JPH10220125A - グライドスライドドアのシール装置 - Google Patents

グライドスライドドアのシール装置

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JPH10220125A
JPH10220125A JP9026917A JP2691797A JPH10220125A JP H10220125 A JPH10220125 A JP H10220125A JP 9026917 A JP9026917 A JP 9026917A JP 2691797 A JP2691797 A JP 2691797A JP H10220125 A JPH10220125 A JP H10220125A
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和久 山田
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秀則 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアの開閉に伴いドアの上端部が遮蔽部材を
境に車室側と車外側とに移動する車両用ドアの対応する
遮蔽部材の破損を防止し、耐久性、シール性の向上を長
期に渡って確保する。 【解決手段】 本発明にかかるシール装置は、車両1の
ドア開口部2を開閉するドア本体3の上端面3cに車外
4B側から接触し、上端面とドア開口部の上面2bとの
間に形成された間隙Sを遮蔽する遮蔽部材12を備え、
ドア本体の開閉に伴いドア本体の上端部3eが遮蔽部材
12を境に車室4A側と車外4B側とに移動する車両用
ドアに対応するもので、遮蔽部材12をドア本体の開閉
動作に連動して、閉位置にあるドア本体の上端部3eに
接触する第1位置と、ドア本体の開閉移動時にドア本体
の上端部3eの移動軌道Zから退避する第2位置とに移
動する変位手段13を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアの開閉移動に
伴い、ドアの上端部がドア開口部に設けた遮蔽部材を境
に車室側と車外側に往復移動するドアのシール装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】路線バスや大型バス等の車両の乗降口と
なるドア開口部には、特開平6−212858号公報の
ような回動とスライドを組み合わせてドア開口部を開閉
するグライドスライドドアが使用されている。
【0003】グライドスライドドアは、ドア開口部の一
側縁の車室側に回動自在に設けた回動軸に固定した一対
のレバーでドア本体を枢支し、ドア本体の上部に設けた
ガイドコロをドア開口部の上面に設けたガイドレールに
移動自在に係合させており、回動軸の回動によりレバー
を移動させることで、ドア本体の両側部をドア開口部の
幅方向に位置してドア開口部を閉じた閉位置と、両側部
を車室側と車外側とに位置してドア開口部を開いた開位
置との間で移動し、ドア開口部を開閉するように構成さ
れている。
【0004】グライドスライドドアのドア開口部の上部
には、ドア開口部の上面と各ドア本体の上端面との間に
形成される隙間を遮蔽する遮蔽部材が固定されている。
遮蔽部材は、車両前後方向に向かって延出形成されて車
外側に配置され、閉位置にある各ドア本体の上端部にそ
の下端を接触させるように垂下して設けられており、車
室内への防水や防塵を行なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】グライドスライドドア
では、ドア本体の開閉移動に伴いドアの両側部がドア開
口部の幅方向に位置しドア本体の上端部が遮蔽部材より
も車内側に位置する状態と、ドア本体の両側部が車室側
と車外側とに位置し遮蔽部材を横切る状態が起きるの
で、ドア開閉動作中にドア本体の上端面が遮蔽部材上を
往復移動すると共に、ドア開口部を横切りながら移動す
る。この結果、ドア開口部の上面から垂下する遮蔽部材
がドア本体の上端部によって擦れてしまい、遮蔽部材が
破損して耐久性やシール性が低下するという問題点があ
った。本発明は、ドアの開閉に伴いドアの上端部が遮蔽
部材を境に車室側と車外側とに移動する車両用ドアに対
応する遮蔽部材の破損を防止して耐久性を向上し、シー
ル性を長期に渡って確保するシール装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、グライドスライドドアの開閉に連動して遮蔽部材が
動作するので、ドア開閉動作時に、ドア本体と遮蔽部材
が干渉しないため遮蔽部材の耐久性が向上する。請求項
