JPH11183607A - 合成開口レーダ装置 - Google Patents

合成開口レーダ装置

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JPH11183607A
JPH11183607A JP9358081A JP35808197A JPH11183607A JP H11183607 A JPH11183607 A JP H11183607A JP 9358081 A JP9358081 A JP 9358081A JP 35808197 A JP35808197 A JP 35808197A JP H11183607 A JPH11183607 A JP H11183607A
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雅史 岩本
Takahiko Fujisaka
貴彦 藤坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が複雑で高価なDBFアンテナを搭載す
ることなく衛星や航空機から地表や海面の高分解能画像
を得る合成開口レーダ装置を得ること。 【解決手段】 航空機あるいは衛星などの移動プラット
フォームに搭載して地表や海面を観測する合成開口レー
ダ装置において、複数の移動プラットフォームにビーム
がそれぞれ異なる方向を指向する送受信アンテナ19を
搭載した送受信局21a乃至21dと、それら複数の送
受信局からの受信信号を結合するスペクトル合成手段9
と、画像再生手段とを備え、送受信局にDBFアンテナ
を使用せずにまたは画像のS/Nを低下させずに、アジ
マス分解能を向上するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空機や衛星など
の移動プラットフォームに搭載する合成開口レーダ装置
に関し、特に地表を広域にわたって観測しその高分解能
画像を得る合成開口レーダ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の合成開口レーダ装置とし
ては、図7に示すようなものがあった。図7は特公平0
7−27021号公報に記載された合成開口レーダ装置
の構成を示すブロック図である。図7において、1は送
信機、2は送信アンテナ、3は受信機、4は受信アンテ
ナ、5はビーム形成部、6はDBF(Digital Beam Form
ing)アンテナ、7はパルス圧縮手段、8はフーリエ変換
手段、9はスペクトル合成手段、10はもう一つのフー
リエ変換手段、11は複素乗算手段、12は逆フーリエ
変換手段、13はアジマス圧縮手段、14はリファレン
ス信号発生部、15は表示装置である。
【0003】次に、図7乃至図11を参照して、この従
来の合成開口レーダ装置の動作を説明する。図8はこの
従来の合成開口レーダ装置の観測ジオメトリを示す図、
図9はシングルビームの合成開口レーダ装置の受信信号
のドップラー周波数を示す図、図10はマルチビームの
合成開口レーダ装置の受信信号のドップラー周波数を示
す図、図11はレンジ方向のアンビギュイティーを示す
図である。また、図8において、16はDBFアンテナ
6を搭載したプラットフォーム、17a、17b、17
c、17dは受信ビームのフットプリント、18は送信
ビームのフットプリントである。
【0004】この従来の合成開口レーダ装置は、航空機
や人工衛星に搭載されるが、図7に示すパルス圧縮手段
7よりも下流の手段は地上などに分けて設置することも
できる。送信アンテナ2は送信機1で発生した高周波パ
ルス信号を観測領域へ向けて照射し、その反射波を受信
アンテナ4が受けて受信機3がj増幅し検波する。受信
アンテナ4は空間内に多数配置されており、よく知られ
たアレーアンテナの原理により、所望の角度に受信ビー
ムを形成することができる。
【0005】ビーム形成部5は、いわゆるデジタルビー
ムフォーマであり、アレーアンテナの原理を用いてディ
ジタル計算機の上で受信ビームを形成するものである。
この場合、受信信号をメモリに蓄えておくことにより、
異なる角度を向いた複数の受信ビームを同時に形成する
ことが可能で、図7では4本のビームを形成する場合に
ついて示している。
【0006】この時、受信ビームは図8に示すように、
プラットフォームの移動方向に沿って、ビーム幅の間隔
