JPH10220129A - グライドスライドドアのシール構造 - Google Patents

グライドスライドドアのシール構造

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JPH10220129A
JPH10220129A JP9042900A JP4290097A JPH10220129A JP H10220129 A JPH10220129 A JP H10220129A JP 9042900 A JP9042900 A JP 9042900A JP 4290097 A JP4290097 A JP 4290097A JP H10220129 A JPH10220129 A JP H10220129A
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和久 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアの変位動作に悪影響を及ぼさず、遮蔽部
材の耐久性とシール性の向上させたグライドスライドド
アのシール構造を提供する。 【解決手段】 ドア開口部2の一側縁2a側に設けた回
動軸5に基端部6aを連結されたレバー6が回動させる
ことで、レバーの先端部6bで枢支したドア3の一側部
3aを車室4A内の奥側に位置させ、かつドアの他側部
3bを一側縁2aに位置させてドア開口部2を開くドア
開状態と、ドアの一側部3aを一側縁2aに位置してド
ア開口部2を閉じるドア閉状態との間でドア3を開閉す
るグライドスライドドアにおいて、レバー6を、ドア3
がドア閉状態にある時にその下端面3dの下方に位置す
る形状とし、ドアの下部3cとドア開口部の下面2bの
間に形成される間隙を遮蔽する遮蔽部材12の一端12
aをドアの他側部3bに装着し、遮蔽部材の他端12b
側をレバーの先端部6bと基端部6aとの間に装着し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回動とスライドを
組み合わせてドア開口部を開閉するグライドスライドド
アのシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】路線バスや大型バス等の車両の乗降口
は、乗り降りが容易に行なえるように比較的大きな開口
となっており、それに伴い乗降口を開閉するドアも大型
化してきている。このような大きなドアを開閉するた
め、特開平6−212858号公報のような回動とスラ
イドを組み合わせてドア開口部を開閉するグライドスラ
イドドアが従来から使用されている。
【0003】グライドスライドドアは、乗降口となるド
ア開口部に1枚あるいは2枚のドアを有している。ドア
が2枚の場合、各ドアは、ドア開口部の幅方向に位置す
る一側縁(車両前方側及び車両後方側)の車室側に回動
自在に設けられた回動軸の上下端部にそれぞれ固定した
上レバーと下レバーによって枢支されている。特に下レ
バーは、その基端部から先端側にかけてドアの車室内側
に突出する形状となっている。ドア開口部の上部近傍に
は、この枢支部を挟んで回動軸と対向側に位置するドア
の他側部側の上部に設けたガイドコロを移動自在に支持
するガイドレールがドア開口部の幅方向に延出して設け
られている。
【0004】グライドスライドドアは、回動軸がドア駆
動部で回動駆動されると、上下の各レバーが車室側に回
動してレバーの枢支部を中心にドアを回動すると共に、
ガイドローラがスライドレールに沿って移動する。従っ
て、ドアは車両前後方向にドアの両側縁を位置させた閉
状態から、回動軸近傍に位置するドアの一側縁を車内側
に位置させガイドコロを設けたドアの他側縁を車外側、
即ちドアの両側縁を車幅方向に位置させる閉位置まで回
動且つスライド移動するようになっている。
【0005】このグライドスライドドアには、ドアの下
部と開口部の下面との間に形成された間隙の防水や防塵
のために遮蔽部材が設けられている。遮蔽部材は帯状を
なし、その一端から中央までの部位をドアの下部外側面
に固定し、他端をドア開口部の一側縁(車体側)に固定
しており、ドア閉状態時においてドアの下部外側面に沿
って直線的になり、ドア開状態時においてドアの下部外
側面とレバーの間に折り畳まれるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のグライドスライ
ドドアでは、ドアを枢支する下レバーが、ドアの車室内
側に位置するドア内面から車室内に向かって突出してい
るので、ドア開口部近傍の車室スペースが小さくなって
しまうと共に見栄えが良くない。下レバーの形状を変更
してドアの下端面の下に位置させることも考えられる
が、遮蔽部材がその一端から中央までの部位をドアの下
部外側面に固定し、他端をドア開口部の一側縁(車体
側)に固定されていると、下レバーがドアの開閉動作に
伴い折り畳まれた遮蔽部材上下方向端部を摺動しながら
往復移動するので、ドアの変位動作に悪影響を及ぼした
り、遮蔽部材がレバーの移動により破損して耐久性やシ
ール性の低下を招いてしまうおそれがある。本発明は、
ドアの変位動作に悪影響を及ぼさず、遮蔽部材の耐久性
とシール性を向上させるグライドスライドドアのシール
構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、グライドスライドドアの回動軸の下端部に取付けら
れその先端部でドアを枢支するレバーが、ドア閉状態の
