JP6744481B2 - レーダ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーダ装置に関する。
従来、自動車の自動運転や運転支援システムにおいて利用するために、自動車に搭載されて周囲の障害物等の物体を検出するレーダ装置が知られている。こうしたレーダ装置は一般に、ミリ波帯(77GHz、79GHz)や準ミリ波帯(24GHz)といった直線性に優れる周波数帯の電波を、FMCW(Frequency Modulated Continuous Wave)変調や多周波CW変調などの変調方式で変調して放射する。そして、放射した電波による周辺物体からの反射波を受信して信号処理することで、レーダ装置に対する周辺物体の相対的な距離、速度、方向(角度)を算出する。この信号処理では、受信した反射波をFFT(Fast Fourier Transform)処理することで周波数成分に分解して、スペクトラムのピーク値が所定の信号対雑音比(SNR:Signal to Noise Ratio)の値以上であれば、周辺物体として検知する。したがって、検知率の向上および誤検知の抑制には、雑音レベルを低下させて信号強度を増加させることが必要となる。
しかし、今後自動車へ搭載されるレーダ装置の普及が進むにつれて、他車両からの電波干渉の増加が予想される。すなわち、自動車用のレーダ装置では、本来の受信信号だけでなく、他車両のレーダ装置から放射された電波が周辺物体で反射された反射波を受信したり、他車両のレーダ装置から放射された電波を直接受信したりする確率が高くなる。特に、自車両が他車両と接近して併走または追従走行している場合や、渋滞等により多くの車両が数メートル以内の範囲に密集しているような場合などでは、他車両からの電波干渉を受ける確率が高くなる。
一般的に、FMCW変調や多周波CW変調等の変調方式を用いるレーダ装置が、他の同様な変調方式のレーダ装置からの電波干渉を受けた場合には、受信波形の乱れが発生してFFT処理結果の雑音レベルが上昇することが知られている。さらに、他車両のレーダ装置の変調波形が自車両のレーダ装置の変調波形に近い場合は、雑音レベルの増大だけでなく、他車両のレーダ装置からの受信信号を周辺物体として誤認識することも考えられる。
そこで、このような状況を回避する技術が考案されている。特許文献1には、電波干渉を検知した場合に、送信波で使用する周波数を他の周波数に変更する車載レーダ装置の技術が開示されている。
特開2015−224899号公報
特許文献1に開示された技術では、変更後の送信波の周波数として、予め定められた周波数やランダムに選択した周波数を使用する。したがって、自車両の周囲に周波数が異なる多数のレーダ装置が存在しているような状況では、変更後の周波数でも電波干渉が生じている場合がある。このような場合には、周波数の変更を繰り返すこととなるため、安定したレーダ装置の動作を行うことができない。
本発明によるレーダ装置は、周波数変調された変調信号を発生する発振部と、前記変調信号を用いて所定の変調動作期間中に周波数変調された送信信号を放射する送信部と、前記送信信号が周囲の物体で反射された受信信号を受信する受信部と、前記受信信号に基づいて前記物体の情報を算出する物体情報算出部と、前記変調動作期間とは重複しない探索変調動作期間中に、所定の最小周波数から最大周波数までの間で周波数掃引した探索変調信号を前記発振部に発生させる探索変調制御部と、前記探索変調信号を用いて前記受信部が受信した探索受信信号に基づいて、前記最小周波数から前記最大周波数までの間で周囲の電波干渉状況を計測する干渉状況解析部と、前記干渉状況解析部により計測された前記電波干渉状況に基づいて前記送信信号の周波数帯域を選択する帯域選択部と、を備え、前記干渉状況解析部は、前記最小周波数から前記最大周波数までの間で、所定の第1の周波数を起点に設定された複数の第1の周波数帯域ごとに前記探索受信信号の雑音レベルを算出する第1の解析処理と、前記第1の周波数に所定のオフセット周波数を加えた第2の周波数を起点に設定された複数の第2の周波数帯域ごとに前記雑音レベルを算出する第2の解析処理とを、時系列で実行し、前記帯域選択部は、前記干渉状況解析部による前記雑音レベルの算出結果に基づいて前記送信信号の周波数帯域を選択する
本発明によれば、多数のレーダ装置による電波干渉が生じている場合でも、安定したレーダ装置の動作を実現できる。
本発明の一実施形態に係るレーダ装置の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る信号処理部の機能構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る信号処理部が実行する処理のフローチャートである。 変調信号の例を示す図である。 探索変調信号と探索受信信号の例を示す図である。 探索変調信号と探索受信信号の例を示す図である。 探索変調信号と探索受信信号の例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における周波数探索処理のフローチャートである。 周波数探索処理における処理単位の周波数帯域と処理順序の例を示す図である。 周波数探索処理における処理単位の周波数帯域と処理順序の例を示す図である。 周波数探索処理における処理単位の周波数帯域と処理順序の例を示す図である。 探索受信信号のFFT処理結果および雑音レベルの例を示す図である。 帯域選択処理のフローチャートである。 レーダ装置の全体動作を説明する図である。 本発明の第2の実施形態における周波数探索処理のフローチャートである。
以下、図面に従って本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係るレーダ装置108の構成を示す図である。レーダ装置108は、自動車等の車両に搭載されて車両周囲の物体を検知すると共に、車両周囲の電波干渉状況を計測するために使用されるものであり、送信アンテナ101、受信アンテナ102、送信部103、受信部104、発振器105、信号処理部106、および通信インタフェース107を備える。レーダ装置108は、車両内に設けられた車両制御装置109に接続されている。
発振器105は、周波数変調された変調信号を発生し、送信部103および受信部104に供給する。発振器105には、たとえばVCO(Voltage Controlled Oscillator)や逓倍器等を含んで構成されたPLL(Phase Locked Loop)が用いられる。発振器105が出力する変調信号の周波数、または変調信号の周波数を所定の比率で分周した周波数は、信号処理部106により制御(変調)されている。なお、発振器105は、車両周囲の物体を検知する際と、車両周囲の電波干渉状況を計測する際とでは、異なる方法で変調信号を生成する。この点については、後で詳しく説明する。
送信部103は、車両周囲の物体を検知する際に、発振器105からの変調信号を電力増幅することで、周波数変調された送信信号を送信アンテナ101へ出力する。この送信信号は、送信アンテナ101を介して、車両の周囲、たとえば車両前方に向けた電波として放射される。以下では、送信アンテナ101から周波数変調された送信信号が放射される期間を「変調動作期間」と称する。なお、送信部103は、車両周囲の電波干渉状況を計測する際には送信信号の放射を行わないようにする。このとき、送信部103の動作を停止させてもよいし、発振器105から送信部103に変調信号を出力しないようにしてもよい。
受信部104は、車両周囲の物体を検知する際には、変調動作期間中に送信部103から送信アンテナ101を介して放射された送信信号が車両周囲の物体で反射されて受信アンテナ102に入力されることで得られた信号を受信する。以下では、こうして送信部103からの送信信号に応じて受信部104が受信する信号を「受信信号」と称する。そして、受信信号を発振器105からの変調信号とミキシングすることで、これらの信号の周波数差に応じたビート信号を生成し、周波数ダウンコンバートを行う。受信部104で生成されたビート信号は、不図示の帯域制限フィルタを通して不要周波数がカットされた後、信号処理部106に入力される。
信号処理部106は、車両周囲の物体を検知する際には、変調動作期間中に送信部103が送信信号を放射するための変調信号を発振器105に発生させる。そして、受信部104からのビート信号をAD変換したデジタルデータを入力し、このデジタルデータに基づいて車両周囲の物体を検知するための信号処理を行う。以下では、信号処理部106がこうした信号処理を行う期間を「信号処理期間」と称する。
また、信号処理部106は、車両周囲の電波干渉状況を計測する際には、送信部103が送信信号を放射するための変調信号とは異なる方法で、車両周囲の電波干渉状況を計測して干渉の少ない周波数帯域を探索するための変調信号を発振器105に発生させる。そして、この変調信号を用いて受信部104が受信した信号に基づいて、車両周囲の電波干渉状況を計測し、以降の送信信号の周波数帯域を選択する。このとき受信部104は、受信信号を受信するときと同様に、受信アンテナ102を介して入力された信号を発振器105からの変調信号とミキシングすることで、これらの信号の周波数差に応じたビート信号を生成し、不図示の帯域制限フィルタを通して信号処理部106に出力する。信号処理部106は、受信部104からのビート信号をAD変換したデジタルデータを入力し、このデジタルデータに基づいて、電波干渉状況の計測および周波数帯域の選択を行うための信号処理を行う。以下では、このときに発振器105が発生する変調信号を「探索変調信号」、受信部104が受信する信号を「探索受信信号」とそれぞれ称する。また、発振器105が探索変調信号を発生する期間を「探索変調動作期間」、信号処理部106が上記の信号処理を行う期間を「周波数探索処理期間」とそれぞれ称する。
レーダ装置108では、上記の変調動作期間、信号処理期間、探索変調動作期間および周波数探索処理期間のセット(以下「フレーム」と称する)が一定周期ごとに繰り返される。なお、上記の変調動作期間と信号処理期間とは、同一フレーム内で互いに重複しない別々の期間としてもよいし、その一部または全部が重複していてもよい。同様に、探索変調動作期間と周波数探索処理期間、および信号処理期間と探索変調動作期間についても、同一フレーム内で互いに重複しない別々の期間としてもよいし、その一部または全部が重複していてもよい。さらに、連続する2つのフレーム間で周波数探索処理期間と変調動作期間の一部または全部が重複していてもよい。少なくとも変調動作期間と探索変調動作期間とが重複しなければ、これらの期間を任意に設定することができる。
通信インタフェース107は、レーダ装置108と車両制御装置109の間で入出力される通信信号のインタフェース処理を行う。この通信インタフェース107が行うインタフェース処理により、信号処理部106の信号処理結果が車両制御装置109に送信されると共に、車両制御装置109から送信された各種の制御用データが信号処理部106に入力される。
図2は、本発明の一実施形態に係る信号処理部106の機能構成を示す図である。信号処理部106は、その機能として、FFT処理部110、デマルチプレクサ111、物体情報算出部112、干渉状況解析部113、帯域選択部114、および探索変調制御部115を備える。信号処理部106は、たとえばCPU、ROM、RAM等を用いて構成されており、ROMに記憶されたプログラムをCPUで実行することにより、これらの機能を実現する。なお、信号処理部106の各機能をFPGA等のハードウェアで実現してもよい。
FFT処理部110には、受信部104から出力されてAD変換されたビート信号のデジタルデータが入力される。FFT処理部110は、入力されたビート信号のデジタルデータに基づいて高速フーリエ変換(FFT)を行うことで、ビート信号を周波数成分に分解した信号波形を求める。FFT処理部110により求められた信号波形の情報、すなわち受信信号または探索受信信号のスペクトル情報は、デマルチプレクサ111を介して物体情報算出部112または干渉状況解析部113に出力される。
デマルチプレクサ111は、信号処理部106の動作状態に応じて、FFT処理部110で求められた周波数成分ごとの信号強度情報の出力先を切り替える。具体的には、信号処理部106が車両周囲の物体を検知するための信号処理を行う信号処理期間では、FFT処理部110で求められた受信信号のスペクトル情報が物体情報算出部112に出力されるように、デマルチプレクサ111の出力先を切り替える。一方、信号処理部106が車両周囲の電波干渉状況を計測して干渉の少ない周波数帯域を探索するための処理を行う周波数探索処理期間では、FFT処理部110で求められた探索受信信号のスペクトル情報が干渉状況解析部113に出力されるように、デマルチプレクサ111の出力先を切り替える。
