JP2007240312A - パルス圧縮レーダのレーダ信号処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パルス圧縮処理の演算量を削減できるパルス圧縮レーダのレーダ信号処理装置を提案する。
【解決手段】近距離用ビームのチャープ変調パルス信号と遠距離用ビームのチャープ変調パルス信号とを合成した合成チャープ変調パルス信号に基づきパルス圧縮リファレンス信号を生成するリファレンス信号生成回路、近距離用ビームの受信信号と前記遠距離用ビームの受信信号とを合成して合成受信信号を生成する受信信号処理回路、およびパルス圧縮リファレンス信号により合成受信信号をパルス圧縮処理するパルス圧縮処理回路を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、チャープ変調パルス信号を使用したパルス圧縮レーダのレーダ信号処理装置に関するものである。
特開2004−53569号公報には、長パルス幅のチャープ信号と、この長パルス幅のチャープ信号の後に、短パルス幅でチャープ周波数の異なるチャープ信号を付加した送信信号を使用し、要求されるブラインド距離に対応したパルス幅を選択できるパルス圧縮方式が開示されている。
特開2004−53569号公報
しかし、前記先行技術に開示されたパルス圧縮方式では、長パルス幅のチャ−プ信号と、短パルス幅のチャ−プ信号とのそれぞれに対応してパルス圧縮処理を行う必要があり、それらの演算量が大きく、処理時間が長くなる問題がある。
チャ−プ変調パルス信号を使用したパルス圧縮レーダにおけるパルス圧縮処理は、原理的には、受信信号と送信したチャ−プ変調パルス信号との相互相関を取ることにより、目標から反射した受信信号のパルス幅の短縮とS/N比の改善を図るものである。目標から反射した受信信号は、当然、送信したチャ−プ変調パルス信号と似ているので、相互相関結果が大きくなるが、例えば受信信号に含まれる受信機ノイズは、チャ−プ変調パルス信号とは似ておらず、相互相関結果が小さいので、S/N比の改善を図ることができる。
このパルス圧縮処理において、相互相関を取るための相関演算では、時間軸上での相互相関演算は演算量が非常に大きいので、時間軸上の畳み込み積分が周波数軸上の乗算に等しいことを利用し、一般的には、受信信号を周波数軸に変換する処理を行う。具体的には、パルス圧縮処理では、送信したチャ−プ変調パルス信号の複素共役を取り、それを周波数軸に変換して、パルス圧縮リファレンス信号として保持しておき、このパルス圧縮リファレンス信号と、受信信号を周波数軸に変換した信号とを複素乗算し、その複素乗算結果を時間軸に戻す処理を行う。
前記受信信号を周波数軸に変換する処理には、FFT処理を使用し、また前記複素乗算結果を時間軸に戻す処理には、逆FFT処理を使用して、演算の高速化を図っている。このFFT処理、逆FFT処理では、処理単位が2のべき乗である必要があるが、レーダのシステム設計の都合から、受信信号のレンジセル数は2のべき乗とはなっていない場合がほとんどであるため、余分な付加信号を追加し、強制的に2のべき乗にしてパルス圧縮を行っており、無駄が多い。特に、先行技術のように、長パルス幅と短パルス幅のチャ−プ変調パルス信号のそれぞれに対応してパルス圧縮処理を行うものでは、それぞれのチャ−プ変調パルス信号毎に、パルス圧縮処理演算が必要であり、またそれぞれのパルス圧縮処理演算で余分な付加信号を追加するので、その演算量は大きくなり、処理時間が大きくなる。
この発明は、互いに異なる変調を行った複数のチャ−プ変調パルス信号を、より少ない演算量でパルス圧縮処理することのできる改良されたパルス圧縮レーダのレーダ信号処理装置を提案するものである。
この発明の第1の観点によるパルス圧縮レーダのレーダ信号処理装置は、近距離用ビームのチャープ変調パルス信号と遠距離用ビームのチャープ変調パルス信号とを合成した合成チャープ変調パルス信号に基づきパルス圧縮リファレンス信号を生成するリファレンス信号生成回路、前記近距離用ビームの受信信号と前記遠距離用ビームの受信信号とを合成して合成受信信号を生成する受信信号処理回路、および前記パルス圧縮リファレンス信号により前記合成受信信号をパルス圧縮処理するパルス圧縮処理回路を備えたものである。
