JP3217350U - 動作補助装置 - Google Patents

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寿志 岸田
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Abstract

【課題】対向する壁面の間に設置された状態において、ユーザが壁面と手すりとの間を通る際に通行しやすい動作補助装置を提供する。
【解決手段】動作補助装置1は、ベース2と、複数の支柱3と、複数の支柱3をつなぐ手すり4と、を備える。ベース2は、設置面に載り、第一方向D1の寸法よりも第二方向D2の寸法のほうが長い。複数の支柱3は、ベース2に取り付けられており、第一方向D1に離れる。ここで、第一方向D1は、設置面に沿った一方向である。第二方向D2は、第一方向D1に直交しかつ設置面に沿った方向である。第一方向D1において、ベース2の一方の端縁24から、手すり4の両端のうち端縁24から遠い側の端38までの寸法L1が380mm以下である。
【選択図】図4

Description

本考案は、動作補助装置に関する。
特許文献1には、従来の動作補助装置(特許文献1では立ち上がり動作補助具)が開示されている。特許文献1記載の立ち上がり動作補助具は、ベース板と、複数の支柱管材と、横桟とを備える。ベース板には、複数の支柱管材が垂直に固定して立てられている。横桟は、複数の支柱管材をつなぐようにして接合されている。
特開2016−131824号公報
ところで、上記特許文献1に記載の立ち上がり動作補助具では、例えば、廊下等の限られたスペースの場所に設置されることがある。このとき、壁面と横桟とが交差するように、立ち上がり動作補助具が設置されると、支柱管材と壁面との間の隙間が狭くなる。このため、ユーザは、支柱管材と壁面との間を通る際に、進行方向に対して身体の向きを変える必要があって通行しにくい。
本考案は、上記事情に鑑みてなされ、対向する壁面の間に設置された状態において、ユーザが壁面と手すりとの間を通る際に通行しやすい動作補助装置を提供することを目的とする。
本考案に係る一態様の動作補助装置は、ベースと、複数の支柱と、複数の支柱をつなぐ手すりと、を備える。ベースは、設置面に載り、第一方向の寸法よりも第二方向の寸法のほうが長い。複数の支柱は、ベースに取り付けられており、第一方向に離れる。ここで、第一方向は、設置面に沿った一方向である。第二方向は、第一方向に直交しかつ設置面に沿った方向である。第一方向において、ベースの一方の端縁から、手すりの両端のうち端縁から遠い側の端までの寸法が380mm以下である。
本考案に係る上記態様の動作補助装置は、対向する壁面の間に設置された状態において、ユーザが壁面と手すりとの間を通る際に通行しやすい、という利点がある。
図1は、本考案の一態様の実施形態に係る動作補助装置の斜視図である。 図2Aは、同上の動作補助装置の側面図である。図2Bは、図2Aにおいてベースに対する支柱の取付け部分の一部破断した拡大図である。図2Cは、図2Aにおいて固定部と可動部との取付け部分の断面図である。 図3は、同上の手すり及び桟の縦断面図である。 図4は、同上の平面図である。 図5Aは、同上の動作補助装置の設置状態の平面図であり、ベースの第二方向が壁面に直交する方向に沿っている。図5Bは、同上の動作補助装置の設置状態の平面図であり、ベースの第一方向が壁面に直交する方向に沿っている。 図6は、変形例の動作補助装置の斜視図である。
(1)実施形態
(1.1)概要
本実施形態に係る動作補助装置1は、図1に示すように、設置面6に設置される。本実施形態に係る動作補助装置1は、ベース2と、複数の支柱3と、手すり4とを備える。ここで、本開示では、設置面6に沿った一方向を第一方向D1とし、第一方向D1に直交しかつ設置面6に沿う方向を第二方向D2として定義する。
ベース2は、設置面6に載る。ベース2の第二方向D2の寸法L4は、ベース2の第一方向D1の寸法L3よりも長い。複数の支柱3は、ベース2に設けられている。複数の支柱3は、第一方向D1に沿って、離れて設けられている。手すり4は、複数の支柱3をつないでいる。
