JP3197084B2 - レーダ装置 - Google Patents

レーダ装置

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JP3197084B2
JP3197084B2 JP32422492A JP32422492A JP3197084B2 JP 3197084 B2 JP3197084 B2 JP 3197084B2 JP 32422492 A JP32422492 A JP 32422492A JP 32422492 A JP32422492 A JP 32422492A JP 3197084 B2 JP3197084 B2 JP 3197084B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば遠距離対空用
のレーダ装置に係り、特にレーダ覆域内での受信感度を
均一化する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、遠距離対空用のレーダ装置にあっ
ては、捜索すべき覆域の最大距離と最大高度が限定され
ている。但し、この捜索覆域は、近距離においては広い
仰角範囲をカバーする必要があるが、遠距離においては
狭い仰角範囲で十分であるから、図5に示すような範囲
となっている。
【0003】これに対して、従来では (1)アンテナパタ
ーンを cosec2 θ(θ:仰角)に従うように整形するこ
とで受信感度を覆域に適合させる、あるいは(2) アンテ
ナパターンを低仰角方向から順にアンテナ指向方向を高
仰角方向へ移していき、その度に例えば送信パルス幅を
変えて受信感度を調整し、覆域に適合させる等の方法で
覆域内での受信感度の均一化を図っている。
【0004】しかしながら、 (1)の方法は、アンテナパ
ターンを整形するため、最大利得が2〜3dB程度低下
して最大距離が短くなってしまうという欠点を有する。
また、 (2)の方法は、仰角範囲が広いため、1つの方位
方向に対して送受信が全仰角について終了するまでの時
間が長くかかる。よって、アンテナの回転数(走査速
度)が遅くなり、データの得られる間隔が長くなってし
まうという欠点を有する。
【0005】また、 (1)、(2) のいずれの方法によって
も、地面等の反射による不要信号(クラッタ)の受信レ
ベルが近距離になるに従って急速に増大することから、
近距離でのダイナミックレンジを抑える必要が生じる。
そこで、従来のレーダ装置では、距離が近付くに従って
システムの感度を下げるように調整するSTC(Sensit
ivity Time Control:感度時間制御)と称される技術を
一般に用いている。
【0006】例えば (1)の方法におけるSTC処理は、
cosec2 θよりも高仰角のアンテナ利得を高めに保つブ
ーストアップと呼ばれる整形を施す。しかしながら、こ
のSTC処理は、近距離受信信号に対して減衰をかけつ
つ高仰角の受信感度を保持するため、アンテナの最大利
得が低下してしまうという欠点を有する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のレーダ装置では、最大距離、最大感度を低下させる
ことなく、捜索すべき全覆域に対して受信感度を適合さ
せることは非常に困難であった。
【0008】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたもので、最大距離、最大感度を低下させることな
く、捜索すべき全覆域に対して受信感度を適合させるこ
とができるレーダ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明に係るレーダ装置は、
【0010】(1)受信時のアンテナパターン形状を任意
に制御可能とするアンテナ装置とアンテナパターン制御
手段とを備え、前記アンテナ装置により繰り返し送信パ
ルスの反射波を受信するレーダ装置であって、前記アン
テナパターン制御手段は、前記送信パルスの繰り返し周
期内でその送信直後から時間経過と共に段階的に前記ア
ンテナパターンの仰角ビーム幅を狭くすることを特徴と
する。
【0011】(2) (1)の構成において、前記アンテナ装
