JP7334968B2 - 階段用手摺装置及び階段用手摺システム - Google Patents

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Description

本発明は、介護や福祉の分野での使用に適した階段用手摺装置及び階段用手摺システムに関する。
高齢者や要介護支援者等が自宅或いは介護施設や病院等において自力で歩行する際にその安全を確保するうえから、廊下や階段の壁面に手摺が取り付けられたり、或いは、廊下や玄関などに据置型の手摺装置や手摺システムなどが設置されたりしている。
従来の据置型の手摺装置としては、例えば、ベース部と、このベース部に立設された支柱部と、この支柱部により支持された手摺部と、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
また、従来の手摺システムとしては、上記したような手摺装置を複数台用意し、これら手摺装置間に手摺を架設したものが知られている。その一例として、第1ベースプレートと、第2ベースプレートと、第1ベースプレートに取り付けられた第1支柱と、第2ベースプレートに取り付けられた第2支柱と、第1支柱の上端部に取り付けられた第1ヒンジと、第1ヒンジを介して、第1支柱に対して角度が変更可能に取り付けられた第1手摺取付部と、第2支柱の上端部に取り付けられた第2ヒンジと、第2ヒンジを介して、第2支柱に対して角度が変更可能に取り付けられた第2手摺取付部と、第1手摺取付部と第2手摺取付部とに架け渡された第1手摺とを備えたものがある(例えば、特許文献3参照)。
上記の特許文献1~3に開示されたものは、いずれも室内の床面や玄関のポーチなど、手摺装置に対して設置スペースの制約が課されない場所で使用されるものである。ここで、階段の途中にも手摺装置の設置が必要とされた場合、つまり、階段の踏み段にも手摺装置を設置しなければならない場合、階段の踏み面は、通常、300mmよりも狭いため、上記従来の手摺装置では、ベース部(ベースプレート)が大きすぎて設置することができない。
そこで、階段の途中にも設置できるよう、ベース部の幅寸法を階段の踏み面よりも狭くした手摺装置がある(例えば、特許文献4、非特許文献1参照)。
ところで、手摺装置には、使用時に不測に倒れないような安定性が求められる。これに応えるべく、本願の出願人は、ベース部の裏面に重錘を設けた手摺装置を提案している(特許文献5,6参照)。
実用新案登録第3034536号公報 実用新案登録第3217350号公報 特開2016-118016号公報 意匠登録第1646067号公報 特許第5144791号公報 特許第5475090号公報
パナソニック株式会社、"歩行サポート手すりスムーディ"、[online]、[令和1年12月20日検索]、インターネット<URL:https://sumai.panasonic.jp/agefree/products/mobility/smoody/lineup.html>
高齢者や要介護支援者等(以下、単に高齢者等という)にとって、階段は最も不安感や恐怖心を覚える所であることから、高齢者等は、階段に設置された手摺装置に対して、廊下など平坦な場所に設置された手摺装置に対するよりも大きく依存する。このため、階段の途中、すなわち踏み段に設けられる手摺装置についても、他の場所に設置される手摺装置と同程度の安定性が求められる。
そこで、これに応えるべく、前記特許文献4や非特許文献1に開示された手摺装置では、ベース部の長さを、他の場所に設置される汎用の手摺装置のそれに比べて延長することによって安定性を得ようとしている。
しかしながら、幅の広い階段であれば、ベース部の長さに何ら制約が課されないため、上記従来の手摺装置を設置することができるものの、階段の幅がベース部の長さよりも狭い場合、当然のことながら設置することができないといった問題がある。
そこで、これを解消するには、ベース部の長さを延長する代わりにベース部の厚みを増してベース部自体の重量を大きくすれば、安定性を確保することができると考えられる。
ところが、ベース部の安定性を確保するうえで必要最低限の重さを持たせようとすると、ベース部は汎用の手摺装置のベース部に比べて格段に小さいことから、ベース部の厚みは通常の場合に比べて格段に厚くならざるを得なくなる。そうなると、ベース部の設置時の高さレベル(階段の踏み面からベース部上面までの高さ寸法)が高くなるため、足元の覚束ない高齢者等はベース部に蹴躓き易くなり、転倒事故などを招来することとなる。これでは、手摺装置本来の目的が損なわれてしまう。したがって、ベース部の厚みを増してベース部自体の重量を大きくする手法は得策でない。
それならば、上記特許文献5,6に開示された重錘を採用すれば、上記したような不具合は解消されると思われる。
しかしながら、汎用の手摺装置のベース部よりも幅寸法の小さいベース部に重錘を取り付ける場合、当然のことながら、重錘の外形寸法はベース部の外形寸法と等しいかそれよりも小さくする必要がある。このため、そのような寸法の重錘は必要とされる重さに達しないこととなり、そのような重錘をベース部に取り付けたとしても、安定性を確保することができない。そうなると、安定性を確保するに足る重量を稼ぐためには重錘の厚みを厚くせざるを得ない。しかしその場合も、ベース部の厚みを厚くする場合よりはベース部の設置時の高さレベルを抑えることはできるものの、やはり高齢者等が蹴躓き易い高さレベルになってしまうことは避けられない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、ベース部の長さに制約が課される階段の踏み段にも設置することができ、安定性に優れ、しかもベース部の高さレベルを高齢者等が蹴躓きにくいレベルに抑えた階段用手摺装置及び階段用手摺システムを提供しようとするものである。
上記課題を解決するため、本発明に係る階段用手摺装置は、床面に設置されるベース部と、手摺部を備え、前記ベース部に配設された支柱取付部に立設された支柱部と、前記ベース部の裏面に設けられた板状の重錘と、を備え、踏み面の寸法が300mmを超えない階段に設置される階段用手摺装置であって、前記ベース部には、その周縁部に床面の方向に向かう傾斜面が設けられ、これによって前記ベース部の裏面と前記床面との間に形成されたスペース内に、前記重錘が収容されるとともに、前記ベース部と前記重錘との総重量が少なくとも13kgとされ、且つ、前記ベース部の厚みと前記重錘の厚みとが等しくされ 前記重錘には、前記支柱取付部に対応する箇所に切欠部が設けられ、該切欠部において前記ベース部の裏面が露出されたことを特徴とするものである。
上記の本発明によれば、ベース部と重錘との総重量が少なくとも13kgとされ、且つ、ベース部の厚みと重錘の厚みとが等しくされているため、階段の踏み段に設置した際の高さレベル(階段の踏面からベース部上面までの高さ寸法)を抑えることができる。また、重錘には、支柱取付部に対応する箇所に切欠部が設けられ、該切欠部においてベース部の裏面が露出されているので、支柱部をベース部に取り付けるため固定ネジの長さを重錘の厚み分だけ抑えることができ、手摺装置に使用するネジの種類が増えるのを抑えることができる。この結果、組立時のネジの選別に時間を要したり、ネジの種類の取り違えによる組立ミスを防ぐことができる。
上記の階段用手摺装置において、前記支柱取付部は、前記ベース部の複数箇所に亘って配設され、前記ベース部に対する前記支柱部の取付位置が変更可能とされてもよい。
この場合、手摺部の位置を、例えば、ベース部の一端寄り、ベース部の中央、ベース部の他端寄り、或いはベース部の両端といった具合に、設置環境に応じて容易に変更することが可能となる。
本発明に係る階段用手摺システムは、床面に設置されるベース部と、手摺部を備え、前記ベース部に立設された支柱部と、を備えた少なくとも1台の汎用手摺装置と、上記した少なくとも1台の階段用手摺装置と、前記汎用手摺装置及び前記階段用手摺装置を相互に連結する連結手摺と、から構成されたことを特徴とするものである。
この発明によれば、幅の比較的狭い階段にも手摺を設置することができる。
本発明によれば、ベース部の長さに制約が課される階段の踏み段にも設置することができ、安定性に優れ、しかもベース部の高さレベルを高齢者等が蹴躓きにくいレベルに抑えた安全な階段用手摺装置及び階段用手摺システムを提供することができる。
本発明の階段用手摺装置の一実施形態を示す斜視図である。 図1に示す階段用手摺装置の支柱部の取付状態を示す部分拡大断面図である。 本発明の階段用手摺装置の他の実施形態を示し、裏面側から視た分解斜視図である。 図3に示す階段用手摺装置の裏面図である。 図3に示す階段用手摺装置の重錘を示す正面図である。 本発明の階段用手摺システムを示す斜視図である。 図6に示す階段用手摺システムの変形例を示す斜視図である。 図6に示す階段用手摺システムの他の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において共通する構成要素には同一符号を付している。
-階段用手摺装置-
本発明に係る階段用手摺装置の一実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、階段用手摺装置を示す斜視図、図2は、階段用手摺装置の部分拡大断面図である。
この階段用手摺装置1は、ベース部10と、このベース部10に立設された一対の支柱部11,11と、ベース部10の裏面に取り付けられた板状の重錘30とを備えたものである。以下、これら主要部について説明する。
-ベース部-
ベース部10は、階段用手摺装置1を床面に定着させる機能を有する。本実施形態のベース部10の周端部には床面の方向に向かう傾斜面10aが設けられており、これによってベース部10の中央部を床面から浮かせることで、図2に示すように、重錘30や、後述する固定ネジ40や裏フランジ50等の支柱固定部材等をベース部10の裏面に取り付けるスペースが確保されている。
このようになるベース部10は、階段Sの踏み段F(図6参照)に設置することができる大きさとされている。具体的には、階段Sの踏み面の寸法は300mmを超えないのが一般的であることから、そのような寸法の階段に設置できるよう幅寸法Wは300mmよりもやや小さく、例えば290mmとされている。なお、ベース部10の幅寸法Wは、設置する階段の踏み面の寸法と同じでも構わないが、ベース部10が仮に階段の勾配方向にずれても直ちに踏み段Fからずり落ちないよう、上記したように、踏み面の寸法よりやや小さく設定するのが好ましい。また、幅寸法Wが踏面の寸法より極端に小さいと、重さを稼ぐ点で不利となる。この点からも、上記したように、幅寸法Wは踏み段Fから容易にずり落ちない程度に留めるのが好ましい。
また、ベース部10の長さL1は、汎用手摺装置2(図6参照)のベース部20の長さと同じに設定されている。これにより、図6に示すような階段用手摺システムを組んだ際に、システム全体として意匠的にまとまった印象を創出することができる。
このようになるベース部10は、これ自体に重量を持たせる必要があることから、鋼板等の金属製の板から成形される。なお、このベース部10の厚みについては、重錘30の説明で後述する。
-支柱部-
支柱部11は、その基端部が、ベース部10の長手方向一端部寄りに立設された金属製で筒状のホルダ部11aに差し込まれるとともにホルダ部11aの中程においてネジ11bにより固定されている。ホルダ部11aはその下端に金属製の取付基盤11cが溶接により取り付けられており、この取付基盤11cに設けられたネジ孔11dに、図2に示すように、重錘30の外側から差し込まれる固定ネジ40が螺入されることによりベース部10にホルダ部11aが固定されるようになっている。また、固定ネジ40の頭部40aは、重錘30側に添設された裏フランジ50に係止されている。このようになる支柱部11の上端寄りには横桟11eがエルボ部材11fを介して両支柱部11,11間に架設されており、上端には手摺部11gが設けられている。なお、図2において、符号10cは、金属製のベース部10の表面全域と、裏面の重錘30の表面全域とに設けられたウレタン塗装層を、符号10dは、ウレタン塗装10cの表面に設けられた化粧塗装層を示している。また、符号10eは、傾斜面10aの周端縁部に添設された、例えばゴム製や合成樹脂製の緩衝材を示し、この緩衝材10eにより、床面の傷の発生防止と不陸調整及び安定性確保とが図られている。
-重錘-