この発明の第2の観点によるパルス圧縮レーダのレーダ信号処理装置は、互いに異なる変調を受けた少なくとも2つのビームのそれぞれのチャープ変調パルス信号を合成した合成チャープ変調パルス信号に基づきパルス圧縮リファレンス信号を生成するリファレンス信号生成回路、前記少なくとも2つのビームのそれぞれの受信信号を合成して合成受信信号を生成する受信信号処理回路、および前記パルス圧縮リファレンス信号により前記合成受信信号をパルス圧縮処理するパルス圧縮処理回路を備えたものである。
この発明の第1の観点によるパルス圧縮レーダのレーダ信号処理装置では、近距離用ビームのチャープ変調パルス信号と遠距離用ビームのチャープ変調パルス信号とを合成した合成チャープ変調パルス信号に基づき生成したパルス圧縮リファレンス信号を用いて、前記近距離用ビームの受信信号と前記遠距離用ビームの受信信号とを合成して生成した合成受信信号をパルス圧縮処理するので、より少ない演算量でパルス圧縮処理を行うことができる。
この発明の第2の観点によるパルス圧縮レーダのレーダ信号処理装置は、互いに異なる変調を受けた少なくとも2つのビームのそれぞれのチャープ変調パルス信号を合成した合成チャープ変調パルス信号に基づき生成したパルス圧縮リファレンス信号を用いて、前記少なくとも2つのビームのそれぞれの受信信号を合成して生成した合成受信信号をパルス圧縮処理するので、より少ない演算量でパルス圧縮処理を行うことができる。
以下この発明のいくつかの実施の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明によるパルス圧縮レーダのレーダ信号処理装置の実施の形態1を示すブロック図である。この実施の形態1のパルス圧縮レーダは、遠距離用ビームと近距離用ビームのそれぞれのチャ−プ変調パルス信号PAa、PSbを送信するように構成され、実施の形態1のレーダ信号処理装置100は、リファレンス信号生成回路10と、受信信号処理回路20と、パルス圧縮処理回路30を備えている。
リファレンス信号生成回路10は、遠距離用ビームのチャ−プ変調パルス信号PSaと、近距離用ビームのチャ−プ変調パルス信号PSbとに基づき、オフライン処理により、パルス圧縮リファレンス信号REFを発生するもので、チャ−プ変調パルス信号蓄積手段11a、11bと、信号合成手段12と、複素共役処理手段13と、FFT処理手段14と、パルス圧縮リファレンス信号蓄積手段15を有する。
チャ−プ変調パルス信号PSa、PSbは、パルス圧縮レーダから目標に向けて放射される遠距離用ビーム、近距離用Bビームのそれぞれのチャ−プ変調パルス信号である。高い圧縮比を得るために、これらのチャ−プ変調パルス信号PSa、PSbは、ともにパルス幅の大きなパルスとされる。具体的には、チャ−プ変調パルス信号PSa、PSbは、互いに種類の異なるパルスであり、互いに異なる変調を行い、例えば遠距離用ビームのチャ−プ変調パルス信号PSaは、近距離用ビームのチャ−プ変調パルスPSbに比べて、よりパルス幅が大きくされている。高い圧縮比は、送信電力を低減するのに有効である。
チャ−プ変調パルス信号蓄積手段11a、11bは、それぞれチャ−プ変調パルス信号PSa、PSbを蓄積する。信号合成手段12は、チャ−プ変調パルス信号蓄積手段11a、11bに接続される。この信号合成手段12は、チャ−プ変調パルス信号蓄積手段11a、11bからチャ−プ変調パルス信号PSa、PSbを受けて、それらを時間軸上で互いに重畳して合成し、合成チャ−プ変調パルス信号PSを生成する。
この合成チャ−プ変調パルス信号PSは、複素共役処理手段13で複素共役処理され、さらにFFT処理手段14のFFT処理(高速フーリエ演算処理)で周波数軸上の信号に変換され、周波数軸上のパルス圧縮リファレンス信号REFとされる。このパルス圧縮リファレンス信号REFは、遠距離用ビームのチャ−プ変調パルス信号PSaと近距離用ビームのチャ−プ変調パルス信号PSbとに対応する近距離用ビーム/遠距離用ビームの合成されたパルス圧縮リファレンス信号であり、パルス圧縮リファレンス信号蓄積手段15に蓄積される。パルス圧縮リファレンス信号REFは、リファレンス信号生成回路10において、オフライン処理により、パルス圧縮処理に向けて、予め生成される。
受信信号処理回路20は、送信したチャ−プ変調パルス信号PSa、PSbが、目標で反射し、パルス圧縮レーダで受信された受信信号RSa、RSbに基づき合成受信信号RSを生成する。受信信号処理回路20は、受信信号入力手段21と、受信信号保存手段22と、受信信号合成手段23を有する。
受信信号入力手段21は、チャ−プ変調パルス信号PSa、PSbが目標で反射し、レーダにより受信された受信信号RSa、RSbを入力する。受信信号保存手段22は、受信信号入力手段21に接続され、入力された受信信号RSa、RSbを保存する。受信信号合成手段23は、受信信号保存手段22に接続され、受信信号RSa、RSbを時間軸上で合成して、合成受信信号RSを出力する。この合成受信信号RSは、受信信号処理回路20によりオンライン処理で生成される。
パルス圧縮処理回路30は、受信信号処理回路20からの合成受信信号RSと、リファレンス信号生成回路10からのパルス圧縮リファレンス信号REFとを受けて、パルス圧縮処理信号PCSを出力する。このパルス圧縮処理信号PCSは、近距離用ビーム/遠距離用ビームのパルス圧縮処理信号である。このパルス圧縮処理回路30は、FFT処理手段31と、複素乗算手段32と、逆FFT処理手段33を有する。
FFT処理手段31は、受信信号合成手段23に接続され、この受信信号合成手段23からの合成受信信号RSをFFT処理(高速フーリエ演算処理)し、周波数軸上の信号に変換する。この周波数軸上の信号に変換された合成受信信号RSは、複素乗算手段32により、リファレンス信号生成回路10からの周波数軸上のパルス圧縮リファレンス信号REFと複素乗算される。この複素乗算手段32の乗算出力は、周波数軸上の信号であり、逆FFT処理手段33により、逆FFT処理を受けて、時間軸上のパルス圧縮処理信号PCSに変換されて出力される。このパルス圧縮処理信号PCSは、受信信号RSaに対応する信号成分PCSaと、受信信号RSbに対応する信号成分PCSbを含む。
図2は、実施の形態1のパルス圧縮レーダのレーダ信号処理装置100における信号の処理プロセスを示すブロック図である。この図2では、受信信号処理回路20において、遠距離用ビームの受信信号RSaと、近距離用ビームの受信信号RSbが分離して図示され、これらの受信信号RSa、RSbを合成して合成受信信号RSが生成される。
図3は、パルス圧縮リファレンス信号REFおよび合成受信信号RSの変遷経過を示す波形図である。図3(a)は遠距離用ビームのチャ−プ変調パルス信号PSaを、図3(b)は近距離用ビームのチャ−プ変調パルス信号PSbを、図3(c)は合成チャ−プ変調パルス信号PSをそれぞれ示す。図3(a)(b)(c)の横軸は時間軸であり、互いに共通な時間軸である。図3(a)(b)(c)に示すように、チャ−プ変調パルス信号PSa、PSbは、それぞれの立ち上がり時点が、ともに時間軸上の0点に一致するようにして、信号合成手段12により重畳され、図3(c)に示す合成チャ−プ変調パルス信号PSとなる。この合成チャ−プ変調パルス信号PSを複素共役処理およびFFT処理することにより、パルス圧縮リファレンス信号REFが得られる。
図3(d)は遠距離用ビームのチャ−プ変調パルス信号PSaに対応する受信信号RSaを、図3(e)は近距離用ビームのチャ−プ変調パルスPSbに対応する受信信号RSbを、図3(f)はそれらを合成した合成受信信号RSをそれぞれ示す。図3(d)(e)(f)の横軸も時間軸である。チャ−プ変調パルス信号PSa、PSbの送信時点が、ともにタイム0(time0)に一致するようにして、受信信号RSa、RSbが受信信号合成手段23により合成される。この図3(d)(e)(f)の時間軸は、距離軸をも意味し、タイム0(time0)は、距離0(Range0)を意味する。受信信号RSbは、タイム0から所定時間tbだけ遅れて受信され、また受信信号RSaは、タイム0からta(ta>tb)だけ遅れて受信され、また図3(f)に示す合成受信信号RSでは、受信信号RSa、RSbが互いに重なることなく、離れている。合成受信信号RSの中の受信信号RSaは、合成チャ−プ変調パルス信号PSの信号部分aと相互相関が取られ、また受信信号RSbは、合成チャ−プ変調パルス信号PSの信号部分bと相互相関が取られ、それぞれS/N比の改善が図られる。信号部分a、bは、それぞれチャ−プ変調パルス信号PSa、PSbに対応する。
図4は、実施の形態1のパルス圧縮レーダのレーダ信号処理装置100における遠距離用ビームのチャ−プ変調パルス信号PSa、近距離用ビームのチャ−プ変調パルス信号PSb、および合成チャ−プ変調パルス信号PSの実際の波形例を示す。図4(a)は遠距離用ビームのチャ−プ変調パルス信号PSaを、図4(c)は近距離用ビームのチャ−プ変調パルス信号PSbを、またそれらの間の図4(b)は、それらを合成した合成チャ−プ変調パルス信号PSをそれぞれ示す。具体的には、図4(a)のチャ−プ変調パルス信号PSaは、そのIチャネル信号PSaIと、そのQチャネル信号PSaQを含み、図4(c)のチャ−プ変調パルス信号PSbは、そのIチャネル信号PSbIと、そのQチャネル信号PSbQを含み、また図4(b)の合成チャ−プ変調パルス信号PSは、そのIチャネル信号PSIと、そのQチャネル信号PSQを含んでいる。
図5、図6は、実施の形態1のパルス圧縮レーダのレーダ信号処理装置100において、パルス圧縮前の受信信号RSの信号分布、およびパルス圧縮後のパルス圧縮処理信号PCPの信号分布をそれぞれ示す。図5、図6において、横軸はレンジビンであり、縦軸は振幅である。パルス圧縮処理により、特定のレンジビンにおける振幅が強調され、S/N比が改善される。
さて、実施の形態1のパルス圧縮レーダのレーダ信号処理装置100について、パルス圧縮処理の演算量が減少する効果を具体的に説明する。例えば、近距離用ビームのチャ−プ変調パルス信号PSbに対応する受信信号RSbを3000レンジセル、遠距離用ビームのチャ−プ変調パルス信号PSaに対応する受信信号RSaを5000レンジセルと仮定する。
従来、これらの受信信号RSa、RSbを、独立したパルス圧縮リファレンス信号を用いて個別にパルス圧縮処理する場合、2のべき乗の処理を行うため、まず近距離用ビームのチャ−プ変調パルス信号PSbに対応する受信信号RSbに対するパルス圧縮処理では、3000レンジセルの受信信号RSbの後に、1096レンジセル分の振幅0の余分な付加信号を追加して、4kポイントのFFT処理を行う。また遠距離用ビームのチャ−プ変調パルス信号PSaに対応する受信信号RSaに対するパルス圧縮処理では、5000レンジセルの受信信号RSaの後に、3192レンジセル分の振幅0の余分な付加信号を追加して、8kポイントのFFT処理を行う。したがって、近距離用ビームのチャ−プ変調パルス信号PSbに対応する受信信号RSbに対するパルス圧縮処理では、4kポイントのFFT処理と、4kポイントの複素乗算処理と、4kポイントの逆FFT処理の演算を行う必要がある。また、遠距離用ビームのチャ−プ変調パルス信号PSaに対応する受信信号RSaに対するパルス圧縮処理では、8kポイントのFFT処理と、8kポイントの複素乗算処理と、8kポイントの逆FFT処理の演算を行う必要がある。
これに対して、実施の形態1では、近距離用ビームのチャ−プ変調パルス信号PSbに対応する3000レンジセルの受信信号RSaと、遠距離用ビームのチャ−プ変調パルス信号PSaに対応する5000レンジセルの受信信号RSaとを合成した8000レンジセルの合成受信信号RSに対して、192レンジセル分の振幅0の信号を付加して、8kポイントのFFT処理と、8kポイントの複素乗算処理と、8kポイントの逆FFT処理とを行うことになり、従来に比較して、4kポイントのFFT処理、複素乗算処理、および逆FFT処理の演算を削減することができる。
以上のように、実施の形態1のパルス圧縮レーダのレーダ信号処理装置100では、パルス圧縮処理の演算量を低減し、演算時間を短縮することができる。
実施の形態2.
