JP2638292B2 - 無線音声信号の比例合成方式 - Google Patents
無線音声信号の比例合成方式Info
- Publication number
- JP2638292B2 JP2638292B2 JP2324641A JP32464190A JP2638292B2 JP 2638292 B2 JP2638292 B2 JP 2638292B2 JP 2324641 A JP2324641 A JP 2324641A JP 32464190 A JP32464190 A JP 32464190A JP 2638292 B2 JP2638292 B2 JP 2638292B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- audio signals
- wireless
- stations
- level
- synthesizing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Radio Transmission System (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、1つの指令所と複数の無線移動局間で通信
する無線通信システムにおいて、無線移動局の行動範囲
をカバーするための複数の無線基地局を配置した無線信
号の比例合成方式に関する。
する無線通信システムにおいて、無線移動局の行動範囲
をカバーするための複数の無線基地局を配置した無線信
号の比例合成方式に関する。
従来、この種の無線通信システムにおいては、複数の
無線移動局からの信号をカバーするため複数の無線基地
局が設けられている。その場合、無線移動局からの信号
を複数の無線基地局で受信し、この音声信号を合成する
必要があるが、従来の方法としては、受信の早い順に1
つの無線基地局を選択してその出力を用いる方法や、全
ての無線基地局のうちS/Nの一番よい基地局を選択して
その出力を使用する方法が知られている。
無線移動局からの信号をカバーするため複数の無線基地
局が設けられている。その場合、無線移動局からの信号
を複数の無線基地局で受信し、この音声信号を合成する
必要があるが、従来の方法としては、受信の早い順に1
つの無線基地局を選択してその出力を用いる方法や、全
ての無線基地局のうちS/Nの一番よい基地局を選択して
その出力を使用する方法が知られている。
このように従来の方式においては、指令所で聞くこと
ができる音声信号は複数の音声信号を合成したものでは
なかった。即ち、無線機は受信信号のS/Nレベルとは無
関係に音声信号レベルが一定になるという特徴を有して
おり、従ってS/Nの良い音声信号とS/Nの悪い音声信号を
単に合成するとS/Nの悪い状態で音声信号を聞くことに
なり、このため時間的にまたはS/Nレベルに依存して複
数の音声信号を1つに選択して聞くようにしていた。
ができる音声信号は複数の音声信号を合成したものでは
なかった。即ち、無線機は受信信号のS/Nレベルとは無
関係に音声信号レベルが一定になるという特徴を有して
おり、従ってS/Nの良い音声信号とS/Nの悪い音声信号を
単に合成するとS/Nの悪い状態で音声信号を聞くことに
なり、このため時間的にまたはS/Nレベルに依存して複
数の音声信号を1つに選択して聞くようにしていた。
しかしながら上述した従来のシステムには次のような
欠点がある。即ち、(1)受信の早い順に選択する方法
では、S/Nの良い音声信号が他にあってもS/Nの悪い音声
信号を選択して無視してしまいどちらも正確に判断でき
ない問題点がある。(2)S/Nの良い基地局に選択する
方法では、通信の途中で他の音声信号を選択してしまう
などの誤動作が生じるという問題点がある。更に、
(3)1つの音声信号を選択してしまうことに関して
は、1つの無線移動局が通信中に他の移動局が緊急の通
信をしたい場合などに対応できないという問題点があ
る。
欠点がある。即ち、(1)受信の早い順に選択する方法
では、S/Nの良い音声信号が他にあってもS/Nの悪い音声
信号を選択して無視してしまいどちらも正確に判断でき
ない問題点がある。(2)S/Nの良い基地局に選択する
方法では、通信の途中で他の音声信号を選択してしまう
などの誤動作が生じるという問題点がある。更に、
(3)1つの音声信号を選択してしまうことに関して
は、1つの無線移動局が通信中に他の移動局が緊急の通
信をしたい場合などに対応できないという問題点があ
る。
本発明の目的は、S/Nの悪い音声信号の信号レベルを
可変にするこのにより、複数の音声信号の合成を可能に
すると共に通信中の移動局以外の移動局からの割込を可
能にする無線音声信号の比例合成方式を提供することに
ある。
可変にするこのにより、複数の音声信号の合成を可能に
すると共に通信中の移動局以外の移動局からの割込を可
能にする無線音声信号の比例合成方式を提供することに
ある。
本発明は、複数の無線移動局と、これらの無線移動局
にアンテナを介してそれぞれ対応して接続され、これら
の移動無線局から送信された音声信号を含む電波をそれ
ぞれ受信する複数の無線基地局と、これらの無線基地局
に接続され、これらの無線基地局からの音声信号を受信
して合成する1つの指令所とから構成された無線システ
ムにおいて、 前記複数の無線移動局から前記音声信号を含む電波を
受信してS/Nを判定するS/N判定手段と、 判定されたS/Nを電圧などの物理量に変換する変換手
段と、 前記S/Nに比例した物理量に基づいて前記音声信号の
レベルを変化させるレベル変換手段と、 前記複数の無線基地局から同時に送出され、レベル変
換された複数の音声信号を合成する信号合成手段とを備
えている。
にアンテナを介してそれぞれ対応して接続され、これら
の移動無線局から送信された音声信号を含む電波をそれ
ぞれ受信する複数の無線基地局と、これらの無線基地局
に接続され、これらの無線基地局からの音声信号を受信
