JP2601856Y2 - 発券装置における先端券の回収機構 - Google Patents

発券装置における先端券の回収機構

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JP2601856Y2
JP2601856Y2 JP1993047744U JP4774493U JP2601856Y2 JP 2601856 Y2 JP2601856 Y2 JP 2601856Y2 JP 1993047744 U JP1993047744 U JP 1993047744U JP 4774493 U JP4774493 U JP 4774493U JP 2601856 Y2 JP2601856 Y2 JP 2601856Y2
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茂郎 楠木
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は購入客の購入操作等によ
る指令に従って,ロ−ル紙の横断方向に印刷して発行さ
れる乗車券,食券等の発券装置に構成される券形成の用
紙であるロ−ル紙を装填し,所要事項を印刷して発行す
る際に生じる券の先端部(先端券)をカットし,回収す
るようにした発券装置における先端券の回収機構の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】駅等に設置される乗車券等の各種チケッ
トの発券装置は,通常装填されたロ−ル紙をカットして
長手方向に所定の印刷を行い,必要な場合は裏面に磁気
記録を行ってから券を送り出すようにしている。ところ
が,下記のような理由でロ−ル紙の横断方向に所定事項
の印刷を行って券を形成する発券装置も使用されてい
る。同一直径のロ−ル紙の発券枚数を増加できる。即
ち,例えば,幅57.5mmのロ−ル紙で30mm×5
7.5mmの券を発行すると,同一直径で30mm幅の
ロ−ル紙の1.9倍の券が取れる。横方向に印刷する
と,印刷長さが従来の57.5mmから30mmとなる
ため印刷時間が短くできる。また,次の工程前には下記
の理由で,横方向にカットした券を縦方向に90度タ−
ンさせる必要があってタ−ン装置を設けている。乗車
券等は裏面に所定情報の磁気記録を行っており,そのた
めの磁気記録は券の長手方向に行うことによって多くの
情報が記録できる。カットした券を長手方向に搬送す
るのが,磁気記録の時を含めて安定である。カッタ装置
によってカットした後の券を図5(A)に示すように9
0度タ−ンするが,ロ−ル紙Rの先端部が手切り状態で
凹凸が多いと図5(B)に示すように先端券が引っ掛か
って以降の発券動作を停止させてしまう恐れがある。こ
こで,先端券とは,ロ−ル紙はその巻き取り状態を保存
するために,その先端部分を,一般に糊付けまたは接着
テ−プで固定しているため,ロ−ル紙を発券装置にセッ
トする際に,係員がその固定部分を手で切り取るとき生
じる不定形状の手切り部分をいい,この手切り部分は正
規券の発行前に先端券としてカットし回収するようにし
ている。図5(A)において,8はタ−ン装置,8aは
タ−ン機構,T1 はタ−ン装置8に入る前の券,T2
タ−ン前の券,T3 はタ−ン中の券,T4 はタ−ン後の
券をそれぞれ示している。図5(B)において,8はタ
−ン装置,8aはタ−ン機構,T5 はタ−ン中に引っ掛
かった券を示している。このような問題に対処した発券
装置における先端券の回収機構としては,例えば,図4
に示すものが知られている。図4において,カッタ(可
動刃5)とプラテンロ−ラ6との間には幅dの間隙が設
けられると共に,この区間はロ−ル紙(券)の移送がほ
ぼ水平になるように構成されている。図4において,図
示しない装填機構に装填されたロ−ル紙Rは左方矢印の
方向に挿入される。ロ−ル紙Rの先端部が光センサで構
成される先端検知用の第1のセンサ3aによって検知さ
れると,制御装置(図示せず)が出力する操作指令によ
って,ロ−ル紙Rは,搬送量を制御することができるス
テッピングモ−タ等によって構成した駆動機構により回
