JP4148057B2 - 研削盤 - Google Patents

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Description

本発明は、回転駆動されるワークに向かって回転駆動される砥石車を進退移動してワーク外周面を研削加工する研削盤に関するものである。
従来、砥石車が回転駆動可能に支承された砥石台を主軸台および心押台に向かって進退可能にベッド上にスライド機構を介して装架し、主軸台と心押台との間に回転駆動可能に支承されたワークを砥石車によってクーラントノズルからクーラントを掛けながら研削加工する研削盤において、クーラントや研削屑等の飛散防止および外部の埃等から保護するため、カバーで覆っている。
特許文献1には、ベッド上に配置された主軸台、心押台、砥石台および砥石台のスライド機構の全体を全体カバーで覆い、ベッドの前面中央にワークの搬出搬入時に開閉するスライド扉を設け、全体カバーの両側面に砥石台のスライド機構をはじめとする機器の保守点検を行うための観音開きの扉を設けた研削盤が記載されている。
特開2003−117828号公報(第4頁右欄,第5頁右欄から第6頁左欄、図1、図7)
しかしながら、上述した従来の研削盤では、砥石台のスライド機構等の比較的ベッドの後方に配置された機構を保守点検する場合は、その保守点検を行う部位に応じて両側面の一方もしくは両方の扉を開放して保守点検を行わなければならなかった。また、主軸台や心押台を保守点検する場合においても、ワークを搬出搬入するスライド扉とは別に保守点検を行う扉を設け、これら扉をそれぞれ開放して保守点検を行う必要があった。比較的頻繁に行われる砥石交換作業も全体カバーの側面に設けられた扉を開けて行われていた。このため研削盤の各部位を点検するのに、複数ある扉をその都度開閉しなければならず、保守点検作業を非常に煩わしくしていた。近年、研削盤一台を設置する領域が縮小され、複数の研削盤を設置する場合に、隣接する研削盤との間の空間も狭くなり、全体カバーの側面に設けられた複数の扉を開放して砥石交換や保守点検を行うことも困難となってきている。
本発明は、係る従来の不具合を解消するためになされたもので、保守点検のために、複数の扉を開閉するといった煩わしさを解消し、保守点検を短時間にかつ容易に行えるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明の構成上の特徴は、ベッド上の前方に載置されワークを水平軸線の周りに回転駆動可能に支承するワーク支持駆動装置と、前記ベッドの後部上面に前記ワークの水平軸線と平行な方向に移動可能に案内されるスライドを有するスライド機構と、砥石車が装着される砥石軸を回転駆動可能に軸承する軸受部および前記スライドの上面に前記ワークの水平軸線と直角な方向に前記ワークに対して移動可能に装架された基部を有する砥石台と、前記砥石台を前記ワーク支持駆動装置に対して進退移動させる砥石台送り装置と、前記砥石車が前記ワークを研削加工する加工区域にクーラントを供給するクーラント供給装置とを備えた研削盤において、前記ワーク支持駆動装置、前記砥石車および前記軸受部が位置する加工エリアと前記基部および前記砥石台スライド機構が位置するスライドエリアの側方を包囲して覆い、上部に前記加工エリアと前記スライドエリアを見渡すことが可能な解放口が形成された側方包囲カバーをベッド上に取り付け、前記解放口全体を覆う大きさに板状に形成された上方開閉カバーを開閉可能に前記側方包囲カバーの上部に設け、前記上方開閉カバーが前記側方包囲カバーの前記解放口を閉鎖しているとき、該上方開閉カバーの下面と接近して前記両エリアを分離する分離カバーを設け、該分離カバーは、前記スライドの前側に固定され前記軸受部がスライドエリアから加工エリアに入るために通過する通過穴が穿設された枠体を有し、該枠体の上下外縁は前記解放口を閉鎖しているときの上方開閉カバーの下面およびベッドの上面に接近して配置されていることである。
請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、開閉扉によって開閉される開口部を前記上方開閉カバーに前記加工エリアの上方に設けたことである。
請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請求項1または2において、上方開閉カバーを機械の後方位置または側方位置において前記側方包囲カバーの上端部に旋回機構により開閉可能に枢支し、前記上方開閉カバーを前記旋回機構により跳ね上げ式に旋回して前記加工エリアおよびスライドエリアを開放するようにしたことである。