物体情報算出部112は、FFT処理部110から出力された受信信号のスペクトル情報に基づいて、車両周囲の物体を検知し、物体情報を算出する。具体的には、受信信号のスペクトル情報から車両周囲の物体を表す信号の周波数を特定し、角度推定処理、トラッキング処理等を行うことで、レーダ装置108に対する物体の相対的な距離、速度、角度等を表す物体情報を算出する。物体情報算出部112において算出された物体情報は、通信インタフェース107を通じて車両制御装置109へと送信される。
干渉状況解析部113は、FFT処理部110から出力された探索受信信号のスペクトル情報に基づいて、車両周囲の電波干渉状況を計測する。具体的には、探索受信信号のスペクトル情報に基づいて、所定の周波数帯域ごとに探索受信信号の雑音レベルを計測することで、車両周囲の電波干渉状況を計測する。干渉状況解析部113による電波干渉状況の計測結果は、帯域選択部114に出力される。
帯域選択部114は、干渉状況解析部113から出力された電波干渉状況の計測結果に基づいて、送信信号の周波数帯域を選択する。具体的には、電波干渉状況の計測結果において雑音レベルが小さい周波数帯域を干渉の少ない周波数帯域として探索し、その周波数帯域を以降での送信信号の周波数帯域として選択する。そして、選択した周波数帯域に応じた制御信号を発振器105に出力し、次フレーム以降での変調動作期間における変調信号の周波数制御に用いる。
探索変調制御部115は、探索変調動作期間における発振器105の制御を行う。具体的には、所定の探索変調信号に応じた制御信号を探索変調動作期間中に発振器105に出力することで、発振器105が探索変調信号を生成するように制御する。この探索変調信号は、レーダ装置108が使用可能な周波数範囲の中で、所定の最小周波数から最大周波数までの間で周波数掃引した変調信号であるが、詳細は後で説明する。
なお、図1で説明したレーダ装置108の構成や、図2で説明した信号処理部106の機能構成は、あくまで一例である。本発明の内容は、これらの構成に限定されるものではなく、他の構成を有するレーダ装置全般に適用可能である。たとえば、送信アンテナ101や受信アンテナ102をそれぞれ複数ずつ備えてもよいし、FFT処理部110を信号処理部106とは別のハードウェアで実現してもよい。
次に、信号処理部106が実施する処理の詳細について説明する。図3は、本発明の一実施形態に係る信号処理部106が実行する処理のフローチャートである。信号処理部106は、たとえばCPUで実行されるプログラムにより、図3のフローチャートに示す処理を実現する。
ステップS110において、信号処理部106は、レーダ装置108における各種パラメータの初期設定を行う。ここでは、発振器105が変調動作期間において発生する変調信号に対する変調設定パラメータ、信号処理部106が信号処理期間において実行する信号処理に対する信号処理設定パラメータ、発振器105が探索変調動作期間において発生する探索変調信号に対する探索設定パラメータ、信号処理部106が周波数探索処理期間において実行する信号処理に対する探索処理設定パラメータなどの初期値を設定する。これらのパラメータの初期値は、レーダ装置108において予め記憶されたものを用いてもよいし、直前に使用されていた値を用いてもよい。
ステップS120において、信号処理部106は、発振器105および送信部103を制御して、周波数変調された送信信号を送信アンテナ101から車両周囲に向けて放射する。このとき信号処理部106は、ステップS110で初期設定された変調設定パラメータを用いて、発振器105が発生する変調信号の周波数を制御し、送信信号の周波数帯域を決定する。
図4は、図3のステップS120において発振器105が発生する変調信号の例を示す図である。図4(a)は、周波数Fm_minの変調信号と周波数Fm_maxの変調信号とを一定の周期で繰り返し出力する2周波CW変調の例である。図4(b)、(c)、(d)は、所定の範囲内で周波数を連続的に変化させて変調信号を出力するFMCW変調の例である。
図4(b)では、周波数Fm_minから周波数Fm_maxまで連続的に周波数を上昇させた変調信号を、周期Tperiodごとに繰り返し出力する例を示している。図4(c)では、周波数Fm_minから周波数Fm_maxまで連続的に周波数を上昇させ、その後反対に周波数Fm_maxから周波数Fm_minまで連続的に周波数を低下させた変調信号を、周期Tperiodごとに繰り返し出力する例を示している。図4(d)では、途中で変調信号の波形を変化させた例を示している。具体的には、周波数Fm2_minから周波数Fm2_maxまで連続的に周波数を上昇させ、周波数Fm2_maxから周波数Fm2_minまで連続的に周波数を低下させた変調信号を、周期Tperiod1ごとに繰り返し出力する。その後、周波数Fm1_minから周波数Fm1_maxまで連続的に周波数を上昇させた変調信号を、周期Tperiod2ごとに繰り返し出力する。
信号処理部106は、変調設定パラメータに応じて発振器105を制御することで、図4に例示したような変調信号を発振器105に発生させる。なお、変調信号は図4に例示したものに限らず、これ以外にも様々な波形の変調信号を発振器105から発生することができる。
図3の説明に戻ると、ステップS130において、信号処理部106は、ステップS120で放射された送信信号が車両周囲の物体で反射された受信信号に応じて受信部104から出力されたビート信号のデジタルデータを用いて、車両周囲の物体を検知するための信号処理を行う。ここでは、信号処理部106は、まずFFT処理部110においてFFT処理を行うことで受信信号のスペクトル情報を取得する。続いて物体情報算出部112において、ステップS110で初期設定された信号処理設定パラメータを用いて、受信信号のスペクトル情報から車両周囲の物体を検知し、その物体の相対的な距離、速度、角度等を物体情報として算出する。
ステップS140において、信号処理部106は、ステップS120で算出した物体情報を、通信インタフェース107を介して車両制御装置109に送信する。