重錘30は、上記のベース部10と共に、階段用手摺装置1に安定性を付与するためのものである。この重錘30も、鋼板等の金属製の板から成形されている。具体的には、例えば、SPHC等の熱間圧延鋼板,SPCC等の冷間圧延鋼板,SGHC等の熱間圧延鋼板を素材とする亜鉛メッキ鋼板,SGCC等の冷間圧延鋼板を素材とする亜鉛メッキ鋼板といった各種の鋼板や、SUS304,SUS430,SUS316,SUS443J1といった各種のステンレス鋼板が挙げられる。また、重錘30の大きさは、ベース部10の裏面において、ベース部10の周端部に設けられた傾斜面10aを除く平坦な領域に収まる大きさとされ、ベース部10の裏面に、例えば溶接により固着されている。このようになる重錘30の厚みは、上記ベース部10の厚みと等しくされている。具体的には、例えば、ベース部10の幅寸法Wが290mm、長さ寸法L1が800mm、ベース部10及び重錘30の総重量が13kg~15kgである場合、重錘30の厚みは4.5mmとされる。そしてベース部10の厚みも重錘30と同様に4.5mmとされる。
ここで、ベース部10の厚みが、従来の手摺装置のベース部と同様に例えば3.2mmであるとすると、上記した実施形態と同様の重さ(ベース部10と重錘30との総重量)を得ようとすると、重錘30の厚みを6.0mm以上にする必要がある。そうすると、この場合のベース部10と重錘30の厚みの合計は9.2mmとなり、僅かではあるが、上記した実施形態のものの厚み9.0mmより厚くなってしまい、ベース部10の上面の高さレベルが実施形態のものよりも高くなってしまう。そして、さらに重錘30の方で重量を稼ごうとすると、重錘30の厚みがより厚くなるため、これをベース部10の裏面に収納すべくベース部10の傾斜面10aの勾配が大きくなり、その結果ベース部10の上面の高さレベルが高くなる。そこで、上記したように、ベース部10と重錘30の厚みを等しくすることで、安定性を得るうえで必要な重量を確保しつつ、両者を合わせた厚みの増加を極力抑えてベース部10の上面の高さレベルを抑制することができる。
ここで、重錘30には、図3乃至図5に示すように、支柱取付部10bに対応する箇所に切欠部31を設けることにより切欠部31においてベース部10の裏面を露出させている。こうすることによって、支柱部11のホルダ部11aをベース部10に取り付けるための固定ネジ40の長さを重錘30の厚み分だけ抑えることができ、階段用手摺装置1に使用するネジの種類が増えるのを抑えることができる。この結果、組立時のネジの選別に時間を要したり、ネジの種類の取り違えによる組立ミスを防ぐことができる。
なお、上記の切欠部31の形状や配設数は、図示例のものに限定されない。図示例では、切欠部31は半円形とされているが、例えばコ字状や円形など任意の形状とされる。また、配設数も支柱部11の取付箇所の数に応じて増減する。
図1において、符号60は化粧キャップを示し、この化粧キャップ60は、ベース部10における固定ネジ40用の挿通孔のうち、使用しない箇所(支柱部11を取り付けない箇所)の挿通孔を塞ぐためのものであり、例えば合成樹脂から成形され、キャップ本体60aと、前記挿通孔に嵌入されて係止される複数本の係止爪60b(図3参照)とから構成されている。
-階段用手摺システム-
次に、本発明に係る階段用手摺システムの一実施形態について、図6を参照して説明する。図6は、階段用手摺システムの一実施形態を示す斜視図である。
この階段用手摺システム100は、上記した階段用手摺装置1と汎用手摺装置2と連結手摺3とを組み合わせたものである。この図では、玄関ポーチPの階段Sに階段用手摺システム100を設置した例を示しており、玄関ポーチPに汎用手摺装置2が設置され、階段Sの踏み段Fに階段用手摺装置1が設置されている。汎用手摺装置2及び階段用手摺装置1のいずれとも支柱部11,21は、それぞれのベース部10,20の一端寄りに取り付けられており、両者1,2のベース部10,20が階段Sの通路となっている。そして、両者1,2の支柱部11,21間に連結手摺3が架設されている。
ここで、汎用手摺装置2は、面積の広い玄関ポーチPに設置されるものであるため、そのベース部20は、従来の手摺装置と同様、特にその大きさに制約は課されていない。一方、階段用手摺装置1は、この図の例では踏み段Fの踏み面の寸法が300mmの階段Sに設置されるものであるため、そのベース部10の幅寸法は290mmとされている。また、階段用手摺装置1のベース部10の長さ寸法L1は、汎用手摺装置2のベース部20の長さ寸法L2と同じに設定されているため、システム全体として意匠的にまとまった印象を創出することができている。
