JPH10236658A - ゴミ袋等の適量供給装置 - Google Patents

ゴミ袋等の適量供給装置

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JPH10236658A
JPH10236658A JP5689897A JP5689897A JPH10236658A JP H10236658 A JPH10236658 A JP H10236658A JP 5689897 A JP5689897 A JP 5689897A JP 5689897 A JP5689897 A JP 5689897A JP H10236658 A JPH10236658 A JP H10236658A
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JP
Japan
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rotary feeder
hopper
bag
sensor
bags
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JP5689897A
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English (en)
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Yasushi Yamada
靖 山田
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ARIMOTO TEKKOSHO KK
Original Assignee
ARIMOTO TEKKOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホッパーから袋体とバラ物を適量供給するこ
と。 【解決手段】 ホッパー1の出口にエンドレスコンベア
2の進行方向と直交する方向に配設した複数の羽根板1
2を放射状に突設したロータリーフィーダ11と、上端
をホッパー1外壁に枢着した過負荷ダンパー19をロー
タリーフィーダ11に対面させ、かつロータリーフィー
ダ11に向かって付勢して設け、前記ロータリーフィー
ダ11の背面に湾曲したこぼれ防止板27を配設したこ
とによって、ロータリーフィーダ11の羽根板12で区
画された空間は、袋体もバラ物も枡のように切出し、大
きな袋体は、過負荷ダンパー19に阻止されて何回かに
分けて喰いちぎるように切り出すことにより、適量供給
を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ホッパーからの
ゴミ袋等の適量供給装置で、例えば、家庭ごみとして廃
棄物処理場に収集されるビニル袋詰め等の混合ごみを可
燃性ごみと資源ごみ、あるいはビニル袋詰めのびん、ア
ルミ缶、スチール缶、プラスチック類等を分別回収する
際、ホッパーから供給される袋を破袋して内容物を取出
す破袋機、袋を破袋して内容物を取出すと共に破袋した
袋片を内容物から分離除去できる破集袋機あるいは選別
機等へのホッパーからのゴミ袋等の適量供給装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般家庭から排出されるごみあるいは催
し物会場、高速道路のパーキングエリア、空港、駅、港
その他適宜の場所から排出されるごみは、可燃ごみと資
源ごみ(不燃ごみを含む)に分別して出す場合と、混合
ごみとして出す場合があるが、いずれにおいても、一般
にごみはビニル袋詰めとして収集される。したがって、
廃棄物処理場では、ビニル袋から内容物を取出して可燃
ごみ、資源ごみ、不燃ごみに分別し、資源ごみは回収
し、可燃ごみは焼却してその残渣を不燃ごみの粉砕後の
残渣と共に埋立てに使用して処理されている。
【0003】従来、ビニル袋から内容物を取り出す作業
は、ビニル袋を手作業により破いて取出していた。しか
しながら、ビニル袋内の内容物は、空き缶やびんやプラ