ステップS150において、信号処理部106は、発振器105を制御して探索変調信号を発生させる探索変調動作を行う。このとき信号処理部106は、探索変調制御部115により、ステップS110で初期設定された探索設定パラメータを用いて、発振器105が発生する探索変調信号の周波数を制御する。これに応じて発振器105が発生した探索変調信号は、受信部104において探索受信信号の受信に用いられる。
図5、6および7は、図3のステップS150において発振器105が発生する探索変調信号とそれによって受信される探索受信信号の例を示す図である。図5は、所定の最小周波数Fminから所定の最大周波数Fmaxまでの間を連続的に周波数掃引した探索変調信号と、この探索変調信号に応じて受信される探索受信信号の例を示している。図5に示すように、探索変調信号が所定の変調傾きで最小周波数Fminから最大周波数Fmaxまで変化する期間を探索変調動作期間501とすると、この探索変調動作期間501において探索変調信号に応じた探索受信信号が受信部104で受信され、AD変換された後に信号処理部106に入力される。
上記の最小周波数Fminおよび最大周波数Fmaxは、レーダ装置108が利用可能な周波数帯域の中で任意に選択することができる。たとえば、電波法等の規制により制限された周波数帯域の下限値および上限値をそれぞれ最小周波数Fmin、最大周波数Fmaxと設定してもよいし、ハードウェア上の制約が存在する場合は、その制約に応じて最小周波数Fminおよび最大周波数Fmaxを設定してもよい。また、探索変調信号の変調傾きも任意に選択可能であり、負の傾きとしてもよい。たとえば、ステップS120で発振器105が発生する変調信号の変調傾きと、探索変調信号の変調傾きとを一致させた場合は、受信信号に含まれる雑音と同様の傾向を有する探索受信信号を取得することが可能となるため好ましい。ただし、変調信号の変調傾きが緩やかであり、これと同じ変調傾きで探索変調信号を変化させると探索変調動作期間が長すぎる場合は、探索変調信号の変調傾きを急にして探索変調動作期間を短縮してもよい。
ここで、発振器105の性能上の制約等により、最小周波数Fminから最大周波数Fmaxまでの間を発振器105が一気に掃引出来ない場合は、複数段階の周波数掃引を行うようにしてもよい。すなわち、レーダ装置108が利用可能な周波数帯域を複数の周波数帯域に分割し、分割した周波数帯域ごとに周波数掃引した探索変調信号を発振器105に発生させてもよい。この場合、分割後の各周波数帯域の掃引時間に応じて、探索変調動作期間も複数に分割される。
図6は、2段階に分けて周波数掃引した探索変調信号と、この探索変調信号に応じて受信される探索受信信号の例を示している。図6の例では、前半の探索変調動作期間601と後半の探索変調動作期間603の間に、発振器105の周波数帯域変更期間602が設けられている。探索変調動作期間601、603のそれぞれで得られた探索受信信号のデータは、周囲の環境が変動しない場合においては、連続データとして繋げて利用することができる。なお、実際には車両と周辺物体との相対速度が大きくなるほど、その物体に対する信号成分の連続性が失われて行くが、雑音レベルの探索という観点では殆ど影響がないと考えることができる。
上記のように複数段階の周波数掃引を行った場合、個々の探索変調動作期間において探索変調信号を周波数掃引する周波数帯域の一部が重複してもよい。図7は、2段階に分けて周波数掃引を行う周波数帯域の一部を重ねた探索変調信号と、この探索変調信号に応じて受信される探索受信信号の例を示している。図7の例では、前半の探索変調動作期間601および後半の探索変調動作期間603において、周波数帯域が互いに重なる重複期間604、605がそれぞれ設けられている。この場合、重複期間604で得られる探索受信信号と、重複期間605で得られる探索受信信号とは、周囲の環境が変動しなければ、理論上は同一の雑音特性を有する。そのため、後に続く図3のステップS160では、いずれか一方の探索受信信号を用いて雑音レベルを求めればよい。
なお、図6、図7では2段階に分けて周波数掃引を行う例を説明したが、それ以上の任意の段階数に分けて周波数掃引を行ってもよい。また、最小周波数Fminから最大周波数Fmaxまでの全範囲を周波数掃引するかわりに、周波数掃引を離散的に行ってもよい。たとえば、最小周波数Fminから最大周波数Fmaxまでの間に複数の周波数(または周波数帯域)をあらかじめ設定しておき、その周波数(または周波数帯域)のそれぞれで離散的に周波数送信した探索変調信号を発振器105に発生させるようにする。このようにすれば、探索変調動作期間を短縮することが可能となる。
図3の説明に戻ると、ステップS160において、信号処理部106は、ステップS150の探索変調動作により受信された探索受信信号に応じて受信部104から出力され、信号処理部106に入力されたビート信号のデジタルデータに基づいて、周囲の電波干渉状況を計測して干渉の少ない周波数帯域を探索するための信号処理である周波数探索処理を実行する。本実施形態では、ステップS110で初期設定された探索処理設定パラメータを用いて、図8に示す手順に従って周波数探索処理を行う。
図8は、本発明の第1の実施形態において、図3のステップS160で信号処理部106が行う周波数探索処理のフローチャートである。ステップS161において、信号処理部106は、FFT処理部110により、探索受信信号に応じて入力されたビート信号のデジタルデータに対して、所定の周波数帯域ごとにFFT処理を行う。これにより、所定の周波数帯域ごとの探索受信信号のスペクトル情報を取得する。続いてステップS162において、信号処理部106は、干渉状況解析部113により、ステップS161で得られた探索受信信号のスペクトル情報に基づいて、所定の周波数帯域ごとの雑音レベルを計算する。ステップS163において、信号処理部106は、レーダ装置108が利用可能な全周波数帯域の雑音レベルの計算が終了済みであるか否かを判定する。その結果、全周波数帯域の雑音レベルの計算が終了済みと判定した場合はステップS164へ処理を進め、雑音レベルをまだ計算していない周波数帯域があると判定した場合はステップS161に戻って周波数探索処理を継続する。ステップS164において、信号処理部106は、帯域選択部114により、ステップS163で算出された各周波数帯域の雑音レベルに基づいて、送信信号の周波数帯域を選択するための帯域選択処理を行う。なお、帯域選択処理の詳細については、後で図13を参照して説明する。ステップS164の帯域選択処理を実行したら、信号処理部106は、図8に示すフローチャートを終えて周波数探索処理を完了する。