して合成する1つの指令所とから構成された無線システ
ムにおいて、 前記複数の無線移動局から前記音声信号を含む電波を
受信してS/Nを判定するS/N判定手段と、 判定されたS/Nを電圧などの物理量に変換する変換手
段と、 前記S/Nに比例した物理量に基づいて前記音声信号の
レベルを変化させるレベル変換手段と、 前記複数の無線基地局から同時に送出され、レベル変
換された複数の音声信号を合成する信号合成手段とを備
えている。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は無線基地局でレベル変換する方式の一実施例
を示す構成図である。1〜3は無線移動局、4〜6は無
線移動局1〜3にアンテナを介してそれぞれ対応して接
続され、無線移動局1〜3から送信された音声信号を含
む情報をそれぞれ受信し、受信情報をS/N情報7〜9と
音声信号10〜12に複合し送号する無線基地局、13は無線
基地局4〜6に接続され、これらの無線基地局4〜6か
らの音声信号10〜12を受信し、これらの音声信号10〜12
を合成し、合成音声信号によりスピーカを鳴動させる指
令所である。
を示す構成図である。1〜3は無線移動局、4〜6は無
線移動局1〜3にアンテナを介してそれぞれ対応して接
続され、無線移動局1〜3から送信された音声信号を含
む情報をそれぞれ受信し、受信情報をS/N情報7〜9と
音声信号10〜12に複合し送号する無線基地局、13は無線
基地局4〜6に接続され、これらの無線基地局4〜6か
らの音声信号10〜12を受信し、これらの音声信号10〜12
を合成し、合成音声信号によりスピーカを鳴動させる指
令所である。
各無線基地局は、複数の無線移動局1〜3からの音声
信号を含む電波を受信してS/Nを判定する複数のS/N判定
手段と、判定されたS/Nを電圧などの物理量に変換する
複数の変換手段とからなる受信機14〜16と、S/Nに比例
した物理量に基づいて音声信号10〜12のレベルを変換す
るレベル変換手段17〜19から構成される。
信号を含む電波を受信してS/Nを判定する複数のS/N判定
手段と、判定されたS/Nを電圧などの物理量に変換する
複数の変換手段とからなる受信機14〜16と、S/Nに比例
した物理量に基づいて音声信号10〜12のレベルを変換す
るレベル変換手段17〜19から構成される。
次に本実施例の動作について説明する。
無線移動局1〜3から送信された音声信号は無線基地
局4〜6で受信され、受信機14〜16のS/N判定手段によ
りS/Nを判定され、S/N情報7〜9および音声信号10〜12
として出力される。ここで、S/N情報7〜9は同様に受
信機14〜16の物理量変換手段により電圧などの物理量に
変換されて出力される。無線基地局4〜6のレベル変換
手段は物理量に変換されたS/N情報7〜9に基づいて入
力した音声信号のレベルを変換し、音声信号10〜12とし
て出力する。指令所13はこれらの音声信号10〜12を受信
し、そのまま合成してスピーカを鳴動させる。
局4〜6で受信され、受信機14〜16のS/N判定手段によ
りS/Nを判定され、S/N情報7〜9および音声信号10〜12
として出力される。ここで、S/N情報7〜9は同様に受
信機14〜16の物理量変換手段により電圧などの物理量に
変換されて出力される。無線基地局4〜6のレベル変換
手段は物理量に変換されたS/N情報7〜9に基づいて入
力した音声信号のレベルを変換し、音声信号10〜12とし
て出力する。指令所13はこれらの音声信号10〜12を受信
し、そのまま合成してスピーカを鳴動させる。
第2図は指令所でレベル変換する方式の他の実施例を
示す構成図である。第1図の実施例と異なる点は、S/N
情報7〜9に基づいて音声信号10〜12のレベルを変換す
るレベル変換手段17〜19を指令所13内に設けたことにあ
る。この場合は、前記実施例で示した無線基地局4〜6
でレベル変換するものと比較して、無線基地局4〜6と
指令所13の間でのS/N劣化を防止することができる。
示す構成図である。第1図の実施例と異なる点は、S/N
情報7〜9に基づいて音声信号10〜12のレベルを変換す
るレベル変換手段17〜19を指令所13内に設けたことにあ
る。この場合は、前記実施例で示した無線基地局4〜6
でレベル変換するものと比較して、無線基地局4〜6と
指令所13の間でのS/N劣化を防止することができる。
以上説明したように本発明は、S/Nに比例した物理量
に基づいて音声信号のレベルを変化させるレベル変換手
段を設けることによりS/Nの悪い音声信号レベルを低減
させ、従って複数の音声信号の合成を可能にすると共に
ある無線移動局が指令所と通信しているときも他の無線
移動局からの割込み通信を可能にする効果がある。
に基づいて音声信号のレベルを変化させるレベル変換手
段を設けることによりS/Nの悪い音声信号レベルを低減
させ、従って複数の音声信号の合成を可能にすると共に
ある無線移動局が指令所と通信しているときも他の無線
移動局からの割込み通信を可能にする効果がある。
第1図は無線基地局でレベル変換する方式の実施例を示
す構成図、 第2図は指令所でレベル変換する方式の他の実施例を示
す構成図である。 1〜3……無線移動局 4〜6……無線基地局 14〜16……受信機(S/N判定手段、物理量変換手段) 17〜19……レベル変換手段 13……指令所
す構成図、 第2図は指令所でレベル変換する方式の他の実施例を示
す構成図である。 1〜3……無線移動局 4〜6……無線基地局 14〜16……受信機(S/N判定手段、物理量変換手段) 17〜19……レベル変換手段 13……指令所
Claims (1)
- 【請求項1】複数の無線移動局と、これらの無線移動局
にアンテナを介してそれぞれ対応して接続され、これら
の移動無線局から送信された音声信号を含む電波をそれ
ぞれ受信する複数の無線基地局と、これらの無線基地局
に接続され、これらの無線基地局からの音声信号を受信
