JPH1022548A - ルビジウム原子発振器 - Google Patents

ルビジウム原子発振器

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Publication number
JPH1022548A
JPH1022548A JP17528896A JP17528896A JPH1022548A JP H1022548 A JPH1022548 A JP H1022548A JP 17528896 A JP17528896 A JP 17528896A JP 17528896 A JP17528896 A JP 17528896A JP H1022548 A JPH1022548 A JP H1022548A
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JP
Japan
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light
signal
output
atomic oscillator
light source
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Pending
Application number
JP17528896A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yamashita
浩史 山下
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ルビジウム原子発振器を動作させる上で重要な
光吸収特性の安定化を目的とする。 【解決手段】光マイクロ波ユニット1内にある光源3よ
り出た光aは、マイクロ波変換部6よりマイクロ波帯信
号が照射されているルビジウムガスセル4を透過する。
その際、光吸収特性によってルビジウムガスセル4透過
後の光bは、透過目の光aより弱くなる。ルビジウムガ
スセル4を透過した光bは受光素子5において光・電気
変換され、その信号は検出部8とVCXO11に入る。
検出部8では周期的に信号を取り込み、それらのデータ
を比較部9で比較して光強度制御部より補正信号を光源
3に出力して光源3の出力光強度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光励起(ポンピン
グ)法を用いたルビジウム原子発振器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光マイクロ波ユニット周辺は図3
に示す様な構成を取っている。
【0003】光マイクロ波ユニット内部は、キャビティ
と、キャビティに光を供給するための光源と、キャビテ
ィを透過した光を電気信号に変換する受光素子から構成
されており、またキャビティ内部にはRb金属を封入し
たRbガスセルと、60MHz信号をマイクロ波帯の信
号に変換するマイクロ波変換部が構成されている。
【0004】光源から出た光は、キャビティ内部に入り
Rbガスセルを透過して受光素子に入力される。
【0005】また、光マイクロ波ユニット外部において
電圧制御水晶発振器(以降VCXOと記す)から出た信
号は60MHz発生部において60MHzに逓倍されて
キャビティに入力される。そしてキャビティ内部のマイ
クロ波変換部においてマイクロ波帯信号に変換されてR
bガスセルに放射される。
【0006】Rbガスセルに封入されているRb金属
は、ある固有の波長をもつ光を吸収する特性を持ち、R
bガスセルにその光が照射された状態でさらにマイクロ
波帯の信号を入力した場合、マイクロ波帯信号の周波数
を変化させると、Rbガスセルにおける光を吸収する効
率が変化する特性を持っている。これを光吸収特性と呼
び、図2にその特性図を示す。
【0007】ルビジウム原子発振器では、光吸収特性に
おいて最も光が吸収する点にマイクロ波帯信号の周波数
が一致する様に、キャビティ外部のVCXOの出力周波
数を制御している。
【0008】尚、上述のVCXOの出力信号はルビジウ
ム原子発振器の出力信号と同一のものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、従来
の技術において光マイクロ波ユニット内部の光源の出力
光強度が不安定である。
【0010】その理由は、Rbガスセルに照射される光
の光源の出力光強度が経時的及び外部雑音により低下す
るからである。
【0011】第2の問題点は、ルビジウム原子発振器の
出力信号が不安定であることである。
【0012】その理由は、光源の出力光強度の低下によ
り光吸収特性の吸収効率の最大点周辺がなだらかになっ
てしまう為、その点にマイクロ波帯信号の周波数を一致
させる為の制御信号が不安定となり、その不安定な制御
信号がVCXOに供給されるからである。
【0013】従来のルビジウム原子発振器では、キャビ
ティ内部に光を照射するための光源の光強度が経時的に
低下する。また、光源に雑音が入ると出力光が低下す
る。
【0014】光源の出力光強度が低下すると、Rbガス
セルに照射される光強度も低下する為、最も光を吸収す
る状態にあるRbガスセルを透過した光強度と最も光を
吸収しない状態にあるRbガスセルを透過した光強度の
差が、光源の光強度が低下する前に比べて小さくなる。
つまり、光吸収特性のQが低下する。
【0015】これにより、光の吸収効率の最大点の周辺
の特性がなだらかになってしまう為、その点にマイクロ
波帯信号の周波数を一致させる為の制御信号が不安定と
なり、その不安定な制御信号がVCXOに供給される。
【0016】その結果、ルビジウム原子発振器の出力信
号も不安定となる。
【0017】従って、光源の出力光強度を安定させるこ
とによって、Rbガスセルでの光吸収特性およびVCX
Oに入る制御信号を安定化させて、ルビジウム原子発振
器の出力信号を安定化させることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のルビジウム原子
発振器は、光マイクロ波ユニット内部に、Rbガスセル
に光を照射するための光源と、光吸収特性を持つRbガ
スセルとマイクロ波帯の信号変換部を有するキャビティ
と、Rbガスセルを透過した光を受ける受光素子を有す
るルビジウム原子発振器において、光マイクロ波ユニッ
ト内部の受光素子から出力される周波数制御信号のレベ
ルを検出する検出部と、検出された信号の時間的変動量
を比較する比較部と、変動量を補正する為の制御信号を
光源に出力する光強度制御部を有する。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0020】図1は、本発明の一実施例のルビジウム原
子発振器における光マイクロ波ユニット内部の光源の出
力光を安定化するためのブロック図である。
【0021】光マイクロ波ユニット1内部にある光源3
から出力された光aは、キャビティ2に入り、Rbガス
セル4に照射される。
【0022】一方、光マイクロ波ユニット外部に構成さ
れているVCXO11の出力周波数は、60MHz発生
部7にて60MHzに逓倍された後、光マイクロ波ユニ
ット1内部のキャビティ2内部に構成されているマイク
ロ波変換部6に入り、マイクロ波帯の周波数に逓倍され
てRbガスセルに放射される。
【0023】マイクロ波帯信号の照射を受けているRb
ガスセル4を透過した光bは、受光素子5において光信
号から電気信号に変換された後、VCXO11に周波数
制御信号として出力されると共に、検出部8へ出力され
る。
【0024】周波数制御信号を受けたVCXO11から
は、キャビティ2内部のマイクロ波変換部6から放射さ
れるマイクロ波帯信号の周波数とRbガスセルにおいて
最も光が吸収される周波数と一致するための周波数が6
0MHz発生部7に出力される。
【0025】また検出部8では、周期的に周波数制御信
号を取り込み、その値を比較部9へ出力する。
【0026】比較部9は周期的に取り込んだ値をそれぞ
れ光吸収特性のQに変換した後、その値を比較し、マイ
ナスの場合はQを上げる、プラスの場合はQを下げる命
令とその変化量を光強度制御部10に出力する。
【0027】光強度制御部10は、比較部9からの命令
を受けて光源3に光強度制御信号を出力する構成となっ
ている。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のルビジウ
ム原子発振器は、光源、Rbガスセル、受光素子、検出
部、比較部および光強度制御部でフィードバック系を構
成したことにより、光マイクロ波ユニット内部の光源か
ら出る光強度を安定させることができる。
【0029】この結果、Rbガスセルにおける光吸収特
性が安定し、その最も光を吸収する周波数近辺の特性も
保たれることから、VCXOに掛かる制御信号が安定
し、ルビジウム原子発振器の出力周波数の安定度が向上
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のルビジウム原子発振器にお
けるキャビティ内部にあるRbガスセルの光吸収特性を
安定化するために、光マイクロ波ユニット内部にある光
源の出力光を安定化するためのブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の光吸収特性を示したもので
あり、マイクロ波帯信号が照射されているRbガスセル
に光を透過させた場合、マイクロ波帯信号の周波数によ
ってRbガスセルにおける光の吸収率が変化することを
示している。
【図3】従来のルビジウム原子発振器における光マイク
ロ波ユニット周辺のブロック図である。
【符号の説明】
1 光マイクロ波ユニット 2 キャビティ 3 光源 4 ルビジウムガスセル 5 受光素子 6 マイクロ波変換部 7 60MHz発生部 8 検出部 9 比較部 10 光強度制御部 11 VCXO