2記載の発明では、ドア開閉用の駆動手段に設けられた
レバーに遮蔽部材を移動させるレバーと直接当るように
したので、確実に遮蔽部材が動作するようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1、図2を用いて車両用ドアの
構成と動作を説明する。本形態における車両用ドアに
は、グライドスライドドアを採用したものとして以下説
明する。符号1でバス等の車両の側面には、乗降口とな
るドア開口部2が形成されている。ドア開口部2には、
2枚のドア本体3が両矢印Aで示す車両前後方向に並設
されている。各ドア本体3は、グライドスライド機構に
より回動とスライド動作を行なわれ、ドア本体3の上端
部3が後述する遮蔽部材となるシール部材12を境に車
室4A側と車外4B側とに移動してドア開口部2を開閉
するようになっている。ドア開口部2の幅方向とは、本
形態では車両前後方向Aを示すが、ドア開口部2を車両
後方に設けた場合には、両矢印Bで示す車幅方向がドア
開口部2の幅方向となる。本形態では車両1の床面とド
ア開口部2の下面とが連続形成されているので、下面は
床面2cとして説明する。ドア開口部2の車幅方向に位
置する一側縁2aには、図5に示すようにドア閉状態時
にドア本体3の一側部3aと圧接するようにウェザスト
リップWが設けられている。
【0008】ドア開口部2の幅方向に位置する一側縁2
aの車室4A側には、両矢印Cで示す車両上下方向に向
かって延出して鉛直軸回りに回動自在に支持された回動
軸5がそれぞれ立設されている。回動軸5の下端部5a
には、水平方向に延びるレバー6が取り付けられてい
る。レバー6の先端6aには、ドア本体3の中央下部3
dが鉛直軸回りで枢支されている。
【0009】レバー6は、基端部6aから先端部6bに
かけてへの字状を成し、ドア本体3がドア開状態とドア
閉状態にあるときにドア本体3の下端面3dの下方に略
全体が位置するように形成されている。ドア開口部2の
大きさ等により1枚のドアによってグライドスライドド
アが構成される場合、ドア開口部2の幅方向の一側縁
は、車両前方あるいは車両後方側のどちらか一方とな
る。
【0010】回動軸5の上端部5bには、エアシリンダ
等の駆動手段8とピン結合された駆動レバー7が固定さ
れている。駆動手段8は、駆動レバー7を揺動させて回
動軸5を回動させるものである。駆動レバー7よりも下
方に位置する回動軸5上には、レバー6と対をなすレバ
ー9が水平方向に延びて設けられている。レバー9の基
端9aは回動軸5と一体的に回動可能に取付けられてい
る。レバー9の先端部9bは、レバー6で枢支されたド
ア本体3の枢支部Pの直上に位置するドア本体3の上端
面3cを鉛直軸回りに枢支している。ドア本体3のレバ
ー9に枢支された部位を枢支部P’とする。本形態で
は、駆動手段8の駆動により駆動レバー7を介して回動
軸5が回動されると、レバー6とレバー9を車室4A側
に回動してドア本体3を枢支部P,P’を中心に回動す
るようになっている。
【0011】ドア開口部2の上部2bの車室4A側に
は、車両前後方向Aに延びるガイドレール10が設けら
れている。ドア本体3の他側部3bとレバー9による枢
支部P’との間に位置するドア本体3の上端部3eに
は、ガイドローラ11が上端部3eから突出して設けら
れている。ガイドローラ11は、ガイドレール10に移
動自在に支持されている。このため、ドア本体3は、駆
動手段8の駆動により車室4A側に回動する際に、ガイ
ドローラ11がガイドレール10に案内されて移動し、
ガイドローラ11を介してドア本体3の他側部3b側が
ガイドレール10に沿ってスライドし、枢支部P、P’
を中心とした回動とガイドレール10に沿ったスライド
が組み合わされて変位し、ドア開口部2を開閉するよう
になっている。
【0012】ドア本体3の変位状況を図2を用いて細か
く説明する。図2(a)は、ドア本体3の幅方向に置け
る両側部3a,3bがドア開口部2より車室4A側で車
両前後方向Aに位置してドア開口部2を閉じるドア閉位
置、図2(b)はドア開口部2を開く途中で、ドア本体
3の一側部3aが車室4A側に、ドア本体3の他側部3
bがドア開口部2よりも車外4B側にそれぞれ位置して
位置、図2(c)はドア本体3の一側部3aが車室4A
側に、他側部3bがドア開口部2よりも車外4B側にそ
れぞれ位置し、かつドア開口部2の一側縁2a側位置し
てドア開口部2を開いたドア開位置を示している。
【0013】図2(a)に示すドア閉位置から回動軸5
の回動によりレバー6を車室4A側へ回動させると、ド
ア本体3のガイドローラ11がガイドレール10に案内
