JP3397158B2 - Ecmレーダ装置 - Google Patents

Ecmレーダ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広帯域信号を発生
させ、受信パルスの圧縮を行うECMレーダ装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、広帯域電波を使用したレーダ
装置として、例えば、広帯域のノイズ波を送信し、その
反射波をマッチド・フィルタを用いて受信するものや、
図5に示すレーダ装置が知られている。同図に示す装置
(従来型のレーダ装置)は、波形発生装置101、D/
A変換装置103、送信空中線104、受信空中線10
5、受信波圧縮装置106からなる。これらの内、波形
発生装置101では、レーダ信号に用いる波形を作成す
る。ここで用いる信号発生方式には、大きく分けて、以
下の2種類の方式がある。
【0003】すなわち、波形発生装置101は、(1)
チャープ信号方式、(2)位相変調方式を用いてレーダ
信号波形を生成する。図6は、チャープ信号の波形特性
を示しており、この信号は、その周波数が、時間ととも
に変化する。また、図7は、位相変調信号の特性を示し
ており、その位相が時間とともに、0/π反転するとい
う特徴を有している。
【0004】一般に、信号周波数や位相を短時間に変化
させると、その信号の周波数帯域は、広帯域性を持つこ
とが知られている。つまり、上記いずれの信号も、短い
時間に、その周波数あるいは位相が変化するので、その
周波数帯域は広帯域性である、という特徴を有する。そ
こで、レーダ信号の帯域をB、その繰り返し周期をWと
すると、このようなレーダ信号は、B×W倍に圧縮でき
る。
【0005】すなわち、上記のような波形のレーダ信号
は、その電波強度が微弱であっても、レーダの受信機中
で、B×W倍に増幅でき、その分だけ、遠距離まで探知
することができる。このように変調された信号は、D/
A変換装置103に送られ、ディジタル形式の波形から
アナログ波形に変換された後、送信空中線104より空
中へ送信される。
【0006】一方、レーダ反射波(以下、エコーとい
う)は、受信空中線105によって受信され、受信波圧
縮装置106へ送られる。この受信波圧縮装置106
は、受信した信号の変調方式に対応した「信号圧縮方
式」で、その受信信号を圧縮し、微弱なエコーを検出す
る。なお、上記2種類の変調波をどのように圧縮するか
については、例えば、「レーダ技術」(電子通信学会)
等の文献に記述されているので、ここでは、その説明を
省略する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のレーダ装置、つまり、広帯域の送信波を送信できる
レーダ装置は、そのレーダ波を妨害電波としても利用す
る(レーダ波と妨害電波の2つの目的で使用する)こと
を目的とした場合、その両立が不可能である。
【0008】レーダ波を妨害電波として使用する場合、
瞬時広帯域性が要求されるが、従来型のレーダ構成は、
その瞬時広帯域性(通常は、瞬時帯域が500MHz程
度)を有しない。そこで、従来のレーダ構成で、このよ
うな瞬時広帯域性を実現しようとすると、レーダ信号が
チャープ信号と位相変調信号の場合とで、以下に述べる
問題がある。
【0009】<チャープ信号の場合>チャープ信号で瞬
時広帯域信号を生成する場合、チャープの傾斜を大きく
とる必要がある。そして、チャープの傾斜を大きくとる
と、その分、周波数の繰り返し周期が短くなる。上述し
たように、レーダの信号圧縮性能は、B×Wで表される
が、W=「周波数の繰り返し周期」が短くなると、圧縮
性能が劣化する。これは、このようなチャープ信号を使
用した場合、瞬時広帯域を実現することが困難である、
ということを意味している。
【0010】<位相変調信号の場合>位相変調信号で瞬
時広帯域信号を生成する場合には、位相変調周期を短く
する必要がある。そこで、この位相変調周期を短くする
と、上記チャープ信号の場合と同じ理由で、繰り返し周
期Wが短くなり、レーダとしての圧縮性能が劣化する。
【0011】このように、従来のレーダ装置には、その
装置を使用して、瞬時広帯域性のある信号を送信しよう
とする場合、レーダとしての性能(信号の圧縮性能)が
劣化するという問題がある。つまり、従来の広帯域送信
を行うレーダ装置では、瞬時広帯域性が実現できず、ま
た、仮に瞬時広帯域性を実現した場合、レーダ送信波の
受信性能が低下し、探知距離が縮小するという問題があ