して合成する1つの指令所とから構成された無線システ
ムにおいて、 前記複数の無線移動局からの前記音声信号を含む電波を
受信してS/Nを判定するS/N判定手段と、 判定されたS/Nを電圧などの物理量に変換する変換手段
と、 前記S/Nに比例した物理量に基づいて前記音声信号のレ
ベルを変化させるレベル変換手段と、 前記複数の無線基地局から同時に送出され、レベル変換
された複数の音声信号を合成する信号合成手段とを備え
る無線音声信号の比例合成方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2324641A JP2638292B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 無線音声信号の比例合成方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2324641A JP2638292B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 無線音声信号の比例合成方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04192819A JPH04192819A (ja) | 1992-07-13 |
JP2638292B2 true JP2638292B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=18168099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2324641A Expired - Fee Related JP2638292B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 無線音声信号の比例合成方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2638292B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5026405A (ja) * | 1973-07-06 | 1975-03-19 | ||
JPS62171332A (ja) * | 1986-01-24 | 1987-07-28 | Kokusai Kogyo Kk | 可搬型送信器及びその受信器 |
-
1990
- 1990-11-27 JP JP2324641A patent/JP2638292B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04192819A (ja) | 1992-07-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20080232523A1 (en) | Method And System For Mixing A Plurality Of Audio Sources In An FM Transmitter | |
JPH02244913A (ja) | 空間的ダイバーシチー・システム | |
CA2055576A1 (fr) | Circuit de traitement du signal pour le systeme de radiotelephone cellulaire numerique europeen | |
US8332058B2 (en) | Digital microphone | |
US7340272B2 (en) | Mobile communication terminal having a three-dimensional surround sound effect and its control method | |
JP3349688B2 (ja) | 移動体通信端末装置 | |
JP2638292B2 (ja) | 無線音声信号の比例合成方式 | |
WO2006019122A1 (ja) | ワイヤレスマイクシステム、音声伝送再生方法、ワイヤレスマイク送信機、音声送信方法及びプログラム、受信機、音声受信再生方法及びプログラム | |
CN100377581C (zh) | 可转换无线电波模式输出的数字广播接收机 | |
JP3302119B2 (ja) | 無線通信装置 | |
JPH11122152A (ja) | 受信ダイバーシチ方式 | |
JP2850872B2 (ja) | ソノブイ信号処理装置 | |
JP2001094445A (ja) | 送信装置、受信装置、および、情報記録媒体 | |
JPH099348A (ja) | 移動体通信端末 | |
JP3962147B2 (ja) | ページングシステム用時間遅延装置を用いたページングシステム | |
JPH10107723A (ja) | 基地局用ディジタルビームフォーミングアンテナ | |
JP2708485B2 (ja) | 無線電話用信号処理回路 | |
JP3172350B2 (ja) | 通信装置 | |
JP3412661B2 (ja) | 同時送受信無線通信装置のデータ記憶方法 | |
JP2977463B2 (ja) | 衛星・移動体通信系受信装置 | |
GB2367618A (en) | Acoustic / electromagnetic mobile telephone location system | |
JPH09167989A (ja) | 市町村防災行政無線固定系システムにおける親局操作卓 | |
JPS5851634A (ja) | 移動通信方式 | |
JPH09135313A (ja) | 無線通信機の音声データ記録再生方法および装置 | |
JPS5871761A (ja) | 航海情報伝達方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |