JPH09249213A - 破袋装置 - Google Patents

破袋装置

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JPH09249213A
JPH09249213A JP5778696A JP5778696A JPH09249213A JP H09249213 A JPH09249213 A JP H09249213A JP 5778696 A JP5778696 A JP 5778696A JP 5778696 A JP5778696 A JP 5778696A JP H09249213 A JPH09249213 A JP H09249213A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
bottom plate
saw blade
rotary saw
dust
Prior art date
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Pending
Application number
JP5778696A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Mineyuki
史朗 峰雪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH09249213A publication Critical patent/JPH09249213A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、ビンなどの破損を招くことな
くゴミ袋を破る。 【解決手段】 底板10を複数段に設け、この底板10
にその幅方向及び長さ方向に所要間隔にスリット11を
形成する。各スリット11には回転鋸刃13の一部を突
出させ、この鋸刃13によって底板10上を滑るゴミ袋
aを破る。破れた袋bはスリット11を通って底板10
下方に至り、防止板17によって巻付きが阻止されて落
下する。落下した袋bは吸気aによって除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各家庭等から収
集されたゴミ袋を、分別などのゴミ処理作業前に予め破
袋する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ビン、缶などの再生可能なゴミ
(一般に資源ゴミという)にあっても、収集作業が簡単
でかつ衛生的に行い得るなどの理由により、ビニール袋
又は紙袋に詰めて処理場に送り込まれる。このため、処
理場においては、その資源ゴミを、金属、ガラス、プラ
スチックなどと分別する前に、予め破袋する必要があ
る。
【0003】この破袋技術として、特公平2−5141
号公報、特公平2−32026号公報などに記載の回転
ドラム内にゴミ袋を入れて回転させ、その回転時に破袋
刃にゴミ袋を接触させて破袋するもの(技術)、特公
平2−5142号公報、特公平5−66284号公報な
どに記載のアーム状刃で袋を挾持して破袋するもの(技
術)、及び特公昭62−21578号公報、特公平5
−85442号公報などに記載のコンベアに刃を設け
て、搬送途中においてその刃でもって破袋するもの(技
術)がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記技術は、回転ド
ラム内にゴミ袋を入れて回すため、その回転によって、
ビンなどが割れ易く、割れれば、後の分別処理が煩雑と
なる。このため、袋の大小、形状、内容物の特性に応じ
た適切な回転力を付与せねばならず、その制御は非常に
困難なものとなっている。
【0005】上記技術は、挾持力によって破袋するた
め、技術と同様に、ビン等の破損を防ぐためには、袋
の形状等に適応した挾持力に制御せねばならず、その制
御は非常に困難なものとなっている。
【0006】上記技術は、ごみ袋を搬送しながら破袋
するため、作業性の点で優れている。しかしながら、特
公昭62−21578号公報記載の技術は、上下にコン
ベアを設けており、その設備が大がかりなものとなって
いる。
【0007】また、特公平5−85442号公報記載の
技術は、コンベア上に刃を設け、上面オープン状態で破
袋するため、袋に大きな圧縮力が働らかず、内容物の破
損が少ない利点がある。しかしながら、破袋作用を、上
下動する板状ゲート板と前記刃との間の通過抵抗による
袋と刃の速度差によって行なっており、袋がゲート板に
閊えて円滑に通り抜けない場合が多い。閊えれば、連続
した破袋は行われない。
【0008】この発明は、上記実情の下、ゴミ袋が円滑
