JP3923769B2 - 研削盤におけるカバー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大略円筒状のワークの外面を研削する円筒研削盤のためのカバー装置に関し、特に、ワークの長手方向の複数の加工個所に砥石を整列させるために砥石台をワークの長手方向にトラバース送りして割り出し可能な形式の研削盤に好適なカバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、円筒研削盤においては、ベッド上に主軸台と心押台を搭載し、これらの対向面部に設けた両センタ或いはチャックとセンタにより円筒状のワークの両端を支持し、ワークを回転させた状態でこのワークの長手方向を横切る方向に砥石台を送り、砥石台に支持されて回転する砥石によりワークを研削するような構成となっている。
【0003】
最近では、研削盤自体の小型化を図るため、従来ロール研削盤のような大型の研削盤に採用されていた所謂砥石台トラバース送り機構が中型の研削盤に適用さるようになってきた。このトラバース送り機構を備える研削盤は、主軸台と心押台をベッド上に固定し、砥石台を中間ベース上にワークに対し進退送り可能に搭載し、この中間ベースをワークの長手方向にトラバース送り可能とし、砥石台上の砥石をワークの加工個所に整列割り出しするようになっている。
【0004】
このような砥石台トラバース構成の研削盤に採用される従来のカバー装置は、ベッド上の主軸台、心押台、中間ベース、砥石台を1つの共通の空間内に閉じ込める形式のもので、砥石とワークとの接触点である研削点に供給したクーラントの飛散領域をこの1つの空間内に制限し、機外へのクーラントの飛散を防止している。この場合、中間ベースのトラバース運動を案内する前後一対の案内面はテレスコピックなカバーにより覆い、この案内面へのクーラントの侵入を防止するようにしている。
【0005】
また、砥石台のトラバース運動量が小さい小形の研削盤では、主軸台と心押台との間の加工領域を区画する局所カバー装置を設け、この局所カバー装置内へ砥石台の頭部を侵入させる構成を採用するものも知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、ベッド上の主軸台、心押台、中間ベース、砥石台を1つの共通の空間内に閉じ込める所謂全体カバーと称される形式のカバー装置を採用する場合、前述したように中間ベースのトラバース運動のための案内面をカバーする案内面カバーを必要とする外に、研削屑を混入したクーラントのミストがが主軸台、心押台及び砥石台上に飛散するため、これら装置類の汚染は免れず、これら装置類の保守点検を困難にしている。
【0007】
また、小形研削盤に採用される局所カバー装置は、砥石台を搭載する中間ベースのトラバース運動量が100mm程度の小さなものには適しているが、例えば自動車エンジン用のカムシャフトのような比較的長いワークを研削するために砥石台のトラバース運動量を大きくせざるを得ない場合には、局所カバー内へ大型の砥石台の頭部を納めかつこのカバー内でワークの全加工個所と整列するように大きな可動範囲に亘って砥石台をトラバースさせることが困難との理由で事実上採用できないのが実情である。
【0008】
従って、本発明は、これら従来の全体カバー装置の問題を解決し、特に、砥石台の後部側の汚染を防止し、かつ中間ベースのトラバース運動を案内する案内面が研削点から飛散したクーラントにより汚染されないようにした研削盤のためのカバー装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載のカバー装置は、ベッドと、このベッド上で第1水平方向に離間して配置されて研削すべきワークの両端を支持すると共にこのワークを前記第1水平方向に延びる回転軸線の廻りに回転支持する第1及び第2ワーク支持装置と、前記ベッド上で前記第1水平方向に移動可能な中間ベースと、この中間ベース上で前記第2水平方向に進退送り可能に案内される砥石を回転支持する砥石台とを備えた研削盤において、前記砥石台の一方の側面側に設けられた垂直壁要素からなり前記中間ベースの移動に伴ってそのカバー領域が可変な第1カバーと、前記砥石台の他方の側面側に設けられた垂直壁要素からなり前記中間ベースの移動に伴ってそのカバー領域が可変な第2カバーと、該第2カバーと対向する垂直な背面壁部分及びこれと直角な方向に延びて前記第2ワーク支持装置と対向する垂直な内壁部分からなり前記第2ワーク支持装置の後面及び内側面を覆う第4カバーと、を備え、前記第1及び第2カバーとこれらカバー間に位置する前記砥石台により前記ベッド上の空間前記第2水平方向において前側空間と後側空間とに2分割され前記第4カバーの背面壁部分は前記ベッドに固定され、前記第4カバーの内壁部分は前記第1水平方向に位置調整可能である第2ワーク支持装置に固定されていることを特徴とする。
【0010】
この請求項1記載のカバー装置によれば、砥石台を搭載した中間ベースがトラバース運動されるとき、砥石台の一方の側面側に設けられた第1カバー及び砥石台の他方の側面側に設けられた第1カバー及び砥石台の他方の側面側に設けられた第2カバーが中間ベースのトラバース運動と共にカバー領域を変更し、これらカバーの垂直壁部は砥石台と協働してベッド上の空間を前側空間と後側空間とに2分割する。このため、研削点に供給されこの研削点から飛散するクーラントは、ベッドの後側空間には飛散されず、その飛散領域が前側空間のみに制限される。さらに、第2ワーク支持装置の加工領域に面する2面を覆う第4カバーの内壁部分を第2ワーク支持装置に取り付けることにより、第2ワーク支持装置をワークの長さに応じて位置調整する場合に、第4カバーの位置を第2ワーク支持装置の位置調整とは個別に調整する必要性が排除される。
【0011】
好適には、第1および第2カバーの一方をテレスコピックカバーで構成し、他方を蛇腹カバーで構成して、蛇腹カバー側に砥石台を寄せることができるようにする。また、第1及び第2カバーは、上下端部を枠でガイドしてもよいし、枠を設けずにパンタグラフで支持してもよい。さらに、第4カバーの内壁部分の背面壁部分と接する箇所を第2ワーク支持装置の位置調整方向に幅広して背面壁部分とのラップを拡大させることにより、内壁部分と背面壁部分との隙間から漏れて第2ワーク支持装置へ到達するクーラントを減少することが望ましい。
【0012】
また、本発明によるカバー装置は、請求項2に記載されるように、砥石台及びこの砥石台の一方の側面側に固着された砥石ガードを包囲する実質的に矩形空間を形成する枠部材を中間ベースに設け、第1カバーの砥石台側の端部をこの枠部材の2つの垂直柱部の一方に取り付け、第2カバーの砥石台側の端部を前記枠部材の垂直柱部の他方に取り付けたことを特徴とする。
【0013】
中間ベースに砥石台及び砥石ガードを包囲する矩形空間を形成するための枠部材を設けたので、ワークに対し進退送りされるとき、砥石台及び砥石ガードはこの枠部材の矩形空間内で進退され、枠部材の内側と砥石台及び砥石ガードの外面とのシールが容易となる。また、中間ベースがトラバース運動するとき、枠部材の両側の支柱部は第1カバー及び第2カバーのカバー領域を変更する。
【0014】
好適には、この枠部材は両側の支柱部材の下端部を中間ベースに固着し上端部をクロス部材にて連結した門形に形成されるが、両側の支柱部材を上下のクロス部材により互いに連結した方形枠構造としてもよい。
【0015】
請求項3に記載のカバー装置は、第1カバーと対向する垂直な背面壁部分及びこれと直角な方向に延びて第2ワーク支持装置と対向する垂直な内壁部分からなり第1ワーク支持装置の後面及び内側面を覆う第3カバーと、第2カバーと対向する垂直な背面壁部分及びこれと直角な方向に延びて第1ワーク支持装置と対向する垂直な内壁部分からなり第2ワーク支持装置の後面及び内側面を覆う第4カバーと、これら第3及び第4カバーの互いに対向する内壁部分の間に区画される加工領域の上方部及び前記ワークを挟んで前記砥石と対向する正面部を選択的に閉鎖開放する可動の第5カバーとをさらに設けたことを特徴とする。
【0016】