本実施形態に係る動作補助装置1では、図4に示すように、第一方向D1において、ベース2の一方の端縁24から、手すり4の長手方向の両端のうちのベース2の当該端縁24から遠い側の端38までの寸法L1が380mm以下である。
このため、図5Bに示すように、仮に、一般的な木造住宅の廊下に対し、ベース2の第二方向D2が壁面7に沿うように壁面7に寄せて動作補助装置1を設置した場合、他方の壁面7と手すり4との間の通路幅H2を一定の寸法以上確保することができる。この結果、ユーザは、壁面7と手すり4との間を、前を向いて通ることができる。
すなわち、一間における有効幅は780mmであるところ、本実施形態に係る動作補助装置1は、第一方向D1において、ベース2の一方の端縁24から手すり4の端38までの寸法L1が380mm以下である。このため、壁面7と手すり4との間の通路幅H2を、400mm以上確保することができる。
ここで、本実施形態に係る動作補助装置1のユーザは、主に高齢者である。骨盤の左右方向の幅の数値は、大部分の高齢者が、360mm以下であることから、衣服等を考慮しても、ユーザは、壁面7と手すり4との間を、前を向いて通ることができる。
(1.2)詳細
以下、本実施形態に係る動作補助装置1について、詳細に説明する。本実施形態に係る動作補助装置1は、ユーザの動作を補助する装置である。ここでのユーザの動作としては、例えば、水平面での歩行,段差における移動,立ったまま行う作業,座った状態からの立ち上がり動作,又は立った状態からの座り込み動作等が挙げられる。ここで、本開示におけるユーザは、主に、高齢者であるが,障がい者,要支援者又は要介護者等であってもよく、特にこれに限らない。
動作補助装置1は、図1に示すように、設置面6に設置される。本実施形態に係る動作補助装置1は、設置面6に載るものであり、ベース2と設置面6とは固着具等で積極的に連結されていない。設置面6は、本開示では、例えば、寝室やトイレルームなどの部屋の床面,廊下の床面,玄関の土間又は上がり框の上面等が挙げられる。本実施形態では、設置面6は基本的には平面であるが、凹凸面や僅かな傾斜面であってもよい。
ここで、本開示では、上述したように、設置面6に沿った一方向を「第一方向D1」とし、第一方向D1に直交しかつ設置面6に沿う方向を「第二方向D2」として定義する。本開示でいう「沿う」とは、2直線(あるいは空間の2平面または1直線と1平面)が、平行であることに加え、僅かに傾いていることも含む。「沿う」は、一例として、平行な2直線のうち、一方の直線に対する他方の直線のなす角度が、±10°以下の範囲を含む。また「沿う」には、直線と非直線との関係も含む。
動作補助装置1は、本実施形態では、図1に示すように、ベース2と、複数の支柱3と、手すり4と、複数の桟5と、を備える。
(1.2.1)ベース
ベース2は、設置面6に載り、動作補助装置1の土台となる部分である。ベース2は、第一方向D1の寸法よりも第二方向D2の寸法のほうが長く形成されている。本実施形態では、ベース2は、平面視略長方形状に形成されている。ただし、本開示では、ベース2は、第一方向D1の寸法よりも第二方向D2の寸法のほうが長く形成されていればよく、平面視において、楕円形あるいは長円形,又は三角形あるいは五角形等の多角形状であってもよい。ベース2は、本実施形態では、図2Bに示すように、プレート21と、プレート21の外縁に取り付けられた外縁部22と、プレート21の上面に敷かれるカーペット23とを有する。
プレート21は、ベース2の主体を構成する。プレート21は、本実施形態では、金属製であり、具体的には鋼鉄(スチール)である。ただし、本開示では、プレート21は、例えば、鉄,チタン,ステンレス,亜鉛,又は銅等であってもよい。プレート21は、一定の厚さ(ここでは、約6mm)を有する。
外縁部22は、平面視におけるプレート21の外側の端部(以下、プレート21の端部という)に取り付けられる縁材である。外縁部22の先端は、ベース2の端縁である。外縁部22は、本実施形態では、プレート21と設置面6との間に隙間を形成する。外縁部22は、プレート21の外縁の全長にわたって形成されている。外縁部22は、例えば、ゴム,合成樹脂等で構成される。
