JP2002044838A - グロメット - Google Patents

グロメット

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JP2002044838A
JP2002044838A JP2000219287A JP2000219287A JP2002044838A JP 2002044838 A JP2002044838 A JP 2002044838A JP 2000219287 A JP2000219287 A JP 2000219287A JP 2000219287 A JP2000219287 A JP 2000219287A JP 2002044838 A JP2002044838 A JP 2002044838A
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Zen Murata
漸 村田
Minoru Fukushima
稔 福島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な防水効果が得られ、且つ、取付け作業
性が改善され、安価なグロメットを提供する。 【解決手段】 パネル16側に装着される筒状大径部1
2と、線材束18が挿通する挿通孔14aを有する筒状
小径部14とを備えたグロメット10において、前記筒
状小径部14はこれを縦方向に割るスリットを有する熱
収縮性部材で形成すると共に、内周壁にホットメルト部
材22を着設して構成され、この筒状小径部14を前記
筒状大径部12に嵌合して挿着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車体や電気機器等の
パネルにワイヤハーネス等の線材束を挿通する際、使用
されるグロメットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、車体や電気機器等のパネルの開
口部にワイヤハーネス等の線材束を挿通する際、開口部
と線材束が接触するのを防止すると共に、水等が開口部
と線材束との間の隙間からパネル内に侵入するのを防止
するためにグロメットが使用される。
【0003】従来、この種のグロメットとしては、例え
ば、図4、5に示すものがある。これは、外周部に車体
や電気機器等のパネル1の開口部(取付け孔)に嵌合さ
れる環状溝2aが形成された筒状大径部2と、ワイヤハ
ーネス等の線材束3が挿通する挿通孔4aを有する筒状
小径部4とを備え、筒状大径部2と筒状小径部4はEP
DM、CR等のゴム材で一体に形成されたものである。
【0004】また、前記の防水効果を高めるために、前
記筒状大径部2の中空孔2bに2液ウレタン等の2液硬
化性樹脂からなる止水材を充填したもの、前記筒状小径
部4を熱収縮性部材で形成したもの、さらに、この挿通
孔4aの内周壁にホットメルト部材を塗布したものもあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4、
5に示すものは、グロメットとワイヤハーネス等の線材
束3との間の密着性が十分でなく、さらに、線材束3間
の浸水を防止することができず、十分な防水性能が期待
できない。また、グロメットの内径をそのゴム弾性を利
用して拡径治具により押し広げた状態で、グロメットを
線材束に取り付ける必要があり、特に、線材束3の端部
にコネクタが取り付けられている場合には、その内径を
大きく広げる必要があり、グロメットの線材束3への取
付け作業が面倒になるという問題があった。
【0006】また、前記筒状大径部2内に止水材を充填
するものでは、線材束3間の隙間に十分に止水材が行き
渡るようにするために、専用の充填設備が必要になり、
取付け作業のコストがアップするという問題があった。
【0007】また、前記筒状小径部4を熱収縮性部材で
形成したものでは、その内径が線材束3の外径よりそれ
ほど大きくない場合には、その熱収縮作用により、線材
束3への密着性が強まり、線材束間の隙間を小さくする
こともできるので、防水効果を高めることができる。し
かしながら、熱収縮性部材の熱収縮率には限度があるの
で、線材束3の挿通を容易にするため、或いは、線材束
3の端部にコネクタが取り付けられる等するため、筒状
