JPH1022028A - 回転コネクタ装置に於ける滑りシートの取り付け構造 - Google Patents

回転コネクタ装置に於ける滑りシートの取り付け構造

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JPH1022028A
JPH1022028A JP8186923A JP18692396A JPH1022028A JP H1022028 A JPH1022028 A JP H1022028A JP 8186923 A JP8186923 A JP 8186923A JP 18692396 A JP18692396 A JP 18692396A JP H1022028 A JPH1022028 A JP H1022028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
sliding sheet
flexible cable
rotary connector
connector device
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Pending
Application number
JP8186923A
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English (en)
Inventor
Tsuyoshi Matsumoto
強 松本
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Niles Parts Co Ltd
Original Assignee
Niles Parts Co Ltd
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Publication date
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Priority to KR1019970023519A priority patent/KR100295231B1/ko
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Publication of JPH1022028A publication Critical patent/JPH1022028A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 滑りシートをハウジングに取り付ける場合に
接着剤を必要とせず、また柔軟ケーブルが落ち込む原因
となる溝が発生しないのみならず、回転コネクタ装置を
組立てる際に滑りシートをステータハウジングに仮固定
して組立て作業性を向上させる。 【解決手段】 底部ハウジング12は係止爪16を有す
る。側部ハウジング11と底部ハウジング12とを組み
合わせてステータハウジング1を組み立てるまで、係止
爪16によって滑りシート7を仮固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、自動車
のステアリングハンドルのパッド部に設けたエアバッグ
等に電源を供給する回転コネクタ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近時、自動車事故の際にエアバッグを展
開して乗員を衝撃から保護する技術が実用化されてい
る。このエアバッグ、特にステアリングハンドルのパッ
ド部に設けたエアバッグにおいては、ステアリングハン
ドルの回転部分を介して車体側からパッド部のエアバッ
グのインフレータに電源を供給する必要が有る。電源を
供給する手段としては、主としてスリップリングを用い
るものと、この発明における回転コネクタ装置のように
渦巻き状に巻回した柔軟ケーブルを用いるものとがあ
る。
【0003】従来、この種の回転コネクタ装置は各種提
案されている。例えば実公平4−54714号に開示す
る回転コネクタ装置では、ステータハウジングと、該ス
テータハウジングに対して回転自在に装着したロータハ
ウジングと、前記両ハウジングが成す空間内に渦巻き状
に収納した柔軟ケーブルとを備え、更に該柔軟ケーブル
の端を前記空間内に案内するガイド(周壁)や、ステー
タハウジングとロータハウジングとを連結するアタッチ
メント(回転リング)を具備した構成となっていた。
【0004】この種の回転コネクタ装置を装着するステ
アリング部は運転席に隣接した箇所であり、回転コネク
タ装置から異音が発生しないように配慮した設計を行う
必要があるが、上記した従来技術では柔軟ケーブルがハ
ウジングの内壁に直に接するため、例えば柔軟ケーブル
の摺動音が発生する可能性がある。そこで、例えばハウ
ジングの内壁に滑性に優れた滑りシートを貼着し、柔軟
ケーブルの滑りを良くして摺動音が発生することを防止
することが考えられた。この滑りシートとハウジングと
の境界部分には溝が有った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術のごとく、摺動音の発生を防止するために滑りシ
ートを貼着する場合、接着剤を必要とし、また接着工程
を必要とし、また接着力を長期に渡って確保するために
ハウジングや接着剤の材質を適切に選定する必要がある
等の問題が懸念された。また、滑りシートとハウジング
との境界部分の溝に柔軟ケーブルが落ち込んで引っ掛か
り現象を発生する可能性も有った。
【0006】この発明は、上記した課題を解決するもの
であり、滑りシートをハウジングに取り付ける場合に接
着剤を必要とせず、また柔軟ケーブルが落ち込む原因と
なる溝が発生しないのみならず、回転コネクタ装置を組
立てる際に滑りシートをステータハウジングに仮固定し
て作業性を向上させた回転コネクタ装置に於ける滑りシ
ートの取り付け構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明は、ステータハウジング
と、該ステータハウジングに対して回転自在に装着した
ロータハウジングと、前記両ハウジングが成す空間内に
渦巻き状に収納した柔軟ケーブルと、該柔軟ケーブルが
接する滑りシートとを備えた回転コネクタ装置におい
て、前記ステータハウジングが係止爪を有するととも
に、該係止爪によって前記滑りシートの辺を係止したこ