この請求項3に記載の発明によれば、第3カバーが第1ワーク支持装置の加工領域に面する2面を覆い、第4カバーが第2ワーク支持装置の加工領域に面する2面を覆い、さらに第5カバーこの第3及び第4カバーの互いに対向する内壁部分間に形成される加工領域の上方と正面部を選択的に開放閉鎖する。研削点に供給されこの研削点から飛散するクーラントは、第1〜第5カバーにより囲まれる空間内へ閉じ込められ、砥石台の後部への飛散が防止されることは勿論のこと、第1及び第2ワーク支持装置上に飛散することからも防止される。第3及び第4カバーの背面壁部をそれぞれ第1及び第2カバーと接近して設けることにより、飛散するクーラントの大部分は第3及び第4カバーの内壁部分の間の加工領域に閉じ込めるられる。
【0017】
請求項4に記載のカバー装置は、ベッドに固定の第6カバーをさらに含み、この第6カバーは、第1及び第2ワーク支持装置の上方と、前記第1カバーと第3カバーの背面壁部分との間の上方と、第2カバーと第4カバーの背面部分との間の上方とを閉鎖していることを特徴とする。
【0018】
この第6カバーは、第1及び第2ワーク支持装置の上方を閉鎖してこれら装置の上面へのクーラントの飛散を防止すると共に、第1〜第5カバーがそれら間に画定する空間の上方をも閉鎖してこれら上方空間を通過する飛散クーラント及びクーラントミストが前記空間の上方から飛散することを防止する。この第6カバーは、一枚板で形成してもよいし、複数の板部材を組み合わせて構成してもよい。
【0022】
請求項5に記載のカバー装置は、ベッドの後側空間を占めるベッドの側面を外部からその内部を目視可能にする可視カバーにて閉鎖し、この可視カバーの一部にはベッドの後側空間への出入りのための開閉扉を設けたことを特徴とする。
【0023】
ベッドの後面側に制御盤を配置してこの後面側を閉鎖する場合では、ベッドの後側空間を占めるベッドの側面をカバーすることにより、作業者が不用意にベッドの後側空間に入り込むことを防止する。この場合、この両側面を覆うカバーをその内部を可視できる部材にて形成することにより、このベッドの後側空間に設けた各種機器に生じる異常を機外より発見可能としている。好適には、カバーの内部を可視できる部材は、透明板や、網目板などで形成できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1〜図7は、本発明による研削盤におけるカバー装置の実施形態を示す。
【0025】
図1は研削盤1の外観を示す斜視図である。研削盤1のベッド2上には、その手前側を覆い連結部3aにて結合された外側カバー3,4(請求項の第6カバー)と、その後方側面を覆う可視カバー6とが載置されている。手前側の両外側カバー3,4間には、ワークWの搬入搬出時に開閉するスライドドア5(請求項の第5カバー)が設けられている。なお、スライドドア5は、開くとき外側カバー3側に対し出没するようにスライドする。また、可視カバー6は研削盤1側面の後側を囲っており、図8に示すように、その側面は扉を有する金網からなり、その後方は図略の制御盤やポンプユニットを囲う枠からなる。
【0026】
図2の破線で示す外側カバー3,4および可視カバー6は、ベッド2上の両側に立設された支柱18,19に固定されている。また、ベッド2上の手前側には、互いに離間して設けられ、シャフト状のワーク(例えば、エンジンのカムシャフトやクランクシャフト)Wを挟持する主軸台7(請求項の第1ワーク支持装置)と心押台8(請求項の第2ワーク支持装置)とを載せるテーブル9が固定して設けられている。主軸台7はテーブル9上に固定され、心押台8はワークWの長さに応じてテーブル9上を移動可能に載置固定されている。そして、主軸台7と心押台8とに挟持されたワークWは、主軸台7に設けられた主軸によりその軸線(C軸)回りに回転駆動される。なお、C軸は、請求項の第1水平方向に延びる軸線である。
【0027】
また、ベッド2上には、図3および図4に示す中間ベース10がC軸に平行なZ軸方向(請求項の第1水平方向)に延びるV形案内面31及び平形案内面32に案内されて移動可能に設けられている。そして、この中間ベース10上には、ワークWを研削加工する砥石車Gを先端に設けた砥石台11が、水平かつC軸およびZ軸に垂直なX軸方向(請求項の第2水平方向)に移動可能に設置されている。砥石車Gは、C軸に平行な砥石軸回りに回転するとともに、砥石台11に取り付けられワークW側が開口した砥石ガード12により覆われている。