で並べるものとする。また、送信ビームのフットプリン
ト18は、これらの受信ビームのフットプリント17
a、17b、17c、17dすべてを含むように設計さ
れているものとする。
【0007】パルス圧縮手段7は受信ビームそれぞれの
信号についてパルス圧縮処理を行う。このパルス圧縮処
理はレンジ方向の高分解能化を図るためにレーダ信号の
処理で一般的に使用されている方法で、チャープ変調の
ように送信帯域幅を拡大することによって、レンジ分解
能を送信パルス幅よりも改善する。
【0008】次に、図9を参照して、アジマス圧縮手段
13における処理について説明する。アジマス圧縮手段
13における処理は合成開口レーダ装置の特徴的な処理
である。図9は一般のシングルビームの合成開口レーダ
装置の受信信号の例を示したグラフであり、横軸が時
間、縦軸がドップラー周波数を示す。今、ビームがプラ
ットフォームの移動方向に対して垂直であるとすると、
エコーのドップラー周波数は、0を中心にしてビーム幅
に相当する分だけの拡がりをもつ。特に地上の一点のエ
コーに注目した場合には、そのドップラー周波数は、正
の値から除々に低下して負に変化する。
【0009】図9においてA、B、Cと記したのは、ア
ンテナから同一距離(レンジ)にあるが、角度方向(ア
ジマス方向)が異なる位置にある3つの点からのエコー
を模擬的に表したものである。このように、それぞれの
点のエコーのドップラー周波数変化は等しく、アジマス
方向の間隔に応じて異なる時間遅れを示す。これらのド
ップラー周波数の変化は、アンテナと目標点の位置関係
によって定まるので、プラットフォームの軌道パラメー
タから計算可能である。
【0010】そこで、予めこのようなドップラー周波数
と同じの変化をする信号をリファレンスとして用意して
おき、マッチドフィルタにより受信信号とリファレンス
信号との相関処理を行なうことにより、受信信号の時間
遅れ、すなわちアジマス座標を知ることができる。この
時、アジマス座標の分解能ΔAZは次式で表される。た
だしBはドップラー周波数の変化幅(帯域)、vはプラ
ットフォームの速度、λは送信波長、θBはアジマス方
向のビーム幅である。この式から、アジマス分解能はド
ップラー周波数の帯域によって決まることがわかる。
【0011】
【数1】
【0012】このマッチドフィルタは、リファレンス信
号と入力信号をそれぞれフーリエ変換してそれらの複素
乗算を求め、その結果を逆フーリエ変換することにより
実現することができる。次に、図7を参照して、その動
作を具体的に説明する。フーリエ変換手段8は受信信号
をフーリエ変換し、他方リファレンス信号発生部14は
リファレンス信号を発生し、フーリエ変換手段10がそ
のリファレンス信号をフーリエ変換する。そして、複素
乗算手段11がフーリエ変換したリファレンス信号と受
信信号との積を求め、逆フーリエ変換手段12がその積
を逆フーリエ変換することによりマッチドフィルタを実
現してアジマス座標を出力する。
【0013】次に、図10を参照して、スペクトル合成
手段9の動作について説明する。図10はエコーのドッ
プラー周波数変化を表すグラフで、図10の(a)乃至
(d)はそれぞれビーム#1乃至ビーム#4のエコー
を、図10の(e)はスペクトル合成手段9の出力を表
す。このように、スペクトル合成手段9は、4つのアン
テナで別々に観測した信号を周波数軸上で合成する。こ
の結果、ドップラー周波数の帯域はもとの信号の4倍に
なるので、画像のアジマス分解能も4倍になることがわ
かる。
【0014】このように、アンテナの受信ビームを分割
して、後に信号処理で合成すると次のような利点があ
る。アジマス分解能を上げるためにはドップラー周波数
の帯域を広げる必要があるが、そのためにはサンプリン
グの定理から、パルス繰り返し周期を短くする必要があ
る。しかし、パルス繰り返し周期を短くすると、レンジ
方向のアンビギュイティーが頻繁に発生するため、観測
できる領域が狭くなる。この様子を図11に示す。
【0015】次に、図11を参照して、レンジ方向のア
ンビギュイティーの発生について説明する。図11はビ
ームの中心線に沿った垂直断面を示したもので、図にお
いて番号を振った札が送信パルスを示す。この場合、ニ
アレンジ側のA点で反射した第3番目のパルス3は、フ
ァーレンジ側のB点で反射した第1番目のパルス1と重
なってしまい、区別することができない。したがって、
