JPH10230184A - 破集袋機 - Google Patents

破集袋機

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JPH10230184A
JPH10230184A JP15777097A JP15777097A JPH10230184A JP H10230184 A JPH10230184 A JP H10230184A JP 15777097 A JP15777097 A JP 15777097A JP 15777097 A JP15777097 A JP 15777097A JP H10230184 A JPH10230184 A JP H10230184A
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catcher
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巧 羽木
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靖 山田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ごみ袋の完全な破袋と破袋された袋片の集袋
とを同時に行うことができる破集袋機を提供する。 【解決手段】 搬送面に多数の刃板7および/または集
袋板8を立設したエンドレスコンベア1と、ごみ袋を投
入するホッパー12と、破袋後の内容物の排出シュート
と、ホッパーからエンドレスコンベアの出口までの区間
の複数位置に配列した多数のキャッチャー34、38と
からなる破集袋機で、搬送されるごみ袋の進行をキャッ
チャーにより妨げて刃板および/または集袋板により破
袋し、かつ、キャッチャー先端をごみ袋に突き刺して捕
捉しつつ刃板および/または集袋板の進行力で袋を引き
ちぎり、あるいはキャッチャー先端で引っ掛け破ると共
に、内容物を排出シュートへ、集袋された袋片をエンド
レスコンベア下部へ導入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、家庭ごみとして
廃棄物処理場に収集されるビニル袋詰め等の混合ごみを
可燃性ごみと資源ごみ、あるいはビニル袋詰めのびん、
アルミ缶、スチール缶、プラスチック類等を分別回収す
る際、袋を破袋して内容物を取出すと共に、破袋した袋
片を内容物から分離除去できる破集袋機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般家庭から排出されるごみあるいは催
し物会場、高速道路のパーキングエリア、空港、駅、港
その他適宜の場所から排出されるごみは、可燃ごみと資
源ごみ(不燃ごみを含む)に分別して出す場合と、混合
ごみとして出す場合があるが、いずれにおいても、一般
にごみはビニル袋詰めとして収集される。したがって、
廃棄物処理場では、ビニル袋から内容物を取出して可燃
ごみ、資源ごみ、不燃ごみに分別し、資源ごみは回収
し、可燃ごみは焼却してその残渣を不燃ごみの粉砕後の
残渣と共に埋立てに使用して処理されている。
【0003】従来、ビニル袋から内容物を取り出す作業
は、ビニル袋を手作業により破いて取出していた。しか
しながら、ビニル袋内の内容物は、空き缶やびんやプラ
スチックボトルのみに止まらず、不潔なものや鋭利な形
状で非常に危険なものなども混入している場合があり、
また、内容物に残留する液体の腐敗による悪臭の発生や
汚損など、安全上の問題と共に衛生面での見地からも、
人間の忍耐の限界を超える作業であることから、最近で
は機械的に破集袋する破集袋機あるいは機械的に破袋す
る破袋機を導入した自治体が多くなっている。
【0004】通常、破袋作業の後には、選別ラインが設
けられ、スチール缶は磁選機で、アルミ缶はアルミ選別
機で、びんは人手作業や色選別の機械により分別される
ことになる。したがって、破袋された袋片を除去するこ
となくごみ類と共に選別ラインに搬送した場合は、袋片
で隠された缶やびんの選別が非常に困難となり、選別純
度を大きく低下させるばかりでなく、袋片が各選別機械
に巻付き、成長してこれらを停機に追い込むこととな
る。このため、ごみ袋を破袋後の集袋は、必要不可欠で
あるが、これを人手で行うのは大変な仕事である。すな
わち、ごみ袋を破袋後の袋片は、空缶やびん中に残留す
る液体の腐敗による腐液で汚染され、非衛生極まりな
く、強烈な悪臭を伴うからである。
【0005】ごみを収容したビニル袋の破袋装置として
は、ごみ袋を載置して移動させる下面のコンベアの上方
にチェーンで吊下した数条のローラコンベアを配し、こ
のローラコンベアにごみ袋の引掛け用の爪を設け、かつ
数条のローラコンベアおよび下面のコンベアの走行速度
を変化させることによって、上下のコンベアに挟まれて
いるごみ袋をねじって破袋するようにした装置(特公昭
62−21578号公報)、複数列のスリットを並設し
たごみ袋の受板を配設し、この受板の上面から先端が突
出しながら各スリット内を移動する複数の板状の移動刃
体を、各列毎に順次所要の間隔をもってずらすと共に、
進行方向に対して後退角をなす位相をもって配設し、こ
れら複数の移動刃体の上方において、前記各移動刃体が
通過し得る所要の間隔をあけて一端をそれぞれ回動自在
に支持した複数の板状の回動刃体を設けてなり、前記受
板の上面において複数の前記移動刃体と前記回動刃体と
によりごみ袋を破袋すると共に、前記移動刃体の先端を
受板の上面から下面側へ没入させるように構成した装置
(特開平6−170269号公報)等が提案されてい
る。
【0006】また、搬送面に多数の滑り止め板を配設し
たベルトコンベアの一対を互いに内向きに傾斜し、かつ
隙間をもって断面逆ハ字型に対設し、多数の上向き刃板
を回転方向に向けて一列に配設したエンドレスチェーン
を、前記隙間から上向き刃板が突出するようにしてベル
トコンベアの下方に対設し、ベルトコンベアを収容する
機枠の入側にごみ袋を投入するホッパーを、出側に破袋
後の内容物の排出口を設けてなり、ごみ袋をベルトコン
ベアの中央に寄せて搬送しつつベルトコンベアの回転速
度より速い速度で移動する上向き刃板で袋を切り裂くよ
うにした破袋機(特開平9−085115号公報)が提
案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記特公昭62−21
578号公報、特開平6−170269号公報ならびに
特開平9−085115号公報に開示の破袋装置は、ご
み袋を破袋するのみであるから、破袋された袋片がごみ
類と共に搬送されるので、缶やびんやプラスチックボト
ル等を回収するに先立ち、破袋された袋片の回収除去の
ための集袋装置が別途必要となるという欠点を有してい
る。また、これらの破袋装置は、ごみ袋を破袋してごみ
類を袋片から完全に脱出させることが困難で、破袋され
た袋片の中にごみ類が残留する場合があり、破袋された
袋片からごみ類を完全に脱出させ、かつ破袋された袋片
をごみ類から分別できる集袋装置が必要である。
【0008】また、上記特公昭62−21578号公報
に開示の破袋装置は、ごみ袋が大小入り混じって大きさ
が不均一な場合、大袋の間に入った小袋が破袋されない
恐れがあるばかりでなく、装置が長大なものとなり、広
い設置場所を必要とし、適宜の場所に簡単に設置して用
いることができないなどの問題点があるばかりでなく、
ごみ袋の材料によっては、ねじっても簡単には円滑に破
袋できないなどの問題点を有している。
【0009】さらに、特開平6−170269号公報に
開示の装置は、大袋の中に小袋が収容されているような
場合、回動刃体が一列しか設けられていないため、大袋
が破袋できたとしても、内部の小袋を破袋できないとい
う問題があると共に、ごみ袋移送用コンベア、ごみ袋搬
出用コンベア、破袋用のエンドレス回転体を必要とする
ため、装置が長大なものとなり、広い設置場所を必要と
し、適宜の場所に簡単に設置して用いることができな
い。
【0010】さらにまた、特開平9−085115号公
報に開示の破袋機は、搬送面が断面逆ハ字型となってお
り、小容量処理の場合は問題ないが、処理量が多くなる
と袋から脱出した缶、びん、プラスチックボトル等も全
て中央に集まるため、それらの流れに乗って極小袋が浮
き上がり、機械の中心から外れることが多く、上向き刃
板に当たらず、破袋されずに排出されることがある。ま
た、この破袋機の破袋抵抗は、コンベア上方に揺動自在
に吊支した邪魔板によっているが、一枚物であるため、
中央に袋体や缶体グループが押し付けられても全体が開
いてしまうので、両側を極小袋が破袋されずに通り抜け
てしまうことがある。さらに、前記邪魔板では、袋体の
外被のみを積極的に捕捉することはできず、ある程度破
袋が進行して張りを失った袋体は、収容ごみを包含した
まま通過することがある。
【0011】上記破集袋機や集袋機で集袋された袋片