スチックボトルのみに止まらず、不潔なものや鋭利な形
状で非常に危険なものなども混入している場合があり、
また、内容物に残留する液体の腐敗による悪臭の発生や
汚損など、安全上の問題と共に衛生面での見地からも、
人間の忍耐の限界を超える作業であることから、最近で
は機械的に破集袋する破集袋機、機械的に破袋する破袋
機あるいは選別機を導入した自治体が多くなっている。
【0004】前記機械的に破集袋する破集袋機、機械的
に破袋する破袋機のホッパーへ投入されるのは、袋体で
投入される場合と既に袋が破れて中身が全部出てしまっ
ている物の両方があり、処理物の大きさに大差があるた
め、破集袋機、破袋機、選別機あるいは缶プレス機等へ
の供給量に大きな変動が生じることは避けられない。特
にゴミの収集がパッカー車である場合は、余計その傾向
が著しいものとなる。
【0005】すなわち、ホッパーに投入されるものは、
袋体とバラ物の混在した状態となるのが現状であり、都
市ゴミではこれが通常の状態である。さらに、ゴミその
ものの大きさは、決して一定したものではなく、缶やび
んは小さなものから、一斗缶や梅酒びんなどの極端に大
きな物など、千差万別である。加えて鍋やフライパンあ
るいはトースターなどの小型の電化製品、新聞紙の束や
雑誌なども混入している。一斗缶や小型の電化製品等
は、分別収集モラルの高い地域では混入量がずっと少な
くなるが、ゼロに近いものではなく、これらが原因で破
集袋機あるいは破袋機が停止してしまうことのあること
が報告されている。
【0006】したがって、破集袋機、破袋機、選別機あ
るいは缶プレス機等においては、一斗缶や小型の電化製
品等の混入や、ホッパーから切り出されあるいは供給さ
れる量に大きな変動があると、各装置であふれが発生し
て本来の能力を発揮できないばかりでなく、詰まりの発
生や渋滞による装置の停止に至ることがある。最も都合
が良いのは、所定量が変動することなく供給されること
であるが、袋体とバラ物の混在したゴミの場合は前記し
たとおり不可能である。このため、破集袋機、破袋機、
選別機あるいは缶プレス機等においては、定量供給がで
きなくても、供給量の変動の波の小さい適量切り出しに
よる供給が望まれている。
【0007】上記破集袋機あるいは破袋機のホッパーか
らの袋体とバラ物の混在物の適量切出し装置としては、
実開平3−81808号公報に記載の固定式ゲート方式
が一般的であるが、通過空間を袋体とバラ物中の最大の
物に調整しなければならず、一斗缶大のものを通過させ
んとすれば、ゲート板を相当高い位置まで開かなければ
ならず、適量切出しのための絞り機構としての用をなさ
ない。
【0008】また、実開平3−81808号公報に記載
の固定式ゲート方式の改良型としては、大異物通過時は
押されて上方に移動し、それ以外は自重降下して適当な
開度を保持する自重式スライドゲート(特開平3−18
2402号公報)が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平3−182
402号公報に開示の自重式スライドゲートは、大きな
袋体や大異物が通過する際、仮にうまく上方へ押し上げ
られたとしても、次々と切出される袋体やバラ物によっ
て降下が妨げられ、適正な開度を保つことなど到底でき
ない。また、この方式は、ホッパー下部の搬送コンベア
上の刃物とゲート間に大型ゴミが噛み込み、しばしば搬
送コンベアが停止してしまうこととなり、連続操業が困
難であるばかりでなく、搬送コンベア上の刃物よりゲー
トの下端を下げることができず、かなりの開度がつくた
め、小容量切り出しは不可能である。
【0010】さらに、ホッパー出側にばねにより付勢さ
れたダンパーを配設する方式は、ばね力が弱いと搬送コ
ンベア上の刃物に押された袋体やバラ缶等が直ぐにダン
パーを押し開くこととなり、前記特開平3−18240
2号公報に開示の自重式スライドゲートと同様に次々と
切出される袋体やバラ物によって降下が妨げられ、適正
な開度を保つことができない。また、ばね力を強力にし
た場合は、ダンパーの手前で袋体やバラ物が搬送コンベ
ア上の刃物に押されて盛り上がり、渋滞が発生して遂に
は搬送コンベアが停止してしまうこととなる。
【0011】この発明の目的は、上記従来技術の欠点を
解消し、破集袋機あるいは破袋機が停止することなく、
連続操業できるようホッパーから袋体とバラ物を適量供
給できるゴミ袋等の適量供給装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1のゴ
ミ袋等の適量供給装置は、ホッパーからのゴミ袋等の適
量供給装置であって、ホッパーの出口に搬送エンドレス
コンベアの進行方向と直交する方向に配設した複数の羽
根板を放射状に突設したロータリーフィーダと、上端を
ホッパー外壁に枢着した過負荷ダンパーをロータリーフ
ィーダに対面させ、かつロータリーフィーダに向かって
付勢して設け、前記ロータリーフィーダの背面に湾曲し
たこぼれ防止板を配設することとしている。このよう
に、ホッパーの出口に搬送エンドレスコンベアの進行方
向と直交する方向に配設した複数の羽根板を放射状に突
設したロータリーフィーダと、上端をホッパー外壁に枢
着した過負荷ダンパーをロータリーフィーダに対面さ
せ、かつロータリーフィーダに向かって付勢して設ける
ことによって、ロータリーフィーダの羽根板で区画され
た空間は、袋体もバラ物も枡のように切出し、大きな袋
体は、過負荷ダンパーに阻止されて何回かに分けて喰い
ちぎるように切り出す。また、鍋類やトースター等の小
型電化製品のような剛体大異物が通過する際のみ、過負
荷ダンパーが付勢に抗して開放し、剛体大異物が通過後
は直ちに袋体やバラ缶等に抗して元位置へ復帰するた
め、開放したままの状態が継続されることはない。さら
に、前記ロータリーフィーダの背面に湾曲したこぼれ防
止板を配設したことによって、ロータリーフィーダの羽
根板で区画された空間を通ってロータリーフィーダの背
面から落下しようとする小さな袋体やバラ缶等は、こぼ
れ防止板によって阻止され、適量切り出しが達成され
る。
【0013】また、この発明の請求項2のゴミ袋等の適
量供給装置は、請求項1のゴミ袋等の適量供給装置にお
いて、上端をホッパー外壁に枢着した過負荷ダンパーの
裏面に元位置への復元力を有する多数の先端かぎ形キャ
ッチャーをロータリーフィーダ側に突出させて配設する
こととしている。このように、過負荷ダンパーの裏面に
元位置への復元力を有する多数の先端かぎ形キャッチャ
ーをロータリーフィーダ側に突出させて配設したことに
よって、ロータリーフィーダの羽根板で区画された空間
から突出した袋体は、先端かぎ形キャッチャーにより捕
捉された状態でロータリーフィーダにより切り出される
から、袋体の捕捉された部分が破袋されたのち、切り出
されることとなる。また、鍋類やトースター等の小型電
化製品のような剛体大異物が通過する際には、過負荷ダ
ンパーが付勢に抗して開放するので、過負荷ダンパーと
共に動くと共に、過負荷ダンパーの内側への突出部は引
っ込むから、剛体大異物の通過を妨げることはない。
【0014】さらに、この発明の請求項3のゴミ袋等の
適量供給装置は、請求項1または2のゴミ袋等の適量供
給装置において、ホッパー近傍のエンドレスコンベア上
方の支持部材に吊支した元位置への復元力を有するセン
サー金物と、該センサー金物の回動によりONするセン
サーを設け、該センサーのONによりロータリーフィー
ダの回転を停止させると共に、センサーOFFによりロ
ータリーフィーダの回転を再開させることとしている。
このように、元位置への復元力を有するセンサー金物
と、該センサー金物の回動によりONするセンサーを設
け、該センサーのONによりロータリーフィーダの回転
を停止させると共に、センサーOFFによりロータリー
フィーダの回転を開始させることによって、袋体とバラ
物の供給が過多となって渋滞すると、センサー金物が回
動し、センサーがONしてロータリーフィーダの回転を
停止させるので、渋滞した袋体とバラ物は順次搬送され
る。センサー金物は、袋体とバラ物の渋滞が解消される
と元位置へ復帰し、センサーがOFFとなってロータリ
