JP2003053601A - 工作機械および加工システム - Google Patents

工作機械および加工システム

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JP2003053601A
JP2003053601A JP2001248483A JP2001248483A JP2003053601A JP 2003053601 A JP2003053601 A JP 2003053601A JP 2001248483 A JP2001248483 A JP 2001248483A JP 2001248483 A JP2001248483 A JP 2001248483A JP 2003053601 A JP2003053601 A JP 2003053601A
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axis
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Akira Koshiyou
明 古正
Hiroshi Yasuda
浩 安田
Naoki Iwabuchi
直樹 岩渕
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Hitachi Seiki Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工システムおよび工作機械全体の高さを低
くすることができる工作機械を提供する。 【解決手段】 旋盤1は、機体を構成するベッド5と、
このベッドのほぼ垂直な前壁9に支持され、軸線CLが
ほぼ水平を向くように主軸を回転可能に支持する一つの
主軸台6と、主軸の軸線CLの高さ位置Hより下方に位
置してベッドの前壁に支持され、一つまたは複数の工具
15が設けられた一つの刃物台7とを備えている。そし
て、刃物台7を主軸の軸線と平行なZ軸方向に移動さ
せ、刃物台を主軸台に対してX軸方向に移動させること
により、主軸の先端に取付けられたチャック11に把持
された工作物を工具により加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、旋盤など工作機械
にかかり、特に、加工システムおよび工作機械全体の高
さを低くすることが可能な工作機械および加工システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械のうちたとえば旋盤は、主軸の
先端にチャックが取付けられ、このチャックで工作物を
把持し、主軸モータで主軸を回転させることにより、チ
ャックに把持された工作物を回転させる。これと同時
に、工作物と刃物台の工具とを、主軸軸線方向および主
軸軸線と直交する方向に相対移動させることにより、工
作物が加工される。1主軸1刃物台タイプの旋盤の種類
としては、従来は、水平ベッド型の旋盤のほか、摺動面
を傾斜させて刃物台や往復台などから切り屑を容易に落
下させることが可能なスラントベッド型の旋盤も広く使
用されている。
【0003】このスラントベッド型旋盤では、刃物台が
主軸軸線より上方に位置している場合が多い。また、加
工の能率を向上させるために、1主軸2刃物台(1主軸
2サドル)タイプの旋盤も提案されている(たとえば、
特開昭51−92号公報,特開平6−8001号公報,
特開昭56−82148号公報)。この1主軸2刃物台
(1主軸2サドル)タイプの旋盤では、主軸軸線より上
方に一方の刃物台が位置し、主軸軸線より下方に他方の
刃物台が位置している。また、主軸の高さ位置は、作業
者が工作物の着脱作業を容易に行えるように所定の高さ
位置に設定されている。そのため、主軸軸線より上方に
刃物台がある旋盤の場合は、旋盤の高さが高くなってし
まう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、旋盤の上方
に工作物搬送装置を配置して加工システムを構成し、工
作物の搬入および搬出を自動化する場合がある。この場
合、天井のそれほど高くない工場に、工作物搬送装置を
備えた旋盤による加工システムを設置するためには、加
工システムおよび旋盤全体の高さを低くする必要があ
る。しかしながら、前記三つの公報などに開示された従
来の旋盤では、旋盤全体の高さを積極的に低くして、工
作物搬送装置の設置を容易にするための対策は採られて
いなかった。
【0005】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、加工システムおよび工作機械全体の
高さを低くすることができる工作機械および加工システ
ムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明にかかる工作機械は、工作機械の機体と、こ
の機体のほぼ垂直な前壁に支持され、軸線がほぼ水平を
向くように主軸を回転可能に支持する一つの主軸台と、
前記主軸の軸線の高さ位置より下方に位置して前記機体
の前記前壁に支持され、一つまたは複数の工具が設けら
れた一つの刃物台とを備え、この刃物台または前記主軸
台のいずれか一方を前記主軸の軸線と平行な第1の方向
に相対移動させ、この第1の方向と直交する第2の方向
に前記刃物台を前記主軸台に対して移動させることによ
り、前記主軸の先端に取付けられたチャックに把持され
た工作物を前記工具により加工する。一つの実施態様と
して、前記工作機械は、前記機体の前記前壁に前記第1
の方向に延在して配置された第1の案内部と、この第1
の案内部に案内されて前記第1の方向に移動可能なサド
ルと、このサドルの前面に前記第2の方向に延在して配
置され、前記刃物台を前記第2の方向に移動可能に案内
するための第2の案内部と、天井部が前記機体とほぼ同
じ高さを有し加工領域を覆うように設けられたスプラッ
シュガードとを備えているのが好ましい。好ましくは、
前記第1の案内部は前記主軸の軸線に対してほぼ対称に
設けられたものであり、前記工作機械は、前記サドルに
設けられ前記主軸側の前記第1の案内部を少なくとも覆
って保護する一枚板状の第1の保護カバーと、前記主軸
台と前記機体の少なくとも一方に形成され、前記第1の
保護カバーが通過可能な間隙部とを備えている。他の実
施態様として、前記工作機械は、前記機体の前記前壁に
前記第1の方向に延在して配置された第1の案内部と、
この第1の案内部に案内されて前記第1の方向に移動可
能な主軸台と、前記機体または前記前壁に支持された基
台の前面に前記第2の方向に延在して設けられ、前記刃
物台を前記第2の方向に移動可能に案内するための第2
の案内部と、天井部が前記機体とほぼ同じ高さを有し、
加工領域を覆うように設けられたスプラッシュガードと
を備えているのが好ましい。好ましくは、前記第1の案
内部は前記主軸の軸線に対してほぼ対称に設けられたも
のであり、前記工作機械は、前記主軸台に設けられ前記
刃物台の前記第1の案内部を少なくとも覆って保護する