(1.2.2)支柱
複数(ここでは二つ)の支柱3は、図1に示すように、ベース2に取り付けられており、手すり4を支える。各支柱3は上下方向に延びている。複数の支柱3は、第一方向D1に離れて設けられている。複数の支柱3は、ベース2の第二方向D2の一方の端部に設けられている。複数の支柱3がベース2の第二方向D2の端部に設けられていることで、動作補助装置1を壁面7に寄せて設置すると、壁面7に手すり4を近付けることができる。
ここでいう「ベース2の第二方向D2の端部」とは、第二方向D2において、ベース2の端縁から内側に一定の寸法の範囲を含む部分を意味する。「ベース2の第二方向D2の端部」とは、壁面7に手すり4を近付けるという効果を奏する範囲を含み、一例として、第二方向D2において、ベース2の端縁から内側に、10mm以上150mm以下の範囲を含む。各支柱3は、本実施形態では、固定部31と、可動部34とを備える。
固定部31は、図2Aに示すように、ベース2に取り付けられており、これにより、ベース2に対して固定されている。固定部31は、本実施形態では、支持体32と、カバー33とを備える。支持体32は、図2Bに示すように、固定フランジ321と、固定フランジ321から上方向に突出した筒体323と、ブッシュ325(図2C)と、を備える。固定フランジ321の下面は、プレート21の上面に対向する。固定フランジ321は、本実施形態では、プレート21に固着具71(ここでは、ボルト)を介して連結されている。本実施形態では、固着具71は、固定フランジ321の上方から下方向にねじ込むことで、プレート21に対して固定フランジ321を固定することができる。
筒体323は、中心軸が上下方向に平行である。筒体323は、図2Cに示すように、上端面が開口面である。筒体323の上端部の外周面には、ねじ孔部324が形成されている。ねじ孔部324は、本実施形態ではナットであり、当該ナットが筒体323の上端部に溶接により固定されている。ねじ孔部324には、ねじ部材37をねじ込み可能である。ねじ部材37は、本実施形態では、例えば、六角穴付き止めねじである。ねじ孔部324にねじ込まれたねじ部材37によって、固定部31に対して可動部34を固定することができる。
ブッシュ325は、筒体323の開口面に対して嵌め込まれ、可動部34の上下方向に沿った移動の際の摩擦を低減させる。ブッシュ325によって、可動部34は、上下方向にスムーズに移動し得る。
ここで、筒体323は、本実施形態では、円筒であるが、本開示では角筒であってもよい。また、ねじ孔部324は、ナットによって構成されていなくてもよく、例えば、筒体323に対し、直接ねじ孔を形成してもよい。
カバー33は、固定フランジ321を覆うようにして、支持体32に対して着脱可能に取り付けられている。
可動部34は、図2Aに示すように、固定部31に対して、上下方向に沿って移動可能であり、要するに、可動部34は、ベース2に対して上下方向に移動可能である。可動部34は、支持体32に対して上下方向に移動し得る。可動部34には、図2Cに示すように、上下方向に一定のピッチで複数の貫通孔341が形成されている。可動部34は、ブッシュ325の内側に通される。可動部34は、筒体323にねじ込まれたねじ部材37が貫通孔341に通され、ねじ部材37が、貫通孔341に対向する可動部34の側壁を押さえることで、筒体323に対して固定される。要するに、可動部34は、筒体323に対して、上下方向に沿って段階的に位置調整可能である。
ただし、本開示では、筒体323に対する可動部34の固定の方法はこれに限らず、例えば、筒体323の上端から下方向に沿ってスリットを形成し、パイプクランプ等によって、筒体323を可動部34に接触させて、筒体323に対して可動部34を固定してもよい。
複数の可動部34は、本実施形態では、図1に示すように、第一方向D1に離れているが、互いに手すり4及び複数の桟5でつながっている。このため、本実施形態では、複数の可動部34は、常に同じ高さ位置にある。
(1.2.3)手すり