されて左右にスライドすると共に、一側部3aが車室4
A内に、他側部3bが車外4Bに向かってそれぞれ変位
するようにドア本体3がレバー6,9の枢支部P,P’
を中心に回動して、図2(b)の状態となる。この図2
(b)に示すドア開口部2を開く途中の状態から回動軸
5が更に回転してレバー6を車室4A側へ回動させる
と、ドア本体3のガイドローラ11がガイドレール10
に案内されてドア開口部2の一側縁2a近傍までスライ
ドする。一側部3aは車室4A内に更に引き込まれ、他
側部3bは車外4Bからドア開口部2の一側縁2a近傍
に向かってそれぞれ変位するように枢支部P,P’を中
心に回動して、ドア本体3が車幅方向Bに平行となって
図2(c)に示すドア開位置となる。
【0014】ドア本体3の上端面3cとドア開口部2の
上面2bとの間には、図4に示すような間隙Sが形成さ
れており、この間隙Sは、シール装置の一構成を成す遮
蔽部材としてのシール部材12で車外4B側から遮蔽さ
れている。
【0015】シール装置は、シール部材12と、閉位置
にあるドア本体3の上端部3eにシール部材12を接触
する図4に示す第1位置と、ドア本体3の開閉移動時に
ドア本体3の上端部3eの移動軌道Zから退避する図7
に示す第2位置とにシール部材12を移動する変位手段
13から主に構成されている。
【0016】シール部材12はゴム製で帯状を成し、図
3に示すようにその両端12a,12bをドア本体3の
幅方向となる車両前後方向Aに位置するように、変位手
段13で支持されて閉状態のドア本体3よりも車外4B
側に配置されている。シール部材12の上端12cに
は、取付孔27がその長手方向に複数設けられている。
【0017】変位手段13は、ドア開口部2の上面2b
に水平方向で枢支された軸部材14と、軸部材14に一
端15aを連結された連結部材となるロッド15と、ロ
ッド15を摺動自在に支持する支持部材16と、支持部
材16とロッド15の他端15bの間に介装された付勢
部材となるコイルバネ17とを備えている。
【0018】軸部材14は、車両前後方向Aに延出して
いて、その両端14a,14b及び中央部14bをL字
型の支持板18a,18b,18cの長辺部にそれぞれ
回動自在に支持されている。各支持板18a,18b,
18cは、図4に示すように、ドア本体3よりも車外4
B側に位置するドア開口部の上面2に車両前後方向Aに
向かってビス25で取り付けられている。軸部材14の
両端14a,14bは、ワッシャ19とピン20によっ
て軸方向への抜け止めがなされている。軸部材14の一
端14a側の外周面には、同外周面から突出してレバー
30が固定されている。
【0019】軸部材14には、シール部材12を取り付
けるブラケット21,22が支持板18bを境にした両
側に固定されている。ブラケット21,22は、分割さ
れた押さえ板23,24をそれぞれ有している。ブラケ
ット21,22及び押さえ板23,24には、それぞれ
シール部材の取付孔27と対向するように複数の取付穴
26,28が設けられている。シール部材12は、ブラ
ケット21,22と押さえ板23,24で挟まれて、ボ
ルト29を各取付穴に挿通してナット30に締め込むこ
とで軸部材14に装着されている。従って、シール部材
12は、軸部材14で揺動自在に支持されている。シー
ル部材12の高さHは、軸部材14に装着された状態で
その下端12dが閉状態のドア本体3の上端部3eに接
触する寸法を有している。
【0020】支持部材16の中央部には、ロッド15の
直径より大径の貫通孔16aが設けられている。支持部
材16は、貫通孔16aを車幅方向に向くようにドア開
口部2aの上面2bにビス25aで固定されている。
【0021】ロッド15は、一端15aを略直角に折り
曲げられ、他端15bを螺子部とされている。ロッド1
5の一端15aはレバー30に設けた孔30aに挿入さ
れて回動自在に支持される。ロッド15は、貫通孔16
aに遊嵌されて、車幅方向に向かって摺動自在に配置さ
れている。ロッド15は、その他端15bをドアの開閉
動作に伴いレバー9の回動範囲内に配置できる長さを有
している。他端15bには、2つのナット31,32が
螺合されていて、コイルバネ17のバネ力を調整して、
ロッド15のストロークや軸部材14の回動範囲を調整
できるようになっている。レバー9の回動範囲とは、ド
ア本体3が閉位置と開位置との間で開閉移動するときの
回動軸5を中心としたレバー9の回動範囲であり、特
に、ドア本体3が閉位置にある時に、シール部材12の
下端12dを上端部3eに圧接させることのできる範囲
を指す。
【0022】コイルバネ17は、支持部材16の背面1
6bとナット31の間のロッド15上にワッシャ33,