請求項4に係る発明の構成上の特徴は、請求項1または2において、前記ベッドの後方に設けられる付属装置を前記上方カバーの高さより低くく配置し、前記上方カバーを前記加工エリアとスライドエリアの上方から前記付属装置の上方へ水平スライドさせる水平スライド機構を設けたことである。
請求項1に記載の発明によれば、保守点検時に上方開閉カバーを開けるだけで、加工エリアおよびスライドエリアの全てを見渡すことができ、研削盤の複数の構成を同時に点検することができるため、保守点検時間を短縮することができる。また、上方開閉カバーを1つ開くだけなので、従来のように点検部位に応じて別々の扉を開閉するといった煩わしさもなくなり、保守点検を容易にすることができる。さらに、上方開閉カバーの開口面積も広くなり作業性も向上し、例えば作業者は砥石台の上方から軸受けユニットに取付けられた砥石を交換できる。
また、上方開閉カバーを閉じることにより、分離カバー前方に位置する加工エリアと、分離カバー後方に位置するスライドエリアをそれぞれ分離した空間とすることができる。これによって加工エリア内からクーラントや研削屑がスライドエリアに進入することを防止でき、スライド機構のスライド面の個々に付加される防塵機構を比較的軽微にすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、上方開閉カバーの開閉により保守点検、砥石交換等を機械の上方から容易に行うことができるとともに、開閉扉を有する開口部を通してワークの搬入出を迅速に行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、上方開閉カバーを後方もしは側方に向かって旋回して開口するため、ベッドの正面から加工エリアおよびスライドエリアを見渡すことができ、作業性をさらに向上することができる。
請求項4に記載の発明によれば、ワークを自動搬出搬入するローダを研削盤の上部に設置し、上部に空間的余裕がない場合でも、また、機械の配置上、側方に空間的余裕がない場合でも上方開閉カバーを容易に開閉することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る研削盤について図面を参照して説明する。図1および図2において、10は円筒研削盤を示し、同研削盤10は、研削盤本体11と付属装置50からなる。付属装置50は、図例では、クーラント供給装置51、ミスト収集装置60及びこれら装置51、60を研削盤本体11と接続するダクト装置70からなる。
研削盤本体11は、ベッド12を有し、このベッド12は図1の左側の前部側の上面にワーク支持駆動装置20を搭載し、図示右側の後部側の上面に砥石台30を搭載している。ワーク支持駆動装置20は、左主軸台24と右主軸台26とで構成され、ベッド12上に固定のワークテーブル21から立設されたサポート22の側面に一対のリニアガイド25に沿って図2における上下方向に位置調整可能にそれぞれ搭載固定されている。これら左右主軸台24,26のセンタ間でワークWを水平軸線の周りに回転自在に支持し、図略の主軸モータにより回転できるように構成されている。
一方、ベッド12の後部上面には、ワークWの水平軸線と平行なZ軸方向に延びる一対のリニアガイド31が固定されている。このリニアガイド31はスライド33を案内し、スライド33はX軸リニアモータ32により移動される。スライド33の上面には、Z軸と直交するX軸方向に延びる一対のリニアガイド35が固定され、このリニアガイド35に砥石台30の基部34がZ軸リニアモータ27によりワークWに対して進退するよう案内支持されている。これらリニアガイド31,35、スライド33およびリニアモータ27,32によって砥石台30のスライド機構および砥石台送り装置を構成している。砥石台30の前部には砥石軸受部37が搭載され、砥石Gを固着した砥石軸38が回転自在に支持されている。砥石軸38に固着されたプーリ39は、砥石台30の後部に搭載された駆動モータ40の出力軸に固着したプーリ41とベルト42を介して回転連結され、駆動モータ40の回転動力を砥石軸38及び砥石Gに伝達できるようにしている。クーラント供給ノズル47は、軸受部37上に設置され、砥石台30に取り付けた給送管路47aから給送されるクーラントをワークWと砥石Gとの接触点である研削点近辺に向けて吐出する。
図中45は、ベッド12上に配置されたワーク支持駆動装置20および砥石台30およびスライド機構の周囲を包囲して覆う側方包囲カバーであり、この側方包囲カバー45は下端部が内側に屈曲され、ベッド12の周縁にボルト固定されている。また、側方包囲カバー45はワーク駆動支持装置20および砥石台30より高く、これらワーク駆動支持装置20および砥石台30の側方を包囲するよう形成されている。
