JPH10221429A - レーダ模擬信号発生器 - Google Patents

レーダ模擬信号発生器

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JPH10221429A
JPH10221429A JP9024664A JP2466497A JPH10221429A JP H10221429 A JPH10221429 A JP H10221429A JP 9024664 A JP9024664 A JP 9024664A JP 2466497 A JP2466497 A JP 2466497A JP H10221429 A JPH10221429 A JP H10221429A
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radar
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pulse signal
radar pulse
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Mitsuru Tanuma
充 田沼
Yasushi Komeno
泰史 米野
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 忠実度の高いレーダエコーの模擬信号を発生
することができるレーダ模擬信号発生器を提供する。 【解決手段】 レーダが発生する電波は受信アンテナ1
3で受信され、波形メモリ15に記録される。信号処理
機18は、波形メモリ15に記録されている信号を、時
間軸に沿って圧縮したり、また伸長することによって、
信号の周波数を上げたりもしくは下げる処理を行う。こ
れによって、波形メモリ15に記録されている信号はド
ップラシフトが施された信号となる。この信号は送信機
16により増幅され、送信アンテナ17を介して送信さ
れる。これによって、パルス間隔や周波数などすべての
要素が実際のドップラ効果と同様に変化するレーダ模擬
信号を発生することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーダエコーの模
擬信号を出力し、レーダに対してそのレーダの探知する
対象を模擬するレーダ模擬信号発生器に関する。また、
レーダの探知の妨害となるノイズを発生する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】レーダに対して、レーダエコーの模擬信
号やノイズを発生するレーダ模擬信号発生器が広く用い
られている。図8には、従来のレーダ模擬信号発生器の
構成を表す構成ブロック図が示されている。この図に示
されているように、まず、VCO1がレーダエコーの模
擬信号又はノイズの発生の種となる種信号を発生する。
この種信号はAM変調器2に供給される。そして、この
AM変調器は、種信号をAM変調し、模擬信号やノイズ
信号の包絡線を種信号に対し形成する。
【0003】また、受信アンテナ3は、レーダが発する
レーダパルス信号を受信する。そして、FM変調器4
は、上記種信号に対して、模擬しようとする対象物の速
度(目標の速度)によって生じるドップラ効果を与え
る。そして、波形メモリ5には、レーダの電波の波形が
記録される。また、送信機6は波形メモリ5に記録され
たレーダの電波と、上記AM変調器2の出力信号とを増
幅する回路である。送信機6で増幅された信号は送信ア
ンテナ7を介してレーダに対して送信される。
【0004】図8に示されているような構成のレーダ模
擬信号発生器においては、レーダエコー模擬信号や、ノ
イズは次のようにして発生される。
【0005】(1)レーダエコー模擬信号の発生方法 ア.まず、予め模擬の対象となるレーダの周波数を記憶
しておく。この記憶している周波数にドップラ効果によ
る周波数変化を加味した内容をVCO1に予め設定して
おく。次に、受信したレーダパルス信号の周波数をVC
O1を用いて出力する。このVCO1が出力する受信し
た信号の周波数の信号はAM変調器2によって包絡線の
調整が行われる。この包絡線を調整することにより、レ
ーダパルスの包絡線と同様の包絡線を有する模擬信号を
生成することができる。このようにして、想定するレー
ダの探知対象の速度、距離などに合わせた信号を発生す
ることができる。
【0006】イ.レーダが発生する電波は受信アンテナ
3において受信される。この受信した電波は波形メモリ
5に記録される。この記録した信号は想定するレーダの
探知対象の距離に合わせて所定の遅延時間が与えられた
後、適当な時刻に再生が行われる。この再生信号に対し
て、FM変調器4はドップラ効果に合わせた周波数変調
が加えられている。このようにして、想定するレーダの
探知対象の距離や速度などに合わせた信号の発生ができ
る。
【0007】(2)ノイズの発生方法 発生させたいノイズの周波数や帯域幅に合わせてVCO
1を発振させる。そして、所望のノイズの包絡線に合わ
せてAM変調器2において変調が行われる。このように
して所定の特性のノイズを発生することができる。
【0008】以上のようにして、レーダエコー模擬信号
やノイズを発生することができ、いずれの場合において
も発生した信号は送信機6において増幅され、送信アン
テナ7を介してレーダに向けて送信が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の「レーダ模擬信
号発生器」においては、レーダエコー信号やノイズは以
上のようにして生成されていたため、以下に示すような
問題があった。 (1)まず、レーダパルス信号のドップラ変化を模擬す
る場合には、実際には周波数だけでなくパルス幅やパル
ス間隔も同時に変化をするが、図8に示されているよう
な従来のFM変調によるドップラシフトやVCOによる
