42、42に巻いたバネ43、43で上部のリンク41
は常時反時計方向に、下部のリンク41′は常時時計方
向に回転するように付勢されている。
の座4、4′の内部には前記ハンドル3の連結部31、
31を連結するための上下のL字型のリンク41、4
1′がピン42、42でそれぞれ枢支されており、ピン
42、42に巻いたバネ43、43で上部のリンク41
は常時反時計方向に、下部のリンク41′は常時時計方
向に回転するように付勢されている。
【0014】上部のリンク41が常時反時計方向に、下
部のリンク41′が常時時計方向に回転するように付勢
されていることによって、リンク41、41′に連結板
31、31がそれぞれピン44、44にて枢支連結され
る引き動作側のハンドル3は、扉面に接近する方向に、
押し動作側の扉内側のハンドル3Aは、扉面から離れる
方向にそれぞれ付勢されている。
部のリンク41′が常時時計方向に回転するように付勢
されていることによって、リンク41、41′に連結板
31、31がそれぞれピン44、44にて枢支連結され
る引き動作側のハンドル3は、扉面に接近する方向に、
押し動作側の扉内側のハンドル3Aは、扉面から離れる
方向にそれぞれ付勢されている。
【0015】ハンドル3、3Aの扉面への取り付け方
は、上下の座4、4′、4A、4A′の内部にあるそれ
ぞれのリンク41、41′にハンドル3(ハンドル3
A)の連結部31、31をピン44、44でそれぞれ枢
支して一体化しておき、扉1の開放端側の所定箇所に予
め取り付けられたラッチ錠2の操作部に相当する箇所の
側板に穿設された孔から扉外内の上側の座4、4Aのリ
ンク41、41の作動部41a、41aを挿通し、外側
の座4、4の取付柱45、45を内側に固定された上下
の座4A、4A′にそれぞれにネジ止めする方法によっ
て扉内外の上下の座4、4′、4A、4A′つまりハン
ドル3、3Aを外内の扉面の所定箇所に取り付けるもの
である。
は、上下の座4、4′、4A、4A′の内部にあるそれ
ぞれのリンク41、41′にハンドル3(ハンドル3
A)の連結部31、31をピン44、44でそれぞれ枢
支して一体化しておき、扉1の開放端側の所定箇所に予
め取り付けられたラッチ錠2の操作部に相当する箇所の
側板に穿設された孔から扉外内の上側の座4、4Aのリ
ンク41、41の作動部41a、41aを挿通し、外側
の座4、4の取付柱45、45を内側に固定された上下
の座4A、4A′にそれぞれにネジ止めする方法によっ
て扉内外の上下の座4、4′、4A、4A′つまりハン
ドル3、3Aを外内の扉面の所定箇所に取り付けるもの
である。
【0016】次に、本発明ハンドル装置の具体的用法を
説明する。図1、図2の閉扉無操作状態において、図3
のように引き動作側のハンドル3の中央部を握るか、指
を掛けて開扉方向(矢印イ方向)に引くと、ハンドルの
上下には均等に力が掛かるので、その儘平行移動し、上
下の座4、4′内部のリンク41、41′は同じように
回転し、上部の座4のリンク41の作動部41aに押さ
れて前述のようにラッチ錠2は解錠し、ハンドルをその
儘引く力によって開扉する。
説明する。図1、図2の閉扉無操作状態において、図3
のように引き動作側のハンドル3の中央部を握るか、指
を掛けて開扉方向(矢印イ方向)に引くと、ハンドルの
上下には均等に力が掛かるので、その儘平行移動し、上
下の座4、4′内部のリンク41、41′は同じように
回転し、上部の座4のリンク41の作動部41aに押さ
れて前述のようにラッチ錠2は解錠し、ハンドルをその
儘引く力によって開扉する。
【0017】次に、図1、図2の閉扉無操作状態におい
て、図4のように引き動作側のハンドル3の上部側を矢
印ロ方向に水平に引くと、ハンドル3は下側の座4′の
ピン44を支点として揺動し、上側の座4のリンク41
のみが回転し、リンク41の作動部41aに押されて解
錠、開扉する。
て、図4のように引き動作側のハンドル3の上部側を矢
印ロ方向に水平に引くと、ハンドル3は下側の座4′の
ピン44を支点として揺動し、上側の座4のリンク41
のみが回転し、リンク41の作動部41aに押されて解
錠、開扉する。
【0018】ハンドル3の上部側を引くときに水平方向
ではなく斜め上または斜め下方向に引いた場合、下側の
座4のリンク41′も一旦揺動して逃げるため、拗れが
生じず、円滑に解錠、開扉するものである。
ではなく斜め上または斜め下方向に引いた場合、下側の
座4のリンク41′も一旦揺動して逃げるため、拗れが
生じず、円滑に解錠、開扉するものである。
【0019】また、図1、図2の閉扉無操作状態におい
て、図5のように引き動作側のハンドル3の下部側を矢
印ハ方向に引くと、最初は下側の座4′のリンク41′
がピン42を支点として回転し、ハンドル3はその遊び
分だけ移動して上端側のピン44を支点として揺動する
が、ハンドル3の連結部31の一部aが座4′の一部b
に当接すると、ハンドル下部はそれ以上移動し得ず、ハ
ンドル上部は下側の座4のピン44を支点として揺動
し、ハンドル3は中央部を引いた場合と同じように移動
し、上側の座4のリンク41が回転して作動部41aに
押されて前述と同じくラッチ錠2は解錠し、ハンドルを
その儘引く力によって開扉する。
て、図5のように引き動作側のハンドル3の下部側を矢
印ハ方向に引くと、最初は下側の座4′のリンク41′
がピン42を支点として回転し、ハンドル3はその遊び
分だけ移動して上端側のピン44を支点として揺動する
が、ハンドル3の連結部31の一部aが座4′の一部b
に当接すると、ハンドル下部はそれ以上移動し得ず、ハ
ンドル上部は下側の座4のピン44を支点として揺動
し、ハンドル3は中央部を引いた場合と同じように移動
し、上側の座4のリンク41が回転して作動部41aに
押されて前述と同じくラッチ錠2は解錠し、ハンドルを
その儘引く力によって開扉する。
【0020】ハンドル3の下部側を引くときに水平方向
