JPH10221633A - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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JPH10221633A
JPH10221633A JP9039952A JP3995297A JPH10221633A JP H10221633 A JPH10221633 A JP H10221633A JP 9039952 A JP9039952 A JP 9039952A JP 3995297 A JP3995297 A JP 3995297A JP H10221633 A JPH10221633 A JP H10221633A
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JP
Japan
Prior art keywords
deflector
optical system
light beam
polygon mirror
imaging
Prior art date
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Pending
Application number
JP9039952A
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English (en)
Inventor
Taira Kouchiwa
平 小団扇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP9039952A priority Critical patent/JPH10221633A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏向器により密閉室内で発生する熱量を低減
し、かつこの発熱を他の光学素子に伝導しないようにす
る。 【解決手段】 光走査装置1は、偏向器4と、光源部5
と、第1、第2の結像光学系6,7とを備えている。多
面鏡2と多面鏡2を回転させるモータ3を有する偏向器
4は、透過窓8、底板9、外壁10、カバー11で構成
される密閉空間内に設置される。そして、密閉空間内の
空気を吸引口13から外部に吸い出すことで、密閉空間
を真空に近い状態にする。このようにすることで、偏向
器4の発熱の影響を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機、
FAX、レーザプリンタなどのデジタル画像形成装置に
適用される光走査装置に関し、特に偏向器の設置部の構
造の改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】光源部から発生する光束を線状に結像す
る第1の結像光学系と、この第1の結合光学系による結
像位置の近傍に配置されて光束を等角速度で偏向する偏
向器と、この偏向器により偏向された光束を走査面上に
結像する第2の結像光学系とを備え、偏向器を構成する
回転多面鏡の回転に基づくレーザ光の主走査により、像
担持体上の画像領域に画像データの光書き込みを行う光
走査装置がデジタル画像形成装置に用いられている。
【0003】ところで、近年、光走査装置の印刷速度の
向上が求められ、それに伴い光走査装置の構成部品であ
る偏向器は、10000〜40000rpmの間の一定
の回転速度で光束回転することが要求されている。
【0004】従って、この要求を満たそうとすると、偏
向器を構成するモータへ供給する電力の電流値は大きく
なり、このため、モータの構成部品であるステータの発
熱量は極めて大きなものとなる。また偏向器の構成部品
である多面鏡も高速回転するため、多面鏡と空気との摩
擦による発熱量も極めて大きい。
【0005】このように、偏向器で発生する熱量が極め
て大きいので、この状態を放置しておくと、偏向器周辺
の温度が上昇し、光走査装置を構成しているレンズ、ミ
ラー等の光学素子の取り付け基準位置が歪んだり、特に
近年、コストダウンのため採用しているプラスチックレ
ンズやプラスチック筐体自身が歪むという課題がある。
【0006】また、偏向器は、10000〜40000
rpmの間の一定の回転速度で高速回転するため、多面
鏡と空気との摩擦による風切り音が大きく、使用環境面
で改善課題となっている。
【0007】そこで従来より、偏向器を密閉して、偏向
器で発生する風切り音が外部に漏れるのを防止し、また
偏向器に埃が付着するのを防止し、さらには偏向器で発
生する熱により他の光学素子が悪影響を受けるのを防止
することが行われている。
【0008】例えば、実公平7−34411号公報に
は、光源、偏向器、結像レンズ等の構成部品を、密閉さ
れた収容筐体内の所定の位置に設置し、ガスを封入し、
偏向器の一部を収容筐体外に露出させて、この部分に別
途用意された着脱自在の放熱板を取り付け、収容筐体内
の偏向器による発熱を迅速に収容筐体外に放出する技術
が提案されている。
【0009】また、実開平4−20013号公報(登録
第251337号)には、偏向器による風切り音、ごみ
の付着を防止するために偏向器のみをケース内に密閉す
るとき、レーザ光が通過するケースの窓により発生する
光学性能の劣化を防ぐ技術が提案されている。
【0010】また、実開平4−112217号公報に
も、偏向器をケース内に密閉する技術が提案されてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のよう
に、偏向器を密閉すれば、風切り音は外に漏れなくな
り、また偏向器へのごみの付着を防止することはでき
る。しかし、偏向器で発生する高熱を低下させることは
できない。実公平7−34411号公報には、放熱板に
より収容筐体内の偏向器による発熱を外部に逃がすこと
が記載されているが、このような構成を採用すると、装
置が複雑化し、コストが掛かるという問題がある。
【0012】本発明は、このような背景に鑑みてなされ
たものであり、偏向器を密閉することを前提としつつ、
偏向器により密閉室内で発生する熱量を低減し、かつこ
の発熱を極力、他の光学素子に伝導しないようにする光
走査装置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、光源部から発生する光束を
線状に結像する第1の結像光学系と、この第1の結合光
学系による結像位置の近傍に配置されて光束を等角速度
で偏向する偏向器と、この偏向器により偏向された光束
を走査面上に結像する第2の結像光学系とを備え、かつ
前記偏向器の少なくとも多面鏡部分を密閉室内に設置す
ると共に、前記密閉室内の空気圧を、前記光源部、前記
第1の結像光学系及び第2の結像光学系等の他の系の空
間より減圧したことを特徴とするものである。
【0014】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明において、前記密閉室内の空気圧を、真空に近い
状態に設定したことを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に沿って説明する。図1は本発明の実施の形態を示
す光走査装置の上部のカバーを取り除いた状態の外観斜
視図である。光走査装置の本体1は、回転によってレー
ザ光を主走査方向に走査する多面鏡2及び、この多面鏡
2を回転させるモータ3で構成される偏向器4と、光源
部5と、第1の結像光学系6と、第2の結像光学系7と
を備えている。
【0016】偏向器4は、透過窓8、底板9、外壁10
及び、後述する図2に示すカバーにより密閉されてお
り、光源部5、第1の結像光学系6、第2の結像光学系
7とは遮断された別空間に設置されている。
【0017】図2はカバーにより上面を被覆した状態の
光走査装置の断面図である。偏向器4の周囲(側面)を
囲む外壁10と透過窓8の上部にはカバー11が被覆さ
れる。これにより、偏向器4(の少なくとも多面鏡2部
分)は、透過窓8、底板9、外壁10及びカバー11で
構成される密閉室内に設置されることになる。なお、本
体1も上部にカバー12が取り付けられる。密閉室下方
の底板9には、密閉室内部の空気を吸引するための吸引
口13が形成されている。
【0018】本発明では、密閉室の空間Aの空気圧を、
他の系の空間Bの空気圧よりも低いものとする。より好
ましくは、空間Aを略真空とする。空間Aを減圧するた
めには、吸引口13より真空ポンプ等を利用して、空間
A内の空気を抜けばよい。そして、その後、吸引口13
を例えば、図示しない栓で塞ぐ。あるいは吸引口13
を、熱溶融材料で構成し、減圧後、加熱し塞ぐようにし
てもよい。
【0019】本発明の実施の形態によれば、偏向器4が
密閉されているので、多面鏡2へのごみの付着を防止
し、また風切り音を外部に漏らさないようにすることが
できるのは勿論であるが、密閉空間Aの空気密度が他の
空間より低いので、第1に、10000〜40000r
pmの間の一定の高速回転で発生する多面鏡2と空気と
の摩擦による風切り音自体が減少する。
【0020】第2に、熱伝導率が低いので、10000
〜40000rpmの間の一定の高速回転で発生する多
面鏡2と空気との摩擦による発熱及び、モータ3の構成
部品であるステータの発熱が空間Aから他の系に伝導し
にくい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
偏向器が設置される密閉空間を他の系の空間より減圧、
好ましくは真空に近い状態にしたので、偏向器による発
熱を低下させ、かつその発熱が外部に伝導されるのを極
力防止することができ、信頼性の高い光走査装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す光走査装置の上部の
カバーを取り除いた状態の外観斜視図である。
【図2】カバーにより上面を被覆した状態の光走査装置
の断面図である。
【符号の説明】
2 多面鏡 3 モータ 4 偏向器 5 光源部 6 第1の結像光学系 7 第2の結像光学系 8 透過窓 9 底板 10 外壁 11 カバー 13 吸引口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源部から発生する光束を線状に結像す
    る第1の結像光学系と、この第1の結合光学系による結
    像位置の近傍に配置されて光束を等角速度で偏向する偏
    向器と、この偏向器により偏向された光束を走査面上に
    結像する第2の結像光学系とを備え、かつ前記偏向器の
    少なくとも多面鏡部分を密閉室内に設置すると共に、 前記密閉室内の空気圧を、前記光源部、前記第1の結像
    光学系及び第2の結像光学系等の他の系の空間より減圧
    したことを特徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記密閉室内の
    空気圧を、真空に近い状態に設定したことを特徴とする
    光走査装置。
JP9039952A 1997-02-08 1997-02-08 光走査装置 Pending JPH10221633A (ja)

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