この場合にはエレベーションのビーム幅を半分以下に絞
って、観測領域を半分以下にすることが必要である。
【0016】そこで、本発明におけると同様、受信ビー
ムを分割すれば、ドップラー周波数の帯域はそのままな
ので、パルス繰り返し周期を短くする必要がなく、した
がってレンジ方向の観測領域を狭めることなくアジマス
分解能を改善することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の合成開口レーダ装置においては、構成が複雑であり
高価且つ重量が重いDBFアンテナを航空機や人工衛星
に搭載する必要があるという問題があった。
【0018】また、分解能を向上すると、画素あたりの
反射電力が低下するため、画像のS/N(Signal to No
ise ratio )が劣化する。一般に分解能を2倍(面積で
4倍)に向上するとS/Nは2の3乗分の1になるの
で、画像のS/Nを保ったままで分解能を2倍にするた
めには送信電力を8倍にする必要がある。しかし、日本
の人工衛星のように電源を太陽電池に依存する場合に
は、電源容量を大きくすることは容易でなく、送信電力
を増やすことは難しい。このため、従来の合成開口レー
ダ装置で分解能を向上すると、画像のS/Nが低下する
という問題があった。
【0019】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、構成が複雑で高価なDBFアンテナ
を搭載することなく、分解能の高い合成開口レーダ装置
を得ることを目的とする。
【0020】また、画像のS/Nを低下させることな
く、分解能の高い合成開口レーダ装置を得ることを目的
とする。
【0021】あるいはまた、画像のS/Nを低下させる
ことなく、スペックル雑音を低減した合成開口レーダ装
置を得ることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
かかる合成開口レーダ装置は、移動プラットフォームか
ら観測領域を観測する合成開口レーダ装置において、複
数の移動プラットフォームにビームがそれぞれ異なる方
向を指向する送受信アンテナを搭載した送受信局と、そ
れら複数の送受信局からの受信信号を結合するスペクト
ル合成手段と、このスペクトル合成手段の出力から画像
を再生する画像再生手段とを備え、前記レーダ装置にD
BFアンテナを使用せずにアジマス分解能を向上するよ
うにしたものである。
【0023】また、請求項2に記載の発明のかかる合成
開口レーダ装置は、前記画像再生手段により画像再生処
理された画像の振幅の和を求めるマルチルック手段を備
え、それぞれの送受信局の受信信号から再生した画像を
マルチルックすることにより、スペックル雑音を低減す
るようにしたものである。
【0024】また、請求項3に記載の発明のかかる合成
開口レーダ装置は、移動プラットフォームから観測領域
を観測する合成開口レーダ装置において、ビームを指向
する角度を変化できる送受信アンテナを搭載した送受信
局と、その受信信号を蓄える記憶手段と、複数の受信信
号を結合するスペクトル合成手段と、このスペクトル合
成手段の出力から画像を再生する画像再生手段とを備
え、決められた領域を、ビームを指向する角度を変えて
複数回観測し、その信号を結合することによって、アジ
マス分解能を向上するようにしたものである。
【0025】また、請求項4に記載の発明のかかる合成
開口レーダ装置は、ビームを指向する角度を特にビーム
幅の間隔で設定するようにしたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、添付図面、図1乃至図6に
基づき、本発明の各実施の形態を詳細に説明する。 実施の形態1.図1は本発明の実施の形態1にかかる合
成開口レーダ装置の構成を示すブロック図、図2は図1
に示す合成開口レーダ装置の観測ジオメトリを示す図で
ある。まず、図1を参照して、本発明の実施の形態1に
かかる合成開口レーダ装置の構成を説明する。図1にお
いて、1は送信機、3は受信機、、7はパルス圧縮手
段、8はフーリエ変換手段、9はスペクトル合成手段、
10はもう一つのフーリエ変換手段、11は複素乗算手
段、12は逆フーリエ変換手段、13はアジマス圧縮手
段、14はリファレンス信号発生部、15は表示装置で
ある。尚、フーリエ変換手段10、複素乗算手段11、