図9、10および11は、図8に示した周波数探索処理における処理単位の周波数帯域とその処理順序の例を示す図である。図9は、探索受信信号の最小周波数Fminから最大周波数Fmaxまでの範囲を、送信信号の変調幅に相当する周波数幅701をそれぞれ有する4つの周波数帯域711、712、713、714に分割し、これらの周波数帯域をそれぞれ周波数探索処理における処理単位として、FFT処理および雑音レベル計算を時系列順に行う様子を示している。これにより、周波数帯域711〜714のそれぞれについて探索受信信号の雑音レベルが算出され、電波干渉状況の計測が行われる。なお、周波数帯域711〜714の処理順序は図9に示したものに限らず、任意の処理順序とすることができる。
ここで、信号処理部106が周波数探索処理を繰り返し実行する場合は、処理単位の周波数帯域を処理ごとに変化させてもよい。図10は、周波数探索処理における処理単位の周波数帯域を処理ごとに変化させる例を示している。図10の例では、図9で説明した周波数帯域711〜714の処理が終了した後、最小周波数Fminから所定のオフセット周波数702だけシフトした周波数を起点として、そこから周波数帯域711〜714と同じ周波数幅701の周波数帯域715、716、717を設定する。そして、これらの周波数帯域をそれぞれ周波数探索処理における処理単位として、FFT処理および雑音レベル計算を時系列順に行う。なお、オフセット周波数702は、周波数帯域711〜714の周波数幅を超えない限り、任意の値とすることができる。こうして周波数探索処理における処理単位の周波数帯域を処理ごとに変化させることで、図9の場合よりもさらに細かい範囲で探索受信信号の雑音レベルを算出できるため、干渉の少ない周波数帯域を見つけられる可能性が高まる。
さらに、図10の例では、周波数帯域715〜717の処理が終了した後、最小周波数Fminから上記のオフセット周波数702とは異なるオフセット周波数703だけシフトした周波数を起点として、周波数帯域718、719、720を設定する。そして、これらの周波数帯域をそれぞれ周波数探索処理における処理単位として、FFT処理および雑音レベル計算を時系列順に行う。こうしてオフセット周波数を変化させて処理単位ごとの周波数探索処理を複数回実行することで、より一層細かい範囲で探索受信信号の雑音レベルを算出し、干渉の少ない周波数帯域を見つけることができる。
あるいは、周波数探索処理における処理単位の周波数帯域を互いに重複させることで、探索受信信号の雑音レベルを細かい範囲で算出するようにしてもよい。図11は、周波数探索処理における処理単位の周波数帯域を重複させる例を示している。図11の例では、最小周波数Fminから最大周波数Fmaxまでの間に、複数の周波数帯域711をそれぞれオフセット周波数702ずつずらして互いに重複させ、これらの周波数帯域をそれぞれ周波数探索処理における処理単位として、FFT処理および雑音レベル計算を時系列順に行う。
このようにしても、干渉の少ない周波数帯域を見つける可能性を高めることができる。
なお、以上説明した周波数探索処理における処理単位の周波数帯域の設定方法を複数組み合わせて利用してもよい。たとえば、図9で説明した設定方法により、大まかな範囲で各周波数帯域の雑音レベルを計算した後、その中で最も雑音レベルが小さい周波数帯域を含む周波数範囲において、図11で説明した設定方法により、処理単位の周波数帯域を細かく設定して雑音レベルを計算してもよい。このようにすれば、干渉の少ない周波数帯域をより一層正確に見つけることができる。
図12は、図9および10で説明した周波数帯域711〜714をそれぞれ処理単位として得られた探索受信信号のFFT処理結果および雑音レベルの例を示す図である。図12において、(a)、(b)、(c)、(d)に示す各波形は、周波数帯域711、712、713、714にそれぞれ対応している。これらの波形において、細線はFFT処理結果から求めた探索受信信号のスペクトラムを表し、太線はFFT処理結果から算出した雑音レベルを表している。なお、雑音レベルの計算は、探索受信信号のスペクトラムからピークを除いた平均値または移動平均を算出することで行われる。あるいは、レーダ装置108内の各種回路が発生する1/f雑音の影響を考慮して、周波数帯域711〜714の各スペクトラムにおいて、図12(a)に例示した低中波領域805を計算対象から除外し、高周波領域806の平均値を雑音レベルとして計算してもよい。
図12(a)では、探索受信信号のスペクトラムにおいてピーク801〜803が検出されている。図12(b)では、図12(a)と比較して、雑音レベルが上昇していることと、ピーク802が無いことが差分として挙げられる。また、図12(c)では、雑音フロアの上昇部分804が確認される。図12(d)では、探索受信信号のスペクトラムは図12(b)と同様の傾向であるが、雑音レベルが図12(b)と比較して全体的に低いことが差分として挙げられる。
以上の結果から、図12(a)のピーク802は、干渉信号による誤検知である可能性が高いと判断される。また、図12(c)における雑音フロア上昇部分804もまた、干渉信号により発生したものと考えられる。図12(b)では、明確な干渉信号による影響は見られないが、他の周波数帯域におけるFFT結果と比べて雑音レベルが全体的に高いことから、干渉信号による何らかの影響を受けていると考えられる。したがって、周波数探索処理により、図9、10の周波数帯域711、712、713、714のうち、図12(d)の波形が取得された周波数帯域714が最も干渉が少ない周波数帯域であると判断される。
図13は、図8のステップS164において実行される帯域選択処理のフローチャートである。帯域選択部114は、帯域選択処理として、ステップS163で算出された各周波数帯域の雑音レベルに基づき、たとえば図13(a)、(b)、(c)に示す各フローチャートのいずれかを実行することにより、送信信号の周波数帯域の選択を行うことができる。
図13(a)のフローチャートにおいて、ステップS171では、ステップS163で算出された周波数帯域ごとの雑音レベルを、その大きさの順にソートする。ステップS172Aでは、ステップS171でソートした雑音レベルが最も低い周波数帯域、すなわち干渉が最も少ない周波数帯域を、次フレームでの送信信号の周波数帯域として選択する。