小径部2の内径を大きく広げてしまうと、熱収縮力が弱
まり、防水効果が期待できなくなる。このため、この種
のグロメットの製造が容易でなく高価になるほか、実使
用の際は、挿通孔4aの内径の小さいグロメットを使用
することになり、グロメットの線材束3への取付け作業
が面倒になるほか、使用範囲が制限されてしまうという
問題があった。
【0008】さらに、前記熱収縮性部材で形成された筒
状小径部4の挿通孔4aの内周壁にホットメルト部材を
塗布した構造のものは、この筒状小径部4の挿通孔4a
に線材束3を挿通するときには、ホットメルト部材が固
体状態にあるので、挿通孔4aが拡径しにくく、また拡
径治具を用いて無理に拡径しようとすると筒状小径部4
が損傷する恐れがあり、拡径することが困難である。こ
のため、同様にグロメットの線材束3への取付け作業が
面倒になるという問題があった。
【0009】本発明は十分な防水効果が得られ、グロメ
ットをワイヤハーネス等の線材束に挿通することが容易
で、防水処理も簡単であり、取付け作業性が改善され、
安価なグロメットを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載されたグロメットは、パネ
ル側に装着される筒状大径部と、線材束が挿通する挿通
孔を有する筒状小径部とを備えたものにおいて、前記筒
状小径部はこれを縦方向に割るスリットを有する熱収縮
性部材で形成すると共に、内周壁にホットメルト部材を
着設して構成され、この筒状小径部を前記筒状大径部に
嵌合して挿着したことを特徴とするものである。
【0011】このような構成によると、筒状大径部と筒
状小径部が別体で形成されているので、グロメットをワ
イヤハーネス等の線材束に挿通する場合には、筒状小径
部を筒状大径部から分離し、筒状小径部のスリットを押
し広げて、これを線材束に押し被せるようにして、横方
向から線材束を筒状小径部の挿通孔に挿通することがで
きる。このため、拡径治具を用いて筒状小径部の挿通孔
を押し広げる必要がなくなり、線材束を筒状小径部の挿
通孔に挿通することが容易になる。従って、グロメット
の線材束への取付け作業を簡単、容易に行うことがで
き、取付け作業性を改善することができる。
【0012】また、筒状小径部の挿通孔の内径を大きく
する必要がないので、筒状小径部を形成する熱収縮性部
材を加熱して熱収縮させるとき、十分大きな熱収縮力が
得られる。これにより、筒状小径部の内周壁面が挿通孔
に挿通された線材束の外表面に強く密着し、線材束を締
め付ける。これにより、筒状小径部の内周壁に着設した
ホットメルト部材が前記熱収縮性部材からの熱を受けて
溶融し、さらに熱収縮性部材からの熱収縮作用により線
材束間の隙間全体に速やかに、且つ、均等に浸透して充
填され、冷却して凝固する。これにより、十分な防水効
果を得ることができる。
【0013】また、グロメットの構造及び線材束への取
り付けも簡単になるので、グロメットを安価に製造する
ことができるほか、使用範囲も制限されず、汎用性を高
めることができる。
【0014】本発明の請求項2に記載されたグロメット
は、請求項1記載のものにおいて、前記筒状小径部は、
前記筒状大径部に嵌合する基端側が太径状であり、線材
束が挿通する挿通孔を有する先端側が細径状になってい
る熱収縮性異径チューブ成形体で構成されることを特徴
とするものである。
【0015】このような構成によると、筒状大径部の中
空孔の径が大きくなるので、線材束の挿通がさらに容易
となるほか、線材束の本数が増えても挿通することが可
能となり、グロメットのワイヤハーネス等の線材束への
取付け作業をより一層容易に行うことができる。
【0016】本発明の請求項3に記載されたグロメット
は、請求項1記載のものにおいて、前記ホットメルト部
材が前記筒状小径部を筒状大径部に嵌合する部分にまで
着設されていることを特徴とするものである。
【0017】このような構成によると、筒状小径部を前
記筒状大径部に嵌合して挿着する際、筒状小径部の熱収
縮作用と前記ホットメルト部材の溶融凝固作用により、
筒状小径部が前記筒状大径部に密着するので、特別な防
水処理を施すことなく、筒状小径部を筒状大径部に嵌合
して簡単、確実に防水処理することができるほか、嵌合
部分分の強度も高めることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1、2及び3において、10は本
発明に係るグロメットであり、筒状大径部12と筒状小
径部14とを備えて構成される。筒状大径部12は截頭
円錐筒状(カップ状)をしており、外周部に車体や電気
機器等のパネル16の開口部である取付け孔に嵌合し、
筒状大径部12をパネル16に装着するための環状溝1
2aと、内側に円錐状の中空孔12bと、頂部に小径円
筒口12cとが形成され、EPDM(エチレン−プロピ
レンゴム)、CR(クロロプレンゴム)等のゴム材を成
形して出来ている。
【0019】前記筒状小径部14は、前記筒状大径部1
2に嵌合する基端側が太径状であり、線材束18が挿通
する挿通孔14aを有する先端側が細径状になっている
熱収縮性異径チューブ成形体20と、該チューブ成形体
20の内周壁に塗布等の手段により着設されたホットメ
ルト部材22とで形成され、該チューブ成形体20及び
ホットメルト部材22には、筒状小径部14を縦に割る
スリット14bが設けられている。
【0020】前記熱収縮性異径チューブ成形体20は、
例えば、ポリオレフィン材を延伸加工して得られる。ホ
ットメルト部材22は、例えば、共重合ポリアミドや共
重合ポリエステル等の比較的低融点で、溶融後温度低下
により硬化する性質を有する合成樹脂系の接着兼防水材
料が用いられ、前記筒状大径部12の嵌合部分の方まで
前記チューブ成形体20の内周壁全体にわたり着設され
ている。
【0021】前記筒状小径部14がこのような熱収縮性
異径チューブ成形体20で構成されていると、筒状大径
部12の中空孔12bの径がより大きくなるので、線材
束18の挿通がさらに容易となるほか、線材束18の本
数が増えても挿通することが可能となり、ワイヤハーネ
ス等の線材束18の取付け作業性をより一層向上させる
ことができる。
【0022】筒状小径部14を筒状大径部12に挿着す
る場合には、筒状小径部14の太径状の基端部を、筒状
大径部12の小径円筒口12cの端面に形成された環状
の嵌合溝12dに嵌合し、ホットガン、ヒータ等の加熱
器でその嵌合部分を加熱する。そして、前記チューブ成
形体20を熱収縮すると共に、その内周壁に着設された
嵌合溝12d内のホットメルト部材22を溶融し凝固さ
せる。これにより、前記チューブ成形体20を嵌合溝1
2dに密着させて挿着する。
【0023】このように構成されていると、筒状小径部
14を前記筒状大径部12に嵌合して挿着する際、筒状
小径部14の熱収縮作用と前記ホットメルト部材22の
溶融凝固作用により前記筒状大径部12に密着させるの
で、特別な防水処理を施すことなく、筒状小径部14を
筒状大径部12に嵌合して簡単、確実に防水処理するこ
とができるほか、嵌合部分の強度も高めることもでき好
ましい。
【0024】本発明のグロメット10は前記のように構
成されている。このような構成のグロメット10をワイ
ヤハーネス等の線材束18に取り付ける場合には、筒状
大径部12と筒状小径部14とを分離して、予め筒状大
径部12を線材束18に挿通しておく。次に、筒状小径
部14のスリット14bを押し広げて、これを線材束1
8に押し被せるようにして、横方向から線材束18を筒
状小径部14の挿通孔14aに挿通する。次に、筒状大
径部12の嵌合溝12dに筒状小径部14の太径状の基
端部を嵌合して挿着する。
【0025】この後、グロメット10の取付け位置を決
定し、筒状小径部14における熱収縮性異径チューブ成
形体20の細径状の先端側から太径状の基端側に向け、
さらに筒状小径部12の小径円筒口12cに至るまで、
外側からホットガン、ヒータ等の加熱器で加熱する。
【0026】これにより、筒状小径部14が熱収縮し
て、その挿通孔14aにおける内周壁面が筒状小径部1
4内に挿通された線材束18の外表面に強く密着し、線
材束18を締め付ける。これと同時に、筒状小径部14
の内周壁に着設されたホットメルト部材22が前記チュ
ーブ成形体20からの熱を受けて溶融し、さらに前記チ
ューブ成形体20の熱収縮作用により線材束18間の隙
間全体に速やかに、且つ、均等に浸透して充填され、冷
却して凝固する。これにより、筒状小径部14と線材束
18との間及び線材束18相互間を十分に防水すること
ができる。また、スリット14bの合わせ目にも溶融し
たホットメルト部材22が浸透し、スリット14bの合
わせ目を埋めて閉じるので、筒状小径部14、即ち、グ
ロメット10の防水性を高めることができる。
【0027】また、本実施形態のグロメット10では、
前記筒状大径部12と筒状小径部14の嵌合部分、即
ち、小径円筒口12cの部分においても、前記チューブ
成形体20がホットガン、ヒータ等の加熱器により加熱
されて熱収縮し、嵌合溝12dに強固に密着すると共
に、ホットメルト部材22が溶融し凝固する。そこで、
この嵌合部分も十分に防水することができる。
【0028】さらに、拡径治具を用いなくても、この筒
状小径部14に線材束18を容易に挿通することができ
るので、グロメット10の線材束18への取付け作業を
簡単、容易に行うことができ、作業性を改善することが
できる。
【0029】なお、前記実施形態において、前記筒状小
径部14は、前記筒状大径部に嵌合する基端側が太径状
で、線材束18が挿通する挿通孔14aを有する先端側
が細径状になっており、筒状小径部14を縦方向に割る
スリット14bを有する熱収縮性異径チューブ成形体2
0で構成したが、長さ方向にほぼ同一外径、同一内径を
有し、筒状小径部を縦方向に割るスリットを有する熱収
縮性平円筒チューブ成形体(図示せず)で構成してもよ
い。
【0030】このような構成の筒状小径部でも、グロメ
ットをワイヤハーネス等の線材束に挿通する場合には、
筒状小径部のスリットを押し広げて、横方向から線材束
を筒状小径部の挿通孔に挿通することができるので、特
別な専用の拡径治具を用いなくても筒状小径部の挿通孔
を押し広げて線材束を挿通することが可能になり、グロ
メットの線材束への取付け作業性を改善することができ
る。
【0031】また、このような熱収縮性平円筒チューブ
体の内周壁に着設されるホットメルト部材が筒状小径部
を筒状大径部に嵌合する部分にまで着設されていると、
該嵌合部分の密着性、シール性及び挿着強度を高めるこ
とができ好ましい。
【0032】また、前記実施形態では、図2に示すよう
に、筒状小径部14のスリット14bが1個形成してあ
るが、2個以上周方向に間隔をおいて形成してもよい。
また、スリット14bは、前記チューブ成形体20の長
さ方向全長にわたり形成されているが、例えば、細形状
になっている先端側の方にだけ1個又は複数個形成する
ようにしても、筒状小径部14を押し広げて線材束18
を容易に挿通することができ、従って、グロメットの線
材束への取付け作業を簡単、容易に行うことができ、作
業性を改善することができる。
【0033】また、ホットメルト部材22は筒状小径部
14の長さ方向全長にわたり内周壁に着設することが望
ましいが、挿通孔14aを含み、さらにスリット14b
の形成された箇所の区域まで長さ方向に着設するだけで
もよい。
【0034】このような場合、筒状小径部14を筒状大
径部12に嵌合させる部分の内周壁にホットメルト部材
22が着設されていなくても、筒状小径部14は熱収縮
性部材で形成されており、その熱収縮作用により、筒状
小径部14の嵌合部分が筒状大径部12の嵌合溝12d
に密着して締め付けるので、嵌合部分のシール性(止水
防水効果)を容易に保持することができる。また筒状大
径部12と筒状小径部14の嵌合構造も、図示のような
凹凸突合せ嵌合構造に限定されるものではなく、内外挿
入式嵌合構造にしてもよい。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、パネル側に装着される
筒状大径部と、線材束が挿通する挿通孔を有する筒状小
径部とを備えたグロメットにおいて、前記筒状小径部は
これを縦方向に割るスリットを有する熱収縮性部材で形
成すると共に、内周壁にホットメルト部材を着設して構
成され、この筒状小径部を前記筒状大径部に嵌合して挿
着したので、筒状小径部のスリットを押し広げて、横方
向から線材束を筒状小径部の挿通孔に挿通することがで
き、拡径治具を用いて筒状小径部の挿通孔や筒状大径部
の筒状小径部付近を押し広げる必要がなくなり、線材束
を筒状小径部の挿通孔に挿通することが容易になる。従
って、グロメットの線材束への取付け作業を簡単、容易
に行うことができ、取付け作業性を改善することができ
る。
【0036】また、筒状小径部の挿通孔の内径を大きく
する必要がないので、筒状小径部を形成する熱収縮性部
材を加熱して熱収縮させるとき、十分大きな熱収縮力を
得ることができる。そして、筒状小径部の内周壁に着設
したホットメルト部材が前記熱収縮性部材からの熱を受
けて溶融し、さらに熱収縮性部材からの熱収縮作用によ
り線材束間の隙間全体に速やかに、且つ、均等に浸透し
て充填され、冷却して凝固する。従って、筒状小径部と
線材束との間及び線材束相互間を十分に防水することが
できる。さらに、スリットの合わせ目にも溶融したホッ
トメルト部材が浸透し、スリットの合わせ目をシールす
るので、筒状小径部、即ち、グロメットの防水性を高め
ることができる。
【0037】また、グロメットの構造及び線材束への取
り付けも簡単になるので、グロメットを安価に製造する
ことができるほか、使用範囲も制限されず、汎用性を高
めることができる。
【0038】さらに、前記筒状小径部を、前記筒状大径
部に嵌合する基端側が太径状であり、線材束が挿通する
挿通孔を有する先端側が細径状になっている熱収縮性異
径チューブ成形体で構成することにより、筒状大径部の
中空孔の径が大きくなるので、線材束の挿通がさらに容
易となるほか、線材束の本数が増えても挿通することが
可能となり、ワイヤハーネス等の線材束への取付け作業
をより一層容易に行うことができる。
【0039】また、前記ホットメルト部材が前記筒状小
径部を筒状大径部に嵌合する部分にまで着設されている
と、筒状小径部を前記筒状大径部に嵌合して挿着する
際、筒状小径部の熱収縮作用と前記ホットメルト部材の
溶融凝固作用により前記筒状大径部に密着させることに
なり、特別な防水処理を施すことなく、筒状小径部を筒
状大径部に嵌合して簡単、確実に防水処理することがで
きるほか、嵌合部分の強度も高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のグロメットの使用状態を示す縦断面図
である。
【図2】図1に示すグロメットにおいて、筒状大径部と
筒状小径部が分離した状態の斜視図である。
【図3】図1のX−X線矢視図である。
【図4】従来のグロメットの使用状態を示す縦断面図で
ある。
【図5】図4に示すグロメットの斜視図である。
【符号の説明】
10 グロメット 12 筒状大径部 12a 環状溝 12b 中空孔 12c 小径円筒口 12d 嵌合溝 14 筒状小径部 14a 挿通孔 14b スリット 16 パネル 18 線材束 20 熱収縮性異径チューブ成形体 22 ホットメルト部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル側に装着される筒状大径部と、線
    材束が挿通する挿通孔を有する筒状小径部とを備えたグ
    ロメットにおいて、前記筒状小径部はこれを縦方向に割
    るスリットを有する熱収縮性部材で形成すると共に、内
    周壁にホットメルト部材を着設して構成され、この筒状
    小径部を前記筒状大径部に嵌合して挿着したことを特徴
    とするグロメット。
  2. 【請求項2】 前記筒状小径部は、前記筒状大径部に嵌
    合する基端側が太径状であり、線材束が挿通する挿通孔
    を有する先端側が細径状になっている熱収縮性異径チュ
    ーブ成形体で構成されることを特徴とする請求項1記載
    のグロメット。
  3. 【請求項3】 前記ホットメルト部材は、前記筒状小径
    部を筒状大径部に嵌合する部分にまで着設されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のグロメット。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013107419A (ja) * 2011-11-17 2013-06-06 Nippon Seiki Co Ltd 車両用表示装置の防水構造
WO2016175260A1 (ja) * 2015-04-27 2016-11-03 株式会社ハイレックスコーポレーション グロメット

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