る。
【0012】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、電波妨害装置とレ
ーダ装置の機能を1つのシステムで実現できるECMレ
ーダ装置を提供することである。換言すれば、本発明の
目的は、レーダとしての信号圧縮性能と、妨害電波装置
としての瞬時広帯域性とを両立させることができるEC
Mレーダ装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、第1の発明は、複数の異なる周波数帯域に対応する
複数のチャープ信号を発生する複数の信号発生手段と、
上記複数のチャープ信号を合成する手段と、上記合成後
の信号を空間に送信する手段と、上記送信した信号のエ
コーを受信する手段と、上記エコーを時間的に圧縮する
圧縮手段とを備え、上記圧縮手段は上記複数の信号発生
手段に対応して設けられ、この圧縮手段の圧縮特性は、
上記複数のチャープ信号の時間対周波数変化とは逆の特
性を有するECMレーダ装置を提供する。
【0014】第2の発明によれば、複数の異なる周波数
帯域に対応する複数の位相変調信号を発生する複数の信
号発生手段と、上記複数の位相変調信号を合成する手段
と、上記合成後の信号を空間に送信する手段と、上記送
信した信号のエコーを受信する手段と、上記エコーを時
間的に圧縮する圧縮手段とを備え、上記圧縮手段は上記
複数の発生手段に対応して設けられ、この圧縮手段の圧
縮特性は、上記複数の位相変調信号の時間対位相変化の
特性に基づくECMレーダ装置が提供される。
【0015】また、第3の発明によれば、上記複数の信
号発生手段に代えて、複数のインパルス信号発生手段
と、これらインパルス信号をチャープ信号変換する拡散
遅延手段とを設けたECMレーダ装置が提供される。
【0016】第4の発明によれば、複数の異なる周波数
帯域に対応する複数の連続波を発生する複数の信号発生
手段と、上記複数の連続波を加算する手段と、上記複数
の連続波の共役複素数を生成する手段と、上記加算後の
信号を空間に送信する手段と、上記送信した信号のエコ
ーを受信する手段と、上記エコーと上記連続波の共役複
素数との積を積分する手段とを備え、上記複数の信号発
生手段は、一定時間毎に順次、上記複数の連続波の送信
を停止するECMレーダ装置が提供される。
【0017】上記第4の発明において、上記複数の連続
波の波長は全て異なり、かつ、互いの波長は整数倍の関
係にない。また、上記複数の信号発生手段は、上記複数
の連続波の送信波出力を順次、変える。さらには、上記
複数の信号発生手段は、上記複数の連続波の周波数を順
次、停止させる。
【0018】また、上記複数の信号発生手段は、上記複
数の連続波の周波数を時間分割で切り替える。上記複数
の信号発生手段は、上記複数の連続波の送信波出力を低
下させる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る実施の形態を説明する。 実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1に係るE
CMレーダ装置の構成を示すブロック図である。同図に
示す装置は、後述する特性を有するチャープ信号を発生
する、複数個(ここでは、3個)の波形発生装置1a〜
1c、波形合成装置2、D/A変換装置3、送信空中線
4、受信空中線5、そして、受信波圧縮装置6からな
る。
【0020】次に、本実施の形態に係るECMレーダ装
置の動作について説明する。図1に示すように、本EC
Mレーダ装置は、複数の波形発生装置1a〜1cを備
え、これら複数の波形発生装置1a〜1c各々は、上記
従来の波形発生装置と同様のチャープ信号波形を生成す
る。ここで特徴的なのは、本実施の形態に係る個々の波
形発生装置が、互いに異なる周波数帯のチャープ信号を
発生することである。
【0021】図2は、個々の波形発生装置より生成され
るチャープ信号の波形を示しており、複数の波形発生装
置1a〜1c各々が、互いに異なる周波数帯(帯域1〜
3)のチャープ信号を発生する。そして、これらの信号
は、波形合成装置2で加算される。
【0022】なお、本実施の形態に係るECMレーダ装
置は、扱う信号波形の形態が正弦波(sine)曲線で
表現されるので、これらの信号を合成した場合、重ね合
わせの原理により、各信号の特性をそのまま残した形
で、合成信号を得ることができる。
【0023】波形合成装置2で合成された上記のチャー
プ信号は、D/A変換装置3で、アナログ形式の信号に
