JPH10228549A - 媒体搬送装置および媒体発行機 - Google Patents

媒体搬送装置および媒体発行機

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JPH10228549A
JPH10228549A JP4705297A JP4705297A JPH10228549A JP H10228549 A JPH10228549 A JP H10228549A JP 4705297 A JP4705297 A JP 4705297A JP 4705297 A JP4705297 A JP 4705297A JP H10228549 A JPH10228549 A JP H10228549A
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JP
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ticket
path
transport
commuter pass
medium
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Application number
JP4705297A
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English (en)
Inventor
Hirobumi Tanabe
博文 田邉
Ichiro Toyoshima
一郎 豊島
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、搬送される媒体の搬送姿勢を変え
ずに同姿勢のままで異方向に円滑に搬送して、方向変換
時の媒体の不安定な変動を解消した無変動搬送性能を有
する媒体搬送装置および媒体発行機の提供を目的とす
る。 【解決手段】この発明は、媒体を搬送する第1搬送手段
を設け、この第1搬送手段に接続して第1搬送手段の搬
送方向と異方向に搬送する第2搬送手段を設けた媒体搬
送装置であって、上記第2搬送手段の搬送要素に、第1
搬送手段と同じ搬送方向と速度成分の搬送要素を持たせ
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば鉄道等の
駅務で利用される乗車券等の媒体を搬送する媒体搬送装
置に関し、さらに詳しくは異種類の媒体を効率よく搬送
処理する媒体搬送装置および媒体発行機に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、切符や定期券等の乗車券を取扱う
券搬送装置を例にとって説明すると、この券搬送装置は
定められた搬送方向を有する第1搬送路から異方向に大
きく搬送方向を変えるとき、その異方向の搬送路を有す
る第2搬送路を分岐接続している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような異
方向の両搬送路に乗車券を搬送した場合、乗車券は両搬
送路の分岐接続位置を通過する毎に搬送方向の向きが急
激に変えられて不安定な変動を受けながら搬送されるた
め、スキュしやすくなっていた。また、1枚のフレーム
片面に搬送部材を取付けて乗車券を搬送する装置が知ら
れているが、この種の搬送装置では機器の大きさから自
ずと制約を受けて乗車券の使用種類に制限を受け、また
収納容量を増やせなかった。
【0004】そこでこの発明は、搬送される媒体の搬送
姿勢を変えずに同姿勢のままで異方向に円滑に搬送し
て、方向変換時の媒体の不安定な変動を解消した無変動
搬送性能を有する媒体搬送装置および媒体発行機の提供
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
媒体を搬送する第1搬送手段を設け、この第1搬送手段
に接続して第1搬送手段の搬送方向と異方向に搬送する
第2搬送手段を設けた媒体搬送装置であって、上記第2
搬送手段の搬送要素に、第1搬送手段と同じ搬送方向と
速度成分の搬送要素を持たせたことを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、第1搬送手段の駆
動手段と第2搬送手段の駆動手段とを兼用し、かつ上記
両搬送手段接続部の速度差を搬送部材で吸収対応させる
速度差調整手段を備えたことを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、媒体搬送装置を備
えて媒体を発行する媒体発行機であることを特徴とす
る。
【0008】
【作用】この発明によれば、媒体を第1搬送手段から搬
送方向の異なる第2搬送手段に導いたとき、この第2搬
送手段上で同媒体は第1搬送手段と同じ搬送方向と速度
成分の搬送要素が与えられて搬送姿勢を保ったままで搬
送される。
【0009】また、搬送方向の異なる両搬送手段の駆動
に際して、両搬送手段の駆動手段を兼用して同速度で媒
体を搬送し、また速度差調整手段により両搬送手段接続
部の速度差を搬送部材が吸収対応しながら媒体を滑かに
搬送する。
【0010】このような媒体搬送装置を備えた媒体発行
機で媒体を発行処理する。
【0011】
【発明の効果】この結果、媒体は第1搬送手段から第2
搬送手段へと異方向に搬送されても、媒体は第1搬送手
段と同搬送方向、同速度成分の搬送要素を受けて搬送姿
勢が終始一定に保たれたままで搬送され、あたかも1本
の直進する搬送路の如く搬送される。特に、この搬送接
続部分で媒体自体が不安定にぐらつかず、安定して搬送
でき、媒体の初期搬送姿勢を維持して媒体変動によるス
キュの発生を完全に解消する無変動搬送性能が得られ
る。
【0012】また、両搬送手段の駆動手段を兼用して設
ければ、搬送構造を一層簡素化して小型化および低コス
ト化を促進でき、また両搬送手段を同期駆動して媒体を
同速度で搬送できるため、媒体に停止等の速度変化を与
えず安定した高速搬送が図れる。
【0013】さらに、このような媒体搬送装置を媒体発
行機に組込んだ場合は、無変動搬送性能を有する円滑な
搬送手段を内部空間の空いている部分に組込んで有効に
活用できるため、装置全体の小型化を図っても異種類の
媒体を容易に発行することができ、またその収納容量を
増やすことができる。
【0014】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図1は駅務の係員窓口に設置される券発行機1
1を示し、この券発行機11は各種切符や定期券の中か
ら1つを選択許容して発券処理するものであって、長方
体に形成された券発行機本体の上面一側に表示器12と
入力操作部13および券放出口14とこれに対応する受
皿15を備え、一側面には券挿入口16と電源スイッチ
17を備えている。
【0015】図2は券発行機11で取扱い利用される各
種の乗車券を示し、1回または数回の乗車利用を目的と
する短期利用券として発行される紙製券21と、繰返し
乗車利用される長期間利用を目的として発行される耐久
性および可撓性に富む樹脂製のPET券(例えば定期
券)22とを発行許容している。
【0016】この場合、紙製券21はエドモンソン券サ
イズの小型券21aと、これより若干大きく形成されて
利用される中型券21bと、多くの情報を記録する例え
ば新幹線券等に利用される大型券21cとがあり、これ
らは1〜2回の乗車利用で消耗されるのに適したロール
紙から券別の寸法にカットして発行する。
【0017】また、定期券22は長期使用に適した耐久
性に富む材質を用いて定期券寸法に適した中型サイズに
カットして収納待機しており、これより1枚ずつ定期券
を繰出して発行する。
【0018】図3は券発行機11の内部構成図を示し、
この内部には紙製券発行部31と、紙製券繰出し経路3
2と、定期券発行部33と、定期券繰出し経路34と、
不要券回収経路35とを備えて各券発行部31,33よ
り券を放出口14まで放出する券発行機能と、不要券を
券挿入口16から取込んで回収する券回収機能との出入
れ搬送構造を有している。
【0019】上述の紙製券発行部31は、乗車券に適し
た地色および地模様の素地と感熱印字に適した感熱素地
を表面に有し、裏面に磁気記録素地を有するロール紙R
1 をロール紙ホルダ36に保持して繰出し待機し、繰出
し時に券端が巻き戻されて紙製券繰出し経路32へと繰
出される。
【0020】紙製券繰出し経路32は、紙製券発行部3
1から繰出されたロール紙R1 を、繰出し始端部に配設
した紙製券カッタ37,38で発行指定したサイズの乗
車券長さにカットし、このカットした乗車券を後段に配
設した直接感熱プリンタ39の位置に導いて乗車券デー
タを感熱印刷する。
【0021】この繰出し経路32の後段には、小型券2
1aを専用に搬送する小型券経路40と、比較的大きな
中型券21b、大型券21c、定期券22を搬送する大
型券経路41とに分岐して前後位置に並列配設し、前方
の小型券経路40には券の縦横の向きを変換許容する方
向変換部を配設し、後方の大型券経路41には印刷色を
選択して印刷する例えば赤色熱転写プリンタ42を配設
している。
【0022】そして、印刷された券は小型券経路40と
大型券経路41の両終端部が合流するエンコード処理経
路43に導かれ、このエンコード処理経路43上の書込
みヘッド44で発券データを書込み、その書込んだ券デ
ータを読取りヘッド45で読取り確認し、正常券と読取
ったときはエンコード処理経路43を介して放出口14
へと放出し、読取り不良券や購入取消しされた取消し券
は券パンチ部46でパンチ穴を開けて、該通路43に分
岐接続されたエンコード不良回収経路47を介してエン
コード不良回収箱48に回収する。
【0023】定期券発行部33は、予め定期券の大きさ
にカットされた定期券素地の多数枚を上下に区画して収
納する上部定期券発行部33aと下部定期券発行部33
bとを有し、男女別等の利用目的に応じて定期券素地を
選択して発行許容する異種類の定期券素地を上下に区分
して収納待機させる。
【0024】この定期券発行部33のうち上部定期券発
行部33aからは、これに接続された上部発行経路49
を介して定期券素地が1枚出しされ、また下部定期券発
行部33bからは、これに接続された下部発行経路50
を介して同じく定期券素地が1枚出しされ、上下部の両
発行経路49,50の終端部を合流させて後述する定期
券繰出し経路34に搬送接続している。
【0025】上述の定期券繰出し経路34は、無変動斜
行搬送機構51と、定期券反転経路52と、黒色熱転写
プリンタ53とをこの順に配設して、この終端部を既述
した大型券経路41に合流させて搬送接続している。
【0026】無変動斜行搬送機構51は、図4に示すよ
うに、定期券発行部33と紙製券発行部31とが並列設
置される前方に配設され、定期券発行部33の前方に直
進する水平な第1直進経路54と、紙製券発行部31の
前方に同高さで直進する水平な第2直進経路55と、第
1直進経路54の終端部と第2直進経路55の始端部と
の前後間を水平状態を保って斜め前方に傾斜接続して定
期券を斜行搬送する斜行搬送経路56とから構成され
る。
【0027】第1直進経路54は、直進する搬送方向に
沿って長く直線的に延びる上下一対の第1平ベルトB1
と、これに同期回転する搬送ローラR1 と、その搬送幅
の両側を搬送ガイドする第1搬送ガイド板G1 とを配設
して、ここに導かれた定期券22を前方に真っ直ぐ挟持
して搬送する。
【0028】第2直進経路55は、第1直進経路54と
平行する同じ搬送方向に沿って長く直線的に延びる上下
一対の第2平ベルトB2 と、その両側を搬送ガイドする
第2搬送ガイド板G2 とを配設して、ここに斜め方向か
ら導かれた定期券22をそのまま前方に真っ直ぐ挟持し
て水平方向に搬送する。
【0029】斜行搬送経路56は、両側に平行する直進
経路54,55間を45°程度の傾斜角度に設定して傾
斜接続した上下一対で左右に平行する第3平ベルトB3
と、その両側を搬送ガイドする第3搬送ガイド板G3 と
を配設して、ここに導かれた定期券22を斜行搬送す
る。
【0030】この場合、斜行搬送経路56の第3平ベル