置は、複数のアンテナ素子を配列したアレイアンテナ
と、前記複数のアンテナ素子の受信出力を選択的に合成
することで受信時のアンテナパターン形状を可変する受
信パターン可変手段とを備えることを特徴とする。
【0012】(3) (2)の構成において、前記アンテナ装
置は、さらに前記複数のアンテナ素子の全部または一部
を選択的に切り換えて送信信号を送出することで送信時
のアンテナパターンを可変する送信パターン可変手段を
備えることを特徴とする。
【0013】(4) (2)の構成において、前記アレイアン
テナは、複数のアンテナ素子それぞれに伝送信号の位相
を制御する移相器を取り付けてなるフェーズドアレイア
ンテナであり、前記アンテナ装置は、さらに前記移相器
の位相制御によりアンテナビームを走査するビーム走査
手段を備えることを特徴とする。
【0014】(5) (2)の構成において、前記アンテナ装
置は、前記複数のアンテナ素子の受信出力をそれぞれデ
ジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換部と、こ
のアナログ/デジタル変換部から出力される各アンテナ
素子からのデジタル信号に適宜係数を乗じて加算出力す
る演算処理部とを備え、前記係数に応じて受信時のアン
テナパターンが変化することを特徴とする。
【0015】(6) (5)の構成において、前記アンテナパ
ターン制御手段は、前記アンテナ装置の演算処理部に供
給する係数を発生する係数発生部と、この係数発生部に
受信距離に応じた係数を発生させる係数制御部とを備え
ることを特徴とする。
【0016】(7) (1)の構成において、前記アンテナパ
ターン制御部は、前記アンテナ装置の受信信号から距
離、方位、仰角のそれぞれもしくは全てについての受信
強度を計測してマップを作成するマップ作成手段と、こ
の手段で作成されたマップを記憶するマップ記憶手段と
を備え、この手段で記憶されたマップを参照して前記ア
ンテナパターン形状を変化させるようにしたことを特徴
とする。
【0017】(8) (7)の構成において、前記アレイアン
テナは、複数のアンテナ素子それぞれに伝送信号の位相
を制御する移相器を取り付けてなるフェーズドアレイア
ンテナであり、前記アンテナ装置は、さらに前記移相器
の位相制御によりアンテナビームを走査するビーム走査
手段を備え、前記マップ作成手段は、前記アンテナ装置
の受信信号から距離、方位、仰角のそれぞれもしくは全
てについての受信強度を走査ごとに計測し、その計測結
果を平均し、各平均値に基づいてマップを作成するよう
にしたことを特徴とする。
【0018】(9) (1)の構成において、さらに、前記ア
ンテナ装置の受信信号からクラッタ成分を除去すること
で移動目標を検出する第1の移動目標検出処理部と、前
記アンテナ装置の受信信号から所定のドプラ成分のみを
抽出することで移動目標を検出する第2の移動目標検出
処理部と、受信距離に応じて前記第1及び第2の移動目
標検出処理部のいずれか一方を適用する、その両方を適
用する、両方とも適用しないのうち一つを選択する信号
処理選択部とを備えることを特徴とする。
【0019】(10) (9)の構成において、前記信号処理選
択部は、前記第1及び第2の移動目標検出処理部のいず
れか一方または両方の出力に生じたクラッタ消え残りに
応じて選択判断を調整する機能を有することを特徴とす
る。
【0020】(11) (7)の構成において、さらに、前記ア
ンテナ装置の受信信号からクラッタ成分を除去すること
で移動目標を検出する第1の移動目標検出処理部と、前
記アンテナ装置の受信信号から所定のドプラ成分のみを
抽出することで移動目標を検出する第2の移動目標検出
処理部と、前記マップ記憶部に記憶されたマップに基づ
いて前記第1及び第2の移動目標検出処理部のいずれか
一方を適用する、その両方を適用する、両方とも適用し
ないのうち一つを選択する信号処理選択部とを備えるこ
とを特徴とする。
【0021】(12)(11)の構成において、前記信号処理選
択部は、前記第1及び第2の移動目標検出処理部のいず
れか一方または両方の出力に生じたクラッタ消え残りに
応じて選択判断を調整するようにしたことを特徴とす
る。
【0022】
【作用】上記構成によるレーダ装置では、基本的に、受