図7は、この発明によるパルス圧縮レーダのレーダ信号処理装置の実施の形態2を示すブロック図である。実施の形態1では、パルス圧縮レーダが、遠距離用ビームのチャ―プ変調パルス信号PSaと近距離用ビームのチャ―プ変調パルス信号PSbを送信するものとしたが、この実施の形態2では、パルス圧縮レーダが、互いに異なる変調波であるn個の複数のビームのチャ―プ変調パルス信号PS1、PS2、・・・、PSnの中から任意にm個(ただし、mは2〜nの整数)のチャ−プ変調パルス信号を選択したm個のビームのチャ−プ変調パルス信号を放射するものとされる。n個のチャ−プ変調パルス信号PS1、PS2、・・・、PSnは、例えばパルス幅またはパルス周波数が、互いに異なるように変調される。
この実施の形態2のパルス圧縮レーダのレーダ信号処理装置100Aは、リファレンス信号生成回路10Aと、受信信号処理回路20Aと、パルス圧縮処理回路30Aを備えている。リファレンス信号生成回路10Aは、オフライン処理により、送信されるm個のビームのチャ−プ変調パルスを合成した合成チャ−プ変調パルス信号PSを生成し、この合成チャ−プ変調パルス信号PSに基づき、パルス圧縮リファレンス信号REFを生成する。
リファレンス信号生成回路10Aは、チャ−プ変調パルス信号蓄積手段111、112、・・・、11nと、信号合成回路120と、複素共役処理手段13と、FFT処理手段14と、パルス圧縮リファレンス信号蓄積手段15を有する。チャ−プ変調パルス信号蓄積手段111、112、・・・、11nは、それぞれチャ−プ変調パルス信号PS1、PS2、・・・、PSnを蓄積する。信号合成回路120は、これらのチャ−プ変調パルス信号PS1、PS2、・・・、PSnの中から選択した任意のm個のチャ−プ変調パルス信号を、時間軸上で合成して合成チャ−プ変調信号PSを出力する。複素共役処理手段13と、FFT処理手段14と、パルス圧縮リファレンス信号蓄積手段15は、合成チャ−プ変調パルス信号PSに対して、実施の形態1と同じ処理を行い、パルス圧縮リファレンス信号REFを発生する。
図8は、この信号合成回路120の詳細を示す。この信号合成回路120は、チャ―プ変調パルス信号PS1、PS2、・・・、PSnの中から任意の2個を選択して合成する個の信号合成要素122と、チャ―プ変調パルス信号PS1、PS2、・・・、PSnの中から任意の3つを選択して合成する個の信号合成要素123と、・・・、チャ―プ変調パルス信号PS1、PS2、・・・、PSnのすべてを選択して合成する個の信号合成要素12nを有する。信号合成回路120は、パルス圧縮レーダから送信される複数のビームに対応して、これらの信号合成要素122、123、・・・、12nのいずれか1つの信号合成出力を選択し、合成チャ―プ変調パルス信号PSとして出力する。
受信信号処理回路20Aは、チャ−プ変調パルス信号PS1、PS2、・・・、PSnの中で選択して送信されたm個のチャ−プ変調パルス信号が、目標で反射し、パルス圧縮レーダで受信されたm個の受信信号に基づき合成受信信号RSをオンライン処理で生成する。受信信号処理回路20Aは、実施の形態1と同様な受信信号入力手段21と、受信信号保存手段22と、受信信号合成手段23を有する。受信信号RS1、RS2、・・・、RSnは、それぞれチャ−プ変調パルス信号PS1、PS2、・・・、PSnに対応するが、受信信号処理回路20Aは、受信信号RS1、RS2、・・・、RSnの中で、送信されたm個のチャ−プ変調パルス信号に対応するm個の受信信号を時間軸上で合成した合成受信信号RSを発生する。
この実施の形態2では、リファレンス信号生成回路10Aは、パルス圧縮レーダから送信されるm個の複数のビームに対応した合成チャ−プ変調信号PSを出力し、それに基づくパルス圧縮リファレンス信号REFを発生し、また受信信号処理回路20Aは、パルス圧縮レーダから送信されるm個の複数のビームに対応した受信信号を受信して、それらの合成受信信号RSを出力する。
例えば、パルス圧縮レーダが、2つのチャ−プ変調パルス信号PS1、PS2を送信する場合には、リファレンス信号生成回路20Aは、チャ−プ変調パルス信号PS1、PS2を合成した合成チャ−プ変調パルス信号PSに基づき生成したパルス圧縮リファレンス信号REFを出力し、受信信号処理回路20Aは、受信信号RS1、RS2を合成した合成受信信号RSを出力する。
パルス圧縮レーダが、3つのチャ−プ変調パルス信号PS1、PS2、PS3を送信する場合には、リファレンス信号生成回路20Aは、チャ−プ変調パルス信号PS1、PS2、PS3を合成した合成チャ−プ変調パルス信号PSに基づき生成したパルス圧縮リファレンス信号REFを出力し、受信信号処理回路20Aは、受信信号RS1、RS2、RS3を合成した合成受信信号RSを出力する。
パルス圧縮レーダが、すべてのチャ−プ変調パルス信号PS1、PS2、・・・、PSnを送信する場合には、リファレンス信号生成回路20Aは、すべてのチャ−プ変調パルス信号PS1、PS2、・・・、PSnを合成した合成チャ−プ変調パルス信号PSに基づき生成したパルス圧縮リファレンス信号REFを出力し、受信信号処理回路20Aは、受信信号RS1、RS2、・・・、RSnを合成した合成受信信号RSを出力する。
パルス圧縮処理回路30Aは、実施の形態1と同じFFT処理手段31、複素乗算手段32、および逆FFT処理手段33を有し、受信信号処理回路20Aからの合成受信信号RSと、リファレンス信号生成回路10Aからのパルス圧縮リファレンス信号REFとを受けて、パルス圧縮処理信号PCSを出力する。
この実施の形態2のパルス圧縮レーダのレーダ信号処理装置100Aでも、パルス圧縮処理の演算量を低減し、演算時間を短縮することができる。
実施の形態3.
図9は、この発明によるパルス圧縮レーダのレーダ信号処理装置の実施の形態3を示すブロック図である。この実施の形態3のパルス圧縮レーダのレーダ信号処理装置100Bは、リファレンス信号生成回路10Bと、受信信号処理回路20Bと、パルス圧縮処理回路30Bを備えている。
この実施の形態3のパルス圧縮レーダのレーダ信号処理装置100Bでは、パルス圧縮処理回路30Bの演算量を考慮して、受信信号処理回路20Bにおいて、n個の受信信号RS1、RS2、・・・、RSnの中から適当な受信信号を選択する。例えばn個の受信信号RS1、RS2、・・・、RSnから選択した2つの受信信号RSc、RSdを受信するとき、受信信号RScの信号長が、所定の2のべき乗ポイントを超えている場合に、付加信号長ASLを、ASL=(所定の2のべき乗ポイントの次の2のべき乗ポイント)−(受信信号RScの信号長)としたとき、この付加信号長ASLに等しいか、またはこの付加信号長ASLにできるだけ近い信号長を持つ受信信号RSdを選択し、これらの受信信号RSc、RSdを合成する。
具体的には、受信信号RScの信号長が5000レンジセルである場合、4kポイントの次の2のべき乗ポイントは8kポイントであるので、付加信号長ASL=(8kポイント)−(5000)=3192であり、この3192レンジセルに等しいか、またはこれ以下で3192にできるだけ近い信号長を持つ受信信号RSdを選択し、これらの受信信号RSc、RSdを合成する。リファレンス信号生成回路10Bは、この受信信号RSc、RSdに対応したチャ−プ変調パルス信号PSc、PSdを合成した合成チャ―プ変調信号PSを生成する。
このリファレンス信号生成回路10Bは、例えば実施の形態2のリファレンス信号生成回路10Aと同様に、n個のチャ−プ変調パルス信号PS1、PS2、・・・、PSnを受けて、それらのm個を合成する複数の信号合成要素122、123、・・・、12nを有し、受信信号RSc、RSdに対応するチャ−プ変調パルス信号PSc、PSdを合成した信号合成要素122からの合成チャ−プ変調パルス信号PCに基づくパルス圧縮リファレンス信号REFを選択する。