トB3 の駆動源は両直進経路54,55を駆動する図示
しない駆動系のプーリに連動ベルト57を介して接続
し、これら3つの経路54〜56を1本化して同速度で
同期して動力伝達している。
【0031】特に、斜行搬送経路56にあっては、両直
進経路54,55と同搬送方向、同速度成分の搬送要素
を持たせて定期券22を傾斜搬送するため、ここに導か
れた定期券22は斜行搬送しても、その搬送方向に向き
を変えず、初期の搬送姿勢を終始一定に保って搬送され
る。この傾斜搬送を許容する際、両側の第3搬送ガイド
板G3 ,G3 間隔は定期券22が非接触位置となる定期
券の対角線長さ以上の幅広間隔に設定し、また直進方向
から傾斜方向への取込み搬送性を円滑にするために上下
一対の第3平ベルトB3 の始端側を取込み方向に少しズ
ラして設け、さらに直進方向から斜行方向および斜行方
向から直進方向への搬送方向変換時に微妙に生じる速度
差に対しては、これを吸収対応するために搬送系の各ベ
ルトB1〜B3 の径や搬送ローラR1 の径の大小を調整
して対処する。
【0032】これにより、定期券22は第1直進経路5
4から斜行搬送経路56へと方向変換されても、斜行搬
送経路56上では第1直進経路54と同搬送方向、同速
度成分の搬送要素を受けて搬送されるため搬送姿勢が終
始一定に保たれ、あたかも1本の直進する搬送路の如く
搬送される。特に、同搬送要素を持たせているため、搬
送路間の接続部分であっても定期券は不安定にぐらつか
ず、安定して搬送することができ、直進搬送姿勢と同搬
送姿勢を維持して搬送変動のない斜行搬送が得られ、ス
キュの発生を完全に解消した無変動搬送性能が得られ
る。
【0033】また、直進経路と斜行経路の駆動源を兼用
することにより、搬送構造の簡素化、小型化および低コ
スト化が図れ、またこれらの3経路54〜56を同期駆
動して定期券22を同速度で搬送するため、搬送中は定
期券に停止等の速度変化を与えず安定した高速搬送が図
れる。
【0034】このような斜行搬送経路56を設けること
により、定期券発行部33から繰出した定期券の搬送路
を紙製券発行部31の繰出し経路32に揃えることがで
き、このため紙製券発行部31の前方下部スペースを有
効利用することができ、この位置に配設された第2直進
経路55からはその後段側に対応する紙製券発行部31
側の大型券経路41と直線的に合流接続することができ
る。また、この合流接続部以降の搬送経路を定期券の発
行処理経路に兼用する。このため、紙製の各種券21a
〜21cと定期券22との多券種を発行許容する共用形
の券発行機でありながら装置全体の小型化が図れ、また
異種類の券を容易に発行することができ、またその収納
容量を増やすことができる。それゆえ、直進経路と斜行
搬送経路とを組合せれば、様々な位置に向けての信頼性
の高い異方向搬送ができる。
【0035】定期券反転経路52は、無変動斜行搬送機
構51に導かれて搬送される水平方向の定期券22を後
段の垂直方向の搬送系へと方向変換する。
【0036】黒色熱転写プリンタ53は、定期券22に
定期券データを黒色で熱転写印刷し、この黒色熱転写プ
リンタ53の黒色と既述した後段に位置する赤色熱転写
プリンタ42の赤色との印刷色を男女、通勤・通学、大
人・小人等の券種に応じて使い分け、発行された定期券
を一目で区別できるようにしている。
【0037】不要券回収経路35は、券挿入口16とそ
の内方に配設された廃券回収箱58との間を接続し、不
要となった廃券を券挿入口16より取込んで廃券回収箱
58に回収処理する。
【0038】図3中、59は廃券一時保留部、図4中、
60は押圧対応ローラ、61は同期伝達用プーリ、62
はその駆動ギャである。図5は券発行機11を定期券専
用発行機に設定変更した場合を示し、これは既述した紙
製券発行部31に代えて、新設の定期券発行部63を交
換配設したものであって、この場合は新設の定期券発行
部63と既設の定期券発行部33とが並列設置され、双
方から発行許容する発行構造を有している。
【0039】新設の定期券発行部63は既設の定期券発
行部33と同構造を有し、予め定期券の大きさにカット
された定期券素地の多数枚を上下に区画して収納する上
部定期券発行部63aと下部定期券発行部63bとを有
し、上部定期券発行部63aからは直進搬送方向を有す
る上部発行経路64を介して定期券反転経路52へと直
接合流接続し、これより繰出した定期券を直進搬送させ
て、そのまま後段へと搬送する。
【0040】同じく、下部定期券発行部63bからは直
進搬送方向を有する下部発行経路65を介して定期券反
転経路52へと直接合流接続し、これより繰出した定期
券を直進搬送させて後段へと搬送する。
【0041】これに対し、既設の定期券発行部33は既
述した発行構造を有し、上部定期券発行部33aから
は、これに接続された上部発行経路49を介して定期券
素地が繰出され、また下部定期券発行部33bからは、
これに接続された下部発行経路50を介して同じく定期
券素地が繰出され、上下部の両発行経路49,50の終
端部を合流させて既述した無変動斜行搬送機構51を備
えた定期券繰出し経路34に搬送接続している。
【0042】この場合は、定期券を繰出す新設の定期券
発行部63と既設の定期券発行部33との双方が並列配
設され、かつ上下に区画された4か所から定期券を繰出
すことができるため、多種類の定期券が取扱え、またそ
の収納容量を十分に増やすことができる。
【0043】次に、紙製券21と定期券22とを選択し
て発行許容する券発行機の券発行処理動作を図6のフロ
ーチャートを参照して説明する。紙製券の素地となるロ
ール紙は初期セット時に先端をカットして発行待機し、
このカットされた不要な先端片およびロール紙終端の不
要な終端片はエンコード不良券回収箱48に搬送して回
収する(ステップn1 )、この紙製券21を発行すると
きは、先ず券種に応じた大きさにカッタ37,38でカ
ットし、続いて黒色の直接感熱プリンタ39で乗車券デ
ータを印刷し(ステップn2 〜n3 )、このとき、小型
券21aの場合は小型券経路40に導き、中形券21b
および大型券21cの場合は大型券経路41に導いて搬
送する。このうち、大型券21cの場合はさらに赤色熱
転写プリンタ42で赤色の印刷を施す(ステップn4 〜
n5 )。
【0044】この印刷後は、その後段のエンコード処理
経路43に導いて乗車券内容に応じた磁気情報を記録し
て放出口14より放出する(ステップn6 〜n8 )。
【0045】このとき、磁気データ不良が発生すれば、
券パンチ部46で廃券パンチ処理してエンコード不良券
回収箱48に回収する(ステップn9 〜n10)。
【0046】次に、定期券を発行する場合は、上部定期
券発行部33aまたは下部定期券発行部33bから1枚
の定期券を繰出し、この繰出された定期券は定期券繰出
し経路34を介して後段へと導かれ、このとき無変動斜
行搬送機構51を通過したときに、搬送方向が後段と合
うように事前に揃えられ、定期券反転経路52を介して
黒色熱転写プリンタ53へと導かれ、ここで黒色の定期
券利用データが印刷され、続いて後段のエンコード処理
経路43で磁気データ処理を施して放出口14より放出
する。また、このとき磁気書込み不良があれば、廃券パ
ンチ処理を行ってエンコード不良券回収箱48に回収す
る(ステップn11〜n12)。
【0047】また、外部から係員が手差しで発券処理す
るときは、定期券を券挿入口16に挿入すると、これに
伴って定期券は内部に取込まれ、黒色熱転写プリンタ5
3の位置で定期券利用データを印刷し、続いて磁気デー
タ処理を施して放出すればよく、このようにして手差し
による定期券の発行処理がなされる。
【0048】さらに、旧定期券の継続処理に際しては、
旧定期券を券挿入口16に挿入すると、これを受付けて
内方のエンコード処理経路43の位置で磁気データを読
取る。このとき、読取り不可であれば返却し、正常であ
れば、旧データを消去して新規データを記録し、書換え
完了すれば、赤色印刷を施して放出口14より放出して
継続処理が終了する。このとき、書込み不良が発生すれ
ば、廃券パンチを施して廃券回収箱58に回収する(ス
テップn13〜n16)。
【0049】また、廃券処理する場合、券挿入口16よ
り取込んだ券をエンコード処理経路43で読取り、読取
り不可であれば受付け拒否して返却し、正常のときは磁
気データを消去した後、廃券パンチ処理を施して廃券回
収箱58に回収する(ステップn17〜n20)。
【0050】上述のように、定期券を第1直進経路から
斜行搬送経路へと異方向に搬送しても、定期券は斜行搬
送経路の無変動斜行搬送機構で第1直進経路と同搬送方
向、同速度成分の搬送要素を受けて搬送姿勢が終始一定
に保たれたままで搬送され、あたかも1本の直進する搬
送路の如く搬送される。特に、この搬送接続部分で定期
券が不安定にぐらつかず、安定して搬送することができ
るため、定期券の初期の搬送姿勢を維持して、定期券の
変動によるスキュの発生を完全に解消する無変動搬送性
能が得られる。
【0051】また、両経路の駆動手段を兼用して設けれ
ば、搬送構造を一層簡素化して小型化および低コスト化
を促進でき、また両経路を同期駆動して定期券を同速度
で搬送できるため、定期券に停止等の速度変化を与えず
安定した高速搬送が図れる。
【0052】さらに、このような無変動斜行搬送機構を
定期券発行機に組込んだ場合は、無変動搬送性能を有す
る円滑な搬送経路を内部空間の空いている部分に組込ん
で活用できるため、装置全体の小型化が図れ、また異種
類の定期券を容易に発行することができ、さらにその収
納容量を増やすことができる。
【0053】この発明と、上述の一実施例の構成との対
応において、この発明の媒体搬送装置は、実施例の無変
動斜行搬送機構51に対応し、以下同様に、媒体発行機
は、券発行機11に対応し、媒体は、定期券22に対応
し、第1搬送手段は、第1直進経路54に対応し、第2
搬送手段は、斜行搬送経路56に対応し、第1搬送手段
の駆動手段および第2搬送手段の駆動手段は、連動ベル
ト57とその駆動系に対応し、搬送部材および速度差調
整手段は、同期伝達用プーリ61、平ベルトB1 〜B3
および搬送ローラR1 に対応するも、この発明は上述の
一実施例の構成のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の券発行機を示す外観斜視図。
【図2】この発明の券発行機で発券される券を示す外観
斜視図。
【図3】この発明の券発行機の内部構成図。
【図4】この発明の券発行機の無変動斜行搬送機構を示
す要部平面図。
【図5】この発明の券発行機を定期券専用発行機に設定
変更した場合の内部構成図。
【図6】この発明の券発行機の発券処理動作を示すフロ
ーチャート。
【符号の説明】
11…券発行機 21…紙製券 21a…小型券 21b…中型券 21c…大型券 22…定期券 34…定期券繰出し経路 51…無変動斜行搬送機構 54…第1直進経路 55…第2直進経路 56…斜行搬送経路 57…連動ベルト 60…押圧対応ローラ 61…同期伝達用プーリ B1 〜B3 …平ベルト R1 …搬送ローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】媒体を搬送する第1搬送手段を設け、この
    第1搬送手段に接続して第1搬送手段の搬送方向と異方
    向に搬送する第2搬送手段を設けた媒体搬送装置であっ
    て、上記第2搬送手段の搬送要素に、第1搬送手段と同
    じ搬送方向と速度成分の搬送要素を持たせたことを特徴
    とする媒体搬送装置。
  2. 【請求項2】第1搬送手段の駆動手段と第2搬送手段の
    駆動手段とを兼用し、かつ両搬送手段接続部の速度差を
    搬送部材で吸収対応させる速度差調整手段を備えた請求
    項1記載の媒体搬送装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の媒体搬送装置を備
    えて媒体を発行する媒体発行機。
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