JPH10224961A - グロメット装着部の電線間の止水構造 - Google Patents

グロメット装着部の電線間の止水構造

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JPH10224961A
JPH10224961A JP9029428A JP2942897A JPH10224961A JP H10224961 A JPH10224961 A JP H10224961A JP 9029428 A JP9029428 A JP 9029428A JP 2942897 A JP2942897 A JP 2942897A JP H10224961 A JPH10224961 A JP H10224961A
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small
cylindrical portion
diameter cylindrical
diameter
grommet
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JP9029428A
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Naoki Sakai
直樹 酒井
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線の屈曲性を全体的に保持しながら、局部
的に止水対策を施す。 【解決手段】 車体パネルの貫通孔への車体係止溝10
aを外周面に凹設した拡径筒部10bを一端に備え、該
拡径筒部の縮小端より屈曲させて長尺な小径筒部10c
が延在しているグロメット10に対して挿通するワイヤ
ハーネスの電線群止水を図るもので、小径筒部の先端側
に挿通する電線群の間に粘着性防水剤13、16を充填
して防水性シート12で被覆しており、該防水性シート
で被覆した電線群を通した小径筒部の先端外周をテープ
15で巻いて締付固定している。あるいは、防水ゴム栓
20、ホットメルト付き熱収縮チューブ30を小径筒部
先端に通す電線に取り付けて局部的に止水対策を施して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ワイヤハ
ーネスに用いるグロメット装着部の電線間の止水構造に
関し、詳しくは、車体パネルの貫通孔への係止溝を外周
面に凹設した拡径筒部を一端に備え、該拡径筒部の縮小
端より屈曲させて長尺な小径筒部が延在しているグロメ
ットに挿通させる電線間の止水を図るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のハッチバックドアに対し
て、該ドアに設けたリヤワイパー等を駆動するため、ル
ーフ側からハッチバックドアの上端へとワイヤハーネス
を配索している。この場合、ハッチバックドアの上端
に、図8に示す如きグロメット1を取り付けており、該
グロメット1は、車体係止溝1aを外周面に凹設した拡
径筒部1bを一端に備え、該拡径筒部1bの縮小端より
屈曲させて、長尺で蛇腹形状の小径筒部1cが延在させ
ている。上記車体係止溝1aは、ハッチバックドアのパ
ネル2の貫通穴2aの周縁に係止しており、屈曲させた
小径筒部をルーフ側に配置している。
【0003】上記ルーフ側よりハッチバックドアの上端
へと配索するワイヤハーネスは、ハッチバックドアの開
閉時に外部に露出するため、浸水が発生しやすい。その
ため、グロメットに挿通させる電線間に浸水が生じる
と、グロメット内で浸水を確実に遮断して、ハッチバッ
クドアに配索する電線を通して先端のコネクタ部に浸水
が達して、コネクタ内部に腐食を発生させないようにす
る必要がある。
【0004】従来、図9に示す小径筒部1c’が屈曲さ
せないグロメット1’においては、図9(A)(B)
(C)に示す3種類の止水対策が施されている。即ち、
図9(A)に示す方法では、小径筒部1c’内に挿通す
る電線群の間に2液硬化性樹脂からなる止水剤3を充填
して電線wの間の隙間を無くすようにしている。図9
(B)に示す方法では、グロメット1’の内部に止水対
策を施さずに、グロメット1’に達する電線群に巻き付
けるテープ4を2重ハーフラップ巻きして、電線群の間
に浸水が発生しないようにしている。図9(C)に示す
方法では、上記(B)と同様に、グロメット1’の内部
に止水対策を施さずに、グロメット1’に達する電線群
に防水シート(PEシート)5を巻く付けて、さらに、
その外周をテープ4’で巻き付けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図9に示すグロメット
1’は小径筒部1c’を屈曲させない場合であるため、
上記図9(A)(B)(C)の止水対策でも有効である
が、図8にしめすように、ルーフ側からハッチバックド
アへと電線を屈曲させると共にグロメット1の小径筒部
1cを屈曲させる場合には有効に採用しえない。
【0006】即ち、図9(A)の方法では、充填する液
が小径筒部1c内を流れて、拡径筒部1b側まで浸透し
て硬化するため、グロメット1の屈曲性がなくなる。ま
た、図9(B)(C)の方法では、電線群を2重ハーフ
ラップ巻きあるいはシートを巻き付けて更にテープ巻き
しているため、グロメット1に達する電線群(ワイヤハ
ーネス)が硬くなって屈曲性が無くなる。よって、容易
に配索できず、作業性が悪くなり、また、配索後におい
ても、ハッチバックドアの開閉動作への追従性が悪い等
の問題がある。
【0007】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、屈曲性を保持しつつ、確実に止水できるようにす
ることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1で、車体パネルの貫通孔への係
止溝を外周面に凹設した拡径筒部を一端に備え、該拡径
筒部の縮小端より屈曲させて長尺な小径筒部が延在して
いるグロメットに対して、上記小径筒部から拡径筒部の
連続した中空部からなる電線挿通部にワイヤハーネスの
電線群を挿通させるもので、上記小径筒部の先端側に挿
通する電線群の間に粘着性防水剤を充填して防水性シー
トで被覆しており、該防水性シートで被覆した電線群を
通した小径筒部の先端外周をテープ巻きで締付固定して
いることを特徴とするグロメット装着部の電線間の止水
構造を提供している。
【0009】上記粘着性防水剤はブチル材あるいはシリ
コン材等が好適に使用できる(請求項2)。例えば、グ
ロメットの小径筒部の先端にまたがる部位の電線群を、
防水シート配置したブチルパッド上に並列に載置し、こ
の状態で、ブチルバッドを防水シートと強く巻き付け
て、電線群の間にブチルを充填して、電線間止水を図っ
ている。また、防水シート上に電線群を並列配置し、そ
の上からシリコン材を充填し、充填後に防水シートを強
く巻き付けて、電線群の間にシリコン材を充填して、電
線間止水を図っている。
【0010】上記のように、流動性のない止水剤を電線
群の間に充填すると、該充填部位のみ局部的に硬くなる
だけで、グロメットおよび該グロメットに達するワイヤ
ハーネスは屈曲性を有するため、作業性良く、容易に配
索できると共に、ハッチバックドアの開閉作動に容易に
追従させることができる。
【0011】また、本発明は、請求項3で、車体パネル
の貫通孔への係止溝を外周面に凹設した拡径筒部を一端
に備え、該拡径筒部の縮小端より屈曲させて長尺な小径
筒部が延在しているグロメットに対して、上記小径筒部
から拡径筒部の連続した中空部からなる電線挿通部にワ
イヤハーネスの電線群を挿通させるもので、上記小径筒
部の先端側に挿通する電線群に防水ゴム栓を取り付け、
これら電線群の各電線を防水ゴム栓に設けた貫通孔に密
着させて貫通させ、該ゴム栓を通した小径筒部の先端外
周をテープ巻きで締付固定していることを特徴とするグ
ロメット装着部の電線間の止水構造を提供している。
【0012】上記防水ゴム栓は貫通孔を軸線方向に貫通
させて、電線を1本づつ貫通孔に貫通させるタイプでも
良いし、あるいは、各貫通孔に周面に開口したスリット
を連通させ、側面から各貫通孔に電線をスリットを通し
て挿入するタイプでもよい。このように、防水ゴム栓を
介在させると、該防水ゴム栓の取付部で浸水してきた水
を遮断でき、かつ、防水ゴム栓の取付箇所以外は屈曲性
を持たせることができる。
【0013】さらに、本発明は、請求項4で、車体パネ
ルの貫通孔への係止溝を外周面に凹設した拡径筒部を一
端に備え、該拡径筒部の縮小端より屈曲させて長尺な小
径筒部が延在しているグロメットに対して、上記小径筒
部から拡径筒部の連続した中空部からなる電線挿通部に
ワイヤハーネスの電線群を挿通させるもので、上記小径
筒部の先端側に挿通する電線群にホットメルト付き収縮
性チューブを被せ、該収縮チューブを加熱して電線間を
溶融樹脂で充填しており、該収縮チューブを通した小径
筒部の先端外周をテープ巻きで締付固定していることを
特徴とするグロメット装着部の電線間の止水構造を提供
している。
【0014】上記のようにホットメルト付き収縮性チュ
ーブを用いると、加熱によりチューブが収縮して電線群
の隙間を最小にすると共に収縮チューブの内周面に塗布
していた樹脂が溶融して電線群の間に浸透するため、電
線群の隙間がなくなり、確実な止水対策が施せる。か
つ、この場合も、チューブ取付箇所のみ局部的に硬くな
るが、他の部位には屈曲性を持たせることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0016】図1および図2は第1実施形態を示し、前
記図8と同様に、ハッチバックドアのパネル2に設けた
貫通穴2aに、ルーフ側からハッチバックドアへ配索す
るワイヤハーネスW/Hに取り付けたグロメット10を
取り付けている。
【0017】上記グロメット10は従来と同様な形状
で、パネル2の貫通孔2aへの係止溝10aを外周面に
凹設した拡径筒部10bを一端に備え、該拡径筒部10
bの縮小端より屈曲させて長尺な小径筒部10cを延在
させている。該小径筒部10cは蛇腹状態として容易に
屈曲できるようにしている。
【0018】上記小径筒部の先端10dの部分にまたが
る区間X、即ち、先端10dより小径筒部10cの内部
側および外部側に位置するワイヤハーネスW/Hには、
グロメット10への取付前に、図2に示す電線間の止水
対策をほどこしている。即ち、図2(A)に示すよう
に、塩化ビニルシートあるいはポリエチレンシート等か
らなる防水シート12にブチルパッド13を配置し、該
ブチルパッド13上に上記区間Xの電線wを並列になら
べる。この状態で、図2(B)に示すように、防水シー
ト12と共にブチルパッド13を強く丸めて、ブチルパ
ッド13のブチル材を押し潰して電線wの間に充填さ
せ、電線wの間に隙間を無くしている。
【0019】なお、上記区間X以外の電線wは、グロメ
ット10の内部を挿通させる部分はテープ巻きを施さな
いままとしておき、また、グロメット10までに達する
部分Yには、テープ14を通常の1重のハーフラップ巻
きを施して、屈曲性を保持させている。
【0020】上記前処理を施したワイヤハーネスW/H
をグロメット10に通し、上記電線間止水対策を施した
区間Xを、グロメット10の小径筒部の先端10dにま
たがって位置させる。この状態で、小径筒部の先端10
dの外周から隣接するワイヤハーネスの外周にかけてテ
ープ15を強く巻き付けて、グロメット10とワイヤハ
ーネスW/Hとを固定すると同時に、ワイヤハーネスの
止水対策区間Xをグロメットの小径筒部の先端10dの
位置に固定する。
【0021】上記構成とすると、グロメット10の小径
筒部10cの先端部位では、電線間にブチル材が充填さ
れて隙間がなくなっているため、仮に、ワイヤハーネス
W/Hの電線群の間に浸水が発生して、グロメット10
側に浸透してきても、小径筒部の先端で浸水が遮断でき
る。よって、グロメット10を通して、ハッチバックド
アに配索した電線間を浸透し、電線端末に接続したコネ
クタ(図示せず)まで水がかかることを確実に防止でき
る。また、グロメットの小径筒部の先端にまたがる狭い
区間Xのみ屈曲性はないが、他のグロメットの長尺な小
径筒部10bおよびグロメット10に達するワイヤハー
ネスの区間Yは屈曲性を保持しているため、ハッチバッ
クドアの開閉作動にワイヤハーネスW/Hが容易に追従
して屈曲でき、かつ、配索作業も容易にできる。
【0022】図3は、上記区間Xの電線間の充填材とし
て、図2のブチルパッドの代わりに、シリコン材16を
用いた第1実施形態の変形例を示している。シリコン材
16を用いる場合は、防水シート12に電線wを並列に
並べた状態で、シリコン材16を充填する。充填後、防
水シート12を丸めて、シリコン材16を電線wの間に
充填させている。他の構成および作用は、第1実施形態
と同様であるため、説明を省略する。
【0023】図4及び図5は第2実施形態を示す。該第
2実施形態では、グロメット10の小径筒部10cの先
端10dの部分に通す電線wを防水ゴム栓20に通して
いる。該防水ゴム栓20は、電線wを各1本づつ密着し
た状態で貫通させる貫通孔20aを軸線方向に貫通させ
て設けており、該貫通孔20aに電線wを通すことによ
り、電線群の隙間を通して浸透してきた水を遮断してい
る。
【0024】防水ゴム栓20は図5(A)に示すよう
に、複数の貫通孔20aを軸線方向に貫通させたタイプ
を用いても良いし、図5(B)に示すように、周方向に
貫通孔20aを間隔をあけて設け、これら各貫通孔20
aから外周面にかけて夫々スリット20bを設けたタイ
プでも良い。前記貫通タイプの防水ゴム栓20に対して
は、電線wを1本づつ軸線方向の一端から貫通孔20a
に貫通させて通している。また、後記側面開口タイプの
防水ゴム栓20に対しては、電線wを1本づつスリット
20bを通して外周面より貫通孔20aに押し込んで通
している。
【0025】上記電線wを通した防水ゴム栓20を、グ
ロメット10の小径筒部の先端内部に位置させ、その外
周の小径筒部10cの外周面をテープ15を強く巻き付
けている。他の構成および作用は第1実施形態と同様で
あるため説明を省略する。
【0026】図6および図7は第3実施形態を示す。該
第3実施形態では、グロメット10の小径筒部10cの
先端10dの部分に通す電線wをホットメルト付き収縮
チューブ30に通している。
【0027】上記ホットメルト付き収縮チューブ30は
図7(A)に示すように、加熱すると溶融する樹脂(ホ
ットメルト)31を熱収縮チューブ32の内周面に塗布
したものである。該ホットメルト付き収縮チューブ30
を、グロメット10の小径筒部10cの先端10dにま
たがる区間Xに、グロメット10を装着する前に予め取
り付けている。
【0028】即ち、図7(B)に示すように、ホットメ
ルト付き収縮チューブ30に上記区間Xの電線wを通
し、この状態で所要温度で加熱する。加熱により、樹脂
31が溶融して電線wの間に浸透すると共に、チューブ
32自体が収縮して電線wの間隔を圧し縮めて隙間を最
小とする。この最小とした隙間に上記溶融樹脂31が充
填されることにより、電線間の隙間がなくなる。
【0029】上記電線wを通した収縮チューブ30を、
グロメット10の小径筒部の先端内部に位置させ、その
外周の小径筒部10cの外周面をテープ15を強く巻き
付けている。他の構成および作用は第1実施形態と同様
であるため、説明を省略する。
【0030】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の請求項1のグロメット装着部の電線間の止水構造によ
れば、ブチルパッド、シリコン材等の流動性を有しない
粘着性防水材を、グロメットの小径筒部の先端近傍を通
る電線間に充填しているため、当該部分のみ局部的に硬
くなって屈曲性を有しないが、他の部分では電線は屈曲
性を保持しているため、作動上および配索上の問題はな
い。また、上記粘着性防水材を電線間に充填しているた
め、確実に浸透してくる水を遮断することができる。
【0031】同様に、請求項3の防水ゴム栓を用いて、
該防水ゴム栓の貫通孔に電線を1本づつ密着させて通す
構成とした場合、および請求項4のホットメルト付き熱
収縮チューブを用いて、電線群を収縮チューブで押し縮
めて電線間の隙間を最小とし、かつ、該隙間に溶融樹脂
を充填した構成とした場合も、確実に止水することがで
きる。かつ、局部的な防水であるため、電線群は屈曲性
を保持し、作動上および配索上の問題はなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態を示し、(A)は全体構成図、
(B)は(A)のI−I線断面図である。
【図2】 (A)(B)は第1実施形態の止水対策区間
Xの形成方法を示す図面である。
【図3】 第1実施形態の変形例を示す斜視図である。
【図4】 第2実施形態を示し、(A)は全体構成図、
(B)は(A)のII−II線断面図である。
【図5】 (A)(B)は第2実施形態で用いる防水ゴ
ム線の斜視図である。
【図6】 第3実施形態を示し、(A)は全体構成図、
(B)は(A)のIII−III線断面図である。
【図7】 (A)は第3実施形態で用いるホットメルト
付き収縮チューブの断面図、(B)は該収縮チューブを
電線に取り付けた状態の斜視図、(C)は該収縮チュー
ブを加熱した状態の断面図である。
【図8】 自動車のハッチバックドアに取り付けるグロ
メットを示す概略図である。
【図9】 (A)(B)(C)は従来のグロメット装着
部における電線間の止水構造を示す概略図である。
【符号の説明】 10 グロメット 10a 車体係止部 10b 拡径筒部 10c 小径筒部 10d 先端 12 防水シート 13 ブチルパッド 15 テープ 16 シリコン材 20 防水ゴム線 20a 貫通孔 30 ホットメルト付き収縮チューブ w 電線 W/H ワイヤハーネス X 止水対策区間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体パネルの貫通孔への係止溝を外周面
    に凹設した拡径筒部を一端に備え、該拡径筒部の縮小端
    より屈曲させて長尺な小径筒部が延在しているグロメッ
    トに対して、上記小径筒部から拡径筒部の連続した中空
    部からなる電線挿通部にワイヤハーネスの電線群を挿通
    させるもので、 上記小径筒部の先端側に挿通する電線群の間に粘着性防
    水剤を充填して防水性シートで被覆しており、該防水性
    シートで被覆した電線群を通した小径筒部の先端外周を
    テープ巻きで締付固定していることを特徴とするグロメ
    ット装着部の電線間の止水構造。
  2. 【請求項2】 上記粘着性防水剤はブチル材あるいはシ
    リコン材からなる請求項1に記載のグロメット装着部の
    電線間の止水構造。
  3. 【請求項3】 車体パネルの貫通孔への係止溝を外周面
    に凹設した拡径筒部を一端に備え、該拡径筒部の縮小端
    より屈曲させて長尺な小径筒部が延在しているグロメッ
    トに対して、上記小径筒部から拡径筒部の連続した中空
    部からなる電線挿通部にワイヤハーネスの電線群を挿通
    させるもので、 上記小径筒部の先端側に挿通する電線群に防水ゴム栓を
    取り付け、これら電線群の各電線を防水ゴム栓に設けた
    貫通孔に密着させて貫通させ、該ゴム栓を通した小径筒
    部の先端外周をテープ巻きで締付固定していることを特
    徴とするグロメット装着部の電線間の止水構造。
  4. 【請求項4】 車体パネルの貫通孔への係止溝を外周面
    に凹設した拡径筒部を一端に備え、該拡径筒部の縮小端
    より屈曲させて長尺な小径筒部が延在しているグロメッ
    トに対して、上記小径筒部から拡径筒部の連続した中空
    部からなる電線挿通部にワイヤハーネスの電線群を挿通
    させるもので、 上記小径筒部の先端側に挿通する電線群にホットメルト
    付き収縮性チューブを被せ、該収縮チューブを加熱して
    電線間を溶融樹脂で充填しており、該収縮チューブを通
    した小径筒部の先端外周をテープ巻きで締付固定してい
    ることを特徴とするグロメット装着部の電線間の止水構
    造。
JP9029428A 1997-02-13 1997-02-13 グロメット装着部の電線間の止水構造 Abandoned JPH10224961A (ja)

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