JP2001062319A - 廃棄食品の包装材分離装置 - Google Patents

廃棄食品の包装材分離装置

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JP2001062319A
JP2001062319A JP18468499A JP18468499A JP2001062319A JP 2001062319 A JP2001062319 A JP 2001062319A JP 18468499 A JP18468499 A JP 18468499A JP 18468499 A JP18468499 A JP 18468499A JP 2001062319 A JP2001062319 A JP 2001062319A
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food
separation chamber
separation
waste
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JP18468499A
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Mitsuru Suematsu
満 末松
Hideo Yamamoto
英雄 山本
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Morinaga Milk Industry Co Ltd
Original Assignee
Morinaga Milk Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 廃棄食品をそのまま投入すると、廃棄食品の
包装材と食品を、所定大に破砕しつつ分離できる廃棄食
品の包装材分離装置を提供する。 【解決手段】 ホッパ3から包装材で包装された廃棄食
品を投入し、分離室4は、上部壁4bがほぼ半円筒形で
形成され、下部壁4cが複数の孔4cを有する半円筒
形で形成された中空のほぼ円筒形状からなり、分離翼
は、分離室内壁に沿った所定の間隙をおいて回転軸を中
心に断面が略十字型を有し、駆動モータ9により回動可
能に取り付けられ、廃棄食品を包装材と食品に分離し、
L字型裂開突起5c、5cは、分離翼5のホッパ側
端に突出し、廃棄食品の包装材を裂き開き、複数の整流
板6は、分離室に、所定の傾斜角度を有して配置され、
食品蓄積部7に、分離室の孔から落下する食品が蓄積さ
れ、包装材排出口8は、分離室の後方に設けられ、分離
室で分離された包装材が排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスティック、
紙、アルミ箔等の包装材で包装された廃棄食品を、包装
材と廃棄食品に分離する廃棄食品の包装材分離装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、弁当や調理食品等の食品は、
プラスティック製の弁当箱や器に入れられ、これをプラ
スティックの蓋やラップで覆い、また、調理パンは、プ
ラスティックフイルム製の袋等に入れられて販売されて
いる。このように包装された食品は、衛生上、季節によ
る保存温度や消費期限が決められ、この消費期限を過ぎ
た食品は、商品として販売することができず、廃棄食品
とされている。この廃棄食品は、通常、包装材であるプ
ラスティック製の容器、プラスティックの蓋やラップ
は、不燃ゴミとして廃棄され、食品等は、生ゴミとして
焼却されるため、不燃ゴミと生ゴミを分別しなければな
らない。しかし、販売店や製造元において、販売員や作
業員等が、個々の廃棄食品から包装材を取り外して不燃
ゴミに、そして食品は取り出して生ゴミに分別するに
は、手間と時間を要するため、廃棄食品は、包装材を取
り外すことなく、全て可燃ゴミとして廃棄されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、包装材で包装された廃棄食品は、生ゴミ(可
燃ゴミ)として焼却すると、食品を包装したプラスティ
ック製の弁当箱や器、プラスティックの蓋やラップ等か
ら、ダイオキシン等の有害物質、環境ホルモン(内分泌