信時のアンテナパターン形状を距離に応じて変化させる
ことで、最大距離についての感度低下を生じることな
く、与えられたレーダ覆域について、いずれの距離でも
最適な受信感度が得られるようにしている。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
詳細に説明する。
【0024】図1はこの発明に係るレーダ装置の構成を
示すものである。図1において、アンテナ装置1はアン
テナ素子1aを方位角(AZ)方向にm列、仰角(E
L)方向にn列配列し、方位角方向のアンテナ素子をま
とめてm個のAZ合成/分離部11〜1mに取り付けて
構成され、図示しない回転駆動機構によって全方向を走
査するようになされている。上記AZ合成/分離部11
〜1mは送信信号を各アンテナ素子に分配供給し、各ア
ンテナ素子の受信信号を合成出力するものである。
【0025】一方、送信機2は所定周波数の繰返し送信
パルスを発生するもので、この送信パルスは可変分配器
3で最大mチャンネルに分配され、それぞれ移相器41
〜4m、送受切換器(サーキュレータ)51〜5mを介
してAZ合成/分離部11〜1mに送られ、各アンテナ
素子より移相器41〜4mで決定される方向に送出され
る。
【0026】また、AZ合成/分離部11〜1mで得ら
れたAZ合成受信信号はそれぞれ送受切換器51〜5m
を介して受信機61〜6mで復調検波され、さらにA/
D(アナログ/デジタル)変換器71〜7mでデジタル
信号に変換されてEL合成部8に送られる。
【0027】このEL合成部8は、図2に取り出して示
すように、各チャンネル毎に乗算器811〜81mが設
けられ、各乗算器811〜81mにおいて、対応するチ
ャンネルのAZ合成デジタル信号に係数発生器9からチ
ャンネル毎に与えられる係数を乗じて加算器82に送
り、加算出力するように構成される。
【0028】上記EL合成部8の合成出力は信号処理部
10に送られる。この信号処理部10は移動目標検出回
路(MTI)101とパルスドプラ処理回路102を備
えている。移動目標検出回路101は、入力した合成受
信信号からクラッタ成分を除去することで移動目標を抽
出するものである。パルスドプラ処理回路102は、合
成受信信号からあるドップラ成分のみを抽出することで
移動目標を検出するものである。
【0029】上記信号処理部10は、選択処理部11か
らの選択指令信号に応じて、移動目標検出回路101及
びパルスドプラ処理回路102のいずれか一方を適用す
る、または両方を適用する、または両方とも適用しな
い、のいずれかを選択可能となっている。この上記信号
処理部10から出力されるレーダ受信情報は表示器12
に画面表示されると共に、演算処理部13に送られる。
【0030】この演算処理部13はレーダ受信情報から
距離、方位、仰角のそれぞれもしくは全てについての受
信強度を走査ごとに計測し、その計測結果を平均し、各
平均値に基づいてマップを作成してマップ記憶部14に
記憶する。
【0031】また、演算処理部13はマップ記憶部14
に記憶されたマップを参照して、適宜可変分配器3の分
配チャンネル制御、係数発生器9の係数値制御を行うと
共に、選択処理部11を通じて信号処理部10の処理選
択制御を行う。係数値制御としては、各チャンネルの受
信信号に対する位相制御、利得(振幅)制御があり、そ
の組み合わせにより利得、ビーム幅、サイドローブレベ
ル等の受信パターン形状を所望の距離に応じて変化させ
る。上記構成において、以下その運用について説明す
る。
【0032】まず、アンテナ装置1において、送信機2
から出力される送信パルスは、可変分配器3で適宜各チ
ャンネルに分配され、移相器41〜4mで位相調整さ
れ、送受切換器51〜5m、AZ合成/分配部11〜1
mを介して各アンテナ素子から空間に送出される。
【0033】各アンテナ素子で受けた送信パルスの反射
信号はAZ合成/分配部11〜1mで一次元合成され、
送受切換器51〜5mを介して受信機61〜6mで復調
検波された後、A/D変換器71〜7mでデジタル信号
に変換され、EL合成部8で合成される。
【0034】ここで、所要の覆域に対し、最大距離が必
要な低仰角についてアンテナパターンを形成する場合、
