JPH10231603A - 手摺構造 - Google Patents

手摺構造

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JPH10231603A
JPH10231603A JP9052357A JP5235797A JPH10231603A JP H10231603 A JPH10231603 A JP H10231603A JP 9052357 A JP9052357 A JP 9052357A JP 5235797 A JP5235797 A JP 5235797A JP H10231603 A JPH10231603 A JP H10231603A
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JP
Japan
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handrail
tool
shaped mounting
mounting portion
rod
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JP9052357A
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English (en)
Inventor
Katsuyoshi Toyotome
勝義 豊留
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Sumitomo Forestry Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Forestry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い易い位置に、容易に手摺部を位置づけ用
い得るようにした手摺構造、主として壁付手摺構造の提
供。 【解決手段】 手摺部11と、棒状取付け部12とを備
えた手摺具Aと、壁Wなどに突き出し状態に備えられる
保持具Bとを有し、この手摺具Aが、この手摺具Aにお
ける棒状取付け部12を、保持具Bに対して、止め付け
位置を調整可能に組み付けられる構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は各種の身体的動作
の補助、例えば、玄関口における出入り、浴室あるいは
トイレに対する出入り、浴槽に対する出入りや湯舟に対
する沈み込みと、この湯舟からの立上り、用便に際して
の各種動作などの補助をなす手摺構造の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】段差のある玄関口における出入り、滑り
易い浴室あるいは浴槽などに対する出入りなどは、健常
者であっても、相当の労力と、相応の注意とを要するも
のであり、身体動作に衰えのある老人、充分な動作に習
熟していない幼児童、身体動作、特に、歩行に難のある
病人、身体障碍者などにあっては、かかる玄関口におけ
る出入り、滑り易い浴室などに対する出入りなどに難渋
することがあった。
【0003】また、足腰の弱まった老病者、足腰に充分
な力を有しない身体障碍者などにあっては、浴槽に対す
る沈み込みや立上り、あるいは用便に際しての便器に対
する座り込み、及び、これからの立上りなどに難渋する
ことがあった。
【0004】かかる点から、各種の動作空間に備えられ
ている段差部分、乗越え部分や、立上り、及び座り込み
部分などに、これらの動作を助勢する各種の手摺類を設
けることが試みられている。
【0005】また、浴室などの滑り易く、比較的歩行に
難のある部分に、これらの歩行の助勢手段として各種の
手摺類を設けることが試みられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
備えつけの手摺は、この手摺の備えつけ時の備えつけの
目的に対応した位置に、備えつけ時の目的に対応した形
態のものとして備えられていることから、備えつけ後に
おける使用状況の変化に対応できない難があった。
【0007】この為、例えば、幼児童の動作の補助手段
として備えられた手摺位置が、幼児童の身長の伸びに伴
って低くなったり、老病者あるいは身体障碍者の動作の
補助手段として備えられた手摺位置が、これら使用者に
おける動作能力が変化した際に、低くなりすぎ、あるい