変換された後、送信空中線4を介して空中に送信され、
そのエコーは、受信空中線5で受信される。そして、こ
の受信波は、後述する動作をする受信波圧縮装置6に送
られる。
【0024】ここで、チャープ信号を受信する場合に通
常のレーダで使用される、拡散遅延線(DDL)と呼ば
れる素子について簡単に説明する。この素子は、周波数
毎に異なる遅延時間を持つ素子であり、チャープ信号の
ように、その周波数が時間とともに変化する信号に対し
て所定の時間遅延を施す場合に使用される。
【0025】そこで、この素子とは逆特性を持つ素子を
用意することで、エコーを時間的に圧縮することが可能
となる。例えば、レーダ信号が周波数100MHzで始
まり、1ミリ秒後には、その周波数が110MHzに変
化する場合、拡散遅延線として、「100MHzの信号
は、1ミリ秒遅れて通過し、110MHzの信号は、遅
延なしに即座に通過する」特性のものを選べば、このレ
ーダ信号に対する受信したエコーが時間的に圧縮され
る。結果として、この拡散遅延線の通過後には、全ての
信号が同じタイミングで出力されることになる。
【0026】本実施の形態に係るECMレーダ装置の受
信波圧縮装置6は、上述した特性を有する拡散遅延線
を、波形発生装置1に対応させて持っている。そして、
各拡散遅延線で、その特性に対応する波形を時間的に圧
縮することによって、エコーを時間圧縮している。
【0027】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、複数の異なる周波数帯域のチャープ信号を同時に送
信することによって、瞬時広帯域性を持たせることがで
き、また、帯域を分割したチャープ信号の送信により、
各々の信号の周波数傾斜が大きくならず、周波数繰り返
し周波数が小さくならないため、エコーの圧縮性能の劣
化が発生しない、という効果がある。
【0028】実施の形態2.以下、本発明の実施の形態
2について説明する。なお、本実施の形態に係るECM
レーダ装置は、図1に示す、上記実施の形態1に係る装
置と同じ構成を有するため、ここでは、その図示および
説明を省略する。
【0029】そこで、本実施の形態に係るECMレーダ
装置に特徴的な波形発生装置の動作について説明する。
上記実施の形態1に係るレーダ装置の複数の波形発生装
置1a〜1cは、異なる周波数帯域のチャープ信号を発
生するが、本実施の形態では、それら複数の波形発生装
置1a〜1cが、以下に説明する位相変調信号を発生さ
せる。
【0030】複数の波形発生装置1a〜1cは、分割さ
れた周波数帯域の各帯域毎に位相変調信号を生成する。
これら位相変調信号は、M系列またはバーカコードと呼
ばれ、波形合成装置2で合成された後、D/A変換装置
3で、アナログ信号に変換される。そして、最終的に
は、送信空中線4を介して空中に送信される。
【0031】送信された信号のエコーは、受信空中線5
で受信され、この受信波は、受信波圧縮装置6に送られ
て、各波に対して通常の手法で圧縮が施される。なお、
M系列またはバーカコードの圧縮手法は、公知の技術で
あり、一般の文献に記載されているので、ここでは、そ
の説明を省略する。
【0032】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、分割された周波数帯域の各帯域毎に位相変調信号を
生成し、送信することによって、瞬時広帯域性を持たせ
るとともに、エコーの圧縮性能の劣化発生を抑えられる
ため、これら瞬時広帯域性とレーダの波形圧縮率の維持
を両立させることができる。
【0033】実施の形態3.以下、本発明の実施の形態
3について説明する。図3は、本実施の形態に係るEC
Mレーダ装置の構成を示すブロック図である。なお、同
図に示す、本実施の形態に係るECMレーダ装置におい
て、図1に示す、上記実施の形態1に係る装置と同じ構
成要素には同一符号を付して、ここでは、それらの説明
を省略する。
【0034】本実施の形態に係るECMレーダ装置は、
その波形発生部分に特徴があるため、以降、波形の発生
を中心に説明する。上記実施の形態1に係る装置では、
所定の波形を発生させるのに、例えば、計算機等を利用
してディジタルデータを得ているが、本実施の形態に係
るECMレーダ装置では、その構成を簡略化するため
に、図3に示すように、複数個の信号発生器、拡散遅延
線を用いる。
【0035】また、信号発生器7a〜7cは、インパル
ス信号のような持続時間の非常に短かい、急峻なパルス
