JPH10229182A - 半導体集積回路の容量 - Google Patents

半導体集積回路の容量

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JPH10229182A
JPH10229182A JP9047234A JP4723497A JPH10229182A JP H10229182 A JPH10229182 A JP H10229182A JP 9047234 A JP9047234 A JP 9047234A JP 4723497 A JP4723497 A JP 4723497A JP H10229182 A JPH10229182 A JP H10229182A
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capacitance
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体集積回路の容量を、各容量の両方の端
子がそれぞれ異なった配線に接続できかつ狭い回路面積
で形成できるようにする。 【解決手段】 例えば固体撮像素子のFPN打ち消しの
ために使用される半導体集積回路の容量構造が提供され
る。半導体基板に形成され第1の導電型を有するウエル
1と、該ウエル1表面に互いに分離して形成され該ウエ
ル1と反対導電型の第2の導電型を有すると共に、前記
ウエル1に対して逆バイアス状態に維持された複数の高
濃度注入領域2aと、該高濃度注入領域2aの上に形成
された薄い層間絶縁膜31と、該層間絶縁膜31上に前
記高濃度注入領域2aの各々に対向して形成された複数
の導電層電極5とを備える。各高濃度注入領域2aをウ
エル1に対して逆バイアス状態に維持することにより、
各容量が互いに分離され、かつ各容量の端子をそれぞれ
異なった配線に接続できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
容量に関し、例えば固体撮像素子などの半導体集積回路
において、狭い回路領域内に多数並べて形成でき、かつ
それぞれの容量の両方の端子がそれぞれ異なった配線に
接続できる容量構造を実現するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、行および列からなるマトリクス
状に配置された多数の画素を有する増幅型固体撮像素子
においては、1行分の画素からの画素出力を一度水平読
み出し回路内の各容量に並列的に転送し、続いて該容量
の電位を水平方向に順次直列的に読み出して出力を得る
方法が用いられている。
【0003】このため、このような固体撮像素子におい
ては、水平読み出し回路内に多数の容量を、少なくとも
固体撮像素子の水平方向の画素数と同数だけ形成する必
要がある。図11は、このような容量を含む固体撮像素
子の回路例を示す。図11の固体撮像素子は、マトリク
ス状に配置された多数の画素を備えた画素領域101
と、列ごとに設けられ各列の画素の出力がそれぞれ共通
に接続された垂直読み出し線102と、垂直読み出し線
102に接続された水平読み出し回路100と、出力ア
ンプ群110と、水平シフトレジスタ109とを備えて
いる。水平読み出し回路100は、各列ごとにダーク信
号転送スイッチ103、撮像信号転送スイッチ104、
ダーク信号蓄積用容量105、撮像信号蓄積用容量10
6、水平スイッチ107a,107bを備えている。
【0004】画素領域101の各列の画素の出力が共通
に接続された垂直読み出し線102はそれぞれダーク信
号転送スイッチ103および撮像信号転送スイッチ10
4の主電流経路を介してダーク信号蓄積用容量105お
よび撮像信号蓄積用容量106の一端に接続されてい
る。各容量105,106の他端は共に接地されてい
る。ダーク信号蓄積用容量105および撮像信号蓄積用
容量106の前記各一端はそれぞれ水平スイッチ107
aおよび107bの主電流経路を介して水平読み出しラ
イン108の内の1対のダーク信号用ラインおよび撮像
信号用ラインにそれぞれ接続されている。ダーク信号用
ラインおよび撮像信号用ラインはそれぞれ出力アンプ群
110の対応する増幅器を介してダーク信号および撮像
信号、それぞれ例えばVO1DおよびVO1S、を生成
する。
【0005】なお、水平読み出しライン108が2対の
ラインを含んでいるのは、画素領域101からの奇数番
目の垂直読み出し線および偶数番目の垂直読み出し線か
らの出力を並列的に読み出せるようにして素子の高速化
を図るためである。
【0006】また、各列のダーク信号転送スイッチ10
3の制御電極は共通に接続されてダーク転送制御パルス
φTDが供給される。また、各列の撮像信号転送スイッ
チ104の制御電極は共通に接続されて撮像信号転送制
御パルスφTSが供給されるよう構成されている。ま
た、各列ごとの水平スイッチ107a,107bの制御
電極は隣接する垂直読み出し線の水平スイッチの各制御
電極と並列に接続されて水平シフトレジスタ109から
水平読み出し制御パルスφHmなどが供給できるよう構
成されている。
【0007】すなわち、図11に示される回路例では、
水平方向の画素1つ当たり2個の蓄積用容量105,1
06を用いている。これは、増幅型固体撮像素子では、
受光素子や増幅素子のばらつきに起因する固定パターン
ノイズ(FPN)と呼ばれるノイズが発生しやすく、こ
のノイズを除去するために、各画素からダーク信号(V
dark)と撮像信号(Vsig )の両方を読み出し、それら
の差(Vsig −Vdark)を信号出力として用いるためで
ある。
【0008】次に、図11に示される増幅型固体撮像素
子の読み出し動作の概略を説明する。まず、ダーク転送
制御パルスφTDにより各列のダーク信号転送スイッチ
103(QTD)をオンとし、1行分の画素からのダー
ク信号出力を並列的にそれぞれのダーク信号蓄積用容量
105(CTD)に蓄積する。蓄積終了後、ダーク信号
転送スイッチ103はオフとされる。
【0009】続いて、各画素を信号出力状態にして、制
御パルスφTSにより、各列の撮像信号転送スイッチ1
04(QTS)をオンとし、1行分の画素からの撮像信
号出力を並列的にそれぞれの信号蓄積用容量106(C
TS)に蓄積する。蓄積終了後、信号蓄積用容量106
をオフとする。これらの動作の間は、水平スイッチ10
7a,107b(QH)はオフのままである。
【0010】次に、前記転送スイッチQTD103,Q
TS104をオフ状態に保ったまま、水平スイッチ10
7a,107bを水平シフトレジスタ109によって水
平方向に順次オンとし、容量CTD105,CTS10
6を水平読み出しラインのそれぞれのラインに接続し、
出力アンプ群110を通して出力を得る。容量CTS1
06から得られた撮像信号出力、例えばVO1S、から
容量CTD105から得られたダーク信号出力、例えば
VO1D、が図示しない差分回路によって減算され、固
定パターンノイズ(FPN)が除去された信号が得られ
る。
【0011】このような撮像素子の水平読み出し回路1
00における前記容量CTD105,CTS106の集
積回路上の構造を図12および図13に示す。図12は
平面図であり、図13は図12のF−F線から見た断面
図である。これらの図においては、図示しない半導体基
板に形成されたウエル1の表面に高濃度注入領域2が全
ての容量について共通に形成されている。なお、ウエル
1の導電型はP型でもN型でもよく、かつ高濃度注入領
域2の導電型もP+型またはN+型いずれでもよい。高
濃度注入領域2が形成されているのは、各容量を形成す
る電極の抵抗成分を小さくするためであり、したがって
この高濃度注入領域2が実質的に各容量に共通の片側の
電極を構成している。また、ウエル1と高濃度注入領域
2とは、同電位、例えば図11の回路ではグランド電
位、に接続されている。
【0012】また、ウエル1の周囲はアルミ配線とウエ
ルシャント用高濃度注入領域21で構成されるガードリ
ングで囲まれている。ウエルシャント用高濃度注入領域
21はウエル1と接していると同時に、高濃度注入領域
2とも重なっている。このガードリングによってウエル
1と表面高濃度注入領域2に所定の電位を供給してい
る。但し、ガードリングのアルミ配線については、容量
の電極配線を第1層アルミ配線7として引き出す関係
で、第1層アルミで囲むことができない。このため、第
2層アルミ25から、スルーホールB、すなわち第1層
アルミ−第2層アルミ間接続、24、第1層アルミ配線
23、およびコンタクトホール22を介して、ガードリ
ングのウエルシャント用高濃度注入領域21に接続して
いる。なお、図示しない第2層アルミ25は容量の全面
を覆っており、ウエル電位供給用配線と遮光アルミを兼
ねている。
【0013】図12は、ウエル1の導電型と表面高濃度
注入領域2の導電型が同じ場合の平面図を示している。
その場合は、ウエルシャント用高濃度注入領域21も同
じ導電型にすれば、ウエル1と表面高濃度注入領域2の
両方に電位を供給できる。しかしながら、表面高濃度注
入領域2は、容量においては単なる電極として使用して
いるので、必ずしもウエル1と導電型が一致していなく
ても問題はない。但し、その場合は、ウエル1に電位を
供給するための高濃度注入と、表面高濃度注入領域2に
電位を供給するための高濃度注入を、それぞれの導電型
に合わせて、別々に設ける必要がある。
【0014】各容量の共通端子になる共通のウエル1と
その表面高濃度注入領域2上には、層間絶縁層31を介
して、各容量のもう一方の端子となるポリシリコン電極
5が配置されている。各ポリシリコン電極5はスルーホ
ール6を介して第1層アルミで形成される容量の配線7
に接続されている。
【0015】なお、以上のような容量が形成される同じ
ウエル1に、図11の転送スイッチQTD103,QT
S104と水平スイッチQH107を形成することもで
きる。この場合、各スイッチQTD,QTS,QHとし
て共にN−MOSトランジスタスイッチを用いれば、ウ
エル1はPウエルとすればよい。但し、各スイッチQT
D,QTS,QHを共にP−MOSトランジスタスイッ
チを用いて構成し、ウエル1をNウエルとした場合に
も、前述のように該Nウエル上に容量を形成しても容量
としての動作上の問題はない。
【0016】このような容量構造においては、シリコン
基板の表面は凹凸の少ない滑らかな構造にすることが容
易に可能であり、シリコン基板上には良質の絶縁層であ
るSiOを制御性よく形成することができる。したが
って、層間絶縁層31の厚さは、例えば80〜100オ
ングストローム程度に、十分薄くすることが可能であ
り、比較的狭い面積で大きな蓄積容量を得ることができ
る。
【0017】なお、以上のような容量構造における酸化
膜の形成方法は概略次の通りである。まず、SiO
化膜を下地表面全面に形成する。なお、このSiO
化膜はMOSトランジスタ部分ではゲート酸化膜を構成
する。その後、ポリシリコン電極5よりもひとまわり小
さい領域に、容量酸化膜領域3において層間絶縁膜に窓
を開ける。次に、再び全面に薄く、例えば80〜100
オングストローム程度に、SiO酸化膜を形成する。
必要な容量は、この薄いSiO酸化膜、すなわち層間
絶縁膜31、を挟んで形成される。この層間絶縁膜31
の厚さは、MOSトランジスタのゲート酸化膜よりさら
に薄くなり、大きな容量を得ることができる。
【0018】なお、容量酸化膜領域3の周囲にやや厚い
絶縁膜が形成されるが、これは容量電極周囲の絶縁膜を
厚くしてポリシリコン電極5などの容量電極の形成の際
に短絡その他の欠陥が生じないようにするものである。
また、表面高濃度注入領域2としては、その上に層間絶
縁膜31を薄く形成するために、できるだけ欠陥を生じ
ない条件で注入を行なうことが望ましい。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、増幅型固体
撮像素子の水平読み出し回路の別の回路例として、図1
4および図15に示されるものが提案されている。図1
5は、図14の四角で囲まれた水平読み出し回路ユニッ
ト111の回路構成を示す。また、図16はこのような
水平読み出し回路ユニットの動作タイミングを示してい
る。
【0020】図14の回路は、前記図11の回路と同様
に、マトリクス状に配置された複数の増幅型画素を備え
た画素領域101と水平シフトレジスタ109とを備え
ている。各列の垂直読み出しライン102には前述のよ
うに水平読み出し回路ユニット111が接続され、該水
平読み出し回路ユニット111の出力は水平スイッチ1
07を介して水平読み出しライン108の一方のライン
に接続されている。水平読み出しライン108は奇数列
目の画素からの信号を出力するラインと偶数列目の画素
からの信号を出力するラインの2系統受けられ、それぞ
れ出力アンプ群110の内の1つの出力アンプを介して
読み出し信号を出力するよう構成されている。奇数列の
水平スイッチ107と偶数列の水平スイッチ107のゲ
ートは共に共通に接続され水平シフトレジスタ109か
らの制御パルスφHmなどによって同時にオンオフ制御
される。
【0021】水平読み出し回路ユニット111は、図1
5に示されるように、垂直読み出しライン102とグラ
ンド間に主電流経路が接続された垂直リセットスイッチ
112(QRSTV)、垂直読み出しライン102とノ
ードN1の間に主電流経路が接続された垂直スイッチ1
13(QSV)、ノードN1とグランド間に接続された
信号蓄積容量114(CS)、入力がノードN1に接続
されたバッファアンプ115、バッファアンプ115の
出力とノードN2間に接続されたダーク蓄積容量116
(CD)と、ノードN2とグランド間に主電流経路が接
続されたダークスイッチ117とを備えている。ノード
N2は前述の水平スイッチ107に接続されている。
【0022】次に、図16をも参照して図14および図
15に示される回路の動作を説明する。
【0023】まず、時刻T=T1で、QRSTV11
2、QSV113、QSD117をオンにする。これに
より、容量CS114および容量CD116の両端がそ
れぞれグランドレベルに短絡され、それぞれの蓄積電荷
が放電される。
【0024】続いて時刻T=T2で、QRSTV112
をオフにすると共に、対応する画素からダーク信号Vda
rkを出力する。これにより、容量CS114および容量
CD116の両端の電圧は共にVdarkとなる。
【0025】次に、時刻T=T3において、QSD11
7をオフとし、容量CD116をフローティングにする
と共に、QRSTV112をオンにする。これによっ
て、容量CD116の両端の電圧はVdarkに保持される
が、容量CS114の両端は再びグランドレベルに短絡
され、その蓄積電荷が放電される。
【0026】その後、時刻T=T4で、QRSTV11
2をオフにすると共に、対応画素から撮像信号出力(V
sig )を読み出す。このとき、容量CD116はフロー
ティングなのでその両端の電圧は変化しないが容量CS
114の両端の電圧はVsigとなる。
【0027】時刻T=T5で今度はQSV113をオフ
にする。これによって、この水平読み出し回路ユニット
111の出力の電位、すなわち水平スイッチQH107
に印加される電位は、[容量CS114の電圧]−[容
量CD116の電圧]、すなわち(Vsig −Vdark)と
なり、ダーク信号成分が除去された信号電圧が得られ
る。このような信号電圧は各列の水平読み出し回路ユニ
ット111から並列的に得られる。したがって、水平シ
フトレジスタ109により水平スイッチQH107を順
次オンとし、各列の出力を順次水平読み出しライン10
8に接続し、出力アンプ群110からFPNの除去され
た撮像信号出力を得ることができる。なお、図14の回
路においても前記図11の回路と同様に、奇数列目の撮
像信号出力と偶数列目の撮像信号出力が出力アンプ群1
10より並列的に出力され、高速度の読み出し動作が行
なわれる。
【0028】図14の回路では、図11の回路に比べ
て、水平読み出しライン108の信号線の数が半分にな
っている。これは、図14の回路では、ダーク信号用と
撮像信号用という2系統の信号線を設ける必要がないた
めである。したがって、最終段の出力アンプ群110を
構成する出力アンプも図11の回路に比べて半分の2個
で済む。このため、素子面積が縮小できると共に、消費
電力の低減にもつながる。さらに、図11の回路では、
素子の外部で(Vsig −Vdark)の減算処理をしていた
が、それが素子内部で行なわれるので、外付け回路が簡
略化される。
【0029】ところが、図14および図15に示される
回路で使用されているダーク信号蓄積用容量CD116
は、両方の電極端子がいずれも共通端子になっていな
い。すなわち、両方の電極端子が、それぞれ異なった配
線に接続されている。このため、図13の容量の断面構
造に示されているような、片側の端子を表面高濃度注入
領域2で共通にした構造は使用できない。
【0030】このような容量構造を実現するため、例え
ば図17および図18に示されるような構造を使用する
ことが考えられる。図17はこのような容量構造の平面
図であり、図18は図17のG−G線に沿った断面図で
ある。これらの図に示される構造では、ウエル1上に層
間絶縁膜31を介して第1層アルミによる電極8を形成
し、該電極8の上に層間絶縁膜31を介して第2層アル
ミを用いて他の電極10を形成し、これらの電極8,1
0の間で容量が形成されている。第2層アルミの電極1
0はスルーホールBを介して第1層アルミ配線7に接続
されている。このような構造以外にも、例えばポリシリ
コン層と第1層アルミとを使用して容量を形成すること
も可能である。
【0031】しかしながら、ポリシリコン層やアルミ層
の表面は凹凸および起伏が多いのが普通であり、これら
のポリシリコン層やアルミ層上に層間絶縁膜を形成する
場合は、前述のようなシリコン基板上に層間絶縁膜を形
成する場合に比べて、良質の絶縁膜を制御性よく形成す
ることは困難である。さらに、大面積のアルミパターン
においては、ヒロックなどが発生することにより他の導
電層との短絡が生じ易い。これらの理由で、ポリシリコ
ン層と第1層アルミ層、または第1層アルミ層と第2層
アルミ層間の層間絶縁膜はあまり薄くすることができな
い。例えば、ポリシリコン層と第1層アルミ層間は70
00オングストローム程度、第1層アルミ層と第2層ア
ルミ層の間は1μm=10000オングストローム程度
の絶縁膜厚が必要である。このため、小さな電極面積で
大きな容量を得ることが困難であり、逆にいえば所望の
容量を形成するのに必要な電極面積が大きくなり、単一
の集積回路チップ上に多数の容量を形成することが困難
になる。
【0032】本発明の目的は、このような従来例の構造
における問題点に鑑み、両方の電極が共に別々の回路に
接続された容量を、狭い回路面積でしかも容量値を低減
させることなく形成できるようにすることにある。
【0033】本発明の他の目的は、両方の電極が共に別
々の回路に接続された容量を、狭い面積でしかも容量値
を低下させることなく形成できるようにすると共に、各
電極の抵抗成分の影響を的確に除去することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、半導体基板に形成され、第1の導
電型を有するウエルと、各々前記ウエル表面に互いに分
離して形成され、前記ウエルと反対導電型の第2の導電
型を有するとともに、前記ウエルに対して逆バイアス状
態に維持された複数の高濃度注入領域と、前記高濃度注
入領域の上に形成された薄い層間絶縁膜と、前記薄い層
間絶縁膜上に前記高濃度注入領域の各々に対向して形成
された複数の導電層電極とを具備する半導体集積回路の
容量が提供される。このような構成では、前記高濃度注
入領域は各々前記ウエルに対し逆バイアス状態に維持さ
れるため、お互いに電気的に分離されている。したがっ
て、電極端子がいずれも共通端子になっていない容量を
容易に形成することができる。また、高濃度注入領域の
上部は、半導体基板の表面と同様に凹凸および起伏を少
なくすることができるから、層間絶縁膜も制御性よく、
したがって薄く形成することができる。このため、少な
い回路面積で大きな容量を得ることができる。
【0035】この場合、前記高濃度注入領域にシャント
配線を行なうことにより前記高濃度注入領域各部の電位
の固定を行なうと好都合である。高濃度注入領域にシャ
ント配線を行ない電位の固定を行なうことにより、高濃
度注入領域の抵抗成分の影響を抑えて高品質の容量を得
ることができる。
【0036】また、前記高濃度注入領域にそれぞれシャ
ント用コンタクトホールを介して複数の点で離散的にシ
ャント配線を行ない、前記シャント用コンタクトホール
部分以外は前記導電層電極を形成し、前記高濃度注入領
域と前記導電層電極とのオーバラップ面積の減少を抑え
ることもできる。このような構成により、前記高濃度注
入領域と前記導電層電極とのオーバラップ面積を大きく
して大きな容量値を確保しながら、高濃度注入領域の抵
抗成分の影響を抑えて高品質の容量を得ることができ
る。
【0037】さらに、前記シャント配線に使用する配線
層の幅を他の配線層と短絡しない範囲で広くし、前記導
電層電極と絶縁層を介してオーバラップさせることによ
り、容量を増大させることもできる。このような構造に
より、前述の特徴を備えつつさらに容量を増大すること
ができる。
【0038】また、前記導電層電極はポリシリコン層を
用いて形成し、かつ前記シャント配線に使用する配線層
は第1層アルミを用いて形成してもよい。このような構
造により、前述の特徴を有する容量構造を実現し、しか
も第2層アルミを他の配線、あるいは回路の遮光などに
使用できる。
【0039】あるいは、前記導電層電極は第1層アルミ
を用いて形成し、かつ前記シャント配線に使用する配線
層は第2層アルミを用いて形成することもできる。この
ような構成により、電極の抵抗成分をさらに小さくし、
高品質の容量を構成することができる。
【0040】また、前記導電層電極は第1層アルミを用
いて形成し、かつ前記シャント配線に使用する配線層は
第2層アルミを用いて形成するとともに、前記高濃度注
入領域へのシャント配線は、第2層アルミをスルーホー
ルを介して前記導電層電極を構成する第1層アルミの部
分と分離された第1層アルミ配線部分へ接続し、該第1
層アルミ配線部分をコンタクトホールを介して前記高濃
度注入領域へ接続して行なうこともできる。この場合
は、抵抗成分の小さい容量を得ることができると共に、
容量を構成する各電極への接続をも容易にかつ低い抵抗
配線を使用して行なうことができる。
【0041】以上の構成において、前記半導体集積回路
は複数の画素を含む固体撮像素子の集積回路とし、前記
容量によって前記画素からのダーク読み出し信号を保持
した後、前記容量を介して前記画素からの撮像信号を読
み出すことにより固定パターンノイズを除去すると好都
合である。以上のような半導体集積回路の容量を、固体
撮像素子の固定パターンノイズを除去するために使用す
ることにより、固体撮像素子の集積回路の集積度を向上
させ、画素数が多くかつ高性能の固体撮像素子を容易に
実現することが可能になる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明に係わ
る半導体集積回路の容量につき説明する。なお、以下の
説明で参照する図面においては、従来の場合と対応する
部分は同一の符号で示されており、それらの部分の説明
は適宜省略する。また、以下の説明では、図14および
図15に示した固体撮像素子において使用するダーク信
号蓄積用容量CDとして使用するための容量を想定して
いるが、本発明はこれ以外の容量にも容易に適用できる
ことはいうまでもない。
【0043】図1および図2は、それぞれ、本発明の第
1の実施形態に係わる半導体集積回路の容量の構造を示
す平面図およびA−A線に沿った断面図である。これら
の図においては、図示しない半導体基板に形成されたウ
エル1の表面に互いに分離された下地となる複数の表面
高濃度注入領域2aが形成されている。このような表面
高濃度注入領域2aおよびウエル1の表面上にはSiO
などによる層間絶縁膜31が形成されている。このよ
うな層間絶縁膜31を介して各表面高濃度注入領域2a
に対向するようポリシリコン電極5が形成されている。
なお、表面高濃度注入領域2aとポリシリコン電極5と
の間の絶縁膜は、前記図12および図13の構造と同様
に、薄い容量酸化膜領域3の周囲がやや厚く形成されて
電極エッジ部分における短絡などの欠陥の発生を防止し
ている。
【0044】また、ポリシリコン電極5の抵抗成分の影
響を小さくするために、ポリシリコン電極の長手方向に
アルミ配線7とスルーホールA6でシャント接続を行な
い、アルミ配線によりポリシリコン電極5の各部の電位
の固定を行なっている。
【0045】各表面高濃度注入領域2aの導電型とウエ
ル1の導電型とは逆極性とされ、かつ両者の間のPN接
合が逆バイアス状態となるような電位に設定される。す
なわち、ウエル1がPウエルである場合は、N+注入を
行なって表面高濃度注入領域2aを形成し、ウエル1が
Nウエルである場合はP+注入を行なうことにより表面
高濃度注入領域2aを形成する。ウエル1がNウエルで
ある場合は、ウエル1の電位は例えば半導体集積回路に
おいて使用する電源電位の内最も高い電位に設定され、
逆にウエル1がPウエルである場合はウエル1の電位は
例えば最も低い電位に設定する。
【0046】すなわち、下地の表面高濃度注入領域2a
は、容量ごとに分離する必要があるので、前述のように
ウエル1との間で常に逆バイアス状態にして素子分離を
行なっている。つまり、PウエルにN+注入を行なう場
合は、その容量に印加され得る電位に比べて、ウエル電
位を十分低い電圧に設定し、逆にNウエルにP+注入を
行なう場合は、ウエル電位を十分高い電圧に設定する。
【0047】このような容量構造では、ポリシリコン電
極5が容量の一方の電極になり、下地の高濃度注入領域
2aが他方の電極になる。ポリシリコン電極5はスルー
ホールA、すなわちポリシリコン−第1層アルミ間接
続、6を介してアルミ配線に接続されている。また、高
濃度注入領域2aはコンタクトホール4を介してアルミ
配線7に接続されている。
【0048】また、ウエル1の周囲はアルミ配線と高濃
度注入領域21を備えたガードリングによって囲まれて
おり、ウエル1に前述のような所定の電位を供給してい
る。いうまでもなく、ウエル1の導電型とガードリング
の高濃度注入領域21の導電型は同じ必要がある。但
し、ガードリングのアルミ配線については、前述のよう
に第1層アルミ配線7によって容量の配線を引き出す関
係で、第1層アルミで囲むことができないため、第2層
アルミ25から、スルーホールB24、第1層アルミ2
3、コンタクトホール22を介してガードリングの高濃
度注入領域21に接続している。第2層アルミ25は容
量の全面を覆っており、ウエル電位供給用配線と遮光ア
ルミを兼ねている。
【0049】以上のような構造により、両方の電極端子
が独立した容量を多数アレイ状に並べた構造を、狭い回
路面積で実現することができる。
【0050】図3および図4は、本発明の第2の実施形
態に係わる半導体集積回路の容量構造を示す。図3は該
容量構造の平面図を示し、図4は図3のB−B線に沿っ
た断面図である。
【0051】この実施形態に係わる容量構造では、前記
図1および図2に示される構造における下地の表面高濃
度注入領域2aの長手方向に第1層アルミ配線7とコン
タクトホール4とで順次シャント配線を行なっている。
これによって、表面高濃度注入領域2aの抵抗成分の影
響も小さくすることができ、電極の抵抗成分の十分小さ
い容量を得ることができる。その他の部分の構成は、前
記第1の実施形態に係わる容量構造と同じでよい。
【0052】図5および図6は、本発明の第3の実施形
態に係わる半導体集積回路の容量構造を示す。図5は該
容量構造の平面図であり、図6の(a)は図5のC−C
線に沿って見た断面図、そして図6の(b)は図5の
C′−C′線に沿って見た断面図である。
【0053】本実施形態では、下地の表面高濃度注入領
域2の長手方向に沿ってもアルミ配線7とコンタクトホ
ール4でシャント配線を行なっており、表面高濃度注入
領域2aの抵抗成分の影響も小さくすることができる。
但し、このアルミシャント配線は第2の実施形態のよう
に高濃度注入領域2aの長手方向に沿って多数のまたは
連続した領域でコンタクトを取るのではなく、離散的に
数点で行なっている。この実施形態では、表面高濃度注
入領域2aの長手方向の両端付近および中央の3点でシ
ャント配線を行なっている。そして、これらシャント配
線用コンタクト以外の領域は容量のポリシリコン電極5
を高濃度注入領域2aに対向して形成している。
【0054】この結果、この実施形態では、シャント配
線用コンタクト以外の領域はポリシリコン電極5を広く
形成するために使用でき、実質的な容量の面積をほとん
ど減らすことなく、シャント配線を行なうことができ
る。したがって、抵抗成分の十分小さい容量を、容量値
をほとんど減らすことなく得ることができる。その他の
部分の構成は、前記第1および第2の実施形態に係わる
ものと同じでよい。
【0055】なお、本実施形態では、表面高濃度注入領
域2aの長手方向の両側と中央部の3点でシャント配線
用のコンタクトを設けた例を示しているが、容量電極の
形に応じて、コンタクトの数は2点、4点あるいはそれ
以上でも適用可能なことはいうまでもない。
【0056】また、本実施形態では、ポリシリコン電極
5の一部を切り欠いてシャント用コンタクトホール4を
設けているが、ポリシリコン電極5の幅がある程度広い
場合には、ポリシリコン電極5中に穴をあけて、その中
でコンタクトホール4を設けることも可能である。
【0057】次に、図7および図8は本発明の第4の実
施形態に係わる半導体集積回路の容量構造を示す。図7
は該容量構造の平面図を示し、図8の(a)は図7のD
−D線に沿った断面図、図8の(b)は図7のD′−
D′線に沿った断面図である。
【0058】この実施形態では、下地の表面高濃度注入
領域2aのための、第1層アルミによる、シャント用配
線7の幅を広げて第1層アルミ電極8を形成している。
第1層アルミ電極8は絶縁層31を介してポリシリコン
電極5と対向している。この結果、下地の表面高濃度注
入領域2aとポリシリコン電極5との間の容量だけでな
く、シャント用配線7につながる第1層アルミ電極8と
ポリシリコン電極5との間も容量として利用することが
できる。このため、この実施形態では、シャント用アル
ミ配線で容量の抵抗成分を小さくすることができると共
に、同じ素子面積で容量値をさらに大きくすることが可
能になる。その他の部分の構成は、前記第3の実施形態
に係わるものと同じでよい。
【0059】なお、メモリ回路や論理回路を含む集積回
路では、シリサイドと呼ばれるプロセスが用いられる。
これはポリシリコン層の上に、タングステン、コバル
ト、チタン等の金属を重ねて形成し、ポリシリコン層の
抵抗成分の影響を無くす方法である。
【0060】したがって、本発明においても、シリサイ
ドを用いることにより、ポリシリコン電極とコンタクト
を取っているアルミ配線7をポリシリコン電極5の長手
方向に延ばさなくても、ポリシリコン電極5の抵抗成分
の影響を無くすことができるので、その分さらに、表面
高濃度注入領域シャント用の第1層アルミ電極8の幅を
広げることができる。したがって、本発明をメモリ回路
や論理回路などで使用される容量の形成に適用する場合
には、シリサイドも有効な手段である。固体撮像素子の
場合は、シリサイドは画素部の汚染の原因となることが
あるため、一般には使用されない。しかしながら、何ら
かの方法によってシリサイドが画素部の汚染を生じない
ようにすることができる場合、あるいは画素部の汚染が
問題とならない場合には固体撮像素子でもシリサイドを
使用することは可能である。
【0061】図9および図10は、本発明の第5の実施
形態に係わる半導体集積回路の容量構造を示す。図9は
該容量構造の平面図であり、図10(a),(b)およ
び(c)は、それぞれ、図9のE−E線、E′−E′
線、およびE″−E″線から見た断面図である。
【0062】本実施形態では、前記各実施形態における
ポリシリコン配線5は使用せず、下地の表面高濃度注入
領域2aと、第1層アルミ電極8と、第2層アルミ電極
10を用いて容量を形成している。第2層アルミ電極1
0は、下地の表面高濃度注入領域2のシャント用アルミ
配線を兼ねている。すなわち、第2層アルミ配線10か
ら、スルーホールB9、第1アルミ配線7に接続し、該
第1層アルミ配線7からコンタクトホール4を介して表
面高濃度注入領域2aに接続されている。したがって、
このようにしてお互いに接続された第2層アルミ電極1
0と表面高濃度注入領域2aが容量の片方の電極を形成
している。一方、第1層アルミ配線8が他方の電極を形
成している。
【0063】なお、本実施形態では、第2層アルミ10
を各容量ごとに分離して電極として使用しているため、
遮光には使用できない。よって、容量部分の遮光アルミ
を無しで使用するか、もしくは第3層アルミあるいは他
の遮光層で遮光する。ウエル1のガードリングには、従
来通り第2層アルミによる配線26を使用している。下
地部分の構造は、前記第3および第4の実施形態に示す
ものと同じでよい。
【0064】このような容量構造では、第2層アルミ電
極10で表面高濃度注入領域2aの抵抗成分の影響を少
なくすることができると共に、容量の電極としてポリシ
リコン電極の代わりにアルミ電極を用いているので、ポ
リシリコンの抵抗成分による影響も無くすことができ
る。その結果、抵抗成分の小さい高品質の容量を形成す
ることが可能になる。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、半導体
集積回路内で容量をアレイ状に並べて多数形成し、かつ
それぞれの容量の両方の端子がそれぞれ異なった配線に
接続できる容量回路を、容量値を低減させることなく狭
い回路面積で的確に形成することができる。また、各容
量の電極の抵抗成分の影響も除去または低減し高品質の
容量が形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる半導体集積回
路の容量を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線に沿った断面構造を示す部分的
断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係わる半導体集積回
路の容量を示す平面図である。
【図4】図3のB−B線に沿った断面構造を示す部分的
断面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係わる半導体集積回
路の容量を示す平面図である。
【図6】図5のC−C線(a)およびC′−C′線
(b)に沿った断面構造を示す部分的断面図である。
【図7】本発明の第4の実施形態に係わる半導体集積回
路の容量を示す平面図である。
【図8】図7のD−D線(a)およびD′−D′線
(b)に沿った断面構造を示す部分的断面図である。
【図9】本発明の第5の実施形態に係わる半導体集積回
路の容量を示す平面図である。
【図10】図9のE−E線(a)、E′−E′線(b)
およびE″−E″線(c)に沿った断面構造を示す部分
的断面図である。
【図11】増幅型固体撮像素子の回路構成例を示す概略
的電気回路図である。
【図12】図11の回路で使用される、従来例における
半導体集積回路の容量を示す平面図である。
【図13】図12のF−F線に沿った断面構造を示す部
分的断面図である。
【図14】増幅型固体撮像素子の別な回路構成例を示す
概略的電気回路図である。
【図15】図14の水平読み出し回路ユニットの回路構
成を示す電気回路図である。
【図16】図14および図15に示す回路の動作を説明
するためのタイミング図である。
【図17】図14および図15の回路で使用される、従
来例における半導体集積回路の容量を示す平面図であ
る。
【図18】図17のG−G線に沿った断面構成を示す部
分的断面図である。
【符号の説明】
1 ウエル 2,2a 表面高濃度注入領域 3 容量酸化膜領域 4 コンタクトホール 5 ポリシリコン電極 6 スルーホールA(ポリシリコンと第1層アルミ間接
続) 7 第1層アルミ配線 8 第1層アルミ電極 9 スルーホールB(第1層アルミと第2層アルミ間接
続) 10 第2層アルミ電極 21 ウエルシャント用高濃度注入 22 コンタクトホール 23 第1層アルミ配線 24 スルーホールB 25 第2層アルミ(遮光) 26 第2層アルミ配線 31 層間絶縁膜 32 表面保護層 100 水平読み出し回路 101 画素領域 102 垂直信号線 103 ダーク信号転送スイッチQTD 104 信号転送スイッチQTS 105 ダーク信号蓄積用容量CTD 106 信号蓄積用容量CTS 107,107a,107b 水平スイッチQH 108 水平読み出しライン 109 水平シフトレジスタ 110 出力アンプ 111 水平読み出し回路 112 垂直リセットスイッチQRSTV 113 垂直スイッチQSV 114 信号蓄積容量CS 115 バッファ 116 ダーク蓄積用CD 117 ダークスイッチQSD

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に形成され、第1の導電型を
    有するウエルと、 各々前記ウエル表面に互いに分離して形成され、前記ウ
    エルと反対導電型の第2の導電型を有するとともに、前
    記ウエルに対して逆バイアス状態に維持された複数の高
    濃度注入領域と、 前記高濃度注入領域の上に形成された薄い層間絶縁膜
    と、 前記薄い層間絶縁膜上に前記高濃度注入領域の各々に対
    向して形成された複数の導電層電極と、 を具備することを特徴とする半導体集積回路の容量。
  2. 【請求項2】 前記高濃度注入領域にシャント配線を行
    なうことにより前記高濃度注入領域各部の電位の固定を
    行なったことを特徴とする、請求項1に記載の半導体集
    積回路の容量。
  3. 【請求項3】 前記高濃度注入領域にそれぞれシャント
    用コンタクトホールを介して複数の点で離散的にシャン
    ト配線を行ない、前記シャント用コンタクトホール部分
    以外は前記導電層電極を形成し、前記高濃度注入領域と
    前記導電層電極とのオーバラップ面積の減少を抑えたこ
    とを特徴とする、請求項1または2に記載の半導体集積
    回路の容量。
  4. 【請求項4】 前記シャント配線に使用する配線層の幅
    を他の配線層と短絡しない範囲で広くし、前記導電層電
    極と絶縁層を介してオーバラップさせることにより、容
    量を増大させたことを特徴とする、請求項2または3に
    記載の半導体集積回路の容量。
  5. 【請求項5】 前記導電層電極はポリシリコン層を用い
    て形成し、かつ前記シャント配線に使用する配線層は第
    1層アルミを用いて形成したことを特徴とする請求項1
    〜4のいずれか1項に記載の半導体集積回路の容量。
  6. 【請求項6】 前記導電層電極は第1層アルミを用いて
    形成し、かつ前記シャント配線に使用する配線層は第2
    層アルミを用いて形成したことを特徴とする、請求項1
    〜4に記載の半導体集積回路の容量。
  7. 【請求項7】 前記導電層電極は第1層アルミを用いて
    形成し、かつ前記シャント配線に使用する配線層は第2
    層アルミを用いて形成するとともに、前記高濃度注入領
    域へのシャント配線は、第2層アルミをスルーホールを
    介して前記導電層電極を構成する第1層アルミの部分と
    分離された第1層アルミ配線部分へ接続し、該第1層ア
    ルミ配線部分をコンタクトホールを介して前記高濃度注
    入領域へ接続して行なうことを特徴とする、請求項2〜
    4のいずれか1項に記載の半導体集積回路の容量。
  8. 【請求項8】 前記半導体集積回路は複数の画素を含む
    固体撮像素子の集積回路であり、前記容量によって前記
    画素からのダーク読み出し信号を保持した後、前記容量
    を介して前記画素からの撮像信号を読み出すことにより
    固定パターンノイズを除去することを特徴とする、請求
    項1〜7のいずれか1項に記載の半導体集積回路の容
    量。
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