一枚板状の第1の保護カバーと、前記基台と前記機体の
少なくとも一方に形成され、前記第1の保護カバーが通
過可能な間隙部とを備えている。
【0007】前記各実施態様において、前記工作機械
は、前記刃物台に設けられ前記第2の案内部の上方側を
少なくとも覆って保護する一枚板状の第2の保護カバー
を備えているのが好ましい。また、前記スプラッシュガ
ードは、前記機体とほぼ同じ高さに架設された上部扉案
内部と、この上部扉案内部に案内され、作業者が作業を
行うための開口部を開閉するための開閉扉とを有し、前
記第2の保護カバーは、前記上部扉案内部の反作業者側
に位置しているのが好ましい。前記刃物台を前記第2の
方向に移動させる送りモータは、前記加工領域の外部に
配置されているのが好ましい。さらに他の実施態様とし
て、前記刃物台は、複数の工具を取付け可能なタレット
を有するものであり、このタレットを旋回割り出しさせ
るタレット用駆動体が、前記加工領域の外部に配置され
ているのが好ましい。本発明にかかる加工システムは、
工作機械の機体と、この機体のほぼ垂直な前壁に支持さ
れ、軸線がほぼ水平を向くように主軸を回転可能に支持
する一つの主軸台と、前記主軸の軸線の高さ位置より下
方に位置して前記機体の前記前壁に支持され、一つまた
は複数の工具が設けられた一つの刃物台と、天井部が前
記機体とほぼ同じ高さを有し、加工領域を覆うように設
けられたスプラッシュガードとを備え、前記主軸台また
は前記刃物台のいずれか一方を前記主軸の軸線と平行な
第1の方向に相対移動させ、この第1の方向と直交する
第2の方向に前記刃物台を前記主軸台に対して移動させ
ることにより、前記主軸の先端に取付けられたチャック
に把持された工作物を前記工具により加工を行う前記工
作機械と、少なくとも一台設置された前記工作機械の前
記機体または前記スプラッシュガードの上方で搬送移動
するように設けられ、前記工作物を搬送するとともに前
記チャックとの間で前記工作物の受け渡しをするための
工作物搬送装置とを備えている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる実施の形態
の一例を、図1から図10までを参照して説明する。 (第1の実施形態)図1から図6は、本発明の第1の実
施形態を示す図である。図1は工作機械の正面図、図2
および図3は、それぞれ図1に示す工作機械のII−II線
断面図およびIII−III線断面図、図4は図1のIV線部分
平面図、図5は図1のV−V線断面図、図6は図1のVI
−VI線断面図である。図1から図6までに示すように、
本実施形態では、1主軸1刃物台タイプの工作機械とし
て旋盤1の場合を示しているが、ターニングセンタなど
複合加工が可能な工作機械であってもよい。また、X
軸,Z軸方向に移動可能な旋盤1の場合を示している
が、直交3軸方向に移動可能な工作機械であってもよ
い。なお、説明の便宜上、スプラッシュガード2の開閉
扉3側,後部ベッド4側を、それぞれ旋盤1の前方,後
方とし、旋盤1の前方から見て左右方向(図1の左右方
向)を、旋盤1の左方向,右方向として説明する。
【0009】まず最初に、旋盤1について説明する。旋
盤1は、旋盤1の機体を構成するベッド5と、一つの主
軸台6と、一つの刃物台7とを備えている。ベッド5
は、側面視でほぼL字状(または、ほぼ矩形状)に形成
され、床面8上にレベリング手段(図示せず)を介して
設置されている。ベッド5は、後方側に立設された後部
ベッド4を有しており、後部ベッド4はほぼ垂直な前壁
9を有している。なお、ベッド5は、後部ベッド4を別
体とし、ボルトなど締結部材で固定したものであっても
よい。主軸台6は、ベッド5の前壁9に支持され、主軸
受により主軸10を回転可能に支持している。主軸10
は、先端部にチャック11が取付けられて回転する軸で
あり、主軸10の軸線CLはほぼ水平である。チャック
11は、工作物を複数の爪(たとえば、三つ爪)16で
把持する。主軸10は、チャック11で工作物を把持し
た状態で回転する。主軸10は、ベッド5に取付けられ
た主軸モータ12により、ベルト・プーリ機構13など
伝達機構を介して回転駆動される。なお、主軸モータ
は、主軸台6の内部に組み込まれたビルトイン型のモー
タであってもよく、また、伝達機構は歯車機構,歯付き
ベルト・歯付きプーリ機構などであってもよい。主軸台
6の端部には、チャックシリンダ14が設けられてい
る。所定の圧力の流体を供給してチャックシリンダ14
を駆動すると、ドローバーおよびドローチューブよりな
る駆動力伝達部材,楔機構,レバー揺動機構など駆動力
変換機構を介して、複数の爪16が同時に径方向に開閉
移動する。これにより、工作物がチャック11に対して
把持または把持解除される。なお、チャック11は、モ
ータの駆動力で複数の爪16が開閉動作して工作物を把
持する電動チャックであってもよい。
【0010】刃物台7は、主軸10の軸線CLの高さ位
置Hより下方に位置してベッド5の前壁9に支持され、
一つまたは複数の工具15が設けられている。すなわ
ち、旋盤1では、主軸10の軸線CLの高さ位置Hに対
して、その下方に刃物台7が配置されることになる。主
軸10の軸線CLと、刃物台7の軸線CL1は、旋盤1
の横方向から見てX軸方向の直線L1上に位置してい
る。旋盤1は、刃物台7および主軸台6のいずれか一方
(本実施形態では、刃物台7)を主軸10の軸線CLと
平行なZ軸方向(第1の方向)に相対移動させ、Z軸方
向と直交し床面8とほぼ垂直なX軸方向(第2の方向)
に刃物台7を主軸台6に対して移動させることにより、
主軸10の先端に取付けられたチャック11に把持され
た工作物を、工具15により加工するようになってい
る。
【0011】旋盤1は、ベッド5の前壁9にZ軸方向に
延在して配置された第1の案内部20と、第1の案内部
20に案内されてZ軸方向に移動可能なサドル21と、
サドル21の前面22にX軸方向に延在して配置され、
刃物台7をX軸方向に移動可能に案内するための第2の
案内部24と、天井部25がベッド5とほぼ同じ高さを
有し加工領域26を覆うように設けられたスプラッシュ
ガード2とを備えている。ベッド5の前壁9には、一対
の平行なZ軸ガイドレール30がZ軸方向に設けられて
いる。二本のZ軸ガイドレール30は、上下に並び且つ
Z軸方向に長く延びて配置されている。Z軸ガイドレー
ル30とスライド本体31,31は、直動転がり案内を
構成するものであり、第1の案内部20を構成してい
る。第1の案内部20は、主軸10の軸線CLに対して
ほぼ対称に設けられている。サドル21は、第1の案内
部20に案内されてZ軸方向に移動する。サドル21の
後面には、スライド本体31,31が固定されている。
サドル21は、二本のZ軸ガイドレール30に案内支持
され、スライド本体31,31を介してZ軸方向に移動
可能に配置されている。
【0012】二本のZ軸ガイドレール30の間には、Z
軸用ボールねじのねじ軸32が、Z軸ガイドレール30