は、通常焼却炉で焼却処理されるが、集袋側に缶や缶片
等の不燃物が少しでも混入していると、焼却炉の炉底で
溶融して焼却処理を阻害することとなるため、集袋側に
缶や缶片等の不燃物を一切混入させないで欲しいとの要
求が高まってきている。
【0012】この発明の目的は、上記従来技術の欠点を
解消し、前記ごみ袋の完全な破袋と破袋された袋片の集
袋とを同時に行うことができると共に、集袋側に缶や缶
片等の不燃物を一切混入させない破集袋機を提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1の破
集袋機は、搬送面に多数の刃板および/または集袋板を
立設したエンドレスコンベアと、該エンドレスコンベア
を収容する機枠の入側に設けたごみ袋を投入するホッパ
ーと、エンドレスコンベアの出口に設けた破袋後の内容
物の排出シュートと、前記ホッパーからエンドレスコン
ベアの出口までの区間の複数位置に配列したコンベア上
方の支持部材に吊支した個々に元位置への復元力を有す
る多数のキャッチャーとからなり、エンドレスコンベア
により搬送されるごみ袋の進行を前記キャッチャーによ
り妨げて刃板および/または集袋板により破袋し、か
つ、ごみ袋がキャッチャーを撓ませて通過時にキャッチ
ャー先端をごみ袋に突き刺して捕捉しつつ刃板および/
または集袋板の進行力で袋を引きちぎり、あるいはキャ
ッチャー先端で引っ掛け破ると共に、エンドレスコンベ
アを離脱する際の慣性力によって内容物を前記排出シュ
ートへ、刃板および/または集袋板にからまって集袋さ
れた袋片を前記エンドレスコンベア下部へ導入するので
ある。
【0014】この発明の請求項2の破集袋機は、請求項
1の破集袋機のエンドレスコンベア上方の支持部材に吊
支した個々に元位置への復元力を有する多数のキャッチ
ャーが、垂直棒状のキャッチャーまたは先端に鉤爪を有
する垂直棒状のキャッチャーからなり、エンドレスコン
ベアにより搬送されるごみ袋の進行を前記垂直棒状のキ
ャッチャーまたは先端に鉤爪を有する垂直棒状のキャッ
チャーにより妨げて刃板および/または集袋板により破
袋し、かつ、ごみ袋がキャッチャーを撓ませて通過時に
キャッチャー先端をごみ袋に突き刺して捕捉しつつ刃板
および/または集袋板の進行力で袋を引きちぎり、ある
いはキャッチャー先端で引っ掛け破ると共に、エンドレ
スコンベアを離脱する際の慣性力によって内容物を前記
排出シュートへ、刃板および/または集袋板にからまっ
て集袋された袋片を前記エンドレスコンベア下部へ導入
するのである。
【0015】この発明の請求項3の破集袋機は、請求項
1の破集袋機のエンドレスコンベア上方の支持部材に吊
支した個々に元位置への復元力を有する多数のキャッチ
ャーが、先端に鉤爪を有する屈曲キャッチャーからな
り、エンドレスコンベアにより搬送されるごみ袋の進行
を前記先端に鉤爪を有する屈曲キャッチャーにより妨げ
て刃板および/または集袋板により破袋し、かつ、袋体
の外被を先端鉤爪で捕捉し、刃板および/または集袋板
の進行力で袋を引きちぎり、あるいは先端鉤爪で引っ掛
け破る袋体の外被を後列の先端に鉤爪を有する屈曲キャ
ッチャーで捕らえ、刃板および/または集袋板の進行力
によって破袋してごみを完全に脱出させるので、袋体が
排出シュート側へ混入することはない。
【0016】この発明の請求項4の破集袋機は、請求項
1の破集袋機のエンドレスコンベア上方の支持部材に吊
支した個々に元位置への復元力を有する多数のキャッチ
ャーが、垂直棒状のキャッチャーまたは先端に鉤爪を有
する垂直棒状のキャッチャーと先端に鉤爪を有する屈曲
キャッチャーからなり、エンドレスコンベアにより搬送
されるごみ袋の進行を前記垂直棒状のキャッチャーまた
は先端に鉤爪を有する垂直棒状のキャッチャーにより妨
げて刃板および/または集袋板により破袋し、かつ、ご
み袋がキャッチャーを撓ませて通過時にキャッチャー先
端をごみ袋に突き刺して捕捉しつつ刃板および/または
集袋板の進行力で袋を引きちぎり、あるいはキャッチャ
ー先端で引っ掛け破ると共に、エンドレスコンベアによ
り搬送されるごみ袋の進行を前記先端に鉤爪を有する屈
曲キャッチャーにより妨げて刃板および/または集袋板
により破袋し、かつ、袋体の外被を先端鉤爪で捕捉し、
刃板および/または集袋板の進行力で袋を引きちぎり、
あるいは先端鉤爪で引っ掛け破る袋体の外被を後列の先
端に鉤爪を有する屈曲キャッチャーで捕らえ、刃板およ
び/または集袋板の進行力によって破袋してごみを完全
に脱出させるので、袋体が排出シュート側へ混入するこ
とはない。
【0017】この発明の請求項5の破集袋機は、請求項
1〜4の破集袋機の搬送面に多数の刃板および/または
集袋板を立設したエンドレスコンベアの搬送面全長に亘
って、多列の帯板を敷設してなる。このように、搬送面
に多数の刃板および/または集袋板を立設したエンドレ
スコンベアの搬送面全長に亘って、多列の帯板を敷設す
ることによって、帯板の上に乗った缶やびんに混入して
いる袋片は、刃板および/または集袋板で掻き取るよう
に捉えて前方へ搬送され、効率的に集袋される。
【0018】この発明の請求項6の破集袋機は、請求項
1〜5の破集袋機のごみ袋を投入するホッパーの出口
に、エンドレスコンベアの進行方向と直交する方向に複
数の羽根板を放射状に突設したロータリーフィーダを配
設し、上端を前記ホッパー外壁に枢着した過負荷ダンパ
ーを前記ロータリーフィーダに対面させ、かつ、ロータ
リーフィーダに向かって付勢して設けることとしてい
る。ホッパーの出口に搬送エンドレスコンベアの進行方
向と直交する方向に配設した複数の羽根板を放射状に突
設したロータリーフィーダと、上端をホッパー外壁に枢
着した過負荷ダンパーをロータリーフィーダに対面さ
せ、かつロータリーフィーダに向かって付勢して設ける
ことによって、ロータリーフィーダの羽根板で区画され
た空間は、袋体もバラ物も枡のように切出し、大きな袋
体は、過負荷ダンパーに阻止されて何回かに分けて喰い
ちぎるように切り出す。また、鍋類やトースター等の小
型電化製品のような剛体大異物が通過する際のみ、過負
荷ダンパーが付勢に抗して開放し、剛体大異物が通過後
は直ちに袋体やバラ缶等に抗して元位置へ復帰するた
め、開放したままの状態が継続されることはない。
【0019】この発明の請求項7の破集袋機は、請求項
1〜5の破集袋機において、外周面に軸線方向の多数の
凹凸を形成し、刃板および/または集袋板の隣接板間の
間隔に見合う厚さの円盤複数枚を、前記刃板および/ま
たは集袋板が通過する間隙を設けて1本の軸に配列した
異物排除ロールを、エンドレスコンベアのスプロケット
回転方向と同方向に回転自在に、エンドレスコンベアの
排出側スプロケット下部に前記間隙に刃板および/また
は集袋板を臨ませて配設したことによって、潰れたアル
ミ缶や缶片などが袋片に連れられて集袋側に混入しよう
としても、異物排除ロールによって潰れたアルミ缶や缶
片などが刃板および/または集袋板から離れて内容物の
排出シュート側に連行され、エンドレスコンベア下部に
設けた集袋シュートへの混入が完全に防止される。ま
た、刃板および/または集袋板に突き刺さったり、絡み
ついたりした缶は、同様に異物排除ロールによって刃板
および/または集袋板から離脱されて排出シュート側に
連行され、エンドレスコンベア下部に設けた集袋シュー
トへ混入することはない。
【0020】この発明の請求項8の破集袋機は、請求項
1〜5の破集袋機において、外周面に軸線方向の多数の
凹凸を形成し、刃板および/または集袋板の隣接板間の
間隔に見合う厚さの円盤複数枚を、前記刃板および/ま
たは集袋板が通過する間隙を設けて1本の軸に配列した
異物排除ロールを、下部を支点として傾動し、かつ上限
位置への復元力を有する傾動台を介してエンドレスコン
ベアのスプロケット回転方向と同方向に回転自在に、エ
ンドレスコンベアの排出側スプロケット下部に前記間隙
に刃板および/または集袋板を臨ませて配設したことに
よって、潰れたアルミ缶や缶片などが袋片に連れられて
集袋側に混入しようとしても、異物排除ロールによって
潰れたアルミ缶や缶片などが刃板および/または集袋板
から離れて内容物の排出シュート側に連行され、エンド
レスコンベア下部に設けた集袋シュートへの混入が完全
に防止される。また、刃板および/または集袋板に突き
刺さったり、絡みついたりした缶は、同様に異物排除ロ
ールによって刃板および/または集袋板から離脱されて
排出シュート側に連行され、エンドレスコンベア下部に
設けた集袋シュートへ混入することはない。さらに、ご
みの中に混入した毛布や座布団、背広などの衣類やショ
ルダーバッグ、コード付の家庭電気製品などの異物が混
入していた場合、刃板および/または集袋板によって排
出側スプロケットと異物排除ロールとの間に挟み込もう
とすると、異物排除ロールが傾動台の下部支点を中心と
して下方に傾動するから、集袋側へ異物が引き込まれ、