手すり4は、複数の支柱3をつなぐ。手すり4は、本実施形態では、可動部34の上端同士をつなぎ、要するに、各可動部34につながっている。手すり4は、本実施形態では、直線部41と、一対の接続部42とを備える。
直線部41は、第一方向D1に直線状に延びている。直線部41は、断面円形状に形成されている。直線部41の第一方向D1の両端には、一対の接続部42がつながっている。各接続部42は、直線部41と可動部34とを接続する。各接続部42は、本実施形態では、1/4円弧状に形成されている。本実施形態では、手すり4の第一方向D1の端38(図4)は、接続部42の第一方向D1の先端である。
手すり4は、図3に示すように、芯材43と、クッション材44とを備える。芯材43は、手すり4の主体を構成する。芯材43は、本実施形態では、金属製であり、具体的にはアルミニウム合金で構成されている。ただし、本開示では、芯材43は、鋼鉄(スチール),鉄,チタン,ステンレス,亜鉛,又は銅であってもよい。
クッション材44は、芯材43の外面を被覆する。クッション材44は、ユーザが手すり4を握ったときの握り心地を向上させることができる。クッション材44は、本実施形態では、ポリウレタンで構成されている。ただし、本開示では、クッション材44は、EPDM,エラストマ,又はゴム等で構成されてもよい。
本実施形態では、可動部34は、手すり4と同様に、芯材35と、クッション材36とを備える。芯材35は、手すり4の芯材43と同じ材料で構成されている。また、クッション材36も、手すり4のクッション材44と同じ材料で構成されている。本実施形態では、手すり4のクッション材44は、可動部34のクッション材36と一体である。
ここで、可動部34のクッション材36は、図1に示すように、固定部31に対応する位置には設けられていない。要するに、可動部34では、クッション材36は、高さ調整を行う箇所以外の部分に形成されている。
(1.2.4)桟
複数の桟5は、本実施形態では、手すり4の下方において、可動部34をつないでいる。複数の桟5は、上下方向に離れている。複数の桟5の間の寸法は、ユーザの頭部が入らない寸法に設定されており、本実施形態では、例えば、120mm未満である。
本実施形態では、複数の桟5は、図3に示すように、手すり4及び可動部34と同様、芯材51と、クッション材52とを備える。芯材51は、手すり4の芯材43と同じ材料で構成されている。また、クッション材52も、手すり4のクッション材44と同じ材料で構成されている。本実施形態では、桟5のクッション材52は、可動部34のクッション材36と一体である。
本実施形態では、動作補助装置1は、複数の桟5を有しているが、桟5は一つであってもよいし、桟5はなくてもよい。
(1.2.5)寸法
本実施形態に係るベース2は、図4に示すように、第二方向D2の寸法L4が、780mm以下である。より好ましくは、ベース2は、第二方向D2の寸法L4が、700mm以上でかつ780mm以下である。本実施形態におけるベース2の第二方向D2の寸法L4とは、ベース2の外縁部22の先端間の寸法である。
ここで、図5Aに示すように、木造住宅等の住宅家屋では、廊下の一間(幅方向の両側の柱の芯間)の寸法H1が3尺(=910mm)である。そして、105mm角の角柱,壁材の厚みが12.5mmであることを踏まえると、廊下の有効幅(通路幅H2)は、780mmである。
したがって、本実施形態に係るベース2では、第二方向D2の寸法L4が780mm以下に設定されているため、ベース2の第二方向D2を壁面7に対して直交する方向に向けても、廊下に対して、通路幅H2内で、動作補助装置1を設置することができる。また、例えば、支柱3を取り外した状態でベース2のみを搬送するときに、第一方向D1を上下方向にしてベース2を搬送するが、このとき、第二方向D2の寸法L4が780mm以下であると、ベース2を持ったままで扉の開口を通過しやすい。その上、第二方向D2の寸法L4が700mm以上に設定されているため、設置した状態において、動作補助装置1が安定する。
ベース2の安定性を向上させるためには、ベース2が14kg以上であることが好ましい。ベース2が14kg以上であると、例えば、ユーザである高齢者が手すり4に体重を掛けても、安定した支持状態を保つことができる。
本実施形態に係る動作補助装置1では、図4に示すように、第一方向D1において、ベース2の一方の端縁24から、手すり4の両端のうち当該端縁24から遠い側の端38までの寸法L1が380mm以下である。
このため、図5Bに示すように、廊下の壁面7に沿ってベース2の端縁24を寄せた状態(当てた状態)では、廊下の有効幅(通路幅H2)が780mmに対して、壁面7から手すり4の端38までの寸法H2を400mm以上確保することができる。
ここで、表1には、60歳以上79歳以下の被験者800人を対象として、骨盤の左右方向の幅を測定した結果を示す。なお、このデータは人間生活工学研究センターにより測定された測定結果に基づく。
Figure 0003217350
表1から、骨盤の左右方向の幅は、99%の被験者で36cm以下であることがわかる。この数値から、衣服等の厚みを考慮すると、壁面7と手すり4の端38までの寸法H2を400mm以上確保すれば、ユーザのほとんどが前を向いたまま、壁面7と手すり4との間を通ることができる。
また、本実施形態では、動作補助装置1は、第一方向D1の中央において、第一方向D1に直交する面に対して対称である。このため、本実施形態では、動作補助装置1を、対向する壁面7のうちのどちらの壁面7に対して寄せても、壁面7と手すり4の端38までの寸法を400mm以上確保することができる。
また、本実施形態では、図4に示すように、手すり4の第一方向D1の寸法L2は、250mm以下である。より好ましくは、手すり4の第一方向D1の寸法L2は、150mm以上でかつ250mm以下である。ここで、本実施形態における「手すり4の第一方向D1の寸法」とは、手すり4の第一方向D1の先端間の寸法(外寸)を意味する。
このため、本実施形態では、手すり4をコンパクトにすることができる。また、手すり4の長手方向の長さが150mm以上であるため、ユーザが手すり4を握り込んでも、握り込んだ手が支柱3に干渉することを抑えることができる。
また、本実施形態では、ベース2の第一方向D1の寸法は、460mm以上でかつ500mm以下である。これによって、ユーザが手すり4に対して第一方向D1への力を掛けても、動作補助装置1は、安定した設置状態を保つことができる。
(2)変形例
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下、実施形態の変形例を説明する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
(2.1)変形例1
変形例1に係る動作補助装置1では、図6に示すように、複数の支柱3が、ベース2に対して、第二方向D2の中央部に設けられている。また、平面視において、手すり4の第一方向D1の中央部は、ベース2の第一方向D1の中央部と同じ位置である。
このように、複数の支柱3がベース2に対して、第二方向D2の中央部に配置されていると、ユーザが、手すり4に対して第二方向D2に力を掛けても、動作補助装置1の安定した設置状態を保つことができる。
本変形例でいう「中央部」は、厳密な意味での中央を意味するのではなく、ユーザが手すり4に対して第二方向D2に力を掛けても安定するという効果を奏する範囲を含む。「ベース2の第二方向D2の中央部」は、例えば、ベース2の第二方向D2の中央から、±10cmの範囲を含む。
上記実施形態では、複数の支柱3は、ベース2の第二方向D2の端部に設けられ、本変形例では、ベース2の第二方向D2の中央部に設けられたが、ベース2に対して、複数の支柱3は着脱可能である。このため、本開示において、ベース2に対する支柱3の取付け位置は、必要に応じて適宜選択することができる。
(2.2)その他の変形例
以下、実施形態の変形例を列挙する。
上記実施形態では、複数の支柱3は、第二方向D2において同じ位置であったが、本開示では、複数の支柱3は第二方向D2に離れていてもよい。また、複数の支柱3は、二つでなくてもよく、三つ以上であってもよい。3つ以上の支柱3である場合には、一直線上に配置されなくてもよく、例えば平面視で手すり4がL字状となるように配置されてもよい。