ステップS172Aで周波数帯域を選択したら、その選択結果を信号処理部106において一時的に保存し、帯域選択処理を終了する。
図13(b)のフローチャートにおいて、ステップS171では、ステップS163で算出された周波数帯域ごとの雑音レベルを、その大きさの順にソートする。ステップS172Bでは、ステップS171でソートした雑音レベルが低い順にN番目(Nは2以上の任意の自然数)までの周波数帯域の中でいずれかの周波数帯域を、次フレームでの送信信号の周波数帯域として選択する。ステップS172Bで周波数帯域を選択したら、その選択結果を信号処理部106において一時的に保存し、帯域選択処理を終了する。
図13(c)のフローチャートにおいて、ステップS171では、ステップS163で算出された周波数帯域ごとの雑音レベルを、その大きさの順にソートする。ステップS172Cでは、ステップS171でソートした雑音レベルが所定の許容レベル以下である周波数帯域の中でいずれかの周波数帯域を、次フレームでの送信信号の周波数帯域として選択する。ステップS172Cで周波数帯域を選択したら、その選択結果を信号処理部106において一時的に保存し、帯域選択処理を終了する。
なお、以上説明した図13(a)〜(c)の各処理以外の方法を帯域選択処理において採用することも可能である。探索受信信号をFFT処理することで得られた周波数帯域ごとの雑音レベルに基づいて、いずれかの周波数帯域を送信信号の周波数帯域として適切に選択できれば、どのような方法で帯域選択処理を行ってもよい。
図3の説明に戻ると、ステップS170において、信号処理部106は、ステップS160の周波数探索処理によって決定された送信信号の周波数帯域、すなわち図8のステップS164における帯域選択処理の結果が、現在使用中の周波数帯域と異なるか否かを判定する。異なる場合はステップS180に進み、同一である場合はステップS180を実行せずにステップS190に進む。
ステップS180において、信号処理部106は、次フレームの送信信号の周波数帯域の設定変更を行う。ここでは、ステップS160の周波数探索処理で選択された送信信号の周波数に応じて変調設定パラメータを変更することで、次にステップS120の処理を実行する際に発振器105が発生する変調信号の周波数が変更されるようにする。
ステップS190において、信号処理部106は、レーダ装置108の動作が終了したか否かを判定する。レーダ装置108が動作中であれば、ステップS120に戻って上記の処理を繰り返す。その際、直前に実行されたステップS180で周波数帯域の設定変更が行われた場合は、変更後の周波数帯域で変調した送信信号をステップS120で放射する。一方、レーダ装置108の動作が終了した場合、信号処理部106は図3のフローチャートに示す処理を終えて停止する。
図14は、上記の処理によるレーダ装置108の全体動作を説明する図である。図14(a)は発振器105が発生する変調信号の周波数変化の例を示しており、図14(b)は受信部104から信号処理部106に入力される受信信号波形の例を示している。図14において、変調動作期間901では、FMCW変調によって変調信号が周波数Fm1_minと周波数Fm1_maxの間で連続的に変化しており、比較的ノイズの大きい受信信号が得られる。その後の信号処理期間902では、変調信号が出力されないため、受信信号も得られない。続く探索変調動作期間903では、レーダ装置108が使用可能な周波数帯域の全域にわたって、周波数Fminから周波数Fmaxまで連続的に変化する変調信号が探索変調信号として出力され、これに応じた探索受信信号が入力される。その後は周波数探索処理期間904において、探索変調動作期間903に得られた探索受信信号に基づいて前述のような処理が行われることで、干渉の少ない周波数帯域が選択される。その結果、後に続く変調動作期間905では、前回の変調動作期間901とは異なる周波数帯域である周波数Fm2_minと周波数Fm2_maxの間で変調信号が連続的に変化し、ノイズが抑制された受信信号が得られる。
以上説明した本発明の第1の実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
(1)レーダ装置108は、周波数変調された変調信号を発生する発振器105と、発振器105で発生された変調信号を用いて所定の変調動作期間中に周波数変調された送信信号を放射する送信部103と、送信信号が周囲の物体で反射された受信信号を受信する受信部104と、信号処理部106とを備える。信号処理部106は、受信信号に基づいて物体の情報を算出する物体情報算出部112と、変調動作期間とは重複しない探索変調動作期間中に、所定の最小周波数Fminから最大周波数Fmaxまでの間で周囲の電波干渉状況を計測する干渉状況解析部113と、干渉状況解析部113により計測された電波干渉状況に基づいて送信信号の周波数帯域を選択する帯域選択部114と、を備える。このようにしたので、多数のレーダ装置による電波干渉が生じている場合でも、安定したレーダ装置108の動作を実現できる。
(2)レーダ装置108は、探索変調動作期間中に、最小周波数Fminから最大周波数Fmaxまでの間で周波数掃引した探索変調信号を発振器105に発生させる探索変調制御部115をさらに備える。干渉状況解析部113は、この探索変調信号を用いて受信部104が受信した探索受信信号に基づいて電波干渉状況を計測する。具体的には、最小周波数Fminから最大周波数Fmaxまでの間で所定の周波数幅を有する複数の周波数帯域ごとに探索受信信号の雑音レベルを計測する(図8ステップS161、S162)。帯域選択部114は、干渉状況解析部113による雑音レベルの計測結果に基づいて送信信号の周波数帯域を選択する(ステップS164)。このようにしたので、送信信号を生成するための変調信号を発生する発振器105を利用して、干渉状況解析部113において電波干渉状況の計測を行うことができる。