逆フーリエ変換手段12、及びリファレンス信号発生部
14により画像再生手段を構成する。また、19は送受
信アンテナ、20は送受切替器、21a乃至21dは送
受信局、22はデータベース、23はスイッチ回路、2
4はデータバッファである。また、本実施の形態におけ
る送受信局21a乃至21dは、従来のレーダ装置にお
けるようなDBFアンテナ6を使用していない。
【0027】次に、図2を参照して、本発明の実施の形
態1における観測ジオメトリについて説明する。図2に
おいて、16a乃至16dは移動するレーダプラットフ
ォーム、17a乃至17dはそれぞれのフットプリント
である。この実施の形態では、図1に示す送受信局21
a乃至21dは、図2に示す移動するレーダプラットフ
ォーム16a乃至16dにそれぞれ搭載されているもの
とする。しかし、それより下流の手段は地上などに設置
することができる。
【0028】次に、図1及び図2を参照して、本実施の
形態における合成開口レーダ装置の動作について説明す
る。送信機1から発生した高周波パルスは、送受切替器
20を経由して送受信アンテナ19から観測領域へ照射
される。観測領域で反射した信号は送受信アンテナ19
で受信され、受信機3で増幅・検波される。送受信アン
テナ19は、図2に示すように、それぞれのレーダプラ
ットフォーム16a乃至16d毎に指向角度が異なって
おり、例えばその間隔はビーム幅θBに設定される。こ
の場合、アンテナビームの指向制御はフェーズドアレー
アンテナを用いて電子的に行ってもよいし、機械的に回
転させても良いし、あるいはレーダプラットフォームの
姿勢を変えても良い。
【0029】スイッチ回路23は、それぞれの送受信局
21a乃至21dからの受信信号を、そのドップラー周
波数帯域の順に並べ変えて出力する。この時、データベ
ース22は、各レーダプラットフォーム16a乃至16
dの軌道と位置、およびこれに搭載されている送受信ア
ンテナ19の指向角度をスイッチ回路23に提供する。
またデータバッファ24は、フットプリント17a乃至
17dが、あたかも図9に示すように隣接しているかの
ように、時間軸を合わせる。この時、データベース22
は、各レーダプラットフォーム16a乃至16dの軌道
と位置、およびこれに搭載された送受信アンテナ19の
指向角度とビーム幅θBをデータベース22に提供す
る。
【0030】本実施の形態は上記のように構成したこと
により、従来の合成開口レーダ装置のように、DBFア
ンテナを用いることなく、図10(e)に示す信号と同
等の信号を生成することができるので、それ以降の処理
は図7に示すものと同等のパルス圧縮手段7以降の処理
によって高分解能画像が得られる合成開口レーダ装置を
提供することができる。
【0031】また、本実施の形態の構成によれば、複数
のレーダプラットフォームに搭載されたアンテナビーム
を合成することによって等価的にビーム幅を拡げるの
で、それぞれのレーダプラットフォームに搭載されたア
ンテナのビーム幅は、高分解能化する以前のそれと同じ
で良い。従って、それぞれのビームあたりの送信電力を
低下させることなく観測できるので、画像のS/Nを低
下させることなく分解能の高い合成開口レーダ装置を得
ることができる。
【0032】なお、それぞれのレーダプラットフォーム
は同一軌道を等間隔で近接して移動していてもかまわな
いし、あるいは不等間隔で間をあけて移動していてもか
まわない。ただし、すべてのレーダプラットフォームが
同一の領域を観測することが必要である。
【0033】以上のように、この実施の形態の合成開口
レーダ装置は、それぞれ異なる方向を指向するアンテナ
を搭載した複数のレーダプラットフォームが、同一軌道
を時間差をおいて通過しながら、それぞれ地上の同じ領
域を観測し、スペクトル合成手段がそれら複数のレーダ
装置の受信信号を結合して、画像再生手段により画像再
生処理を行うようにしたものである。また、それぞれの
アンテナの指向方向をビーム幅の間隔で設定するように
したものである。
【0034】実施の形態2.図3は本発明の実施の形態
2にかかる合成開口レーダ装置の構成を示すブロック図
である。以下、図3を参照して、本発明の実施の形態2
における合成開口レーダ装置の構成を説明する。図3に
おいて、1乃至24は図1のものと同一または同等の手
段であるから、更に詳細な説明は省略する。しかし、本
実施の形態では、図1に示し、パルス圧縮された信号を
スペクトル合成するようなスペクトル合成手段9は使用
しない。従って、図1に示すアジマス圧縮手段13のう
ちのスペクトル合成手段9を使用せず、パルス圧縮され
た信号を個別に画像再生するアジマス圧縮手段27a乃
至27dを使用する。また、25はマルチルック手段で
あり、本実施の形態における特徴要素である。尚、本実
施の形態における観測ジオメトリは図2に示すものと同
様である。
【0035】次に、図3を参照して、本発明の実施の形
態2における合成開口レーダ装置の動作を説明する。図
3において、送信機1からパルス圧縮手段7までの動作
は図1に示すものの動作と同様である。また、アジマス
圧縮手段27a乃至27dを構成する各手段の動作は図
1のものと同様であるが、本実施の形態では、パルス圧
縮された信号をスペクトル合成しないので、それぞれ個
別のアジマス圧縮手段27a乃至27dにより独立に画
像が再生される。
【0036】マルチルック手段25は、各アジマス圧縮
手段27a乃至27dにより得られた複素画像の振幅を
計算して、画素毎に画像間の総和を求める。これは、合
成開口レーダ装置に特有のスペックル雑音を低減するた
めのもので、良く知られた処理である。
【0037】このように、本実施の形態の構成によれ
ば、DBFアンテナを用いることなく、スペックル雑音
を低減して画像の品質を向上し、また、画像のS/Nを
低下させることなくスペックル雑音を低減することがで
きる合成開口レーダ装置を得ることができる。
【0038】なお、それぞれのレーダプラットフォーム
は同一軌道を等間隔で近接して移動していてもかまわな
いし、あるいは不等間隔で間をあけて移動していてもか
まわない。また、送受信アンテナの指向角度もビーム幅
の間隔で並んでいる必要はなく、任意に設定しても良
い。ただし、すべてのレーダプラットフォームが同一の
領域を観測することが必要である。
【0039】以上のように、この実施の形態の合成開口
レーダ装置は、それぞれ異なる方向を指向するアンテナ
を搭載した複数のレーダプラットフォームが、同一軌道
を時間差をおいて通過しながら、それぞれ地上の同じ領
域を観測し、画像再生手段によりそれら複数のレーダ装
置の受信信号からそれぞれ画像再生処理を行い、マルチ
ルック手段がそれぞれの画像の振幅の和を求めてスペッ
クル雑音を低減するようにしたものである。また、それ
ぞれのアンテナの指向方向をビーム幅の間隔で設定する
ようにしたものである。
【0040】実施の形態3.図4は本発明の実施の形態
3にかかる合成開口レーダ装置の構成を示すブロック
図、図5は図4に示す合成開口レーダ装置の観測ジオメ
トリを示す図である。以下、図4を参照して、本発明の
実施の形態3における合成開口レーダ装置の構成を説明
する。図4において、すべての構成要素は図1に示すも
のと同一または同等の手段であるから、更に詳細な説明
は省略する。しかし、図1に示す送受信局21a乃至2
1dは、複数使用して分解能を改善しスペックル雑音を
低減するようにしたが、この実施の形態の送受信局21
は1個のみでそれを実現するようにした。尚、この実施
の形態3における観測ジオメトリは図5に示す。
【0041】次に、図4を参照して、本発明の実施の形
態3における合成開口レーダ装置の動作を説明する。図
4において、それぞれ構成要素の動作は図1に示すもの
の動作と同様である。図1に示す実施の形態1において
は、レーダプラットフォーム16a乃至16dを複数備
えることによって分解能を改善したり、あるいはスペッ
クル雑音を低減するようにしたが、この実施の形態3で
は、図5に示すようにレーダプラットフォーム16は1
台で良い。
【0042】送受信局21を搭載したレーダプラットフ
ォーム16は、ある決められた領域を繰り返し観測す
る。その際、それぞれの観測毎にアンテナ指向角度が異
なっており、例えばその間隔はビーム幅θBに設定され
る。この場合、アンテナビームの指向制御はフェーズド
アレーアンテナを用いて電子的に行ってもよいし、機械
的に回転させても良いし、あるいはレーダプラットフォ
ームの姿勢を変えても良い。
【0043】スイッチ回路23は、それぞれの観測にお
ける送受信局21からの受信信号を、そのドップラー周
波数帯域の順に並べ変えて出力する。この時、データベ
ース22は、それぞれ観測の際のレーダプラットフォー
ム16の軌道と位置、および送受信アンテナ19の指向