信号を、周波数帯域に分割して、複数種類、発生させ、
拡散遅延線8a〜8cは、その遅延特性を利用して、こ
れら複数のパルス信号を複数のチャープ信号に変換す
る。なお、これ以降の処理は、上記実施の形態に係るE
CMレーダ装置における処理と同じであるため、その説
明は省略する。
【0036】このように構成することで、本実施の形態
に係る装置では、高価な波形発生装置の代わりに、複数
個の信号発生器、拡散遅延線を備えることで、発生波形
に若干の周波数劣化があったとしても、安価にECMレ
ーダ装置を構成できる、という効果がある。
【0037】以下、本発明の実施の形態4について説明
する。図4は、本実施の形態に係るECMレーダ装置の
構成を示すブロック図である。 上記実施の形態1〜3
に係る装置は、送信波を周波数帯域に分割して利用する
方式をとっているが、以降の実施の形態では、その方式
とは異なる原理を使用して、「瞬時広帯域性」と「レー
ダの波形圧縮率の維持」を両立させる。
【0038】ここで、本実施の形態の核となる技術につ
いて、数式を用いて説明する。一般的に電波は、iを虚
数単位、fを周波数、tを時間とした場合、 s(t)=exp(2πi・f・t) …(1) で表現できる。
【0039】また、エコーは、距離に応じた時間遅れが
あり、この時間遅れは、電波の位相遅れになるため、 e(t)=exp(2πi・f・t+i・Δ) …(2) となる。ここで、Δは、0〜2πの値をとり、レーダと
目標物の相対距離が、波長以上離れている場合には、あ
いまいさが発生する。
【0040】そして、レーダ側では、送信波の共役複素
数(exp(−2πi・f・t))を準備しておき、上
記エコーと混合(掛け算に相当する演算)する。その結
果、 e(t)・s(t)* =exp(2πi・f・t+i・Δ)exp(−2πi・f・t) =exp(i・Δ) …(3) となるので、これより、Δの値が求まる。
【0041】しかし、上述したように、一般的には、
「目標とレーダの相対距離」>「レーダ波長」であるた
め、Δの値から相対距離を求めることはできない。そこ
で、本実施の形態4では、複数のCW波(連続波)を用
いて、本発明の目的である「瞬時広帯域性」と「レーダ
の波形圧縮率の維持」を確保する。
【0042】図4に示す、本実施の形態に係るECMレ
ーダ装置は、その構成自体は、上記実施の形態に係る装
置と同じであるが、各構成要素の機能は異なる。すなわ
ち、複数の波形発生装置41a〜41cは、複数のCW
波(連続波)を生成する。なお、これらCW波の波長は
全て異なり、かつ、互いの波長は、2倍,3倍というよ
うな整数倍の関係にないものとする。
【0043】波形合成装置42は、上記波形発生装置4
1a〜41cからの複数の波形を加算する。それらの波
形は、D/A変換装置43でアナログ信号に変換された
後、送信空中線44を介して、空中に送信される。そし
て、エコー信号は、受信空中線45で受信され、受信波
圧縮装置46へ送られる。なお、この受信波圧縮装置4
6の動作は、以下に説明するように、上記実施の形態に
係る装置のそれとは異なる。
【0044】すなわち、受信波圧縮装置46は、波形合
成装置42から送信信号を引き込み、その波形(複素
数)の共役複素数を作成する。そして、エコー信号と、
この共役複素数信号を掛け合わせた上で、積分する。本
実施の形態では、複数のCW信号を重ね合わせて送信
し、個々のCW信号は狭帯域であるが、周波数が異なる
複数のCW信号を同時に送信することにより、広帯域性
を実現している。
【0045】また、レーダの波形圧縮は、以下の原理に
基づいて行う。送信信号は、 s(t) =A1・exp(2πi・f1・t)+A2・exp(2πi・f2・t) +…+An・exp(2πi・fn・t) …(4) と表現できる。
【0046】また、エコーについては、 e(t)=A1・exp(2πi・f1・t+i・Δ1) +A2・exp(2πi・f2・t+i・Δ2) +…+A1・exp(2πi・fn・t+i・Δn) …(5) と表すことができる。
【0047】受信波圧縮装置46は、上述のように、送
信信号の共役複素数とエコー信号を掛け合わせた上で、
積分するので、 s(t)*e(t) =∫{A1・exp(−2πi・f1・t) +A2・exp(−2πi・f2・t) +…+An・exp(−2πi・fn・t)} ×{(A1・exp(2πi・f1・t+i・Δ1) +A2・exp(2πi・f2・t+i・Δ2) +…+A1・exp(2πi・fn・t+i・Δn)} ={A12exp(i・Δ1)+A22exp(i・Δ2) +…+An2exp(i・Δn)}×T …(6) となる。ただし、Tは積分時間である。