さらに、側方包囲カバー45の内部は、ワーク支持駆動装置20、砥石車Gおよび砥石台30の軸受部37が位置する加工エリア61と砥石台30の基部34、駆動モータ40、リニアガイド31、35およびスライド33等のスライド機構が位置するスライドエリア62とに分離カバー66によって前後方向に分離されている。即ち、スライド33の前側には、軸受部37がスライドエリア62から加工エリア61に入るために通過する通過穴が穿設された矩形の枠体63が支柱を介して固定されている。枠体63の上下外縁は後述する上方開閉カバー53の下面およびベッド12の上面に接近して配置され、左右外縁はスライド33のZ軸方向移動を許容するために側方包囲カバー45の左右内面との間にスペースを設けて配置されている。枠体63の左右外縁の外側にできる前記スペースは、一端が枠体63の左右外縁に固定され、他端が側方包囲カバー45の左右内面に固定された左右蛇腹カバー64a,64bによって遮蔽され、枠体63に穿設された軸受部37の通過穴内周と軸受部37の外周との間は、一端が軸受部37の外周に固定され、他端が枠体63の通過穴縁部に固定された通過穴蛇腹カバー65によって遮蔽されている。左右蛇腹カバー64a,64bおよび通過穴蛇腹カバー65によって、側方包囲カバー45内を加工エリア61とスライドエリア62とに分離する分離カバー66が構成されている。
側方包囲カバー45の上部には、加工エリア61とスライドエリア62のほぼ全てを見渡すことが可能な解放口52が形成されており、この解放口52には上方開閉カバー53が配置されている。上方開閉カバー53は、図3に示す如く、解放口52全体を覆う大きさに板状に形成されている。スライドエリア62の後方に立設した側方包囲カバー45上端にはブラケット54がリニアガイド31と平行に取り付けられ、このブラケット54に取り付けられた一対の蝶番55によって上方開閉カバー53は機械の後方位置において側方包囲カバー45の上端部に旋回機構により開閉可能に枢支されている。また、ブラケット54と上方開閉カバー53には、開閉動作を補助するための一対のガスシリンダ59が両側に取り付けられている。このガスシリンダ59は、シリンダの後部が上方開閉カバー53に取り付けられ、シリンダの先端から突出したピストンロッドがブラケット54に結合されており、上方開閉カバー53を図1に示す開放位置Aに開閉する動作を補助する。さらに、シリンダ内部にはガスが封入され、このガスの作用によってシリンダシャフトが伸びる方向、すなわち上方開閉カバー53を開く方向に付勢している。また、上方開閉カバー53の前方には側方包囲カバー45に係止され、上方開閉カバー53が開くことを規制するレバー機構69が設置されている。このレバー機構69が解除されることよって上方開閉カバー53がシリンダの作用によって解放位置Aまで開き、上方開閉カバー53を閉じるときは、作業者がガスシリンダを縮める方向に上方開閉カバー53を移動させ、レバー機構69を作用させて上方開閉カバー53を閉鎖位置に係止する。このとき、上方開閉カバー53は側方包囲カバー45の周縁と接触して機外と分離され、また、分離カバー66に接近することにより、側方包囲カバー45内を加工エリア61とスライドエリア62に分離する。従って上方開閉カバー53が閉じた状態では加工エリア61からクーラントが外部に飛散することがなく、加工エリアからクーラントおよび研削屑がスライドエリア62に飛散することがない。
一方、上方開閉カバー53が閉じたとき、上方開閉カバーのワークWと対応する部位には、ワークWを加工エリア61から取り出すためのワーク取出し口56が開口部として形成され、このワーク取出し口56には、前後方向にスライド可能な開閉扉57が装着されている。この開閉扉57は強化プラスチックで形成された窓部57aと、この窓部がはめ込まれ、両端を上方開閉カバー53に取り付けられたスライドレール58で支持された窓枠57bから構成されている。また、一方のスライドレール58の横には、開閉扉57を自動開閉するためのロッドレスシリンダ73が取付けられ、ワーク取出し口56の上に備え付けられた図略のワーク搬入搬出ローダによってワークの搬出搬入が行われるのと同期して開閉扉57を自動開閉する。