送信時においては、送信パルスを可変分配器3で全チャ
ンネルに分配し、移相器41〜4mで低仰角にかつビー
ム幅を狭めて、全てについてのアンテナ素子を用いて送
出する。これによって、図3(a)に示すように、低仰
角で最大距離の覆域にペンシルビームによる送信パター
ンを形成することができる。
【0035】受信時においては、EL合成部8で各チャ
ンネルの受信信号を合成する際、乗算器81〜8mに対
する係数を制御することで、ビーム幅を最大に狭くする
と共に、利得を最大に設定する。これによって、図3
(b)に示すように、低仰角で最大距離の覆域にペンシ
ルビームによる受信パターンを形成することができ、受
信感度を最大にすることができる。
【0036】一方、高仰角のうち広い仰角ビーム幅が必
要な近距離においては、送信パルスを可変分配器3で一
部のチャンネル(例えば上下に分割した一方)に分配
し、対応するチャンネルの移相器41〜4mで高仰角に
かつビーム幅を広げて、割り当てられたチャンネルのア
ンテナ素子を用いて送出する。これによって、図4
(a)に示すように、高仰角で仰角ビーム幅の広い cos
ecビームによる送信パターンを形成することができる。
【0037】受信時においては、EL合成部8で各チャ
ンネルの受信信号を合成する際、乗算器81〜8mに与
える係数について、例えば部分的に“0”にして合成チ
ャンネル数を低減する等の制御を行うことで、ビーム幅
を最大に広げると共に、利得を必要最小限に設定する。
これによって、図(b)中R1に示すように、高仰角
のうち広い仰角で近距離の覆域にファンビームによる受
信パターンを形成することができる。
【0038】また、受信距離を長くする場合は、EL合
成部8で各チャンネルの受信信号を合成する際、乗算器
81〜8mに与える係数を距離に応じて制御し、合成チ
ャンネル数を増大し、ビーム幅を最大に広げつつ、利得
を増大していくことで、図4(b)中R2,R3,R4
に示すように、ファンビームによる受信パターンを所要
の覆域に沿って変化させることができる。尚、このよう
に距離によってパターンを制御することは、最大距離か
つ低仰角についても適用できることは明らかである。
【0039】このように、最大距離かつ低仰角の場合
と、高仰角かつ近距離の場合でビーム形成処理を分割
し、さらに受信時のアンテナパターンを距離に応じて変
化させていけば、仰角方向に多数の送信を順に行う必要
もなく、最大距離方向でのアンテナ利得の低下も避ける
ことができる。また、近距離において、ビーム幅を広く
することでアンテナ利得が下がるため、近距離での感度
を低下させるSTCの機能も同時に実施できる。したが
って、上記構成によるレーダ装置は、最大距離、最大感
度を低下させることなく、捜索すべき全覆域に対して受
信感度を適合させることができる。
【0040】ところで、以上はアンテナパターンを距離
についてのみ制御する場合を説明したが、さらにクラッ
タの状況、サイドローブレベル等を考慮して受信感度を
制御すれば、よりいっそう効果的である。
【0041】そこで、演算処理部13において、アンテ
ナ装置1の受信信号から距離、方位、仰角のそれぞれ、
もしくは全てについての受信強度を計測してマップを作
成し、マップ記憶部に記憶しておく。そして、記憶して
おいたマップを参照してクラッタ等が強く生じる距離、
仰角で受信感度が低くなるように、送信時は可変分配器
3及び移相器41〜4mを、受信時は係数発生器9を制
御し、アンテナパターン形状を変化させる。これによっ
て、クラッタ、サイドローブレベルの抑圧を信号処理と
相俟って効果的に実行できる。
【0042】マップの精度を上げるためには、例えば移
相器41〜4mの位相制御によりアンテナビームを走査
し、マップ作成時に距離、方位、仰角のそれぞれ、もし
くは全てについての受信強度を走査ごとに計測し、その
計測結果を平均し、各平均値に基づいてマップを作成す
ればよい。
【0043】さらに、マップを作成した結果、信号処理
部10の負担を軽減することもできる。すなわち、演算
処理部13において、マップ記憶部14に記憶されてい
るマップを参照し、そのマップ上の距離、方位、仰角の
それぞれ、もしくは全てについての受信強度情報から、
移動目標検出回路101とパルスドプラ処理回路102
を必要に応じて使い分けることで、よりいっそうの処理
効果を期待できる。
【0044】特に、マップを移動目標検出回路101と
パルスドプラ処理回路102の処理結果から作成するこ
とで、移動目標検出回路101とパルスドプラ処理回路
102のいずれか一方または両方の出力に生じたクラッ
タ消え残りに応じて選択判断の基準を調整することがで
き、これによって目標検出の精度を高めることができ
る。
【0045】尚、この発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形しても同様に実施可能であることはいうまで
もない。
【0046】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、最大距
離、最大感度を低下させることなく、捜索すべき全覆域
に対して受信感度を適合させることができるレーダ装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るレーダ装置の一実施例の構成を
示すブロック構成図である。
【図2】同実施例のEL合成部の構成を示すブロック回
路図である。
【図3】同実施例において、最大距離、低仰角の覆域を
捜索する場合の送受信時の各アンテナパターンを示すパ
ターン波形図である。
【図4】同実施例において、高仰角、近距離の覆域を捜
索する場合の送受信時の各アンテナパターンを示すパタ
ーン波形図である。
【図5】レーダ装置に要求される捜索覆域の範囲を示す
図である。
【符号の説明】
1…アンテナ装置、11〜1m…AZ合成/分離部、1
a…アンテナ素子、2…送信機、3…可変分配器、41
〜4m…移相器、51〜5m…送受切換器、61〜6m
…受信機、71〜7m…A/D変換器、8…EL合成
部、81〜8m…乗算器、82…加算器、9…係数発生
器、10…信号処理部、101…移動目標検出回路、1
02…パルスドプラ処理回路、11…選択処理部、12
…表示器、13…演算処理部、14…マップ記憶部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−70181(JP,A) 特開 平1−142479(JP,A) 特開 昭58−118974(JP,A) 特開 平3−1099(JP,A) 特開 昭55−75667(JP,A) 特開 昭55−59361(JP,A) 特開 昭55−18986(JP,A) 実開 昭58−13708(JP,U) 実開 平4−18380(JP,U) 特公 昭62−47002(JP,B2) 特公 平2−42198(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/00 - 7/42 G01S 13/00 - 13/96

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信時のアンテナパターン形状を任意に
    制御可能とするアンテナ装置とアンテナパターン制御手
    段とを備え、前記アンテナ装置により繰り返し送信パル
    スの反射波を受信するレーダ装置であって、前記アンテ
    ナパターン制御手段は、前記送信パルスの繰り返し周期
    内でその送信直後から時間経過と共に段階的に前記アン
    テナパターンの仰角ビーム幅を狭くすることを特徴とす
    レーダ装置。
  2. 【請求項2】 前記アンテナ装置は、複数のアンテナ素
    子を配列したアレイアンテナと、前記複数のアンテナ素
    子の受信出力を選択的に合成することで受信時のアンテ
    ナパターン形状を可変する受信パターン可変手段とを備
    えることを特徴とする請求項1記載のレーダ装置。
  3. 【請求項3】 前記アンテナ装置は、さらに前記複数の
    アンテナ素子の全部または一部を選択的に切り換えて送
    信信号を送出することで送信時のアンテナパターンを可
    変する送信パターン可変手段を備えることを特徴とする
    請求項2記載のレーダ装置。
  4. 【請求項4】 前記アレイアンテナは、複数のアンテナ
    素子それぞれに伝送信号の位相を制御する移相器を取り
