JPH10228938A - 雌端子金具及びその製造方法 - Google Patents

雌端子金具及びその製造方法

Info

Publication number
JPH10228938A
JPH10228938A JP9029265A JP2926597A JPH10228938A JP H10228938 A JPH10228938 A JP H10228938A JP 9029265 A JP9029265 A JP 9029265A JP 2926597 A JP2926597 A JP 2926597A JP H10228938 A JPH10228938 A JP H10228938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
female terminal
terminal fitting
elastic contact
contact piece
plated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP9029265A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Endo
光雄 遠藤
Shoji Tsukamoto
尚司 塚本
Hitoshi Saito
仁 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP9029265A priority Critical patent/JPH10228938A/ja
Publication of JPH10228938A publication Critical patent/JPH10228938A/ja
Priority to US09/749,367 priority patent/US6500032B2/en
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/02Contact members
    • H01R13/10Sockets for co-operation with pins or blades
    • H01R13/11Resilient sockets
    • H01R13/111Resilient sockets co-operating with pins having a circular transverse section
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R43/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors
    • H01R43/16Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors for manufacturing contact members, e.g. by punching and by bending

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 展開平面における長さや幅等の外郭形状を変
更することなしに、表面に施されるメッキ材料の導電性
に応じて雄端子金具に対する接触荷重の調節を行うこ
と。 【解決手段】 展開平面において外郭形状を変更するこ
となしにメッキ材料の導電性に応じて雄端子金具に対す
る接触荷重の調節を行うべく、開口部14の形成による
長手方向の断面形状の変化を持たせた弾性接触片7と、
該弾性接触片7を片持ち梁状に支持する筒状部3とを備
えた雌端子金具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雌端子金具及びそ
の製造方法に関するものであり、特に、自動車用ワイヤ
ーハーネス等の接続に用いられる雌端子金具及びその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車には、緊急時などに運転手
や同乗者を保護する目的でエアーバックやプリテンショ
ナー付きシートベルト等の安全装置が装備されるように
なった。このような、緊急時に作動する必要がある安全
装置のワイヤハーネスには、導電率の良好な金メッキを
施した雌端子金具が用いられており、その他の装置のワ
イヤハーネスには、金メッキが高価であることから主に
すずメッキを施した雌端子金具が用いられている。この
ように、近年の自動車には、異なる材料のメッキが表面
に施された少なくとも2種類の雌端子金具が適宜利用さ
れている。
【0003】一般に、雌端子金具は、筒状の基端部と、
長手方向において先端から基端部付近まで伸びるスリッ
トにより分割形成され且つ該基端部に片持ち梁状に支持
された1対の弾性接触片とから構成されている。この雌
端子金具は、基端部から先端に向かうに従って徐々に細
径に形成されており、先端付近の狭窄部が、接触部とな
っているもので、先端より棒状の雄端子を挿入すると、
この雄端子と接触部とが接触して、電気的接続が行われ
る。
【0004】上記構成の雌端子金具においては、片持ち
梁状に支持された弾性接触片の片持ち長さが長いほど雄
端子との接触荷重が弱くなり、逆に短いほど雄端子との
接触荷重が大きくなる。そこで、表面に導電性の小さな
すずメッキが施される雌端子金具の弾性接触片の片持ち
長さを、表面に導電性の大きな金メッキが施される雌端
子金具の弾性接触片の片持ち長さよりも短くすることに
よって、金メッキの雌端子金具と比してすずメッキの雌
端子金具を雄端子に対する接触荷重を高くしている。
【0005】また、雌端子金具の弾性接触片に施される
メッキ材料に応じて雄端子に対する接触荷重を調節する
他の方法が、米国特許第5,067,916号公報に開
示されている。図9(a)は、米国特許第5,067,
916号公報に開示された従来の金メッキの雌端子金具
71のプレス加工後の展開平面図であり、図9(b)は
すずメッキの雌端子金具72のプレス加工後の展開平面
図である。これらの図9(a)(b)に示す如く、金メ
ッキの雌端子金具71の基端側の筒状部73と弾性接触
片74とが画成する角度θ1は、すずメッキの雌端子金
具72の基端側の筒状部75と弾性接触片76とが画成
する角度θ2よりも小さく設定されている。即ち、弾性
接触片の基端部の幅を変更することによって、雌端子金
具の弾性接触片に施されるメッキ材料に応じた雄端子に
対する接触荷重の調節が行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、近年の自
動車には表面に施されるメッキ材料の電導性の違いによ
って数種類の雌端子金具を必要としているが、前述のよ
うに弾性接触片の長さを変えることによって接触荷重の
調節を行う方法を用いて異なる雌端子金具を提供すると
なると、該雌端子金具をプレス加工で製造する際に数種
類の金型を必要とし、製造工程おいて面倒であるばかり
か、金型コストひいては製造コストもかかり、使い勝手
も悪くなる。さらに、メッキ材料によって弾性接触片の
長さが異なるので、その長さに応じた複数種のハウジン
グを準備する必要があり、製造コストがかかる。
【0007】また、米国特許第5,067,916号で
開示された接触荷重の調節方法を用いて異なる雌端子金
具を提供するとなると、金メッキの雌端子金具とすずメ
ッキの雌端子金具とは、弾性接触片74,76の基端部
の幅をわずかに変えているだけであるから、2種類の雌
端子金具の外見上の形状がほぼ同様であり、それぞれの
金型もほぼ同様であるため、外見上の識別が難しく、製
造上の混乱だけでなく、製造する上で間違えるなどの恐
れがある。
【0008】本発明は、前記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、展開平面における長さや幅等の
外郭形状を変更することなしに、表面に施されるメッキ
材料の導電性に応じて雄端子金具に対する接触荷重の調
節を行うことが可能な雌端子金具及びその製造方法を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記課
題は、表面に金メッキもしくはすずメッキの施された雌
端子金具を製造する方法であって、展開平面において外
郭形状を変更することなしにメッキ材料の導電性に応じ
て雄端子金具に対する接触荷重の調節を行うべく、長手
方向の断面形状が変化された弾性接触片と、該弾性接触
片を片持ち梁状に支持する筒状部とを備えた該雌端子金
具をプレスする工程と、前記プレス工程により打ち抜か
れた前記弾性接触片と前記筒状部とを筒状に加工する工
程とを具備することを特徴とする雌端子金具を製造する
方法によって達成できる。
【0010】また、本発明の上記目的は、展開平面にお
いて外郭形状を変更することなしにメッキ材料の導電性
に応じて雄端子金具に対する接触荷重の調節を行うべ
く、長手方向の断面形状が変化された弾性接触片と、該
弾性接触片を片持ち梁状に支持する筒状部とを備えた雌
端子金具により達成できる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
に基づいて説明する。図1は、本実施の形態の雌端子金
具1,2の斜視図であり、(a)が金メッキした雌端子
金具1、(b)がすずメッキした雌端子金具2である。
それぞれ、基端から先端まで筒状に形成され、基端部に
は完全に囲繞する筒状部3,4を有する。この筒状部
3,4から先端まで、2つのスリット5,6が穿設さ
れ、このスリット5,6によって分割形成されるととも
に、断面円弧状にして、それぞれ円弧の内側を向かい合
わせた1対の弾性接触片7,8をそれぞれ有している。
これら弾性接触片7,8は、先端に向かうに従って徐々
に細径となるとともに、先端付近で最も狭窄に形成され
た接触部9,10が形成されている。そして、それぞれ
先端の挿入口11,12より、棒状の雄端子13を挿入
することにより、接触部9,10で接触して電気的接続
が行われる。
【0012】また、金メッキした雌端子金具1の弾性接
触片7の表面には、長手方向の断面形状の変化部として
の、長円形状の開口部14が穿設されており、この開口
部14の形成によって弾性接触片7の機械的強度を弱め
て、接触部9における接触荷重を弱くして、所望の接触
面積で雄端子に当接する雌端子金具1を形成する。この
ように、金メッキの雌端子金具1は、すずメッキの雌端
子金具2と展開平面において外郭が同一であるのにもか
かわらず、その弾性接触片7の表面に開口部14が形成
されているため、外見上大きく異なり、該2種類の雌端
子金具1,2の識別が容易になる。
【0013】これら2種類の雌端子金具1,2の製造方
法を図2(a)(b),図3、図4(a)(b)に基づ
いて説明する。図2は金メッキの雌端子金具1とすずメ
ッキの雌端子金具2の共通金型であり、(a)は上金型
15の裏面図、(b)は下金型16の表面図を示し、図
3は、上金型15と下金型16の要部部分斜視図、図4
の(a)は金メッキの雌端子金具1のプレス加工後の展
開平面図であり、(b)はすずメッキの雌端子金具2の
プレス加工後の展開平面図である。
【0014】図4の(a)(b)からも分かるように、
金メッキの雌端子金具1及びすずメッキの雌端子金具2
のプレス加工後の平板状態(以下、プレス加工後平板形
状という)にあっては、共に筒状部3,4が帯状であ
り、この筒状部3,4に、それぞれ略三角形状の2つの
弾性接触片7,8が並設されており、金メッキの雌端子
金具1の弾性接触片7には開口部14が穿設されてい
る。従って、上金型15,下金型16は、プレス加工に
よって、これらの形状になるように成形する。
【0015】上金型15はプレス加工後平板形状と同形
の凹部17が形成されているとともに、この凹部17の
周囲は凸部18となっている。そして、上金型15には
開口部14と対応する箇所に、長円形状で開口部14と
同形の凸部19が取り外し可能に設けられている(図2
(a)において凸部18及び凸部19は斜線で示す)。
下金型16もプレス加工後平板形状と同形の凸部20が
形成され、この凸部20の周囲は凹部21となってい
る。そして、下金型16には、前記開口部14と対応す
る箇所に長円形状にして開口部14と同形の凹部22が
形成されている(図2(b)中において凹部21及び凹部
22は斜線で示す)。また、この凹部22と同形にして
同厚の穴埋め部材23が下金型16とは別体に設けられ
ているもので、この穴埋め部材23を凹部22に押し込
むと、下金型16の凸部20は平板状になる。
【0016】以上のように構成した1組の上金型15と
下金型16を用いて、金メッキの雌端子金具1とすずメ
ッキの雌端子金具2とをプレス加工する。金メッキの雌
端子金具1をプレス加工するときは、上金型15に凸部
19を取り付けるとともに、下金型16の凹部22には
穴埋め部材23を埋めないでおく。この状態でプレス加
工することによって、図4(a)に示すように、プレス
加工後平板形状に成形されるとともに、開口部14も穿
設される。このプレス加工後平板形状を筒状に加工する
ことによって、図1(a)に示すような、金メッキの雌
端子金具1が成形される。
【0017】また、すずメッキの雌端子金具2をプレス
加工するときは、上金型15に凸部19を取り外すとと
もに、下金型16の凹部22には穴埋め部材23を埋め
て、下金型16の凸部20を平板状にする。この状態で
プレス加工することによって、図4(b)に示すよう
に、開口部14のないプレス加工後平板形状に成形さ
れ、このプレス加工後平板形状を筒状に加工することに
よって、図1(b)に示すような、すずメッキの雌端子
金具2が成形される。このように、所謂入れ子となる凸
部19及び穴埋め部材23の取り付け取り外しによっ
て、1組の金型で金メッキの雌端子金具1とすずメッキ
の雌端子金具2とが成形でき、製造コストが安くなると
ともに、金型も上金型15の凸部19及び下金型16の
凹部22の有無によってその用途が容易に識別できる。
【0018】本発明の第2の実施の形態を図5に基づい
て説明する。図5は、本実施の形態の雌端子金具31,
32の斜視図であり、(a)が金メッキした雌端子金具
31、(b)がすずメッキした雌端子金具32である。
基端部には完全に囲繞する筒状部33,34を有し、共
にスリット35,36によって分割形成させて、1対の
弾性接触片37,38をそれぞれ有している。これら弾
性接触片37,38は、先端に向かうに従って徐々に細
径となるとともに、先端付近で最も狭窄に形成された接
触部39,40が形成されている。そして、それぞれ先
端の挿入口41,42より、棒状の雄端子43を挿入す
ることにより、接触部39,40で接触して電気的的接
続が行われることは前記第1の実施の形態と同様であ
る。
【0019】また、すずメッキした雌端子金具32の弾
性接触片38の表面に、長手方向の断面形状の変化部と
しての、断面コの字状の突起44が突設されており、こ
の突起44の形成によって弾性接触片38の機械的強度
を高めて、接触部40における接触荷重を強くし、所望
の接触面積で雄端子に当接する雌端子金具32を形成す
る。このように、すずメッキの雌端子金具32は、金メ
ッキの雌端子金具31と展開平面において外郭が同一で
あるのにもかかわらず、突起44が形成されているた
め、外見上からも大きく異なり、該2種類の雌端子金具
31,32の識別が容易になる。
【0020】これら2種類の雌端子金具31,32の製
造方法を図6(a)(b)、図7、図8(a)(b)に
基づいて説明する。図6は、金メッキの雌端子金具31
とすずメッキの雌端子金具32の両方の金型であり、
(a)は上金型45の裏面図、(b)は下金型46の表
面図を示し、図7は、上金型45と下金型46の要部部
分斜視図、図8の(a)は金メッキの雌端子金具31の
プレス加工後の展開平面図であり、(b)はすずメッキ
の雌端子金具32のプレス加工後の展開平面図である。
【0021】図8(a)(b)からも分かるように、前
記第1の実施の形態と同様に、プレス加工後にあって
は、金メッキの雌端子金具31及びすずメッキの雌端子
金具32は、共にプレス加工後平板形状であり、共に筒
状部33,34が帯状であり、この筒状部33,34
に、それぞれ略三角形状の2つの弾性接触片37,38
が並設されており、すずメッキの雌端子金具32の弾性
接触片38には突起44が突設されている。従って、上
金型45,下金型46は、プレス加工によって、これら
の形状になるように成形する。
【0022】上金型45はプレス加工後平板形状と同形
の凹部47が形成されているとともに、この凹部47の
周囲は凸部48となっている。そして、上金型15には
突起44と対応する箇所に、突起44の外面形状と同形
状の凹部49が形成されている(図6(a)中において凸
部48と凹部49は斜線で示す)。また、この凹部49
と同形にして同厚の穴埋め部材53が上金型45とは別
体に設けられているもので、この穴埋め部材53を凹部
49に押し込むと、上金型45の凹部47は平板状にな
る。下金型46もプレス加工後平板形状と同形の凸部5
0が形成され、この凸部50の周囲は凹部51となって
いる。そして、下金型46の凸部50には、前記突起4
4と対応する箇所に突起44の内面形状と同形の凸部5
2が取り外し可能に設けられている(図6(b)中にお
いて凹部51と凸部52は斜線で示す)。
【0023】以上のように構成した1組の上金型45と
下金型46を用いて、金メッキの雌端子金具31とすず
メッキの雌端子金具32とをプレス加工する。すずメッ
キの雌端子金具32をプレス加工するときは、下金型4
6に凸部52を取り付けるとともに、上金型46の凹部
49には穴埋め部材53を埋めないでおく。この状態で
プレス加工することによって、図8(b)に示すよう
に、突起44が突設されたプレス加工後平板形状に成形
され、このプレス加工後平板形状を筒状に加工すること
によって、図5(b)に示すように、すずメッキの雌端
子金具32が成形される。
【0024】また、金メッキの雌端子金具31をプレス
加工するときは、上金型45の識別凹部49に穴埋め部
材53を埋めて上金型45の凹部47を平板状にすると
ともに、下金型46の凸部52を取り外す。この状態で
プレス加工することによって、図8(a)に示すよう
に、突起44のないプレス加工後平板形状に成形され、
このプレス加工後平板形状を筒状に加工することによっ
て、図5(a)に示すように、金メッキの雌端子金具3
1が成形される。このように、所謂入れ子となる凸部5
2及び穴埋め部材53の取り付け取り外しによって、1
組の金型で金メッキの雌端子金具31とすずメッキの雌
端子金具32とが成形でき、金型コストひいては製造コ
ストが安くなるとともに、金型も上金型45の凹部49
及び下金型46の凸部52の有無によってその用途が容
易に識別できる。
【0025】なお、上記実施の形態においては、長手方
向の断面形状の変化部として、弾性接触片(7、8)の
表面に開口部14が穿設したが、この開口部14に代え
て有底溝を採用することも可能である。尚、前記2つの
実施の形態では、長手方向の断面形状の変化部として、
開口部14、突起44を形成したが、本発明はこの形状
に限らず、有底溝や円筒状の突起にするなど種々変更可
能であることはいうまでもない。また、前記2つの実施
の形態では、開口部14及び突起44は平面長円形状に
形成したが、本発明は、この形状に限定されない。その
他、円形、四角形などに変形可能であることはいうまで
もない。また、前記2つの実施の形態では、共に金メッ
キとすずメッキの2種類の雌端子金具1,2,31,3
2で説明したが、その他の材料による雌端子金具にも適
用される。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明の雌端子金具及びそ
の製造する方法によれば、展開平面における外郭形状を
変更することなしに、雌端子金具の弾性接触片の長手方
向の断面形状を変化することにより、異なるメッキ材料
の導電性に応じて雄端子金具に対する接触荷重の調節を
行うことが可能となる。また、該複数種の雌端子金具
は、すべて外郭形状が同一となるにもかかわらず、弾性
接触片の断面形状が変化されているので、外見で判然と
識別できるものとある。従って、自動車のように、金メ
ッキの雌端子金具とすずメッキの雌端子金具の両方を用
いる場合には、製造する上で間違えるようなことがなく
なり、使い勝手が良好となるものである。
【0027】さらに、本発明の雌端子金具及びその製造
する方法によれば、展開平面における外郭形状を変更さ
せることなく雌端子金具の弾性接触片の長手方向の断面
形状を変化させることで、接触荷重の調節が行われるの
で、雌端子金具をプレス加工により製造する際に、1対
の金型と該金型に脱着可能な入れ子を用いるのみで、異
なる材料のメッキが施された複数種の雌端子金具を提供
することが可能となる。また、前述のように、1組の金
型で2種類の雌端子金具を製造することができることか
ら、金型コストひいては製造コストが安くなるととも
に、入れ子の有無を基に、金型の識別も判然となり、製
造上の混乱をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態の2種類の雌端子金具
の斜視図であり、(a)が金メッキした雌端子金具、
(b)がすずメッキした雌端子金具である。
【図2】前記第1実施の形態の雌端子金具の金型を示
し、(a)は上金型の裏面図であり、(b)は下金型の
表面図である。
【図3】上金型と下金型の要部部分斜視図である。
【図4】プレス加工後の展開平面図であり、(a)は金
メッキの雌端子金具、(b)はすずメッキの雌端子金具
である。
【図5】本発明の第2実施の形態の2種類の雌端子金具
の斜視図であり、(a)が金メッキした雌端子金具、
(b)がすずメッキした雌端子金具である。
【図6】前記第2実施の形態の雌端子金具の金型を示
し、(a)は上金型の裏面図であり、(b)は下金型の
表面図である。
【図7】上金型と下金型の要部部分斜視図である。
【図8】プレス加工後の展開平面図であり、(a)は金
メッキの雌端子金具、(b)はすずメッキの雌端子金具
である。
【図9】従来技術のプレス加工後の展開平面図であり、
(a)は金メッキの雌端子金具、(b)はすずメッキの
雌端子金具である。
【符号の説明】
1,2,31,32 雌端子金具 7,8,37,38 弾性接触片 14 開口部 15,45 上金型 16,46 下金型 19,52 凸部 22,49 凹部 44 突起

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる材料のメッキが表面に施された雌
    端子金具を製造する方法であって、 展開平面において外郭形状を変更することなしにメッキ
    材料の導電性に応じて雄端子金具に対する接触荷重の調
    節を行うべく、長手方向の断面形状が変化された弾性接
    触片と、該弾性接触片を片持ち梁状に支持する筒状部と
    を備えた該雌端子金具をプレスする工程と、 前記プレス工程により打ち抜かれた前記弾性接触片と前
    記筒状部とを筒状に加工する工程とを具備することを特
    徴とする雌端子金具を製造する方法。
  2. 【請求項2】 前記弾性接触片が、その表面に開口部が
    設けられることによって、長手方向の断面形状の変化を
    受けることを特徴とする請求項1に記載の雌端子金具を
    製造する方法。
  3. 【請求項3】 前記弾性接触片が、その表面に突起部が
    設けられることによって、長手方向の断面形状の変化を
    受けることを特徴とする請求項1に記載の雌端子金具を
    製造する方法。
  4. 【請求項4】 前記展開平面において外郭形状を変更す
    ることなしにメッキ材料の導電性に応じて雄端子金具に
    対する接触荷重の調節を行うべく、長手方向の断面形状
    が変化された弾性接触片と、該弾性接触片を片持ち梁状
    に支持する筒状部とを備えた雌端子金具。
  5. 【請求項5】 前記弾性接触片が、その表面に開口部が
    設けられることによって、長手方向の断面形状の変化を
    受けることを特徴とする請求項4に記載の雌端子金具。
  6. 【請求項6】 前記弾性接触片が、その表面に突起部が
    設けられることによって、長手方向の断面形状の変化を
    受けることを特徴とする請求項4に記載の雌端子金具。
JP9029265A 1997-02-13 1997-02-13 雌端子金具及びその製造方法 Abandoned JPH10228938A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9029265A JPH10228938A (ja) 1997-02-13 1997-02-13 雌端子金具及びその製造方法
US09/749,367 US6500032B2 (en) 1997-02-13 2000-12-28 Female metal terminal and method of producing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9029265A JPH10228938A (ja) 1997-02-13 1997-02-13 雌端子金具及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10228938A true JPH10228938A (ja) 1998-08-25