ではなく斜め上または斜め下方向に引く場合でも下側の
座4のリンク41′が一旦揺動して逃げるため、拗れが
生じず、円滑に解錠、開扉するものである。
ではなく斜め上または斜め下方向に引く場合でも下側の
座4のリンク41′が一旦揺動して逃げるため、拗れが
生じず、円滑に解錠、開扉するものである。
【0021】押し動作側のハンドルは、図1に示すよう
に、上下の座4A、4A′とハンドル3Aとの間に隙間
が設けてあり、ハンドル3Aの押し動作の際の移動に支
障がないようにしてある以外は前記引き動作側のハンド
ルと同じ構成で、ハンドルのどの部分を押してもリンク
の作動部が反時計方向に回転して解錠、開扉するもので
ある。
に、上下の座4A、4A′とハンドル3Aとの間に隙間
が設けてあり、ハンドル3Aの押し動作の際の移動に支
障がないようにしてある以外は前記引き動作側のハンド
ルと同じ構成で、ハンドルのどの部分を押してもリンク
の作動部が反時計方向に回転して解錠、開扉するもので
ある。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る扉錠のハンドル装置によれ
ば、ハンドルの両端側を座内部のそれぞれ回転自在に枢
支されるリンクに枢支連結し、ハンドルの枢支部がリン
クの揺動によって移動できるようにつまり、リンクの回
転によってハンドルの逃げができるように構成したもの
であるから、ハンドル中央部を操作すればハンドルがそ
の儘平行移動し、ハンドル中央部以外を操作すれば一端
側が支点となってハンドルが一旦揺動しながら移動する
際の偏りをリンクの回転によって逃がすことができるよ
うになり、最初から扉を開けようとしてハンドルを大き
な力で急激に押したり、引いたり或いは水平状態でなく
斜め方向から押したり、引いたりした場合でも円滑に解
錠、開扉することができるようになったもので、従来の
ハンドルを要素とする平行リンク機構を使用したハンド
ル平行移動型のハンドル装置のように、構造が複雑で、
リンク機構にかかる力の作用方向の偏りによってリンク
機構に拗れが生じて円滑に解錠動作が行われず、リンク
機構やラッチ錠を損傷させたり、最悪の場合腕や手首を
傷めるというような問題点を完全に解消するに至ったも
ので、極めて操作性に優れ、通常の操作は勿論のこと、
高齢者や身障者、幼児にとっても操作し易いハンドル装
置を提供することができるものである。
ば、ハンドルの両端側を座内部のそれぞれ回転自在に枢
支されるリンクに枢支連結し、ハンドルの枢支部がリン
クの揺動によって移動できるようにつまり、リンクの回
転によってハンドルの逃げができるように構成したもの
であるから、ハンドル中央部を操作すればハンドルがそ
の儘平行移動し、ハンドル中央部以外を操作すれば一端
側が支点となってハンドルが一旦揺動しながら移動する
際の偏りをリンクの回転によって逃がすことができるよ
うになり、最初から扉を開けようとしてハンドルを大き
な力で急激に押したり、引いたり或いは水平状態でなく
斜め方向から押したり、引いたりした場合でも円滑に解
錠、開扉することができるようになったもので、従来の
ハンドルを要素とする平行リンク機構を使用したハンド
ル平行移動型のハンドル装置のように、構造が複雑で、
リンク機構にかかる力の作用方向の偏りによってリンク
機構に拗れが生じて円滑に解錠動作が行われず、リンク
機構やラッチ錠を損傷させたり、最悪の場合腕や手首を
傷めるというような問題点を完全に解消するに至ったも
ので、極めて操作性に優れ、通常の操作は勿論のこと、
高齢者や身障者、幼児にとっても操作し易いハンドル装
置を提供することができるものである。
【0023】また、その構造も簡単で、組み付け作業も
容易であり、耐久性に優れたものを安価に提供できる等
効果は多大である。
容易であり、耐久性に優れたものを安価に提供できる等
効果は多大である。
【0024】本実施例にあっては、縦長のハンドルにつ
いて説明したが、横長のハンドルの場合も同様である
が、この場合はリンクの作動部が水平回転するので、ラ
ッチ錠はリンクの作動部の水平回転で解錠するものを採
用する必要がある。
いて説明したが、横長のハンドルの場合も同様である
が、この場合はリンクの作動部が水平回転するので、ラ
ッチ錠はリンクの作動部の水平回転で解錠するものを採
用する必要がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ハンドル装置を扉に取り付けた状態を示
す閉扉状態における概略要部縦断側面図である。
す閉扉状態における概略要部縦断側面図である。
【図2】引き動作側のハンドル装置の無操作状態におけ
る縦断側面図である。
る縦断側面図である。
【図3】引き動作側のハンドル中央部を引いた状態の同
装置の縦断側面図である。
装置の縦断側面図である。
【図4】引き動作側のハンドル上方部を引いた状態の同
装置の縦断側面図である。
装置の縦断側面図である。
【図5】引き動作側のハンドル下方部を引いた状態の同
装置の縦断側面図である。
装置の縦断側面図である。
1…扉 2…ラッチ錠 3…ハンドル 4…座 41…
リンク 41a…作動部
リンク 41a…作動部
Claims (1)
- 【請求項1】 扉内外のそれぞれの扉面にハンドルを縦
長または横長の状態に取り付けるための一対の座と、両
座間に支持されるハンドルとから成る扉錠のハンドル装
置であって、該ハンドルの両端側に、両座内部にそれぞ
れ回転自在に枢支されるリンクに枢支連結する一対の連
結部を設け、ラッチ錠側の座のリンクにはリンクの回転
によりラッチ錠のラッチボルトを後退あるいは後退を許
容させる作動部を設けたことを特徴とする扉錠のハンド