とを特徴とする回転コネクタ装置に於ける滑りシートの
取り付け構造を提供する。
【0008】また請求項2記載の発明は、前記係止爪を
前記ステータハウジングの外周縁に設けたことを特徴と
する回転コネクタ装置に於ける滑りシートの取り付け構
造を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】添付図面は、この発明に係る実施
形態を示したものである。同図において、1はステータ
ハウジング、2はロータハウジング、3はアタッチメン
ト、4は柔軟ケーブル、5,6はターミナル、7は滑り
シートであり、これらを次に説明する。
【0010】まずステータハウジング1は、例えば自動
車のコンビネーションスイッチ(図示せず)に固定する
部分である。該ステータハウジング1は、側部ハウジン
グ11と底部ハウジング12とを組み合わせて構成して
いる。詳述すると、側部ハウジング11は嵌合孔111
を、底部ハウジング12は嵌合爪121をそれぞれ有
し、嵌合孔111に嵌合爪121を嵌合させることによ
り側部ハウジング11と底部ハウジング12とを結合し
ている。尚、側部ハウジング11と底部ハウジング12
とを一体成形してステータハウジング1を構成してもよ
い。
【0011】側部ハウジング11及び底部ハウジング1
2はそれぞれの基端112,122がお互いに面一とな
るよう寸法設定しており、ステータハウジング1をコン
ビネーションスイッチに固定したとき、それぞれの基端
112,122が共にコンビネーションスイッチに当接
する。そのため、底部ハウジング12に対して例えば図
1(a)に矢印Aで示す方向から外力が加わっても、底
部ハウジング12は基端122がコンビネーションスイ
ッチと当接することによって矢印A方向への変形が防止
され、ひいては底部ハウジング12の嵌合爪121が側
部ハウジング11の嵌合孔111から脱落することが防
止される。
【0012】ステータハウジング1は、側部ハウジング
11と底部ハウジング12とが接合する部分に径方向に
延びる第1の隙間13を有し、該第1の隙間13に滑り
シート7の第1の辺71が差し込めるようにしている。
【0013】また底部ハウジング12は、柔軟ケーブル
4の端を支持しかつ両ハウジング1,2が成す空間内に
柔軟ケーブル4を案内するガイド15を有している。該
ガイド15は、柔軟ケーブル4を渦巻き状に収納した空
間側の第1面151と、該第1面151に対して裏面で
ある第2面152とを有しており、第2の隙間14を第
1面151と第2面152との間で貫通させて設けてい
る。そして、該第2の隙間14に滑りシート7の第2の
辺72を差し込んでいる。更に底部ハウジング12は、
ガイド15を設けた反対側の外周縁に係止爪16を一体
形成し、底部ハウジング12と側部ハウジング11とを
組み合わせてステータハウジング1を完成させるまで、
該係止爪16によって滑りシート7を底部ハウジング1
2に仮固定するようにしている。
【0014】次にロータハウジング2は、ステータハウ
ジング1に対して回転自在に装着するとともに、連結ピ
ン21によってステアリングハンドル(図示せず)に連
結する部分である。該ロータハウジング2は、その内周
22にアタッチメント3に設けた嵌合部31と嵌合する
爪23と、アタッチメント3に設けた突片32と当接す
る段部24とを形成している。
【0015】またロータハウジング2は、ターミナル6
のコード61の導出箇所を被うと共に、後述する支持体
8をロータハウジング2の軸部27に固定するためのコ
ードカバー25を有しており、ロータハウジング2の上
面に突出させた加締部29に該コードカバー25を差し
込み、加締部29に熱や超音波等を図6に示す矢印C方
向から加えて押し潰し固定した後、回転コネクタ装置の
取扱に関する注意書きを記したコーションラベル26を
貼着している。尚、コードカバー25は一対の穴251
を有しており、該穴251にロータハウジング2の爪2
52を弾性嵌合することにより、前記加締部29を潰す
までの間コードカバー25をロータハウジング2に仮止
めすることができる。
【0016】また前記軸部27の下端には、その全周に
わたって断面が半円状のベアリング部28を設けてお
り、該ベアリング部28が底部ハウジング12の受部1
23の上に摺接してスラスト(軸方向)軸受を形成して
いる。また支持体8は、柔軟ケーブル4の一端を支持す
る部品である。該支持体8は、柔軟ケーブル4の収納空
間に面した側を図4(a)に示すごとく円弧状にすると
共に、該円弧状の面に凹所81を設けてその内部に柔軟
ケーブル4の座屈を防止するための弾性舌片82を固定
し、柔軟ケーブル4が支持体8によって折損又は損傷し
ないようにしている。
【0017】次にアタッチメント3は、前記両ハウジン
グ1,2を連結するものであり、ロータハウジング2の
爪23に弾性嵌合する嵌合部31と、ロータハウジング
2の段部24に当接する突片32とを有している。更に
アタッチメント3は、ステータハウジング1における底
部ハウジング12との接合面の全周に亘って溝状のグリ
ス溜33を形成しており、該グリス溜33にグリスを充
填することによってアタッチメント3と底部ハウジング
12との間に生じる回転抵抗を軽減している。また該ア
タッチメント3は、前記底部ハウジング12の内周面1
24に摺接してラジアル(半径方向)軸受を形成してい
る。
【0018】次に柔軟ケーブル4は、例えば導電線を樹
脂フィルムに挟み込んだ構造の、いわゆるフラットケー
ブルを使用する。該柔軟ケーブル4は、前記ステータハ
ウジング1とロータハウジング2とが成すドーナツ状の
空間内に収納しており、その一端をステータハウジング
1のターミナル5に、残りの他端をロータハウジング2
のターミナル6にそれぞれ電気的に接続している。
【0019】次に滑りシート7は、柔軟ケーブル4が両
ハウジング1,2が成すドーナツ状の空間内で摺動する
際に柔軟ケーブル4の摺動抵抗を軽減して異音が発生し
ないようにする為のシートであって、滑性が優れた例え
ば四フッ化エチレン樹脂(PTFE)等によって略ドー
ナツ形状に形成している。該滑りシート7は、外周の例
えば約80%以上を第1の辺71とし、外周の残部を第
2の辺72とし、内周を第3の辺73としている。ちな
みに第1の辺71と第3の辺73とは円弧形状を成し、
第2の辺72はガイド15に設けた第2の隙間14に差
し込むために適合した凹凸形状を成している。