(3)帯域選択部114は、複数の周波数帯域のうち雑音レベルが最も低い周波数帯域を送信信号の周波数帯域として選択することができる(図13(a))。または、複数の周波数帯域のうち雑音レベルが低い順に所定の順位内でいずれかの周波数帯域を送信信号の周波数帯域として選択することもできる(図13(b))。あるいは、複数の周波数帯域のうち雑音レベルが所定の許容レベル以下であるいずれかの周波数帯域を送信信号の周波数帯域として選択してもよい(図13(c))。これらのいずれかを採用することで、干渉が比較的少ない周波数帯域を送信信号の周波数帯域として選択することが可能となる。
(4)干渉状況解析部113は、図10で説明したように、所定の最小周波数Fminを起点に設定された複数の周波数帯域711〜714ごとに雑音レベルを算出する第1の解析処理と、最小周波数Fminに所定のオフセット周波数702を加えた周波数を起点に設定された複数の周波数帯域715〜717ごとに雑音レベルを算出する第2の解析処理とを、時系列で実行してもよい。このようにすれば、干渉の少ない周波数帯域を見つける可能性を高めることができる。
(5)干渉状況解析部113は、さらにオフセット周波数702を変化させてオフセット周波数703とし、最小周波数Fminにこのオフセット周波数703を加えた周波数を起点に設定された複数の周波数帯域718〜720ごとに雑音レベルを算出することで、上記の第2の解析処理を複数回実行してもよい。このようにすれば、干渉の少ない周波数帯域を見つける可能性をより一層高めることができる。
(6)あるいは、干渉状況解析部113は、図11で説明したように、雑音レベルを算出する複数の周波数帯域711のうち互いに隣接する2つの周波数帯域711同士が、少なくとも部分的に重複するようにしてもよい。このようにしても、干渉の少ない周波数帯域を見つける可能性を高めることができる。
(7)探索変調制御部115は、図5で説明したように、最小周波数Fminから最大周波数Fmaxまでの間を連続的に周波数掃引した探索変調信号を発振器105に発生させることができる。または、図6や図7で説明したように、最小周波数Fminから最大周波数Fmaxまでの間を複数の周波数帯域に分割し、分割した周波数帯域ごとに周波数掃引した探索変調信号を発振器105に発生させるようにしてもよい。あるいは、最小周波数Fminから最大周波数Fmaxまでの間に予め設定された複数の周波数のそれぞれで離散的に周波数掃引した探索変調信号を発振器105に発生させるようにしてもよい。これらのいずれかを採用することで、発振器105の性能等による制約を考慮して、所望の探索変調動作期間内で周波数掃引した探索変調信号を得ることができる。
(第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、第1の実施形態で説明したのとは異なる手順で周波数探索処理を行う例について説明する。なお、本実施形態におけるレーダ装置108の構成、信号処理部106の機能構成、図3で説明した信号処理部106の全体処理フローなどは、第1の実施形態と同様であるため、以下ではこれらの説明を省略し、周波数探索処理の違いのみを説明する。
図15は、本発明の第2の実施形態において、図3のステップS160で信号処理部106が行う周波数探索処理のフローチャートである。本実施形態では、図8で説明した第1の実施形態と比較して、ステップS162の後にステップS162A、S162Bの処理が実行される点が異なる。
ステップS162Aにおいて、信号処理部106は、ステップS162で計算した雑音レベルが所定の許容レベル以下であるか否かを判定する。この許容レベルは、第1の実施形態で説明した図13(c)のステップS172Cにおける許容レベルと同じであってもよいし、異なっていてもよい。その結果、雑音レベルが許容レベル以下であればステップS162Bに進み、帯域選択部114において、当該雑音レベルが算出された周波数帯域を、次フレームでの送信信号の周波数帯域として選択する。ステップS162Bで周波数帯域を選択したら、その選択結果を信号処理部106において一時的に保存し、帯域選択処理を終了する。一方、雑音レベルが許容レベルよりも大きければステップS163に進み、第1の実施形態で説明したのと同様の処理を行う。
なお、本実施形態においてステップS164の帯域選択処理を行う場合は、第1の実施形態で説明した図13(a)、(b)、(c)のフローチャートのうち、(a)または(b)のフローチャートに従って帯域選択処理を行うことが好ましい。すなわち、本実施形態でステップS164の帯域選択処理が行われるのは、全ての周波数帯域において雑音レベルが許容レベルよりも大きい場合である。したがって、その中でもなるべく雑音レベルが低い周波数帯域を選択するためには、図13(a)または(b)のフローチャートに従って帯域選択処理を行うことが好ましい。
また、本実施形態においてステップS161で周波数帯域ごとにFFT処理を行う際には、現在の送信信号の周波数帯域について最初にFFT処理を行うことが好ましい。すなわち、本実施形態では、ある周波数帯域の雑音レベルが許容レベル以下であれば、他の周波数帯域の雑音レベルを測定せずに、当該周波数帯域が送信信号の周波数帯域として選択される。したがって、現在の送信信号の周波数帯域からFFT処理を行って雑音レベルを測定することで、現在の送信信号の周波数帯域において干渉が生じていない場合に、その周波数帯域を継続して選択することができる。
以上説明した本発明の第2の実施形態によれば、帯域選択部114は、複数の周波数帯域のうちで雑音レベルが所定の許容レベル以下の周波数帯域がある場合(ステップS162A:Yes)は、当該周波数帯域を送信信号の周波数帯域として選択する(ステップS162B)。一方、雑音レベルが許容レベル以下の周波数帯域がない場合(ステップS163:No)は、雑音レベルが最も低い周波数帯域または雑音レベルが低い順に所定の順位内でいずれかの周波数帯域を送信信号の周波数帯域として選択する(ステップS164)。このようにしたので、全帯域の雑音レベルを測定しなくても、干渉が比較的少ない周波数帯域を送信信号の周波数帯域として選択することができる。
なお、以上説明した第1、第2の各実施形態では、レーダ装置108の受信チャネルが一つである場合を例として説明したが、レーダ装置108が複数の受信チャネルを有する場合にも同様に本発明を適用可能である。この場合、全ての受信チャネルについて上記のような処理を行ってもよいし、処理量削減のため、1つあるいは複数の代表チャネルをあらかじめ設定し、この代表チャネルについて上記の処理を行うことで選択された送信信号の周波数帯域を他の受信チャネルに対して適用してもよい。
