JPH08186491A - ルビジウム原子発振器 - Google Patents
ルビジウム原子発振器Info
- Publication number
- JPH08186491A JPH08186491A JP32731894A JP32731894A JPH08186491A JP H08186491 A JPH08186491 A JP H08186491A JP 32731894 A JP32731894 A JP 32731894A JP 32731894 A JP32731894 A JP 32731894A JP H08186491 A JPH08186491 A JP H08186491A
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- JP
- Japan
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- signal
- microwave
- level
- cavity
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 キャビティ部内のマイクロ波のレベルの安定
化を図ることにより、周波数制御信号を安定させると共
に、ルビジウム原子発振器としての出力周波数の安定度
を向上させる。 【構成】 光マイクロ波ユニット1’のキャビティ部内
にマイクロ波のレベルを検出するためのアンテナ2を設
ける。60MHz増幅部6’の増幅度を外部からの制御に
て可変できる構成とし、マイクロ波検出用アンテナ2と
60MHz増幅部6’との間に、AC/DC変換部3,増
幅部4および比較部5を設けてフィードバック系を構成
する。比較部5からの比較結果に基づき60MHz増幅部
6’の増幅度を調整し、キャビティ部内のマイクロ波の
実レベルが最適レベルとなるような増幅度で、ステップ
リカバリダイオード8への60MHz信号aを増幅する。
化を図ることにより、周波数制御信号を安定させると共
に、ルビジウム原子発振器としての出力周波数の安定度
を向上させる。 【構成】 光マイクロ波ユニット1’のキャビティ部内
にマイクロ波のレベルを検出するためのアンテナ2を設
ける。60MHz増幅部6’の増幅度を外部からの制御に
て可変できる構成とし、マイクロ波検出用アンテナ2と
60MHz増幅部6’との間に、AC/DC変換部3,増
幅部4および比較部5を設けてフィードバック系を構成
する。比較部5からの比較結果に基づき60MHz増幅部
6’の増幅度を調整し、キャビティ部内のマイクロ波の
実レベルが最適レベルとなるような増幅度で、ステップ
リカバリダイオード8への60MHz信号aを増幅する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光励起(ポンピング
法)を用いたルビジウム原子発振器に関するものであ
る。
法)を用いたルビジウム原子発振器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のルビジウム原子発振器と
して、文献(NEC技報,Vol.45,No10,p
110)に示されているようなルビジウム原子発振器が
ある。このルビジウム原子発振器は小型化を目的として
設計されており、その光マイクロ波ユニットの周辺は図
3に示すような構成をとっている。同図において、1は
光マイクロ波ユニット、6は60MHz増幅部、7は整合
部、8はステップリカバリダイオード、9は2倍波増幅
部である。
して、文献(NEC技報,Vol.45,No10,p
110)に示されているようなルビジウム原子発振器が
ある。このルビジウム原子発振器は小型化を目的として
設計されており、その光マイクロ波ユニットの周辺は図
3に示すような構成をとっている。同図において、1は
光マイクロ波ユニット、6は60MHz増幅部、7は整合
部、8はステップリカバリダイオード、9は2倍波増幅
部である。
【0003】このルビジウム原子発振器では、先ず、6
0MHz増幅部6にて60MHz信号aを一定の増幅度で増
幅する。増幅された60MHz信号aは、60MHz増幅部
6と光マイクロ波ユニット1とのインピーダンス整合を
とる整合部7を介し、60MHz信号bとして光マイクロ
波ユニット1の内部に供給される。光マイクロ波ユニッ
ト1の内部は、図4に示すように、ルビジウムランプ1
1を納めている部分と、キャビティ部10を納めている
部分とがある。キャビティ部10内には、ステップリカ
バリダイオード8,ルビジウムガスセル12および太陽
電池13が設けられている。
0MHz増幅部6にて60MHz信号aを一定の増幅度で増
幅する。増幅された60MHz信号aは、60MHz増幅部
6と光マイクロ波ユニット1とのインピーダンス整合を
とる整合部7を介し、60MHz信号bとして光マイクロ
波ユニット1の内部に供給される。光マイクロ波ユニッ
ト1の内部は、図4に示すように、ルビジウムランプ1
1を納めている部分と、キャビティ部10を納めている
部分とがある。キャビティ部10内には、ステップリカ
バリダイオード8,ルビジウムガスセル12および太陽
電池13が設けられている。
【0004】光マイクロ波ユニット1の内部に入った6
0MHz信号bは、ステップリカバリダイオード8にてマ
イクロ波に逓倍され、キャビティ部10内に放出され
る。一方、ルビジウムランプ11から放射された光(光
ポンピング光)はキャビティ部10内に入り、ルビジウ
ムガスセル12を通過する。これにより、ルビジウムガ
スセル12が出力周波数制御光信号を発生し、この出力
周波数制御光信号が太陽電池13にて光−電気変換され
て2倍波信号cとして出力される。光マイクロ波ユニッ
ト1より出力された2倍波信号cは、光マイクロ波ユニ
ット1の外にある2倍波増幅部9にて検出・増幅され、
周波数制御信号dとして出力される。
0MHz信号bは、ステップリカバリダイオード8にてマ
イクロ波に逓倍され、キャビティ部10内に放出され
る。一方、ルビジウムランプ11から放射された光(光
ポンピング光)はキャビティ部10内に入り、ルビジウ
ムガスセル12を通過する。これにより、ルビジウムガ
スセル12が出力周波数制御光信号を発生し、この出力
周波数制御光信号が太陽電池13にて光−電気変換され
て2倍波信号cとして出力される。光マイクロ波ユニッ
ト1より出力された2倍波信号cは、光マイクロ波ユニ
ット1の外にある2倍波増幅部9にて検出・増幅され、
周波数制御信号dとして出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のルビジウム原子発振器では、キャビティ部1
0内のマイクロ波のレベルが変動すると、光マイクロ波
ユニット1より出力される2倍波信号cのレベルもそれ
と追従して変動する。ここで、2倍波増幅部9は、2倍
波信号cの検出も兼ねて行なう。このため、2倍波信号
cのレベルが変動すると、2倍波増幅部9での2倍波信
号cの検出・増幅が困難になり、周波数制御信号dが不
安定となると共に、ルビジウム原子発振器としての出力
周波数が不安定になるという問題が生じていた。
うな従来のルビジウム原子発振器では、キャビティ部1
0内のマイクロ波のレベルが変動すると、光マイクロ波
ユニット1より出力される2倍波信号cのレベルもそれ
と追従して変動する。ここで、2倍波増幅部9は、2倍
波信号cの検出も兼ねて行なう。このため、2倍波信号
cのレベルが変動すると、2倍波増幅部9での2倍波信
号cの検出・増幅が困難になり、周波数制御信号dが不
安定となると共に、ルビジウム原子発振器としての出力
周波数が不安定になるという問題が生じていた。
【0006】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、キャビティ
部内のマイクロ波のレベルの安定化を図ることにより、
周波数制御信号を安定させると共に、ルビジウム原子発
振器としての出力周波数の安定度を向上させることので
きるルビジウム原子発振器を提供することにある。
なされたもので、その目的とするところは、キャビティ
部内のマイクロ波のレベルの安定化を図ることにより、
周波数制御信号を安定させると共に、ルビジウム原子発
振器としての出力周波数の安定度を向上させることので
きるルビジウム原子発振器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第1発明(請求項1に係る発明)は、上述し
たルビジウム原子発振器において、キャビティ部内にマ
イクロ波のレベルを検出するためのアンテナを設けたも
のである。第2発明(請求項2に係る発明)は、上述し
たルビジウム原子発振器において、キャビティ部内にマ
イクロ波のレベルを検出するためのアンテナを設け、こ
のアンテナを用いて検出されるマイクロ波の実レベルと
予め定められている最適レベルとを比較し、実レベルが
最適レベルとなるようにマイクロ波のレベルを制御する
ようにしたものである。
るために、第1発明(請求項1に係る発明)は、上述し
たルビジウム原子発振器において、キャビティ部内にマ
イクロ波のレベルを検出するためのアンテナを設けたも
のである。第2発明(請求項2に係る発明)は、上述し
たルビジウム原子発振器において、キャビティ部内にマ
イクロ波のレベルを検出するためのアンテナを設け、こ
のアンテナを用いて検出されるマイクロ波の実レベルと
予め定められている最適レベルとを比較し、実レベルが
最適レベルとなるようにマイクロ波のレベルを制御する
ようにしたものである。
【0008】第3発明(請求項3に係る発明)は、上述
したルビジウム原子発振器において、キャビティ部内に
設けられたマイクロ波のレベルを検出しAC信号として
出力するアンテナと、このアンテナからのAC信号をD
C信号に変換して出力するAC/DC変換部と、このA
C/DC変換部からの出力信号を増幅する増幅部と、こ
の増幅部により増幅された出力信号とキャビティ部内で
のマイクロ波の最適レベルに応ずる出力信号とを比較し
その比較結果を出力する比較部と、この比較部からの比
較結果に基づきその増幅度が調整され、キャビティ部内
のマイクロ波の実レベルが最適レベルとなるような増幅
度で、ステップリカバリダイオードへの60MHz信号を
増幅する60MHz増幅部と、この60MHz増幅部と光マ
イクロ波ユニットとのインピーダンス整合をとる整合部
とを設けたものである。
したルビジウム原子発振器において、キャビティ部内に
設けられたマイクロ波のレベルを検出しAC信号として
出力するアンテナと、このアンテナからのAC信号をD
C信号に変換して出力するAC/DC変換部と、このA
C/DC変換部からの出力信号を増幅する増幅部と、こ
の増幅部により増幅された出力信号とキャビティ部内で
のマイクロ波の最適レベルに応ずる出力信号とを比較し
その比較結果を出力する比較部と、この比較部からの比
較結果に基づきその増幅度が調整され、キャビティ部内
のマイクロ波の実レベルが最適レベルとなるような増幅
度で、ステップリカバリダイオードへの60MHz信号を
増幅する60MHz増幅部と、この60MHz増幅部と光マ
イクロ波ユニットとのインピーダンス整合をとる整合部
とを設けたものである。
【0009】
【作用】したがってこの発明によれば、第1発明では、
キャビティ部内のマイクロ波の実レベルがアンテナで検
出される。第2発明では、キャビティ部内のマイクロ波
の実レベルがアンテナで検出され、この検出される実レ
ベルが最適レベルとなるようにマイクロ波のレベルが制
御される。第3発明では、アンテナ,AC/DC変換
部,増幅部,比較部および60MHz増幅部でフィードバ
ック系が構成され、キャビティ部内のマイクロ波の実レ
ベルが最適レベルとなるように制御される。
キャビティ部内のマイクロ波の実レベルがアンテナで検
出される。第2発明では、キャビティ部内のマイクロ波
の実レベルがアンテナで検出され、この検出される実レ
ベルが最適レベルとなるようにマイクロ波のレベルが制
御される。第3発明では、アンテナ,AC/DC変換
部,増幅部,比較部および60MHz増幅部でフィードバ
ック系が構成され、キャビティ部内のマイクロ波の実レ
ベルが最適レベルとなるように制御される。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
る。図1はこの発明の一実施例を示すルビジウム原子発
振器における光マイクロ波ユニット周辺の構成を示す図
であり、図2は光マイクロ波ユニット内部の詳細を示す
図である。これらの図において、図3および図4と同一
符号は同一或いは同等構成要素を示す。
る。図1はこの発明の一実施例を示すルビジウム原子発
振器における光マイクロ波ユニット周辺の構成を示す図
であり、図2は光マイクロ波ユニット内部の詳細を示す
図である。これらの図において、図3および図4と同一
符号は同一或いは同等構成要素を示す。
【0011】本実施例においては、光マイクロ波ユニッ
ト1’のキャビティ部10内に、キャビティ部10内の
マイクロ波のレベルを検出しAC信号として出力するマ
イクロ波検出用アンテナ2を設けている。但し、マイク
ロ波検出用アンテナ2の外部への導出部には、光マイク
ロ波ユニット1’およびキャビティ部10と接触しない
ように絶縁体14を設けている。また、60MHz増幅部
6’の増幅度を外部からの制御にて可変できる構成と
し、マイクロ波検出用アンテナ2と60MHz増幅部6’
との間に、AC/DC変換部3,増幅部4および比較部
5を設けてフィードバック系を構成している。
ト1’のキャビティ部10内に、キャビティ部10内の
マイクロ波のレベルを検出しAC信号として出力するマ
イクロ波検出用アンテナ2を設けている。但し、マイク
ロ波検出用アンテナ2の外部への導出部には、光マイク