34を介して巻装されている。コイルバネ17には圧縮
コイルバネが用いられ、ロッド15の他端15bを車内
4A側に位置するレバー9に向かって付勢して、他端1
5bをレバー9の回動範囲内に位置すると共に、軸部材
14にシール部材12を上端部3eの移動軌道Zから退
避する第2位置へ移動する回動習性を与えている。上端
部3eの移動軌道Zとは、ドア本体3の開閉動作時にお
ける上端面3cの通過経路Yよりも下方であり、かつド
ア本体3よりも車外側4Bに位置する空間を指す。本形
態の移動軌道Zから退避する第2位置とは、シート部材
12の下端12dが通過経路Yよりも上方にある位置を
示すことにするが、これに限定されるものではない。例
えば、シール部材12の下端12dが上端面3cと僅か
に接触する位置も含むものとする。
【0023】ロッド15の摺動ストローク、あるいは軸
部材15の回動範囲は、シール部材12を閉位置にある
ドア本体3の上端部3eに接触させる第1位置と、ドア
本体3の開閉移動時にドア本体3の上端部3eの移動軌
道Zから退避する第2位置との間で移動できように設定
されている。
【0024】ロッド15の他端15bと対向するレバー
9の外側面9cには、ドア本体3が閉位置にあるとき
に、ロッドの他端15bと接触する樹脂やゴム製のカバ
ー35がねじ36で固定されている。このカバー35
は、ロッド15の他端15bあるいはナット32と、レ
バーの外側面9cとの直接接触を避け、当接音や両者の
摩耗を低減させるためのものであり、このカバー35で
ロッド15を押すようになっている。ドア開口部2の車
外4B側には、上面2bに連結されて変位手段13を車
外4B側から覆う外板部1Aが設けられている。なお、
矢印aは、ドア本体3が開位置へ向かって移動するとき
の回動軸5及びレバー9の回転方向を示し、矢印bは、
ドア本体3が閉位置へ向かって移動するときの回動軸5
及びレバー9の回転方向を示す。
【0025】ドア本体3の開閉移動に伴ういシール装置
の動作を説明する。ドア本体3が閉位置にある時には、
図4,図5に示すように、レバー9に設けたカバー35
でロッド15の他端15bがコイルバネ17による付勢
力に抗して車外4B側に向かって押された状態にあるの
で、シール部材12は、その下端14dを移動軌道Z内
に位置してドア本体3の上端部3eと接触する第1位置
に置かれている。この状態から、図1に示す駆動手段8
で回動軸5が矢印a方向に回動すると、レバー9も同一
方向に移動してドア本体3が図2で示したようにドア開
口部2を車両方向Bに横切るように回転し、ドア開口部
2の一側縁2aに向かって移動する。レバー9が矢印a
方向に回転すると、図6、図7に示すように、ロッド1
5の他端15bを押す力が無くなるので、ロッド15が
コイルバネ17の付勢力で車室4A側に向かって支持部
材16上を摺動移動する。ロッド15が車室4A側に移
動すると、レバー30が車室4A側に移動して軸部材1
4が図7において時計回りに回転する。この軸部材14
の回転により、第1位置に置かれていたシール部材12
も同一方向に回転して、ドア本体3の上端面3cよりも
上方に位置する第2位置まで移動する。
【0026】従って、ドア本体3の上端面3cがドア開
口部2を横切るように位置して移動しても、シール部材
12と上端面3cとが接触しなくなり、シール部材12
が上端面3cでこじられなくなる。このため、ドア本体
3の開閉動作に伴いシール部材12の破損が極めて少な
くなり、耐久性が向上してシール性を長期間に渡って確
保することができるようになる。
【0027】駆動手段8が駆動して回動軸5が矢印b方
向に回転されると、レバー9も同一方向に回転し、その
回転途中で回動範囲内に位置するロッド15の他端15
bと当接する。ロッド15は、レバー9の矢印b方向へ
の回転に伴い、コイルバネ17を圧縮するように車外4
B側に向かって移動する。ロッド15が車外4B側へ移
動させると、レバー30を介して軸部材14を図7にお
いて反時計回り方向に回転され、第2位置に置かれたシ
ール部材12が、レバー9の移動により移動されるロッ
ド15の動作で図4に示す第1位置に向かって移動し、
ドア本体3の上部の隙間Sを遮蔽する。
【0028】このように、シール部材12を変位手段1
3に設けると、レバー9の動作、すなわち、ドア本体3
の開閉動作に連動して上端部3eとシール部材12とが
接触する第1位置と、上端部3eの移動軌道Zから退避
する第2位置との間で移動させることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、ドア本体の上端面とド
ア開口部の上面の間に間隙を遮蔽する遮蔽部材が、変位