周波数の設定においては、パルス幅やパルス間隔の変化
まで模擬することはできなかった。
【0010】(2)様々な方向から反射されるレーダエ
コーを模擬する場合には、レーダ模擬信号発生装置のア
ンテナを所望の方向に移動させる必要があり、操作が面
倒になるという問題があった。
【0011】(3)更に、ノイズに重畳したレーダエコ
ーを模擬する場合には、VCOの信号と波形メモリの信
号とを高速でスイッチング(切り替え)するか、もしく
は重ね合わせる必要があるが、高速なスイッチングにお
いてはスイッチングの途中においては信号が途切れてし
まうという問題があり、また、重ね合わせる方法によれ
ば送信機6において混変調を生じてしまうという問題が
ある。そのため、いずれの方法によっても所望の信号を
模擬することができなかった。
【0012】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたものであり、その第1の目的は、忠実度の
高いレーダエコーの模擬信号を発生しうる装置を提供す
ることである。また、本発明の第2の目的は、一つのレ
ーダ模擬信号発生器から、所望の方位のレーダエコーの
模擬信号を発生させることである。
【0013】また、本発明の第3の目的は、ノイズに重
畳したレーダエコーの忠実な模擬信号を発生させること
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る「レーダ模
擬信号発生器」は、受信したレーダパルス信号の波形を
波形メモリを用いて記録し、記録した波形に信号処理を
加えることにより、所望のレーダエコーやノイズを作成
するものである。記録した種信号の波形に対して、直接
処理がなされるため、ドップラシフトによる忠実な波形
や、ノイズとの合成波形を忠実に算出することができ
る。
【0015】さらに、作成した波形を異なるチャネル間
でシフト、コピーして発生するので、波面合成の効果に
よりアンテナを動かさずにレーダに入射する信号を模擬
することができる。
【0016】具体的には、本発明は以下の手段を講じた
ものである。
【0017】本発明は、レーダパルス信号を受信する受
信手段と、前記受信手段で受信したレーダパルス信号を
記録する第1波形メモリ手段と、前記第1波形メモリ手
段に記録されているレーダパルス信号の信号処理を行う
第1信号処理手段と、前記波形メモリ手段に記録されて
いる信号処理後のレーダパルス信号を送信する第1送信
手段と、を含み、前記第1信号処理手段は、前記第1波
形メモリ手段に記録されている前記レーダパルス信号を
時間軸方向で圧縮し、前記第1波形メモリ手段に記録さ
れている前記レーダパルス信号の周波数を上昇させる圧
縮手段を含むことを特徴とするものである。
【0018】本発明は、レーダパルス信号を受信する受
信手段と、前記受信手段で受信したレーダパルス信号を
記録する第1波形メモリ手段と、前記波形メモリ手段に
記録されているレーダパルス信号の信号処理を行う第1
信号処理手段と、前記第1波形メモリ手段に記録されて
いる信号処理後のレーダパルス信号を送信する第1送信
手段と、を含み、前記第1信号処理手段は、前記第1波
形メモリ手段に記録されている前記レーダパルス信号を
時間軸方向で伸長し、前記第1波形メモリ手段に記録さ
れている前記レーダパルス信号の周波数を下降させる伸
長手段を含むことを特徴とするものである。
【0019】本発明は、前記第1信号処理手段は、前記
第1波形メモリ手段に記録されている前記レーダパルス
信号にノイズ信号を重畳させるノイズ重畳手段を含むも
のである。
【0020】本発明は、前記受信手段は、レーダパルス
信号を受信する受信空中線と、受信したレーダパルス信
号をディジタル信号に変換するアナログディジタルコン
バータと、を含むことを特徴とするものである。
【0021】本発明は、第2波形メモリ手段と、前記第
1波形メモリ手段に記録されている信号処理後のレーダ
パルス信号を前記第2波形メモリに転送する転送手段
と、前記第2波形メモリ手段に記録されているレーダパ
ルス信号の信号処理を行う第2信号処理手段と、前記第
2波形メモリ手段に記録されている信号処理後のレーダ
パルス信号を送信する第2送信手段と、を含み、前記第
2信号処理手段は、前記第2波形メモリ手段に記録され
ている前記レーダパルス信号を時間軸方向でシフトし、
前記波形メモリ手段に記録されている前記レーダパルス
信号に所定時間の遅延時間を与えるシフト手段を含むこ
とを特徴とするものである。
【0022】本発明は、前記第2信号処理手段は、前記
第2波形メモリ手段に記録されている前記レーダパルス
信号を時間軸方向で圧縮し、前記第2波形メモリ手段に
記録されている前記レーダパルス信号の周波数を上昇さ
せる第2圧縮手段を含むことを特徴とするものである。
【0023】本発明は、前記第2信号処理手段は、前記
第2波形メモリ手段に記録されている前記レーダパルス
信号を時間軸方向で伸長し、前記第2波形メモリ手段に
記録されている前記レーダパルス信号の周波数を下降さ
せる第2伸長手段を含むことを特徴とするものである。
【0024】本発明は、前記第2信号処理手段は、前記
第2波形メモリ手段に記録されている前記レーダパルス
信号にノイズ信号を重畳させるノイズ重畳手段を含むこ
とを特徴とするものである。
【0025】本発明は、前記受信手段は、レーダパルス
信号を受信する受信空中線と、受信したレーダパルス信
号をディジタル信号に変換するアナログディジタルコン
バータと、を含むことを特徴とするものである。
【0026】本発明は、前記第1送信手段は、前記第1
波形メモリ中のディジタルのレーダパルス信号をアナロ
グ信号に変換するディジタルアナログコンバータと、前
記ディジタルアナログコンバータによって変換されたア
ナログ信号を送信する第1送信アンテナと、を含むこと
を特徴とするものである。
【0027】本発明は、前記第2送信手段は、前記第2
波形メモリ中のディジタルのレーダパルス信号をアナロ
グ信号に変換するディジタルアナログコンバータと、前
記ディジタルアナログコンバータによって変換されたア
ナログ信号を送信する第2送信アンテナと、を含むこと
を特徴とするものである。
【0028】本発明は、レーダパルス信号を受信する受
信手段と、前記受信手段で受信したレーダパルス信号を
記録する第1波形メモリ手段と、前記第1波形メモリ手
段に記録されているレーダパルス信号の信号処理を行う
第1信号処理手段と、前記波形メモリ手段に記録されて
いる信号処理後のレーダパルス信号を送信する第1送信
手段と、を含み、前記第1信号処理手段は、前記第1波
形メモリ手段に記録されている前記レーダパルス信号
を、各レーダ毎に分離する分離手段と、前記分離手段に
よって各レーダ毎に分離した前記レーダパルス信号をそ
れぞれ記憶する分離波形メモリと、前記分離波形メモリ
に記憶されている各レーダ毎の前記レーダパルス信号を
時間軸方向で圧縮し周波数を上昇させてから前記第1波
形メモリに記憶させる第3圧縮手段と、を含むことを特
徴とするものである。
【0029】本発明は、レーダパルス信号を受信する受
信手段と、前記受信手段で受信したレーダパルス信号を
記録する第1波形メモリ手段と、前記第1波形メモリ手
段に記録されているレーダパルス信号の信号処理を行う
第1信号処理手段と、前記波形メモリ手段に記録されて
いる信号処理後のレーダパルス信号を送信する第1送信
手段と、を含み、前記第1信号処理手段は、前記第1波
形メモリ手段に記録されている前記レーダパルス信号
を、各レーダ毎に分離する分離手段と、前記分離手段に
よって各レーダ毎に分離した前記レーダパルス信号をそ
れぞれ記憶する分離波形メモリと、前記分離波形メモリ
に記憶されている各レーダ毎の前記レーダパルス信号を
時間軸方向で伸長し周波数を下降させてから前記第1波
形メモリに記憶させる第3伸長手段と、を含むことを特
徴とするものである。
【0030】本発明は、前記第1信号処理手段は、前記
第1波形メモリ手段に記録されている前記レーダパルス
信号にノイズ信号を重畳させるノイズ重畳手段を含むこ
とを特徴とするものである。
【0031】本発明は、前記受信手段は、レーダパルス
信号を受信する受信空中線と、受信したレーダパルス信
号をディジタル信号に変換するアナログディジタルコン
バータと、を含むことを特徴とするものである。
【0032】本発明は、第2波形メモリ手段と、前記第
1波形メモリ手段に記録されている信号処理後のレーダ
パルス信号を前記第2波形メモリに転送する転送手段
と、前記第2波形メモリ手段に記録されているレーダパ
ルス信号の信号処理を行う第2信号処理手段と、前記第
2波形メモリ手段に記録されている信号処理後のレーダ
パルス信号を送信する第2送信手段と、を含み、前記第
2信号処理手段は、前記第2波形メモリ手段に記録され
ている前記レーダパルス信号を時間軸方向でシフトし、
前記波形メモリ手段に記録されている前記レーダパルス
信号に所定時間の遅延時間を与えるシフト手段を含むこ
とを特徴とするものである。
【0033】本発明は、前記第2信号処理手段は、前記
第2波形メモリ手段に記録されている前記レーダパルス
信号を時間軸方向で圧縮し、前記第2波形メモリ手段に
記録されている前記レーダパルス信号の周波数を上昇さ
せる第2圧縮手段を含むことを特徴とするものである。
【0034】本発明は、前記第2信号処理手段は、前記
第2波形メモリ手段に記録されている前記レーダパルス
信号を時間軸方向で伸長し、前記第2波形メモリ手段に
記録されている前記レーダパルス信号の周波数を下降さ
せる第2伸長手段を含むことを特徴とするものである。
【0035】本発明は、前記第2信号処理手段は、前記
第2波形メモリ手段に記録されている前記レーダパルス
信号にノイズ信号を重畳させるノイズ重畳手段を含むこ
とを特徴とするものである。
【0036】本発明は、前記受信手段は、レーダパルス
信号を受信する受信空中線と、受信したレーダパルス信
号をディジタル信号に変換するアナログディジタルコン
バータと、を含むことを特徴とするものである。
【0037】本発明は、前記第1送信手段は、前記第1
波形メモリ中のディジタルのレーダパルス信号をアナロ
グ信号に変換するディジタルアナログコンバータと、前
記ディジタルアナログコンバータによって変換されたア
ナログ信号を送信する第1送信アンテナと、を含むこと
を特徴とするものである。
【0038】本発明は、前記第2送信手段は、前記第2
波形メモリ中のディジタルのレーダパルス信号をアナロ
グ信号に変換するディジタルアナログコンバータと、前
記ディジタルアナログコンバータによって変換されたア
ナログ信号を送信する第2送信アンテナと、を含むこと
を特徴とするものである。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0040】実施の形態1.図1には、忠実度の高いレ
ーダの模擬信号を発生させるレーダ模擬信号発生器の構
成ブロック図が示されている。
【0041】この図1において、波形メモリ15は、レ
ーダの電波の波形を記録する。信号処理機18は、波形
メモリ15に記録された波形に対して、信号処理によ
り、ドップラシフトや波形の成形を行う。送信機16は
波形メモリ15に記録されている波形の増幅を行う。送
信機16が増幅した信号は送信アンテナ17を介してレ
ーダに向けて送信される。
【0042】次に動作について説明する。
【0043】図1に示されているレーダ模擬信号発生器
においては、レーダが発生したレーダパルス信号はアン
テナ13において受信される。
【0044】この受信アンテナ13は、本発明の受信空
中線に相当する。
【0045】受信されたレーダパルス信号は波形メモリ
15に記録される。この波形メモリ15に記録されてい