破集袋機の停機が防止される。
【0021】この発明の請求項9の破集袋機は、請求項
7、8の破集袋機において、上部が異物排除ロールに沿
った円弧状で下方の支点を中心として回動自在の傾動シ
ュートを、異物排除ロールを覆うように傾斜させて配設
したことによって、刃板および/または集袋板に十分に
絡みつかずに異物排除ロール上で落下した袋片は、異物
排除ロールと傾動シュートに挟まれたのち、異物排除ロ
ールの摩擦力によって集袋側へ引っ張り込まれ、脱荷側
への混入が防止される。
【0022】この発明の請求項10の破集袋機は、請求
項1〜9の破集袋機において、エンドレスコンベアの排
出側スプロケット内部に、脱荷側の半周部分が開口した
吸引フードを設けて吸引装置と接続したことによって、
エンドレスコンベアの排出側スプロケットの脱荷側の半
周部分内部が負圧となるため、刃板および/または集袋
板に十分に絡み付かずに落下しようとする袋片がエンド
レスコンベアの脱荷側の半周部分に吸着されてエンドレ
スコンベア下部の集袋側に捉集される。
【0023】
【発明の実施の形態】この発明におけるエンドレスコン
ベアとしては、鋼製スラットコンベア、鋼製エプロンコ
ンベア、ゴムや樹脂製のベルトコンベアを使用すること
が可能である。しかし、ベルトコンベアは、ごみ袋の中
にはガラス板などが混在していることがあり、これがベ
ルトを損傷する可能性が高く、集袋板や刃板の取付けも
困難である。また、鋼製エプロンコンベアは、2条のチ
ェーンの間に隣接する底板の両端を適当な隙間を持たせ
て重なり合わせて連続的に平板状のエプロンを取付ける
ため、設備コストが高くつく。鋼製スラットコンベア
は、2条のチェーンのアタッチメントに鋼板製のスラッ
トを設けるため、コストが安く、鋼製のスラットへの刃
板や集袋板の取付けが容易である。しかし、鋼製スラッ
トコンベアは、スプロケットに巻掛かる部分については
スラット板間に隙間が生じるため、その隙間から細かな
異物、例えばガラスの細片などがスラットコンベアの内
側に入り込むことが懸念された。試験の結果、実際に
は、少量のガラス粉を除き、そのような現象は殆ど発生
しないことを確認している。その理由は、エンドレスコ
ンベアをかなりの速度で走らせるので、それらの異物は
脱荷部で慣性力によって前方に飛び、また、スラット板
間の隙間に入りかけた異物も遠心力で振り飛ばされるた
めである。したがって、エンドレスコンベアとしては、
鋼製スラットコンベアを使用するのが得策である。な
お、スラットコンベア内側へ少量のガラス粉等の侵入を
も許容できぬ場合は、スラットコンベアのスプロケット
間にローラを配設するか、あるいは回転力によって移動
してスプロケットに巻掛かる部分でスラット板間の隙間
を閉塞する閉塞部材を設けることによって、少量のガラ
ス粉等の侵入も防止することができる。
【0024】この発明の破集袋機における破袋は、従来
技術に多く見られる所定の後退角を持った刃物で袋を切
断するという発想から脱却し、コーナーにアール部分の
ない完全な直角の直立した刃板および/または集袋板
で、袋を切断するのではなく、突き破って引きちぎると
いう発想に基づいている。したがって、この発明におい
ては、刃板のみ、集袋板のみ、あるいは刃板と集袋板と
を配設しても、ほぼ同程度の破袋を行うことができる。
小袋が入れられたごみ袋を破袋する実験においては、所
定の後退角を持った刃物では、完全破袋までに25回程
度のアタックを繰り返す必要があったが、コーナーにア
ール部分のない完全な直角の直立した刃板では、1〜3
回のアタック、コーナーにアール部分のない完全な直角
の直立した集袋板では、3〜5回のアタックで完全破袋
することを確認している。これは、短時間で破袋できる
ということであり、装置の小型化につながるものであ
る。
【0025】この発明の破集袋機における集袋とは、文
字のとおり袋を集めることであり、刃板および/または
集袋板によりエンドレスコンベアのリターン側に袋片を
引っ張り込むのである。ごみ袋が破袋されて脱出した缶
やびん等の内容物は、エンドレスコンベアから離脱する
際の慣性力で前方へ飛び、放物線を描いて排出シュート
に落下する。しかし、袋片は、空気抵抗が大きいため、
同じ運動とはならず、刃板および/または集袋板に絡み
付いてリターン側に導入される。その理由は、エンドレ
スコンベアに設けた刃板および/または集袋板は、直線
運動をしている間は当然エンドレスコンベア速度と等速
で移動しているが、スプロケットに巻掛かる時、刃板お
よび/または集袋板はスプロケットの半径と刃板および
/または集袋板の先端までの半径差によって急激に加速
され、そしてリターン側で直線運動に戻る時、刃板およ
び/または集袋板はスプロケットの半径と刃板および/
または集袋板の先端までの半径差によって今度は急激に
減速される。これによって、袋片は、空気抵抗が大きい
ため、刃板および/または集袋板に絡み付き易く、ま
た、離れ易い条件が生じるのである。さらに、エンドレ
スコンベアのリターン側は、適度に機械的振動を伴って
運転されており、離袋し易い条件にある。
【0026】この発明の破集袋機における破袋抵抗の付
与方式は、個々に元位置への復元力を付与したキャッチ
ャーをエンドレスコンベアの幅方向に多数並べ、しかも
搬送方向に複数列、例えば4〜8列配置する。なお、キ
ャッチャーの搬送方向の設置列数は、処理能力、ごみの
選別状況、設置場所等に応じて機長が変化するので、特
定できないが、4〜8列程度配置すれば、ほぼ十分に対
応することができることを確認している。エンドレスコ
ンベアで搬送される袋体は、前記キャッチャーに当接し
て停止あるいは減速されるが、刃板および/または集袋
板が袋体を破袋あるいは押し進め、この時袋体はキャッ
チャーを元位置への復元力に抗して撓ませて通過しよう
とするが、その過程においてキャッチャー先端が袋体に
突き刺さり、これを捕捉する。前記キャッチャーは、エ
ンドレスコンベアの幅方向に多数並んでおり、それぞれ
が個別に元位置への復元力を有するため、袋体の不規則
な外径に倣って、そのいずれかの場所に突き刺さること
となる。また、キャッチャーは、例えば、搬送方向の奇
数列と偶数列でエンドレスコンベアの幅方向の位置を替
えて配置すれば、袋体は搬送方向にジグザグに搬送され
ることとなり、破袋効率の面から好ましい。また、キャ
ッチャーへの元位置への復元力の付与は、所定の力で復
元できればよく、特に限定されないが、個々のキャッチ
ャー毎にねじりコイルばね、つる巻ばね等を取付けるこ
とによって付与することができ、また、ねじりコイルば
ねまたはつる巻ばねとストッパーを組合せて付与するこ
ともできるが、ねじりコイルばね式とするのが復元力の
調整等の面から有利である。
【0027】ホッパー以降のエンドレスコンベアの幅
は、ごみ袋から脱出した内容物が大きな抵抗なく搬送さ
れるよう幅方向を広くしているため、小さな袋は搬送中
心から外れて搬送されることもあるが、刃板および/ま
たは集袋板が幅方向に多数並設されているため袋体を押
し、キャッチャーを通過させることによって破袋が行わ
れる。この場合小さな袋は、キャッチャーで捕捉された
状態で刃板および/または集袋板の進行力によって袋膜
が引きちぎられる。キャッチャーで袋膜に明けられる孔
は、キャッチャーが円形断面を有するねじりコイルばね
である場合、丸孔となり、袋膜に応力集中が生じないの
で、その部分からは破れ難く、大きな捕捉力を有するこ
ととなり、袋膜は引きちぎられ、内容物が脱出し易くな
る。もし、キャッチャーが鋭利な刃物状のものであれ
ば、袋体はキャッチャーが接触した部分のみがスパリと
切断されることとなり、袋体としての形状を残したまま
となる。
【0028】また、キャッチャーの全てが首尾よく袋体
に孔を明けることができなかった場合は、通過時にキャ
ッチャーの先端が袋膜を引っかき破ることとなる。この
発明においては、キャッチャーを搬送方向に複数列、例
えば4〜8列配置したことによって、キャッチャーを1
回通過するだけでは完全に破袋できない場合でも、順次
以降のキャッチャーにより破袋が進行して完全破袋に至
る。なお、ごみ袋の内容物の中には、飲料缶や飲料びん
やプラスチックボトル等だけでなく、希には鍋やフライ
パン、一斗缶などの大異物も収容されていることがある
が、キャッチャーはこれら大異物を通過させても破損す
ることはない。また、この発明のキャッチャーは、元位
置への復元力を弱くしておくことができるため、破袋や
通過時にびん類が割れないという利点を有している。
【0029】上記個々に元位置への復元力をばね力で付
与したキャッチャーとしては、先端に鉤爪を有する垂直
棒状キャッチャー、先端が尖った垂直棒状キャッチャ
ー、先端がへん平な垂直棒状キャッチャーあるいは先端
に鉤爪を有する屈曲キャッチャーを用いることができる
が、前列に先端に鉤爪を有する垂直棒状キャッチャー、
先端が尖った垂直棒状キャッチャーあるいは先端がへん
平な垂直棒状キャッチャーを配置し、後列に先端に鉤爪
を有する屈曲キャッチャーを配置するのが、破袋効率な
らびに集袋効率の面から好ましい。キャッチャーとして
図8に示す先端に鉤爪81を有する垂直棒状キャッチャ
ー82や先端に鉤爪を有する屈曲キャッチャーを用いた
場合は、破袋対象が張りのないへん平状態の袋体83、
例えば、内容物が弁当殻や発泡スチロールトレイ、新聞
などが主体の列車ごみや駅ごみ、遊園地ごみ、パーキン
グエリアごみあるいはプラスティックごみ袋の捕捉効果
が先端が尖った垂直棒状キャッチャー等に比較して良好
となる。なお、84は機枠、85はエンドレスコンベ
ア、86は刃板または集袋板である。
【0030】エンドレスコンベア上の袋体は、個々に元
位置への復元力を有するキャッチャーならびに刃板およ
び/または集袋板により順次破袋されて行くが、破袋そ
のものが完了しているにも拘わらず、袋片の中に缶やび
んやプラスチックボトル等を少量包み込んでいる場合が
ある。この場合は、抜け殻に近い状態となっているが、
先端に鉤爪を有する屈曲キャッチャーの先端の鉤爪が袋
片のみを捕捉するため、缶やびんやプラスチックボトル
等は刃板および/または集袋板に押し出されて完全に脱
出させられる。個々に元位置への復元力を有する先端に
鉤爪を有する屈曲キャッチャーは、先端の鉤爪が極めて
短いため、捕捉した袋片がどんどんからみ付いて成長す
ることがなく、缶などが一時的に引っ掛かっても、次材
の搬送で押されて簡単に外れる。
【0031】上記個々に元位置への復元力を付与したキ
ャッチャーの先端部分は、袋体への突き刺さりや引っか
き破りの効果を良好とすべく、焼き入れ硬化して尖らせ
ているが、元位置へ復元時に缶やびんに激しく衝突する
し、缶やびんとの接触による摩耗によって袋体への突き
刺さりや引っかき破りの効果が低減することが懸念され
る。その対策としては、キャッチャーの先端部分に超硬
チップをロウ付けすれば、缶やびんとの接触による摩耗
を抑制することができる。
【0032】この発明の破集袋機においては、袋体は垂
直棒状キャッチャーの先端または先端に鉤爪を有する屈
曲キャッチャーの先端の鉤爪によって捕捉された状態
で、内容物が刃板および/または集袋板に押し出されて
完全に脱出し、袋片は刃板および/または集袋板にから
み付き、内容物がエンドレスコンベアから離脱時の慣性
力によって分離されたのち、エンドレスコンベアのリタ
ーン側に集袋されるが、希にはからみ付きが不十分な場
合があり、集袋率の低下を招く場合がある。この現象
は、タイミング的にそうなる場合に加え、袋の材質が粘
り気のないさらりとしたものである時や袋片の大きさが
割合小さいものなどがからみ付き難いからである。
【0033】このような場合は、このような袋であって
も、刃板および/または集袋板に積極的にからみ付かせ
るように、刃板および/または集袋板と異物排除ロール
との会合部に対向する集袋補助ファンを設ければ、刃板
および/または集袋板に十分に絡みつかずに内容物の排
出シュート側に落下しようとする袋片や、缶やびんなど
に同伴された袋片が、集袋補助ファンの風圧によって刃
板および/または集袋板と異物排除ロールとの会合部に
移動し、刃板および/または集袋板によってエンドレス
コンベア下部に設けた集袋シュート側へ同伴され、排出
シュート側への袋片の混入を防止することができる。破
集袋機の処理量をダウンさせる必要が生じた時は、エン
ドレスコンベアのスピードを低下させるが、集袋を可能
とする最低速度にはおのずから限界があるが、この集袋
補助ファンを設けることによって、それをぎりぎり、例
えばエンドレスコンベアのスピードを60m/minか
ら30m/minまで落としても、集袋率の低下を防止
することができる。
【0034】破集袋機のエンドレスコンベア入側のホッ
パーに投入されるごみ袋は、袋体である場合と、既に袋
から脱出した缶やびん等がバラ物の状態である場合との
両方がある。これは、ごみ袋をパッカー車で回収する場
合に袋が破れるものと、ショベルカーですくい上げる時
に破れてしまうなど、現実の処理場では完全な袋体とし
て投入される方が少ないと云える。この場合には、袋体
とバラ物のいずれが多くを占めるかで、ホッパーからの
切り出し量が大きく変動する。この発明の破集袋機にお
いては、ホッパーの出口にエンドレスコンベアの進行方
向と直交する方向に配設した複数の羽根板を放射状に突
設したロータリーフィーダと、上端をホッパー外壁に枢
着した過負荷ダンパーをロータリーフィーダに対面さ
せ、かつロータリーフィーダに向かって付勢して設ける
ことによって、羽根板を放射状に突設したロータリーフ
ィーダにより袋体やバラ物の定量切り出しが行われると
共に、過負荷ダンパーは剛体大異物を通過させる時のみ
開き、剛体大異物通過後、直ちに元位置へ復帰し、次々
に切り出される袋体やバラ物に起因する過負荷ダンパー
の開放が防止され、袋体やバラ物の過剰な切り出しが防
止される。
【0035】この発明の破集袋機においては、エンドレ
スコンベアの搬送面の全長に亘って刃板および/または
集袋板の間に多列の帯板を敷設し、エンドレスコンベア
の搬送面を覆い隠すようにしている。このようにホッパ
ー内のエンドレスコンベアの搬送面を帯板で覆い隠すこ
とによって袋体とバラ物は、エンドレスコンベアの搬送
面とは接触せず、袋体とバラ物共に刃板および/または
集袋板で押されて前進することとなり、袋体はキャッチ
ャーや刃板および/または集袋板で破袋されながら内容
物を脱出させ、バラ物は刃板および/または集袋板で押
されるものだけが前進することになる。この結果、脱出
した内容物やバラ物中に混入している破袋された袋片
は、刃板および/または集袋板がくま手のように働くた
め、効率的に絡み付くと共に、バラ物を一気に前方へ送
ってしまうという現象が回避され、両者の搬送量には大
差が生じなくなることを実験により確認している。ま
た、帯板としては、帯鋼、合成樹脂などを使用し、帯板
の後端を若干上昇させてエンドレスコンベアの搬送面と
の間に隙間を設けてクッション代わりとすれば、ホッパ
ーから切出し時のびんの割れを最小限に止めることが可
能となる。
【0036】また、鋼製の帯板の長手方向に山形のレー
ルを取付けた場合は、缶やびんなどを搬送方向に向けて
山形のレールの谷間に収容した状態で刃板および/また
は集袋板が押すこととなり、袋から脱出した缶やびんが
キャッチャーに捕捉されずに搬送される。このため、搬
送されるびんは、キヤッチャーの元位置へ復元時のスイ
ングバックで跳ね飛ばされることが少なくなり、刃板お
よび/または集袋板との衝突による割れの発生率を大幅
に低減することができる。
【0037】この発明の破集袋機における集袋側への異
物侵入防止には、外周面に軸線方向の多数の凹凸を形成
し、前記刃板および/または集袋板の隣接板間の間隔に
見合う厚さの円盤複数枚を、前記刃板および/または集
袋板が通過する間隙を設けて1本の軸に配列した異物排
除ロールを、エンドレスコンベアのスプロケット回転方
向と同方向に回転自在に、エンドレスコンベアの排出側
スプロケットの下部に前記間隙に刃板および/または集
袋板を臨ませて配設する。外周面に軸線方向の多数の凹
凸を形成した円盤としては、多数の平歯車を用いる。平
滑なロールでは、表面がフラットであるため、缶体が圧
延されるようエンドレスコンベアに同伴される。これ
は、エンドレスコンベアのスラット板の巻掛かりが多角
形運動であることと、スラット板間に若干の隙間が生じ
るため、スラットコンベア側は凹凸を有することにな
り、摩擦効果が大きいので、缶体をくるみ込んだ袋片が
通過するためである。外周面に軸線方向の複数の突起を
形成したロールでは、袋片と缶、びん等との分離は完全
となるが、外周の突起によりまきおこされる風が強くな
り、刃板および/または集袋板から袋片の外れが多くな
り、内容物の排出シュート側に袋片が混入する。外周面
に軸線方向の多数の凹凸を形成した異物排除ロールは、
外周に間断なく凹凸部が並ぶと共に、凹部が極端に浅い
ため、まきおこされる風が弱く、しかも、排出シュート
との隙間に缶の小片すら混入することはない。
【0038】この発明の破集袋機における前記異物排除
ロールは、下部の支軸を支点として傾動し、かつ上限位
置への復元力をスプリングにより付与した傾動台を介し
てエンドレスコンベアのスプロケット回転方向と同方向
に回転自在に、エンドレスコンベアの排出側スプロケッ
ト下部に前記間隙に刃板および/または集袋板を臨ませ
て配設すれば、毛布、座布団、背広等の衣類、ショルダ
ーバッグなどの異物が混入し、刃板および/または集袋
板によって集袋側へ引き込もうとすると、異物排除ロー
ルを支持する傾動台がスプリングの弾力に抗し下部の支
軸を支点として下方へ傾動し、集袋側へ異物を通過させ
るから、エンドレスコンベアの刃板および/または集袋
板と異物排除ロール間への異物の噛み込みによる破集袋
機の停止を防止することができる。