ロ波ユニット1’およびキャビティ部10と接触しない
ように絶縁体14を設けている。また、60MHz増幅部
6’の増幅度を外部からの制御にて可変できる構成と
し、マイクロ波検出用アンテナ2と60MHz増幅部6’
との間に、AC/DC変換部3,増幅部4および比較部
5を設けてフィードバック系を構成している。
【0012】次に、その特徴的な動作について、各部の
機能を交えながら説明する。光マイクロ波ユニット1’
の内部に入った60MHz信号bは、ステップリカバリダ
イオード8にてマイクロ波に逓倍され、キャビティ部1
0内に放出される。ここで、60MHz信号bのレベル変
動量とマイクロ波のレベル変動量とは、1対1の関係に
ある。マイクロ波検出用アンテナ2は、キャビティ部1
0内のマイクロ波のレベルを検出し、AC信号として出
力する。このマイクロ波検出用アンテナ2から出力され
るAC信号は、光マイクロ波ユニット1’の外部に導か
れてAC/DC変換部3に入る。
機能を交えながら説明する。光マイクロ波ユニット1’
の内部に入った60MHz信号bは、ステップリカバリダ
イオード8にてマイクロ波に逓倍され、キャビティ部1
0内に放出される。ここで、60MHz信号bのレベル変
動量とマイクロ波のレベル変動量とは、1対1の関係に
ある。マイクロ波検出用アンテナ2は、キャビティ部1
0内のマイクロ波のレベルを検出し、AC信号として出
力する。このマイクロ波検出用アンテナ2から出力され
るAC信号は、光マイクロ波ユニット1’の外部に導か
れてAC/DC変換部3に入る。
【0013】AC/DC変換部3は、マイクロ波検出用
アンテナ2からのAC信号の振幅をDC信号に変換し、
出力信号として増幅部4へ与える。増幅部4は、AC/
DC変換部3からの出力信号を一定の増幅度で増幅し、
比較部5へ与える。比較部5は、増幅部4により増幅さ
れた出力信号とキャビティ部10内でのマイクロ波の最
適レベルに応ずる出力信号とを比較しその変動分を求め
て、キャビティ部10内のマイクロ波の実レベルが常に
最適レベルを保つような制御信号を60MHz増幅部6’
へ与える。なお、上述したキャビティ部10内でのマイ
クロ波の最適レベルに応ずる出力信号については、予め
データとして記憶させておく。
アンテナ2からのAC信号の振幅をDC信号に変換し、
出力信号として増幅部4へ与える。増幅部4は、AC/
DC変換部3からの出力信号を一定の増幅度で増幅し、
比較部5へ与える。比較部5は、増幅部4により増幅さ
れた出力信号とキャビティ部10内でのマイクロ波の最
適レベルに応ずる出力信号とを比較しその変動分を求め
て、キャビティ部10内のマイクロ波の実レベルが常に
最適レベルを保つような制御信号を60MHz増幅部6’
へ与える。なお、上述したキャビティ部10内でのマイ
クロ波の最適レベルに応ずる出力信号については、予め
データとして記憶させておく。
【0014】60MHz増幅部6’は、比較部5からの制
御信号に基づきその増幅度が調整され、キャビティ部1
0内のマイクロ波の実レベルが最適レベルとなるような
増幅度で、ステップリカバリダイオード8への60MHz
信号aを増幅する。これによって、60MHz増幅部6’
へ入力される60MHz信号aは、最適マイクロ波レベル
となる60MHz信号bに変換され、整合部7を介して、
キャビティ部10内のステップリカバリダイオード8へ
供給される。
御信号に基づきその増幅度が調整され、キャビティ部1
0内のマイクロ波の実レベルが最適レベルとなるような
増幅度で、ステップリカバリダイオード8への60MHz
信号aを増幅する。これによって、60MHz増幅部6’
へ入力される60MHz信号aは、最適マイクロ波レベル
となる60MHz信号bに変換され、整合部7を介して、
キャビティ部10内のステップリカバリダイオード8へ
供給される。
【0015】このようにして、本実施例では、キャビテ
ィ部10内のマイクロ波の実レベルが最適レベルとなる
ように制御されるので、2倍波信号cのレベルが安定
し、この2倍波信号cの検出・増幅が2倍波増幅器9に
て安定して行われるようになり、周波数制御信号dを安
定させると共に、ルビジウム原子発振器としての出力周
波数の安定度を向上させることができるようになる。
ィ部10内のマイクロ波の実レベルが最適レベルとなる
ように制御されるので、2倍波信号cのレベルが安定
し、この2倍波信号cの検出・増幅が2倍波増幅器9に
て安定して行われるようになり、周波数制御信号dを安
定させると共に、ルビジウム原子発振器としての出力周
波数の安定度を向上させることができるようになる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、第1発明では、キャビティ部内のマイク
ロ波の実レベルがアンテナで検出されるので、この検出
される実レベルが最適レベルとなるようにマイクロ波の
レベルを制御するようにすれば、2倍波信号のレベルが
安定し、この2倍波信号の検出・増幅が安定して行われ
るようになり、周波数制御信号を安定させると共に、ル
ビジウム原子発振器としての出力周波数の安定度を向上
させることが可能となる。第2発明では、キャビティ部
内のマイクロ波の実レベルがアンテナで検出され、この
検出される実レベルが最適レベルとなるようにマイクロ
波のレベルが制御されるので、2倍波信号のレベルが安
定し、この2倍波信号の検出・増幅が安定して行われる
ようになり、周波数制御信号を安定させると共に、ルビ
ジウム原子発振器としての出力周波数の安定度を向上さ
せることができる。
発明によれば、第1発明では、キャビティ部内のマイク
ロ波の実レベルがアンテナで検出されるので、この検出
される実レベルが最適レベルとなるようにマイクロ波の
レベルを制御するようにすれば、2倍波信号のレベルが
安定し、この2倍波信号の検出・増幅が安定して行われ
るようになり、周波数制御信号を安定させると共に、ル
ビジウム原子発振器としての出力周波数の安定度を向上
させることが可能となる。第2発明では、キャビティ部
内のマイクロ波の実レベルがアンテナで検出され、この
検出される実レベルが最適レベルとなるようにマイクロ
波のレベルが制御されるので、2倍波信号のレベルが安
定し、この2倍波信号の検出・増幅が安定して行われる
ようになり、周波数制御信号を安定させると共に、ルビ
ジウム原子発振器としての出力周波数の安定度を向上さ
せることができる。
【0017】第3発明では、アンテナ,AC/DC変換
部,増幅部,比較部および60MHz増幅部でフィードバ
ック系が構成され、キャビティ部内のマイクロ波の実レ
ベルが最適レベルとなるように制御されるので、2倍波
信号のレベルが安定し、この2倍波信号の検出・増幅が
安定して行われるようになり、周波数制御信号を安定さ
せると共に、ルビジウム原子発振器としての出力周波数
の安定度を向上させることができる。
部,増幅部,比較部および60MHz増幅部でフィードバ
ック系が構成され、キャビティ部内のマイクロ波の実レ
ベルが最適レベルとなるように制御されるので、2倍波
信号のレベルが安定し、この2倍波信号の検出・増幅が
安定して行われるようになり、周波数制御信号を安定さ
せると共に、ルビジウム原子発振器としての出力周波数
の安定度を向上させることができる。
【図1】 本発明の一実施例を示すルビジウム原子発振
器における光マイクロ波ユニット周辺の構成を示す図で
ある。
器における光マイクロ波ユニット周辺の構成を示す図で
ある。
【図2】 図1に示した光マイクロ波ユニット内部の詳
細を示す図である。
細を示す図である。
【図3】 従来のルビジウム原子発振器における光マイ
クロ波ユニット周辺の構成を示す図である。
クロ波ユニット周辺の構成を示す図である。
【図4】 図3に示した光マイクロ波ユニット内部の詳
細を示す図である。
細を示す図である。
1’…光マイクロ波ユニット、2…マイクロ波検出用ア
ンテナ、3…AC/DC変換部、4…増幅部、5…比較
部、6’…60MHz増幅部、7…整合部、8…ステップ
リカバリダイオード、9…2倍波増幅部、10…キャビ
ティ部、11…ルビジウムランプ、12…ルビジウムガ
スセル、13…太陽電池、14…絶縁体。
ンテナ、3…AC/DC変換部、4…増幅部、5…比較
部、6’…60MHz増幅部、7…整合部、8…ステップ
リカバリダイオード、9…2倍波増幅部、10…キャビ
ティ部、11…ルビジウムランプ、12…ルビジウムガ
スセル、13…太陽電池、14…絶縁体。
Claims (3)
- 【請求項1】 所定の周波数信号を光マイクロ波ユニッ
ト内のステップリカバリダイオードにて逓倍してマイク
ロ波を発生させキャビティ部内に放出する一方、ルビジ
ウムランプから放射される光を前記キャビティ部内に設
けられたルビジウムガスセルを通過させて出力周波数制
御光信号を発生させ、この出力周波数制御光信号を太陽
電池にて光−電気変換して2倍波信号を出力し、この2
倍波信号を検出・増幅して周波数制御信号とするルビジ
ウム原子発振器において、 前記キャビティ部内に前記マイクロ波のレベルを検出す
るためのアンテナを設けたことを特徴とするルビジウム
原子発振器。 - 【請求項2】 所定の周波数信号を光マイクロ波ユニッ