に移動して、内容物が破損することなく破袋が行われる
ようにすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明にあっては、資源ゴミを詰めたゴミ袋が滑
り落ちる前方下向き傾斜の底板を設け、この底板に、そ
の長さ方向及び幅方向に所要間隔で前記滑り落ち方向の
スリットを形成し、この各スリットに、前記底板の下側
から円板状回転鋸刃を、破れた前記ゴミ袋の通り得る間
隔をもってその一部を突出させた構成としたのである
(請求項1)。
【0010】上記構成において、上記回転鋸刃を、上記
底板の長さ方向上側から2個づつを対とし、その対の回
転鋸刃のピッチをゴミ袋の大きさ以下とするとともに、
その上側の回転鋸刃を下向きに回転させ、下側の回転鋸
刃を上向きに回転させたものとするとよく(請求項
2)、また、上記各スリットは底板の長さ方向に向って
千鳥足状に配置するとよく(請求項3)、さらに上記各
回転鋸刃の側方の上記底板下面には、その回転鋸刃側面
に近接して破れたゴミ袋に当接し、その袋の回転鋸刃の
回転軸への巻付きを防止する板を設けたものとするとよ
い(請求項4)。
【0011】
【作用】この発明は以上のように構成されており、い
ま、底板上をゴミ袋が滑り落ちると、その途中におい
て、回転鋸刃に当たって、その鋸刃により、袋が破られ
る。このとき、回転鋸刃が底板長さ方向に複数個あるた
め、ゴミ袋は、その複数個の回転鋸刃に当たるととも
に、袋下面でその鋸刃に当たり、その破袋が確実になさ
れる。破れた袋は、鋸刃ゆえにその回転とともにスリッ
ト内に引きこまれ、回転鋸刃に吊り下がり状態になれば
自重で落下する。一方、袋から出た内容物(ビン、缶
等)は底板上を滑り、次の分別工程に移行する。
【0012】この作用時、上下の回転鋸刃が内向きに回
転しておれば、下側の回転鋸刃でゴミ袋の滑りを止めて
破り、一方、上側の回転鋸刃でゴミ袋を下側に押し付け
て破り、両者で、挾むようにして破るため、ゴミ袋は円
滑かつ確実に破られる。
【0013】また、スリットを千鳥足状とすれば、ゴミ
袋が各回転鋸刃間を通り抜けにくくなって、確実な破袋
がなされる。特に、大小のさまざまな大きさのゴミ袋を
破るときに有利である。
【0014】さらに、巻付き防止板があれば、回転鋸刃
への破れた袋の巻き付きがなくなり、その破袋作用が滞
ることはない。
【0015】
【発明の実施の形態】図1乃至図4に一実施の形態を示
し、収集車からのゴミ袋aの投入口1下方に、この破袋
装置の底板10が設けられている。この底板10は前方
下向きに傾斜し、上下に2段となっている。この段数は
任意であり、複数段とせずに、一枚ものでもよい。底板
10の傾斜角度は5度以上とする。5度未満ではゴミ袋
aがスムースに滑り落ちないからである。
【0016】底板10にはその長さ方向前後(図2左右
方向前後)にスリット11が形成されており、その前後
のスリット11はその長さ方向に千鳥足状に配置されて
いる。底板10幅方向のスリット11の数は任意であ
る。底板10の上流側及び側面には側板12を設けて、
その方向へのゴミ袋a(ゴミ)の落下を防止する。
【0017】上記スリット11には底板10の下側から
円板状回転鋸刃13の一部が突出し、この回転鋸刃13
は、図4に示すように外周部分的に刃13aを有する。
刃13aは全周にあってもよい。回転鋸刃13の底板か
らの突出高さは100mm以下とする。これ以上だとゴ
ミ袋aの滑り落下がなされにくくなる。好ましくは、5
0mm以下とする。底板10の幅方向同一軸上に並ぶ回
転鋸刃13は同一の回転軸14に固着され、各回転軸1
4…はモータMによりチェーン15、スプロケット16
を介して回転する。チェーン15…の掛け渡しは図2の
ようにされて、各回転軸14、14は図1矢印のごとく
下向きに回転する。回転方向は逆向き(上向き)にもし
得る。
【0018】また、中間スプロケットの介在、歯車機構
などによって前後対の上側の回転鋸刃13が下向きに回
転し、下側の回転鋸刃13が上向きに回転する(図1鎖
線矢印方向)ようにすれば、底板10上を滑るゴミ袋a
を、上側の回転鋸刃13が前方に送りながら破るととも
に、下側の回転鋸刃13が前方への滑りを阻止しながら
破る。このように挾むようにして破袋することにより、
その作用はスムースになされる。
【0019】回転鋸刃13の幅方向のピッチt(図3参
照)は250mm以下が好ましい。ゴミ袋aはこの程度
の大きさのものが大半だからである。また、各スリット
11の幅は、回転鋸刃13との間隙を破れた袋bが通り
得るように、例えば3mm以下に設定されており、破れ
たゴミ袋bが回転鋸刃13の刃13aにつられてこの隙
間11aから底板10下側に導かれる。各回転鋸刃13
間の回転軸14には図3に示すように袋巻付き防止板1
7が揺動自在に吊り下げられており、この防止板17に
前記導かれた袋bが当たって、それ以上の移動が阻止さ
れ、回転軸14への巻付きが防止されて下方に落下す
る。
【0020】底板10の下方は吸気され(e矢印)、こ
の吸気eによって袋bは除去される。なお、図1鎖線で
示すように、底板10の下方をホッパー状とし、このホ
ッパー内に袋bを集めて所要の場所に送るようにしても
よい。
【0021】ゴミ袋aから出されたゴミ(ビン、缶等)
cは底板10を滑り、次の分別工程に移行する。なお、
図中、18は底板10の適宜位置に吊り下げたゴミ板な
どの弾性飛び越え防止板であり、ゴミ袋aが当たって、
回転鋸刃13を飛び越えることが阻止される。
【0022】底板10と回転鋸刃13などはユニット化
するとよく、実施形態では2つのユニットによって構成
されていることとなる。底板10は振動させたり、揺動
させたりして、ゴミ袋aの滑り落ちをスムースにし得
る。
【0023】
【発明の効果】この発明は以上のように構成し、板上面
にゴミ袋を滑らせ、その板から突出する回転鋸刃によっ
てその袋を破るようにしたので、ビン等に大きな力が加
わることなく、破袋が行われ、ビン等が破損する恐れは
少ない。
【0024】また、ゴミ袋は自重落下のため、設備自体
も安価なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の概略切断正面図
【図2】同実施形態の要部平面図
【図3】同実施形態の要部切断側面図
【図4】回転鋸刃の正面図
【符号の説明】
1 ゴミ袋投入口 10 底板 11 スリット 12 側板 13 回転鋸刃 14 回転軸 15 チェーン 16 スプロケット 17 巻付き防止板 18 飛び越し防止板 a ゴミ袋 b 破れた袋 c ビン、缶等のゴミ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビン、缶などの資源ゴミcを詰めたゴミ
    袋aが滑り落ちる前方下向き傾斜の底板10を設け、こ
    の底板10に、その長さ方向及び幅方向に所要間隔で前
    記滑り落ち方向のスリット11を形成し、この各スリッ
    ト11に、前記底板10の下側から円板状回転鋸刃13
    を、破れた前記ゴミ袋bの通り得る間隔をもってその一
    部を突出させたことを特徴とする破袋装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の破袋装置において、上記
    回転鋸刃13を、上記底板10の長さ方向上側から2個
    づつを対とし、その対の回転鋸刃13のピッチをゴミ袋
    aの大きさ以下とするとともに、その上側の回転鋸刃1
    3を下向きに回転させ、下側の回転鋸刃13を上向きに
    回転させたことを特徴とするもの。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の破袋装置におい
    て、上記スリット11を上記底板10の長さ方向に向っ
    て千鳥足状に配置したことを特徴とするもの。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の
    破袋装置において、上記各回転鋸刃13の側方の上記底
    板10下面には、その回転鋸刃13側面に近接して破れ
    たゴミ袋bに当接し、その袋bの回転鋸刃13の回転軸
    14への巻付きを防止する板17を設けたことを特徴と
    するもの。
JP5778696A 1996-03-14 1996-03-14 破袋装置 Pending JPH09249213A (ja)

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JP5778696A JPH09249213A (ja) 1996-03-14 1996-03-14 破袋装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103100472A (zh) * 2012-12-12 2013-05-15 北京洁绿科技发展有限公司 一种厨余垃圾破袋破碎一体化装置
CN110586623A (zh) * 2019-09-25 2019-12-20 四川金逸智科技有限公司 一种畜禽死体无害化处理装置及其处理方法
CN113335788A (zh) * 2021-05-14 2021-09-03 华南理工大学 一种垃圾分类破袋排序装置和一种垃圾分类破袋排序方法

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