角度をスイッチ回路23に提供する。このようにして得
られた複数のパルス圧縮された信号は、それ以後、実施
の形態1の動作と同様な動作により画像再生される。
【0044】このように、本実施の形態の構成によれ
ば、DBFアンテナを用いることなくアジマス分解能を
向上し、また、複数のレーダプラットフォームを用いる
ことなく、アジマス分解能を向上する合成開口レーダ装
置を得ることができる。或いはまた、本実施の形態の構
成によれば、画像のS/Nを低下させることなくアジマ
ス分解能を向上する合成開口レーダ装置を提供すること
がができる。
【0045】以上のように、この実施の形態の合成開口
レーダ装置は、レーダプラットフォームがアンテナの指
向方向を少しずつ変えて同一軌道を繰り返し通過して、
それぞれ地上の同じ領域を観測し、記憶手段がそれらの
受信信号を記憶し、スペクトル合成手段がそれら記憶し
た受信信号を結合して、画像再生手段により画像再生処
理を行うようにしたものである。また、それぞれのアン
テナの指向方向をビーム幅の間隔で設定するようにした
ものである。
【0046】実施の形態4.図6は本発明の実施の形態
4にかかる合成開口レーダ装置の構成を示すブロック図
である。以下、図6を参照して、本発明の実施の形態4
における合成開口レーダ装置の構成を説明する。図6に
おいて、すべての構成要素は図1に示すものと同一また
は同等の手段であるから、更に詳細な説明は省略する。
しかし、本実施の形態では、図4に示すスイッチ回路2
3とパルス圧縮手段7とを前後並べ替えた構成とする。
また、本実施の形態4における観測ジオメトリは図5に
示すものと同様である。
【0047】次に、図6を参照して、本発明の実施の形
態4における合成開口レーダ装置の動作を説明する。図
6において、それぞれの構成要素の動作は図4のものと
同様である。ただし、図4に示す実施の形態3では、ス
イッチ回路23で受信信号を並べ直してからデータバッ
ファ24で時間軸を調整し、パルス圧縮手段7でパルス
圧縮処理していたが、この実施の形態4では、パルス圧
縮手段7でパルス圧縮処理し、データバッファ24で時
間軸を調整した後にスイッチ回路23で受信信号を並べ
直すようにしている。このように操作の手順を入れ替え
ても、実施の形態3と同様の効果を得ることができる。
【0048】このように、本実施の形態の構成によれ
ば、DBFアンテナを用いることなくアジマス分解能を
向上し、また、複数のレーダプラットフォームを用いる
ことなく、アジマス分解能を向上する合成開口レーダ装
置を得ることができる。或いはまた、本実施の形態の構
成によれば、画像のS/Nを低下させることなくアジマ
ス分解能を向上する合成開口レーダ装置を提供すること
ができる。
【0049】以上のように、この実施の形態の合成開口
レーダ装置は、レーダプラットフォームがアンテナの指
向方向を少しずつ変えて同一軌道を繰り返し通過して、
それぞれ地上の同じ領域を観測し、記憶手段がそれらの
受信信号を記憶し、スペクトル合成手段がそれら記憶し
た受信信号を結合して、画像再生手段により画像再生処
理を行うようにしたものである。また、それぞれのアン
テナの指向方向をビーム幅の間隔で設定するようにした
ものである。
【0050】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成し、特に複
数のレーダプラットフォームに搭載された送受信局を使
用してドップラー周波数の帯域を広くするようにしたこ
とにより、DBFアンテナを用いなくともアジマス分解
能を向上する合成開口レーダ装置を得ることができる。
【0051】本発明は、上記のように構成し、特に複数
のレーダプラットフォームに搭載されたアンテナビーム
を合成することによって等価的にビーム幅を拡げるの
で、それぞれのレーダプラットフォームのアンテナのビ
ーム幅は、高分解能化以前のものでよいため、ビームあ
たりの送信電力を低下させることなく観測できるので、
画像のS/Nを低下させることなくアジマス分解能の高
い合成開口レーダ装置を得ることができる。
【0052】本発明は、上記のように構成し、特に1台
の送受信局(レーダプラットフォーム)を使用して、ア
ンテナ指向角度を変え決められた領域を繰り返し観測す
るようにしたことにより、DBFアンテナを用いること
なく、スペックル雑音を低減して画像の品質を向上する
