JPH10225866A - 研削盤 - Google Patents

研削盤

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Publication number
JPH10225866A
JPH10225866A JP2866497A JP2866497A JPH10225866A JP H10225866 A JPH10225866 A JP H10225866A JP 2866497 A JP2866497 A JP 2866497A JP 2866497 A JP2866497 A JP 2866497A JP H10225866 A JPH10225866 A JP H10225866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grinding
work
main shaft
chamber
headstock
Prior art date
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Pending
Application number
JP2866497A
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English (en)
Inventor
Yasuo Uejima
康雄 上島
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EGURO Ltd
Eguro Ltd
Original Assignee
EGURO Ltd
Eguro Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】砥石台による研削加工部の研削液がワークを把
持するワーク主軸台の前後左右送り台の潤滑油と混合す
ることなく容易に循環使用できるようにし、また、研削
屑粉等が送り機構部を汚染することなく回収できるよう
にする。 【解決手段】ワーク主軸台8が配置される主軸台スライ
ド室5と砥石台13が配置される研削加工室10とを隔
壁9で仕切り、該隔壁9は主軸7の先端部を研削加工室
10内に突出できると共に前記主軸7の前後左右移動が
可能に開口部20を設け、また、開口部20を主軸7の
移動を妨げることのない移動自在な扉板22等の手段で
遮蔽するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は研削盤に関し、特
に、ワーク主軸台のスライド機構部と砥石台の研削加工
部とを隔離し研削液の循環利用の便を図り、また、スラ
イド機構部を良好な作業環境下におくようにした研削盤
に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の工作物即ちワークに砥石を使用し
て研削加工を施す研削盤は、砥石が回転し、ワーク又は
砥石台が送り運動するようにしており、バイトやカッタ
などで削れないあるいは削り難い硬さの材料を精度よく
研削加工でき、また、高級表面仕上げを行うことができ
る。
【0003】このような研削盤では、研削時において、
研削点の摩擦を減少させて研削屑の砥粒切刃への溶着を
防止し研削屑の逃げをよくする等のため、研削は研削液
を砥石の研削点に供給しながら行われている。この研削
液はワークからの研削屑粉と共に回収し、混合した研削
屑粉を分離し、循環的に使用するようにしている。ま
た、ワーク又は砥石台のスライド機構部即ち送り運動部
のスライド面には潤滑油を供給し、良好な送り状態を維
持するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の研削盤においては、ワークまたは砥石台の送り運
動部は砥石による研削加工部が配置されている加工室内
に同室状態に配置されており、研削加工部からの回収研
削液は研削屑粉と共に送り運動部に供給された粘度の高
い潤滑油をも混合しているという状況にあった。研削液
に異質の潤滑油が混入すると、その分離が困難なので、
砥石の冷却や屑粉の除去等について研削液本来の作用を
発揮できなくなり、循環使用が困難になるという問題が
あった。また、研削により飛散した研削屑粉や砥粉が、
前記の送り運動部のスライド面に付着し、送り機構の正
常動作を妨げるという問題もあった。
【0005】本発明は、このような問題に鑑み、ワーク
主軸台の送り運動部の潤滑油と研削加工部の研削液との
混合を防止し、前記研削液を容易に循環的に使用できる
ようにし、また、研削屑粉や砥粉等が送り運動部を汚染
することが避けられるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、主軸の先端に組み込んだチャックでワー
クを把持し、前後送り台と左右送り台とにより前後左右
にスライドするワーク主軸台と、該ワーク主軸台に対向
して設けられ、砥石を取り付けて該砥石の回転により前
記ワークを研削する砥石台とを備えると共に、研削液濾
過機能と研削液循環機能を有する研削液供給装置を備え
て砥石の研削点に研削液を注液しながら研削加工する研
削盤において、前記ワーク主軸台を配置する主軸台スラ
イド室と前記砥石台を配置する研削加工室とを隔壁を設
けて区画すると共に、前記隔壁は前記主軸の先端部を研
削加工室内に突出状態とし且つ該主軸の前後移動を可能
とする開口部を有しているところの研削盤を、また、前
記開口部は、主軸と該主軸が貫裝され且つ該主軸と共に
前後移動自在にした扉板とにより常時遮蔽されていると
ころの研削盤を、さらに、前記開口部は、主軸と該主軸
が貫裝された伸縮自在なシートとにより常時遮蔽されて
いるところの研削盤を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の研削
盤を説明する。図1と図2に示した研削盤Aは、機体1
内にワークWを取り付けて前後左右にスライドする後記
のワーク主軸台とワークWを研削する砥石を取り付けて
前記ワークWを研削する後記の砥石台とを配置し、ワー
クWの内外面の研削を可能にした万能型の研削盤で、ワ
ークストック装置2からワークWを前記ワーク主軸台に
供給しまた該ワーク主軸台からワークWを回収するワー
ク給排装置3を備え、操作盤4によりNC制御操作によ
るワークの全自動研削加工を行えるようにしたものであ
る。
【0008】即ち、この研削盤Aは、図3と図4に示し
たように、主軸台スライド室5には先端にチャック6を
組み込んだ主軸7を備えて前後左右にスライド自在とし
たワーク主軸台8を配置し、この主軸台スライド室5と
は隔壁9によって区画した研削加工室10には前記ワー
ク主軸台8に対向する形に砥石軸11の先端に砥石12
を取り付けて所定の角度a内で旋回可能とした砥石台1
3を配置し、制御ボックス14に前記ワーク主軸台8の
前後左右方向スライドの駆動を行うモータの制御機構を
配置してあり、また、機体外に、前記砥石12の研削点
に研削液を供給する研削液供給装置15を付設してあ
る。
【0009】さらに詳しく説明すると、この研削盤Aに
あっては、機台16上にベッド17を固定し、このベッ
ド17のレール面上に左右送り台18を載置してあり、
この左右送り台18のレール面上にワーク主軸台8を固
定した前後送り台19を載置してある。そして、前記左
右送り台18と前後送り台19はそれぞれモータ駆動に
よる送りねじ機構により水平面内で左右方向即ちZ軸方
向(図3、矢印Z)と前後方向即ちX軸方向(図3、矢
印X)に移動できるようにさせてある。また、ワーク主
軸台8の主軸7の先端部に組み込んだチャック6は空気
圧機構によりワークWの着脱を行えるようにしてある。
【0010】また、前記砥石台13は機台16上に前記
ワーク主軸台8と対向的に配置してあるが、先端部に砥
石12を取り付けた砥石軸11は、砥石台13に内蔵す
るモーターにより高速回転するようにしてある。また、
砥石台13は、砥石軸11の先端部を回転中心として前
記主軸7と同一水平面で片側に角度a、例えば30°、
の範囲で旋回可能とし、チャック6に取り付けたワーク
Wと砥石12との接触角度を、従って研削面を変えられ
るようにしてある。
【0011】そして、本発明では、前記したように、特
に、左右送り台18と前後送り台19が配置され且つ両
送り台18,19により前後左右にスライドするワーク
主軸台8が配置される主軸台スライド室5と、砥石台1
3が配置されて砥石12によるワークWの研削加工が行
われる研削加工室10とを、ワーク主軸台8の主軸7の
先端部が研削加工室10側に突出する状態に隔壁9で仕
切るようにし、図5に示したように、前記主軸7が突出
する箇所の隔壁9部分には広巾の開口部20を形設して
主軸7の前後方向(X軸方向)の移動を可能にしてあ
り、さらに、この開口部20に、主軸突出孔21を穿設
して前記主軸7を貫裝させた扉板22を前後方向即ち開
口部20に沿ってスライド自在となるように取り付けて
あり、前後送り台19によるワーク主軸台8の前後移動
時に、前記扉板22は開口部20の閉鎖状態を維持しな
がら主軸7と共に前後方向にスライドできるようにして
ある。
【0012】また、図3と図4にも示したように、研削
加工室10の底面は斜降面10aで形成し、ワークWの
研削時に研削点に図示しないノズルにより供給された研
削液が図示しないポンプ機構により研削屑粉と共に底部
の一か所から排出されるようにしてある。なお、斜降面
10aに付着した研削屑粉を研削液で洗い落とす分岐ホ
ースによる研削液ノズル(図示せず)を設けてある。そ
して、この研削加工室10から排出された研削液をホー
スを介して受け入れる濾過装置付の研削液供給装置15
を機体外に付設してあり、研削液は濾過装置15aを経
由してタンク15bに戻され、ポンプ15cで再び循環
的に研削加工室10に供給されるようにしてある。
【0013】この研削盤Aは、前記したように、ワーク
給排装置3の一式を配置してある。即ち、図1と図2に
示すように、このワーク給排装置3は、機台16の上面
に配置したレール台23に沿って移動する左右移動部2
4とレール台23の巾方向に移動する前後移動部25と
上下方向移動する上下移動部26とによって移動する自
動把持部27を備えている。自動把持部27は、未加工
ワークを把持する供給チャック27aと加工済ワークを
把持する回収チャック27bを備え、後部の回転シリン
ダ27cにより両チャック27a,27bの方向切替え
が自在に行えるようにしてある。
【0014】また、機台16の側部にはワークストック
装置2が固定アーム28によって取り付けられており、
このワークストック装置2は、ワーク載置盤29を移動
制御可能に収裝してある。そして、前記ワーク給排装置
3との連係操作により、外部から搬入されてワークスト
ック装置2のワーク載置盤29上の所定位置に載置され
た未加工のワークWは、前記自動把持部27の供給チャ
ック27aに把持され、前記研削加工室10内に運搬さ
れる。そして、研削加工の済んだ加工済のワークWが回
収チャック27bにより把持されると共に供給チャック
27aのワークWが主軸先端部のチャック6に空気圧操
作でセットされる。前記の回収チャック27bの加工済
のワークWは、ワークストック装置2のワーク載置盤2