ル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5090697A JPH10231649A (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | 扉錠のハンドル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5090697A JPH10231649A (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | 扉錠のハンドル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10231649A true JPH10231649A (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=12871819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5090697A Pending JPH10231649A (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | 扉錠のハンドル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10231649A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007055200A1 (ja) * | 2005-11-10 | 2007-05-18 | Okamura Corporation | 扉のラッチ装置 |
US7219394B2 (en) * | 2004-12-27 | 2007-05-22 | Pauli Wu | Door push bar structure |
JP2012149383A (ja) * | 2011-01-17 | 2012-08-09 | Miwa Lock Co Ltd | ラッチ錠用ハンドル装置 |
-
1997
- 1997-02-19 JP JP5090697A patent/JPH10231649A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7219394B2 (en) * | 2004-12-27 | 2007-05-22 | Pauli Wu | Door push bar structure |
WO2007055200A1 (ja) * | 2005-11-10 | 2007-05-18 | Okamura Corporation | 扉のラッチ装置 |
JP4896887B2 (ja) * | 2005-11-10 | 2012-03-14 | 株式会社岡村製作所 | 扉のラッチ装置 |
JP2012062751A (ja) * | 2005-11-10 | 2012-03-29 | Okamura Corp | 扉のラッチ装置 |
US8616592B2 (en) | 2005-11-10 | 2013-12-31 | Okamura Corporation | Latch device of a door |
JP2012149383A (ja) * | 2011-01-17 | 2012-08-09 | Miwa Lock Co Ltd | ラッチ錠用ハンドル装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2310436C (en) | Combined sliding and pivot window assembly | |
JPH07208003A (ja) | ロックユニット | |
US9428942B2 (en) | Door locking device and construction machine including same | |
JPH10231649A (ja) | 扉錠のハンドル装置 | |
JPH11336413A (ja) | 半自動式回転スライドドア | |
JPH11256888A (ja) | 扉錠のハンドル装置 | |
EP1451426B1 (en) | Device consisting of a stay device and a lock device plus a window construction with such a device | |
JP3597727B2 (ja) | 扉 | |
JP3750098B2 (ja) | トイレブース用回転スライドドア | |
JP3993913B2 (ja) | プッシュ・プル錠 | |
JPH108804A (ja) | ハンドル錠 | |
JP3951172B2 (ja) | 扉の閉鎖機構 | |
JPH0243775Y2 (ja) | ||
JP3499960B2 (ja) | 扉のハンドル装置 | |
JP2004353378A (ja) | 戸先錠解除機構付き開口部装置 | |
JPH108805A (ja) | ハンドル錠 | |
JP4555107B2 (ja) | 折れ戸の非常時開放装置 | |
JP2543074Y2 (ja) | 折り戸 | |
JPH08333943A (ja) | ハンドル錠 | |
JP2532978B2 (ja) | 車両ドアロツク装置 | |
JPH0315930Y2 (ja) | ||
JPH02121571U (ja) | ||
JP2000204798A (ja) | ドアノブ遠隔操作装置及びドア構造 | |
JPH01223284A (ja) | 自動車用開閉体のロック装置 | |
JP2594321Y2 (ja) | 扉錠のハンドル装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20070123 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070612 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |