JP2002245493A - 発券装置 - Google Patents

発券装置

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JP2002245493A
JP2002245493A JP2001042533A JP2001042533A JP2002245493A JP 2002245493 A JP2002245493 A JP 2002245493A JP 2001042533 A JP2001042533 A JP 2001042533A JP 2001042533 A JP2001042533 A JP 2001042533A JP 2002245493 A JP2002245493 A JP 2002245493A
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JP2001042533A
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English (en)
Inventor
Hiroatsu Kondo
裕厚 近藤
Shusaku Watanabe
周作 渡辺
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの装置で熱転写印字用の媒体と感熱印字
用の媒体による2種の券の発行を可能にする。 【解決手段】 媒体繰り出し部4により第1の媒体装着
部1から繰り出した媒体3aをカッター10により所定
の長さにカットし、磁気書き込み読み取り部12に磁気
データの書き込みと読み取りを行った後、第1の印字部
13で印字を行って券として発行し、また、媒体繰り出
し部4により第2の媒体装着部2から繰り出した媒体3
bは第3の印字部9で印字した後、カッター10により
所定の長さにカットし、磁気書き込み読み取り部12に
磁気データの書き込みと読み取りを行って券として発行
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、鉄道の乗車券等
の各種の券を発行する発券装置に関するもので、特に2
種類の印字手段とロール状の媒体を備えた発券装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の発券装置として、熱転写
式または感熱式のどちらか一方の種類の印字手段と磁気
書き込み読み取り手段を備え、この印字手段の種類に対
応したロール状の媒体を1巻あるいは2巻装填できるよ
うにしたものがある。この装置においては、上位装置か
らの指示によりロール状の媒体を繰り出して所定の長さ
にカットした後、そのカットした媒体を磁気書き込み読
み取り手段の位置に搬送して磁気データの書き込みと、
チェックのための読み取りを行い、チェック後、印字手
段の位置に搬送して発券に必要な印字を行った後、券と
して発行するようにしている。
【0003】また、例えば、旧券を受入れて新券を交換
発行するような場合、挿入された旧券を搬送路の一部や
専用の一時貯留部に一時貯留し、新券を発行処理した
後、旧券を所定の回収部に収納するようにしている。更
に、前記装置は、媒体の補充時等に繰り出し部のローラ
に媒体の先端を挟み込む位置をセット位置とし、セット
された媒体をカッター近傍の搬送ローラとプレッシャロ
ーラの間とで挟み込む位置をプリセット位置として、通
常は媒体位置をプリセット位置に保持しておき、媒体の
補充時には、媒体をプリセット位置に停止したまま、人
手によりセット位置に戻して補充等を行うものとしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の技術では、熱転式の媒体による券と感熱式の媒体
による券の両方を発券する必要がある場合、2機種の発
券装置を備えなければならないため、高価になるという
問題がある。また、発券時に上位装置の指示を受けてか
らロール状の媒体をカット位置に搬送させるため、時間
がかかるという問題もある。
【0005】また、ロール状の媒体がプリセット状態に
停止していると、搬送ローラがプレッシャローラで固定
されているため、そのプレッシャローラにより媒体にロ