ト内のステップリカバリダイオードにて逓倍してマイク
ロ波を発生させキャビティ部内に放出する一方、ルビジ
ウムランプから放射される光を前記キャビティ部内に設
けられたルビジウムガスセルを通過させて出力周波数制
御光信号を発生させ、この出力周波数制御光信号を太陽
電池にて光−電気変換して2倍波信号を出力し、この2
倍波信号を検出・増幅して周波数制御信号とするルビジ
ウム原子発振器において、 前記キャビティ部内に設けられた前記マイクロ波のレベ
ルを検出するためのアンテナと、 このアンテナを用いて検出されるマイクロ波の実レベル
と予め定められている最適レベルとを比較し、実レベル
が最適レベルとなるように前記マイクロ波のレベルを制
御する制御手段とを備えたことを特徴とするルビジウム
原子発振器。 - 【請求項3】 60MHz信号を光マイクロ波ユニット内
のステップリカバリダイオードにて逓倍してマイクロ波
を発生させキャビティ部内に放出する一方、ルビジウム
ランプから放射される光を前記キャビティ部内に設けら
れたルビジウムガスセルを通過させて出力周波数制御光
信号を発生させ、この出力周波数制御光信号を太陽電池
にて光−電気変換して2倍波信号を出力し、この2倍波
信号を検出・増幅して周波数制御信号とするルビジウム
原子発振器において、 前記キャビティ部内に設けられた前記マイクロ波のレベ
ルを検出しAC信号として出力するアンテナと、 このアンテナからのAC信号をDC信号に変換して出力
するAC/DC変換部と、 このAC/DC変換部からの出力信号を増幅する増幅部
と、 この増幅部により増幅された出力信号と前記キャビティ
部内でのマイクロ波の最適レベルに応ずる出力信号とを
比較しその比較結果を出力する比較部と、 この比較部からの比較結果に基づきその増幅度が調整さ
れ、前記キャビティ部内のマイクロ波の実レベルが最適
レベルとなるような増幅度で、前記ステップリカバリダ
イオードへの60MHz信号を増幅する60MHz増幅部
と、 この60MHz増幅部と前記光マイクロ波ユニットとのイ
ンピーダンス整合をとる整合部とを備えたことを特徴と
するルビジウム原子発振器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32731894A JPH08186491A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | ルビジウム原子発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32731894A JPH08186491A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | ルビジウム原子発振器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08186491A true JPH08186491A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=18197806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32731894A Pending JPH08186491A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | ルビジウム原子発振器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08186491A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05327496A (ja) * | 1992-05-19 | 1993-12-10 | Anritsu Corp | 原子発振器 |
JPH06334520A (ja) * | 1993-05-26 | 1994-12-02 | Nec Corp | ルビジウム原子発振器 |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP32731894A patent/JPH08186491A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH05327496A (ja) * | 1992-05-19 | 1993-12-10 | Anritsu Corp | 原子発振器 |
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