【0048】なお、上記の計算で、周波数が異なる信号
を掛け合わせた項がなくなっているのは、信号としての
無相関性から、積分をした場合に、それが0になる性質
を利用しているからである。
【0049】上記の値は、信号の積分時間(T)を長く
するだけで、大きくすることができる。従って、受信波
圧縮装置46において、十分に長い時間、積分すること
によって、レーダ波形を圧縮でき、受信波が、たとえ微
弱なエコーであっても、信号検出が可能となる。
【0050】以下、上記の構成で、目標とレーダ間の相
対距離を求める方法について説明する。本実施の形態に
係る受信波圧縮装置46の出力は、式(6)に示すよう
に、 A12exp(i・Δ1)+A22exp(i・Δ2)+
…+An2exp(i・Δn) であり、これより、Δ1〜Δnを求めることができれ
ば、レーダと目標の相対距離が求まることになる。
【0051】Δ1〜Δnより、レーダと目標の相対距離
が求まるのは、以下の理由による。すなわち、レーダと
目標の相対距離をRとすれば、 R % C/f1 = Δ1 R % C/f2 = Δ2 : R % C/fn = Δn という連立方程式が成立する。ここで、Cは光速であ
り、A%B=Dとは、AをBで割った余りがDであるこ
とを示している。
【0052】上述のように、前提条件として、C/fn
(波長)が互いに整数倍の関係にないため、このような
方程式の数が十分あれば、Rを求めることができること
は、数学的に証明されている。
【0053】そこで、受信波圧縮装置46の出力から、
Δ1,Δ2…Δnを求める方法を説明する。すなわち、
Δ1,Δ2…Δnを求めるため、波形発生装置41a〜
41cは、一定時間毎に特定の波形の送信を停止する。
そして、これらの波形発生装置は、通常は全周波数を送
信しているので、受信波圧縮装置46の出力は、 A12exp(i・Δ1)+A22exp(i・Δ2) +…+An2exp(i・Δn) …(7) であるが、例えば、周波数(f1)の送信を停止すれ
ば、受信波圧縮装置46の出力は、 A22exp(i・Δ2)+…+An2exp(i・Δn) …(8) となる。
【0054】そして、これらの式(7),(8)の差分
よりA12exp(i・Δ1)を求め、この複素数を正
規化してexp(i・Δ1)を得、これからΔ1を求め
る。他のΔ2〜Δnについても、順次、対応する周波数
を停止することにより、Δ1と同様の方法によって求め
る。
【0055】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、個々には狭帯域で、周波数の異なる複数の連続波を
重ね合わせて同時に送信することにより、広帯域性を実
現でき、また、波形合成装置から送信信号を引き込み、
その波形の共役複素数を作成して、それにエコー信号を
掛け合わせた上で積分することで、微弱なエコー波形を
圧縮することができる。
【0056】さらに、通常は、全周波数を送信している
波形発生装置の周波数を、一定時間毎に順次、停止し、
全周波数送信時と、周波数を順次、停止したときの受信
波圧縮装置の出力の差より、Δ1〜Δnを求めること
で、目標とレーダ間の相対距離を求めることができる。
【0057】実施の形態5.以下、本発明の実施の形態
5について説明する。なお、本実施の形態に係るECM
レーダ装置は、図4に示す、上記実施の形態4に係る装
置と同じ構成を有するため、ここでは、その図示および
説明を省略する。
【0058】そこで、本実施の形態に係るECMレーダ
装置に特徴的な部分の動作について説明する。本実施の
形態に係る装置と、上記実施の形態4に係る装置との違
いは、Δ1〜Δnを求める手法にある。すなわち、上記
実施の形態4では、Δ1〜Δnを求めるために、送信波
を順次、停止しているが、この方法では、妨害波中の周
波数成分が減少するため、妨害波の効果が低減する恐れ
がある。
【0059】本実施の形態では、この問題を解決するた
め、送信波の個々の周波数に対応する出力の大きさ(送
信波出力)を変化させて、Δ1〜Δnを求める。具体的
には、受信波圧縮装置46の出力は、上記実施の形態に
おいても示したように、 A12exp(i・Δ1)+A22exp(i・Δ2) +…+An2exp(i・Δn) …(7’) であるが、例えば、周波数(f1)の送信波の出力を、
通常の1/2にすれば、受信波圧縮装置46の出力は、 (1/2)A12exp(i・Δ1)+A22exp(i・Δ2) +…+An2exp(i・Δn) …(9) となる。