ーラ痕が残ったり、補充時等にプレスされている状態か
ら人手で抜き取る作業が必要となって作業性が低下する
という問題もある。更に、交換発券等の運用で装置に挿
入された旧券を、搬送路や専用の一時貯留部に一時貯留
するようにしているが、搬送路や専用の一時貯留部では
装置サイズ、コストの面からの制限があり、多くても数
枚までしか対応できないという問題もあった。
【0006】本願発明は、このような問題を解決するこ
とを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は、熱
転写式の印字手段及び感熱式の印字手段と、ロール状の
媒体を装着する2つの媒体装着部を備え、一方の媒体装
着部から繰り出される熱転写式の媒体は、カッターによ
り所定の長さにカットした後、前記熱転写式の印字手段
により印字して券として発行し、他方の媒体装着部から
繰り出される感熱式の媒体は、前記感熱式の印字手段に
より印字してから、前記カッターにより所定の長さにカ
ットして券として発行することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明によ
る発券装置の実施の形態について説明する。図1は実施
の形態の内部構成を示す側面図である。まず、構成につ
いて説明すると、図において1は第1の媒体装着部、2
は第2の媒体装着部で、この両者は装置内の底部に前後
方向に並べて配置されており、本実施の形態では第1の
媒体装着部1に熱転写印字用のロール状の媒体3aをセ
ットし、第2の媒体装着部2に感熱印字用の媒体3bが
装着されるものとしているが、逆であってもよい。
【0009】4はこの第1の媒体装着部1と第2の媒体
装着部2から媒体3a,3bを繰り出す媒体繰り出し部
で、媒体3a,3bを挟持して回転する2組のローラを
備えており、各々の組のローラにより媒体3aと3bを
それぞれ独立して繰り出せるように構成されている。ま
た、各組のローラは、搬送ローラとプレッシャローラで
構成されるが、プレッシャローラは手動操作により搬送
ローラから容易に離間させることができるようになって
いる。
【0010】5は券挿入口、6は券排出口で、この券挿
入口5と券排出口6は装置の正面に上下に並べて配置さ
れている。7は券挿入口5及び券排出口6と対応するよ
うに設けられた取り込み排出機構部であり、券挿入口5
から挿入された券を装置内に取り込むと共に装置内から
券排出口6に券を排出するように構成されている。
【0011】8aと8bは媒体繰り出し部4と取り込み
排出機構部7を結ぶように設けられた第1及び第2の搬
送路で、装置内に略U字形を成すように設けられてお
り、そして第1の搬送路8aに沿って媒体繰り出し部4
側から第3の印字部9、カッター10、カット位置セン
サ11が順に配置され、また第1の搬送路8aに続く第
2の搬送路8bに沿って磁気書き込み読み取り部12、
第1の印字部13、及び第2の印字部14が順に配置さ
れている。
【0012】15は媒体収納部、16は媒体、17はロ
ーラ機構部、18は第3の搬送路、19aと19bは切
替えブレード、20は第4の搬送路、21はパンチ部、
22は回収用スタッカである。ここで、8〜22の構成
要素について更に詳しく説明する。第1の搬送路8aは
搬送ベルト対及び搬送ローラとプレッシャローラとのロ
ーラ対により構成され、第2の搬送路8bは複数対の搬
送ローラとプレッシャローラにより構成されていて、こ
れら搬送ローラとプレッシャローラ対、及び搬送ベルト
対により媒体を挟持し、正逆両方向に回転する図示しな
いパルスモータにより駆動されて媒体3aや3bあるい
は券を搬送するものとなっている。
【0013】第1の搬送路8aと第2の搬送路8bを駆
動するパルスモータは別々に設けられており、従って第
1の搬送路8aと第2の搬送路8bは各々独立して駆動
できるようになっている。第3の印字部9は媒体繰り出
し部4によって第2媒体装着部2から繰り出される感熱
用の媒体3bを加熱により発色させて印字を行う感熱用
の印字手段で、カッター10は媒体繰り出し部4により
繰り出される媒体3aまたは3bを切断するものであ
る。
【0014】カット位置センサ11は媒体3aまたは3
bを切断する際に長さを図るための基準となる信号を出