と平行に配置されている。ねじ軸32には、サドル21
に固定されたナット33がねじ込まれている。ねじ軸3
2の両端部は、軸受を内蔵した一方の軸受装置34と他
方の軸受装置(図示せず)により回転可能に軸支されて
いる。ねじ軸32は、ベッド5に取付けられたZ軸用サ
ーボモータ(図示せず)の出力軸に連結部材で連結さ
れ、Z軸用サーボモータにより正逆方向に回転駆動され
る。なお、Z軸用サーボモータは、歯付きプーリ・歯付
きベルト機構など伝達機構を介して、ねじ軸32に駆動
力を伝達するように設けられたものであってもよい。Z
軸用サーボモータに駆動されてねじ軸32が回転する
と、ナット33が固定されているサドル21が、Z軸ガ
イドレール30に案内支持されてZ軸方向に移動する。
サドル21のこの移動動作が、工作物に対する刃物台7
のZ軸方向の移動となる。
【0013】サドル21の前面22には、一対の平行な
X軸ガイドレール38がX軸方向に設けられている。二
本のX軸ガイドレール38は、床面8に対して垂直方向
に並び且つX軸方向に延びて配置されている。X軸ガイ
ドレール38とスライド本体41,41は、直動転がり
案内を構成するものであり、第2の案内部24を構成し
ている。刃物台7を支持する支持台としてのクロススラ
イド23は、サドル21の前面22に設けられた第2の
案内部24に案内されてX軸方向に移動する。クロスス
ライド23の前面には刃物台本体40が固定され、後面
にはスライド本体41,41が固定されている。クロス
スライド23は、二本のX軸ガイドレール38,38に
案内支持されて、スライド本体41,41を介してX軸
方向に移動可能に配置されている。刃物台本体40に
は、タレット42が、所定の方向(たとえば、Z軸方
向)と平行な軸線CL1を中心に旋回割り出し可能に設
けられている。刃物台本体40およびタレット42など
により、刃物台7が構成されている。タレット42に
は、複数の工具15が放射状に設けられている。刃物台
本体40には、タレット割り出し用モータ43が取付け
られている。タレット42は、歯付きプーリおよび歯付
きベルトを介して、タレット割り出し用モータ43によ
り軸線CL1を中心に旋回割り出し動作を行う。
【0014】タレット42と刃物台本体40との間に
は、タレット42を所定の位置に位置決めするためのカ
ップリング(位置決め手段)が設けられている。また、
刃物台本体40には、このカップリングを係合・離脱さ
せるためのクランプ・アンクランプ用駆動装置としての
クランプ・アンクランプ用シリンダ装置44が取付けら
れている。所定の圧力の流体を供給し、クランプ・アン
クランプ用シリンダ装置44を駆動して、カップリング
を係合状態(クランプ状態)と離脱状態(アンクランプ
状態)とにすることができる。すなわち、このカップリ
ングは、アンクランプ状態ではカップリング歯が噛合解
除されて、刃物台本体40に対してタレット42を旋回
割り出し可能とする。また、クランプ状態のときにはカ
ップリング歯を噛合して、刃物台本体40に対してタレ
ット42を所定の位置に正確に位置決めするとともに強
固にクランプする。なお、クランプ・アンクランプ用駆
動装置は、モータの駆動力でクランプ・アンクランプす
るものであってもよい。
【0015】二本のX軸ガイドレール38の間には、X
軸用ボールねじのねじ軸48が、X軸ガイドレール38
と平行に配置されている。ねじ軸48には、クロススラ
イド23に固定されたナット(図示せず)がねじ込まれ
ている。サドル21の上部には、刃物台7をX軸方向に
移動させるための送りモータとしてのX軸用サーボモー
タ49が取付けられている。X軸用サーボモータ49は
加工領域26の外部に配置されている。ねじ軸48は、
歯付きプーリ50,51および歯付きベルト52を介し
て、X軸用サーボモータ49により正逆方向に回転駆動
される。X軸用サーボモータ49に駆動されてねじ軸4
8が回転すると、ナットが固定されているクロススライ
ド23が、X軸ガイドレール38に案内支持されてX軸
方向に往復移動する。クロススライド23のこの移動動
作が、工作物に対する刃物台7のX軸方向の移動とな
る。なお、各案内部20,24を、前記各ガイドレール
とスライド本体とからなる直動転がり案内で説明を行っ
ているが、他の転がり案内および滑り案内などの案内部
であってもよい。
【0016】ベッド5の後部には、旋盤1を制御するた
めの制御盤53が取付けられている。ベッド5の後方下
部には、切削油剤(クーラント)や微細な切り屑を回収
するための回収ボックス54が床面8上に配置されてい
る。回収ボックス54はベッド5と別体になっている。
なお、回収ボックス54はベッド5と一体になっている
ものであってもよい。ベッド5の内部には、加工領域2
6から後部ベッド4の後方まで連通する連通路55が形
成されている。加工領域26内の切削油剤は、連通路5
5を通って回収ボックス54に回収されるようになって
いる。また、切り屑は、加工領域26の下方のベッド5
に設けられたチップコンベア(図示せず)で旋盤1の外
部(たとえば、チップボックス)に排出される。なお、
ベッド5を側面視でほぼ矩形状に形成した場合には、加
工領域26の下方に回収ボックス54とチップコンベア
を設けるようにするのがよい。
【0017】スプラッシュガード2は、刃物台7で工作
物を加工しているとき、加工領域26内の切り屑や切削
油剤など飛散物が外部に飛散するのを防止するために設
けられている。スプラッシュガード2は、ベッド5とほ
ぼ同じ高さに架設された上部扉案内部56と、上部扉案
内部56に案内され、作業者Mが作業を行うための開口
部を開閉するための開閉扉3とを有している。このよう
に、加工領域26の前方側および天井部前方側の一部
は、作業者Mが工作物の着脱などを行えるように開口部
が形成されており、この開口部は、開閉扉3により開閉
可能になっている。開閉扉3は、上部扉案内部56を構
成する上部案内レール27と、下部案内レール28とに
より、左右方向に移動可能に支持されている。上部案内
レール27は、加工領域26の天井部25に配置され、
ベッド5に立設された支柱(図示せず)などにより支持
されてZ軸方向を向いている。下部案内レール28は、
加工領域26の前方下部に配置され、ベッド5に支持さ
れた下部カバー2aに設けられてZ軸方向を向いてい
る。
【0018】加工領域26の一方側(ここでは、左側)
は、主軸台6,ベッド5などに固定された平板状の仕切
りカバー67により遮蔽されている。仕切りカバー67
は、Z軸方向とほぼ直交する平面をなしている。旋盤1
は、第1の保護カバー60,間隙部61,第2の保護カ
バー62および天井部用カバー63を備えている。第1
の保護カバー60は、加工領域26から、第1の案内部
20側に切り屑や切削油剤など飛散物が飛散するのを防
止するカバーである。第1の保護カバー60は、サドル
21の一方側(ここでは、左側)に設けられ、主軸10
側の第1の案内部20を少なくとも覆って保護するよう