は高くなりすぎるなどの不都合を生ずる難があった。
【0008】また、かかる備えつけの手摺が、使い勝手
の良い使用者に馴染み易い位置にセットされていない場
合にあっても、これを各使用者の個々の特性に併せて、
夫々に使い良い位置に調整して用いることができなかっ
た。
【0009】この発明は、かかる従来の備えつけ手摺の
不都合を解消し、使い易い位置に、容易に手摺部を位置
づけ用い得るようにした手摺構造、主として壁付手摺構
造の提供を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記の目的
を達成するために、請求項1の発明に係る手摺構造を、
手摺部と棒状取付け部とを備えた手摺具と、壁などに突
き出し状態に備えられる保持具とを有し、前記手摺具
が、この手摺具における棒状取付け部を、前記保持具に
対して、止め付け位置を調整可能に組み付けられる構成
としてある。
【0011】このように構成される手摺構造において、
手摺具の手摺部を任意の位置、例えば、上下方向におけ
る任意の位置、横方向における任意の位置などにセット
し、またはセットし直すことができる。
【0012】ついで、前記の目的を達成するために、請
求項2の発明に係る手摺構造を、前記請求項1の発明に
係る手摺構造において、手摺具が、一対の平行な棒状取
付け部と、この一対の棒状取付け部を連結するように備
えられている棒状手摺部とを有する構成としてあり、壁
などに備えられている保持具に対して、この手摺具にお
ける前記夫々の棒状取付け部が、その止め付け位置を調
整可能に止め付けられる構成としてある。
【0013】このように構成される手摺構造において
は、棒状手摺部を、保持具に対して安定に平行移動の状
態で保持することができる。
【0014】さらに、前記の目的を達成するために、請
求項3の発明に係る手摺構造を、前記請求項1の発明に
係る手摺構造において、保持具に備えられている孔状取
付け部に挿通される棒状取付け部に対し、該保持具に備
えられている止めネジが圧接可能に構成してある。
【0015】このように構成される手摺構造において
は、保持具の孔状取付け部に挿通した棒状取付け部を所
定の位置で停止し、これに対して、止めネジを圧接する
ことによって手摺部の組み付け位置を特定することがで
きる。
【0016】また、前記の目的を達成するために、請求
項4の発明に係る手摺構造を、前記請求項1の発明に係
る手摺構造において、保持具が、環状に湾曲構成された
筒状取付け部を備えていると共に、この筒状取付け部に
挿通された棒状取付け部に対して、該筒状取付け部を圧
着可能に構成してある。
【0017】このように構成される手摺構造において
は、保持具の筒状取付け部に挿通した棒状取付け部を所
定の位置で停止し、これに対して筒状取付け部を圧着す
ることによって、手摺部の組み付け位置を特定すること
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る典型的な各実
施の形態に係る手摺構造について詳細に説明する。
【0019】図1〜図5は、第1の実施の形態に係る手
摺構造を示すものであり、図1では、手摺構造を壁付手
摺として浴室に備えつけた態様を示している。また、図
2では、この手摺構造の主要部を、各部品を分離した状
態を斜視図で、図3では、手摺具を壁に備えつけた状態
を要部の縦断面図として、図4では、保持具の上方位置
で、この手摺具の備えつけ状態を要部の水平断面図とし
て、更に、図5では、保持具の位置において、同様に手
摺具の備えつけ状態を水平断面図として示している。
【0020】図6〜図10は、第2の実施の形態に係る
手摺構造を示すものであり、図6では、手摺構造を壁付
手摺として浴室に備えつけた態様を示している。また、
図7では、この手摺構造の主要部を、各部品を分離した
状態を斜視図で、図8では、手摺具を壁に備えつけた状
態を要部の縦断面図として、図9では、保持具の上方位
置で、この手摺具の備えつけ状態を要部の水平断面図と
して、更に、図10では、保持具の位置において、同様
に手摺具の備えつけ状態を水平断面図として示してい
る。
【0021】この実施の形態に係る手摺構造は、例え
ば、壁付手摺として構成されるものであって、手摺部と
棒状取付け部とを備えた手摺具と、壁面などに突き出し
状態に備えられる保持具とを有し、前記手摺具が、この
手摺具における棒状取付け部を、前記保持具に対して、
