JP3597727B2 - 扉 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、躯体の出入り口や窓、あるいは、門を閉塞開放する扉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記した扉としては、例えば、躯体開口にはめ込まれたサッシ枠の竪枠に一端部を回動自在に支持させた扉本体を備えたものがあるが、このような扉において、扉本体の重量が大きい場合や、気密性および防音性を高めるためにサッシ枠に密着性を有するタイト材が設けてある場合には、開放初期に大きな扉本体開放力を必要とする。
【0003】
そこで、従来において、扉本体の出入り方向の軸回りに回動するハンドルと連動する回転ブロックを扉本体の上端部に設け、ハンドルを回動操作した際に回転ブロックでサッシ枠の上枠を押圧するようになすことにより、開放初期の扉本体開放力の軽減を図った扉(実開昭61−45577号)が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来の扉では、開放初期の扉本体の開放力を軽減することはできるものの、ハンドルを扉本体の出入り方向の軸回りに回わす操作と、扉本体を押したり引いたりする操作との操作方向の異なる2つの操作を必要とすることから、扉本体を開ける際の操作性が優れているとは言い難いという問題を有しており、この問題を解決することが従来の課題であった。
【0005】
【発明の目的】
本発明は、上記した従来の課題に着目してなされたもので、開放初期における扉本体の開放力の軽減を実現したうえで、簡単な操作で開放することが可能である扉を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係わる扉は、回動する扉本体と、扉本体に設けた開閉操作用の把手と、開放力付与機構とを備え、把手は、扉本体の室内外の対称位置に各々上下方向に沿うように配置した室内側把手と室外側把手とであり、室内側把手及び室外側把手の上端部を扉本体に対して室内外方向に摺動自在に貫通した状態で把手座に支持される上リンクの端 部に各々枢着連結するとともに、室内側把手及び室外側把手の下端部を扉本体に対して室内外方向に摺動自在に貫通した状態で把手座に支持されて上リンクと平行をなす下リンクの端部に各々枢着連結することにより、扉本体に対して開閉方向に押し引き作動可能としてあり、開放力付与機構はギヤボックスとアームとを有し、ギヤボックスは、扉本体の戸先側端面側における上リンクが貫通する部分に内蔵してあるとともに歯車軸を回動自在に支持しており、歯車軸は一端部をギヤボックスの戸先側面から突出するとともに、上リンクの室内外方向への摺動と連動して回動するものであり、アームは基端を歯車軸の一端部に固定してあり、アームの先端部が歯車軸の回動に伴って回動してサッシ枠の戸当り側竪枠を押圧することによって、把手の室内外方向の押し引き作動方向と同じ方向の開放力を扉本体に付与する構成としており、この扉の構成を従来の課題を解決するための手段としている。
【0011】
【発明の作用】
本発明の請求項1に係わる扉では、上記した構成としているので、把手を操作して開放側に作動させると、これに伴って開放力付与機構によって把手の作動方向と同じ方向の開放力が扉本体に付与されることとなり、把手を押す、あるいは、引くといった一つの操作をし続ければ、扉本体は把手の操作方向に小さい力で開くこととなる。
【0012】
また、上記した構成としたため、扉本体の戸先側の端部に開放力が付与されることとなり、すなわち、扉本体に大きなモーメントが生じることとなり、開放初期における扉本体の開放力がより一層軽減されることとなる。
【0014】
さらに、把手支持体の押し引き方向の動作を利用して扉本体に開放力を付与するようにしているので、把手の動作を開放力付与機構に伝達するのに、把手支持体とは別の部材を設ける必要がなく、したがって、その分だけ、構造の簡略化およびコストの軽減化が図られることとなる。
【0015】
【実施例】
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0016】
図1および図2は本発明に係わる扉の一実施例を示している。
【0017】
図1および図2に示すように、この扉1は、回動する扉本体2と、扉本体2に設けた開閉操作用の棒状をなす把手3を備えており、扉本体2はその一端部を図示しない躯体開口にはめ込んだサッシ枠の吊り元側竪枠にヒンジを介して連結してあって、室外側に開くものとなっている。
【0018】
把手3は、扉本体2の室内外の対称位置に各々上下方向に沿うようにして配置してあり、各々の上端部を扉本体2を室内外方向に摺動自在に貫通した状態で把手座4に支持される上リンク(把手支持体)5の端部にそれぞれ枢着連結すると共に、各々の下端部を扉本体2を室内外方向に摺動自在に貫通した状態で把手座4に支持されて上リンク5と平行をなす下リンク6の端部にそれぞれ枢着連結することにより、図1に実線で示すように(図2では仮想線で示すように)、扉本体2に対して室内外方向(開閉方向)に揺動することができるようになっている。すなわち、室内外方向に押し引き作動することができるようになっている。
【0019】
扉本体2の上リンク5が貫通する部分には、ギヤボックス7が内蔵してあり、このギヤボックス7には、開放力付与機構10の一部を構成する互いに噛み合う2個のギヤ11,12が収容してある。
【0020】
2個のギヤ11,12のうち一方のギヤ11は、一端部を上リンク5の略中央部にピン13を介して回動自在に連結すると共に他端部をギヤボックス7にピン14を介して回動自在に連結したレバー15の他端部にピン14と同心状に形成してあり、他方のギヤ12は、一端部を扉本体2の戸先側端面2aに固定したギヤボックス7の取付板7aから突出させた状態でギヤボックス7に回動自在に支持される歯車軸16の他端部に固定してある。
【0021】
この場合、扉本体2の戸先側端面2aに固定したギヤボックス7の取付板7aから突出する歯車軸16の一端部には、開放力付与機構10の一部を構成するアーム(押圧体)17の基端が固定してあり、この開放力付与機構10では、把手3,3を室外側に揺動させた状態(図1に実線で示す状態)において、上リンク5の室外側への移動をレバー15およびギヤ11,12を介して歯車軸16の回動に変換し、この歯車軸16とともに図示反時計回りに回動するアーム17の先端部がサッシ枠の戸当り側竪枠Saを押圧するようになすことによって、把手3,3の揺動方向と同じ室外方向の開放力を扉本体2に付与するようにしている。
【0022】
この扉1では、例えば、室内から外に出る場合において、把手3の上端部側を押し操作して室外側に揺動させると、これに伴って開放力付与機構10におけるアーム17の先端部がサッシ枠の戸当り側竪枠Saを押圧することによって、把手3の揺動方向と同じ室外方向の開放力が外開きの扉本体2に付与されることから、開放初期における扉本体2の開放力が軽減されることとなり、このまま把手3を押し続ければ、扉本体2は一気に開くこととなる。
【0023】
したがって、この扉1では、把手3の操作方向と扉本体2の開放方向とを一致させているので、従来の開放力軽減機能を有する扉と比較して、扉本体2を開ける際の操作性が優れたものとなる。
【0024】
また、この扉1では、把手3,3を室外側に揺動させた状態において、開放力付与機構10のアーム17の先端部がサッシ枠の戸当り側竪枠Saを押圧するようにしてあるので、扉本体2の戸先側の端部に開放力が付与されることとなり、すなわち、扉本体2には大きなモーメントが発生することとなり、その結果、開放初期における扉本体2の開放力がより一層軽減されることとなる。
【0025】
さらに、この扉1では、開放力付与機構10において、把手3,3の室外側への揺動により室外側に移動する上リンク5の移動力を扉本体2に付与する開放力に変換するようにしていることから、すなわち、上リンク5の移動力を利用して扉本体2に開放力を付与するようにしていることから、把手3,3の動作を開放力付与機構10に伝達するのに、上リンク5とは別の部材を設ける必要がなく、したがって、その分だけ、構造の簡略化およびコストの軽減化が図られることとなる。
【0049】
上記した実施例では、本発明に係わる扉をサッシ枠がはめ込まれた躯体開口(出入り口)を閉塞開放するのに適用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、例えば、躯体の窓を閉塞開放するのに用いたり、門を閉塞開放するのに用いたりすることも可能である。
【0050】
また、上記した実施例では、本発明に係わる扉の扉本体を鉛直軸回りに回動するものとしているが、扉本体を水平軸回りに回動するものとしてもよく、さらに、扉本体を支持する部位は扉本体の端部に限定されるものではなく、扉本体の中央部分を回動自在に支持する構成とすることも可能である。
【0051】
さらにまた、本発明に係わる扉の詳細な構成は、上記した実施例に限定されるものではない。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1に係わる扉では、前記した構成としたから、把手を押す、あるいは、引くといった一つの操作をし続けることで、扉本体を把手の操作方向に小さい力で開放することができ、すなわち、開放初期における扉本体の開放力の軽減を実現したうえで、簡単な操作で開放することが可能であるという非常に優れた効果がもたらされる。
【0054】
さらに、前記した構成としているので、把手の動作を開放力付与機構に伝達するのに、上リンクとは別の部材を設ける必要がなく、その分だけ、構造の簡略化およびコストの軽減化を実現することが可能であるという非常に優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる扉の一実施例を示す部分斜視説明図である。
【図2】図1に示した扉の戸先側からの側面説明図である。
【符号の説明】
1 扉
2 扉本体
3 把手
5 リンク(把手支持体
10 開放力付与機構
17 アーム(押圧体)
Sa サッシ枠の戸当り側竪枠(躯体側の戸当り部)

Claims (1)

  1. 回動する扉本体と、扉本体に設けた開閉操作用の把手と、開放力付与機構とを備え、把手は、扉本体の室内外の対称位置に各々上下方向に沿うように配置した室内側把手と室外側把手とであり、室内側把手及び室外側把手の上端部を扉本体に対して室内外方向に摺動自在に貫通した状態で把手座に支持される上リンクの端部に各々枢着連結するとともに、室内側把手及び室外側把手の下端部を扉本体に対して室内外方向に摺動自在に貫通した状態で把手座に支持されて上リンクと平行をなす下リンクの端部に各々枢着連結することにより、扉本体に対して開閉方向に押し引き作動可能としてあり、開放力付与機構はギヤボックスとアームとを有し、ギヤボックスは、扉本体の戸先側端面側における上リンクが貫通する部分に内蔵してあるとともに歯車軸を回動自在に支持しており、歯車軸は一端部をギヤボックスの戸先側面から突出するとともに、上リンクの室内外方向への摺動と連動して回動するものであり、アームは基端を歯車軸の一端部に固定してあり、アームの先端部が歯車軸の回動に伴って回動してサッシ枠の戸当り側竪枠を押圧することによって、把手の室内外方向の押し引き作動方向と同じ方向の開放力を扉本体に付与することを特徴とする扉。
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