るレーダパルス信号は、想定する探知対象(レーダによ
って探知される対象)のレーダからの距離に合わせて適
当な時間遅延をもって再生される。この再生の際、目標
の速度(レーダの探知対象の速度)に合わせて、信号処
理機18は波形メモリ15に記録されている信号に対し
て所定の変調を施す。この変調はレーダに対し接近して
くる目標を模擬する場合には、記録されている信号の周
波数を上げるように変調が行われる。一方、レーダから
離反して行く目標を模擬する場合には記録されている信
号の周波数を下げるような処理が施される。このように
して、ドップラシフトを模擬することができる。
【0046】尚、アンテナ13は、本発明の受信手段に
相当する。また、波形メモリ15は本発明の第1波形メ
モリに相当する。また、信号処理機18は、本発明の第
1信号処理手段に相当する。また、送信機16やアンテ
ナ17は、本発明の第1送信手段に相当する。
【0047】図2には、信号処理機18において周波数
を上げる際の処理の動作を表すグラフが示されている。
このグラフにおいて、横軸は時間軸であり、縦軸は信号
の強度を表す。この図2のグラフに示されているよう
に、目標の速度に対応した周波数の変化量に基づいて、
波形メモリ15に記録されている信号を定期的に(一定
周期ごとに)間引きを行い間をつめるという操作を行う
ことにより変調を行う。図2のグラフにおいては、元の
信号が実線で示されており、変調後の信号は破線で示さ
れている。図2に示されているように、実線で示された
元の信号に対し間をつめられた変調した信号はより周波
数が高く変更されている。
【0048】一方、波形メモリ15に記録されている信
号の周波数を下げる場合には、図2に示されているのと
は逆に、定期的にある時点(サンプリング時点)のレー
ダパルス信号の値を2度繰り返すのである。つまり、一
つのサンプリング信号を二つのサンプリング点に増や
し、その後に続く信号を時間軸で後ろの方向(時間軸上
で未来方向)にシフトするのである。このような処理の
説明図が図3に示されている。図3には、横軸が時間で
あり、縦軸が信号の強度を表すグラフが示されている。
このグラフに示されているように、所定周期ごとにサン
プリング信号を2回繰り返す作業を繰り返すことによ
り、波形メモリ15に格納されている信号の周波数を下
げることができる。
【0049】このように、信号処理機18は、本発明の
圧縮手段や伸長手段に相当する。
【0050】以上のようにして、周波数を「上げる」も
しくは「下げる」ような変調を行った信号においては、
従来のFM変調器による変調とは異なり、パルス間隔や
周波数、パルス幅のすべてのパラメータが実際に生じる
ドップラ効果と同様の変化をするのである。
【0051】実施の形態2.図4には、本発明の好適な
実施の形態2に係るレーダ模擬信号発生器の構成ブロッ
ク図が示されている。この図4に示されているレーダ模
擬信号発生器は目標の方位を模擬することができるもの
である。図4において、受信アンテナ13、波形メモリ
15、送信機16、送信アンテナ17、信号処理機18
は、図1に示されているのと同様のものである。
【0052】図4に示されているレーダ模擬信号発生器
において特徴的なことは、図1に示されているレーダ模
擬信号発生器と同様の構成の装置を2組備えていること
である。
【0053】図4に示されているレーダ模擬信号発生器
においては、図1と同様にレーダの波形が受信アンテナ
13を介して受信され、波形メモリ15に記録される。
この記録された信号は信号処理機18において変調さ
れ、変調後の信号が波形メモリ15に記録される。本実
施の形態2において特徴的なことは変調後の信号が波形
メモリ15に記録されるとともに、第2の信号処理機1
8aにその変調後の信号が転送されることである。第2
の信号処理機18aは、転送されてきた波形の信号に対
して発生させる目標の方向に基づき波形を時間軸方向で
シフトし、所定の遅延時間を与える。このような一定の
遅延時間を与えられた波形の信号は第2の波形メモリ1
5aに格納される。第2の波形メモリ15aに記録され
ている波形信号は第2の送信機16aにおいて増幅さ
れ、第2の送信アンテナ17aを介して送信される。
【0054】尚、第2の信号処理機18aは、本発明の
本発明の第2信号処理手段に相当する。また、第2の波
形メモリ15aは本発明の第2波形メモリに相当する。
また、第2の送信機16aや第2のアンテナ17aは、
本発明の第2送信手段に相当する。さらに、アンテナ1
7は、本発明の第1送信アンテナに相当し、第2のアン
テナ17aは、本発明の第2送信アンテナに相当する。
【0055】このようにして、本実施の形態2において
は、波形メモリ15および第2の波形メモリ15aはそ
れぞれ同じ波形の信号であって、時間が異なる信号が記
録される。そして、それらの信号が送信アンテナ17お
よび第2の送信アンテナ17aから送信されることによ
り、波面合成されて所望の方位を模擬する信号を送信し
うるのである。
【0056】このように、本実施の形態2においては図
1に示されている構成を2組用意したが、一般に複数組
用意することが好ましい。例えば3組や4組準備するこ
とができる。
【0057】また、信号処理機18が、変調を行うとと
もに第2の信号処理機18aに波形の信号を転送した
が、この転送する手段は信号処理機18の外部に設ける
ことももちろん好適である。
【0058】この転送手段は、本発明の転送手段に相当
する。また、第2の信号処理機18aは、本発明のシフ
ト手段に相当する。
【0059】更に、本実施の形態2においては第2の信
号処理機18aは波形をシフトし、所定の遅延時間を信
号に与えているが、信号処理機18と同様に第2の信号
処理機18aも時間軸に沿って波形の圧縮や伸長を行う
ことも好ましい。第2の信号処理機18aがこのような
信号処理を行うことにより、いわゆるドップラシフトの
処理を行うことができる。
【0060】このような圧縮や伸長を行う場合には、第
2の信号処理機18aは、本発明の第2圧縮手段や、第
2伸長手段に相当する。
【0061】実施の形態3.図5には、本発明の好適な
実施の形態3に係るレーダ模擬信号発生器の構成ブロッ
ク図が示されている。この図において、ノイズ波形メモ
リ19は、予め作成しているノイズ波形を記録しておく
メモリである。このノイズ波形メモリ19に記録されて
いるノイズの波形は、例えば、ノイズの所要の周波数特
性をフーリエ逆変換などすることによって作成される。
このノイズの波形は、従来知られている種々の方法で作
成することができる。
【0062】本実施の形態3においては、上記実施の形
態1や2と同様に、波形メモリ15に記録されているレ
ーダパルス波形に対し、所要の変調が行われる。次に、
ノイズ波形メモリ19に記録してあるノイズと波形メモ
リ15に記録されている信号との重ね合わせが行われ、
この重ね合わせた信号が再び波形メモリ15に記録され
る。このことによって、波形メモリ15には、ノイズに
重畳したレーダエコーの模擬信号を記録させることがで
きる。このレーダエコーの模擬信号は、送信記録により
増幅され、送信アンテナ17を介してレーダに対し送信
される。
【0063】このように、本実施の形態3によれば、ノ
イズ波形を記録したノイズ波形メモリ19を備えている
ため、信号処理機18は記録されているノイズ波形を波
形メモリ15の中の信号に重ね合わせることができる。
この結果、ノイズに重畳したレーダエコーの模擬信号を
容易に発生することができる。
【0064】このように、信号処理機18は、本発明の
ノイズ重畳手段に相当する。
【0065】実施の形態4.図6には、本発明の好適な
実施の形態4に係るレーダ模擬信号発生器の構成ブロッ
ク図が示されている。この図6において、分離波形メモ
リ19aは、波形メモリ15に記録されているレーダパ
ルス波形をレーダごとに分離して記録するものである。
受信したレーダパルス波形をレーダごとに分離する手法
は、従来の分離手法を適用することができる。分離波形
メモリ19aに記録した各レーダごとのレーダ波形に対
して、それぞれのレーダに対する模擬の条件に基づき所
要の変調が信号処理機18によって行われる。各レーダ
ごとに異なる変調が加えられたレーダ波形は、波形メモ
リ15の上で重ね合わせられることにより各レーダごと
に異なる条件の模擬信号を生成することができる。この
ようにして生成された波形メモリ15上の信号は、送信
機16により増幅された後、送信アンテナ17を介して
送信される。
【0066】尚、上記分離は信号処理機18によって行
われ、この場合、信号処理機18は、本発明の分離手段
に相当する。また、分離波形メモリ19aは、本発明の
分離波形メモリに相当する。
【0067】また、変調として圧縮を行う場合には、信
号処理機18は、本発明の第3圧縮手段に相当する。さ
らに、変調として伸長を行う場合には、信号処理機18
は、本発明の第3伸長手段に相当する。
【0068】このように、本実施の形態4によれば、複
数のレーダのエコーを同時に模擬することができる。
【0069】実施の形態5.本発明の好適な実施の形態
5に係るレーダ模擬信号発生器の構成ブロック図が図7
に示されている。この図においては、予め作成したノイ
ズ波形と、波形メモリ15に記録されているレーダパル
ス波形をレーダごとに分離した波形を記録しておく総合
メモリ19bが示されている。この総合メモリ19b
は、各レーダごとに分離したレーダのパルス波形の他
に、予め作成しているノイズ波形をも記録している。も
ちろん、上記実施の形態4における分離波形メモリ19
aにおいても、予め作成したノイズが格納されていた。
【0070】信号処理機18は、総合メモリ19bに記
録してある各レーダごとのレーダ波形に対して、それぞ
れの模擬する条件に基づき所要の変調を加えた波形を波
形メモリ15に設定する。また、信号処理機18は、総
合メモリ19bに記録してあるノイズ波形を波形メモリ
15に重ねて記録させる。
【0071】本実施の形態5において特徴的なことは、
信号処理機18が各レーダごとのレーダパルス波形に変
調を加えた信号およびノイズ波形を波形メモリ15に記
録させると同時に、同様の信号波形を第2の信号処理機
18aに転送することである。第2の信号処理機18a
においては、転送されてきた信号波形に対して、それぞ
れ模擬する方位に従った所定の遅延時間を与え、更にノ
イズ波形も含めて重ね合わせることにより、第2の波形
メモリ15aに重ね合わせた信号を記録する。
【0072】このようにして、波形メモリ15および第
2の波形メモリ15aには所定の時間差をもって同様の
信号波形が記録されることになる。この結果、送信機1
6が波形メモリ15に記録されている波形を増幅し、送
信アンテナ17を介して送信し、一方送信機16aが第
2の波形メモリ15aに格納されている信号を増幅し第
2の送信アンテナ17aを介して送信することにより、
複数のレーダのエコーを同時に模擬することができる。
更に、本実施の形態5によれば総合メモリ19bには予
め作成してあるノイズ波形が記録されているため、ノイ
ズと重畳させることも自由に行うことができる。更に、
本実施の形態5においては、第2の信号処理機18aは
所定の時間遅延を転送されてきた信号に与えるが、信号
処理機18と同様に信号を時間軸に沿って圧縮や伸長を
行うことによって、所定のドップラシフトを設定するこ
とも好ましい。
【0073】更に本実施の形態5においては、信号処理
機18が自ら変調後の信号を第2の信号処理機18aに
転送したが、変調後の信号を転送する手段を信号処理機
18の外部に設けることも好ましい。
【0074】以上述べたように、本実施の形態1から5
によれば、従来模擬できなかった忠実度の高い模擬信号
を出力することができる。なお、波形メモリとしてはア
ナログメモリを適用することも好適であるが、いわゆる
デジタルメモリを利用することも好ましい。この場合に
は、受信アンテナ13で受信したデータパルス波形は、
A/Dコンバータによりデジタル信号に変換する必要が
ある。また、送信機16は、波形メモリ15から読み出
したデジタル信号をアナログ信号に戻すべくD/Aコン
バータを備えておく必要がある。
【0075】尚、この場合、A/Dコンバータは、本発
明のアナログディジタルコンバータに相当する。また、
D/Aコンバータは、本発明のディジタルアナログコン
バータに相当する。
【0076】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、記
録したレーダ波形に対して、信号を一定周期で間引いた
り、重複させたり、またシフトさせるなどの操作を行っ
て変調した。そのため、現実に生じるドップラ効果を忠
実に模擬することができる。また、レーダ波形を異なる
チャネル間でコピーし適当な時間遅れを与えて発生させ
ることにより、波面合成の効果でアンテナを動かさずに
異なる方位からレーダに入射する信号を模擬することが
できる。
【0077】更に、波形メモリ上で様々なレーダパルス
ノイズと合成した形で出力することができるため、複数
のレーダエコーの同時模擬や、ノイズとの重畳状態の模
擬などをすることができる。
【0078】具体的には、本発明は以下のような効果を
奏する。
【0079】本発明によれば、レーダパルス信号を圧縮
したため、レーダパルス信号の周波数を上昇させるドッ
プラシフト効果を容易に得ることができる。
【0080】また、本発明によれば、レーダパルス信号
を時間軸方向で伸長させたため、信号の周波数を加工さ
せるドップラシフト効果を容易に得ることができる。
【0081】本発明によれば、ノイズを重畳させる手段
を備えているため、容易にノイズが重畳した模擬信号を
発生することができる。
【0082】本発明によれば、レーダパルス信号をデジ
タル信号に変換したため、信号の記憶や処理をデジタル
回路で行うことができる。
【0083】本発明によれば、同様の波形の信号を時間
差を設けて発生させることができるため、目標の方位に
合わせた模擬信号を発生することができる。
【0084】本発明によれば、所定の遅延時間だけでな
く時間軸方向で圧縮した信号をも出力することができる
ため、より忠実度の高い模擬信号の発生ができる。
【0085】また、本発明によれば、所定の遅延時間を
与えるだけでなく、時間軸方向で信号を伸長したため、
より忠実度の高い模擬信号を発生することができる。
【0086】更に、レーダパルス信号にノイズを重畳さ
せる手段を備えているため、ノイズの重畳した模擬信号
を容易に作成することができる。
【0087】本発明によれば、レーダパルス信号をデジ
タル信号に変換するので、信号の記録や処理をデジタル
回路で行うことができる。
【0088】本発明によれば、信号処理が行われた波形
メモリ中の信号をデジタル信号からアナログ信号に変換
して送信するため、信号処理を容易に行うことができ
る。
【0089】また、本発明によれば送信手段が2個ある
場合にも、その2個目の送信手段にもデジタル信号をア
ナログ信号に変換する手段を備えることが好ましい。こ
のことによって、各系統の信号処理をデジタルで行うこ
とができ、信号の記録・処理が容易となる。
【0090】本発明によれば、各レーダごとに分離して
信号処理が行われるため、各レーダごとに模擬条件が異
なる模擬信号を発生することができる。
【0091】また、本発明によれば、パルス信号を時間
軸方向で圧縮するだけでなく、伸長することもできるた
め、周波数の上昇だけでなく下降させるドップラ効果を
も得ることができる。
【0092】本発明によれば、ノイズ信号を重畳させる
手段を備えているため、ノイズ信号を含んだ模擬信号を
容易に作成することができる。
【0093】本発明によれば、受信したレーダパルス信
号をデジタル信号に変換したため、信号の記録・処理が
デジタル回路で行える。
【0094】本発明によれば、所定の時間遅延を与えた
信号を送信できるため、目標の方位に合わせた模擬信号
を、各レーダごとに発生させることができる。
【0095】更に、単に遅延時間を与えるだけでなく、
レーダパルス信号を時間軸方向で圧縮し、周波数を上昇
させることもできる。
【0096】更に、単に遅延時間を与えるだけでなく、
レーダパルス信号を時間軸方向で伸長させ、周波数を下
降させることもできる。
【0097】本発明によれば、単に遅延時間を与えただ
けでなく、ノイズ信号をも重畳できるため、より忠実度
の高い模擬信号を発生することができる。
【0098】本発明によれば、受信したレーダパルス信
号をデジタル信号に変換するので、信号の記録・処理を
デジタル回路で行うことができる。
【0099】本発明によれば、波形メモリ中のデジタル
信号をアナログ信号に変換して送信するため、信号の記
録などをデジタル回路で行うことができる。
【0100】また、信号の受信・送信の系統が2組以上
ある場合においても、各系統において波形メモリ中のデ
ジタル信号をアナログ信号に変換すれば、より簡易に信
号の記録・処理が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施の形態1に係るレーダ模
擬信号発生器の構成を表す構成ブロック図である。
【図2】 本実施の形態1に係るレーダ模擬信号発生器
の信号処理機で行う周波数のシフト(周波数変調)の原
理を示す図である。
【図3】 実施の形態1に係るレーダ模擬信号発生器の
信号処理機で行うドップラシフト(周波数変調)の原理
を説明する図である。
【図4】 実施の形態2に係るレーダ模擬信号発生器の
構成を表す構成ブロック図である。
【図5】 実施の形態3に係るレーダ模擬信号発生器の
構成を表す構成ブロック図である。
【図6】 実施の形態4に係るレーダ模擬信号発生器の
構成を表す構成ブロック図である。
【図7】 実施の形態5に係るレーダ模擬信号発生器の
構成を表す構成ブロック図である。
【図8】 従来のレーダ模擬信号発生器の構成を表す構
成ブロック図である。
【符号の説明】 1 VCO、2 AM変調器、3 受信アンテナ、4
FM変調器、5 波形メモリ、6 送信機、7 送信ア
ンテナ、13 受信アンテナ、13a 第2の受信アン
テナ、15 波形メモリ、15a 第2の波形メモリ、
16 送信機、16a 第2の送信機、17 送信アン
テナ、17a 第2の送信アンテナ、18 信号処理
機、18a 第2の信号処理機、19 ノイズ波形メモ
リ、19a分離波形メモリ、19b 総合メモリ。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーダパルス信号を受信する受信手段
    と、 前記受信手段で受信したレーダパルス信号を記録する第
    1波形メモリ手段と、 前記第1波形メモリ手段に記録されているレーダパルス
    信号の信号処理を行う第1信号処理手段と、 前記波形メモリ手段に記録されている信号処理後のレー
    ダパルス信号を送信する第1送信手段と、 を含み、 前記第1信号処理手段は、前記第1波形メモリ手段に記
    録されている前記レーダパルス信号を時間軸方向で圧縮
    し、前記第1波形メモリ手段に記録されている前記レー
    ダパルス信号の周波数を上昇させる圧縮手段を含むこと
    を特徴とするレーダ模擬信号発生器。
  2. 【請求項2】 レーダパルス信号を受信する受信手段
    と、 前記受信手段で受信したレーダパルス信号を記録する第
    1波形メモリ手段と、 前記波形メモリ手段に記録されているレーダパルス信号
    の信号処理を行う第1信号処理手段と、 前記第1波形メモリ手段に記録されている信号処理後の
    レーダパルス信号を送信する第1送信手段と、 を含み、 前記第1信号処理手段は、 前記第1波形メモリ手段に記録されている前記レーダパ
    ルス信号を時間軸方向で伸長し、前記第1波形メモリ手
    段に記録されている前記レーダパルス信号の周波数を下
    降させる伸長手段を含むことを特徴とするレーダ模擬信
    号発生器。
  3. 【請求項3】 前記第1信号処理手段は、 前記第1波形メモリ手段に記録されている前記レーダパ
    ルス信号にノイズ信号を重畳させるノイズ重畳手段を含
    むことを特徴とする請求項1又は2記載のレーダ模擬信
    号発生器。
  4. 【請求項4】 前記受信手段は、 レーダパルス信号を受信する受信空中線と、 受信したレーダパルス信号をディジタル信号に変換する
    アナログディジタルコンバータと、 を含むことを特徴とする請求項1、2又は3記載のレー
    ダ模擬信号発生器。
  5. 【請求項5】 第2波形メモリ手段と、 前記第1波形メモリ手段に記録されている信号処理後の
    レーダパルス信号を前記第2波形メモリに転送する転送
    手段と、 前記第2波形メモリ手段に記録されているレーダパルス
    信号の信号処理を行う第2信号処理手段と、 前記第2波形メモリ手段に記録されている信号処理後の
    レーダパルス信号を送信する第2送信手段と、 を含み、 前記第2信号処理手段は、 前記第2波形メモリ手段に記録されている前記レーダパ
    ルス信号を時間軸方向でシフトし、前記波形メモリ手段
    に記録されている前記レーダパルス信号に所定時間の遅
    延時間を与えるシフト手段を含むことを特徴とする請求
    項1又は2記載のレーダ模擬信号発生器。
  6. 【請求項6】 前記第2信号処理手段は、 前記第2波形メモリ手段に記録されている前記レーダパ
    ルス信号を時間軸方向で圧縮し、前記第2波形メモリ手
    段に記録されている前記レーダパルス信号の周波数を上
    昇させる第2圧縮手段を含むことを特徴とする請求項5
    記載のレーダ模擬信号発生器。
  7. 【請求項7】 前記第2信号処理手段は、 前記第2波形メモリ手段に記録されている前記レーダパ
    ルス信号を時間軸方向で伸長し、前記第2波形メモリ手
    段に記録されている前記レーダパルス信号の周波数を下
    降させる第2伸長手段を含むことを特徴とする請求項5
    記載のレーダ模擬信号発生器。
  8. 【請求項8】 前記第2信号処理手段は、 前記第2波形メモリ手段に記録されている前記レーダパ
    ルス信号にノイズ信号を重畳させるノイズ重畳手段を含
    むことを特徴とする請求項5、6又は7記載のレーダ模
    擬信号発生器。
  9. 【請求項9】 前記受信手段は、 レーダパルス信号を受信する受信空中線と、 受信したレーダパルス信号をディジタル信号に変換する
    アナログディジタルコンバータと、 を含むことを特徴とする請求項5、6、7又は8記載の
    レーダ模擬信号発生器。
  10. 【請求項10】 前記第1送信手段は、 前記第1波形メモリ中のディジタルのレーダパルス信号
    をアナログ信号に変換するディジタルアナログコンバー
    タと、 前記ディジタルアナログコンバータによって変換された
    アナログ信号を送信する第1送信アンテナと、 を含むことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6、7又は8記載のレーダ模擬信号発生器。
  11. 【請求項11】 前記第2送信手段は、 前記第2波形メモリ中のディジタルのレーダパルス信号
    をアナログ信号に変換するディジタルアナログコンバー
    タと、 前記ディジタルアナログコンバータによって変換された
    アナログ信号を送信する第2送信アンテナと、 を含むことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6、7又は8記載のレーダ模擬信号発生器。
  12. 【請求項12】 レーダパルス信号を受信する受信手段
    と、 前記受信手段で受信したレーダパルス信号を記録する第
    1波形メモリ手段と、 前記第1波形メモリ手段に記録されているレーダパルス
    信号の信号処理を行う第1信号処理手段と、 前記波形メモリ手段に記録されている信号処理後のレー
    ダパルス信号を送信する第1送信手段と、 を含み、 前記第1信号処理手段は、 前記第1波形メモリ手段に記録されている前記レーダパ
    ルス信号を、各レーダ毎に分離する分離手段と、 前記分離手段によって各レーダ毎に分離した前記レーダ
    パルス信号をそれぞれ記憶する分離波形メモリと、 前記分離波形メモリに記憶されている各レーダ毎の前記
    レーダパルス信号を時間軸方向で圧縮し周波数を上昇さ
    せてから前記第1波形メモリに記憶させる第3圧縮手段
    と、 を含むことを特徴とするレーダ模擬信号発生器。
  13. 【請求項13】 レーダパルス信号を受信する受信手段
    と、 前記受信手段で受信したレーダパルス信号を記録する第
    1波形メモリ手段と、 前記第1波形メモリ手段に記録されているレーダパルス
    信号の信号処理を行う第1信号処理手段と、 前記波形メモリ手段に記録されている信号処理後のレー
    ダパルス信号を送信する第1送信手段と、 を含み、 前記第1信号処理手段は、 前記第1波形メモリ手段に記録されている前記レーダパ
    ルス信号を、各レーダ毎に分離する分離手段と、 前記分離手段によって各レーダ毎に分離した前記レーダ
    パルス信号をそれぞれ記憶する分離波形メモリと、 前記分離波形メモリに記憶されている各レーダ毎の前記
    レーダパルス信号を時間軸方向で伸長し周波数を下降さ
    せてから前記第1波形メモリに記憶させる第3伸長手段
    と、 を含むことを特徴とするレーダ模擬信号発生器。
  14. 【請求項14】 前記第1信号処理手段は、 前記第1波形メモリ手段に記録されている前記レーダパ
    ルス信号にノイズ信号を重畳させるノイズ重畳手段を含
    むことを特徴とする請求項12又は13記載のレーダ模
    擬信号発生器。
  15. 【請求項15】 前記受信手段は、 レーダパルス信号を受信する受信空中線と、 受信したレーダパルス信号をディジタル信号に変換する
    アナログディジタルコンバータと、 を含むことを特徴とする請求項12、13又は14記載
    のレーダ模擬信号発生器。
  16. 【請求項16】 第2波形メモリ手段と、 前記第1波形メモリ手段に記録されている信号処理後の
    レーダパルス信号を前記第2波形メモリに転送する転送
    手段と、 前記第2波形メモリ手段に記録されているレーダパルス
    信号の信号処理を行う第2信号処理手段と、 前記第2波形メモリ手段に記録されている信号処理後の
    レーダパルス信号を送信する第2送信手段と、 を含み、 前記第2信号処理手段は、 前記第2波形メモリ手段に記録されている前記レーダパ
    ルス信号を時間軸方向でシフトし、前記波形メモリ手段
    に記録されている前記レーダパルス信号に所定時間の遅
    延時間を与えるシフト手段を含むことを特徴とする請求
    項12又は13記載のレーダ模擬信号発生器。
  17. 【請求項17】 前記第2信号処理手段は、 前記第2波形メモリ手段に記録されている前記レーダパ
    ルス信号を時間軸方向で圧縮し、前記第2波形メモリ手
    段に記録されている前記レーダパルス信号の周波数を上
    昇させる第2圧縮手段を含むことを特徴とする請求項1
    6記載のレーダ模擬信号発生器。
  18. 【請求項18】 前記第2信号処理手段は、 前記第2波形メモリ手段に記録されている前記レーダパ
    ルス信号を時間軸方向で伸長し、前記第2波形メモリ手
    段に記録されている前記レーダパルス信号の周波数を下
    降させる第2伸長手段を含むことを特徴とする請求項1
    6記載のレーダ模擬信号発生器。
  19. 【請求項19】 前記第2信号処理手段は、 前記第2波形メモリ手段に記録されている前記レーダパ
    ルス信号にノイズ信号を重畳させるノイズ重畳手段を含
    むことを特徴とする請求項16、17、又は18記載の
    レーダ模擬信号発生器。
  20. 【請求項20】 前記受信手段は、 レーダパルス信号を受信する受信空中線と、 受信したレーダパルス信号をディジタル信号に変換する
    アナログディジタルコンバータと、 を含むことを特徴とする請求項16、17、18又は1
    9記載のレーダ模擬信号発生器。
  21. 【請求項21】 前記第1送信手段は、 前記第1波形メモリ中のディジタルのレーダパルス信号
    をアナログ信号に変換するディジタルアナログコンバー
    タと、 前記ディジタルアナログコンバータによって変換された
    アナログ信号を送信する第1送信アンテナと、 を含むことを特徴とする請求項12、13、14、1
    5、16、17、18又は19記載のレーダ模擬信号発
    生器。
  22. 【請求項22】 前記第2送信手段は、 前記第2波形メモリ中のディジタルのレーダパルス信号
    をアナログ信号に変換するディジタルアナログコンバー
    タと、 前記ディジタルアナログコンバータによって変換された
    アナログ信号を送信する第2送信アンテナと、 を含むことを特徴とする請求項12、13、14、1
    5、16、17、18又は19記載のレーダ模擬信号発
    生器。
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