上記実施形態では、手すり4,複数の支柱3,及び複数の桟5は、クッション材36,44,52を有していたが、手すり4,複数の支柱3,及び複数の桟5のうちのいずれかのみがクッション材36,44,52を有し、それ以外はなくてもよい。また、クッション材36,44,52が形成されることで、手すり4,支柱3又は桟5を握ったときの握り心地を向上させることができるが、滑り止め効果も期待できる。滑り止め効果を高めるために、例えば、クッション材36,44,52の表面において、微細な凹凸,複数の突条,複数の溝,又は多数のディンプル等を形成してもよい。
上記実施形態では、手すり4の端部は、支柱3につながっていたが、本開示では、手すり4の端部は、手すり4の長手方向において、支柱3よりも突出してもよい。
手すり4又は支柱3には、例えば、蛍光表示等で目立つ目印を付してもよい。また、手すり4又は支柱3に蓄光部材を設けてもよく、これにより、夜間等の暗所でも、ユーザに対して、手すり4の位置を把握させることができる。
(3)態様
以上説明したように、第1の態様に係る動作補助装置(1)は、ベース(2)と、複数の支柱(3)と、複数の支柱(3)をつなぐ手すり(4)と、を備える。ベース(2)は、設置面(6)に載る。ベース(2)は、第一方向(D1)の寸法よりも第二方向(D2)の寸法のほうが長い。複数の支柱(3)は、ベース(2)に取り付けられており、第一方向(D1)に離れる。ここで、第一方向(D1)は、設置面(6)に沿った一方向である。第二方向(D2)は、第一方向(D1)に直交しかつ設置面(6)に沿った方向である。第一方向(D1)において、ベース(2)の一方の端縁(24)から、手すり(4)の両端のうち端縁(24)から遠い側の端(38)までの寸法(L1)が380mm以下である。
この態様によれば、一般的な住宅の一間に対し、動作補助装置(1)を設置した場合、壁面(7)と手すり(4)との間の通路幅(H2)を一定の寸法以上確保することができる。この結果、ユーザは、壁面(7)と手すり(4)との間を、前を向いて通ることができる。
第2の態様に係る動作補助装置(1)では、第1の態様において、ベース(2)の第二方向(D2)の寸法(L4)は780mm以下である。
この態様によれば、例えば、一間の通路幅(H2)内において、動作補助装置(1)を設置することができる。
第3の態様に係る動作補助装置(1)では、第2の態様において、ベース(2)の第二方向(D2)の寸法(L4)が700mm以上である。
この態様によれば、動作補助装置(1)が設置状態における安定性を保つことができる。
第4の態様に係る動作補助装置(1)では、第1〜第3のいずれか一つの態様において、手すり(4)の第一方向(D1)の寸法(L2)が250mm以下である。
この態様によれば、手すり(4)をコンパクトにすることができる。
第5の態様に係る動作補助装置(1)では、第4の態様において、手すり(4)の第一方向(D1)の寸法(L2)が150mm以上である。
この態様によれば、ユーザが手すり(4)を握り込んでも、握り込んだ手が支柱(3)に干渉することを抑えることができる。
第6の態様に係る動作補助装置(1)では、第1〜第5のいずれか一つの態様において、ベース(2)の第一方向(D1)の寸法(L3)が、460mm以上でかつ500mm以下である。
この態様によれば、ユーザが手すり(4)に対して第一方向(D1)への力を掛けても、動作補助装置(1)は、設置状態の安定性を保つことができる。
第7の態様に係る動作補助装置(1)では、第1〜第6のいずれか一つの態様において、手すり(4)は、外面に形成されたクッション材(44)を有する。
この態様によれば、手すり(4)を握ったときのユーザの握り心地を向上させることができる。
第8の態様に係る動作補助装置(1)では、第1〜第7のいずれか一つの態様において、支柱(3)は、ベース(2)に対して固定された固定部(31)と、固定部(31)に対して上下方向に移動可能な可動部(34)とを備える。可動部(34)は、手すり(4)につながる。可動部(34)は、外面に形成されたクッション材(36)を有する。
この態様によれば、可動部(34)を握って立ち上がる際のユーザの握り心地を向上させることができる。