Family

ID=12271459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9029265A Abandoned JPH10228938A (ja) 1997-02-13 1997-02-13 雌端子金具及びその製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6500032B2 (ja)
JP (1) JPH10228938A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100388572C (zh) * 2006-03-15 2008-05-14 上海坤链电子产品有限公司 电连接器的盒式结构插孔接触件的局部电镀金方法
JP2014078373A (ja) * 2012-10-10 2014-05-01 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 多接点型雌端子
JP2017142986A (ja) * 2016-02-10 2017-08-17 住友電装株式会社 雌端子

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7241185B1 (en) * 2005-12-22 2007-07-10 Tensolite Company Integral bonding attachment
US7896712B2 (en) * 2005-12-22 2011-03-01 Tensolite, Llc Integral bonding attachment
US7377809B2 (en) * 2006-04-14 2008-05-27 Extreme Broadband Engineering, Llc Coaxial connector with maximized surface contact and method
WO2013023134A1 (en) * 2011-08-10 2013-02-14 Interplex Industries, Inc. Curved spring beam having coined indentations
JP2013098088A (ja) * 2011-11-02 2013-05-20 Sumitomo Wiring Syst Ltd 雌型端子金具

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3818423A (en) 1969-11-28 1974-06-18 Molex Inc Integrated circuit terminal and method
US4607907A (en) 1984-08-24 1986-08-26 Burndy Corporation Electrical connector requiring low mating force
US4776651A (en) 1985-12-06 1988-10-11 Amp Incorporated Socket contacts
JPH0731510Y2 (ja) 1990-05-16 1995-07-19 矢崎総業株式会社 雌端子金具
US5067916A (en) * 1990-10-12 1991-11-26 Amp Incorporated Method for making an electrical contact
EP0688471A1 (en) * 1993-12-13 1995-12-27 UNITED TECHNOLOGIES AUTOMOTIVE, Inc. Female and male electrical connectors requiring low insertion forces
US5413509A (en) * 1994-01-18 1995-05-09 Leviton Manufacturing Co., Inc. Multi-wire locking system
JPH09180797A (ja) 1995-12-22 1997-07-11 Furukawa Electric Co Ltd:The フラットケーブル用接続端子
US5730606A (en) 1996-04-02 1998-03-24 Aries Electronics, Inc. Universal production ball grid array socket

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100388572C (zh) * 2006-03-15 2008-05-14 上海坤链电子产品有限公司 电连接器的盒式结构插孔接触件的局部电镀金方法
JP2014078373A (ja) * 2012-10-10 2014-05-01 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 多接点型雌端子
JP2017142986A (ja) * 2016-02-10 2017-08-17 住友電装株式会社 雌端子

Also Published As

Publication number Publication date
US20010014561A1 (en) 2001-08-16
US6500032B2 (en) 2002-12-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI462411B (zh) 同軸連接器插頭及其製造方法
KR101880389B1 (ko) 암단자 및 암단자의 제조 방법
JP6652583B2 (ja) 端子付き電線
JP6939625B2 (ja) 端子、及び端子付き電線
JP2000150040A (ja) 端 子
JPH1167310A (ja) 大電流充電用端子
JP5053759B2 (ja) ソケット端子
JP2004362827A (ja) 電気コネクタ及びその製造方法
JPH10228938A (ja) 雌端子金具及びその製造方法
JPH07272815A (ja) 圧接端子の電線圧接方法及び装置
JP4967771B2 (ja) コンタクトおよびコネクタ
JP2001257017A (ja) C形コンプライアントコンタクト
JP2022505324A (ja) 導電接続のためのソケットコンタクト素子
JP2002083639A (ja) 端子金具のタブ
US6428366B1 (en) Electrical terminal socket and method of fabricating same
WO2020226056A1 (ja) 端子、および端子付き電線
US5643017A (en) Female terminal and method of producing the same
GB2362342A (en) A crimping device for crimping crimp pieces of a metal terminal
JP2000285982A (ja) 端子及び端子への電線加締め構造
JP3993463B2 (ja) 接続端子
JP3140290B2 (ja) コネクタ用端子の製造方法
WO2021131593A1 (ja) 雄端子
CN107230849A (zh) 压接触头和压接连接器
JP4403256B2 (ja) 圧着端子圧着装置及び圧着金型
JP2000133356A (ja) ソケットコンタクト

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050914

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20051111