9に戻される。
【0015】以上のように構成した本発明の研削盤Aに
おいては、NC操作盤4によるNC操作により、ワーク
ストック装置2よりワークWが研削加工室10内の主軸
7のチャック6にセットされている加工済のワークWが
脱着されると共に未加工のワークWがチャック6に取り
付けられ、ワーク主軸台8の前後左右移動により、回転
している砥石12に対しワークWが接触し、その接触点
即ち研削点に対する循環的な研削液の注入を受けながら
所要の研削加工が行われるもので、前記ワーク主軸台8
のスライドと前記砥石台13の回動及び前記砥石12の
回転等研削加工の自動制御が行えるのみならず、前記ワ
ークストック装置2とワーク給排装置3とによるワーク
の給排を組合わせることにより全自動操作によるワーク
の研削加工を可能とするものである。また、研削加工室
10の底部から研削屑粉と共に回収される研削液は主軸
台スライド室5の潤滑油と混合されることがなく研削液
供給装置15の濾過装置を経由し、循環的に研削加工室
10内に供給される。さらに、隔壁9の開口部20は主
軸7と扉板22とで遮蔽状態にあるので、研削屑粉が飛
散しても主軸台スライド室5内に入り送り運動部等を汚
染するようなことがない。
【0016】なお、以上の実施形態では、隔壁の開口部
をスライド自在な扉板によって遮蔽するようにしたが、
扉板に代えて、伸縮自在なゴムシートや蛇腹シートを利
用して遮蔽するようにしてもよい。また、ワークや研削
液の供給状況等により研削屑の飛散が著しいものでない
場合等において扉板等遮蔽材を省略することも可能であ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、ワーク主軸台がスライ
ドする主軸台スライド室と、砥石によるワークの研削加
工が行われる研削加工室が、ワーク主軸台のスライドに
支障しない手段を併用した隔壁によって仕切られている
ので、送り装置のスライド面等に供給される潤滑液が加
工室底部から回収される研削液に混入することがなく、
研削液は研削屑粉や砥石粉等固形異物を除くだけで再使
用が可能となり、また格別の処理設備も要せず、経済性
が向上するという効果を奏する。さらに、研削点からの
研削屑粉の飛散があっても、開口部の遮蔽により前記ワ
ーク主軸台の送り装置のスライド面等を汚染することが
なく、機械の保守管理が極めて容易になるという効果を
奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の研削盤の正面図である。
【図2】図1の研削盤の平面図である。
【図3】図1の研削盤の要部を示す平面図である。
【図4】図3の研削盤の正面図である。
【図5】図1の研削盤の要部を示す拡大平面図である。
【符号の説明】
A 研削盤 W ワーク 1 機体 2 ワークストック装置 3 ワーク給排装置 4 操作盤 5 主軸台スライド室 6 チャック 7 主軸 8 ワーク主軸台 9 隔壁 10 研削加工室 11 砥石軸 12 砥石 13 砥石台 14 制御ボックス 15 研削液供給装置 16 機台 17 ベッド 18 左右送り台 19 前後送り台 20 開口部 21 主軸突出孔 22 扉板 23 レール台 24 左右移動部 25 前後移動部 26 上下移動部 27 自動把持部 28 固定アーム 29 ワーク載置盤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主軸の先端に組み込んだチャックでワーク
    を把持し、前後送り台と左右送り台とにより前後左右に
    スライドするワーク主軸台と、該ワーク主軸台に対向し
    て設けられ、砥石を取り付けて該砥石の回転により前記
    ワークを研削する砥石台とを備えると共に、研削液濾過
    機能と研削液循環機能を有する研削液供給装置を備えて
    砥石の研削点に研削液を注液しながら研削加工する研削
    盤において、 前記ワーク主軸台を配置する主軸台スライド室と前記砥
    石台を配置する研削加工室とを隔壁を設けて区画すると
    共に、前記隔壁は前記主軸の先端部を研削加工室内に突
    出状態とし且つ前後移動を可能とする開口部を有してい
    ることを特徴とする研削盤。
  2. 【請求項2】 前記開口部は、主軸と該主軸が貫裝され
    且つ該主軸と共に前後移動自在にした扉板とにより常時
    遮蔽されていることを特徴とする請求項1記載の研削盤
  3. 【請求項3】 前記開口部は、主軸と該主軸が貫裝され
    た伸縮自在なシートとにより常時遮蔽されていることを
    特徴とする請求項1記載の研削盤。
JP2866497A 1997-02-13 1997-02-13 研削盤 Pending JPH10225866A (ja)

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JP2866497A JPH10225866A (ja) 1997-02-13 1997-02-13 研削盤

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7455570B2 (en) 2004-04-28 2008-11-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Large part polishing apparatus and polishing method

Cited By (1)

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