転する送りロ−ラ1,2によって搬送される。ロ−ル紙
Rの先端部が先端検知用の第2のセンサ3bによって検
知された後,所定距離,即ち,第2のセンサ3bからカ
ッタ(可動刃5の刃先)までの距離にカッタ(可動刃
5)とプラテンロ−ラ6との間の幅dよりも短い,先端
券のカット幅である所定寸法加えた距離だけ搬送した位
置で,固定刃4と可動刃5により構成されるカッタによ
ってカットされる。カットされた先端券は,前述したカ
ッタ(可動刃5)とプラテンロ−ラ6との間の幅d間に
形成される間隙から自然落下し,下部に設けた回収受皿
(図示せず)によって回収される。上述したように,カ
ッタ(可動刃5)とプラテンロ−ラ6との間には幅dの
間隙が設けられると共に,この区間はロ−ル紙(券)の
搬送がほぼ水平となるように構成されている。また,間
隙dは上述したような機能を行うために落下券の横幅の
条件等から,例えば,先端券のカット幅が10mmの場
合,13mm程度に構成される。先端部をカットされた
後のロ−ル紙の先端部は正しく直角に成型されているの
で,以降は正規券の寸法,例えば30mmにカットして
印刷され,前述したようにカッタ(可動刃5)とプラテ
ンロ−ラ6との間の間隙から落下することなく,印刷さ
れて以降の発券動作が実行される。即ち,送りロ−ラ
1,2によって移送されるロ−ル紙Rの先端部はロ−ラ
1,2と同一の回転機構によって同期回転する印刷部の
プラテンロ−ラ6に送り込まれる。搬送されるロ−ル紙
Rは,カッタ4,5によって所定寸法に切断された後プ
ラテンロ−ラ6とサ−マルラインプリンタのサ−マルヘ
ッド7との間に圧接され,サ−マルヘッド7によって所
定の印刷が行われる。印刷された後の券Tはタ−ン装置
8によって90度タ−ンされ,点線T′で示すようにガ
イド(図示せず)に沿って矢印方向に送られ,図示しな
い磁気エンコ−ダによって券の裏面に磁気記録されて出
券される。なお,簡単のため,図4においては,制御装
置,駆動機構,搬送機構,電気配線等本考案の構成説明
に直接関係しない要素機構類の図示は省略している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで,上述の従来
の発券装置における先端券の回収機構では,次のような
問題点があった。先端券の回収手段として,カットさ
れた先端券を自然落下によって回収する方式を用いてい
るので,サ−マルヘッドの配置等,ロ−ル紙(カット
券)の搬送がほぼ水平になるように構成しないと先端券
を確実に先端券の受皿(図示せず)に回収できない。従
って,発券装置の構造設計における自由度が制限され
る。カッタ(可動刃5)とプラテンロ−ラ6との間に
幅寸法dの間隙を設けてカットした先端券を落下させる
ために,カットした後の搬送用ガイド等を装着すること
ができない。そのため,カ−ルしたロ−ル紙の先端が図
6に示すように,円滑に印刷部に送り込めない場合が発
生する。図6において,4はカッタの固定刃,5はカッ
タの可動刃,6はプラテンロ−ラ,7はサ−マルライン
プリンタのサ−マルヘッドであって,Raは印刷部を構
成するプラテンロ−ラ6とサ−マルヘッド7の間に正規
に送り込まれたロ−ル紙,Rbは先端がカ−ルして印刷
部を構成するプラテンロ−ラ6とサ−マルヘッド7の間
に送り込まれなかったロ−ル紙を示している。カッタ
(可動刃5)とプラテンロ−ラ6との間の間隙dは,図
6から判るように,固定された仕上がり券の幅からプラ
テンロ−ラ6の半径とカッタの可動刃5の寸法を差し引
いた寸法よりも広くすることができない。従って,間隙
の幅寸法dは限定されるので,ロ−ル紙の先端形状(手
切りの状態)が悪いと,図7(B)に示すようにロ−ル
紙を完全に直角に切断することができず不良券Tb′を
作ってしまう恐れがある。図7は券の先端部を10mm
に切断し幅30mmの正規券が得られる例を示してい
る。図7(A)は正常に機能した状態を示していて,T
aは放棄される先端券,Tbは1枚目の正規券,Tcは
2枚目の正規券を示している。図7(B)はロ−ル紙の
先端形状が斜めになっているため,カットされた後の1
枚目に発行される券が正規券とならず,不良券Tb′が
形成される状態を示している。Tcは2枚目に得られた
正規券を示している。本考案は先端券切断寸法が,カッ
タとプラテンロ−ラとの隙間dから規制されることがな
く,十分に長い先端券の処理を可能とすることで,上記
課題(問題点)を解決することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本考案に基づく発券装置における先端券の回収機構
においては,ロ−ル紙を横断方向にカットして形成され
た券を90度タ−ンさせて発券する発券装置を構成し,
ロ−ル紙の先端部カット時に生じる先端券を,先端券以
外の正規券とは分別して回収する先端券の回収機構にお
いて,カットされた券を搬送するロ−ラと,このロ−ラ
に近接して配置され,正規券の搬送路に対して遮断・待
避可能に配置されたガイドと,ガイドの搬送路側に配置
されてロ−ラに当てがわれて転動し,搬送路の遮断時に
ロ−ラとの間に先端券を挟み込み,先端券を搬送路とは
異なる回収路へ送る転動ロ−ラとを備えることを特徴と
する。
【0005】
【作用】本考案は,上述のように搬送路の遮断時にロ−
ラとガイドの転動ロ−ラとの間に先端券を挟み込むよう
にしたため,カットされた先端券はロ−ラと転動ロ−ラ
との間に挟まれて回収路に送られ,重力方向に関係なく
先端券を正規券の搬送路から強制的に排除される。
【0006】
【実施例】本考案に基づく発券装置における先端券の回
収機構の実施例を図1ないし図3を参照して詳細に説明
する。図1及び図2では,従来の技術で説明した発券装
置に構成される要素機構と同一または相当する要素機能
は図3と同一の符号を使用し,詳細説明は省略する。ま
た,図1及び図2において,制御装置,駆動機構,移送
機構,電気配線等本考案の構成に直接関係しない要素機
構類の図示は省略している。図1において,Rはロ−ル
紙で,1,2はそれぞれステッピングモ−タ等による送
り量の制御できる駆動機構によって回転するロ−ル紙R
の送りロ−ラである。3a,3bはそれぞれロ−ル紙の
先端部を検知する光センサで構成された先端検知用のセ
ンサであって,センサ3aは光源3a1とフォトセンサ
3a2より成りロ−ル紙Rが正しく装填されたかを検知
する第1のセンサ,センサ3bは同様に光源3b1とフ
ォトセンサ3b2より成りカットすべきロ−ル紙Rのカ
ット位置を決定する送り長さ計測開始タイミングを検知
する第2のセンサである。4はロ−ル紙Rをカットする
カッタの固定刃,5はカッタの可動刃,6はロ−ラ1,
2と同一の回転機構によって同期回転する印刷部のプラ
テンロ−ラ,7はカットされたそれぞれの券に所定の事
項を印刷するサ−マルラインプリンタのサ−マルヘッ
ド,7aはサ−マルヘッド7とプラテンロ−ラ6との間
に,印刷すべきロ−ル紙Rからカットした券を圧接する
スプリング,8は印刷した券を90度タ−ンさせるタ−
ン装置,9は印刷した券の裏面に磁気記録をするエンコ
−ド装置である。10は本考案に基づくロ−ル紙の先端
部をカットした先端券の回収機構であって,上記のプラ
テンロ−ラ6,このプラテンロ−ラ6に近接して配置さ
れ,前記正規券の搬送路に対して遮断・待避可能に配置
され,先端券カット時には券搬送路を遮断して先端券回
収路を形成するためのガイド11,ガイド11の位置切
り換えを操作する電磁式のプランジャ12,カットされ
た先端券を受ける先端券の受皿13等によって構成され
ている。なお,11aはガイド下面に設けられる転動ロ
−ラで,プラテンロ−ラ6の表面に当てがわれ転動し,
搬送路の遮断時にプラテンロ−ラ6との間に先端券を挟
み込み,先端券を搬送路とは異なる回収路へ送る。図に
示すTはカットされた先端券以外の券(正規券),T′
は正規に印刷された券の経路,矢印はロ−ル紙Rまたは
券の送り方向を示している。次に,図2に示す先端券の
回収機構10の要部拡大図を用い,図1も参照して回収
機構10の作用を説明する。なお,図2は簡単のため,
同図(C)には関連する各部を記載しているが,同図
(A),(B)では電磁プランジヤ12,受皿13等の
一部の構成を省略して記載している。係員の挿入した
新しいロ−ル紙Rの先端が第1のセンサ3aを経た後,
第2のセンサ3bを遮光したことにより,回転を始める
送りロ−ラ1,2により発券装置へ取り込まれる。第
2のセンサ3bをロ−ル紙の先端が遮光した時点で用紙
の先端位置が検知され,図2(A)に示すM+α寸法ま
で更に送り込まれる。と並行してガイド11は電磁
式プランジャ12の駆動により,図2(C)の位置から
図2(A)の位置へと移動する。次に,カッタ5をO
N,OFFし用紙を切断した後,モ−タ(図示せず)を
駆動し,更にm寸法分だけロ−ル紙Rを搬送する(図2
(B))。次に,電磁式プランジャ12をOFFし,
ガイド11を図2(C)の状態に戻し,更にカッタ5を
ON,OFFし,サ−マルヘッド7下の券を切符長さ
(m)に切断し,正規券の印刷に備えて待機する。券
印刷指令に基づき,サ−マルヘッド下の券に印刷し,タ
−ン装置へ送り出すと共に先端券T0 を先端券の受皿1
3へ回収する(図2(C))。
【0007】次に,上述した構成における券発行に至る
全体の動作について,図3に示す概要動作フロ−を参照
して,更に説明する。ステップ1において,図1,図2
のいずれにも図示しないロ−ル紙装填部にロ−ル紙Rを
装填してロ−ル紙Rの先端部を所定のガイド機構(図示
せず)にはめ込んでロ−ル紙Rを引き出す。第1のセン
サ3aがロ−ル紙Rの先端を検知すると(ステップ
2),図示しない発券装置の制御装置は,先端券回収機
構10のプランジャ12を駆動してガイド11を移動
し,カットされた券の搬送路を遮断して先端券回収路を
形成する。(ステップ3,図1)制御装置は図示しない
駆動機構(ステッピングモ−タ)を起動するので,ロ−
ラ1,ロ−ラ2は回転してロ−ル紙を搬送する(ステッ
プ4)。第2のセンサ3bがロ−ル紙Rの先端を検知す
ると(ステップ5),制御装置(図示せず)はステッピ
ングモ−タ(図示せず)を駆動するステップ数のカウン
トを始める。即ち,ロ−ル紙Rの先端の搬送距離の計測
を開始する(ステップ6)。制御装置(図示せず)の計
測機能が予め設定された距離を計測すると,即ち,第2
のセンサ3bから可動刃5の刃先までの距離に予め条件
が設定されたカットすべき先端券の長さを加えた距離だ
けロ−ル紙Rの先端が搬送されると(ステップ7;図2
(A)),駆動機構を停止し(ステップ8),カッタの
可動刃5を駆動してロ−ル紙Rの先端部をカットする
(ステップ9)。制御装置(図示せず)はロ−ル紙Rの
先端部(先端券と称す)をカットすると駆動機構(図示
せず)を予め設定した距離(30mm)をカウントする
まで(ステップ11)駆動するので,プラテンロ−ラ6
が回転してカットした先端券を送り出すと共にサ−マル
ヘッド7の下に次券を搬送する(ステップ10)。従っ
て,先端券はガイド11とプラテンロ−ラ6の間に送り
込まれる(図2(B))。上述の動作の後,制御装置
(図示せず)はプランジャ12の駆動を停止するのでス
プリング14によってガイド11は定常運転状態に戻さ
れ,先端券T0 は受皿13に回収される(図2
(C))。即ち,先端回収機構10は定常運転位置に戻
され,正規券の搬送路が形成される(ステップ12,図
2(C))。次に,カッタの可動刃5を駆動してロ−ル
紙Rをカットする(ステップ13)。上述の動作で発券
の準備動作が完了する。購入客等によって発券操作がな
されると,制御装置(図示せず)はサ−マルラインプリ
ンタを作動して所定の印刷を行い,印刷した券をタ−ン
装置8に送り込む(ステップA1)と共に,カッタの可
動刃5を駆動してロ−ル紙Rをカットし,次券を準備す
る。タ−ン装置8は券を90度タ−ンしてエンコ−ダ装
置9に送り込む(ステップA2)。エンコ−ダ装置9は
所定の情報を券の裏面に磁気記録する(ステップA
3)。上述の動作で発券の主要動作が完了して,作成さ
れた正規券Tは図示しないガイドに沿ってT′に示すよ
うに送られ,出券される(図1)。発券装置は次の発券
操作がなされるまで待機状態になり,発券操作がなされ
ると,上述のフロ−におけるステップA1からスタ−ト
する。
【0008】上述の説明は,本考案の技術思想を実現す
るための基本手法と構成を示したものであって,種々応
用改変することができる。例えば,先端券のカットすべ
き寸法は,予め所定寸法に設定しておいても,光学的機
能等のセンサによってロ−ル紙Rの先端形状を判定し,
判定結果を用いて自動設定するようにしても良い。ま
た,図1,図2に示したものは,本考案を適用する発券
装置の一実施例であって,これ以外の機能構成であって
も良く,また,先端券回収用のガイド駆動機構等は図示
した以外の形状構成であっても良いことは当然である。
【0009】
【考案の効果】本考案は上述したように構成したので,
次のような優れた効果を有する。先端券の回収はカッ
トした先端券の自然落下によらないので,カット部と印
刷部とは水平に配設する必要がない。従って,カット部
と印刷部の配設姿勢が自由に設計でき,券の搬送工程と
サ−マルヘッドを垂直方向に配置し,小スペ−スにした
印刷機構の発券装置とすることができる。カット部と
印刷部近傍を任意の角度に構成でき,また,カッタと印
刷部近傍下部に先端券落下用の空間を設ける必要がない
ので設計の自由度が向上する。ロ−ル紙の先端部カッ
ト寸法を,その先端形状にあわせて任意にできるので,
従来,ロ−ル紙の最初の手切り部分の凹凸によって生じ
ていた不良券の発行を無くすことができる。先端券の
回収を回収機構により強制的に回収する方式であるか
ら,券の搬送力によって風で受皿の外に飛び出すことが
無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】発券装置における本考案に基づく先端券回収機
構の実施例を説明する先端券回収状態における先端券回
収機構周辺部の概要機構構成を示す側面図である。
【図2】図1に示した先端券回収機構例が先端券を回収
する過程での動作を(A)〜(C)の3段階に分けて示
した要部側面図である。
【図3】図1,図2に示す発券装置の動作を説明する概
要フロ−図である。
【図4】従来の発券装置の先端券回収機構例を説明する
先端券回収機構周辺部の概要機構構成を示す側面図であ
る。
【図5】発券装置に装備されるタ−ン装置の問題点を説
明するタ−ン装置の機能動作を説明する平面図であっ
て,同図(A)は正常運転状態を示す説明図,同図
(B)は異常状態を示す説明図である。
【図6】従来の発券装置におけるカットした先端券回収
用のカット後の間隙が大なるときに発生する問題点を説
明する概要構造を示す側面図である。
【図7】先端券の手切れ状態が悪い場合に発生する従来
の発券装置における先端券回収機構の問題点を説明する
平面図であって,同図(A)は正規に機能した状態の発
券状態を示す説明図,同図(B)は手切れ状態が悪い場
合における発券状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1,2:ロ−ル紙の送りロ−ラ 3a,3b:先端検知用のセンサ 4:カッタの固定刃 5:カッタの可動刃 10:先端券の回収機構 11:ガイド 12:電磁式のプランジャ 13:先端券の受皿 14:スプリング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロ−ル紙を横断方向にカットして形成さ
    れた券を90度タ−ンさせて発券する発券装置を構成
    し,前記ロ−ル紙の先端部カット時に生じる先端券を,
    先端券以外の正規券とは分別して回収する先端券の回収
    機構において, カットされた券を搬送するロ−ラと,該ロ−ラに近接し
    て配置され,前記正規券の搬送路に対して遮断・待避可
    能に配置されたガイドと,該ガイドの前記搬送路側に配
    置されて前記ロ−ラに当てがわれて転動し,前記搬送路
    の遮断時に前記ロ−ラとの間に先端券を挟み込み,該先
    端券を前記搬送路とは異なる回収路へ送る転動ロ−ラと
    を備える ことを特徴とする発券装置における先端券の回
    収機構。
JP1993047744U 1993-08-11 1993-08-11 発券装置における先端券の回収機構 Expired - Lifetime JP2601856Y2 (ja)

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