【0020】上記構成からなる回転コネクタ装置は、次
のように作動する。すなわち回転コネクタ装置は、ター
ミナル6をステアリングハンドル側の例えばエアバッグ
装置(図示せず)に接続し、他方のターミナル5を車体
側の例えばエアバッグコントローラ(図示せず)に接続
する。これにより、例えば自動車が衝突事故を発生した
とき、エアバッグコントローラからの電気信号は、回転
コネクタ装置の柔軟ケーブル4を介してステアリングパ
ッドの例えばエアバッグ装置に伝達し、インフレータを
点火してエアバッグを膨張させることとなる。
【0021】
【発明の効果】この発明は、ステータハウジングと、該
ステータハウジングに対して回転自在に装着したロータ
ハウジングと、前記両ハウジングが成す空間内に渦巻き
状に収納した柔軟ケーブルと、該柔軟ケーブルが接する
滑りシートとを備えた回転コネクタ装置において、前記
ステータハウジングが係止爪を有するとともに、該係止
爪によって前記滑りシートの辺を係止したので、滑りシ
ートをハウジングに取り付ける場合に接着剤を必要とせ
ず、また柔軟ケーブルが落ち込む原因となる溝が発生し
ないのみならず、回転コネクタ装置を組立てる際に滑り
シートをステータハウジングに仮固定して作業性を向上
させることができる。また、前記係止爪を前記ステータ
ハウジングの外周縁に設けたので、滑りシートの保持性
能が優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を示す図面であって、
(a)は断面図、(b)は斜視図である。
【図2】図1に示すものの分解図である。
【図3】図2に示す底部ハウジングを示す図面であっ
て、(a)は底部ハウジングを図2に示す矢印Bの方向
から見た平面図であり、(b)は底部ハウジングのガイ
ド部に滑りシートの第2の辺を差し込む状態を示す要部
詳細斜視図である。
【図4】図1に示すロータハウジングとステータハウジ
ングとを柔軟ケーブルを収納する空間側から見た平面図
であって、(a)はロータハウジングを、(b)はステ
ータハウジングをそれぞれ示す。
【図5】図1(a)に示す底部ハウジングの周辺を拡大
した要部詳細断面図である。
【図6】図1(a)に示すコードカバーの周辺を拡大し
た要部詳細断面図である。
【符号の説明】
1 ステータハウジング 2 ロータハウジング 3 アタッチメント 4 柔軟ケーブル 5,6 ターミナル 11 側部ハウジング 12 底部ハウジング 16 係止部 25 コードカバー 27 軸部 28 ベアリング部 123 受部 124 内周面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータハウジング(1)と、該ステー
    タハウジング(1)に対して回転自在に装着したロータ
    ハウジング(2)と、前記両ハウジング(1,2)が成
    す空間内に渦巻き状に収納した柔軟ケーブル(4)と、
    該柔軟ケーブル(4)が接する滑りシート(7)とを備
    えた回転コネクタ装置において、前記ステータハウジン
    グ(1)が係止爪(16)を有するとともに、該係止爪
    (16)によって前記滑りシート(7)の辺(71)を
    係止したことを特徴とする回転コネクタ装置に於ける滑
    りシートの取り付け構造。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の発明において、 前記係止爪(16)を前記ステータハウジング(1)の
    外周縁に設けたことを特徴とする回転コネクタ装置に於
    ける滑りシートの取り付け構造。
JP8186923A 1996-06-28 1996-06-28 回転コネクタ装置に於ける滑りシートの取り付け構造 Pending JPH1022028A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8186923A JPH1022028A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 回転コネクタ装置に於ける滑りシートの取り付け構造
KR1019970023519A KR100295231B1 (ko) 1996-06-28 1997-06-07 회전 코넥터장치
US08/884,674 US5980285A (en) 1996-06-28 1997-06-27 Rotary connector apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8186923A JPH1022028A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 回転コネクタ装置に於ける滑りシートの取り付け構造

Publications (1)

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JPH1022028A true JPH1022028A (ja) 1998-01-23

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ID=16197079

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JP8186923A Pending JPH1022028A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 回転コネクタ装置に於ける滑りシートの取り付け構造

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JP (1) JPH1022028A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1319222C (zh) * 2003-06-20 2007-05-30 阿尔卑斯电气株式会社 旋转式连接器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1319222C (zh) * 2003-06-20 2007-05-30 阿尔卑斯电气株式会社 旋转式连接器

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