力するもので、例えばカット位置センサ11が媒体3a
または3bを検知した時点からの媒体3aまたは3bの
搬送長をカウントすることにより、媒体3aまたは3b
を切断位置をカッター10の位置に位置決めするものと
なっている。
【0015】磁気書き込み読み取り部12は媒体3a,
3b,16等に磁気データを書き込むための書き込み用
磁気ヘッドと、この書き込み用磁気ヘッドにより書き込
んだ磁気データを読み取る読み取り用磁気ヘッドを備え
ている。第1の印字部13及び第2の印字部14は、媒
体繰り出し部4によって第1媒体装着部1から繰り出さ
れる熱転写印字用の媒体3aに印字を行う熱転写印字手
段で、それぞれ印字ヘッド、プラテン、インクリボンカ
ートリッジ等を備えており、プラテン上で印字ヘッドに
よりインクリボンカートリッジのインクリボンからイン
クを媒体3aに熱転写して印字を行うように構成されて
いる。
【0016】尚、本実施の形態では第1の印字部13は
黒色の印字を行い、第2の印字部14の印字部は赤色の
印字を行うために使用されるが、赤色の印字を行う必要
がない場合は、第2の印字部14の印字部を省略するこ
とも可能であり、また予備として黒色の印字を行うよう
に設定することも可能である。媒体収納部15は定期券
として発行する予め定形にカットされた媒体16を一定
枚数収納するもので、この媒体収納部15の上部に配置
されているローラ機構部17はピックアップローラやフ
ィードローラ、及びリバースローラ等により構成され、
媒体収納部15に対して媒体(券)の繰り出しと収納を
行えるようになっている。
【0017】第3の搬送路18はローラ機構部17によ
り繰り出された媒体15等を挟持した搬送する搬送ベル
ト等により構成されており、磁気書き込み読み取り部1
2の手前の位置で第2の搬送路8bと合流するように設
けられていて、その合流部に媒体の搬送方向を切り換え
る切替えブレード19aが配置されている。そして、こ
の第3の搬送路18は第1,第2の搬送路8a,8bの
パルスモータとは別のモータにより独立して駆動できる
ものとなっている。
【0018】第4の搬送路20は磁気書き込み読み取り
部12と第1の印字部13との間で第2の搬送路8bか
ら分岐するように設けられおり、この第4の搬送路20
も他の搬送路とは別のパルスモータにより駆動されるも
のとなっているが、第2の搬送路8bのパルスモータに
より駆動することも可能である。パンチ部21は回収す
べき券を無効にするための穴あけ等を行うもので、第4
の搬送路20の終端に配置され、更に、このパンチ部2
1から排出される券を収納して回収するための回収用ス
タッカ20がパンチ部21に近接して設けられている。
【0019】これらの各構成要素は図示しない上位装置
からの指示により図示しない制御部により動作制御され
るものとなっている。上位装置は、オペレータが操作す
るものであればキーボード及び表示装置を備えたパソコ
ン等の端末が用いられ、また顧客が操作するものであれ
ば発券装置と一体化したキーボード及び表示装置等が用
いられる。
【0020】次に、作用について説明する。尚、ここで
は乗車券、定期券、特急券、座席指定券の鉄道で利用す
る券を例にして説明する。まず、第1の媒体装着部1に
装着されている媒体3aの先端と第2の媒体装着部2に
装着されている媒体3bが媒体繰り出し部4のローラ対
にそれぞれ挟持されている状態つまりセット状態におい
て、上位装置からの印字指示により熱転写用の媒体3a
を使用して券を発行する場合、媒体3aが媒体繰り出し
部4により繰り出され、カッター10により上位装置か
ら指定された長さにカットされる。
【0021】カット後、第1の搬送路8a及び第2の搬
送路8bにより磁気書き込み読み取り部12に搬送し
て、磁気書き込み読み取り部12で券の使用有効期間、
利用区間、金額等の磁気データの書き込みを行った後、
書き込んだ磁気データの読み取りを行ってデータに間違
いがないかどうかをチェックする。このチェックにより
データが正常でないと判断されると、つまり書き込みエ
ラーであることが確認されると、前記媒体3aは第2の
搬送路8bから第3の搬送路20に送られ、パンチ部2
1で無効にするための穴あけ等が行われて回収用スタッ
カ20に収納された後、前記媒体3aの繰り出しからの
処理が行われる。
【0022】前記チェックによりデータが正常であるこ
とが確認されると、第2の搬送路8bにより媒体3aは
第1の印字部13に搬送され、この第1の印字部13で
前記磁気データと同様のデータが熱転写方法により文字
データとして印字される。印字終了後、媒体3bは第2
の搬送路8bにより取り込み排出機構部7に搬送されて
券排出口6から所定の券として排出されるが、赤色で印
字する必要がある場合は第2の印字部13でその印字が
行われた後、第2の搬送路8bにより取り込み排出機構
部7に搬送されて券排出口6から所定の券として排出さ
れる。
【0023】一方、感熱印字用の媒体3bを使用して券
を発行する場合は、媒体3bが繰り出し機構4により繰
り出され、第3の印字部9により券の使用有効期間、利
用区間、金額等のデータが感熱方法により文字データと
して印字された後、カッター10により上位装置から指
定された長さにカットされてから第1の搬送路8a及び
第2の搬送路8bにより磁気書き込み読み取り部12に
搬送される。
【0024】そして、この磁気書き込み読み取り部12
により前記印字と同様のデータが磁気書き込みされ、書
き込んだ磁気データの読み取りが行われてデータに間違
いがないかどうかチェックされる。このチェックにより
書き込みエラーであることが確認されると、前記媒体3
aは第2の搬送路8bから第4の搬送路20に送られ、
パンチ部21で無効にするための穴あけ等が行われて回
収用スタッカ20に収納された後、前記媒体3aの繰り
出しからの処理が行われるが、チェックによりデータが
正常であることが確認されると、第2の搬送路8bによ
り取り込み排出機構部7まで搬送され、この取り込み排
出機構部7により券排出口6から所定の券として排出さ
れる。
【0025】定期券の場合は、ローラ機構部17により
媒体収納部15から媒体16を繰り出し、第3の搬送路
18から第2の搬送路8bに送り込んで磁気書き込み読
み取り部に搬送した後、前記媒体3aと同様の処理を行
うことで、定期券として券排出口6から発行する。この
ようにロール状の媒体を装着する媒体装着部を2つ設け
て、熱転写式の媒体と感熱式の媒体を装着することによ
り、上位装置の指定により、2種類の媒体を切り換えて
券を発行することが可能となり、装置としての汎用性が
向上する。
【0026】ところで、上述したように発行される鉄道
用の中、長距離の乗車券や特急券、座席指定券等は、長
さ85mm×幅57.5mmのサイズであって定期券と
同サイズであるが、この他に長さ120mm×幅57.
5mmの大型サイズの券も用いられる。カッター10と
カット位置センサ11の距離は一定であり、第1の搬送
路9を駆動する図示しないパルスモータの回転量に対す
る媒体送り量もほぼ一定であるので、カット位置センサ
11が媒体3aまたは3bの先端を検知してからパルス
モータに与える駆動パルス数を計数するか、パルスモー
タの回転量をスリットエンコーダ等で検出することによ
り媒体3aまたは3bの先端からカッター10の位置ま
での距離を把握することができ、これに基づいて媒体3
aまたは3bを長さ85mmの券または120mmの券
にカットすることが可能である。
【0027】つまり、媒体3aまたは3bの先端から8
5mmまたは120mmの位置をカッター10の位置に
停止させるように制御することが可能である。また、こ
の種の装置では、熱転写式の媒体3aは感熱式の媒体3
bより使用頻度が高い傾向にある。そこで、本実施の形
態では、第1の媒体装着部1に使用頻度の高い媒体3a
を装着してその先端を媒体繰り出し部4のローラに挟持
してセットしたとき、後の発券処理時間を短縮するため
に以下の制御が行われる。
【0028】まず、セットされた媒体3bが媒体繰り出
し部4により繰り出され、媒体3aの先端がカット位置
センサ11により検出されると、その検出信号に基づい
て媒体3aの先端から85mmの位置がカッター10の
位置に位置づけられる。この状態をプリセット状態とし
て上位装置からの発券指示待ちとなる。その後、上位装
置からの発券指示を受け、この指示により媒体3aの使
用が指定され、媒体長が85mmに指定された場合、カ
ッター10により媒体3aは直ちにカットされる。
【0029】上位装置からの指示による媒体長が120
mmの場合は、媒体3aを第1の搬送路8aにより更に
35mm分搬送してからカットされる。カットした媒体
3aは、上述したように磁気データの書き込み、読み取
り、チェック、印字が行われて発券処理される。一方、
前記のように媒体3aの先端から85mmの位置がカッ
ター10の位置に位置づけられているプリセット状態の
とき、第2の媒体装着部2に装着されている媒体3bの
先端は媒体繰り出し部4のローラに挟持された状態、つ
まりセット状態にあり、この状態で上位装置からの発券
指示により媒体3bの使用が指示され、媒体長が指定さ
れた場合は、媒体3aはセット状態の位置まで戻され
て、媒体3bが繰り出されて印字が行われた後、85m
mまたは120mmにカットされて上述したように発券
処理が行われる。
【0030】この場合、媒体3aをプリセット状態から
セット状態に戻す分発券処理の時間は長くなるが、前記
のように媒体3bより媒体3aの使用頻度が高いので、
媒体3aをプリセット状態にしておくほうが有効であ
り、発券処理時間の短縮が可能である。また、媒体3a
による発券処理を行った後、後続の処理として媒体3a
を第1の搬送路8aにより前記と同様に搬送制御してプ
リセット状態にしたり、媒体3bによる発券処理を行っ
た後、媒体3bをセット状態に戻し、その後媒体3aを
プリセット状態にして待機させるようにしても有効であ
る。
【0031】媒体16についても、媒体収納部15から
繰り出して第3の搬送路18の先端つまり第2の搬送路
8bとの合流部側まで搬送し、この位置をプリセット位
置として待機するように制御することで、定期券の発券
処理時間を短縮させることができる。以上のように、媒
体装着部に装着したロール状の媒体の先端を繰り出し部
にセットすると、その媒体の先端から一定の位置がカッ
ターの位置に位置づけられるように制御することによ
り、上位装置から券発行の指示がきたとき、媒体を搬送
しなくて済むか、搬送する場合でも搬送長が短くなり、
これにより媒体をカットするまでに要する時間が短くな
るので発券処理時間を短縮することができる。
【0032】次に、媒体の補充、交換について説明す
る。図示しないセンサにより媒体3aや3bあるいは媒
体16のエンドあるいはニアエンドが検知された場合、
これらの媒体を補充する必要がある。また、顧客が操作
する装置においては休日の前夜等に媒体3aや3bを新
しいロールと交換することや、媒体収納部15内の媒体
をフル状態に補充しておくことも行われる。
【0033】これらの媒体3aや3bあるいは媒体16
は、通常業務中、ロール状の媒体及び定期券はプリセッ
ト状態位置にセットされているが、媒体補充または交換
時にカバーを開たとき、このカバー開状態を図示しない
センサで検知したり、または上位装置からの業務終了指
示を受信すると、媒体3aや3bはプリセット位置から
セット位置まで戻すように制御され、媒体16は媒体収
納部15内に戻すように制御される。
【0034】このようにすることによって、ロール状の
媒体の補充、交換の際に装置のカバーの開を検知した場
合、あるいは上位装置から業務終了を受信した場合、ロ
ール状の媒体をプリセット位置からセット位置に戻した
り、定期券用の媒体を媒体収納部に戻すことにより、ロ
ール状の媒体の補充、交換の際の作業性が向上すると共
に、ローラ痕がつくことを減少させることができ、しか
も定期券用の媒体の装置内部への残留を防止できる。
【0035】次に、旧券を受け入れて新券を発行する交
換発行処理について説明する。例えば、鉄道の乗車券の
場合、目的地の変更等のために既に発行した券つまり旧
券を受入れ、代わりに新たな券つまり新券を発行する場
合がある。このような場合、券挿入口5から旧券が挿入
されると、挿入された券が取り込み排出機構部7により
取り込まれ、第2の搬送路8bにより装置の奥に向かっ
て搬送される。
【0036】この旧券のサイズは予め上位装置により指
定されるか、第2の搬送路8bにサイズ検出センサ等を
設けて検知するように設定すればよい。旧券のサイズが
85mmである場合、旧券は第2の搬送路8bから切替
えブレード19aの案内により第3の搬送路18に送り
込まれ、ローラ機構部17により媒体収納部15に収納
されて一時貯留される。
【0037】旧券が1枚の場合は続いて新券の発券処理
が行われるが、複数枚の場合は順次券挿入口5から挿入
させて媒体収納部15に収納する。旧券の収納が終了す
ると、予め上位装置から指示された媒体3aまたは3b
による新券が1枚または複数枚発行される。この場合の
料金の差額の追加や返却等の処理については発明と直接
関係がないので、その説明を省略する。
【0038】また、新券の発行処理については、上述し
た券の発行と同様に行われるので、その説明も省略す
る。新券の発行処理が終了すると、媒体収納部15に一
時貯留されていた旧券がローラ機構部17により繰り出
され、第3の搬送路18により第2の搬送路8bに搬送
される。
【0039】そして、旧券は第2の搬送路8bから第4
の搬送路20に送られてパンチ部21で無効のパンチ処
理が行われた後、回収用スタッカ22に回収されるか、
あるいは第2の搬送路8bをそのまま搬送されて第1の
印字部13あるいは第2の印字部14で無効の印字処理
が行われた後、取り込み排出機構部7により券排出口か
ら排出される。
【0040】券挿入口5から挿入された旧券のサイズが
120mmの場合、この旧券は第2の搬送路8bから切
替えブレード19aの案内により第3の搬送路18に送
り込まれ、第3の搬送路18で停止されて一時貯留され
る。この120mmサイズの券は一時貯留枚数は1枚の
みである。続いて、予め上位装置から指示された媒体3
aまたは3bによる新券が発行され、新券の発行処理が
終了すると、第3の搬送路18に一時貯留されていた旧
券が第2の搬送路8bに搬送される。
【0041】そして、旧券は第2の搬送路8bから第4
の搬送路20に送られてパンチ部21で無効のパンチ処
理が行われた後、回収用スタッカ22に回収されるか、
あるいは第2の搬送路8bがそのまま搬送されて第1の
印字部13あるいは第2の印字部14で無効の印字処理
が行われた後、取り込み排出機構部7により券排出口か
ら排出される。
【0042】以上のように、旧券と新券の交換発行を行
う場合、装置に挿入された旧券が85mm券のように定
期券と同サイズであれば、定期券用の媒体を収納してい
る媒体収納部に送り込んで一時貯留することにより、一
時貯留の枚数を大幅に増加させることが可能となり、ま
た、120mm券のように大型の媒体でも、定期券搬送
ようの搬送路に一時貯留できるので、特に専用の一時貯
留部を設ける必要がなくなり、コストを削減することが
できる。
【0043】尚、上述した実施の形態では、鉄道の券を
発行する装置を例にして説明したものであるが、本発明
は、これに限られるものではなく、鉄道以外の種々券の
発行装置に適用可能である。また、媒体装着部は2つ以
上設けてもよく、更に感熱方式や熱転写方式以外の方式
の印字ヘッドを備えた印字部を含む構成とすることも可
能である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、1つの装
置内に熱転写式と感熱式の2つの印字手段を設けること
により、熱転写印字用の媒体と、感熱印字用の媒体によ
る2種の券の発行が可能になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の内部構成を示す側面図である。
【符号の説明】
1 第1の媒体装着部 2 第2の媒体装着部 3a,3b 媒体 4 媒体繰り出し部 5 券挿入口 6 券排出口 7 取り込み排出機構部 8a 第1の搬送路 8b 第2の搬送路 9 第3の印字部 10 カッター 11 カット位置センサ 12 磁気書き込み読み取り部 13 第1の印字部 14 第2の印字部 15 媒体収納部 16 媒体 17 ローラ機構部 18 第3の搬送路 19a,19b 切替えブレード 20 第4の搬送路 21 パンチ部 22 回収用スタッカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41J 15/04 B65H 16/06 Z 3F103 B65H 5/02 20/02 Z 16/06 35/06 20/02 B41J 3/20 109Z 35/06 117A Fターム(参考) 2C058 AC06 AC12 AD09 AE04 AE10 AF06 AF08 AF12 AF15 AF20 AF27 AF51 AF53 AF63 LA02 LA13 LA23 LC02 LC10 2C060 BA01 BB13 BC03 BC04 BC12 BC22 BC86 2C065 AB01 AD01 AF01 CZ09 DA25 DA34 DA37 3F049 AA10 BA01 DA02 EA28 LA10 LB08 3F052 AA01 AB12 BA03 CA06 DA01 3F103 AA01 BA03 BA04 BA12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱転写式の印字手段及び感熱式の印字手
    段と、 ロール状の媒体を装着する2つの媒体装着部を備え、 一方の媒体装着部から繰り出される熱転写式の媒体は、
    カッターにより所定の長さにカットした後、前記熱転写
    式の印字手段により印字して券として発行し、 他方の媒体装着部から繰り出される感熱式の媒体は、前
    記感熱式の印字手段により印字してから、前記カッター
    により所定の長さにカットして券として発行することを
    特徴とする発券装置。
  2. 【請求項2】 ロール状の媒体を装着する2つの媒体装
    着部を備え、 第1の搬送路に沿って感熱式の印字手段とカッターを配
    置すると共に、 この第1の搬送路に続く第2の搬送路に熱転写式の印字
    手段を設け、 媒体収納部から繰り出される予め定形にカットされた媒
    体を搬送する第3の搬送路を前記第2の搬送路に合流す
    るように配置し、 既に発行済の旧券を受け入れて前記ロール状の媒体によ
    る新券を交換発行する場合、 旧券が前記定形にカットされた媒体と同サイズのとき
    は、その旧券を第2の搬送路及び第3の搬送路により搬
    送して前記媒体収納部に一時貯留し、 旧券が前記定形にカットされた媒体より長いサイズのと
    きは、その旧券を第2の搬送路から第3の搬送路に送っ
    て、該第3の搬送路に一時貯留した後、 前記2つの媒体装着部のいずれかから繰り出される媒体
    に応じて熱転写式または感熱式の印字手段により印字し
    て新券として発行することを特徴とする発券装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 上位装置により指定されたロール状の媒体を選択して発
    券処理を行うことを特徴とする発券装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2において、 熱転写式の媒体の補充、交換後、または発券処理後、前
    記熱転写式の媒体の先端から一定の長さの位置がカッタ
    ーの位置に位置づけられるよう、予め前記熱転写式の媒
    体を搬送することを特徴とする発券装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 熱転写式の媒体の先端から一定の長さの位置がカッター
    の位置に位置づけられている状態で、上位装置から指定
    された媒体長が前記一定の長さに等しい場合は、そのま
    まカッターにより前記媒体をカットし、前記上位装置か
    ら指定されたが媒体長が前記一定の長さよりも長い場合
    は、その差の長さ分搬送して前記媒体をカットすること
    を特徴とする発券装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 熱転写式の媒体の先端を繰り出し手段のローラに挟み込
    んだ状態をセット状態とし、前記熱転写式の媒体の先端
    から一定の長さの位置がカッターの位置に位置づけられ
    た状態をプリセット状態として、 運用終了時または前記媒体の補充、交換時に前記媒体を
    プリセット状態からセット状態の位置に戻すことを特徴
    とする発券装置。
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