JPS5940694Y2 - 回数券処理機能付自動検札装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、投入された回数券の上面に印刷をする第１
印刷装置と投入された回数券の下面に印刷をする第２印
刷装置とを券の搬送路に沿って配置し、回数券の投入方
向に応じて第１印刷装置または第２印刷装置を駆動する
ようにした回数券処理機能付自動検札装置に関する。

従来の回数券処理機能付自動検札装置は、券の搬送路に
沿って第１印刷装置、第２印刷装置、パンチャの順に配
置し、第１印刷装置または第２印刷装置で回数券に乗車
駅名や乗車年月日などを印刷した後、パンチャで回数券
を改鋏するようになっていた。

印刷したり改鋏したりするためには、回数券を一時停止
させなければならず、一時停止のためのストッパを３個
設ける必要があり、搬送路も長く１回数券の返却に要す
る時間も長いという欠点があった。

しかも、パンチャの駆動制御は印刷装置の制御とは別に
行なう必要があった。

この考案は、以上の不都合を解消した回数券処理機能付
自動検札装置を提供することを目的とする。

この考案にｐいては、第１印刷装置と第２印刷装置との
中間の位置にパンチャを設け、第１印刷装置とパンチャ
との間の距離およびパンチャと第２印刷装置との間の距
離が回数券の長辺の長さより短くなるように第１印刷装
置とパンチャと第２印刷装置とを配置し、回数券を一時
停止させたとき第１印刷装置とパンチャまたはパンチャ
と第２印刷装置とに捷たかる位置に回数券が停止するよ
うにしている。

このため、この考案によれば、印刷動作に連動してパン
チヤニｆｆ駆動することができ、印刷および改鋏のため
に回数券を一時停止させる回数を１回にすることができ
、搬送路も短くなり、回数券の返却に要する時間が短く
なる。

以下、この考案の一実施例について、図面を参照して説
明する。

第１図は、鉄道に設置される回数券処理機能付自動検札
装置の券の搬送路に沿う装置のブロック図である。

ＩＩ／ｉ、検札台２の上部に設けた券の投入口で、普通
券、普通券と同じ大きさの回数券、釦よび普通券や回数
券よりも大きい定期券を受入れる大きさに構成されてい
る。

投入口１より投入された券は、ベルトコンベアあるいは
ローラコンベアからなる券の搬送装置（図示せず）によ
って搬送路３に沿って返却口４筐で搬送される。

定期券の表の面には乗車区間や有効期限などの必要な情
報が文字あるいは数字で印刷されていて裏の面には乗車
区間や有効期限などの必要な情報が磁気記録されている
。

普通券の表の面には発行日や発行駅名や発行駅から乗車
できる区間の料金などの情報が印刷されていて、裏の面
には発行日や乗車駅や料金や券種などの情報が磁気記録
されている。

回数券の表の面には有効期限や料金などの情報が印刷さ
れていて、裏の面には普通券の発行日２乗車駅、料金、
券種の磁気記録に対応する位置にそれぞれ有効集限、電
鉄コード、料金、券種が磁気記録されている。

回数券が投入口１に投入された場合には、後述するよう
にして１表の面に乗車駅名や乗車年月日が印刷され、裏
の面の有効期限および電鉄コードがそれぞれ使用日２乗
車駅に記録し直され、普通券と同じようになる。

投入口１から返却口４に到る搬送路３に沿って順に券の
整列装置５、読取書込装置６、印刷改鋏装置７、停止装
置８が設けられている。

整列装置５は、普通券や回数券に横から断続的に力を加
えて所定のガイドに長辺が沿うようにするもので、定期
券が投入された場合には搬送路外に引込むようになって
いる。

定期券が投入されたことを検出するために、整列装置５
と投入口１との間に図示しない複数個の光電検知器が所
定の位置に配置されている。

所定の位置とは、定期券によってのみすべての光電検知
器が同時に遮光される位置である。

読取書込装置６は、搬送路３い上下に設けた読取用磁気
ヘッド（図示せず）および書込用磁気ヘッド（図示せず
）を有する。

読取用磁気ヘッドで読取ったデータは、図示しないマイ
クロコンピュータに入力される。

マイクロコンピュータは、その中に設定した駅名、当日
の日付、料金等と読取用磁気ヘッドからのデータとを比
較して有効無効の判定をし、搬送路３の上下に設けた読
取用磁気ヘッドのいずれの磁気ヘッドがデータを読取っ
たかに応じて回数券が磁気記録面を上にして投入された
か下にして投入されたかを判定する。

この判定結果にもとづいて搬送路３の上または下に設け
た図示しない書込用磁気ヘッドが回数券の記録データを
記録し直すことになる。

有効期限および電鉄コードをそれぞれ使用日２乗車駅に
記録し直すとき、必要に応じて回数券を示す符号を普通
券を示す符号に記録し直してもよい。

第２図イば、印制改鋏装置Ｔの要部の機構を示すブロッ
ク図で、口は回数券が印刷面を上にして投入された場合
における一時停止位置にある回数券１０全示す図で、ハ
は回数券が印刷面を下にして投入された場合における一
時停止位置にある回数券２０を示す図である。

１１は１回数券１０の上面（表の面）に乗車駅名や乗車
年月日を印刷する第１印刷装置で、搬送路３の上に設け
たサーマルヘッド１２と、搬送路３の下に設けられ回数
券１０をサーマルヘッド１２に押しつける可動パッド１
３とからなる。

１４ば、図示しないソレノイドによって駆動されて搬送
路３に突出し１回数券１０を一時停止するストッパであ
る。

２１は１回数券２０の下面（表の面）に乗車駅名や乗車
年月日を印刷する第２印刷装置で、搬送路３の下に設け
たサーマルヘッド２２と、搬送路３の下に設けられ回数
券１０をサーマルヘッド２２に押しつける可動パッド２
３とからなる。

２４は図示しないソレノイドによって駆動されて搬送路
３に突出し、回数券２０を一時停止するストッパである
。

３０は、回数券１０の前端部および回数券２０の後端部
に孔をあけるパンチャで、可動ビン３１とダイス３２と
からなる。

パンチャ３０は、第１印刷装置１１と第２印刷装置２１
との中間の位置にある。

そして、第１印刷装置１１とパンチャ３０との間の距離
およびパンチャ２０と第２印刷装置２１との間の距離が
回数券１０および２０の長辺の長さより短くなるように
第１印刷装置１１とパンチャ３０と第２印刷装置２１と
を配置し。

回数券１０をストッパ１４によって一時停止させたとき
第１印刷装置１１とパンチャ３０とに會たかる第２図口
の位置に回数券１０が停止し、回数券２０をストッパ２
４によって一時停止させたときパンチャ３０と第２印刷
装置２１とに昔たかる第２図への位置に回数券２０が停
止するようにしである。

この実施例では、回数券１０．２０をストッパ１４．２
４で一時停止するようになっているが、ストッパ１４，
２４の少し右の位置に光電スイッチを設け、回数券１０
または２０の前端が光電スイッチの位置に到来したこと
を光電スイッチが検出することによって図示しない券の
搬送装置を停止し、これによって回数券１０．２０をそ
れぞれ第２図口、への位置に一時停止させるようにして
もよい。

い昔、第２図の矢印４０方向に回数券１０が搬送されて
きたとする。

回数券１０が搬送されてきたことは、前述の図示しない
マイクロコンピュータによって判定されて検出されてい
る。

マイクロコンピュータは、回数券１０を検出したとき、
図示しないソレノイドを駆動してストッパ１４を搬送路
３に突出させる。

このため１回数券１０は、第２図口の位置に停止する。

回数券１０が第２図口の位置に停止したことを図示しな
いスイッチで検出すると、マイクロコンピュータは、図
示しない印刷パターン記憶装置から乗車駅名や乗車年月
日の印刷ハＪＦ−ンを読出してサーマルヘッド１２に供
給し、図示しないソレノイドを駆動して可動パラ）”１
３にサーマルヘッド１２の方向へ移動させ、パンチャ３
０を駆動する。

これによって、回数券１０の前端部に孔があけられ、上
面の所定位置に印刷が行なわれる。

この後、ストッパ１４が搬送路３から引込み、回数券１
０は返却口４へ搬送される。

マイクロコンピュータが回数券２０を検出した場合には
、図示しないソレノイドを駆動してストッパ２４を搬送
路３に突出させ、回数券２０を第２図への位置に停止さ
せる。

回数券２０が第２図への位置に停止したことを図示しな
いスイッチで検出すると、マイクロコンピュータは、図
示しない前述の印刷パメーン記憶装置から印刷パターン
を読出してサーマルヘッド２２に供給し、図示しないソ
レノイドを駆動して可動パッド２３をサーマルヘッド２
２の方向へ移動させ、パンチャ３０を駆動する。

これによって、回数券２０の後端部に孔があけられ、下
面の所定位置に印刷が行なわれる。

この後、ストッパ２４が搬送路３から引込み１回数券２
０は返却口４へ搬送される。

なお、定期券が印刷吹錬装置７に到来した場には、印刷
や吹錬を行なわずに、そのｉｔ通過させる。

普通券の場合には、ストッパ１４釦よびパンチャ３０を
駆動し、印刷を行なわずに吹錬のみを行なう。

これらの制御は、図示しない前述のマイクロコンピュー
タによって行なう。

第１図の停止装置８ば、返却口４に到来した券の上下方
向から力を加えて返却口４から券の一部分が突出した状
態で券を停止させるものである。

以上の実施例においては、第１印刷装置１１を第２印刷
装置２１よりも投入口１寄りの位置に設けたが、この逆
にしてもよい。

以上の実施例にかいては、第１印刷装置１１および第２
印刷装置１２としてサーマル印刷装置に用いているが、
印版とハンマとからなる印版式の印刷装置あるいはその
他の印刷装置を用いてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は、鉄道に設置される回数券処理機能付自動検札
装置の券の搬送路に沿う装置のブロック図である。 第２図イは印刷吹錬装置の要部の機構を示すブロック図
で、口およびハばそれぞれ投入された向きに応じて所定
位置に停止した回数券を示す図である。 ３・・・・・搬送路、１・・・・・・印刷吹錬装置、１
０，２０・・・・・・回数券、１１・・・・・第１印刷
装置、２１・・・・・・第２印刷装置、３０・・・・・
・パンチャ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 投入された回数券の上面に印刷をする第１印刷装置と投
   入された回数券の下面に印刷をする第２印刷装置とを券
   の搬送路に沿って配置し、回数券の投入方向に応じて前
   記第１印刷装置または前記第２印刷装置を駆動するよう
   にした回数券処理機能付自動検札装置において、前記第
   １印刷装置と前記第２印刷装置との中間の位置にパンチ
   ャを設け、前記第１印刷装置と前記パンチャとの間の距
   離および前記パンチャと前記第２印刷装置との間の距離
   が回数券の長辺Ｑ長さより短くなるように前記第１印刷
   装置と前記パンチャと前記第２印刷装置とを配置し、回
   数券を一時停止させたとき第１印刷装置とパンチャまた
   はパンチャと第２印刷装置とに筐たかる位置に回数券が
   停止するようにしたことを特徴とする回数券処理機能付
   自動検札装置。