連結手摺3は、手摺本体3aと、この手摺本体3aの両端部に取り付けられた連結部材3bと、この連結部材3bと接続された支柱把持部3cとを備えている。そして、このようになる連結手摺3は、支柱把持部3cが、汎用手摺装置2及び階段用手摺装置1の各支柱部11,21の手摺部11g,21gと横桟11e,21eとの間を把持することにより各支柱部11,21間に架設されている。また、手摺本体3aの両端部の連結部材3bと支柱把持部3cの上端部が枢着されていることにより、階段Sにおける高低差に対応できるようになっている。連結部材3b及び支柱把持部3cの構成としては、例えば、本願の出願人の出願に係る特開2013-92034号公報に開示されているような構成を採用することができる。
次に、図7は、階段用手摺システムの変形例を示す斜視図である。この図に示す階段用手摺システム101は、図6に示したものと、支柱部11,21の位置が異なっている。すなわち、この例では、汎用手摺装置2及び階段用手摺装置1の各支柱部11,21は、それぞれのベース部10,20の長手方向中央に取り付けられている。これによって、これら支柱部11,21の両側が階段Sの通路とされている。なお、その余の構成は、図6に示したものと同じであるから、その説明は省略する。
図8は、階段用手摺システムの他の変形例を示す斜視図である。この図に示す階段用手摺システム102は、図6及び図7に示したものと、支柱部11,21の数と位置とが異なっている。すなわち、この例では、汎用手摺装置2及び階段用手摺装置1の各支柱部11,21は、それぞれのベース部10,20の両端部に相互に対峙するように取り付けられている。これによって、図6に示した例と同様、これらベース部10,20が階段Sの通路とされ、この通路の両側に連結手摺3,3が配設された形態となっている。このような形態の場合、階段Sの通路の両側に手摺部11g,21g,3が存在するため、高齢者等により大きな安心感を与えることができる。
なお、図6乃至図8に示した例では、階段用手摺装置1と汎用手摺装置2とをそれぞれ1台ずつ使用した場合を示しているが、例えば、もう1台の汎用手摺装置2を階段用手摺装置1の下方の路面に設置してもよいし、階段Sが長い(踏み段Fが多い)場合、階段用手摺装置1を複数台設置してもよい。
なお、本発明は、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は特許請求の範囲の記載によって示すものであって、明細書本文及び図面の記載にはなんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、すべて本発明の範囲内のものである。
1 階段用手摺装置
2 汎用手摺装置
3 連結手摺
10 ベース部
10a 傾斜面
10b 支柱取付部
11 支柱部
30 重錘
31 切欠部
100,101,102 階段用手摺システム

Claims (3)

  1. 床面に設置されるベース部と、
    手摺部を備え、前記ベース部に配設された支柱取付部に立設された支柱部と、
    前記ベース部の裏面に設けられた板状の重錘と、
    を備え、踏み面の寸法が300mmを超えない階段に設置される階段用手摺装置であって、
    前記ベース部には、その周縁部に床面の方向に向かう傾斜面が設けられ、これによって前記ベース部の裏面と前記床面との間に形成されたスペース内に、前記重錘が収容されるとともに、前記ベース部と前記重錘との総重量が少なくとも13kgとされ、且つ、前記ベース部の厚みと前記重錘の厚みとが等しくされ
    前記重錘には、前記支柱取付部に対応する箇所に切欠部が設けられ、該切欠部において前記ベース部の裏面が露出されたことを特徴とする階段用手摺装置。
  2. 請求項1に記載の階段用手摺装置において、
    前記支柱取付部は、前記ベース部の複数箇所に亘って配設され、前記ベース部に対する前記支柱部の取付位置が変更可能とされたことを特徴とする階段用手摺装置。
  3. 床面に設置されるベース部と、手摺部を備え、前記ベース部に立設された支柱部と、を備えた少なくとも1台の汎用手摺装置と、
    請求項1又は2に記載の少なくとも1台の階段用手摺装置と、
    前記汎用手摺装置及び前記階段用手摺装置を相互に連結する連結手摺と、
    から構成されたことを特徴とする階段用手摺システム。
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