【0039】この発明の破集袋機において異物排除ロー
ルを覆うように傾斜させて配設した上部が異物排除ロー
ルに沿った円弧状で下方の支軸を中心として回動自在の
シュートは、刃板および/または集袋板から外れた袋片
が引っ掛かると、異物排除ロール外周の凹凸の摩擦力に
よって集袋側へ引き込み、集袋率を向上させる。また、
潰れた缶などの異物が上記シュートと異物排除ロールと
の間に噛み込んだ場合は、前記シュートが下方の支軸を
中心として回動して異物を集袋側へ通過させるので、破
集袋機の異物噛み込みによる停止を防止することができ
る。上記シュートは、下部の支軸を支点として傾動し、
かつ上限位置への復元力をスプリングにより付与した傾
動台を介して異物排除ロールをエンドレスコンベアのス
プロケット回転方向と同方向に回転自在に、エンドレス
コンベアの排出側スプロケット下部に前記間隙に刃板お
よび/または集袋板を臨ませて配設する場合、傾動台に
支軸を設けて傾動台と一体で傾動させる。
【0040】この発明の破集袋機においては、エンドレ
スコンベアの排出側スプロケット内部に、脱荷側の半周
部分が開口した吸引フードを設けて吸引装置と接続し、
集袋補助機構を形成する。この場合の吸引装置として
は、ファンやブロワを使うことができるが、ブロワを使
わなければならないのは、吸引装置を遠方へ設置してフ
レキシブルホースなどで吸引する場合である。このブロ
ワの排気は、前記刃板および/または集袋板と異物排除
ロールとの会合部に対向する集袋補助ファンの代用とし
て使用することもできる。エンドレスコンベアの排出側
スプロケット内に設ける吸引フード部分にファンを3個
並べることができれば、吸引距離が極めて短くなるか
ら、大きな静圧を必要とせず、ファンでも十分にその役
目を果たすことができる。
【0041】前記吸引フード部分にファンを並べた場合
の袋片やガラス粒などの侵入を防止するには、排出側ス
プロケット内面の脱荷側の半周部分に細かな金網を設置
すれば、金網によって排除された袋片やガラス粒などの
異物はエンドレスコンベアによってリターン側に掻き出
される。また、吸引フードに接続した吸引装置の排気
は、前記刃板および/または集袋板と異物排除ロールと
の会合部に対向する集袋補助ファンの代用に使用するこ
ともできる。
【0042】
【実施例】
実施例1 以下にこの発明の破集袋機の詳細を実施の一例を示す図
1ないし図5に基づいて説明する。図1はこの発明のエ
ンドレスコンベアとして鋼製スラットコンベアを用い、
キャッチャーとして垂直棒状のキャッチャーと先端に鉤
爪を有する屈曲キャッチャーを用いた破集袋機の概略全
体側面図、図2はこの発明の破集袋機のホッパーと切出
し部分の一部切り欠き側面図、図3はこの発明の破集袋
機の垂直棒状のキャッチャー部の正面部分断面図、図4
はこの発明の破集袋機における異物排除ロール設置部の
背面図、図5はこの発明の破集袋機における異物排除ロ
ール設置部の側面図である。
【0043】図1ないし図5において、1は機枠2に水
平に設置した鋼製スラットコンベアからなるエンドレス
コンベアで、両端のスプロケット3a、3aに掛け回さ
れた2条のチェーン4、4のアタッチメント5、5間に
鋼板製のスラット6が設けられ、エンドレスコンベア1
の幅方向中央には所定間隔でスラット6に刃板7が搬送
方向と平行に植設され、また、刃板7の両側には所定間
隔で集袋板8が搬送方向と平行に植設されている。エン
ドレスコンベア1の出側駆動用スプロケット3bと可変
減速機付電動機9のスプロケット10間にチェーン11
を掛け、可変減速機付電動機9を駆動すれば、エンドレ
スコンベア1が走行するよう構成されている。
【0044】12はエンドレスコンベア1の入側上部に
設けたごみ袋を収容するホッパー、13はホッパー12
下部のエンドレスコンベア1の進行方向と直交するよう
に設置したロータリーフィーダで、放射状に複数枚の羽
根板14が突設され、羽根板14で区画された箇所に複
数のポケットが形成され、袋体やバラ物を枡のように切
出す。15はロータリーフィーダ13の軸16の一端に
設けたスプロケット、17は機枠2に設けたインバータ
制御されるモータ18の回転軸に設けたスプロケット
で、スプロケット15、17間にはチェーン19が掛け
回され、モータ18を駆動すれば、チェーン19を介し
てロータリーフィーダ13が矢印方向に回転し、ごみ袋
等をエンドレスコンベア1上へ切り出し、インバータ制
御されるモータ18によりロータリーフィーダ13の回
転速度コントロールによって、ごみ袋をエンドレスコン
ベア1上へ切り出す量を制御できるよう構成されてい
る。
【0045】20はホッパー12のごみ袋等の切出し側
下部に設けた過負荷ダンパーで、機枠2に保持部材21
で回転可能に支持されると共に、機枠2間に設けた回動
軸22に一端が貫通され他端が外面に連結した軸23に
嵌挿したスプリング24を介して付勢され、鍋類やトー
スター等の小型電化製品等の剛体大異物を通過させる時
のみスプリング24の弾力に抗して開くもので、通常の
袋体やバラ物切出し時には殆ど開かないようスプリング
24がセットされている。25は過負荷ダンパー20の
外面下部に配設した支持軸、26は支持軸25に個々の
ねじりコイルばね27により元位置への復元力を付与さ
れた棒状緩衝部材で、該棒状緩衝部材26の先端は尖っ
ており、かつ過負荷ダンパー20より突き出しており、
ホッパー12から落下する缶やびんの緩衝材として作用
し、びんの割れを防止するよう構成されている。
【0046】28はロータリーフィーダ13の図面の左
下半分の外周を覆うこぼれ防止カバーで、バラ物や割れ
ビンのかけら等が羽根板14の位置によってこぼれ落ち
るのを防止する。このこぼれ防止カバー28は、前記過
負荷ダンパー20の反対側のホッパー12の側板位置
が、ロータリーフィーダ13の中心上部に位置させれば
必要ない。29はエンドレスコンベア1の搬送面全長に
亘って刃板および/または集袋板3の間に配置した帯板
で、後端はエンドレスコンベア1より上方で機枠2に固
定され、袋体やバラ物切出しではクッションの役割を果
たす。
【0047】30は前記エンドレスコンベア1の走行方
向の機枠2両側に垂設され落下防止板で、エンドレスコ
ンベア1の各スラット6の搬送方向と平行に表面両端に
設置した短板31と係合し、エンドレスコンベア1の走
行方向両側からのごみ袋や内容物の落下を防止するよう
構成されている。
【0048】前記ホッパー12からエンドレスコンベア
1の出口までの区間には、エンドレスコンベア1上方の
機枠2間に架設した支持部材32に個々のねじりコイル
ばね33により元位置への復元力を付与された多数の垂
直棒状キャッチャー34が刃板7および集袋板8間にエ
ンドレスコンベア1表面近くまで6列垂設され、エンド
レスコンベア1で搬送されるごみ袋の進行を停止あるい
は妨げるよう構成されている。
【0049】また、エンドレスコンベア1の出口近傍に
は、エンドレスコンベア1上方の機枠2間に架設した支
持部材35に個々のねじりコイルばね36により元位置
への復元力を付与された3列の先端に鉤爪37を有する
屈曲キャッチャー38が幅方向に多数垂設され、屈曲キ
ャッチャー38の先端鉤爪37が垂直棒状キャッチャー
34位置で完全に破袋されなかった袋体や袋片を捕捉
し、刃板7および集袋板8が袋体や袋片を完全に破袋し
て内容物を脱出させるよう構成されている。ごみ袋が破
袋されて脱出した缶やびん等の内容物は、エンドレスコ
ンベア1から離脱する際の慣性力で前方へ飛び、放物線
を描いて排出シュートに落下する。しかし、袋片は、空
気抵抗が大きいため、同じ運動とはならず、刃板7およ
び集袋板8にからみ付いてリターン側の集袋シュート4
0に導入される。
【0050】41は外周面に軸線方向の多数の凹凸42
を形成し、前記刃板7、集袋板8の隣接板間の間隔に見
合う厚さの円盤複数枚を、前記刃板7および/または集
袋板8が通過する間隙43を設けて1本の軸44に配列
した異物排除ロールで、エンドレスコンベア1の出側ス
プロケット3aの回転方向と同方向に回転自在に、前記
エンドレスコンベア1の出側スプロケット3aの下部に
前記間隙43に刃板7および集袋板8を臨ませて配設す
る。45は出側スプロケット3aの駆動スプロケット3
bの内側に設けた異物排除ロール41の駆動スプロケッ
トで、異物排除ロール41の軸44に嵌着したスプロケ
ット46および張力調整部材47との間にチェーン48
が掛け回され、出側スプロケット3aの2倍の回転数で
出側スプロケット3aと同一方向に回転するよう構成さ
れている。
【0051】51は刃板7および/または集袋板8と異
物排除ロール41との会合部に対向して排出シュートに
設けた集袋補助ファンで、刃板7および/または集袋板
8に十分に絡みつかずに内容物の排出シュート側に落下
しようとする袋片や、缶やびんなどに同伴された袋片
が、集袋補助ファン51の風圧によって刃板7および/