【0060】そこで、本実施の形態に係る装置では、こ
れらの式(7),(9)で示される値の差分から、(1
/2)A12exp(i・Δ1)を求める。そして、こ
の複素数を正規化して、exp(i・Δ1)を求め、こ
れからΔ1を求める。他のΔ2〜Δnについても、対応
する周波数の送信波の出力を、通常の1/2にすること
により、Δ1と同様に求める。
【0061】このように、本実施の形態では、送信波の
個々の周波数に対応する出力の大きさを変化させて、Δ
1〜Δnを順次、求めることで、妨害波中の周波数成分
の減少による、妨害波の効果を低減させることなく、目
標とレーダ間の相対距離を求めることができる。
【0062】実施の形態6.以下、本発明の実施の形態
6について説明する。なお、本実施の形態に係るECM
レーダ装置は、図4に示す、上記実施の形態4に係る装
置と同じ構成を有するため、ここでは、その図示および
説明を省略する。
【0063】そこで、本実施の形態に係るECMレーダ
装置に特徴的な部分の動作について説明する。本実施の
形態に係る装置と、上記実施の形態4に係る装置との違
いは、Δ1〜Δnを求める手法にある。すなわち、上記
実施の形態4では、Δ1〜Δnを求めるために、送信波
を順次、停止しているが、この方法では、実施の形態5
において説明したように、妨害波中の周波数成分が減少
し、妨害波としての効果が低減する。
【0064】本実施の形態は、この問題を解決するた
め、波形合成装置42からの信号波の周波数を一部停止
させて、Δ1〜Δnを求める。具体的には、受信波圧縮
装置46の出力は、 A12exp(i・Δ1)+A22exp(i・Δ2) +…+An2exp(i・Δn) …(7”) であるが、波形合成装置42の周波数(例えば、f1)
の信号波の出力を停止すれば、受信波圧縮装置46の出
力は、 A22exp(i・Δ2)+…+An2exp(i・Δn) …(8’) となる。
【0065】そして、これらの式(7”),(8’)で
示される値の差分から、A12exp(i・Δ1)を求
め、この複素数を正規化することで、exp(i・Δ
1)を求める。結局、このexp(i・Δ1)から、Δ
1を求めることができる。他のΔ2〜Δnについても、
波形合成装置42より、対応する周波数の送信波の出力
を停止することで、Δ1と同様に求める。
【0066】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、波形合成装置の信号波の出力を周波数毎に停止し
て、Δ1〜Δnを順次、求めることで、送信信号の周波
数は、常時、送信されるため、妨害波としての効果を低
減させることなく、目標とレーダ間の相対距離を求める
ことができる。
【0067】実施の形態7.以下、本発明の実施の形態
7について説明する。なお、本実施の形態に係るECM
レーダ装置は、図4に示す、上記実施の形態4に係る装
置と同じ構成を有するため、ここでは、その図示および
説明を省略する。
【0068】本実施の形態に係る装置と、上記実施の形
態4に係る装置との違いは、目標とレーダ間の相対距離
を求める方法にある。すなわち、上記実施の形態4で
は、実施の形態4で示した連立方程式を解くために、よ
り多くのデータが必要である、という理由から、波形発
生装置41で多数の周波数を作成し、それらを同時に送
信している。
【0069】しかし、実施の形態4で示した方法では、
複数の波形を作成し、それらを合成、出力するため、装
置のハードウエア(H/W)規模も大きくなる。そこ
で、本実施の形態は、この点を改善するため、時間分割
で周波数を切り替え、瞬時には、より数の少ない波を送
信しても、総合的には、目標とレーダ間の相対距離を求
めることができる構成を提供する。
【0070】具体的に説明すると、本実施の形態では、
最初の段階でf1,f2,…fmの周波数で電波の送信
を行い、その後、fm+1,fm+2,…fnの周波数
で送信する。そして、各々の送信時に、上記実施の形態
4と同様、Δ1,Δ2,…Δm、およびΔm+1,Δm
+2,…Δnを求め、これらを総合して相対距離を求め
る方程式を解く。
【0071】ただし、本実施の形態においても、上記実
施の形態4と同様、連続波の送信/停止操作を実施す
る。
【0072】このように、送信周波数を時間で切り替え
て電波を送信することで、同時に送信する電波数を減ら
すことができ、瞬時には、少ない波を送信しても、最終
的には、目標とレーダ間の相対距離を求めることができ