【0028】
このように構成された研削盤1は、ワークWのC軸回りの回転、砥石台11のX軸の送り、中間ベース10のZ軸方向の送り、砥石車Gの回転を制御することにより、ワークWを所望の形状に研削加工する。この研削加工点には図略のクーラントノズルからクーラントが供給され、研削加工後のクーラントや切粉を回収するための溝13が研削加工点の下方のベッド2上に形成されている。溝13は、X軸方向に適宜の幅を有し、かつ、Z軸方向に延びるように形成され、研削加工点から落下したクーラントおよび切粉をベッド2の側面に取り付けられた樋14へ導くようになっている。
【0029】
図4に示すように、砥石台11を載せた中間ベース10の前方(ワークW側)には、門型の枠部材15が取り付けられ、この枠部材15の中を通って砥石台11が進退するようになっている。なお、枠部材15の内周面と、砥石台11および砥石ガード12の外周面とは、機械正面(ワークW側)から見て実質的に同形状(矩形)で、わずかな隙間を介して対面している。
【0030】
図5にも示すように、枠部材15の主軸台7側(図中左側)の支柱部には、テレスコピックカバー16(請求項の第1カバー)の内端部がZ軸方向に伸縮可能に取り付けられている。また、枠部材15の心押台8側(図中右側)の支柱部には、蛇腹カバー17(請求項の第2カバー)の内端部がZ軸方向に伸縮可能に取り付けられている。テレスコピックカバー16の外端部は、主軸台7側(図中左側)で、ベッド2側面にある前述の樋14に設置された支柱18に取り付けられている。また、蛇腹カバー17の外端部は、心押台8側(図中右側)で、ベッド2に設置された支柱19に取り付けられている。
【0031】
枠部材15、テレスコピックカバー16および蛇腹カバー17の上面は、両支柱18,19の頂部を連結する梁20にわずかな隙間を介して対面している。この梁20には、図1のA−A断面である図6に示すように、その上方を閉鎖するよう前述した外側カバー3,4がボルト固定されている。また、梁20は断面U字状で下面が開口しており、その内部空間には、両カバー16,17の上端部を多数のローラR1を介してZ軸方向に案内する上方ガイド21が設けられている。この上方ガイド21はの両端部は支柱18,19に固定されている。一方、両カバー16,17の下端部の裏側は、溝13側面に沿って転動する多数のローラR2により両カバー16,17の下端部をZ軸方向に案内している。なお、上方ガイド21が両カバー16,17の厚み方向中心に対し後方にオフセットしているため、両カバー16,17は自重により下端部のローラR2を溝13の側面に押し付けるようになっている。
【0032】
このように構成されたテレスコピックカバー16および蛇腹カバー17は、中間ベース10のZ軸方向移動に追従しながら互いに伸縮する。このため、研削により飛散するクーラントや切粉が両カバー16,17によって区画されるベッド2上の後側空間へ浸入することがない。
【0033】
クーラントの主軸台7への浸入を防止するため、図2に示すような垂直な背面壁面部分23a、垂直な内壁部分23b、及び垂直スカート部分23cからなる主軸台カバー(請求項の第3カバー)が、主軸台7を覆うように設けられている。背面壁面部分23aは、支柱18に固定されて主軸台7のテレスコピックカバー16側と接触しない程度の隙間を介して対面している。また、内壁部分23bは、背面壁面部分23aに直角に延びるように固定されて、主軸台7のワークW側の内側面を覆っている。図2に示すように、主軸チャックがこの内壁部分23bから突出している。また、ゴムなどの弾性体からなるひだ状のスカート部分23cが、内壁部分23bの下方にベッド2との隙間を塞ぐべく取り付けられている。なお、背面壁部分23aとテレスコピックカバー16との間の上方は外側カバー3によって閉鎖されている。また、外側カバー3は、内壁部分23bと背面壁部分23aの上端部を閉鎖し、かつ、主軸台7の正面及び外側面を閉鎖するように形成されている。
【0034】