または集袋板8と異物排除ロール41との会合部に移動
させるよう構成されている。
【0052】56は上部が異物排除ロール41に沿った
円弧状で、異物排除ロール41を覆うように傾斜させ、
機枠2に枢着した下方の支点57を中心として回動自在
に配設した傾動シュートで、刃板7および集袋板8から
外れた袋片などが傾動シュート56上端と異物排除ロー
ル41間に挟まると、異物排除ロール41外周の凹凸4
2の摩擦力によって集袋シュート40側へ引っ張り込ま
れる。また、潰れた缶やその他の異物が傾動シュート5
6上端と異物排除ロール41間に挟まると、傾動シュー
ト56が支点57を中心として回動して潰れた缶やその
他の異物を集袋シュート40側へ通過させ、異物排除ロ
ール41と刃板7および集袋板8との間への潰れた缶や
その他の異物の噛み込みによる破集袋機の停機を防止す
るよう構成されている。なお、58は各帯板29の上面
全長に亘って配設した山形レール、59は両端の帯板2
9の上面全長に亘って配設した落下防止のための係合部
材である。
【0053】上記のとおり構成したことによって、収集
されてホッパー12に投入されたごみ袋と既にパッカー
車で収集時に破袋してバラ物となった缶、びん、プラス
チック等を破集袋する場合は、可変減速機付電動機9を
駆動してエンドレスコンベア1、異物排除ロール41を
所定速度で駆動させたのち、インバータ制御されるモー
タ18を駆動すれば、チェーン19を介してロータリー
フィーダ13が矢印方向に回転し、ごみ袋等をエンドレ
スコンベア1上へ切り出す。帯板29上に落下したごみ
袋や缶、びん、プラスチック等のバラ物は、帯板29間
を移動する刃板7と集袋板8によって押されて順次搬送
される。
【0054】帯板29間を移動する刃板7と集袋板8に
よって押されて順次搬送されるごみ袋は、各垂直棒状キ
ャッチャー34に当接して進行を停止あるいは妨げられ
る。垂直棒状キャッチャー34で進行を停止あるいは妨
げられた袋体は、エンドレスコンベア1のスラット6に
植設した刃板7および集袋板8によって破袋あるいは押
し進められ、個々に垂直棒状キャッチャー34のねじり
コイルばね33の弾力に抗して撓ませて通過しようとす
るが、その過程において垂直棒状キャッチャー34先端
が袋体に突き刺さり、これを捕捉する。さらに垂直棒状
キャッチャー34は、エンドレスコンベア1の幅方向に
多数並んでおり、それぞれが個別にねじりコイルばね3
3により元位置への復元力を有するため、袋体の不規則
な外径に倣って、そのいずれかの場所に突き刺さること
となる。
【0055】この場合小さな袋は、垂直棒状キャッチャ
ー34で捕捉された状態で刃板7および集袋板8の進行
力によって袋膜が引きちぎられる。垂直棒状キャッチャ
ー34で袋膜に明けられる孔は、垂直棒状キャッチャー
34が円形断面を有するねじりコイルばねである場合、
丸孔となり、袋膜に応力集中が生じないので、その部分
からは破れ難く、大きな捕捉力を有することとなり、刃
板7および集袋板8の進行力によって袋膜は引きちぎら
れ、内容物が脱出し易くなる。このようにして袋体は、
順次6列の垂直棒状キャッチャー34群で捕捉され、刃
板7および集袋板8の進行力によって袋膜が引きちぎら
れてほぼ完全に破袋し、内容物が脱出する。
【0056】垂直棒状キャッチャー34位置で完全に破
袋されなかった袋体は、先端に鉤爪37を有する屈曲キ
ャッチャー38の先端鉤爪37で捕捉され、刃板7およ
び集袋板8が袋体を完全に破袋して内容物を脱出させ
る。ごみ袋が破袋されて脱出した缶やびんやバラ物等
は、刃板7および集袋板8に押されてエンドレスコンベ
ア1から脱荷されて慣性力で前方へ飛び、放物線を描い
て排出側に落下する。一方、袋片は、空気抵抗が大きい
ため、同じ運動とはならず、エンドレスコンベア1がス
プロケット3aに巻掛かる時、刃板7および集袋板8
は、スプロケット3aの半径と刃板7および集袋板8先
端までの半径差によって急激に加速される刃板7および
集袋板8に絡み付いてリターン側に導入される。
【0057】さらに、エンドレスコンベア1の出口に
は、刃板7および/または集袋板8が通過する間隙43
を有し、外周に凹凸42を有する異物排除ロール41が
エンドレスコンベア1のスプロケット3a回転方向と同
方向に2倍の速度で回転自在に前記エンドレスコンベア
1のスプロケット3a下部に配設されているので、潰れ
たアルミ缶や缶片などが袋片に連れられて集袋側に混入
しようとしても、異物排除ロール41によって潰れたア
ルミ缶や缶片などが内容物の排出側に同伴され、エンド
レスコンベア1下部に設けた集袋シュート40への混入
がほぼ完全に防止される。また、刃板7および/または
集袋板8に突き刺さったり、絡みついたりした缶は、同
様に異物排除ロール41によって内容物の排出側に同伴
され、エンドレスコンベア1下部に設けた集袋シュート
40への混入がほぼ完全に防止される。
【0058】さらに、刃板7および/または集袋板8と
異物排除ロール41との会合部に対向する集袋補助ファ
ン51を設けているので、刃板7および集袋板8にから
み付かない袋片は、集袋補助ファン51によって刃板7
および/または集袋板8と異物排除ロール41との会合
部に飛ばされ、刃板7および集袋板8にからみ付かせら
れて、効率よくエンドレスコンベア1のリターン側に導
入される。
【0059】したがって、エンドレスコンベア1で搬送
される破袋された袋片は、刃板7および集袋板8にから
み付いて缶やびんやバラ物等と分離され、エンドレスコ
ンベア1のリターン側に導入される。エンドレスコンベ
ア1のリターン側集袋シュート40に導入された袋片
は、エンドレスコンベア1のリターン側で直線運動に戻
る時、刃板7および集袋板8はスプロケット3aの半径
と刃板7および集袋板8先端までの半径差によって今度
は急激に減速されて離れ易い条件が生じ、しかも、エン
ドレスコンベア1のリターン側は適度に機械的振動を伴
って運転されており、離袋し易い条件にあるので、エン
ドレスコンベア1のリターン側で刃板7および集袋板8
から離脱分離されて集袋シュート40に収容される。
【0060】なお、刃板7および集袋板8から外れた袋
片などが傾動シュート56上端と異物排除ロール41間
に挟まると、異物排除ロール41外周の凹凸42の摩擦
力によって集袋シュート40側へ引っ張り込まれる。ま
た、潰れた缶やその他の異物が傾動シュート56上端と
異物排除ロール41間に挟まると、傾動シュート56が
支点57を中心として反ロール側へ回動して潰れた缶や
その他の異物を集袋シュート40側へ通過させ、異物排
除ロール41と刃板7および集袋板8との間への潰れた
缶やその他の異物の噛み込みによる破集袋機の停止を防
止できる。さらに、キャッチャーとして先端に鉤爪37
を有する屈曲キャッチャー38のみとした場合は、集袋
機として使用することができる。
【0061】実施例2 以下にこの発明の請求項8、10の破集袋機の詳細を実
施の一例を示す図6、図7に基づいて、実施例1と同じ
部分は同じ番号で説明する。図6はこの発明の請求項8
の破集袋機の要部の一例を示す側面図、図7はこの発明
の請求項10の破集袋機の要部の一例を示す側面図であ
る。
【0062】図6、図7において、61は傾動台で、一
端が機枠2に支軸62を支点として傾動自在に枢着さ
れ、他端上部の軸受63に前記実施例1の異物排除ロー
ル41と同じ異物排除ロール64の軸65が軸支され、
中間に枢着したボルト66に圧縮コイルばね67を外嵌
して機枠2に上限位置調整ナット68により上限位置が
規制され、かつ、エンドレスコンベア1のスプロケット
3aの回転方向と同方向に回転自在に、エンドレスコン
ベア1の排出側スプロケット3a下部に前記間隙43に
刃板7および集袋板8を臨ませて配置され、毛布、座布
団等の異物が刃板7および集袋板8の進行力でエンドレ
スコンベア1と異物排除ロール64の間に侵入すると、
支軸62を支点として傾動台61の軸65が下方に逃
げ、毛布、座布団等の異物が通過後、傾動台61の軸6
5は圧縮コイルばね67の弾力によって上昇し、上限位
置に復帰するよう構成されている。この場合、エンドレ
スコンベア1のスプロケット45からの駆動力の伝達
は、図示していないが、支軸62へローラチェーンで、
さらに、支軸62から軸65へローラチェーンで行われ
る。したがって、支軸62のチェーンスプロケットは、
2列歯となる。
【0063】69は上部が異物排除ロール64に沿った
円弧状で、異物排除ロール61を覆うように傾斜させ、
傾動台61に枢着した下方の支点70を中心として回動
自在に配設した傾動シュートで、刃板7および集袋板8
から外れた袋片などが傾動シュート61上端と異物排除
ロール64間に挟まると、異物排除ロール64外周の凹
凸の摩擦力によって集袋シュート40側へ引っ張り込ま
れる。また、潰れた缶やその他の異物が傾動シュート6
9上端と異物排除ロール64間に挟まると、傾動シュー
ト69が支点70を中心として回動して潰れた缶やその