る。
【0073】なお、本実施の形態では、Δを求める際、
送信波の周波数を1部停止しているが、これには限定さ
れず、妨害効果を維持するために、送信波の出力を低下
させる(送信出力を弱める操作をする)ようにしてもよ
い。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明に係る
ECMレーダ装置は、複数の異なる周波数帯域に対応す
る複数のチャープ信号を発生する複数の信号発生手段
と、上記複数のチャープ信号を合成する手段と、上記合
成後の信号を空間に送信する手段と、上記送信した信号
のエコーを受信する手段と、上記エコーを時間的に圧縮
する圧縮手段とを備え、上記圧縮手段は上記複数の信号
発生手段に対応して設けられ、この圧縮手段の圧縮特性
は、上記複数のチャープ信号の時間対周波数変化とは逆
の特性を有することで、エコーの圧縮性能の劣化を発生
させず、レーダとしての信号圧縮性能と、電波妨害装置
としての瞬時広帯域性を両立させることができる。
【0075】第2の発明に係るECMレーダ装置は、複
数の異なる周波数帯域に対応する複数の位相変調信号を
発生する複数の信号発生手段と、上記複数の位相変調信
号を合成する手段と、上記合成後の信号を空間に送信す
る手段と、上記送信した信号のエコーを受信する手段
と、上記エコーを時間的に圧縮する圧縮手段とを備え、
上記圧縮手段は上記複数の発生手段に対応して設けら
れ、この圧縮手段の圧縮特性は、上記複数の位相変調信
号の時間対位相変化の特性に基づくものとすることで、
瞬時広帯域性を持たせるとともに、エコーの圧縮性能の
劣化発生を抑えられ、これら瞬時広帯域性とレーダの波
形圧縮率の維持を両立できる。
【0076】また、第3の発明に係るECMレーダ装置
によれば、高価な複数の信号発生手段に代えて、複数の
インパルス信号発生手段と、これらインパルス信号をチ
ャープ信号変換する拡散遅延手段とを設けることで、安
価にECMレーダ装置を構成できる。
【0077】第4の発明に係るECMレーダ装置によれ
ば、複数の異なる周波数帯域に対応する複数の連続波を
発生する複数の信号発生手段と、上記複数の連続波を加
算する手段と、上記複数の連続波の共役複素数を生成す
る手段と、上記加算後の信号を空間に送信する手段と、
上記送信した信号のエコーを受信する手段と、上記エコ
ーと上記連続波の共役複素数との積を積分する手段とを
備え、上記複数の信号発生手段は、一定時間毎に順次、
上記複数の連続波の送信を停止することで、微弱なエコ
ー波形を圧縮できるとともに、目標とレーダ間の相対距
離を求めることもできる。すなわち、「広帯域信号」か
つ「微弱なエコーを圧縮して受信する」ことが可能とな
り、電波妨害装置の運用において、レーダ装置を用いる
ことなく目標との相対距離を得ることができる。
【0078】上記第4の発明において、上記複数の連続
波の波長は全て異なり、かつ、互いの波長は整数倍の関
係にない。また、上記複数の信号発生手段は、上記複数
の連続波の送信波出力を順次、変える。さらには、上記
複数の信号発生手段は、上記複数の連続波の周波数を順
次、停止させる。このように構成することで、妨害波中
の周波数成分の減少による、妨害波の効果を低減させる
ことなく、目標とレーダ間の相対距離を求めることがで
きる。
【0079】また、上記複数の信号発生手段は、上記複
数の連続波の周波数を時間分割で切り替えたり、上記複
数の連続波の送信波出力を低下させることで、同時に送
信する電波数を減らすことができ、瞬時には、少ない波
を送信しても、最終的には、目標とレーダ間の相対距離
を求めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1,2に係るECMレー
ダ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1に係るECMレーダ装置を構成
する個々の波形発生装置より生成されるチャープ信号の
波形を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態3に係るECMレーダ装
置の構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の実施の形態4〜7に係るECMレー
ダ装置の構成を示すブロック図である
【図5】 従来のレーダ装置の構成を示す図である。
【図6】 従来装置に係るチャープ信号の波形特性を示
す図である。
【図7】 従来装置に係る位相変調信号の特性を示す図
