JPH08138088A - 発券機 - Google Patents

発券機

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JPH08138088A
JPH08138088A JP27744394A JP27744394A JPH08138088A JP H08138088 A JPH08138088 A JP H08138088A JP 27744394 A JP27744394 A JP 27744394A JP 27744394 A JP27744394 A JP 27744394A JP H08138088 A JPH08138088 A JP H08138088A
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JP
Japan
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ticket
paper
paper sheet
aligning
cut
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JP27744394A
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English (en)
Inventor
Masahiro Nakao
政弘 中尾
Yoshinori Tanaka
吉則 田中
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、簡単な構成により短時間
で所望の長さを有する券類を発券できる発券機を提供す
ることにある。 【構成】 発券機1は、券紙を供給する給紙部2と、供
給された券紙を所望の長さに切断する切断部4と、切断
された券紙に所望の情報を印字する印字部6と、券紙に
所望の磁気的な情報処理を実施する情報処理部8と、を
備えている。切断部4は、搬送路に沿った3つのカッタ
ー31、32、33を備え、印字部6の近傍には、券紙
の先端を整位する整位位置Aが設けられている。給紙部
2から給紙された券紙は、整位位置Aでその先端が整位
された後、選択的に作動されるカッターにより切断さ
れ、切断直後に印字部6において所望の情報が印字され
る。そして、所望の長さの券紙が発券される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、券紙を所定の長さに
切断し、この券紙に所望の情報処理を行って発券する発
券機に関し、特に、長さの異なる複数種類の券類を発券
できる発券機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特急券や指定券等を発券する発券
機として、長さの異なる複数種類の券類を発券可能なも
のが知られている。このような発券機は、所定幅の券紙
が巻回された券紙ロールを備えており、この券紙ロール
から引出された券紙を必要とされる長さに切断すること
により長さの異なる複数種類の券類の発券に対応してい
る。
【0003】券紙の搬送路には、券紙ロールから券紙を
引出す引出しローラと、券紙を所望の長さに切断する単
一のカッターを有する切断部と、券紙に所望の文字情報
を印字する印字ヘッドを有する印字部と、文字情報が印
字された券紙に所望の磁気情報を記録する磁気記録ヘッ
ドと記録された磁気情報をベリファイリードする磁気読
取りヘッドとを有する情報処理部と、が設けられてい
る。
【0004】引出しローラにより引出された券紙は、カ
ッターにより切断された後、或いは切断される前に印字
部を通過され、ここで印字ヘッドにより所望の文字情報
が印字される。つまり、発券可能な最長の券紙よりカッ
ターと印字ヘッドとの間の距離を長く設定する場合に
は、切断した後の券紙に文字情報を印字することができ
るが、両者の距離を最長の券紙より短く設定する場合に
は、切断する前の券紙に印字を開始する必要性を生じる
可能性がある。
【0005】そして、所望の文字情報が印字された券紙
は、必要に応じて搬送路に沿って約90度回転され、情
報処理部に搬送される。ここで、磁気記録ヘッドにより
所望の磁気情報が記録され、磁気読取りヘッドにより記
録された情報がベリファイリードされる。ベリファイリ
ードにより磁気情報に書込みエラーのないことが確認さ
れた券紙は、発券口を介して発券される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】カッターと印字ヘッド
との間の距離を最長の券紙より短く、例えば、最短の券
紙の長さに合わせる場合には、両者の間の搬送機構を簡
略化できる反面、最長の券紙を発見する際、切断する前
の券紙に対して印字を開始する必要性がある。この場
合、印字の途中で券紙を切断する必要があり、印刷され
た文字が不鮮明になる問題が生じる。
【0007】一方、上述した問題を解決するため、カッ
ターと印字ヘッドとの間の距離を最長の券紙と同じ長
さ、或いはそれ以上に設定する場合には、券紙を切断し
た後に文字情報を印字することができる反面、カッター
と印字ヘッドとの間に最短の券紙を搬送する際に必要と
なる多くの搬送機構を設ける必要があり、装置の構成が
複雑になる問題がある。特に、両者の間で最短の券紙を
搬送する場合には、券紙の長さ毎に搬送ローラを設ける
必要がある。また、最短の券紙を発券する際には、切断
した券紙を印字ヘッドへ搬送するための多くの時間を必
要とし、発券処理に時間がかかる問題がある。この発明
は、以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、簡単
な構成により短時間で所望の長さを有する券類を発券で
きる発券機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る発券機は、券紙を所望の長さに切断
し、切断された券紙に所望の情報処理を施して発券する
発券機において、券紙ロールに巻回された券紙を供給す
る供給手段と、上記供給手段により供給された上記券紙
の先端を所定の整位位置へ整位する整位手段と、上記整
位位置で先端が整位された券紙の長さ方向に沿って整位
位置からそれぞれ異なる距離離間して設けられた複数の
カッターを有する切断手段と、発券する券紙の長さに応
じて上記複数のカッターを選択的に作動する作動手段
と、上記整位位置の近傍に設けられ、切断された券紙に
所望の情報を印字する印字手段と、を備えている。
【0009】また、この発明の発券機は、券紙を所望の
長さに切断し、切断された券紙に所望の情報処理を施し
て発券する発券機において、券紙ロールに巻回された券
紙を所定の整位位置に向って供給する第1の供給手段
と、上記第1の供給手段により供給された上記券紙の先
端を上記整位位置へ整位する整位手段と、上記整位位置
で先端が整位された券紙の長さ方向に沿って整位位置か
らそれぞれ異なる距離離間して設けられた複数のカッタ
ーを有する切断手段と、発券する券紙の長さに応じて上
記複数のカッターを選択的に作動する作動手段と、上記
整位位置の近傍に設けられ、切断された券紙に所望の情
報を印字する印字手段と、所望の情報が印字された券紙
を発券口に向って搬送する第2の供給手段と、を備え、
上記整位手段は、上記印字手段を介した上記切断された
券紙の搬送に同期して、切断部分より給紙側の券紙が上
記切断された券紙の長さ分だけ搬送されるように上記第
1の給紙手段を作動させる制御手段を備えている。
【0010】更に、この発明の発券機は、券紙を所望の
長さに切断し、切断された券紙に所望の情報処理を施し
て発券する発券機において、券紙ロールに巻回された券
紙を所定の整位位置に向って搬送する送りローラを有す
る供給手段と、上記送りローラと上記整位位置との間で
券紙の先端を検知するセンサと、このセンサが券紙の先
端を検知してから所定時間経過した後、上記送りローラ
を停止して、上記券紙の先端を上記整位位置へ整位する
整位手段と、上記整位位置で先端が整位された券紙の長
さ方向に沿って整位位置からそれぞれ異なる距離離間し
て設けられた複数のカッターを有する切断手段と、発券
する券紙の長さに応じて上記複数のカッターを選択的に
作動する作動手段と、上記整位位置の近傍に設けられ、
切断された券紙に所望の情報を印字する印字手段と、を
備えている。
【0011】
【作用】この発明に係る発券機によれば、供給手段から
供給された券紙は、整位手段によりその先端が所定の整
位位置に整位される。先端が整位位置に整位された券紙
は、作動手段により選択的に作動されるカッターにより
切断され、所望の長さに切断される。所望の長さに切断
された券紙は、整位位置の近傍に設けられた印字手段に
よって所望の情報が印字され、所望の情報処理を経て発
券される。
【0012】このように発券する券紙の長さ毎に複数の
カッターを設け、券紙の長さに応じて所定のカッターを
作動することにより、券紙の切断直後に印字を開始でき
るので、券紙の搬送機構を簡略化できるとともに券紙の
発券時間を短縮できる。
【0013】また、複数のカッターは、各カッターがそ
れぞれ整位位置から異なる距離離間して配置されるよう
に、互いに異なる間隔離間して一体的に設けられてい
る。これにより、1つのカッターを位置決めすることに
より、他のカッターを自動的に位置決めできる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
について詳細に説明する。尚、本実施例においては、3
種類の券類、即ち、長さが30mm、85mm、または
120mmの券類を発券可能な発券機について説明す
る。
【0015】図1に示すように、この発明の発券機1
は、ハウジング12を備え、ハウジング12内には、券
紙を供給する第1の供給手段としての給紙部2と、給紙
部2から供給された券紙を所定の長さに切断する切断手
段としての切断部4と、切断部4で切断された券紙に所
望の文字情報を印字する印字手段としての印字部6と、
文字情報が印字された券紙に所望の磁気情報を記録する
とともに記録された磁気情報をベリファイリードする情
報処理部8と、が設けられている。また、ハウジング1
2の前面上部には、ベリファイリードにより磁気情報エ
ラーのないことが確認された券紙を発券する発券口10
が設けられている。そして、ハウジング12内には、給
紙部2、切断部4、印字部6、情報処理部8、および発
券口10を連絡して延びた搬送路11が形成されてい
る。
【0016】給紙部2は、所定幅(57.5mm)の券
紙を巻回した券紙ロール3と、この券紙ロール3から券
紙を引出すための引出しローラ14と、引き出された券
紙を印字部6に供給する送りローラ15と、引出しロー
ラ14および送りローラを駆動するパルスモータ16
と、を備えている。引出しローラ14に続く搬送路11
上には、後述する切断部4が設けられ、切断部4に続く
搬送路11上には、整位手段の一部として作用する先端
検知センサ5が設けられている。先端検知センサ5に続
く搬送路11上には印字部6が設けられ、印字部6は、
サーマルヘッド6aと、搬送路11を介してサーマルヘ
ッド6aに転接されたプラテンローラ6bと、を有して
いる。
【0017】印字部6に続く搬送路11上には、券紙を
必要に応じて搬送路11に沿って約90度回転する回転
部22が設けられている。回転部22は、複数の搬送ロ
ーラ22a、22b、22cや図示しない回転機構等を
有し、本実施例においては、切断部4にて切断された3
0mmの券紙のみを回転する。つまり、券紙を30mm
の長さに切断する場合には、券紙の長さが券紙の幅より
短くなり、後段の磁気記録時に不都合を生じるため、3
0mmの券紙は90度回転される。回転部22に続く搬
送路11上には情報処理部8が設けられ、情報処理部8
は、券紙に磁気情報を記録する磁気書込みヘッド24
と、記録された磁気情報をベリファイリードする磁気読
取りヘッド26と、を備えている。そして、各ヘッド2
4、26には、搬送路11を介してピンチローラ23、
25が転接されている。情報処理部8に続く搬送路11
上には、ベリファイリードにより磁気情報エラーのない
ことが確認された券紙を発券口10へ導く搬送ローラ2
8が設けられている。尚、回転部22に設けられた各搬
送ローラ22a、22b、22c、および搬送ローラ2
8は、駆動モータ18に接続されており、搬送ローラ2
2a、22b、22c、28、および駆動モータ18に
より第2の供給手段を構成している。また、回転部22
は、他の券紙(85mm、120mm)を発券する際に
は、券紙を回転せずに搬送のみを目的として作動され
る。
【0018】以下、切断部4について詳細に説明する。
図2に示すように、切断部4は、搬送路11に沿って3
つのロータリーカッター31、32、33(以下、単に
カッターと称する)を備えている。各カッター31、3
2、33は、搬送路11上の券紙にその刃先が当接する
ように配置された固定刃31a、32a、33aと、そ
の周上に螺旋状の刃を有し、搬送路11を介して各固定
刃31a、32a、33aの刃先に転接された回転刃3
1b、32b、33bと、をそれぞれ有している。
【0019】また、切断部4は、図3に示すように、各
カッター31、32、33の間隔を任意に調節可能に各
カッターを支持する支持部材35を備えており、支持部
材35は、各カッターが搬送路11上の所定位置に配置
されるように、発券機1の図示しないフレームの所定位
置に固定されている。また、支持部材35は、図示しな
い駆動力伝達機構を介して各カッターの回転刃31b、
32b、33bに接続されたモータ31c、32c、3
3cを備えている。そして、各カッターは、モータ31
c、32c、33cを選択的に駆動することにより選択
的に作動される。
【0020】このように、カッター31、32、33、
支持部材35、およびモータ31c、32c、33cに
より構成された切断ユニット4´は、支持部材35の取
付け位置を調節して1つのカッターの配置位置を正確に
位置決めすることにより他のカッターも同時に正確に位
置決めできる。つまり、各カッター間の距離は、カッタ
ーを支持部材35に取付ける際に調節可能であり、1つ
のカッターを位置決めすることにより、他のカッターは
自動的に所定位置に位置決めされることになる。
【0021】本実施例においては、カッター31の固定
刃31aの刃先とカッター32の固定刃32aの刃先と
の間の距離が55mmになるように、支持部材35に対
するカッター31、32の取付け位置を調節し、カッタ
ー32の固定刃32aの刃先とカッター33の固定刃3
3aの刃先との間の距離が35mmになるようにカッタ
ー33の取付け位置を調節する。そして、サーマルヘッ
ド6aを僅かに超えた後述する整位位置A(図2参照)
から上流側に30mm離間した搬送路11上の位置にカ
ッター31の固定刃31aの刃先が当接し、且つ他のカ
ッター32、33の固定刃32a、33aの刃先が搬送
路11に正確に当接するように支持部材35をフレーム
に取付ける。これにより、カッター31は、固定刃31
aの刃先が整位位置Aから30mm離間した位置に配置
されるように位置決めされる。同時に、カッター32
は、固定刃32aの刃先が整位位置Aから85mm離間
した位置に配置されるように自動的に位置決めされ、カ
ッター33は、固定刃33aの刃先が整位位置Aから1
20mm離間した位置に配置されるように自動的に位置
決めされる。
【0022】次に、上記のように構成された発券機1の
制御系について説明する。図4に示すように、発券機1
の制御系は、整位手段、制御手段、または作動手段とし
て作用するCPU40を備えている。CPU40には、
入力インターフェース41を介して、操作者が発券指令
を入力する操作部61、先端検知センサ5、および制御
データの格納されたROM62が接続されている。
【0023】また、CPU40には、出力インターフェ
ース42を介してモータコントローラ45、メカコント
ローラ46、および印字コントローラ47が接続されて
いる。モータコントローラ45には、引出しローラ14
および送りローラ15を駆動するパルスモータ16と、
回転部22の搬送ローラ22a、22b、22cおよび
搬送ローラ28を駆動する駆動モータ18と、が接続さ
れている。メカコントローラ46には、カッター31を
駆動するモータ31c、カッター32を駆動するモータ
32c、カッター33を駆動するモータ33c、および
回転部22の回転機構22dを駆動するドライバ63が
接続されている。また、印字コントローラ47には、サ
ーマルヘッド6aが接続されている。
【0024】更に、CPU40には、入出力インターフ
ェース43が接続され、この入出力インターフェース4
3には磁気書込みヘッド24および磁気読取りヘッド2
6を駆動制御する磁気コントローラ48が接続されてい
る。
【0025】次に、上記のように構成された発券機1の
発券動作について説明する。まず、発券準備として、発
券機1に券紙ロール3を装着し、券紙の先端を引出しロ
ーラ14にセットする。そして、CPU40からの指令
に応じてパルスモータ16を作動して引出しローラ14
および送りローラ15を回転して券紙の搬送を開始す
る。券紙の先端は切断部4を通過して送りローラ15に
供給され、送りローラ15によって印字部6に向かって
搬送される。この場合、券紙の先端は送りローラ15と
印字部6との間に設けられた先端検知センサ5によって
検知され、この検知信号がCPU40に入力される。
【0026】CPU40は、この検知信号に応じてパル
スモータ16のパルス数をカウントし、所定のパルス数
をカウントした後にパルスモータ16に停止指令を発す
る。この停止指令に応じてパルスモータ16が停止され
ると、券紙の搬送が停止され、券紙の先端が整位位置A
に整位される。この整位位置Aは、サーマルヘッドを僅
かに超えた位置に設定されており、CPU40は、先端
検知センサ5が券紙の先端を検知すると、券紙の先端が
この整位位置Aに常に整位されるようにパルスモータ1
6の回転を制御している。
【0027】券紙の先端が整位位置Aに整位されると、
CPU40からの指令に応じてモータ31cが作動され
てカッター31が駆動され、券紙の先端(整位位置A)
から30mmの位置で券紙が切断される。券紙が切断さ
れると、CPU40からの指令に応じてパルスモータ1
6が再び作動されると同時に駆動モータ18が作動さ
れ、引出しローラ16および送りローラ15が回転され
るとともに、搬送ローラ22a、22b、22c、28
が回転される。これにより、切断された券紙が印字部6
を通過して後段の処理装置に搬送されるとともに、切断
位置より給紙側の券紙が切断された券紙に追従して搬送
される。この場合、切断された券紙および給紙側の券紙
を所定距離、即ち30mmづつ搬送した時点でパルスモ
ータ16を停止するようにCPU40を制御して引出し
ローラ14および送りローラ15を駆動することによ
り、給紙側の券紙の先端を整位位置Aに自動的に整位す
ることができる。尚、切断されて印字部6を通過した券
紙は、搬送路11を介して搬送され、発券口10を介し
て発券される。そして、このように券紙ロール3から初
めに引出された券紙の先端部分は破棄される。
【0028】以上のように、券紙の先端が整位位置Aに
整位され発券準備が完了されると、図5に示すフローチ
ャートに従って発券動作が実行される。操作部61を介
して発券機1に発券指令が入力されると、CPU40
は、ROM62に格納された制御データに基づいて、発
券する券類の種類に応じて切断する券紙の長さを判断す
る。CPU40は、まず、券紙の長さが120mmであ
るかどうかを判断する。そして、券紙の長さが120m
mである場合には、ステップ51に示すようにカッター
33を作動して券紙を切断する。また、券紙の長さが1
20mmでない場合には、券紙の長さが85mmである
かどうかを判断する。そして、券紙の長さが85mmで
ある場合には、ステップ52に示すようにカッター32
を作動して券紙を切断する。また、券紙の長さが85m
mでない場合には、券紙の長さが30mmであるかどう
かを判断する。券紙の長さが30mmである場合には、
ステップ53に示すようにカッター31を作動して券紙
を切断する。そして、券紙の長さが30mmでない場合
には、券紙長の確認動作を再度実行し、券紙の長さを判
断する。
【0029】例えば、発券する券類の長さが30mmで
ある場合、CPU40は、カッター31を選択的に作動
して券紙を30mmの長さに切断する。尚、発券する券
紙の長さが85mm或いは120mmである場合には、
CPU40は、カッター32或いはカッター33を選択
的に作動し、券紙を所望の長さに切断する。このように
券紙が切断されると、CPU40の指令に応じてパルス
モータ16が再び作動され、引出しローラ14および送
りローラ15が回転される。そして、これら引出しロー
ラ14および送りローラ15の回転に伴って、切断され
た券紙が印字部6に向って搬送されるとともに、切断箇
所より上流の給紙側の券紙が、切断された券紙に追従し
て搬送される。
【0030】上述のように切断された券紙と給紙側の券
紙との搬送が再開されると同時に、CPU40は、駆動
モータ18を作動して回転部22の搬送ローラ22a、
22b、22c、および搬送ローラ28を回転し、且つ
券紙が印字部6を通過するタイミングに合わせてサーマ
ルヘッド6aを作動する。これにより、ステップ54に
示すように券紙に所望の文字情報が印字される。この場
合、CPU40は、券紙の長さ分(30mm)だけ券紙
を搬送した時点でパルスモータ16を停止するように制
御し、切断された券紙と給紙側の券紙とが30mm搬送
された時点で引出しローラ14および送りローラ15を
停止する。これにより、切断された券紙が印字部6を完
全に通過して後述する回転部22に供給されるととも
に、給紙側の券紙の先端が整位位置Aに自動的に整位さ
れる。従って、次の券紙を発券する際には、CPU40
は、上述した発券動作と同様に、発券する券種に応じて
所望のカッターを選択的に作動することにより、所望の
券長を有する券紙を発券できる。
【0031】上述のように、30mm長の券紙が回転部
22に供給されると、CPU40は、回転部22の回転
機構22dを駆動して券紙を90度回転する。そして、
回転された券紙は、搬送ローラ22a、22b、22c
により情報処理部8に供給される。尚、85mm長およ
び120mm長の券紙を発券する場合には、回転部22
は券紙を回転せずに搬送して後段の情報処理部8に供給
する。
【0032】回転された30mm長の券紙、或いは85
mm長または120mm長の券紙が情報処理部8に供給
されると、CPU40は、磁気書込みヘッド24および
磁気読取りヘッド26を作動し、ステップ56に示すよ
うに券紙に所望の磁気情報を記録するとともに、ステッ
プ57に示すように記録された磁気情報をベリファイリ
ードする。そして、ベリファイリードにより磁気情報エ
ラーのないことが確認された券紙は、ステップ58に示
すように、搬送ローラ28および発券口10を介して発
券される。
【0033】以上のように、この発明の発券機1は、発
券される券紙の長さに応じて複数のカッターを備えてい
る。従って、長さの異なる券紙を発券する場合であって
も、券紙を切断した直後に印字することができることか
ら券紙の搬送機構を簡略化でき、券紙の搬送に要する時
間も短縮できる。
【0034】また、これら複数のカッター31、32、
33は、保持部材35によって切断ユニット4´として
一体に設けられている。従って、1つのカッターを位置
決めすることにより他のカッターを正確に位置決めでき
る。これにより、各カッターを正確且つ容易に位置決め
できるとともに、券紙を正確な寸法に切断できる。
【0035】尚、この発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、切断部のカッターは、券紙の長さに応じ
て所望の間隔で設置されれば良く、設置数は任意に選択
される。また、カッターは、ロータリーカッター意外の
カッターとしても良い。更に、整位位置は、印字部の近
傍に設けられれば良く、券紙の切断と同時に印字可能で
あれば良い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の発券機
は、上記のような構成および作用を有しているので、簡
単な構成により短時間で所望の長さを有する券類を発券
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の実施例に係る発券機を示す
概略図。
【図2】図2は、図1の発券機に組み込まれた切断部、
印字部、およびその周辺機器を示す概略図。
【図3】図3は、図2の切断部に設けられた切断ユニッ
トを示す斜視図。
【図4】図4は、図1の発券機の制御系を示すブロック
図。
【図5】図5は、図1の発券機の発券動作を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
1…発券機、2…券紙ローラ、3…券紙ロール、4…切
断部、4´…切断ユニット、5…先端検知センサ、6…
印字部、6a…サーマルヘッド、6b…プラテンロー
ラ、8…情報処理部、10…発券口、11…搬送路、1
2…ハウジング、14…引出しローラ、15…送りロー
ラ、16…パルスモータ、18…駆動モータ、22…回
転部、23、25…ピンチローラ、24…磁気書込みヘ
ッド、26…磁気読取りヘッド、28…搬送ローラ、3
1、32、33…ロータリーカッター。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 券紙を所望の長さに切断し、切断された
    券紙に所望の情報処理を施して発券する発券機におい
    て、 券紙ロールに巻回された券紙を供給する供給手段と、 上記供給手段により供給された上記券紙の先端を所定の
    整位位置へ整位する整位手段と、 上記整位位置で先端が整位された券紙の長さ方向に沿っ
    て整位位置からそれぞれ異なる距離離間して設けられた
    複数のカッターを有する切断手段と、 発券する券紙の長さに応じて上記複数のカッターを選択
    的に作動する作動手段と、 上記整位位置の近傍に設けられ、切断された券紙に所望
    の情報を印字する印字手段と、 を備えていることを特徴とする発券機。
  2. 【請求項2】 券紙を所望の長さに切断し、切断された
    券紙に所望の情報処理を施して発券する発券機におい
    て、 券紙ロールに巻回された券紙を所定の整位位置に向って
    供給する第1の供給手段と、 上記第1の供給手段により供給された上記券紙の先端を
    上記整位位置へ整位する整位手段と、 上記整位位置で先端が整位された券紙の長さ方向に沿っ
    て整位位置からそれぞれ異なる距離離間して設けられた
    複数のカッターを有する切断手段と、 発券する券紙の長さに応じて上記複数のカッターを選択
    的に作動する作動手段と、 上記整位位置の近傍に設けられ、切断された券紙に所望
    の情報を印字する印字手段と、 所望の情報が印字された券紙を発券口に向って搬送する
    第2の供給手段と、を備え、 上記整位手段は、上記印字手段を介した上記切断された
    券紙の搬送に同期して、切断部分より給紙側の券紙が上
    記切断された券紙の長さ分だけ搬送されるように上記第
    1の給紙手段を作動させる制御手段を備えていることを
    特徴とする発券機。
  3. 【請求項3】 券紙を所望の長さに切断し、切断された
    券紙に所望の情報処理を施して発券する発券機におい
    て、 券紙ロールに巻回された券紙を所定の整位位置に向って
    搬送する送りローラを有する供給手段と、 上記送りローラと上記整位位置との間で券紙の先端を検
    知するセンサと、 このセンサが券紙の先端を検知してから所定時間経過し
    た後、上記送りローラを停止して、上記券紙の先端を上
    記整位位置へ整位する整位手段と、 上記整位位置で先端が整位された券紙の長さ方向に沿っ
    て整位位置からそれぞれ異なる距離離間して設けられた
    複数のカッターを有する切断手段と、 発券する券紙の長さに応じて上記複数のカッターを選択
    的に作動する作動手段と、 上記整位位置の近傍に設けられ、切断された券紙に所望
    の情報を印字する印字手段と、 を備えていることを特徴とする発券機。
  4. 【請求項4】 上記切断手段は、上記複数のカッターが
    互いに異なる間隔離間して一体的に設けられた切断ユニ
    ットを備えていることを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれか1つに記載の発券機。
JP27744394A 1994-11-11 1994-11-11 発券機 Pending JPH08138088A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109147148A (zh) * 2017-08-17 2019-01-04 深圳市思乐数据技术有限公司 一种即开票的切票方法、装置、销售终端

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109147148A (zh) * 2017-08-17 2019-01-04 深圳市思乐数据技术有限公司 一种即开票的切票方法、装置、销售终端
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