に、一枚板状に形成されている。すなわち、サドル21
の左側面側に、第1の保護カバー60の一端が固定され
ている。
【0019】間隙部61は、主軸台6とベッド5の少な
くとも一方に形成され、第1の保護カバー60がZ軸方
向に通過可能なように形成されている。本実施形態で
は、後部ベッド4の前壁9に所定深さで且つ第1の保護
カバー60の形状に対応した凹部65を形成し、凹部6
5と主軸台6の後面66とにより、細長い断面形状の間
隙部61が形成されている。なお、主軸台6の後面66
に凹部を形成して、間隙部61を形成する場合であって
もよい。また、ベッド5と主軸台6の両方に凹部を形成
したり、ベッド5と主軸台6のどちらか一方に細長い断
面形状の穴を形成して、この凹部や穴を、第1の保護カ
バー60が通過可能な間隙部61とする場合であっても
よい。第1の保護カバー60は、サドル21がZ軸方向
に移動することを可能にするとともに、飛散物が加工領
域26からガイドレール30などの第1の案内部20お
よびボールねじなどに飛散するのを防止している。第1
の保護カバー60は、X−Z軸平面とほぼ平行に配置さ
れている。
【0020】サドル21の他方側(ここでは、右側)に
は、第3の保護カバー64が設けられている。第3の保
護カバー64は、加工領域26から第1の案内部20お
よび後部ベッド4側に飛散物が飛散するのを防止するカ
バーであり、テレスコピックカバー,アコーデオンカバ
ー,じゃ腹式カバーまたは巻き取り式カバーなどからな
っている。第3の保護カバー64は、加工領域26の上
部後方側に配置され、上部が前方に傾斜している。第3
の保護カバー64の上端部は、開閉扉3の上部を案内す
る上部案内レール27および上部案内レール27に固定
されたカバー27aに係合し、第3の保護カバー64の
下端部は、後部ベッド4の前壁9に係合している。これ
により、加工領域26の上部後方が、第3の保護カバー
64により遮蔽されている。第3の保護カバー64の一
端が、サドル21の右側面に、取付け部材21aを介し
て固定されている。第3の保護カバー64の他端は、ス
プラッシュガード2または後部ベッド4の右側面に固定
されている。第3の保護カバー64は、サドル21がZ
軸方向に移動することを可能にするとともに、加工領域
26からサドル21側に飛散物が飛散するのを防止して
いる。
【0021】第2の保護カバー62は、上部扉案内部5
6の反作業者側に位置している。第2の保護カバー62
は、クロススライド23または刃物台7に設けられ、第
2の案内部24の上方側を少なくとも覆って保護する一
枚板状のカバーであり、加工領域26から第2の案内部
24側に飛散物が飛散するのを防止している。第2の保
護カバー62は、上方から見て断面コ字状に形成されて
おり、第2の保護カバー62の下端部は、クロススライ
ド23の上面68に固定されている。第2の保護カバー
62は、クロススライド23がX軸方向に移動すること
を可能にしている。クロススライド23の下側には、第
4の保護カバー70が取付けられている。第4の保護カ
バー70は、加工領域26から第2の案内部24側に飛
散物が飛散するのを防止するカバーであり、テレスコピ
ックカバー,アコーデオンカバー,じゃ腹式カバーまた
は巻き取り式カバーなどからなっている。第4の保護カ
バー70の一方の端部が、クロススライド23の下面7
1に固定され、他方の端部が、サドル21(または、サ
ドル21に固定された取付け部材)に固定されている。
第4の保護カバー70は、クロススライド23がX軸方
向に移動することを可能にしている。
【0022】天井部用カバー63は、サドル21に設け
られ、加工領域26の天井部25を覆って加工領域26
を遮蔽するための一枚板状のカバーである。天井部用カ
バー63は、サドル21の一方側(ここでは、左側)に
設けられている。天井部用カバー63は、加工領域26
から外部に飛散物が飛散するのを防止するカバーであ
り、床面8とほぼ平行で且つZ軸方向に延びている。天
井部用カバー63の一端部が、サドル21の左側面に固
定されている。天井部用カバー63は、サドル21がZ
軸方向に移動することを可能にしている。サドル21の
右側と左側には(すなわち、取付け部材21aと天井部
用カバー63には)、凹部72,73がそれぞれ形成さ
れている。凹部72,73には、第2の保護カバー62
の後部が入り込んで、第2の保護カバー62がX軸方向
に移動可能になっている。取付け部材21aと天井部用
カバー63には、凹部72,73で第2の保護カバー6
2と摺接する部分にワイパを設けて、摺接部をシールし
てもよい。なお、第1の保護カバー60,第2の保護カ
バー62および天井部用カバー63は一枚板状である
が、これは、一枚の板材を所定形状に形成する場合のほ
か、複数の板材を溶接などにより接合して一枚板状に形
成する場合であってもよい。
【0023】加工領域26の前方側,右側,天井部25
の前方側は、スプラッシュガード2により遮蔽され、加
工領域26の左側は仕切りカバー67により遮蔽されて
いる。加工領域26の後方側は、後部ベッド4の前壁
9,第1の保護カバー60,第2の保護カバー62,第
3の保護カバー64および第4の保護カバー70により
遮蔽されている。また、加工領域26の後方側天井部に
ついては、サドル21の右側は第3の保護カバー64に
より遮蔽され、サドル21の左側は天井部用カバー63
により遮蔽されている。なお、仕切りカバー67には、
第1の保護カバー60,天井部用カバー63と摺接する
部分にワイパが設けられて、摺接部をシールしている。
このようにして、加工領域26は遮蔽されているので、
加工領域26内の飛散物は、加工領域26より外方に出
たり、第1の案内部20および第2の案内部24側に入
り込むことなく、下方にスムーズに落下する。そして、
切り屑はチップコンベアで旋盤1の外部に排出され、切
削油剤や微細な切り屑は、連通路55を通って回収ボッ
クス54に回収される。
【0024】旋盤1の上方には工作物搬送装置80が配
置されており、旋盤1と工作物搬送装置80により加工
システム92が構成されている。工作物搬送装置80
は、少なくとも一台設置された旋盤1のベッド5または
スプラッシュガード2の上方で搬送移動するように設け
られ、工作物を搬送するとともにチャック11との間で
工作物の受け渡しを行う。工作物搬送装置80は、工作
物の載置台または貯蔵装置(図示せず)などで工作物を
把持して旋盤1に搬送し、工作物搬送装置80とチャッ
ク11との間で工作物を自動的に受け渡し可能になって
いる。
【0025】工作物搬送装置80は横桁部材81を有し
ており、横桁部材81はZ軸方向に延びている。横桁部
材81の上部と前部には、ガイドレール82,83がそ
れぞれZ軸方向(水平方向)に設けられている。ガイド
レール82,83には、スライド本体84,85がそれ
ぞれ移動可能に組み込まれている。ガイドレール82と
スライド本体84、およびガイドレール83とスライド
本体85は、それぞれ直動転がり案内を構成している。
走行部材86は、ガイドレール82,83、スライド本
体84,85に案内されて、Z軸方向に移動する。走行
部材86は、走行用駆動モータ(図示せず)に駆動され
て回転するピニオン(図示せず)と、このピニオンに噛
み合い、Z軸方向に延在するラック(図示せず)とによ
って移動制御される。走行部材86には、昇降部材87
が昇降可能に設けられている。走行部材86には、スラ
イド本体88が取付けられている。昇降部材87には、
スライド本体88と移動可能に係合しているガイドレー
ル89がX軸方向(上下方向)に設けられている。ガイ
ドレール89とスライド本体88は、直動転がり案内を
構成するものである。昇降部材87は、昇降用駆動モー
タ(図示せず)に駆動されて回転するピニオンとラック
(図示せず)によって、ガイドレール89とスライド本
体88に案内されて昇降動作する。なお、走行部材86
および昇降部材87は、滑り案内および静圧案内など他
の案内手段に案内されて移動するものであってもよい。
また、走行部材86と昇降部材87を駆動する駆動体
を、駆動モータとラック・ピニオン機構で説明したが、
駆動モータとねじ機構,リニアモータなどであってもよ
い。
【0026】昇降部材87の下部には、ハンド部90が
設けられている。ハンド部90には、開閉可能な二組の
ハンド爪91,93が設けられている。駆動体(図示せ
ず)によって開閉動作する一組のハンド爪91,91と
一組のハンド爪93,93が、工作物を着脱可能に把持
する。また、ハンド爪91,ハンド爪93は、支点94
を中心にして揺動駆動体(たとえば、流体圧シリンダ
(図示せず))に駆動されて、授受位置95と待機位置
96(または、待機位置96a)に揺動する。ハンド部
90は、走行方向(Z軸方向)および矢印K1に示す昇
降方向(X軸方向)に移動する。工作物は、工作物貯蔵
装置などの工作物授受位置および旋盤1のチャック11
に、ハンド部90により搬送されるとともに受け渡しさ
れる。この受け渡し時には、開閉扉3を開けて、加工領
域26の天井部25が開放された状態にしておく。工作
物搬送装置80は、二組のハンド爪91,93を有する
構成としている。したがって、チャック11に対して、
加工済の工作物の搬出と未加工の工作物の供給とを連続
して行うことができるので好適である。
【0027】次に、旋盤1の動作について説明する。工
作物を切削加工するなどの手順がプログラムされている
NC(数値制御)プログラムは、NC装置のNCプログ
ラムメモリに予め記憶されている。NC装置は、指令さ
れたプログラム番号のNCプログラムを実行して、旋盤
1などの加工動作などを制御する。工作物搬送装置80
は、走行部材86の走行動作,昇降部材87の昇降動
作,ハンド爪91,93の開閉動作,ハンド爪91,ハ
ンド爪93の支点94を中心とする揺動動作によって、
チャック11からハンド爪91,93が加工済の工作物
を受け取ったり、ハンド爪91,93からチャック11
に未加工の工作物を渡したりする。開閉扉3は、扉開閉
用駆動体(たとえば、流体圧シリンダ(図示せず))に
よって開閉動作し、開状態のときは工作物搬送装置80
のハンド部90の加工領域26への下降を可能とし、閉
状態のときは加工領域26を遮蔽して加工領域26外に
切削油剤など飛散物が飛散するのを防止する。所定の圧
力の流体を供給してチャックシリンダ14を駆動するこ
とにより、チャック11は、複数の爪16を同時に径方
向に開閉動作させて、工作物を把持,把持解除する。チ
ャック11に工作物が把持されると、主軸モータ12に
より、主軸10を所望の回転速度(回転数)で回転駆動
する。これにより、工作物がチャック11に把持された
状態で回転する。
【0028】旋盤1と工作物搬送装置80との間での工
作物の授受を説明するが、説明の都合上、旋盤1では加
工が終了し、チャック11には加工済の工作物が把持さ
れ、刃物台7は待避位置に待避しているものとする。ま
た、工作物搬送装置80は、ハンド爪93が未加工の工
作物を把持しており、空のハンド爪91が授受位置95
に位置しているものとする。開閉扉3を開方向に移動さ
せ、工作物搬送装置80のハンド部90を加工領域26
内に下降させる。チャック11から、空のハンド爪91
が加工済の工作物を受け取る。その後、ハンド爪91と
ハンド爪93を揺動させ、ハンド爪93を授受位置94
に位置させると、ハンド爪93はチャック11に未加工
の工作物を渡す。次いで、ハンド部90が加工領域26
外に上昇した後、開閉扉3を閉方向に移動させる。主軸
モータ12により主軸10を所望の回転速度で回転駆動
すると、工作物がチャック11に把持された状態で回転
する。
【0029】一方、刃物台7において、所望の工具15
が割り出されていない場合には、所定の圧力の流体を供
給してクランプ・アンクランプ用シリンダ装置44を駆
動する。すると、タレット42はアンクランプ状態にな
る。次に、タレット割り出し用モータ43を駆動して、
タレット42を旋回割り出し動作させる。これにより、
所望の工具15が、工作物の加工部位側に割り出され
る。その後、クランプ・アンクランプ用シリンダ装置4
4を駆動して、タレット42をクランプ状態にする。そ
の後、Z軸サーボモータ(図示せず)を駆動して、サド
ル21をZ軸方向に移動させる。X軸用サーボモータ4
9を駆動して、クロススライド23をX軸方向に移動さ
せる。これにより、刃物台7は、工作物に対してZ軸方
向およびX軸方向に移動して、工具15で工作物の加工
部位を切削加工する。
【0030】本発明における1主軸1刃物台タイプの旋
盤1では、刃物台7を主軸10の軸線CLの高さ位置H
より下方に配置している。その結果、旋盤1全体の高さ
を低くすることができる。したがって、旋盤1の前方に
立って段取り作業を行う作業者Mにとって、チャック1
1および刃物台7に対する作業性および接近性が良好で
ある。これにより、作業者Mは、チャック11に対する
工作物の交換や刃物台7に対する工具15の交換など段
取り作業を容易に行うことができる。刃物台7が主軸1
0の軸線CLより下方に配置されているので、旋盤1の
重心位置が低くなって旋盤1全体が安定するとともに剛
性が増し、しかも力線F(図2)が短縮化されることか
ら、加工精度を向上させることができる。力線Fは、切
削加工点から、第2の案内部24,サドル21,第1の
案内部20,ベッド4,主軸台6を通って工具15に戻
る線である。この力線Fは、切削時における力の流れを
示す線であり、短い方がよい。
【0031】ところで、旋盤1の運転中、切削加工点か
ら高熱の切り屑が発生して加工領域26内を飛散,落下
する。そして、切削油剤が、工具,切り屑などを冷却等
するために切削加工点近傍などに供給されるが、この切
削油剤の温度も上昇する。切り屑などはチップコンベア
によって旋盤1の外部に排出されるが、切削油剤は循環
させて使用する。切削油剤などが温度上昇すると、時間
の経過にともなって、後部ベッド4の前壁9側が次第に
温度上昇して微小量膨張する。この熱変形で、後部ベッ
ド4の中央部近傍が前方側に微小量だけ中凸状の形状に
なる。それに従って、第1の案内部20と主軸10の軸
線も、水平面内で微小量変位する。これに対して本発明
では、工作物は、後部ベッド4の熱変位の方向(前後方
向)と直交する直線L1の方向(上下方向)であるX軸
方向から切削加工される。したがって、後部ベッド4な
どの熱変位による加工精度への影響はほとんどなく、旋
盤1は工作物を高精度で加工することができる。ベッド
5は、全体的にほぼL字状をなして前壁9が垂直になっ
ている。その結果、ベッド5に傾斜面を加工する必要が
ないので、ベッド5の機械加工などが容易である。旋盤
1の全体に傾斜部分がないので、切削加工により発生し
た切り屑は、容易に下方に落下してチップコンベアで旋
盤1の外部に排出されることになり、切り屑の排出が容
易である。
【0032】本発明では、加工領域26内の飛散物が特
に多く飛散する場所に位置する第1の保護カバー60,
第2の保護カバー62を、それぞれ一枚板状のカバーに
している。これにより、飛散物が、保護カバー60,6
2のつなぎ部分の隙間部に侵入したり、隙間部から第1
の案内部20および第2の案内部24側に漏れ出ること
がなくなる。また、保護カバー60,62のつなぎ部分
に微細な切り屑がはさまった状態で移動することにより
保護カバー60,62が破損したり、保護カバー60,
62がスムーズに移動しなくなったりすることがなくな
る。したがって、保護カバー60,62,第1の案内部
20および第2の案内部24などを常にスムーズに動作
させて、旋盤1の故障を防止することができる。X軸用
サーボモータ49をサドル21の上部に取付けて、加工
領域26の外部に配置したので、X軸用サーボモータ4
9の発熱を、旋盤1の外部に放熱することができる。し
たがって、サドル21などへの熱伝導が少なくなり、サ
ドル21などの熱変形を生じにくくすることができ、加
工精度を高精度にすることができる。
【0033】(第2の実施形態)図7は、本発明の第2
の実施形態にかかる旋盤101の正面図、図8は図7に
示す旋盤101の右側面図である。なお、以下の各実施
形態において、第1の実施形態と同一または相当部分に
は同一符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみ
説明する。図7および図8に示すように、旋盤101
も、1主軸1刃物台タイプの工作機械である。旋盤10
1は、床面8上に設置されたベッド5と、ベッド5のほ
ぼ垂直な前壁9に支持され、軸線CLがほぼ水平を向く
ように主軸10を回転可能に支持する一つの主軸台6
と、主軸10の軸線CLの高さ位置Hより下方に位置し
てベッド5の前壁9に支持され、一つまたは複数の工具
15が設けられた一つの刃物台7とを備えている。旋盤
101は、主軸台6を主軸10の軸線CLと平行なZ軸
方向(第1の方向)に相対移動させ、Z軸方向と直交し
床面8とほぼ垂直なX軸方向(第2の方向)に刃物台7
を主軸台6に対して移動させることにより、主軸10の
先端に取付けられたチャック11に把持された工作物
を、工具15により加工するようになっている。
【0034】旋盤101は、ベッド5の前壁9にZ軸方
向に延在して配置された第1の案内部20aと、第1の
案内部20aに案内されてZ軸方向に移動可能な主軸台
6と、ベッド5または前壁9に支持された基台103の
前面にX軸方向に延在して設けられ、刃物台7をX軸方
向に移動可能に案内するための第2の案内部24aと、
天井部25がベッド5とほぼ同じ高さを有し、加工領域
26を覆うように設けられたスプラッシュガード2とを
備えている。ベッド5の前壁9には、一対の平行なZ軸
ガイドレール30がZ軸方向に設けられている。Z軸ガ
イドレール30とスライド本体31,31は、直動転が
り案内を構成するものであり、第1の案内部20aを構
成している。第1の案内部20aは、主軸10の軸線C
Lに対してほぼ対称に設けられている。主軸台6は、第
1の案内部20aに案内されてZ軸方向に移動する。主
軸台6の後面には、スライド本体31,31が固定され
ている。主軸台6は、二本のZ軸ガイドレール30に案
内支持され、スライド本体31,31を介してZ軸方向
に移動可能に配置されている。
【0035】二本のZ軸ガイドレール30の間には、Z
軸用ボールねじのねじ軸32が、Z軸ガイドレール30
と平行に配置されている。ねじ軸32には、主軸台6に
固定されたナット(図示せず)がねじ込まれている。ね
じ軸32の両端部は、一方の軸受装置34と他方の軸受
装置により回転可能に軸支されている。ねじ軸32は、
ベッド5に取付けられたZ軸用サーボモータ(図示せ
ず)の出力軸に連結され、Z軸用サーボモータにより正
逆方向に回転駆動される。Z軸用サーボモータに駆動さ
れてねじ軸32が回転すると、ナットが固定された主軸
台6が、Z軸ガイドレール30に案内されてZ軸方向に
移動する。主軸台6のこの移動動作が、工作物に対する
主軸台6のZ軸方向の移動となる。
【0036】基台103の前面には、一対の平行なX軸
ガイドレール38がX軸方向に設けられている。二本の
X軸ガイドレール38は、床面8に対して垂直方向に並
び、且つX軸方向に延びて配置されている。X軸ガイド
レール38とスライド本体41,41は、直動転がり案
内を構成するものであり、第2の案内部24aを構成し
ている。刃物台7を支持する支持台としてのクロススラ
イド23aは、基台103の前面に設けられた第2の案
内部24aに案内されてX軸方向に移動する。なお、基
台103はベッド5と一体に構成されていてもよい。す
なわち、後部ベッド4の一部が凸状になっていればよ
く、この場合には、第2の案内部24aはベッド5に設
けられることになる。クロススライド23aの前面には
刃物台本体40が固定され、後面にはスライド本体4
1,41が固定されている。刃物台7は、二本のX軸ガ
イドレール38,38に案内支持されてスライド本体4
1,41を介してX軸方向に移動可能に配置されてい
る。
【0037】二本のX軸ガイドレール38の間には、X
軸用ボールねじのねじ軸(図示せず)が、X軸ガイドレ
ール38と平行に配置されている。ねじ軸には、クロス
スライド23aに固定されたナットがねじ込まれてい
る。基台103の上部には、クロススライド23aをX
軸方向に移動させるための送りモータとしてのX軸用サ
ーボモータ49が取付けられている。X軸用サーボモー
タ49は加工領域26の外部に配置されている。ねじ軸
は、歯付きプーリおよび歯付きベルトを介して、X軸用
サーボモータ49により正逆方向に回転駆動される。X
軸用サーボモータ49に駆動されてねじ軸が回転する
と、ナットが固定されているクロススライド23aが、
X軸ガイドレール38に案内支持されてX軸方向に往復
移動する。クロススライド23aのこの移動動作が、工
作物に対する刃物台7のX軸方向の移動となる。
【0038】旋盤101は、主軸台6に設けられ刃物台