第9の態様に係る動作補助装置(1)では、第1〜第8のいずれか一つの態様において、複数の支柱(3)は、ベース(2)の第二方向(D2)の端部に設けられている。
この態様によれば、動作補助装置(1)を壁面(7)に寄せて設置することで、壁面(7)に手すり(4)を近付けることができる。
第10の態様に係る動作補助装置(1)では、第1〜第8のいずれか一つの態様において、複数の支柱(3)は、ベース(2)の第二方向(D2)の中央部に設けられている。
この態様によれば、ユーザが、手すり(4)に対して第二方向(D2)に力を掛けても、動作補助装置(1)の設置状態の安定性を保つことができる。
第11の態様に係る動作補助装置(1)では、第1〜第10のいずれか一つの態様において、ベース(2)の重さは、14kg以上である。
この態様によれば、ユーザである高齢者が手すり(4)に体重を掛けても、動作補助装置(1)の設置状態の安定性を保つことができる。
第2〜第11の態様に係る構成については、動作補助装置(1)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1 動作補助装置
2 ベース
24 一方の端縁
3 支柱
31 固定部
34 可動部
36 クッション材
38 端
4 手すり
44 クッション材
6 設置面
D1 第一方向
D2 第二方向
H2 通路幅
L1,L2,L3,L4 寸法

Claims (11)

  1. 設置面に載り、前記設置面に沿った一方向である第一方向の寸法よりも前記第一方向に直交しかつ前記設置面に沿う第二方向の寸法のほうが長いベースと、
    前記ベースに取り付けられ、前記第一方向に離れた複数の支柱と、
    前記複数の支柱をつなぐ手すりと、
    を備え、
    前記第一方向において、前記ベースの一方の端縁から、前記手すりの両端のうち前記端縁から遠い側の端までの寸法が380mm以下である、
    動作補助装置。
  2. 前記ベースの前記第二方向の寸法が780mm以下である、
    請求項1記載の動作補助装置。
  3. 前記ベースの前記第二方向の寸法が700mm以上である、
    請求項2記載の動作補助装置。
  4. 前記手すりの前記第一方向の寸法が250mm以下である、
    請求項1〜3のいずれか一つに記載の動作補助装置。
  5. 前記手すりの前記第一方向の寸法が150mm以上である、
    請求項4記載の動作補助装置。
  6. 前記ベースの前記第一方向の寸法が、460mm以上でかつ500mm以下である、
    請求項1〜5のいずれか一つに記載の動作補助装置。
  7. 前記手すりは、外面に形成されたクッション材を有する、
    請求項1〜6のいずれか一つに記載の動作補助装置。
  8. 前記支柱は、
    前記ベースに対して固定された固定部と、
    前記固定部に対して上下方向に移動可能であり、前記手すりにつながる可動部と、
    を備え、
    前記可動部は、外面に形成されたクッション材を有する、
    請求項1〜7のいずれか一つに記載の動作補助装置。
  9. 前記複数の支柱は、前記ベースの前記第二方向の端部に設けられている、
    請求項1〜8のいずれか一つに記載の動作補助装置。
  10. 前記複数の支柱は、前記ベースの前記第二方向の中央部に設けられている、
    請求項1〜8のいずれか一つに記載の動作補助装置。
  11. 前記ベースの重さは、14kg以上である、
    請求項1〜10のいずれか一つに記載の動作補助装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019123784A (ja) * 2018-01-15 2019-07-25 Jfeスチール株式会社 コークス炉築炉時の検査方法およびコークス炉築炉方法
JP2020065607A (ja) * 2018-10-22 2020-04-30 株式会社ドリームウェア 手すり式介護補助用品ユニット
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