止め付け位置を調整可能に組み付けられる構成としてあ
る。
【0022】この実施の形態に係る手摺構造は、所謂、
壁付手摺などとして構成されるものであって、浴室内に
おける浴槽に対する出入り部、浴槽に沿った壁面、廊下
の壁面、玄関口あるいは勝手口などにおける出入口の段
差部の側方壁面、トイレットの出入口部、用便に際して
の座り込み側方の壁面など、各種の行動の補助手段とし
て、各種手摺を必要とする部分に備え設けて用いられる
構成としてある。
【0023】特に、この実施の形態に係る手摺構造にあ
っては、手摺具を構成している手摺部のセット位置を変
更可能とし、もっとも使い易い位置に、当該手摺部を位
置替えして用い得るようにしたことによって、設置手摺
の、より確実な使用を可能としている。
【0024】かかる各実施の形態に係る手摺構造を、先
ず、図1〜図5に示す第1の実施の形態に係る手摺構造
について詳細に説明する。
【0025】この第1の実施の形態に係る手摺構造は、
手摺部11と、棒状取付け部12とを備えた手摺具A
と、壁Wなどに突き出し状態に備えられる保持具Bとを
有し、この手摺具Aが、この手摺具Aにおける棒状取付
け部12を、前記保持具Bに対して、止め付け位置を調
整可能に組み付けられる構成としてある。
【0026】この図示例に係る手摺具Aの一つの手摺具
A”は、この手摺具A”を構成する手摺部11と、棒状
取付け部12とを一本の丸パイプ材を折曲げることによ
って、直線状の手摺部11”と、この手摺部11”の両
端から屈曲構成される棒状取付け部12”、12”とを
一体のものとして構成してある。
【0027】また、この図示例に係る手摺具Aの他の一
つの手摺具A’は、この手摺具A’を構成する手摺部1
1と、棒状取付け部12とを、一端側に、直交する態様
の管状取付具13を設けたパイプ材よりなる一対の、直
管状の、しかも平行に配される棒状取付け部12’、1
2’と、この管状取付具13、13に挿通、止着される
直管状のパイプ材よりなる手摺部11’として構成して
ある。
【0028】また、手摺具Aを構成する棒状取付け部1
2は、保持具Bにおける止めネジ25の当接される平坦
面12aを、その長さ方向に亘って、例えば、パイプ材
の変形加工などによって、備えてあると共に、保持具B
に挿通、組み付けられた各棒状取付け部12の夫々の端
部にキャップ状の抜け止め具12bをネジ12cで止め
つける構成としてある。
【0029】また、手摺具Aを構成する棒状取付け部1
2と、この手摺部11とを別体のパイプ材の組み付けと
した前記図示例にあっては、棒状取付け部12’の管状
取付具13に対して、パイプ材よりなる手摺部11’を
挿通、止着し、あるいは緊密に嵌挿した状態で、この手
摺部11’の両端部分に栓状の抜け止め具11aを嵌着
する構成としてある。
【0030】かかる手摺具Aの取付けに用いられる保持
具Bは、取付けベース21と、この取付けベース21に
装着、止めつけられるアーム部材としての保持具本体2
0とを備えた構成としてあり、この保持具本体20に、
前記手摺具Aの棒状取付け部12の挿通孔20aを貫通
状態に設け、孔状取付け部20a’として構成してあ
る。
【0031】この図示例に係る保持具本体20の取付け
に用いられる取付けベース21は、両側に、一対の溝2
1a、21aを背中合せの態様で備えていると共に、ビ
ス23で壁Wに止めつけ用いられる構成としてあり、そ
の両端面にネジ24の螺着される雌ネジ孔21bを備え
た構成としてある。
【0032】かかる取付けベース21に取付け用いられ
る保持具本体20は、壁Wに対する取付け部側に、前記
取付けベース21の差し入れられる取付け溝20bを、
前記孔状取付け部20a’の挿通孔20aの軸線と平行
な向きに、該取付けベース21を貫通するように設けて
あると共に、この取付け溝20bの向き合った各溝壁面
に、前記取付けベース21に備えられた溝21aに対し
て夫々摺動可能に収め入れられる一対の台状隆起部20
c、20cが設けてある。
【0033】尚、この取付けベース21に設けられる台
状隆起部20cの設置長さを、前記取付けベース21の
長さ寸法と略同一とし、この台状隆起部20cが、取付
けベース21の溝21a内に密に摺動、収まり入る寸法
になすと共に、この台状隆起部20cと取付け溝20b
の底面との間に、取付けベース21の溝21aと先端面
との間にある突縁21cが密に収まり、しかも、前記台
状隆起部20cと取付け溝20bの開口との間に、取付