また、第1、第2の各実施形態では、図3のステップS150、S160において探索変調動作および周波数探索処理を毎回行う例を説明したが、これらの処理は必ずしも毎回行わなくてもよい。たとえば、ステップS130の信号処理で現状の周波数帯域における受信信号の雑音レベルを算出し、その値が所定の許容値以下であれば、ステップS150以下の動作を実行せずに次フレームに移行するようなフローチャートとしてもよい。あるいは、探索変調動作および周波数探索処理を毎回行わずに、数フレームごとに任意の頻度でこれらの処理を実行するようにしてもよい。
さらに、第1、第2の各実施形態では、レーダ装置108が周波数探索処理において計測した周波数帯域ごとの雑音レベルを次フレームでの送信信号の周波数帯域の選択に利用する例を説明したが、レーダ装置で計測した周波数帯域ごとの雑音レベルを他の用途に利用してもよい。たとえば、周波数帯域ごとの雑音レベルをレーダ装置から車両制御装置に送信し、車両制御装置において行われる車両制御等に利用してもよい。また、レーダ装置に接続された他の装置において、レーダ装置で計測された周波数帯域ごとの雑音レベルに基づいて次フレームでの送信信号の周波数帯域を選択し、その選択結果をレーダ装置に通知してもよい。
以上説明した各実施形態や各種変形例はあくまで一例であり、発明の特徴が損なわれない限り、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。また、上記では種々の実施形態や変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
101:送信アンテナ,102:受信アンテナ,103:送信部,104:受信部,105:発振器,106:信号処理部,107:通信インタフェース,108:レーダ装置,109:車両制御装置,110:FFT処理部,111:デマルチプレクサ,112:物体情報算出部,113:干渉状況解析部,114:帯域選択部114,115:探索変調制御部

Claims (10)

  1. 周波数変調された変調信号を発生する発振部と、
    前記変調信号を用いて所定の変調動作期間中に周波数変調された送信信号を放射する送信部と、
    前記送信信号が周囲の物体で反射された受信信号を受信する受信部と、
    前記受信信号に基づいて前記物体の情報を算出する物体情報算出部と、
    前記変調動作期間とは重複しない探索変調動作期間中に、所定の最小周波数から最大周波数までの間で周波数掃引した探索変調信号を前記発振部に発生させる探索変調制御部と、
    前記探索変調信号を用いて前記受信部が受信した探索受信信号に基づいて、前記最小周波数から前記最大周波数までの間で周囲の電波干渉状況を計測する干渉状況解析部と、
    前記干渉状況解析部により計測された前記電波干渉状況に基づいて前記送信信号の周波数帯域を選択する帯域選択部と、を備え
    前記干渉状況解析部は、前記最小周波数から前記最大周波数までの間で、所定の第1の周波数を起点に設定された複数の第1の周波数帯域ごとに前記探索受信信号の雑音レベルを算出する第1の解析処理と、前記第1の周波数に所定のオフセット周波数を加えた第2の周波数を起点に設定された複数の第2の周波数帯域ごとに前記雑音レベルを算出する第2の解析処理とを、時系列で実行し、
    前記帯域選択部は、前記干渉状況解析部による前記雑音レベルの算出結果に基づいて前記送信信号の周波数帯域を選択するレーダ装置。
  2. 請求項に記載のレーダ装置において、
    前記帯域選択部は、前記複数の第1の周波数帯域および前記複数の第2の周波数帯域のうち前記雑音レベルが最も低い周波数帯域を前記送信信号の周波数帯域として選択するレーダ装置。
  3. 請求項に記載のレーダ装置において、
    前記帯域選択部は、前記複数の第1の周波数帯域および前記複数の第2の周波数帯域のうち前記雑音レベルが低い順に所定の順位内でいずれかの周波数帯域を前記送信信号の周波数帯域として選択するレーダ装置。
  4. 請求項に記載のレーダ装置において、
    前記帯域選択部は、前記複数の第1の周波数帯域および前記複数の第2の周波数帯域のうち前記雑音レベルが所定の許容レベル以下であるいずれかの周波数帯域を前記送信信号の周波数帯域として選択するレーダ装置。
  5. 請求項に記載のレーダ装置において、
    前記帯域選択部は、前記複数の第1の周波数帯域および前記複数の第2の周波数帯域のうちで前記雑音レベルが所定の許容レベル以下の周波数帯域がある場合は、当該周波数帯域を前記送信信号の周波数帯域として選択し、前記雑音レベルが前記許容レベル以下の周波数帯域がない場合は、前記雑音レベルが最も低い周波数帯域または前記雑音レベルが低い順に所定の順位内でいずれかの周波数帯域を前記送信信号の周波数帯域として選択するレーダ装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のレーダ装置において、
    前記干渉状況解析部は、前記オフセット周波数を変化させて前記第2の解析処理を複数回実行するレーダ装置。
  7. 請求項から請求項までのいずれか一項に記載のレーダ装置において、
    前記複数の第1の周波数帯域および前記複数の第2の周波数帯域のうち互いに隣接する2つの周波数帯域同士は、少なくとも部分的に重複しているレーダ装置。
  8. 請求項から請求項7までのいずれか一項に記載のレーダ装置において、
    前記探索変調制御部は、前記最小周波数から前記最大周波数までの間を連続的に周波数掃引した前記探索変調信号を前記発振部に発生させるレーダ装置。
  9. 請求項から請求項7までのいずれか一項に記載のレーダ装置において、
    前記探索変調制御部は、前記最小周波数から前記最大周波数までの間を複数の周波数帯域に分割し、分割した前記周波数帯域ごとに周波数掃引した前記探索変調信号を前記発振部に発生させるレーダ装置。
  10. 請求項から請求項7までのいずれか一項に記載のレーダ装置において、
    前記探索変調制御部は、前記最小周波数から前記最大周波数までの間に予め設定された複数の周波数のそれぞれで離散的に周波数掃引した前記探索変調信号を前記発振部に発生させるレーダ装置。
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