JP2511920Y2 - 磁気記録消去機構 - Google Patents

磁気記録消去機構

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JP2511920Y2
JP2511920Y2 JP12308989U JP12308989U JP2511920Y2 JP 2511920 Y2 JP2511920 Y2 JP 2511920Y2 JP 12308989 U JP12308989 U JP 12308989U JP 12308989 U JP12308989 U JP 12308989U JP 2511920 Y2 JP2511920 Y2 JP 2511920Y2
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圭司 土屋
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株式会社高見沢サイバネテックス
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は磁気記録媒体、例えば交通機関の乗車券、プ
リペイドカード等の各種カードに磁気記録されている情
報を磁気的に消去する際に用いて好適な磁気記録消去機
構に関するものである。
[従来の技術] 電車等の交通機関の乗車券を例に述べると、裏面に行
く先、運賃、乗り換え先の経路等の情報、即ちデータを
磁気的に記録したものがある。前記データは自動券売機
に料金を投入し、且つ行く先を指定することにより自動
的に磁気記録されるのであるが、何等かの事情により正
規に記録されないものが発生することがある。
このような場合、乗車券が発売される前に、自動券売
機内で不良と判別し、廃棄トレイに排出するのである
が、この廃棄にともなって磁気記録されたデータを磁気
消去ヘッドにより磁気的に消去することが行われてい
る。
[考案が解決しようとする課題] 前記磁気消去ヘッドは小型である上に加工精度が要求
され、しかも駆動回路等を組み込む必要がある。そし
て、磁気消去機構の機械的構造が複雑になるばかりでな
く、磁気消去ヘッドの位置決めや取り付けを高精度で行
う必要がある。
更に、磁気記録、発売か廃棄かの判別、廃棄時の消去
等の一連の作業は、IC化された回路と機械的構造との組
合せ、換言すればメカトロニクスによって行われるが、
磁気消去ヘッドを設けた場合、電気的にも回路構成が複
雑になり、IC化の障害になりやすい。そして、機械的構
造、回路構成の複雑さ、作業精度の向上等が相まって、
コスト高の一因になっていた。
本考案は前記実状に鑑みてなされたものであり、その
目的は簡単な構造でありながら、磁気消去を確実に行い
得る磁気記録消去機構を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案に係る前記目的は、プランジャーソレノイドに
通電してプランジャーを磁化し、該プランジャーから発
生する磁界中に、情報を磁気記録された磁気記録媒体を
搬送するように構成した磁気記録消去機構により達成さ
れる。
[作用] 前記構成によれば、プランジャーから発生する磁界に
基づいて、磁気記録された情報が磁気消去されることに
なり、簡単な構成でありながら、磁気消去を確実に行う
ことができる。
[実施例] 以下、添付の図面を参照して、本考案を適用した磁気
記録消去機構の一実施例を説明する。尚、第1図は磁気
記録消去機構の基本的構造を示す構成図、第2図は本考
案の一応用例を示す乗車券の側面図、第3図は券売機に
載置される券売機構の基本構成図である。
先ず、第1図を参照して磁気記録消去機構の構造を説
明する。1はプランジャーソレノイドであり、ローラ1
2、13、14、15、16は後述する乗車券の取り込み搬送経
路(以下において搬送経路という)Lを構成するもので
ある。そして、搬送経路L中に、プランジャーソレノイ
ド1とローラ21とにより、磁気記録消去機構が構成され
ている。
プランジャーソレノイド1の構成を大別すると、ソレ
ノイドコイル(図示せず)と該ソレノイドコイル通電に
より長手方向に移動するプランジャー2、ガイド部材
3、磁化されたプランジャー2を位置決めする位置決め
ネジ4等によりなる。尚、前記ソレノイド(Solenoid)
なる語については「電気磁気学、電気学会発行」によれ
ば、一種のコイルであり、導体を一様にかつ密に巻いた
ものをいう、と定義されている。
ソレノイドコイルへの通電と電源遮断を行った場合、
プランジャー2は本来矢印方向に往復動するのである
が、本実施例ではネジ4により位置決め固定されている
ので、前記往復動は行わない。しかし、通電時に図示の
位置に固定された状態で、磁界を発生するようになる。
一方、ローラ21は、取り付け具22、位置決めピン23に
よりシャーシ(図示せず)に回動自在に枢支され、且つ
引っ張りバネ24によりプランジャー2の一端、換言すれ
ば先端の平面部方向に付勢されている。従って、搬送路
Lを矢印方向に搬送されてきた磁気記録媒体、後述する
応用例にしたがえば乗車券は、ローラ21によってプラン
ジャー21方向に押圧され、その一側面がプランジャー2
の先端平面部に当接した状態で搬送されることになる。
この際、ソレノイドコイルに通電すると、プランジャ
ー2が磁化され、その磁界により乗車券の一側面に磁気
記録されていたデータが一方向磁化され、前記データの
磁気的な消去が行われる。
尚、前記プランジャー2は、前記のようにネジ4によ
り位置決めのされているのであるが、その際プランジャ
ー2の先端平面部とガイド部3の先端との差が0.5±0.3
mm程度になるように設定すると、前記乗車券について磁
気消去を行いつつ円滑に搬送し得る。又、プランジャー
ソレノイド全体の位置決めに際しては、プランジャー2
の先端平面部とローラ21との接点が、搬送路Lから0.5
〜0.3mm程度出るようにすれば、磁気消去と搬送を良好
に行い得る。更に、プランジャー2は常に磁化しておく
必要はない。即ち、乗車券を例にすれば、正常な券に対
し異常な券の発生率は低率である。従って、異常な券の
発生を検出してプランジャー2を磁化するように構成す
れば、消費電力の低減が可能になり、省エネルギーの観
点からも好都合である。
次ぎに、自動券売機への応用例を説明する。
乗車券30の一側面には磁性体が塗布され、塗布面に複
数の記録トラックが形成される。記録トラックのうち、
クロックパルストラックCPには、搬送方向に沿って予め
規定された所定間隔(例えば0.9mm)毎に複数のビット
データが記録されている。第1データトラックT1には、
乗車駅から行く先駅までの間で他社路線を経由する場合
に、他社路線名、経由駅名、区間、運賃等及びパリテイ
ビットに関して、それぞれ所定のコード化データをクロ
ックパルストラックCPのビット位置に合わせて記録す
る。
第2データトラックT2には、発行年月日、自社路線の
線区名、経路、運賃、記録データの記録方向等及びパリ
テイビットに関して、それぞれ所定のコード化データを
クロックパルストラックCPのビット位置に合わせて記録
する。
そして、前記磁気記録消去機構により消去する場合
は、記録面がプランジャー2側に向くように搬送路Lを
搬送させ、プランジャー2から発生する磁界によりクロ
ックパルストラックCP、第1トラックT1及び第2トラッ
クT2に記録されていた前記データを消去するものであ
る。この際、第2図に点線Aで示す大きさにプランジャ
ー2の大きさを選択すれば、各トラックに記録されてい
たデータを1個の消去機構により一挙に消去することが
できる。
次ぎに、第3図を参照して自動券売機への応用例を説
明する。
ロール紙保持部には、表面を印字面、裏面を前記のよ
うな記録面として一定幅に製造されたロール紙41が装填
される。42はパルスモータ、43、44は駆動ベルト45を介
して伝えられるパルスモータ42の回転力に従動する搬送
ローラであり、パルスモータ42が所定の回転ずつ回転す
るのにともなって、ロール紙41の一端を繰り出して所定
の長さずつカッター46へ搬送する。
47はサーマルヘッドであり、カッター46によって所定
長さに裁断された巻紙の表面に乗降駅その他の情報を印
字する。
印字された巻紙は、エンコード部へ転送される。即
ち、所定の回転数で回転する駆動モータ48によって搬送
機構が動作し、該一定回転数に同期した搬送速度で巻紙
を搬送する。
49は搬送されてくる巻紙の先端部(第2図における左
側端部)を光学的に検出する光学センサ、50は書き込み
専用ヘッドであり、巻紙裏面の磁気記録領域に、第2図
について説明した如き乗降駅その他の情報を磁気記録す
るためのものであり、51は磁気記録したデータを再読み
取りするための読み取り専用磁気ヘッドである。
52は揺動可能に取り付けられた爪片であり、磁気ヘッ
ド51で再読み取りした情報データが規格内であれば、図
示のように揺動して巻紙を発行口へ転送して購入者に発
行する。又、異常が発見されると、図示の位置から左側
に揺動し、巻紙を廃棄トレイ53側に転送する。
そして、爪片52と廃棄トレイ53との間の、例えば位置
Bに第1図について説明した磁気記録消去機構が設置さ
れる。即ち、第1図に示した搬送路Lは、廃棄トレイ53
に至るまでの転送路に相当するものであり、異常が検出
された巻紙は前記のように磁気消去されてから廃棄トレ
イ53に廃棄される。
以上に本考案の一実施例を説明したが、本考案は前記
に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、ローラ21は鏡面仕上げになした鉄板等の磁性
体であってよい。
消去対象となる磁気記録媒体は、前記巻紙に限定され
ず、例えばテレフォンカード等であってよく、プリペイ
ドカードの販売機に適用してもよい。
又、ソレノイドプランジャーは市販のものを援用する
ことができる。
[考案の効果] 以上に説明したように、本考案に係る磁気記録消去機
構は、ソレノイドコイルの通電により磁化されるプラン
ジャーの磁界に基づいて、磁気記録媒体に磁気的に記録
された情報を磁気的に消去するように構成したものであ
る。
前記磁気記録消去機構によれば、構造が簡単である上
に消去を確実に行うことができ、しかも部品数、作業工
数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は磁気記録消去機構の構成図、 第2図は乗車券の位置側面図、 第3図は自動券売機の構成図である。 図中の符号 1:プランジャーソレノイド、2:プランジャー、3:ガイド
部材、4:ネジ、12〜21:ローラ、30:乗車券、CP、T1、T
2:記録トラック、L:搬送経路。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気記録媒体に磁気的に記録した情報を磁
    気的に消去する磁気記録消去機構において、 ソレノイドコイルに通電することにより磁化されるプラ
    ンジャーの一端に情報を磁気的に記録した磁気記録媒体
    を当接又は接近させ、前記プランジャーにより形成され
    る磁界に基づき前記磁気記録媒体に記録された情報を消
    去するように構成した磁気記録消去機構。
JP12308989U 1989-10-23 1989-10-23 磁気記録消去機構 Expired - Fee Related JP2511920Y2 (ja)

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JPH0361604U JPH0361604U (ja) 1991-06-17
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