    付けてなるフェーズドアレイアンテナであり、前記アン
    テナ装置は、さらに前記移相器の位相制御によりアンテ
    ナビームを走査するビーム走査手段を備えることを特徴
    とする請求項2記載のレーダ装置。
  5. 【請求項5】 前記アンテナ装置は、前記複数のアンテ
    ナ素子の受信出力をそれぞれデジタル信号に変換するア
    ナログ/デジタル変換部と、このアナログ/デジタル変
    換部から出力される各アンテナ素子からのデジタル信号
    に適宜係数を乗じて加算出力する演算処理部とを備え、
    前記係数に応じて受信時のアンテナパターンが変化する
    ことを特徴とする請求項2記載のレーダ装置。
  6. 【請求項6】 前記アンテナパターン制御手段は、前記
    アンテナ装置の演算処理部に供給する係数を発生する係
    数発生部と、この係数発生部に受信距離に応じた係数を
    発生させる係数制御部とを備えることを特徴とする請求
    項5記載のレーダ装置。
  7. 【請求項7】 前記アンテナパターン制御部は、前記ア
    ンテナ装置の受信信号から距離、方位、仰角のそれぞれ
    もしくは全てについての受信強度を計測してマップを作
    成するマップ作成手段と、この手段で作成されたマップ
    を記憶するマップ記憶手段とを備え、この手段で記憶さ
    れたマップを参照して前記アンテナパターン形状を変化
    させるようにしたことを特徴とする請求項1記載のレー
    ダ装置。
  8. 【請求項8】 前記アレイアンテナは、複数のアンテナ
    素子それぞれに伝送信号の位相を制御する移相器を取り
    付けてなるフェーズドアレイアンテナであり、前記アン
    テナ装置は、さらに前記移相器の位相制御によりアンテ
    ナビームを走査するビーム走査手段を備え、前記マップ
    作成手段は、前記アンテナ装置の受信信号から距離、方
    位、仰角のそれぞれもしくは全てについての受信強度を
    走査ごとに計測し、その計測結果を平均し、各平均値に
    基づいてマップを作成するようにしたことを特徴とする
    請求項7記載のレーダ装置。
  9. 【請求項9】 さらに、前記アンテナ装置の受信信号か
    らクラッタ成分を除去することで移動目標を検出する第
    1の移動目標検出処理部と、前記アンテナ装置の受信信
    号から所定のドプラ成分のみを抽出することで移動目標
    を検出する第2の移動目標検出処理部と、受信距離に応
    じて前記第1及び第2の移動目標検出処理部のいずれか
    一方を適用する、その両方を適用する、両方とも適用し
    ないのうち一つを選択する信号処理選択部とを備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載のレーダ装置。
  10. 【請求項10】 前記信号処理選択部は、前記第1及び
    第2の移動目標検出処理部のいずれか一方または両方の
    出力に生じたクラッタ消え残りに応じて選択判断を調整
    する機能を有することを特徴とする請求項9記載のレー
    ダ装置。
  11. 【請求項11】 さらに、前記アンテナ装置の受信信号
    からクラッタ成分を除去することで移動目標を検出する
    第1の移動目標検出処理部と、前記アンテナ装置の受信
    信号から所定のドプラ成分のみを抽出することで移動目
    標を検出する第2の移動目標検出処理部と、前記マップ
    記憶部に記憶されたマップに基づいて前記第1及び第2
    の移動目標検出処理部のいずれか一方を適用する、その
    両方を適用する、両方とも適用しないのうち一つを選択
    する信号処理選択部とを備えることを特徴とする請求項
    7記載のレーダ装置。
  12. 【請求項12】 前記信号処理選択部は、前記第1及び
    第2の移動目標検出処理部のいずれか一方または両方の
    出力に生じたクラッタ消え残りに応じて選択判断を調整
    するようにしたことを特徴とする請求項11記載のレー
    ダ装置。
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