再び図1を参照すれば、加工エリア61の下部を形成するベッド12の部分には、クーラントシュート13が設けられ、研削点に向けてクーラント供給ノズル47から吐出されたクーラントを受け入れるように形成されている。ベッド12内には、後面開口部からダクト装置70の排出導管71が挿入されている。排出導管71は、全長に亘ってその外面が閉鎖されて実質的に気密を維持できる矩形断面の流体通路を形成するように構成され、この矩形断面の下層部でクーラントを流動させつつ同時に上層部に所定量のミストを通過させ得る大きさの断面積を有している。排出導管71は、加工エリア61の直下まで延在して先端部の上面が開口され、前記クーラントシュート13の下端部外周を気密的に包囲し、クーラントシュートの下端開口から流体を受け入れるように構成されている。
排出導管71の後端部直前の上面開口からはミスト回収導管72が分岐して上方に伸び、設置台74上に搭載されたミスト収集装置60の吸入口60aに連結されている。ミスト収集装置60は、公知のもので、バキューム作用により吸入口60aからミストを吸入し、ミストから空気成分と液体成分を例えば遠心分離し、空気成分は大気に放出し、液体成分はクーラント供給装置51のクーラント貯蔵タンク52へ還流する。
クーラント供給装置51は、タンク52内にクーラントを貯蔵し、モータ53により駆動される図略のポンプユニットによりタンク52内のクーラントを汲み上げ、吐出管67からフレキシブルホース68を経由してクーラントを給送管路47aへ送出し、軸受部37上に取付けられたクーラント供給ノズル47から砥石車GがワークWを研削加工する研削点近辺に向けてクーラントを供給する。
次に、上記実施の形態の作動について説明する。図略の搬出搬入ローダによってワークWが開閉扉57の上に搬送されると、開閉扉57がロッドレスシリンダ73により開口される。ワークWが左右主軸台24,26間に搬入されると、図略の左右サーボモータが駆動されて左右主軸台24,26が左右主軸台移動装置によって互いに接近され、ワークWが左右センタ24a,26a間に挟持され、開閉扉57が閉じられて研削加工が開始される。左右主軸サーボモータが同期回転されて左右主軸が同期回転されワークWが両端から回転駆動される。Z軸リニアモータ32によってスライド33がZ軸方向に移動されて砥石車GがワークWの加工箇所とZ軸方向で整列される。X軸リニアモータ27が駆動されて砥石台30が、早送り速度、粗研削送り速度、精研削送り速度で前進され、クーラント供給装置51によってクーラント供給ノズル47から加工区域にクーラントが供給され、駆動モータ40によりベルト42を介して回転駆動される砥石車GによってワークWの加工箇所が研削加工される。
加工区域に供給されたクーラントは砥石車GがワークWを研削加工する研削点を潤滑かつ冷却し研削屑とともに加工区域直下に開口するクーラントシュート13内に落下し、同時に発生したミストとともに排出導管71を経由してクーラント貯蔵タンク51aまたはミスト回収装置60に回収される。
スライド33のZ軸方向移動につれて分離カバー66の枠体63がZ軸方向に移動され、枠体63の左右外縁に一端が固定された左右蛇腹カバー64a,64bが伸縮し、枠体63の左右外縁の外側と側方包囲カバー45の左右内面との間にできるスペースを遮蔽する。砥石台30の軸受部37がX軸方向に進退すると、一端が軸受部37の外周に固定された通過穴蛇腹カバー65が伸縮して軸受部37と通過穴との間を遮蔽する。また、上方では上方開閉カバー53が側方包囲カバー45とともに研削盤本体11を密閉する。従って、左右蛇腹カバー64a,64bおよび通過穴蛇腹カバー65からなる分離カバー66と上方開閉カバー37および側方包囲カバー45によって、側方包囲カバー45内を砥石車GがワークWを研削加工する加工エリア61と、砥石台30がリニアガイド31,35によってZ軸およびX軸方向にガイドされるスライドエリア62とに分離し、切粉およびクーラントがリニアガイド31,35、リニアモータ27,32に浸入して案内精度、送り精度を低下させることがない。ワークWの研削加工が完了すると、砥石台30がX軸リニアモータ27によって戻り速度で後退され、砥石台30の後退完了後に開閉扉57が開かれ、ワークWを図略の搬出搬入ローダが機外へ取り出し、一研削サイクルが終了する。
そして、砥石交換の時期となると、上方開閉カバー53が開かれる。作業者のレバー機構69の操作により上方開閉カバー53と側方包囲カバー45の係止状態が解除されると、上方開閉カバー53はガスシリンダ59の作用により解放位置Aまで旋回する。上方開閉カバー53が開かれると、分離カバー66で分離された加工エリア61とスライドエリア62の上方が開放される。これによって作業者は砥石台30の上方から軸受けユニット37に取付けられた砥石Gを交換できる。また、この砥石交換の際に側方包囲カバー内の全ての機器が見えることから、例えばベルト42の状態やリニアガイド31,35の状態等も確認できる。
上記実施形態では、上方開閉カバー53を前方から後方に向かって開閉させるために蝶番55を側方包囲カバー45の後方位置に取付けた形態を示したがこれに限らず、研削盤本体11の側方に上方開閉カバー53を開閉させるべく、側方包囲カバー45の横側上部に蝶番55を取付けるようにしてもよい。また取付け方法も蝶番55に限らず上方開閉カバー53を旋回させる機構であればよい。
なお、上記実施形態において研削盤本体11の上方開閉カバー53を閉じた機械上面までの高さは、1000mm(=1m)程度であり、作業者の腰ぐらい高さが実用作業上好ましい。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態としては、図4に示す如く、公知の水平スライド機構を設け、上方開閉カバー53が旋回するのではなく前方から後方にスライドするようにしてもよい。この上方開閉カバー53を前方から後方にスライドさせるためには、研削盤本体11の後方に設置された付属装置50が干渉しないように、付属装置50の高さを上方開閉カバー53のスライドする高さより低く設置することが必要となる。
本発明の実施形態に係る研削盤の側面図。 図1に示す研削盤の上方開閉カバーを外して上方から見た平面図。 図1に示す研削盤の上方から見た平面図。 他の実施形態を示す研削盤の側面図。
符号の説明
10・・・円筒研削盤、11・・・研削盤本体、12・・・ベッド、13・・・クーラントシュート、24,26・・・左右主軸台、27,32・・・リニアモータ、30・・・砥石台、33・・・スライド、31,35・・・リニアガイド、37・・・軸受部、45・・・側方包囲カバー、47・・・クーラント供給ノズル、50・・・付属装置、51・・・クーラント供給装置、52・・・開放口、53・・・上方開閉カバー、54・・・ブラケット、55・・・蝶番、57・・・開閉扉、58・・・スライドレール、59・・・ガスシリンダ、61・・・加工エリア、62・・・スライドエリア、63・・・枠体、64a,64b・・・左右蛇腹カバー、65・・・通過穴蛇腹カバー、66・・・分離カバー、69・・・レバー機構、73…ロッドレスシリンダ、G・・・砥石車、W・・・ワーク。

Claims (4)

  1. ベッド上の前方に載置されワークを水平軸線の周りに回転駆動可能に支承するワーク支持駆動装置と、前記ベッドの後部上面に前記ワークの水平軸線と平行な方向に移動可能に案内されるスライドを有するスライド機構と、砥石車が装着される砥石軸を回転駆動可能に軸承する軸受部および前記スライドの上面に前記ワークの水平軸線と直角な方向に前記ワークに対して移動可能に装架された基部を有する砥石台と、前記砥石台を前記ワーク支持駆動装置に対して進退移動させる砥石台送り装置と、前記砥石車が前記ワークを研削加工する加工区域にクーラントを供給するクーラント供給装置とを備えた研削盤において、
    前記ワーク支持駆動装置、前記砥石車および前記軸受部が位置する加工エリアと前記基部および前記砥石台スライド機構が位置するスライドエリアの側方を包囲して覆い、上部に前記加工エリアと前記スライドエリアを見渡すことが可能な解放口が形成された側方包囲カバーをベッド上に取り付け、
    前記解放口全体を覆う大きさに板状に形成された上方開閉カバーを開閉可能に前記側方包囲カバーの上部に設け
    前記上方開閉カバーが前記側方包囲カバーの前記解放口を閉鎖しているとき、該上方開閉カバーの下面と接近して前記両エリアを分離する分離カバーを設け、
    該分離カバーは、前記スライドの前側に固定され前記軸受部がスライドエリアから加工エリアに入るために通過する通過穴が穿設された枠体を有し、該枠体の上下外縁は前記解放口を閉鎖しているときの上方開閉カバーの下面およびベッドの上面に接近して配置されていることを特徴とする研削盤。
  2. 請求項1に記載の研削盤において、開閉扉によって開閉される開口部を前記上方開閉カバーに前記加工エリアの上方に設けたことを特徴とする研削盤。
  3. 請求項1または2に記載の研削盤において、前記上方開閉カバーを機械の後方位置または側方位置において前記側方包囲カバーの上端部に旋回機構により開閉可能に枢支し、前記上方開閉カバーを前記旋回機構により跳ね上げ式に旋回して前記加工エリアおよびスライドエリアを開放するようにしたことを特徴とする研削盤。
  4. 請求項1または2に記載の研削盤において、前記ベッドの後方に設けられる付属装置を前記上方カバーの高さより低く配置し、前記上方カバーを前記加工エリアとスライドエリアの上方から前記付属装置の上方へ水平スライドさせる水平スライド機構を設けたことを特徴とする研削盤。
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