7側の第1の案内部20aを少なくとも覆って保護する
一枚板状の第1の保護カバー60aと、基台103とベ
ッド5の少なくとも一方に形成され、第1の保護カバー
60aが通過可能な間隙部61aとを備えている。本実
施形態では、後部ベッド4に凹部を形成し、この凹部と
基台103の後面によって、細長い断面形状の間隙部6
1aが形成されている。なお、ベッド5と基台103が
一体で形成されている場合には、ベッド5に細長い断面
形状の穴を形成して、この穴を、第1の保護カバー60
aが通過可能な間隙部61aとしてもよい。また、旋盤
101は、刃物台7に設けられ第2の案内部24aの上
方側を少なくとも覆って保護する一枚板状の第2の保護
カバー62と、主軸台6に設けられ、加工領域26の天
井部25を覆ってこの加工領域26を遮蔽するための一
枚板状の天井部用カバー63とを備えている。
【0039】加工領域26を遮蔽するために、基台10
3の右側に設けられた固定式の第3の保護カバー64
と、加工領域26の左側を遮蔽する仕切りカバー67
と、箱型カバー104とが設けられている。箱型カバー
104は、仕切りカバー67に対して、主軸台6がZ軸
方向に移動する場合に遮蔽状態を保つため、チャック1
1側に底板を有し、主軸台5を覆うように形成されてい
る。また、仕切りカバー67には、ワイパ67a,67
b,67cが設けられている。そして、箱型カバー10
4の摺接面104a,104b,104cとワイパ67
a,67b,67cとがそれぞれ摺接することにより、
加工領域26を仕切っている。こうして加工領域26は
遮蔽されて、飛散物が第1の案内部20a,第2の案内
部24aおよび外方に漏れ出ないようになっている。こ
の旋盤101においても、刃物台7をX軸方向に移動さ
せる送りモータとしてのX軸用サーボモータ49は、加
工領域26の外部に配置されている。また、旋盤101
の上方には工作物搬送装置80が配置されて、加工シス
テム105を構成している。第2の実施形態において
も、第1の実施形態と同様の作用効果を奏する。
【0040】(第3の実施形態)図9は、本発明の第3
の実施形態にかかる旋盤111の刃物台7aの一部断面
正面図、図10は図9のX−X線断面図である。旋盤1
11も、1主軸1刃物台タイプの工作機械である。図9
および図10に示すように、旋盤111は、第1,第2
の実施形態と同様に、ベッド5(図2)と、一つの主軸
台6と、主軸10の軸線CLの高さ位置Hより下方に位
置してベッド5の前壁9(図2)に支持され、複数の工
具15aが設けられた一つの刃物台7aとを備えてい
る。旋盤111は、主軸台6を主軸10の軸線CLと平
行なZ軸方向(第1の方向)に相対移動させ、Z軸方向
と直交するX軸方向(第2の方向)に刃物台7aを主軸
台6に対して移動させる。これにより、主軸10の先端
に取付けられたチャック11に把持された工作物Wは、
工具15aにより加工されるようになっている。
【0041】旋盤111は、複数の工具15aを取付け
可能なタレット42aを有するものであり、このタレッ
ト42aを旋回割り出しさせるタレット用駆動体として
のタレット割り出し用モータ43aが、加工領域26の
外部に配置されている。タレット42aは旋回軸130
に固定され、旋回軸130は、刃物台7aの刃物台本体
40aに回転可能に支持されている。旋回軸130に
は、回転部材131が設けられている。回転部材131
の外周部131aには、ウォームホイールが形成されて
いる。軸部材132は、刃物台本体40aに回転可能に
支持され、軸部材132の下部132aにウォーム13
4が形成され、上部132bにスプラインが形成されて
いる。すなわち、回転部材131と軸部材132によ
り、ウォーム・ウォームホイール機構が構成されてい
る。
【0042】タレット割り出し用モータ43aが、サド
ル21の上部に取付けられている。サドル21には、係
合部材133が回転可能に設けられている。係合部材1
33にはスプライン穴が形成されており、軸部材132
の上部132bのスプライン軸と係合している。タレッ
ト割り出し用モータ43aの出力軸と係合部材133と
の間には、歯付きプーリ・歯付きベルト機構135が設
けられている。すなわち、タレット駆動用モータ43a
を所定量回転させることにより、歯付きプーリ・歯付き
ベルト機構135,スプライン,ウォーム・ウォームホ
イール機構を介して、タレット42aが旋回割り出しさ
れる。また、軸部材132と係合部材133とがスプラ
イン結合となっているため、回転力は伝達するが、サド
ル21に対して刃物台本体40aがX軸方向に移動可能
となっている。
【0043】なお、ウォーム・ウォームホイール機構
は、タレット42aを旋回割出し可能な機構であって工
具側から切削力など負荷がかかったとき容易に軸部材側
が回転しないような、ローラギヤカム機構やグロボイダ
ルカム機構など他の旋回割り出し機構であってもよい。
また、回転部材と軸部材との間のスプライン部は、サド
ルに対する刃物台の軸移動を許容して軸部材に回転力を
伝達できる構造のものであればよい。このように、タレ
ット割り出し用モータ43aを加工領域26外に配置す
ることにより、タレット割り出し用モータ43aの発熱
を旋盤111の外部に放熱させることができる。したが
って、刃物台本体40aへの熱伝導がなくなり、刃物台
本体40aに熱変形を生じさせないので、加工精度を低
下させることがない。また、タレット42aのクランプ
・アンクランプ機構がないので、さらに刃物台7a側に
発熱源がなく精度の安定が図れる。
【0044】上述の三つの実施形態では、旋盤1,10
1,111の全体の高さを低くすることができるので、
旋盤1,101,111の上方に工作物搬送装置80を
設置した場合でも、旋盤1,101,111に工作物搬
送装置80を設けた加工システム92,105全体の高
さを低くすることが可能になる。したがって、天井のあ
まり高くない工場であっても、工場内への加工システム
92,105の設置が容易になる。前記各実施形態で
は、主軸10で工作物を回転させる場合を示している。
しかし、本発明では、工作物が取付けられる主軸をC軸
として制御し、刃物台の工具を回転させれば、回転工具
による加工を行うことができる。すなわち、ターニング
センタなど複合加工用工作機械として加工を行うことも
できる。なお、各図中同一符号は同一または相当部分を
示す。
【0045】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、加
工システムおよび工作機械全体の高さを低くすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1から図6は本発明の第1の実施形態を示す
図で、図1は旋盤の正面図である。
【図2】図1に示す旋盤のII−II線断面図である。
【図3】図1に示す旋盤のIII−III線断面図である。
【図4】図1のIV線部分平面図である。