けベース21の溝21aと基部面との間にある突縁21
dが密に収まる構成としてある。
【0034】かかる構成よりして、壁Wに備えつけられ
た取付けベース21の溝21aに対して、保持具本体2
0の台状隆起部20cを差し入れるように組付けること
で、この取付けベース21の各側端面21eと台状隆起
部20cの各側端面20c’とが面一の状態となり、こ
の各端面21e、20c’に当接し、しかも、保持具本
体20の取付け溝20bの側端開口部分を完全に塞ぐよ
うに止め板22を嵌め入れると共に、この止め板22を
ネジ24を用いて取付けベース21に止めつける。
【0035】かかる取付けベース21に対する止め板2
2の止めつけによって、保持具本体20における台状隆
起部20cの各側端面20c’が、この止め板22によ
って把持され、保持具本体20と、取付けベース21と
が堅固な止めつけ状態とされる。
【0036】かかる取付けベース21に組付け固定され
る保持具本体20は、取付けベース21によって取付け
られる壁Wの取付け面と、挿通孔20aに挿通、組み付
けられる手摺具Aの手摺部11との間に、この手摺部1
1を、把持用いるに都合の良い隙間Hを生ずるように、
充分な突き出し幅を備えたものとして用意される。
【0037】かかる取付けベース21の取付け溝20b
の溝向きと同一の向きに貫設されている孔状取付け部2
0a’としての挿通孔20aは、この挿通孔20aに挿
通される棒状取付け部12が、例えば鉛直方向、あるい
は水平方向などの所定方向に正確に移動されると共に、
この棒状取付け部12、12に備えられている手摺部1
1が、例えば、水平状態、あるいは垂直状態など所定の
向きに、正確に保持されるように、棒状取付け部12を
がたなく収め入れる径寸法で、しかも、この棒状取付け
部の一定幅を受け入れる長さ寸法を備えたものとして構
成してある。
【0038】また、この図示例の保持具本体20は、長
方体の先端部分を円弧状にした立上り幅の大きいブロッ
ク状に構成してあり、この先端部分の円弧状部分に孔状
取付け部20’としての挿通孔20aが設けてあると共
に、この円弧状先端面から該孔状取付け部20a’とし
ての挿通孔20aに向けて一対の雌ネジ孔20dが貫設
してあり、止めネジ25による手摺具Aの止めつけに用
いられる構成としてある。
【0039】かかる構成よりなる保持具Bを、夫々の孔
状取付け部20a’としての挿通孔20a、20aが平
行となるように壁Wに取付けると共に、この各保持具B
の各挿通孔20a、20aに手摺具Aの棒状取付け部1
2を挿通し、この各棒状取付け部12、12間にある手
摺部11が、意図した位置に位置づけられた際に、雌ネ
ジ孔20dの止めネジ25を、この棒状取付け部12の
平坦面12aに圧接するように螺入し、手摺具Aを保持
具Bに止めつけ、次いで、抜け止め具12bを組み付け
ることで手摺具Aを壁Wに備えつける。
【0040】尚、前記の手摺構造において、保持具B、
Bを、その孔状取付け部20a’としての挿通孔20a
の向きが鉛直の方向に揃うように壁Wに備えつけること
によって、手摺部11を上下方向の任意の使用位置に止
め付け替えを可能とした手摺構造を構成することができ
る。
【0041】また、前記の手摺構造において、保持具
B、Bを、その孔状取付け部20a’としての挿通孔2
0aの向きが水平の方向に揃うように壁Wに備えつける
ことによって、手摺部11を横方向の任意の使用位置に
止め付け替えを可能とした手摺構造を構成することがで
きる。
【0042】更に、前記の構成よりなる手摺構造におい
て、各保持具B、Bの孔状取付け部20a’としての挿
通孔20a、20aを所定の傾斜した向きに揃えた状態
で壁Wに備えつけることによって、手摺部11を斜め方
向の任意の位置に止め付け替えを可能とした手摺構造を
構成することができる。
【0043】また、前記の構成よりなる手摺構造におい
ては、手摺具Aを構成する手摺部11を、棒状取付け部
12に対して、略直交した向きに備えた構成としてある
が、この手摺部11を、棒状取付け部12に対して直角
以外の角度をもって備えつけた構成としてあっても良
い。
【0044】さらに、前記の構成よりなる手摺構造にお
いては、一対の棒状取付け部12、12に手摺部11を
備えた構成としてあるが、手摺部11を3本以上の棒状
取付け部12を備えた構成としてあっても良く、また、
手摺部11を、1本の棒状取付け部12のみを備えた構
成とし、例えば構成される手摺具Aを、T字状、L字状
などの構成としてあっても良い。
【0045】次いで、図6〜図10に示される第2の実
施の形態に係る手摺構造について詳細に説明する。
【0046】この第2の実施の形態に係る手摺構造は、
手摺部11と、棒状取付け部12とを備えた手摺具A
と、壁Wなどに突き出し状態に備えられる保持具Bとを
有し、この手摺具Aが、この手摺具Aにおける棒状取付
け部12を、前記保持具Bに対して、止め付け位置を調
整可能に組み付けられる構成としてある。
【0047】この第2の実施の形態に係る手摺構造にお
いて用いられる手摺具Aの一つの手摺具A”は、この手
摺具A”を構成する手摺部11と、棒状取付け部12と
を一本の丸パイプ材を折曲げることによって、直線状の
手摺部11”と、この手摺部11”の両端から屈曲構成
される棒状取付け部12”、12”とを一体のものとし
て構成してある。
【0048】また、この第2の実施の形態に係る手摺構
造において用いられる手摺具Aの他の一つの手摺具A’
は、この手摺具A’を構成する手摺部11と、棒状取付
け部12とを、一端側に、直交する態様の管状取付具1
3を設けた丸パイプ材よりなる一対の、直管状の、しか
も平行に配される棒状取付け部12’、12’と、この
管状取付具13、13に挿通、止着される直管状のパイ
プ材よりなる手摺部11’として構成してある。
【0049】また、手摺具Aを構成する棒状取付け部1
2は、保持具Bに挿通、組み付けられた各棒状取付け部
12の夫々の端部にキャップ状の抜け止め具12bをネ
ジ12cで止めつける構成としてある。また、手摺具A
を構成する棒状取付け部12と、この手摺部11とを別
体のパイプ材の組み付けとした前記図示例にあっては、
棒状取付け部12’の管状取付具13に対して、パイプ
材よりなる手摺部11’を挿通、止着し、あるいは緊密
に嵌挿した状態で、この手摺部11’の両端部分に栓状
の抜け止め具11aを嵌着する構成としてある。
【0050】かかる手摺具Aの取付けに用いられる保持
具Bは、取付けベース21と、この取付けベース21に
装着、止めつけられるアーム部材としての保持具本体2
0とを備えた構成としてあり、この保持具本体20が、
その先端部側に、環状に湾曲構成された筒状取付け部2
0eを、その挿通筒状孔20e’が図7において、保持
具本体20の上下方向に連通するように設けてある。
【0051】尚、ここで、保持具本体20に設けられる
筒状取付け部20eは、保持具本体20の先端部側に、
各湾曲片20f、20g間に相当の隙間Kを備えた略円
形の挿通筒状孔20e’が構成されるように、この保持
具本体20の一方の側から湾曲片20fを突設し、ま
た、他方の側から湾曲片20gを、突設すると共に、こ
の相互の湾曲片20f、20gの各内側面と、この各湾
曲片20f、20gの突設基部側にある保持具本体20
側に湾曲凹面20hを設けた構成としてある。
【0052】この図示例にあっては、前記一方の湾曲片
20fを半円以上に湾曲した構成とし、その湾曲端部分
に外向きの板状鍔20iを設けると共に、他方の湾曲片
20gを、この湾曲片20fとの間に相当の締め込み隙
間Kが生ずるように設けてあると共に、この板状鍔20
iに向き合う外向きの板状鍔20jを、この湾曲片20
gの湾曲端部に設けてある。
【0053】また、この各湾曲片20f、20gの各湾
曲端部分に対向状態に設けられている各板状鍔20i、
20jに設けた孔20m、20mにボルト26を挿通
し、これをナット27で締め込むことで、この各湾曲片
20f、20g及び前記湾曲凹面20h間に構成される
筒状取付け部20eにおける挿通筒状孔20e’の内径
寸法を縮小できる構成としてある。
【0054】更に、この筒状取付け部20eの挿通筒状
孔20e’を構成する各湾曲片20f、20gの内側面
と、湾曲凹面20hとに、ゴムシート材などの弾性を備
え、しかも摩擦抵抗の大きい滑り止め具28を止着して
ある。
【0055】この図示例に係る保持具本体20の取付け
に用いられる取付けベース21は、両側に、一対の溝2
1a、21aを背中合せの態様で備えていると共に、ビ
ス23で壁Wに止めつけ用いられる構成としてあり、そ
の両端面にネジ24の螺着される雌ネジ孔21bを備え
た構成としてある。
【0056】かかる取付けベース21に取付け用いられ
る保持具本体20は、壁Wに対する取付け部側に、前記
取付けベース21の差し入れられる取付け溝20bを、
前記挿通孔20aの軸線と平行な向きに、該取付けベー
ス21を貫通するように設けてあると共に、この取付け
溝20bの向き合った各溝壁面に、前記取付けベース2
1に備えられた溝21aに対して夫々摺動可能に収め入
れられる一対の台状隆起部20c、20cが設けてあ
る。
【0057】尚、この取付けベース21に設けられる台
状隆起部20cの設置長さを、前記取付けベース21の
長さ寸法と略同一とし、この台状隆起部20cが、取付
けベース21の溝21a内に密に摺動、収まり入る寸法
になすと共に、この台状隆起部20cと取付け溝20b
の底面との間に、取付けベース21の溝21aと先端面
との間にある突縁21cが密に収まり、しかも、前記台
状隆起部20cと取付け溝20bの開口との間に、取付
けベース21の溝21aと基部面との間にある突縁21
dが密に収まる構成としてある。
【0058】かかる構成よりして、壁Wに備えつけられ
た取付けベース21の溝21aに対して、保持具本体2
0の台状隆起部20cを差し入れるように組付けること
で、この取付けベース21の各側端面21eと台状隆起
部20cの各側端面20c’とが面一の状態となり、こ
の各端面21e、20c’に当接し、しかも、保持具本
体20の取付け溝20bの側端開口部分を完全に塞ぐよ
うに止め板22を嵌め入れると共に、この止め板22を
ネジ24を用いて取付けベース21に止めつける。
【0059】かかる取付けベース21に対する止め板2
2の止めつけによって、保持具本体20における台状隆
起部20cの各側端面20c’が、この止め板22によ
って把持され、保持具本体20と、取付けベース21と
が堅固な止めつけ状態とされる。
【0060】かかる取付けベース21に組付け固定され
る保持具本体20は、取付けベース21によって取付け
られる壁Wの取付け面と、挿通筒状孔20e’に挿通、
組み付けられる手摺具Aの手摺部11との間に、この手
摺部11を、把持用いるに都合の良い隙間Hを生ずるよ
うに、充分な突き出し幅を備えたものとして用意され
る。
【0061】かかる取付けベース21の取付け溝20b
の溝向きと同一の向きに貫設されている筒状取付け部2
0eの挿通筒状孔20e’は、この挿通筒状孔20e’
に挿通される棒状取付け部12が、例えば鉛直方向、あ
るいは水平方向など所定方向に正確に移動されると共
に、この棒状取付け部12、12に備えられている手摺
部11が、例えば、水平状態、あるいは垂直状態など所
定方向に、正確に保持されるように、棒状取付け部12
をがたなく締めつけ収め入れる径寸法で、しかも、この
棒状取付け部の一定幅を受け入れる長さ寸法を備えたも
のとして構成してある。
【0062】かかる構成よりなる保持具Bを、夫々の挿
通孔20a、20aが平行となるように壁Wに取付ける
と共に、この各保持具Bの筒状取付け部20eの挿通筒
状孔20e’に手摺具Aの棒状取付け部12を挿通し、
この各棒状取付け部12、12間にある手摺部11が、
意図した位置に位置づけられた際に、各板状鍔20i、
20jの孔20m、20mに挿通したボルト26のナッ
ト27を締め付け、各湾曲片20f、20gの構成する
挿通筒状孔20e’を縮めることで、この各湾曲片20
f、20gの内面、及び湾曲凹面20h、特に、該面に
止着されている滑り止め具28によって棒状取付部12
の外周面を圧接し、手摺具Aを保持具Bに止めつけ、次
いで、抜け止め具12bを組み突けることで手摺具Aを
壁Wに備えつける。
【0063】尚、前記の手摺構造において、保持具B、
Bを、その挿通筒状孔20e’の向きが鉛直の方向に揃
うように壁Wに備えつけることによって、手摺部11を
上下方向の任意の使用位置に止め付け替えを可能とした
手摺構造を構成することができる。
【0064】また、前記の手摺構造において、保持具
B、Bを、その挿通筒状孔20e’の向きが水平の方向
に揃うように壁Wに備えつけることによって、手摺部1
1を横方向の任意の使用位置に止め付け替えを可能とし
た手摺構造を構成することができる。
【0065】更に、前記の構成よりなる手摺構造におい
て、各保持具B、Bの挿通筒状孔20e’を所定の傾斜
した向きに揃えた状態で壁Wに備えつけることによっ
て、手摺部11を斜め方向の任意の位置に止め付け替え
を可能とした手摺構造を構成することができる。
【0066】また、前記の構成よりなる手摺構造におい
ては、手摺具Aを構成する手摺部11を、棒状取付け部
12に対して、略直交した向きに備えた構成としてある
が、この手摺部11を、棒状取付け部12に対して直角
以外の角度をもって備えつけた構成としてあっても良
い。
【0067】さらに、前記の構成よりなる手摺構造にお
いては、一対の棒状取付け部12、12に手摺部11を
備えた構成としてあるが、手摺部11を3本以上の棒状
取付け部12を備えた構成としてあっても良く、また、
手摺部11を、1本の棒状取付け部12のみを備えた構
成とし、例えば構成される手摺具Aを、T字状、L字状
などの構成としてあっても良い。
【0068】
【発明の効果】この発明に係る手摺構造は、手摺部11
と、棒状取付け部12とを備えた手摺具Aと、壁Wなど
に突き出し状態に備えられる保持具Bとを有し、この手
摺具Aが、この手摺具Aにおける棒状取付け部12を、
前記保持具Bに対して、止め付け位置を調整可能に組み
付けられる構成としてあることから、手摺具Aの手摺部
11を随時、随意に、使い勝手の良い位置に、調整位置
づけることが可能とされ、使い勝手の良い位置での手摺
部11の使用を可能とし、また、手摺の設置後における
使用状況の変化に対して、随時、随意に、その使用状況
の変化後における使用に適応できる位置に手摺部11を
調整し、使い勝手の良い手摺として用いることができる
特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る手摺構造の備えつけ状
態を示す斜視図
【図2】同手摺構造の一部を拡大し、且つ、部品を分離
して示す要部斜視図
【図3】同手摺構造の要部縦断面図
【図4】同手摺構造の要部平断面図
【図5】同手摺構造の要部を切断位置を異にして示した
平断面図
【図6】第2の実施の形態に係る手摺構造の備えつけ状
態を示す斜視図
【図7】同手摺構造の一部を拡大し、且つ、部品を分離
して示す要部斜視図
【図8】同手摺構造の要部縦断面図
【図9】同手摺構造の要部平断面図
【図10】同手摺構造の要部を切断位置を異にして示し
た平断面図
【符号の説明】
A 手摺具 B 保持具 W 壁 11 手摺部 12 棒状取付け部 20 保持具本体 25 止めネジ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手摺部と棒状取付け部とを備えた手摺具
    と、壁などに突き出し状態に備えられる保持具とを有
    し、前記手摺具が、この手摺具における棒状取付け部
    を、前記保持具に対して、止め付け位置を調整可能に組
    み付けられることを特徴とする手摺構造。
  2. 【請求項2】 手摺具が、一対の平行な棒状取付け部
    と、この一対の棒状取付け部を連結するように備えられ
    ている棒状手摺部とを有する構成としてあり、壁などに
    備えられている保持具に対して、この手摺具における前
    記夫々の棒状取付け部が、その止め付け位置を調整可能
    に止め付けられることを特徴とする請求項1記載の手摺
    構造。
  3. 【請求項3】 保持具に備えられている孔状取付け部に
    挿通される棒状取付け部に対し、該保持具に備えられて
    いる止めネジが圧接可能としてあることを特徴とする請
    求項1記載の手摺構造。
  4. 【請求項4】 保持具が、環状に湾曲構成された筒状取
    付け部を備えていると共に、この筒状取付け部に挿通さ
    れた棒状取付け部に対して、該筒状取付け部を圧着可能
    としてあることを特徴とする請求項1記載の手摺構造。
JP9052357A 1997-02-20 1997-02-20 手摺構造 Pending JPH10231603A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003322121A (ja) * 2002-04-12 2003-11-14 Rittal Gmbh & Co Kg グリップロッドをケーシング部分に取り付けるための装置
KR100997388B1 (ko) 2008-04-16 2010-11-30 이안제 행거 설치형 선반

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JP2003322121A (ja) * 2002-04-12 2003-11-14 Rittal Gmbh & Co Kg グリップロッドをケーシング部分に取り付けるための装置
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