他の異物を集袋シュート40側へ通過させ、異物排除ロ
ール64と刃板7および集袋板8との間への潰れた缶や
その他の異物の噛み込みによる破集袋機の停機を防止す
るよう構成されている。なお、71は分別された缶、び
ん、プラスチックボトル等を選別工程へ搬送するコンベ
アである。
【0064】72はエンドレスコンベア1の排出側スプ
ロケット3a内部に設けた脱荷側の半周部分が開口した
吸引フードで、図示しない吸引装置と配管73により接
続され、排出側スプロケット3a内部の脱荷側の半周部
分を減圧に保持して集袋補助機構を形成するよう構成さ
れている。なお、74は前記図示しない吸引装置の排気
を排出側スプロケット3aと異物排除ロール41の会合
部へ吹出させる排気管である。この場合、集袋補助ファ
ン51を省略することが可能となる。
【0065】上記のとおり構成したことによって、分別
収集モラルが低く、毛布、衣類等が混入していた場合、
毛布、座布団等の異物が刃板7および集袋板8の進行力
でエンドレスコンベア1と異物排除ロール64の間に侵
入するが、傾動台61の軸65が支軸62を支点として
下方に逃げ、毛布、座布団等の異物を通過させるので、
異物排除ロール64と刃板7および集袋板8との間への
潰れた缶やその他の異物の噛み込みによる破集袋機の停
機を防止することができる。また、異物が通過した後、
傾動台61の軸65は、圧縮コイルばね67の弾力によ
って上昇し、上限位置に復帰するから、潰れた缶や袋片
にからまったびん等の集袋シュート40側への侵入を防
止することができる。
【0066】さらに、エンドレスコンベア1の排出側ス
プロケット3a内部に脱荷側の半周部分が開口した吸引
フード72を設け、図示しない吸引装置と配管73によ
り接続することによって、排出側スプロケット3a内部
の脱荷側の半周部分を減圧に保持でき、刃板7および集
袋板8に絡み付き難い袋片や新聞紙等は、傾動シュート
56側へ落下しようとするが、脱荷側の半周部分が減圧
に保持されているのでエンドレスコンベア1のスラット
6間で吸着されて集袋シュート40側へ導入されるか
ら、傾動シュート56側へ落下することはない。
【0067】
【発明の効果】本発明の請求項1の破集袋機は、エンド
レスコンベアにより搬送されるごみ袋の進行をキャッチ
ャーにより妨げて刃板および/または集袋板により破袋
し、かつ、ごみ袋がキャッチャーを撓ませて通過時にキ
ャッチャー先端をごみ袋に突き刺して捕捉しつつ刃板お
よび/または集袋板の進行力で袋を引きちぎり、あるい
はキャッチャー先端で引っ掛け破ると共に、エンドレス
コンベアを離脱する際の慣性力によって内容物を前記排
出シュートへ、刃板および/または集袋板にからまって
集袋された袋片を前記エンドレスコンベア下部へ導入す
るので、袋片と缶、びん、プラスティックボトル等をほ
ぼ完全に分離することができる。
【0068】本発明の請求項2の破集袋機は、エンドレ
スコンベアにより搬送されるごみ袋の進行を垂直棒状の
キャッチャーまたは先端に鉤爪を有する垂直棒状のキャ
ッチャーにより妨げて刃板および/または集袋板により
破袋し、かつ、ごみ袋がキャッチャーを撓ませて通過時
にキャッチャー先端をごみ袋に突き刺して捕捉しつつ刃
板および/または集袋板の進行力で袋を引きちぎり、あ
るいはキャッチャー先端で引っ掛け破ると共に、エンド
レスコンベアを離脱する際の慣性力によって内容物を前
記排出シュートへ、刃板および/または集袋板にからま
って集袋された袋片を前記エンドレスコンベア下部の集
袋へ導入することができる。
【0069】本発明の請求項3の破集袋機は、エンドレ
スコンベアにより搬送されるごみ袋の進行を前記先端に
鉤爪を有する屈曲キャッチャーにより妨げて刃板および
/または集袋板により破袋し、かつ、袋体の外被を先端
鉤爪で捕捉し、刃板および/または集袋板の進行力で袋
を引きちぎり、あるいは先端鉤爪で引っ掛け破る袋体の
外被を後列の先端に鉤爪を有する先部屈曲キャッチャー
で捕らえ、刃板および/または集袋板の進行力によって
破袋してごみを完全に脱出させるので、袋体が排出シュ
ート側へ混入することはない。
【0070】本発明の請求項4の破集袋機は、エンドレ
スコンベアにより搬送されるごみ袋の進行を垂直棒状キ
ャッチャーまたは先端に鉤爪を有する垂直棒状キャッチ
ャーにより妨げて刃板および/または集袋板により破袋
し、かつ、ごみ袋がキャッチャーを撓ませて通過時に前
記キャッチャー先端をごみ袋に突き刺して捕捉しつつ刃
板および/または集袋板の進行力で袋を引きちぎり、あ
るいはキャッチャー先端で引っ掛け破ると共に、エンド
レスコンベアにより搬送されるごみ袋の進行を先端に鉤
爪を有する屈曲キャッチャーにより妨げて刃板および/
または集袋板により破袋し、かつ、袋体の外被を先端鉤
爪で捕捉し、刃板および/または集袋板の進行力で袋を
引きちぎり、あるいは先端鉤爪で引っ掛け破る袋体の外
被を後列の先端に鉤爪を有する先部屈曲キャッチャーで
捕らえ、刃板および/または集袋板の進行力によって破
袋してごみを完全に脱出させるので、袋体が排出シュー
ト側へ混入することはない。
【0071】本発明の請求項5の破集袋機は、搬送面に
多数の刃板および/または集袋板を立設したエンドレス
コンベアの搬送面全長に亘って、多列の帯板を敷設した
ことによって、帯板の上に乗った缶やびんに混入してい
る袋片は、刃板および/または集袋板で掻き取るように
捉えて前方へ搬送され、効率的に集袋される。
【0072】本発明の請求項6の破集袋機は、ホッパー
の出口に搬送エンドレスコンベアの進行方向と直交する
方向に配設した複数の羽根板を放射状に突設したロータ
リーフィーダと、上端をホッパー外壁に枢着した過負荷
ダンパーをロータリーフィーダに対面させ、かつロータ
リーフィーダに向かって付勢して設けたことによって、
ロータリーフィーダの羽根板で区画された空間は、袋体
もバラ物も枡のように切出し、大きな袋体は、過負荷ダ
ンパーに阻止されて何回かに分けて喰いちぎるように切
り出す。また、鍋類やトースター等の小型電化製品のよ
うな剛体大異物が通過する際のみ、過負荷ダンパーが付
勢に抗して開放し、剛体大異物が通過後は直ちに袋体や
バラ缶等に抗して元位置へ復帰するため、開放したまま
の状態が継続されることはない。
【0073】本発明の請求項7の破集袋機は、外周面に
軸線方向の多数の凹凸を形成し、刃板および/または集
袋板の隣接板間の間隔に見合う厚さの円盤複数枚を、前
記刃板および/または集袋板が通過する間隙を設けて1
本の軸に配列した異物排除ロールを、エンドレスコンベ
アのスプロケット回転方向と同方向に回転自在に、エン
ドレスコンベアの排出側スプロケット下部に前記間隙に
刃板および/または集袋板を臨ませて配設したことによ
って、潰れたアルミ缶や缶片などが袋片に連れられて集
袋側に混入しようとしても、異物排除ロールによって潰
れたアルミ缶や缶片などが刃板および/または集袋板か
ら離れて内容物の排出シュート側に連行され、エンドレ
スコンベア下部に設けた集袋シュートへの混入が完全に
防止される。また、刃板および/または集袋板に突き刺
さったり、絡みついたりした缶は、同様に異物排除ロー
ルによって刃板および/または集袋板から離脱されて排
出シュート側に連行され、エンドレスコンベア下部に設
けた集袋シュートへ混入することはない。
【0074】本発明の請求項8の破集袋機は、外周面に
軸線方向の多数の凹凸を形成し、刃板および/または集
袋板の隣接板間の間隔に見合う厚さの円盤複数枚を、前
記刃板および/または集袋板が通過する間隙を設けて1
本の軸に配列した異物排除ロールを、下部を支点として
傾動し、かつ上限位置への復元力を有する傾動台を介し
てエンドレスコンベアのスプロケット回転方向と同方向
に回転自在に、エンドレスコンベアの排出側スプロケッ
ト下部に前記間隙に刃板および/または集袋板を臨ませ
て配設したことによって、潰れたアルミ缶や缶片などが
袋片に連れられて集袋側に混入しようとしても、異物排
除ロールによって潰れたアルミ缶や缶片などが刃板およ
び/または集袋板から離れて内容物の排出シュート側に
連行され、エンドレスコンベア下部に設けた集袋シュー
トへの混入が完全に防止される。また、刃板および/ま
たは集袋板に突き刺さったり、絡みついたりした缶は、
同様に異物排除ロールによって刃板および/または集袋
板から離脱されて排出シュート側に連行され、エンドレ
スコンベア下部に設けた集袋シュートへ混入することは
ない。さらに、ごみの中に混入した毛布や座布団、背広
などの衣類やショルダーバッグ、コード付の家庭電気製
品などの異物が混入していた場合、刃板および/または
集袋板によって排出側スプロケットと異物排除ロールと
の間に挟み込もうとすると、異物排除ロールが傾動台の
下部支点を中心として下方に傾動するから、集袋側へ異
物が引き込まれ、破集袋機の停機が防止される。
【0075】本発明の請求項9の破集袋機は、上部が異
物排除ロールに沿った円弧状で下方の支点を中心として
回動自在の傾動シュートを、異物排除ロールを覆うよう
に傾斜させて配設したことによって、刃板および/また
は集袋板に十分に絡みつかずに異物排除ロール上で落下
した袋片は、異物排除ロールと傾動シュートに挟まれた
のち、異物排除ロールの摩擦力によって集袋側へ引っ張
り込まれ、脱荷側への混入が防止される。
【0076】本発明の請求項10の破集袋機は、エンド
レスコンベアの排出側スプロケット内部に、脱荷側の半
周部分が開口した吸引フードを設けて吸引装置と接続し
たことによって、エンドレスコンベアの排出側スプロケ
ットの脱荷側の半周部分内部が負圧となるため、刃板お
よび/または集袋板に十分に絡み付かずに落下しようと
する袋片がエンドレスコンベアの脱荷側の半周部分に吸
着されてエンドレスコンベア下部の集袋側に捉集され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のエンドレスコンベアとして鋼製スラ
ットコンベアを用い、キャッチャーとして垂直棒状のキ
ャッチャーと先端に鉤爪を有する屈曲キャッチャーを用
いた破集袋機の概略全体側面図である。この発明の破集
袋機における異物排除ロール設置部の側面図である。
【図2】この発明の破集袋機のホッパーと切出し部分の
一部切り欠き側面図である。
【図3】この発明の破集袋機の垂直棒状キャッチャー部
の一例を示す正面部分断面図である。
【図4】この発明の破集袋機における異物排除ロール設
置部の背面図である。
【図5】この発明の破集袋機における異物排除ロール設
置部の側面図である。
【図6】この発明の請求項8の破集袋機の要部の一例を
示す側面図である。
【図7】この発明の請求項10の破集袋機の要部の一例
を示す側面図である。
【図8】この発明の先端に鉤爪を有する垂直棒状キャッ
チャーによる袋体捕捉の説明図である。
【符号の説明】
1、85 エンドレスコンベア 2、84 機枠 3a、3b、10、15、17、46 スプロケット 4、11、19、48 チェーン 5 アタッチメント 6 スラット 7、86 刃板 8 集袋板 9 可変減速機付電動機 12 ホッパー 13 ロータリーフィーダ 14 羽根板 16、23、44、65 軸 18 モータ 20 過負荷ダンパー 21 保持部材 22 回動軸 24 スプリング 25 支持軸 26 棒状緩衝部材 27、33、36 ねじりコイルばね 28 こぼれ防止カバー 29 帯板 30 落下防止板 31 短板 32、35 支持部材 34、82 垂直棒状キャッチャー 37、81 鉤爪 38 屈曲キャッチャー 40 集袋シュート 41、64 異物排除ロール 42 凹凸 43 間隙 45 駆動スプロケット 47 張力調整部材 51 集袋補助ファン 56、69 傾動シュート 57、70 支点 58 山形レール 59 係合部材 61 傾動台 62 支軸 63 軸受 66 ボルト 67 圧縮コイルばね 68 上限位置調整ナット 71 コンベア 72 吸引フード 73 配管 74 排気管 83 袋体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 靖 大阪府大阪市西淀川区御幣島3丁目11番18 号 株式会社有本鉄工所内 (72)発明者 大重 信夫 大阪府大阪市西淀川区御幣島3丁目11番18 号 株式会社有本鉄工所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送面に多数の刃板および/または集袋
    板を立設したエンドレスコンベアと、該エンドレスコン
    ベアを収容する機枠の入側に設けたごみ袋を投入するホ
    ッパーと、エンドレスコンベアの出口に設けた破袋後の
    内容物の排出シュートと、前記ホッパーからエンドレス
    コンベアの出口までの区間の複数位置に配列したコンベ
    ア上方の支持部材に吊支した個々に元位置への復元力を
    有する多数のキャッチャーとからなり、エンドレスコン
    ベアにより搬送されるごみ袋の進行を前記キャッチャー
    により妨げて刃板および/または集袋板により破袋し、
    かつ、ごみ袋がキャッチャーを撓ませて通過時にキャッ
    チャー先端をごみ袋に突き刺して捕捉しつつ刃板および
    /または集袋板の進行力で袋を引きちぎり、あるいはキ
    ャッチャー先端で引っ掛け破ると共に、エンドレスコン
    ベアを離脱する際の慣性力によって内容物を前記排出シ
    ュートへ、刃板および/または集袋板にからまって集袋
    された袋片を前記エンドレスコンベア下部へ導入するこ
    とを特徴とする破集袋機。
  2. 【請求項2】 エンドレスコンベア上方の支持部材に吊
    支した個々に元位置への復元力を有する多数のキャッチ
    ャーが、垂直棒状のキャッチャーまたは先端に鉤爪を有
    する垂直棒状のキャッチャーであることを特徴とする請
    求項1記載の破集袋機。
  3. 【請求項3】 コンベア上方の支持部材に吊支した個々
    に元位置への復元力を有する多数のキャッチャーが、先
    端に鉤爪を有する屈曲キャッチャーであることを特徴と
    する請求項1記載の破集袋機。
  4. 【請求項4】 コンベア上方の支持部材に吊支した個々
    に元位置への復元力を有する多数のキャッチャーが、垂
    直棒状のキャッチャーまたは先端に鉤爪を有する垂直棒
    状のキャッチャーと先端に鉤爪を有する屈曲キャッチャ
    ーであることを特徴とする請求項1記載の破集袋機。
  5. 【請求項5】 搬送面に多数の刃板および/または集袋
    板を立設したエンドレスコンベアの搬送面の全長に亘っ
    て、多列の帯板を敷設したことを特徴とする請求項1な
    いし4記載の破集袋機。
  6. 【請求項6】 ごみ袋を投入するホッパーの出口にエン
    ドレスコンベアの進行方向と直交する方向に複数の羽根
    板を放射状に突設したロータリーフィーダを配設し、上
    端を前記ホッパー外壁に枢着した過負荷ダンパーを前記
    ロータリーフィーダに対面させ、かつ、ロータリーフィ
    ーダに向かって付勢して設けたことを特徴とする請求項
    1ないし5記載の破集袋機。
  7. 【請求項7】 外周面に軸線方向の多数の凹凸を形成
    し、刃板および/または集袋板の隣接板間の間隔に見合
    う厚さの円盤複数枚を、前記刃板および/または集袋板
    が通過する間隙を設けて1本の軸に配列した異物排除ロ
    ールを、エンドレスコンベアのスプロケット回転方向と
    同方向に回転自在に、エンドレスコンベアの排出側スプ
    ロケット下部に前記間隙に刃板および/または集袋板を
    臨ませて配設したことを特徴とする請求項1ないし6記
    載の破集袋機。
  8. 【請求項8】 外周面に軸線方向の多数の凹凸を形成
    し、刃板および/または集袋板の隣接板間の間隔に見合
    う厚さの円盤複数枚を、前記刃板および/または集袋板
    が通過する間隙を設けて1本の軸に配列した異物排除ロ
    ールを、下部を支点として傾動し、かつ上限位置への復
    元力を有する傾動台を介してエンドレスコンベアのスプ
    ロケット回転方向と同方向に回転自在に、エンドレスコ
    ンベアの排出側スプロケット下部に前記間隙に刃板およ
    び/または集袋板を臨ませて配設したことを特徴とする
    請求項1ないし6記載の破集袋機。
  9. 【請求項9】 上部が異物排除ロールに沿った円弧状で
    下方の支点を中心として回動自在のシュートを、異物排
    除ロールを覆うように傾斜させて配設したことを特徴と
    する請求項7、8記載の破集袋機。
  10. 【請求項10】 エンドレスコンベアの排出側スプロケ
    ット内部に、脱荷側の半周部分が開口した吸引フードを
    設けて吸引装置と接続したことを特徴とする請求項1な
    いし9記載の破集袋機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006198584A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Sumitomo Heavy Ind Ltd 資源びんリサイクルシステム及び資源びんリサイクル方法
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CN104015968A (zh) * 2014-06-27 2014-09-03 贾铭铭 一种环保型袋装水泥拆袋机
CN112938070A (zh) * 2021-02-05 2021-06-11 韩婉 一种垃圾处理用传输装置

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