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光マイクロ波ユニットの内部に外部から
    供給される信号をマイクロ波帯の信号に変換するキャビ
    ティと、 前記キャビティの内部に配置され、光を供給する光源
    と、 前記キャビティを透過した光を電気信号に変換する受光
    素子と、 前記キャビティ内部に光ポンピング法により前記マイク
    ロ波帯の信号を原子共鳴するルビジウム(Rb)金属が
    封入されたルビジウムガスセルとを備え、 さらに、 前記受光素子の出力信号を時間に対する変動量を算出し
    て一定レベルになるように前記光源の出力強度を制御す
    る出力制御手段とを備えていることを特徴とするルビジ
    ウム原子発振器。
  2. 【請求項2】 前記信号は、60Hzであることを特徴
    とする請求項1記載のルビジウム原子発振器。
  3. 【請求項3】 前記出力制御手段は、 前記受光素子の出力信号から周波数制御信号のレベルを
    検出してレベル信号を送出する検出部と、 前記レベル信号とあらかじめ定められた値を比較してそ
    の結果を送出する比較器と、 前記比較器からの結果により制御信号を前記光源に送出
    する光強度制御部とを含んでいることを特徴とする請求
    項2記載のルビジウム原子発振器。
  4. 【請求項4】 前記比較器は、 周期的に前記レベル信号を取り込み、該レベル信号を前
    記あらかじめ定められた値に更新することを特徴とする
    請求項3記載のルビジウム原子発振器。
JP17528896A 1996-07-04 1996-07-04 ルビジウム原子発振器 Pending JPH1022548A (ja)

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JP17528896A JPH1022548A (ja) 1996-07-04 1996-07-04 ルビジウム原子発振器

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JP (1) JPH1022548A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010232792A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Seiko Epson Corp 原子発振器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010232792A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Seiko Epson Corp 原子発振器

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990112