実施の形態3のパルス圧縮処理回路30Bは、FFT処理回路31、複素演算回路32、逆FFT処理回路33とともに、リファレンス信号選択回路35を有する。このリファレンス信号選択回路35は、受信信号処理回路20Bの受信信号合成手段23から、合成した合成受信信号RSの受信信号RSc、RSdを表わす信号を受け、信号合成要素122の中で、その合成受信信号RSに対応する合成チャ−プ変調パルス信号PSを発生する信号合成要素を選択し、それに基づくパルス圧縮リファレンス信号REFを選択する。
図10は、これらの受信信号RSc、RSdの組み合わせと、その処理ポイントの関係を示す説明図である。
この実施の形態3によれば、パルス圧縮処理回路30Bにおいて、FFT処理、逆FFT処理を行う場合に、追加する付加信号を削減することができるので、実施の形態2に比べて、さらに演算量を削減することができる。
前記説明では、2つの受信信号RSc、RSdの組合せにより、パルス圧縮処理の演算量を削減するものとしたが、受信信号RS1、RS2、・・・、RSnから選択した1つの受信信号RScに対して、2つ以上の受信信号を組み合わせて、上記と同様に付加信号長ASLに等しいか、またはこの付加信号長ASL以下で、それにできるだけ近い信号長を持つ受信信号長とすることにより、同様な効果を得ることができる。
この発明によるパルス圧縮レーダのレーダ信号処理装置は、パルス圧縮レーダに応用することができる。
この発明によるパルス圧縮レーダのレーダ信号処理装置の実施の形態1を示すブロック図。 実施の形態1における信号の処理プロセスを示す機能ブロック図。 実施の形態1における信号の変遷経過を示す信号波形図。 実施の形態1における各信号の信号波形図。 実施の形態1におけるパルス圧縮処理前の受信信号を示す特性図。 実施の形態1におけるパルス圧縮処理信号を示す特性図。 この発明によるパルス圧縮レーダのレーダ信号処理装置の実施の形態2を示すブロック図。 実施の形態2に信号合成回路を示すブロック図。 この発明によるパルス圧縮レーダのレーダ信号処理装置の実施の形態2を示すブロック図。 実施の形態3のパルス圧縮の演算量を示す説明図。
符号の説明
10、10A、10B:リファレンス信号生成回路、
20、20A、20B:受信信号処理回路、
30、30A、30B;パルス圧縮処理回路。

Claims (3)

  1. 近距離用ビームのチャープ変調パルス信号と遠距離用ビームのチャープ変調パルス信号とを合成した合成チャープ変調パルス信号に基づきパルス圧縮リファレンス信号を生成するリファレンス信号生成回路、
    前記近距離用ビームの受信信号と前記遠距離用ビームの受信信号とを合成して合成受信信号を生成する受信信号処理回路、および
    前記パルス圧縮リファレンス信号により前記合成受信信号をパルス圧縮処理するパルス圧縮処理回路を備えたパルス圧縮レーダのレーダ信号処理装置。
  2. 互いに異なる変調を受けた少なくとも2つのビームのそれぞれのチャープ変調パルス信号を合成した合成チャープ変調パルス信号に基づきパルス圧縮リファレンス信号を生成するリファレンス信号生成回路、
    前記少なくとも2つのビームのそれぞれの受信信号を合成して合成受信信号を生成する受信信号処理回路、および
    前記パルス圧縮リファレンス信号により前記合成受信信号をパルス圧縮処理するパルス圧縮処理回路を備えたパルス圧縮レーダのレーダ信号処理装置。
  3. 請求項2記載のパルス圧縮レーダ装置のレーダ信号処理装置であって、前記受信合成信号のレンジセル数が、2のべき乗に近くなるように、前記少なくとも2つのビームが選択されたことを特徴とするパルス圧縮レーダのレーダ信号処理装置。
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