一方、心押台8へのクーラント浸入を防止するため、図2に示すような垂直な背面壁部分24a、垂直な内壁部分23b、及びスカート部分24cからなる心押台カバー(請求項の第4カバー)が、心押台8を覆うように設けられている。背面壁面部分24aは、支柱18に固定されて心押台8の蛇腹カバー17側と接触しない程度の隙間を介して対面している。また、内壁部分24bは、背面壁面部分24aに直角に延びるように心押台8と一体に動くように固定されて、心押台8のワークW側の内側面を覆っている。この内壁部分24bからは心押台8のラムが貫通している。また、ゴムなどの弾性体からなるひだ状のスカート部分24cが、内壁部分24bの下方にベッド2との隙間を塞ぐべく取り付けられている。なお、内壁部分24bは、ワークWの長さに応じて心押台8とともにC軸方向に移動するため、背面壁部分24aとの間で相対移動するようになっている。内壁部分24b外周部はC軸方向に幅広となっており、背面壁部分24aとのラップ量を大きくしてクーラントが背面壁部分24aとの隙間から心押台8側に侵入しないようにしている。また、背面壁部分24aと蛇腹カバー17との間の上方は外側カバー4によって閉鎖されている。また、外側カバー4は、内壁部分24bと背面壁部分24aの上端部を閉鎖し、かつ、心押台8の正面及び外側面を閉鎖するように形成されている。
【0035】
図1に示すように、前記スライドドア5は、内壁部分23b,24bとの間に画定される加工領域の砥石車Gと反対側の正面部及び上方部を閉鎖する2面を有した構成となっている。このスライドドア5の砥石台11側上端縁は、閉じ状態で外側カバー3の天板部分と一部ラップし、クーラントが上方から機外へ飛散するのを防止している。
【0036】
また、図5に示すように、砥石台11の前方には、その進退に応じて伸縮する砥石台前カバー25が、溝13内へ入り込むように設けられている。この前カバー25は、砥石台11と中間ベース10との間のスライド部へクーラントや切粉が浸入するのを防止している。
【0037】
図8に示すように、前述した可視カバー6は、砥石台11の後部左側面を覆う左側部分6aと後部右側部分を覆う右側部分6bとを連結バー6cにて一体結合してなる。これら左側部分6a及び右側部分6bには作業者がベッド2上の後部空間へ機器の保守点検のために進入できるようにする観音開きのドアDRがそれぞれ設けられている。
【0038】
以上のように構成された研削盤1では、中間ベース10がスライドする時、テレスコピックカバー16及び蛇腹カバー17がカバー領域を伸縮し、クーラントがベッド2上の後側空間へ飛散されるのを防止する。主軸台カバー23a、23bは主軸台7へクーラントが飛散するのを防止する。心押台カバー24a,24bは心押台8へクーラントが飛散するのを防止する。スライドドア5は閉じられた状態において、砥石台11の正面部及び上面部からクーラントが飛散するのを防止する。
【0039】
つまり、主軸台カバー23及び心押台カバー24の内壁部分23b,24b及びスライドドア5は、砥石車Gの正面の加工領域26を画定する。そして、砥石台11が右に移動したときにはテレスコピックカバー16の一部分が加工領域の一部を画定し、逆に砥石台11が左に移動したときには蛇腹カバー17が加工領域の一部を画定する。研削点に供給され飛散するクーラントは、この加工領域26内に閉じ込められ、この領域外へのクーラントの飛散領域を制限する。
【0040】
外側カバー3,4はテレスコピックカバー16、枠部材15及び蛇腹カバー17の上端部と協働し、クーラントがこれらを飛び越えてベッド2上の後側空間へ侵入することを防止する。これにより、ベッド2の後側空間に配置した中間ベース10のためのV形案内面31及び平形案内面32へクーラントが降り注ぐことが防止される。また、外側カバー3,4は、主軸台カバー23の上端部及び心押台カバー24の上端部と協働し、これらカバー23,24を乗り越えて主軸台7及び心押台8上にクーラントが降り注ぐことを防止する。これにより、主軸台7や心押台8のクーラントによる汚染が防止される。
【0041】
さらに、外側カバー3,4は、スライドドア5の上面部分と協働し、クーラントやクーラントミストが加工領域26の上方、テレスコピックカバー16と主軸台カバー23の対向部の上方、蛇腹カバー17と心押台カバー24の対向部の上方よりクーラントあるいはミストが機外へ放散されることを防止する。従って、研削加工点に供給されるクーラントおよび加工による切粉が飛散するのは、この画定された加工領域26内のみである。そして、飛散したクーラントはこの加工領域26直下に位置する溝13内に落下され、この溝13を通って機械左側の樋14内へ回収される。
【0042】
ワークWの種類の変更に伴って心押台8の位置調整を行う時、心押台カバー24の内壁部分24bは心押台8と一体的に位置調整される。この場合、内壁部分24bの外周縁部が幅広にされて背面壁部24aとラップしているので、この両壁部24a,24bの合わせ目からクーラントが心押台8側に侵入することがほとんどない。
【0043】
砥石台11の後部の両側面は、可視カバー6の左側部分6a及び右側部分6bにより閉鎖され、作業者の後部空間への不用意な侵入を防止している。可視カバー6は、後部空間内部が機外より目視できる例えば金網等により構成されているので、後部空間に配置した各種機器の異常発生を容易に発見できる。その際、作業者は左側部分6a及び右側部分6bのいずれかの扉を開いて後部空間に入り異常機器の点検を行うことができる。なお、機械の後部は図略の制御盤やポンプユニットが配置されて作業者が侵入できないようになっている。
【0044】
なお、本実施形態に示すテレスコピックカバー16及び蛇腹カバー17に代えて、巻き取り式カバーや、あるいは帯状体が中間ベース10の移動に応じて機械の前面側と側面側に出入りする形式のものでもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、砥石台の両側面にこの砥石台を搭載する中間ベースのトラバース方向にカバー領域が可変で垂直に立つ第1及び第2カバーを設け、ベッドの上部空間をこれら第1及び第2カバーと砥石台とにより前側空間と後側空間とに2分割したので、この後側空間部にある中間ベースの案内面にクーラントが飛散することを防止でき、またこの後側空間に配置される各種機器類がクーラントの飛散を受けて汚染されることを防止できる。さらに、研削点に面する第2ワーク支持装置の2面を覆う第4カバーを、ベッドに固定した背面壁部分と第2ワーク支持装置に取り付けた内壁部分とに分離することにより、第2ワーク支持装置の位置調整の際に第4カバーの位置調整を別に行う必要がなくなる。
【0046】
好適には請求項2に記載の発明のように、砥石台がその内部で進退する枠部材を中間ベースに設け、この枠部材の両側の支柱部に第1及び第2カバーの内側端部を連結したので、第1カバー及び第2カバーを中間ベースのトラバース運動に連動してカバー領域を変更することができる。また、枠部材の内側と砥石台の外側との隙間をカバーするシール部材を必要に応じて枠部材に取り付けることができ、ベッド上の前側空間と後側空間との隔離をより確実に行うことができる。
【0047】
請求項3に記載の発明のように、研削点に面する第1ワーク支持装置の2面を覆う第3カバーと、同じく研削点に面する第2ワーク支持装置の2面を覆う第4カバーと、これら第3及び第4カバーの互いに対向する内壁部分の間に区画される加工領域の上方部及び砥石台と対向する正面部を選択的に閉鎖開放する可動の第5カバーとをさらに設けることにより、第1及び第2ワーク支持装置にクーラントが飛散するのを防止できる。特に、第3及び第4カバーの背面壁部分をそれぞれ第1及び第2カバーと接近して設けることにより、クーラントの飛散領域を実質的に加工領域に閉じ込めることができ、この加工領域に面する以外の機械の各部のクーラントによる汚染を最小限にできる。
【0048】
請求項4に記載の発明のように、ベッドに固定の第6カバーにより、第1〜第5カバーにより画定される空間の上方を閉鎖することにより、特にクーラントミストの機外への飛散や、第1及び第2ワーク支持装置の上面への飛散や、さらにはベッドの後側空間へのクーラントミストの侵入を防止できる。
【0050】
さらに、請求項5に記載の発明のように、ベッドの後側空間を占めるベッドの側面を外部からその内部が目視可能にする可視カバーにて閉鎖することにより、ベッドの後側空間に配置した機器類の異常を機外から容易に目視することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカバー装置を備えた研削盤を正面右側から観た外観斜視図。
【図2】2点鎖線で示す外側カバーを剥がした状態で前記研削盤を正面右側から観た斜視図。
【図3】前記外側カバーを剥がした状態において前記研削盤を平面的に観た場合の主要なカバーの配置関係を説明するための説明図。
【図4】前記研削盤の砥石台正面部の概略構成を示す説明図。
【図5】前記外側カバー、主軸台、心押台及びこれらを搭載するテーブルを剥がした状態で前記研削盤を正面右側から観た斜視図。
【図6】図1のA−A断面矢視図。
【図7】前記研削盤の後部両側面に配置するカバーの斜視図。
【符号の説明】
1…研削盤、2…ベッド、7…主軸台、8…心押台、10…中間ベース、G…砥石車、11…砥石台、16…テレスコピックカバー(第1カバー)、17…蛇腹カバー(第2カバー)、12…砥石ガード、15…枠部材、23…主軸台カバー(第3カバー)、24…心押台カバー(第4カバー)、5…スライドドア(第5カバー)、3,4…外側カバー(第6カバー)、26…加工領域、6…可視カバー

Claims (5)

  1. ベッドと、このベッド上で第1水平方向に離間して配置されて研削すべきワークの両端を支持すると共にこのワークを前記第1水平方向に延びる回転軸線の廻りに回転支持する第1及び第2ワーク支持装置と、前記ベッド上で前記第1水平方向に移動可能な中間ベースと、この中間ベース上で前記第2水平方向に進退送り可能に案内される砥石を回転支持する砥石台とを備えた研削盤において、前記砥石台の一方の側面側に設けられた垂直壁要素からなり前記中間ベースの移動に伴ってそのカバー領域が可変な第1カバーと、前記砥石台の他方の側面側に設けられた垂直壁要素からなり前記中間ベースの移動に伴ってそのカバー領域が可変な第2カバーと、該第2カバーと対向する垂直な背面壁部分及びこれと直角な方向に延びて前記第2ワーク支持装置と対向する垂直な内壁部分からなり前記第2ワーク支持装置の後面及び内側面を覆う第4カバーと、を備え、
    前記第1及び第2カバーとこれらカバー間に位置する前記砥石台により前記ベッド上の空間前記第2水平方向において前側空間と後側空間とに2分割され
    前記第4カバーの背面壁部分は前記ベッドに固定され、前記第4カバーの内壁部分は前記第1水平方向に位置調整可能である第2ワーク支持装置に固定されていることを特徴とする研削盤におけるカバー装置。
  2. 請求項1に記載のカバー装置において、前記砥石台の前記一方の側面側に固着され前記砥石を覆う砥石ガードと、前記中間ベースに固定され前記砥石台及びこれに固定された砥石ガードを包囲する実質的に矩形の枠を形成する枠部材とを有し、前記第1カバーの砥石台側の端部を前記枠部材の2つの垂直柱部の一方に取り付け、前記第2カバーの砥石台側の端部を前記枠部材の前記2つの垂直柱部の他方に取り付けたことを特徴とする研削盤におけるカバー装置。
  3. 請求項1又は2に記載のカバー装置において、前記第1カバーと対向する垂直な背面壁部分及びこれと直角な方向に延びて前記第ワーク支持装置と対向する垂直な内壁部分からなり前記第1ワーク支持装置の後面及び内側面を覆う第3カバーと、第3カバー及び前記第4カバーの互いに対向する内壁部分の間に区画される加工領域の上方部及び前記ワークを挟んで前記砥石と対向する正面部を選択的に閉鎖開放する可動の第5カバーとをさらに設けたことを特徴とする研削盤におけるカバー装置。
  4. 請求項3に記載のカバー装置において、ベッドに固定の第6カバーをさらに含み、この第6カバーは、第1及び第2ワーク支持装置の上方と、前記第1カバーと第3カバーの背面壁部分との間の上方と、第2カバーと第4カバーの背面部分との間の上方を閉鎖していることを特徴とする研削盤におけるカバー装置。
  5. 請求項1〜の何れかに記載のカバー装置において、前記ベッドの後側空間を占めるベッドの側面を外部からその内部が目視可能にする可視カバーにて閉鎖し、この可視カバーの一部には前記ベッドの後側空間への出入りのための開閉扉を設けたことを特徴とする研削盤におけるカバー装置。
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