【図5】図1のV−V線断面図である。
【図6】図1のVI−VI線断面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態にかかる旋盤の正面図
である。
【図8】図7に示す旋盤の右側面図である。
【図9】本発明の第3の実施形態にかかる旋盤の刃物台
の一部断面正面図である。
【図10】図9のX−X線断面図である。
【符号の説明】
1,101,111 旋盤(工作機械) 2 スプラッシュガード 3 開閉扉 5 ベッド(機体) 6 主軸台 7,7a 刃物台 9 前壁 10 主軸 11 チャック 15,15a 工具 20,20a 第1の案内部 21 サドル 24,24a 第2の案内部 25 天井部 26 加工領域 42a タレット 43a タレット割出し用モータ(タレット用駆
動体) 49 X軸用サーボモータ(送りモータ) 56 上部扉案内部 60,60a 第1の保護カバー 61,61a 間隙部 62 第2の保護カバー 80 工作物搬送装置 92,105 加工システム 103 基台 CL 主軸の軸線 H 高さ位置 M 作業者 W 工作物 X軸方向 第2の方向 Z軸方向 第1の方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩渕 直樹 千葉県我孫子市我孫子1番地 日立精機株 式会社内 Fターム(参考) 3C011 DD01 3C045 BA40 FD01 HA01 3C048 AA01 BB01 BB14 EE00

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械の機体と、 この機体のほぼ垂直な前壁に支持され、軸線がほぼ水平
    を向くように主軸を回転可能に支持する一つの主軸台
    と、 前記主軸の軸線の高さ位置より下方に位置して前記機体
    の前記前壁に支持され、一つまたは複数の工具が設けら
    れた一つの刃物台とを備え、 この刃物台または前記主軸台のいずれか一方を前記主軸
    の軸線と平行な第1の方向に相対移動させ、この第1の
    方向と直交する第2の方向に前記刃物台を前記主軸台に
    対して移動させることにより、前記主軸の先端に取付け
    られたチャックに把持された工作物を前記工具により加
    工することを特徴とする工作機械。
  2. 【請求項2】 前記機体の前記前壁に前記第1の方向に
    延在して配置された第1の案内部と、 この第1の案内部に案内されて前記第1の方向に移動可
    能なサドルと、 このサドルの前面に前記第2の方向に延在して配置さ
    れ、前記刃物台を前記第2の方向に移動可能に案内する
    ための第2の案内部と、 天井部が前記機体とほぼ同じ高さを有し加工領域を覆う
    ように設けられたスプラッシュガードとを備えたことを
    特徴とする請求項1に記載の工作機械。
  3. 【請求項3】 前記第1の案内部は前記主軸の軸線に対
    してほぼ対称に設けられたものであり、 前記工作機械は、 前記サドルに設けられ前記主軸側の前記第1の案内部を
    少なくとも覆って保護する一枚板状の第1の保護カバー
    と、 前記主軸台と前記機体の少なくとも一方に形成され、前
    記第1の保護カバーが通過可能な間隙部とを備えたこと
    を特徴とする請求項2に記載の工作機械。
  4. 【請求項4】 前記機体の前記前壁に前記第1の方向に
    延在して配置された第1の案内部と、 この第1の案内部に案内されて前記第1の方向に移動可
    能な主軸台と、 前記機体または前記前壁に支持された基台の前面に前記
    第2の方向に延在して設けられ、前記刃物台を前記第2
    の方向に移動可能に案内するための第2の案内部と、 天井部が前記機体とほぼ同じ高さを有し、加工領域を覆
    うように設けられたスプラッシュガードとを備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の工作機械。
  5. 【請求項5】 前記第1の案内部は前記主軸の軸線に対
    してほぼ対称に設けられたものであり、 前記工作機械は、 前記主軸台に設けられ前記刃物台の前記第1の案内部を
    少なくとも覆って保護する一枚板状の第1の保護カバー
    と、 前記基台と前記機体の少なくとも一方に形成され、前記
    第1の保護カバーが通過可能な間隙部とを備えたことを
    特徴とする請求項4に記載の工作機械。
  6. 【請求項6】 前記刃物台に設けられ、前記第2の案内
    部の上方側を少なくとも覆って保護する一枚板状の第2
    の保護カバーを備えたことを特徴とする請求項2から5
    のいずれかの項に記載の工作機械。
  7. 【請求項7】 前記スプラッシュガードは、 前記機体とほぼ同じ高さに架設された上部扉案内部と、 この上部扉案内部に案内され、作業者が作業を行うため
    の開口部を開閉するための開閉扉とを有し、 前記第2の保護カバーは、前記上部扉案内部の反作業者
    側に位置していることを特徴とする請求項6に記載の工
    作機械。
  8. 【請求項8】 前記刃物台を前記第2の方向に移動させ
    る送りモータは、前記加工領域の外部に配置されている
    ことを特徴とする請求項2から7のいずれかの項に記載
    の工作機械。
  9. 【請求項9】 前記刃物台は、複数の工具を取付け可能
    なタレットを有するものであり、 このタレットを旋回割り出しさせるタレット用駆動体
    が、前記加工領域の外部に配置されていることを特徴と
    する請求項2から8のいずれかの項に記載の工作機械。
  10. 【請求項10】 工作機械の機体と、この機体のほぼ垂
    直な前壁に支持され、軸線がほぼ水平を向くように主軸
    を回転可能に支持する一つの主軸台と、前記主軸の軸線
    の高さ位置より下方に位置して前記機体の前記前壁に支
    持され、一つまたは複数の工具が設けられた一つの刃物
    台と、天井部が前記機体とほぼ同じ高さを有し、加工領
    域を覆うように設けられたスプラッシュガードとを備
    え、前記主軸台または前記刃物台のいずれか一方を前記
    主軸の軸線と平行な第1の方向に相対移動させ、この第
    1の方向と直交する第2の方向に前記刃物台を前記主軸
    台に対して移動させることにより、前記主軸の先端に取
    付けられたチャックに把持された工作物を前記工具によ
    り加工を行う前記工作機械と、 少なくとも一台設置された前記工作機械の前記機体また
    は前記スプラッシュガードの上方で搬送移動するように
    設けられ、前記工作物を搬送するとともに前記チャック
    との間で前記工作物の受け渡しをするための工作物搬送
    装置とを備えたことを特徴とする加工システム。
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