手段によってドア本体が閉位置にある時にはドア本体の
上端部に接触する第1位置に置かれ、ドア本体が開閉移
動時にはドア本体の上端部の移動軌道から退避する第2
位置に置かれるため、開閉移動中のドア本体の上端部と
干渉しなくなり、遮蔽部材の破損が防止されて同部材の
耐久性が向上し、シール性を長期に渡って確保すること
ができる。
【0030】特に、グライドスライドドアの場合、ドア
本体の上端部が遮蔽部材を横切るように車室側と車内側
とにその両側部を位置させて開閉移動するため、遮蔽部
材がドア開閉移動時にドア本体の上端部の移動軌道から
退避する第2位置に置かれることは、ドア本体の上端部
でこじられなくなるので遮蔽部材の破損防止に有効であ
り、耐久性が向上してシール性の長期確保につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるシール装置が設けられた車両用
ドアの一形態であるグライドスライドドアの構成を示す
側面図である。
【図2】(a)はグライドスライドドアの閉状態を示す
図、(b)はグライドスライドドアの移動状態を示す
図、(c)はグライドスライドドアの開状態を示す図で
ある。
【図3】本発明の要部となるシール装置の構成を示す分
解斜視図である。一部破断拡大側面図である。
【図4】本発明の要部となるシール装置の構成と、遮蔽
部材の第1位置を示す拡大断面図である。
【図5】ドア本体が閉位置にある時の遮蔽部材の状態と
変位手段の状態を示す拡大平面図である。
【図6】ドア本体の開閉移動時における遮蔽部材の状態
と変位手段の状態を示す拡大平面図である。
【図7】ドア本体の開閉移動時における変位手段の状態
と遮蔽部材の第2位置を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 車両 2 ドア開口部 2b ドア開口部の上面 3 ドア本体 3a,3b ドア本体の両側部 3c 上端面 4A 車室内 4B 車外 5 回動軸 8 駆動手段 9 レバー 9a レバーの一端 9b レバーの他端 12 遮蔽部材 13 変位手段 14 軸部材 15 連結部材 15a 連結部材の一端 15b 連結部材の他端 16 支持部材 17 付勢部材 A ドア開口部の幅方向 S 間隙 Z 移動軌道
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川倉 秀二 富山県婦負郡婦中町道場1番地・三菱自動 車バス製造株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用のドア本体の両側部が、該ドア本体
    で開閉するドア開口部と交差し、車室側と車外側とにそ
    れぞれ位置して上記ドア開口部を開放した開位置と、上
    記両側部が上記ドア開口部の幅方向に位置して該ドア開
    口部を閉じた閉位置との間で移動して上記ドア開口部を
    開閉するグライドスライドドアにおいて、 上記ドア開口部の上部と上記ドア本体の上端部に接触す
    る遮蔽部材と、 上記遮蔽部材をドア本体の開閉動作に連動して閉位置に
    あるドア本体の上端部に接触する第1位置と、ドア本体
    の開閉移動時にドア本体の上端部の移動軌道から退避す
    る第2位置とに移動する変位手段とを具備することを特
    徴とするグライドスライドドアのシール装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のグライドスライドドアのシ
    ール装置において、 一端がドア本体に回動自在に設けられ他端がドア本体を
    開閉移動する駆動手段で回動駆動される回動軸に設けら
    れたレバーを有し、 上記変位手段は、上記ドア開口部の上面に水平方向で枢
    支され上記遮蔽部材を上記第1位置と第2位置の間で揺
    動自在に支持した軸部材と、上記軸部材に一端を連結さ
    れ他端を上記レバーの回動範囲内に配置した連結部材
    と、上記車両の基部に固定され上記連結部材を摺動自在
    に支持した支持部材と、上記支持部材と上記連結部材の
    他端との間に介装され、上記連結部材の他端を上記レバ
    ーへ向かって付勢し、上記軸部材に上記遮蔽部材を第2
    位置へ移動する回動習性を与える付勢部材とを備えたこ
    とを特徴とするグライドスライドドアのシール装置。
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Cited By (5)

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