合成開口レーダ装置を得ることができる。
【0053】本発明は、上記のように構成し、特にマル
チルック手段により、各アジマス圧縮手段で得られた複
素画像の振幅を計算して、画素毎に画像間の総和を求め
るようにしたことにより、画像のS/Nを低下させるこ
となくスペックル雑音を低減することができる合成開口
レーダ装置を得ることができる。
【0054】本発明は、上記のように構成し、特に1台
の送受信局を使用して、アンテナ指向角度を変え、決め
られた領域を繰り返し観測するようにしたことにより、
複数のレーダプラットフォームを用いることなく、アジ
マス分解能を向上する合成開口レーダ装置を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1にかかる合成開口レー
ダ装置の構成を示すブロック図。
【図2】 図1に示す合成開口レーダ装置の観測ジオメ
トリを示す図。
【図3】 本発明の実施の形態2にかかる合成開口レー
ダ装置の構成を示すブロック図。
【図4】 本発明の実施の形態3にかかる合成開口レー
ダ装置の構成を示すブロック図。
【図5】 図4に示す合成開口レーダ装置の観測ジオメ
トリを示す図。
【図6】 本発明の実施の形態4にかかる合成開口レー
ダ装置の構成を示すブロック図。
【図7】 従来の合成開口レーダ装置の構成を示すブロ
ック図。
【図8】 図8に示す従来の合成開口レーダ装置の観測
ジオメトリを示す図。
【図9】 シングルビームの合成開口レーダ装置の受信
信号のドップラー周波数を示す図。
【図10】 マルチビームの合成開口レーダ装置の受信
信号のドップラー周波数を示す図。
【図11】 レンジ方向のアンビギュイティーを示す
図。
【符号の説明】
1 送信機、 2 送信アンテナ、 3 受信機、 4
受信アンテナ、 5ビーム形成部、 6 DBFアン
テナ、 7 パルス圧縮部、 8 フーリエ変換手段、
9 スペクトル合成手段、 10 もう1つのフーリ
エ変換手段、11 複素乗算手段、 12 逆フーリエ
変換手段、 13 アジマス圧縮手段、 14 リファ
レンス信号発生部、15 表示装置 16 レーダプラ
ットフォーム、 17 フットプリント、 18 観測
領域 19 送受信アンテナ、 20 送受切換器、
21 送受信局、 22 データベース、 23 スイ
ッチ回路、 24 データバッファ、 25 マルチル
ック手段、 27 アジマス圧縮手段。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動プラットフォームから観測領域を観
    測する合成開口レーダ装置において、複数の移動プラッ
    トフォームにビームがそれぞれ異なる方向を指向する送
    受信アンテナを搭載した送受信局と、それら複数の送受
    信局からの受信信号を結合するスペクトル合成手段と、
    このスペクトル合成手段の出力から画像を再生する画像
    再生手段とを備えたことを特徴とする合成開口レーダ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記画像再生手段により画像再生処理さ
    れた画像の振幅の和を求めるマルチルック手段を備え、
    それぞれの送受信局の受信信号から再生した画像をマル
    チルックすることにより、スペックル雑音を低減するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の合成開口レー
    ダ装置。
  3. 【請求項3】 プラットフォームから観測領域を観測す
    る合成開口レーダ装置において、ビームを指向する角度
    を変化できる送受信アンテナを搭載した送受信局と、そ
    の受信信号を蓄える記憶手段と、複数の受信信号を結合
    するスペクトル合成手段と、このスペクトル合成手段の
    出力から画像を再生する画像再生手段とを備え、決めら
    れた領域を、ビームを指向する角度を変えて複数回観測
    し、その信号を結合するようにしたことを特徴とする合
    成開口レーダ装置。
  4. 【請求項4】 ビームを指向する角度を特にビーム幅の
    間隔で設定することを特徴とする請求項1または3記載
    の合成開口レーダ装置。
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