破壊性物質)等が発生するいった問題が発生している。
また、上述したように、廃棄食品を食品と包装材に分離
するには、販売員や作業員の手により、調理食品は、全
体にかけられたラップを取り外し、プラスティック製の
容器から蓋を取り、これらの包装材は不燃ゴミとして、
中の食品は生ゴミとして、また、調理パンは、周囲を覆
うプラスティック製の袋を開き、この袋(包装材)は不
燃ゴミとして、中の調理パン(食品)は生ゴミとして、
このように個々の廃棄食品を分別して廃棄することは、
非常に手間と時間がかかってしまうといった問題があっ
た。
【0004】本発明は、上記従来の事情に鑑みてなさ
れ、包装材で包装された廃棄食品を、個々に包装材と食
品に分別する必要をなくし、廃棄食品をそのまま投入す
ると、廃棄食品の包装材と食品を、それぞれ所定大に破
砕しつつ分離できる廃棄食品の包装材分離装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に係る発明
は、廃棄食品の包装材分離装置に係り、包装材で包装さ
れた廃棄食品を投入するホッパと、断面三日月状空間を
有する半円筒形上部壁と、所定大の複数の孔を有する半
円筒形下部壁で形成された中空円筒形状の分離室と、前
記分離室下部内壁に、その長辺が所定の間隙をおいて、
駆動モータにより回動する断面が略十字型の段違い交差
形状を有し、前記投入された廃棄食品を包装材と食品に
分離する分離翼と、少なくとも一枚の前記分離翼の前記
ホッパ側端に突出し、前記廃棄食品の包装材を裂くL字
型裂開突起と、前記分離室の前記断面三日月状空間に、
所定の傾斜角度を有して配置される複数の整流板と、前
記分離室の下部壁の前記複数の孔から落下する食品を受
ける食品蓄積部と、前記分離室の後方に設けられ、前記
分離室で分離された包装材が排出される包装材排出口と
を有し、前記整流板では、前記分離翼により生じた風を
一定方向に送風し、前記包装材を排出することを特徴と
する。また、本願請求項2に係る発明は、前記請求項1
の廃棄食品の包装材分離装置に係り、前記ホッパ内に、
前記分離室で分離された食品または包装材の跳ね返りを
防止する跳返防止カーテンを取り付けたことを特徴とす
る。つぎに、本願請求項3に係る発明は、前記請求項1
または前記請求項2に記載の廃棄食品の包装材分離装置
に係り、前記分離室は、前記上部壁に下部壁を取り外し
可能に取り付けたことを特徴とする。また、本願請求項
4に係る発明は、前記請求項1ないし前記請求項3に記
載の廃棄食品の包装材分離装置に係り、前記下部壁は、
長手方向に沿って分割したことを特徴とする。さらに、
本願請求項5に係る発明は、前記請求項1ないし前記請
求項4に記載の廃棄食品の包装材分離装置に係り、前記
製流板は、分離室内の風向を変更する角度設定部を有す
ることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の廃棄食品の包装材
分離装置について、図面を参照して詳細に説明する。図
1は、廃棄食品の包装材分離装置1の側面図、図2は、
図1におけるA位置の断面図である。
【0007】図1、図2中、2は、装置本体、3は、上
部に投入口3aが開口し、包装された廃棄食品が入れら
れるホッパ、4は、前記ホッパ3から投入された廃棄食
品を包装材と食品に分離する分離室、5は、前記分離室
4室内に回動可能に取り付けられ、廃棄食品の包装材を
裂開し、包装材と食品を破砕する分離翼、6は、前記分
離室4室内の上方に取り付けられ、前記分離翼5の回動
により生じる空気の流れを、所定方向に向ける複数の整
流板、7は、前記分離室4で分離された食品が蓄積され
る食品蓄積部、8は、前記分離室4で分離された包装材
が排出される包装材排出口である。また、9は、前記分
離翼5を回転駆動するための駆動モータ、10は、前記
駆動モータ10の回転動力を伝達するためのモータ側プ
ーリー、11は、前記分離翼5に回転動力を伝達するた
めの分離翼側プーリー、12は、前記モータ側プーリー
10の回転動力を前記分離翼側プーリー11に伝達する
ためのベルトである。
【0008】装置本体2は、本実施の形態では、全長約
2150mm、幅約600mm、高さ約1100mm程
度の大きさを有する外ケースであり、本発明の廃棄食品
の包装材分離装置1を構成する前記ホッパ3、前記分離
室4、前記駆動モータ9、食品蓄積部7等が収容され、
その一側部には、前記分離室4にで分離された包装材が
排出される包装材排出口8が取り付けられている。
【0009】ホッパ3は、廃棄食品を投入する投入口で
あり、その底面が、前記分離室4の一側面4aに向けて
傾斜して取り付けられている。このホッパ3には、前記
分離室4で廃棄食品を分離する際に、前記分離翼5の回
転により、該ホッパ3側に食品が跳ね返らないように、
例えば、所定重量で柔軟性を有し、縦に所定間隔で切れ
目を有するゴム製や、プラスティック製等からなる跳返
防止カーテン3aが取り付けられている。この跳返防止
カーテン3aは、所定間隔で縦に切り目が入れられてお
り、ホッパ3から廃棄食品を投入した場合に、障害とな
ることなく、スムーズに前記分離室4に滑り込む。
【0010】分離室4は、本実施の形態では、長さ約1
650mm、幅600mmの大きさからなる中空の横置
円筒形状であり、その上方半分を構成する上部壁4b
と、下部壁4cからなる。このうち上部壁4bは、例え
ば硬質なステンレス鋼等で形成された半円筒形状をな
し、その上方は、回動する前記分離翼5との間隙として
断面三日月状空間を形成し、ここに複数の前記整流板6
が、所定間隔で所定角度を有して取り付けられる。ま
た、下部壁4cは、例えばステンレス鋼等の鋼材に所定
大の孔4c(本実施の形態では、14mm〜20mm
程度)が複数設けられたパンチングメタルであり、該分
離室4で分離された廃棄食品のうち、前記分離翼5によ
り破砕された食品を、前面食品蓄積部7に生ゴミとして
溜まるように該孔4cから下方に落下させる。
【0011】また、この下部壁4cの両上縁は、前記上
部壁4bの両下縁に、例えば、引掛式で取り外し可能に
取り付けられており、この場合、上部壁材4bの両下縁
を外側に断面コの字型に折り曲げ、下部壁4cの両上縁
を内側に断面コの字型に折り曲げ、互にその端部を差し
込んで上部壁4bに下部壁4cが取り付けられる。な
お、この下部壁4cは、例えば、1枚の鋼材を半円筒形
に形成してもよいが、長手方向に沿って略中央で2枚の
鋼材に分割し、その分割部分に留め具を取り付け、取り
外しできるようにしてもよく、これにより、1つの下部
壁4cが軽量となり、例えば、径の異なる孔4cの下
部壁4cに取り替える際の取り外しが容易となる。
【0012】分離翼5は、前記ホッパ3から投入された
廃棄食品を、包装材と食品に分離するものであり、前記
分離室4の長手方向に配置された回転軸(図1では図示
外)を中心に断面が略十字型の段違い交差形状となるよ
うに4枚の翼部5b、5b 、5b、5bが取り
付けられている。図3は、この分離翼5の詳細を示した
斜視図であり、回転軸5aと、前記回転軸5aに取り付
けられた翼部5b、5b、5b、5bと、前記
翼部5b 、5bに取り付けられたL字型裂開突起5
、5cとで構成され、本実施の形態では、L字型
裂開突起5c、5cが前記翼部5bと、翼部5b
のホッパ3側にそれぞれ取り付けられ、B方向に回動
する。
【0013】翼部5b、5b、5b、5bは、
本実施の形態では、耐腐食性の硬質材からなり、外観の
厚さが4cm〜5cm程度、長さが前記分離室4の長手
方向に対し、所定間隙(例えば、十数センチ)を有する
ように、その長手方向の一端部が、前記回転軸5aに取
り付けられ、断面が略十字型の段違い交差形状を形成し
ている。すなわち、翼部5b、5b、5b、5b
は、その幅方向が前記回転軸5aから分離室4の内壁
に向けて放射方向に、断面が略十字型の段違い交差形状
となるように、それぞれが約90度の角度を有して4枚
が取り付けられ、前記分離室4の内壁面に沿って回動す
る。この翼部5b、5b、5b、5bが、回動
することにより、廃棄食品の包装材は後方へ飛ばされ、
食品は下部壁4cと回動する分離翼5にすりつぶされ
て、前記分離室4から下方へ落下する。
【0014】L字型裂開突起5c、5cは、前記分
離室4の一側面4a側の前記翼部5b、5bの外側
端に10cm程度突出して取り付けられた断面L字型か
らなり、前記翼部5b、5b、5b、5bの回
動時に、前記ホッパ3から投入された廃棄食品がL字の
折り曲げられた角に衝突するときに、包装材が裂き開か
れる。このL字型裂開突起5cは、L字型の角が前記
翼部5bの回転方向側となるように取り付けられ、L
字型裂開突起5cは、前記翼部5bに対向する翼部
5bにL字型の角が前記翼部5bの回転方向側に取
り付けられている。
【0015】図4は、前記整流板6の説明図であり、前
記分離室4の上部壁に形成された断面三日月状空間に配
置される三日月型のものであり、これらの整流板6を前
記分離翼5の回動方向に対し、所定角度傾けて配置する
ことにより、前記分離翼5の回転によって生じる空気の
流れを、前記ホッパ3から前記排出口8に向かう空気の
流れとすることができる。また、この整流板6の上端中
央には、前記分離室4を貫通して突出した角度設定部6
aが設けられ、この角度設定部6aを所定方向に回す
と、整流板6の傾斜角度を変えることができる。
【0016】例えば、前記ホッパ3から投入された廃棄
食品が、調理パン等の比較的軽いものであった場合に
は、包装材が分離された食品を破砕する際に、前記分離
翼5へかかる負荷が小さいため、食品を破砕する時間が
短く、該整流板6の傾斜角度を大きくして早い空気の流
れとし、また、ご飯を使用した弁当類の比較的重量のあ
るものは、分離された食品の破砕を行うにあたり、前記
分離翼5への負荷も大きく時間もかかることから、該整
流板6’の傾斜角度を小さくして、空気の流れを遅くす
る。このように、配置された該整流板6の傾斜角度を変
更することにより、ホッパ3から投入される廃棄食品の
重量に合った空気の流れを作り出し、裂開した包装材を
前記包装材排出口8に向けて吹き飛ばす。
【0017】食品蓄積部7は、前記分離室4の直下に配
置された所定大の容器からなる。この食品蓄積部7は、
前記分離室4で包装材が分離された食品が所定大に破砕
されて、前記分離室4の下部壁4cの孔4cから落下
したものが蓄積される。なお、前記分離室4で分離され
て破砕された食品は、前記分離室4の下部壁4cの孔4
から勢いよく飛び出すため、該蓄積部7の前面を前
記下部壁4cを覆う高さとしてもよく、また、破砕した
食品が飛散することなく該食品蓄積部7に入るように、
前記下部壁4cの前面を覆う遮断板を取り付けてもよ
い。また、この食品蓄積部7のなかに、生ゴミ回収用の
袋を被せて、破砕した食品が所定量蓄積したのち、その
まま取り出すようにしてもよい。
【0018】包装材排出口8は、前記分離室4の後方
(前記ホッパ3の対向側)に取り付けられ、下方が開口
した所定大の箱状のものであり、前記分離室4で分離さ
れた廃棄食品のうち、適当な大きさに裂かれた包装材が
排出される。すなわち、前記分離室4室内で前記分離翼
5が回動すると、前記分離室4に配置された複数の整流
板6により、所定量の空気の流れが生じ、この空気の流
れが、軽い包装材を該包装材排出口8から排出する。そ
して、この包装材排出口8に包装材回収袋等を取り付け
ると、散乱することなく破砕された包装材が回収でき
る。
【0019】駆動モータ9は、前記分離翼5を回転駆動
するためのものであり、この駆動モータ9の回転力は、
該駆動モータ9に設けられた前記モータ側プーリー10
からベルト12を介して、前記分離翼5の回転軸5a
に、直結、または連結して設けられた分離翼側プーリー
11に伝達し、前記分離翼5を600回転/分程度で回
転する。このような構成の廃棄食品の包装材分離装置1
により、廃棄食品を順次連続して投入した場合でも迅速
に包装材と食品に分離することができる。
【0020】つぎに、上記構成の廃棄食品の包装材分離
装置1により、廃棄食品を包装材と破砕した食品に分離
する様子について説明する。例えば、ご飯や惣菜類等が
プラスティック製の弁当箱に入れられた廃棄食品や、発
泡スチロール製の器に調理食品をいれて蓋およびラップ
をかけた廃棄食品や、サンドイッチ等の調理パンをプラ
スティック製の袋に入れた廃棄食品を、本発明の廃棄食
品の包装材分離装置1付近に集めておく。そして、前記
包装材排出口8に包装材回収袋を取り付け、また、食品
蓄積部7に生ゴミ回収袋を被せておく。
【0021】つぎに、廃棄食品の種類を確認し、これら
廃棄食品のうち、パン類が大半を占める場合には、前記
整流板6の角度設定部6aを調節して、整流板6の傾き
角度を大きくし、弁当類が多い場合には、前記整流板6
の角度設定部6aを調節して、整流板6の傾き角度を小
さくする。そして、図示外のスイッチを投入すると、駆
動モータ9が回転し、モータ側プーリー10が回転す
る。モータ側プーリー9の回転動力は、前記ベルト12
を介して分離翼側プーリー11に伝達され、この分離翼
側プーリー11の回転動力により、分離室4の分離翼5
が、約600回転/分の速度でB方向に回動する。
【0022】本発明の廃棄食品の包装材分離装置1が稼
働すると、前記廃棄食品を前記ホッパ3から順次投入す
る。投入された廃棄食品が、ホッパ3から分離室4に滑
り込むと、前記翼部5bと5bに取り付けられたL
字型裂開突起5c、5cのL字の角に衝突し、廃棄
食品の包装材が裂かれる。包装材が裂かれると、重量の
ある食品は下部壁4c側に落下し、下部壁4cと回動す
る分離翼5にすりつぶされて、所定大に破砕された食品
が下部壁4cの孔4cから食品蓄積部7に落下する。
また、これと同時に、軽い包装材は、回動する前記分離
翼5の中央(回転軸5a付近)に集まり、これが前記分
離翼5の回動と前記整流板6により生ずる空気の流れに
飛ばされて、分離室4の後方に設けられた包装材排出口
8から排出される。
【0023】そして、所定量の廃棄食品が投入され、包
装材と破砕された食品に分離されると、包装材排出口8
に取り付けた包装材回収袋や食品蓄積部7の生ゴミ回収
袋が一杯となる。すると、一旦、廃棄食品の包装材分離
装置1を停止し、排出口8の包装材回収袋や食品蓄積部
7の生ゴミ回収袋を取り替えて、再び廃棄食品の包装材
分離装置1を稼働して廃棄食品を包装材と食品に分離す
る。廃棄食品を包装材と食品に分離すると、包装材回収
袋に入った包装材は、燃料として再利用され、生ゴミ回
収袋に入った食品は、生ゴミとして処理される。
【0024】なお、上記実施の形態では、本発明の廃棄
食品の包装材分離装置1に廃棄食品を、単に投入すると
して説明したが、例えば、廃棄食品をベルトコンベアで
搬送し、前記ホッパ3から投入するようにしても良く、
また、ベルトコンベアにセンサを取り付けて、廃棄食品
が搬送されない場合に、ベルトコンベアと本発明の廃棄
食品の包装材分離装置1を停止し、再度、廃棄食品が搬
送された場合にベルトコンベアと本発明の廃棄食品の包
装材分離装置1を稼働するようにしてもよい。また、上
記実施の形態では、包装材排出口を廃棄食品の包装材分
離装置本体の後方側部に取り付けて説明したが、排出口
の位置は、後方でもよく、また、後方の他の側部でもよ
く、効率よく包装材が排出されれば取り付け位置は特に
限定しない。また、処理後に同様のベルトコンベアを配
置し(図示外)、分離した食品および包装材を同ベルト
コンベアで各々回収するようにしても良い。なお、上記
実施の形態では、整流板6に角度設定部6aをそれぞれ
設けて整流板6の傾斜角度を調節したが、全整流板6を
連結して、角度設定部6aを1カ所に設け、これを調節
して全整流板6の傾斜角度を調節するようにしてもよ
い。また、上記実施の形態では、廃棄食品として弁当や
調理食品、調理パン等を包装材で包装したものとして説
明したが、本発明の廃棄食品の包装材分離装置1で分離
する食品は、食材でもよく、調理済みの食品に限定しな
い。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の廃棄食品
の包装材分離装置によると、廃棄食品を包装したまま投
入しても、包装材と食品に速やかに分離できるため、販
売員や作業員が、1つ1つの廃棄食品から包装材を取り
外し、包装材と生ゴミに分別する必要がなくなる。ま
た、本発明の廃棄食品の包装材分離装置によると、廃棄
食品を包装したまま投入して、包装材と食品に分離でき
るため、包装材で包装したまま生ゴミとすることがなく
なり、これを焼却して発生するダイオキシン等の有害物
質の発生を防止できる。また、本発明の廃棄食品の包装
材分離装置によると、包装された廃棄食品を包装のまま
投入しても、多量の廃棄食品を短時間で包装材と食品に
分離できる。そして、多量の廃棄食品を包装材と食品に
分離できることから、例えば消費期限の切れた廃棄食品
を所定の地域内で収集し、これを一カ所で分離処理する
ようにしてもよい。さらに、本発明の廃棄食品の包装材
分離装置は、包装材と食品をそれぞれ分離しつつ所定大
に破砕できるため、特に包装材の量がかさばらない。ま
た、このような廃棄食品の消費期限は、安全な日数に余
裕を持たせて決めてあるため、本来生ゴミとして処理さ
れていた多量の食品を、家畜等の餌または肥料として利
用することができるといった利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る廃棄食品の包装材
分離装置の側面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る廃棄食品の包装材
分離装置の断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る廃棄食品の包装材
分離装置の分離翼の詳細を示した斜視図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る廃棄食品の包装材
分離装置の分離室に設けられた整流板の説明図である。
【符号の説明】
1・・廃棄食品の包装材分離装置 2・・装置本体 3・・ホッパ 4・・分離室 4b・・上部壁 4c・・下部壁 5・・分離翼 5a・・回転軸 5b、5b、5b、5b・・翼部 5c、5c・・L字型裂開突起 6・・整流板 6a・・角度設定部 7・・食品蓄積部 8・・包装材排出口 9・・駆動モータ 10・・モータ側プーリー 11・・分離翼側プーリー 12・・ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B02C 23/16 B02C 23/16 23/28 23/28 B09B 5/00 ZAB B07B 9/00 A // B07B 9/00 B09B 5/00 ZABM Fターム(参考) 4D004 AA04 CA04 CA07 CA12 CA15 CB12 CB28 CB47 CC02 4D021 FA06 GA11 HA01 4D063 CC03 CC07 GA10 4D065 CA16 CB10 CC01 DD04 DD18 DD24 EB17 EB20 ED06 ED14 ED16 ED18 ED23 ED24 ED27 4D067 DD02 DD08 DD09 DD13 DD14 EE02 EE07 EE13 EE17 GA17 GB03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装材で包装された廃棄食品を投入する
    ホッパと、 断面三日月状空間を有する半円筒形上部壁と、所定大の
    複数の孔を有する半円筒形下部壁で形成された中空円筒
    形状の分離室と、 前記分離室下部内壁に、その長辺が所定の間隙をおい
    て、駆動モータにより回動する断面が略十字型の段違い
    交差形状を有し、前記投入された廃棄食品を包装材と食
    品に分離する分離翼と、 少なくとも一枚の前記分離翼の前記ホッパ側端に突出
    し、前記廃棄食品の包装材を裂くL字型裂開突起と、 前記分離室の前記断面三日月状空間に、所定の傾斜角度
    を有して配置される複数の整流板と、 前記分離室の下部壁の前記複数の孔から落下する食品を
    受ける食品蓄積部と、 前記分離室の後方に設けられ、前記分離室で分離された
    包装材が排出される包装材排出口とを有し、前記整流板
    では、前記分離翼により生じた風を一定方向に送風し、
    前記包装材を排出することを特徴とする廃棄食品の包装
    材分離装置。
  2. 【請求項2】 前記ホッパ内に、前記分離室で分離され
    た食品または包装材の跳ね返りを防止する跳返防止カー
    テンを取り付けたことを特徴とする前記請求項1に記載
    の廃棄食品の包装材分離装置。
  3. 【請求項3】 前記分離室は、前記上部壁に下部壁を取
    り外し可能に取り付けたことを特徴とする前記請求項1
    または前記請求項2に記載の廃棄食品の包装材分離装
    置。
  4. 【請求項4】 前記下部壁は、長手方向に沿って分割し
    たことを特徴とする前記請求項1ないし前記請求項3に
    記載の廃棄食品の包装材分離装置。
  5. 【請求項5】 前記製流板は、分離室内の風向を変更す
    る角度設定部を有することを特徴とする前記請求項1な
    いし前記請求項4に記載の廃棄食品の包装材分離装置。
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