である。
【符号の説明】
1a〜1c,41a〜41c,101…波形発生装置、
2,42…波形合成装置、3,43,103…D/A変
換装置、4,44,104…送信空中線、5,45,1
05…受信空中線、6,106…受信波圧縮装置、7a
〜7c…信号発生器、8a〜8c…拡散遅延線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−238484(JP,A) 特開 平6−258427(JP,A) 特開 平6−109833(JP,A) 特開 平2−151786(JP,A) 特開 平2−118479(JP,A) 特開 昭55−24636(JP,A) 特開 昭61−93968(JP,A) 特開 平6−281397(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/00 - 7/42 G01S 13/00 - 13/95

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の異なる周波数帯域に対応する複数
    のチャープ信号を発生する複数の信号発生手段と、 前記複数のチャープ信号を並列に合成する手段と、 前記合成後の信号を空間に送信する手段と、 前記送信した信号のエコーを受信する手段と、 前記エコーを時間的に圧縮する圧縮手段とを備え、 前記圧縮手段は前記複数の信号発生手段に対応して設け
    られ、この圧縮手段の圧縮特性は、前記複数のチャープ
    信号の時間対周波数変化とは逆の特性であることを特徴
    とするECMレーダ装置。
  2. 【請求項2】 複数の異なる周波数帯域に対応する複数
    の位相変調信号を発生する複数の信号発生手段と、 前記複数の位相変調信号を並列に合成する手段と、 前記合成後の信号を空間に送信する手段と、 前記送信した信号のエコーを受信する手段と、 前記エコーを時間的に圧縮する圧縮手段とを備え、 前記圧縮手段は前記複数の発生手段に対応して設けら
    れ、この圧縮手段の圧縮特性は、前記複数の位相変調信
    号の時間対位相変化の特性に基づくことを特徴とするE
    CMレーダ装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の信号発生手段に代えて、複数
    のインパルス信号発生手段と、これらインパルス信号を
    チャープ信号へ変換する拡散遅延手段とを設けたことを
    特徴とする請求項1記載のECMレーダ装置。
  4. 【請求項4】 複数の異なる周波数帯域に対応する複数
    の連続波を発生する複数の信号発生手段と、 前記複数の連続波を並列に加算する手段と、 前記複数の連続波の共役複素数を生成する手段と、 前記加算後の信号を空間に送信する手段と、 前記送信した信号のエコーを受信する手段と、 前記エコーと前記連続波の共役複素数との積を積分する
    手段とを備え、 前記複数の信号発生手段は、一定時間毎に順次、前記複
    数の連続波の送信を停止することを特徴とするECMレ
    ーダ装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の連続波の波長は全て異なり、
    かつ、互いの波長は整数倍の関係にないことを特徴とす
    る請求項4記載のECMレーダ装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の信号発生手段は、前記複数の
    連続波の送信波出力を順次、変えることを特徴とする請
    求項4記載のECMレーダ装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の信号発生手段は、前記複数の
    連続波の周波数を順次、停止させることを特徴とする請
    求項4記載のECMレーダ装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の信号発生手段は、前記複数の
    連続波の周波数を時間分割で切り替えることを特徴とす
    る請求項7記載のECMレーダ装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の信号発生手段は、前記複数の
    連続波の送信波出力を低下させることを特徴とする請求
    項8記載のECMレーダ装置。
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