ーフィーダの回転が再開され、袋体とバラ物の切り出し
が開始されるので、常時適量をホッパーから切り出すこ
とができる。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明における過負荷ダンパー
は、鍋類やトースター等の小型電化製品のような剛体大
異物を通過させる時のみ開くもので、通常の袋体やバラ
物の切り出し時には開放しないよう、スプリングを相当
つよい力でセットして付勢している。このように、過負
荷ダンパーは、剛体大異物を通過させる時のみ開き、剛
体大異物通過後、直ちに元位置へ復帰し、次々に切り出
される袋体やバラ物に起因する過負荷ダンパーの開放が
防止され、袋体やバラ物の過剰な切り出しが防止され
る。
【0016】この発明におけるロータリーフィーダに放
射状に突設する羽根板の枚数は、処理する袋体やバラ物
の大きさによって異なるが、通常3〜5枚、特に4枚が
適している。羽根板の枚数が5枚を超えると、羽根板で
区画された空間が小さくなり、大きな袋体の侵入が少な
くなり、袋体と羽根板の先がスリップするのみで、袋体
を噛み込むように切り出すことができなくなると共に、
剛体大異物を通過させることが困難となる。また、羽根
板が3枚未満では、羽根板の角度によっては大きく下方
へ向かって開口して小さな袋体やバラ物が自由に落下
し、適量切り出しは困難となる。
【0017】この発明におけるこぼれ防止カバーは、ロ
ータリーフィーダの羽根板の描く外周に沿って湾曲し、
少なくとも2枚の羽根板間を覆う長さが必要がある。こ
れより短い場合は、羽根板の位置によってはバラ物や割
れビンのかけらなどがこぼれ落ちるからである。こぼれ
防止カバーと羽根板先端との隙間は、少々ルーズであっ
ても、ロータリーフィーダの回転方向の関係で物が噛み
込むことはない。
【0018】この発明における過負荷ダンパーに設ける
元位置への復元力を有する多数の先端かぎ形キャッチャ
ーは、元位置への復元力をねじりコイルばねにより付与
したもので、芯軸と軸受は過負荷ダンパーに固定してい
る。したがって、剛体大異物の通過時には、過負荷ダン
パーがスプリングの弾力に抗して開放すると共に、先端
かぎ形キャッチャーは過負荷ダンパーと共に動き、しか
も、過負荷ダンパーのロータリーフィーダ側への突き出
し部がねじりコイルばねに抗して後退することとなる。
また、この先端かぎ形キャッチャーは、新聞束を固く縛
ったひもをちぎるという効果を有し、エンドレスコンベ
アの搬送路で新聞の束をバラバラにほぐすことが可能と
なる。
【0019】この発明においてホッパー近傍のエンドレ
スコンベア上方の支持部材に吊支した元位置への復元力
を有するセンサー金物とセンサーは、切り出し量が過多
であることを検出するもので、センサー金物はねじりコ
イルばね等で垂直の状態に復元する元位置への復元力を
付与する。また、センサー金物の変位を検出するセンサ
ーとしては、センサー金物の変位を検出できればよく特
に限定されないが、リミットスイッチ、近接スイッチ、
光電スイッチ、マイクロスイッチ等を用いることができ
る。前記センサーは、センサー金物の回動を検出して切
り出し過多の信号を出力し、ロータリーフィーダの回転
を停止させると共に、センサー金物の元位置への復帰を
検出してロータリーフィーダ再起動の信号を出力し、ロ
ータリーフィーダの回転を再開させる。
【0020】この場合の問題は、ロータリーフィーダ駆
動用のモータの起動、停止を高頻度で行うと、起動の際
に負荷電流の数倍の始動電流が流れるためモータが過熱
することである。特に大容量の袋体やバラ物を処理する
場合は、ロータリーフィーダの起動、停止が高頻度で繰
り返されるため、一層モータ過熱が顕著となる。この対
策としては、ロータリーフィーダ駆動用のモータにイン
バータを使用して起動時の加速を緩やかに立ち上げるこ
とにより、商用周波数電源による起動時のように大きな
始動電流が流れることがなく、モータの過熱を防止する
ことができる。また、インバータを使用した場合は、ロ
ータリーフィーダの回転数を周波数制御できるため、無
段変速機を使用しなくても、処理量に合わせて調整する
ことができる。しかし、手動ハンドルでのロータリーフ
ィーダの変速を行う場合は、ロータリーフィーダ駆動用
に可変減速機付モータを使用し、インバータを起動時の
みに使用することもできる。
【0021】この発明においては、ロータリーフィーダ
が自動的に断続運転となるため、下部のエンドレスコン
ベア速度が早くても過度に袋体やバラ物が送られること
はない。特にエンドレスコンベアが破集袋機や破袋機の
場合は、袋体やバラ物は破袋路において破袋あるいは均
されて脱荷部から排出されるが、そのころには次の袋体
やバラ物が追い付くこととなり、ほぼ適量が切出された
と同様な状態となる。
【0022】なお、この発明のゴミ袋等の適量供給装置
は、破集袋機や破袋機のみならず、破集袋機や破袋機の
前段に大容量ホッパーを設け、大容量ホッパーから適量
を切出して傾斜コンベアや水平コンベア等により破集袋
機や破袋機へ投入する場合にも適用することができる。
なお、ベルトコンベアやエプロンコンベアなどには、適
量供給能力はなく、袋体が重なったり、大きな袋体が来
たりすると、スポット的に大量に切出されることとな
る。また、バラ缶やバラびんなどは、既に袋から脱出し
た状態で送られる場合もあるから、どうしても搬送量が
バラツクこととなるが、この発明の適量供給装置を大容
量ホッパーに設置すれば、コンベアに安定した状態で切
出すことができ、破集袋機や破袋機に適量供給装置が不
要となる。
【0023】
【実施例】以下にこの発明のゴミ袋等の適量供給装置の
詳細を実施の一例を示す図1ないし図3に基づいて説明
する。図1は破集袋機のホッパーにこの発明のゴミ袋等
の適量供給装置を設置した場合の概略側断面図、図2は
ホッパーからの切出し部の一部切欠き側面図、図3は図
2の平面図である。
【0024】図1ないし図3において、1はゴミ袋等を
投入するホッパー、2はホッパー1から切出されたゴミ
袋等を搬送するエンドレスコンベアで、搬送面に多数の
刃板および/または集袋板3が立設されている。4は前
記ホッパー1からエンドレスコンベア2の出口までの区
間の複数位置に配列したコンベア上方の支持部材5に個
々のねじりコイルばね6により元位置への復元力を付与
された多数の垂直キャッチャー、7はエンドレスコンベ
ア2出口近くの上方の支持部材8に個々のねじりコイル
ばね9により元位置への復元力を付与された多数の先端
かぎ形キャッチャーで、エンドレスコンベア2により搬
送されるごみ袋の進行を前記垂直キャッチャー4、先端
かぎ形キャッチャー7により妨げて刃板および/または
集袋板3により破袋し、かつ、ごみ袋が垂直キャッチャ
ー4を撓ませて通過時に垂直キャッチャー4先端をごみ
袋に突き刺して捕捉しつつ刃板および/または集袋板3
の進行力で袋を引きちぎり、あるいは垂直キャッチャー
4、先端かぎ形キャッチャー7先端で引っ掛け破ると共
に、エンドレスコンベア2を離脱する際の慣性力によっ
て内容物を図示しない排出シュートへ、刃板および/ま
たは集袋板3にからまって集袋された袋片をエンドレス
コンベア2下部へ導入するようになっている。
【0025】11は前記ホッパー1の下部に設けたエン
ドレスコンベア2の進行方向と直交するように設置した
ロータリーフィーダで、放射状に複数枚の羽根板12が
突設され、羽根板12で区画された箇所に複数のポケッ
トが形成され、袋体やバラ物を枡のように切出す。13
はロータリーフィーダ11の軸14の一端に設けたスプ
ロケット、15は機枠16に設けたインバータ制御され
るモータ17の回転軸に設けたスプロケットで、スプロ
ケット13、15間にはチェーン18が掛け回され、モ
ータ17を駆動すれば、チェーン18を介してロータリ
ーフィーダ11が矢印方向に回転し、ごみ袋等をエンド
レスコンベア2上へ切り出すよう構成されている。
【0026】19はホッパー1のごみ袋等の切出し側下
部に設けた過負荷ダンパーで、機枠16に保持部材20
で回転可能に支持されると共に、機枠16間に設けた回
動軸21に一端が貫通され他端が外面に連結した軸22
に嵌挿したスプリング23を介して付勢され、鍋類やト
ースター等の小型電化製品等の剛体大異物を通過させる
時のみスプリング23の弾力に抗して開くもので、通常
の袋体やバラ物切出し時には殆ど開かないようスプリン
グ23がセットされている。24は過負荷ダンパー19
の外面下部に配設した支持軸、25は支持軸24に個々
のねじりコイルばね26により元位置への復元力を付与
された一次破袋用の多数の一次キャッチャーで、該一次
キャッチャー25の先端は尖っており、かつ過負荷ダン
パー19の内側に突き出しており、剛体大異物の通過時
に過負荷ダンパー19が開くと、一次キャッチャー25
は過負荷ダンパー19と共に動き、しかも、過負荷ダン
パー19の内側への突き出し部が引っ込むよう構成され
ている。
【0027】27はロータリーフィーダ11の図面の右
半分の外周を覆うこぼれ防止カバーで、バラ物や割れビ
ンのかけら等が羽根板12の位置によってこぼれ落ちる
のを防止する。28はエンドレスコンベア2の刃板およ
び/または集袋板3の間に配置した帯板で、後端はエン
ドレスコンベア2より上方で機枠に固定され、袋体やバ
ラ物切出しではクッションの役割を果たす。29は前記
エンドレスコンベア2上方の機枠16に個々のねじりコ
イルばね等により垂直位置への復元力を付与されたセン
サー金物で、袋体やバラ物の切出し量が過多となると傾
転する。30はセンサー金物29の傾転を検出するリミ
ットスイッチ、近接スイッチ等のセンサーで、センサー
金物29が傾転してセンサー30がONとなると、モー
タ17を停止し、ホッパー1からの袋体やバラ物の切出
しを停止すると共に、センサー金物29が垂直位置へ復
帰してセンサー30がOFFとなるとモータ17を再起
動して袋体やバラ物の切出しを再開するよう構成されて
いる。
【0028】上記のとおり構成したことによって、ホッ
パー1に投入された袋体やバラ物を切出して破集袋する
場合は、図示しない電動機を駆動してエンドレスコンベ
ア2を所定速度で回転させたのち、モータ17を駆動し
てロータリーフィーダ11を回転させ、羽根板12の間
のポケットにより袋体やバラ物を枡のように切出してエ
ンドレスコンベア51上に落下させる。この場合、ロー
タリーフィーダ11の回転によって切出される袋体は、
過負荷ダンパー19がスプリング23により強く付勢さ
れているため、破られながら切出される。この時、一次
キャッチャー25は、過負荷ダンパー19の内側に突き
出しているため、大袋の中の小袋をもある程度破袋す
る。また、この一次キャッチャー25は、新聞束等を固
く縛ったひもを引きちぎることもできる。
【0029】前記ロータリーフィーダ11の回転によっ
て切出される際、缶やびんを包み込んだ大袋はここで殆
ど破袋されると共に、一次キャッチャー25により小袋
や極小袋もかなりの部分に破れが発生し、内容物と共に
エンドレスコンベア2上へ次々と落下する。エンドレス
コンベア2は、高速で運転されているため、これらを連
続的に前方へ搬送し、場合によっては破袋路であふれ、
渋滞、停機になることもある。ロータリーフィーダ11
により過多に切り出された袋体やバラ物は、刃板および
/または集袋板3で押されてセンサー金物29を傾転さ
せる。センサー金物29の傾転は、センサー30により
検出されてON信号が出力されると、ロータリーフィー
ダ11のモータ17の電源が遮断され、ロータリーフィ
ーダ11の回転が停止する。
【0030】ロータリーフィーダ11の回転が停止する
と、袋体やバラ物の切出しが止まり、エンドレスコンベ
ア2上にある程度盛り上がった袋体やバラ物は、次々と
刃板および/または集袋板3で前方へ押されて垂直キャ
ッチャー4、先端かぎ形キャッチャー7により破袋され
ると共に、垂直キャッチャー4、先端かぎ形キャッチャ
ー7と帯板28の効果で次第に均されて搬送される。そ
して、盛り上がっていた袋体やバラ物がなくなると、セ
ンサー金物29が垂直位置に復帰し、センサー30がO
FF信号を出力すると、ロータリーフィーダ11のモー
タ17の電源が入ってロータリーフィーダ11が起動さ
れ、ホッパー1からの袋体やバラ物の切出しが再開され
る。
【0031】また、ホッパー1中の袋体やバラ物に鍋類
やトースター等の小型電化製品等の剛体大異物が混入し
ていた場合、ロータリーフィーダ11の回転によって剛
体大異物を切出す際には、過負荷ダンパー19がスプリ
ング23の弾力に抗して保持部材20を支点として回動
して開き、剛体大異物の通過を許容する。エンドレスコ
ンベア2上へ切出された剛体大異物は、刃板および/ま
たは集袋板3で押されてセンサー金物29を傾転させ
る。センサー金物29の傾転は、センサー30により検
出されてON信号が出力されると、ロータリーフィーダ
11のモータ17の電源が遮断され、ロータリーフィー
ダ11の回転が停止する。
【0032】ロータリーフィーダ11の回転が停止する
と、袋体やバラ物の切出しが止まり、エンドレスコンベ
ア2上の剛体大異物は、刃板および/または集袋板3で
前方へ押されて搬送され、センサー金物29が垂直位置
に復帰し、センサー30がOFF信号を出力すると、ロ
ータリーフィーダ11のモータ17の電源が入ってロー
タリーフィーダ11が起動され、ホッパー1からの袋体
やバラ物の切出しが再開される。
【0033】このように、ロータリーフィーダ11を駆
動するモータ17は、起動、停止を高頻度で繰り返すの
で、起動の際に負荷電流の数倍の始動電流が流れるため
モータ17が過熱するから、インバータを用いてモータ
17起動時の加速を緩やかに立ち上げる。これによっ
て、商用周波数電源による起動の如き始動電流が流れる
ことがなく、モータ17の過熱を防止することができ
る。
【0034】上記操作を行うことによって、ホッパー1
から袋体やバラ物を適量切り出すことができると共に、
剛体大異物の通過さえ許容でき、袋体の破集袋を効率的
に行うことができると共に、後続の選別コンベア上にバ
ラ物や内容物を適量供給することが可能となり、選別効
率を高めることができる。
【0035】
【発明の効果】この発明の請求項1のゴミ袋等の適量供
給装置は、ロータリーフィーダの羽根板で区画された空
間は、袋体もバラ物も枡のように切出し、大きな袋体
は、過負荷ダンパーに阻止されて何回かに分けて喰いち
ぎるように切り出す。また、鍋類やトースター等の小型
電化製品のような剛体大異物が通過する際のみ、過負荷
ダンパーが付勢に抗して開放し、剛体大異物が通過後は
直ちに袋体やバラ缶等に抗して元位置へ復帰するため、
開放したままの状態が継続されることはなく、ゴミ袋等
の適量供給を達成することができる。
【0036】また、この発明の請求項2のゴミ袋等の適
量供給装置は、過負荷ダンパーの裏面に元位置への復元
力を有する多数の先端かぎ形キャッチャーをロータリー
フィーダ側に突出させて配設したことによって、ロータ
リーフィーダの羽根板で区画された空間から突出した袋
体は、先端かぎ形キャッチャーにより捕捉された状態で
ロータリーフィーダにより切り出されるから、袋体の捕
捉された部分が破袋されたのち、切り出されることとな
る。また、鍋類やトースター等の小型電化製品のような
剛体大異物が通過する際には、過負荷ダンパーが付勢に
抗して開放するので、過負荷ダンパーと共に動くと共
に、過負荷ダンパーの内側への突出部は引っ込むから、
剛体大異物の通過を妨げることはない。
【0037】さらに、この発明の請求項3のゴミ袋等の
適量供給装置は、元位置への復元力を有するセンサー金
物と、該センサー金物の回動によりONするセンサーを
設け、該センサーのONによりロータリーフィーダの回
転を停止させると共に、センサーOFFによりロータリ
ーフィーダの回転を開始させることによって、袋体とバ
ラ物の供給が過多となって渋滞すると、センサー金物が
回動し、センサーがONしてロータリーフィーダの回転
を停止させるので、渋滞した袋体とバラ物は順次搬送さ
れる。センサー金物は、袋体とバラ物の渋滞が解消され
ると元位置へ復帰し、センサーがOFFとなってロータ
リーフィーダの回転が再開され、袋体とバラ物の切り出
しが開始されるので、常時適量をホッパーから切り出す
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】破集袋機のホッパーにこの発明のゴミ袋等の適
量供給装置を設置した場合の概略側断面図である。
【図2】ホッパーからの切出し部の一部切欠き側面図で
ある。
【図3】図2の概略平面図である。
【符号の説明】
1 ホッパー 2 エンドレスコンベア 3 刃板および/または集袋板 4 垂直キャッチャー 5、8 支持部材 6、9、26 ねじりコイルばね 7 先端かぎ形キャッチャー 11 ロータリーフィーダ 12 羽根板 13、15 スプロケット 14、22 軸 16 機枠 17 モータ 18 チェーン 19 過負荷ダンパー 20 保持部材 21 回動軸 23 スプリング 24 支持軸 25 一次キャッチャー 27 こぼれ防止カバー 28 帯板 29 センサー金物 30 センサー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1のゴ
ミ袋等の適量供給装置は、ホッパーからのゴミ袋等の適
量供給装置であって、ホッパーの出口に搬送エンドレス
コンベアの進行方向と直交する方向に配設した複数の羽
根板を放射状に突設したロータリーフィーダと、上端を
ホッパー外壁に枢着した過負荷ダンパーをロータリーフ
ィーダに対面させ、かつロータリーフィーダに向かって
付勢して設けることとしている。このように、ホッパー
の出口に搬送エンドレスコンベアの進行方向と直交する
方向に配設した複数の羽根板を放射状に突設したロータ
リーフィーダと、上端をホッパー外壁に枢着した過負荷
ダンパーをロータリーフィーダに対面させ、かつロータ
リーフィーダに向かって付勢して設けることによって、
ロータリーフィーダの羽根板で区画された空間は、袋体
もバラ物も枡のように切出し、大きな袋体は、過負荷ダ
ンパーに阻止されて何回かに分けて喰いちぎるように切
り出す。また、鍋類やトースター等の小型電化製品のよ
うな剛体大異物が通過する際のみ、過負荷ダンパーが付
勢に抗して開放し、剛体大異物が通過後は直ちに袋体や
バラ缶等に抗して元位置へ復帰するため、開放したまま
の状態が継続されることはない

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパーからのゴミ袋等の適量供給装置
    であって、ホッパーの出口にエンドレスコンベアの進行
    方向と直交する方向に配設した複数の羽根板を放射状に
    突設したロータリーフィーダと、上端をホッパー外壁に
    枢着した過負荷ダンパーをロータリーフィーダに対面さ
    せ、かつロータリーフィーダに向かって付勢して設け、
    前記ロータリーフィーダの背面に湾曲したこぼれ防止板
    を配設したことを特徴とするゴミ袋等の適量供給装置。
  2. 【請求項2】 上端をホッパー外壁に枢着した過負荷ダ
    ンパーの裏面に元位置への復元力を有する多数の先端か
    ぎ形キャッチャーをロータリーフィーダ側に突出させて
    配設したことを特徴とする請求項1記載のゴミ袋等の適
    量供給装置。
  3. 【請求項3】 ホッパー近傍のエンドレスコンベア上方
    の支持部材に吊支した元位置への復元力を有するセンサ
    ー金物と、該センサー金物の回動によりONするセンサ
    ーを設け、該センサーのONによりロータリーフィーダ
    の回転を停止させると共に、センサーOFFによりロー
    タリーフィーダの回転を開始させることを特徴とする請
    求項1または2記載のゴミ袋等の適量供給装置。
JP5689897A 1997-02-24 1997-02-24 ゴミ袋等の適量供給装置 Pending JPH10236658A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210051867A (ko) * 2019-10-31 2021-05-10 (주) 휴엔 청소기능을 갖는 파쇄기가 장착된 음식물 쓰레기 처리장치

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