時にドアの下端面の下方に位置する形状を有しているた
め、ドア閉状態においてドア表面から車室内側に突出す
ることがない。従って、乗客がドア近傍に乗車してもド
アを枢支するレバーとドア下部との間にはさみ込まれる
ことがない。遮蔽部材の一端をドアの他側部に装着し、
遮蔽部材の他端側をレバーの基端部と先端部との間に装
着しているため、回動軸の回動によりレバーが回動する
と、遮蔽部材の他端側もレバーと一緒に移動するので、
レバーが遮蔽部材上を往復しなくなる。回動軸の回動に
より枢支部を中心にドアの一側部が車室内側に引き込ま
れつつドアの他側部がドア開口部の一側縁に向かって移
動すると、レバーの基端部から先端部の間に装着した遮
蔽部材の他端側とドアの他側部に装着した遮蔽部材の一
端との距離が短くなり、レバーに装着された部位から遮
蔽部材が折り畳まれる。
【0008】請求項2記載の発明では、上記ドアの下端
面の車室側に上記レバーの先端部からドアの他側部まで
を遮蔽するカバーを装着し、上記遮蔽部材の一端を上記
カバーに固定してドアの車外側に配置し、上記遮蔽部材
の他端を上記レバーの車外側面に固定されてドアの車外
側に配置したことを特徴としている。ドアが閉状態から
開状態に移動すると、レバーの基端部から先端部の間に
装着した遮蔽部材の他端側とドアの他側部に装着した遮
蔽部材の一端との距離が短くなりレバー装着された部位
から遮蔽部材が折り畳まれる。遮蔽部材の一端と他端側
との間に位置する中央部はどこにも装着されていないの
で、ドアの開閉動作にによって撓むが、ドアの下端面の
車室側に装着したカバーが、レバーの先端部からドアの
他側部までを遮蔽するので、このカバーによって撓んだ
遮蔽部材の車室内への露出が防止される。遮蔽部材の一
端は、カバーに固定してドアの車外側に配置し、遮蔽部
材の他端はレバーの車外側面に固定されてドアの車外側
に配置されているので、レバーの車外側面とカバーとの
間で折り畳まれる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1を用いてグライドスライドド
アの構成を説明する。符号1で示すバス等の車両の側面
には、乗降口となるドア開口部2が形成されている。ド
ア開口部2には、2枚のドア3が車両前後方向に並設さ
れている。ドア3は、グライドスライド機構により回動
とスライド動作を行なわれ、ドア開口部2を開閉するよ
うになっている。ドア開口部2の幅方向とは、本形態で
は両矢印Aで示す車両前後方向を示すが、ドア開口部2
を車両後方に設けた場合には、両矢印Bで示す車幅方向
となる。本形態では車両1の床面とドア開口部2の下面
とが連続形成されているので、下面は床面2bとして説
明する。左右のドア3は、同一構成とされているので、
以下、車外視で右側に位置する側のドア3を用いて説明
し、左側に位置する側のドアについては、右側のドアで
用いた符号と同一符号を付に留める。なお、ドア開口部
2の車幅方向に位置する一側縁2aには、図5に示すよ
うにドア閉状態時のドア3の一側部3aと圧接するよう
にウェザストリップWが設けられている。ドア3の他側
部3bは、矢印Cで示す車両上下方向に延出配置された
ゴム材Gで設けられている。
【0010】ドア開口部2の幅方向に位置する一側縁2
aの車室4A側には、鉛直軸回りに回動自在な回動軸5
が立設されている。回動軸5の下端部5aには、水平方
向に延びるレバー6の基端部6aが取り付けられてい
る。レバー6の先端部6bには、ドア3の中央下部が鉛
直軸回りで枢支されている。ドア3は、レバー6に枢支
された部位を枢支部Pとする。レバー6は、基端部6a
から先端部6bにかけてへの字状を成し、ドア3がドア
開状態とドア閉状態にあるときにドア3の下端面3dの
下方に略全体が位置するように形成されている。ドア開
口部2の大きさ等により1枚のドアによってグライドス
ライドドアが構成される場合、ドア開口部2の幅方向の
一側縁は、車両前方あるいは車両後方側のどちらか一方
となる。
【0011】回動軸5の上端部5bには、エアシリンダ
等のドア駆動部8と連結された駆動レバー7が固定され
ている。ドア駆動部8は、駆動レバー7を揺動させて回
動軸5を回動させるものである。駆動レバー7よりも下
方に位置する回動軸5上には、レバー6と対をなすレバ
ー9が水平方向に延びて設けられている。レバー9の基
端9aは回動軸5に取り付けられている。レバー9の先
端部9bは、レバー6で枢支されたドア2の枢支部Pの
直上に位置するドア3の上部3eを鉛直軸回りに枢支し
ている。本形態では、ドア駆動部8の駆動により駆動レ
バー7を介して回動軸5が回動されると、レバー6とレ
バー9を車室4A側に回動してドア3を枢支部Pを中心
に回動するようになっている。
【0012】ドア開口部2の上部の車室4A側には、車
両前後方向に延びるガイドレール10が設けられてい
る。ドアの他側部3bとレバー9による枢支部との間に
位置するドア3の上部3eには、ガイドローラ11が上
部3eから突出して設けられている。ガイドローラ11
は、ガイドレール10に移動自在に支持されている。こ
のため、ドア3は、ドア駆動部8の駆動により車室4A
側に回動する際に、ガイドローラ11がガイドレール1
0に案内されて移動し、ガイドローラ11を介してドア
3の他側部3b側がガイドレール10に沿ってスライド
し、枢支部Pを中心とした回動とガイドレール10に沿
ったスライドが組み合わされて変位し、ドア開口部2を
開閉するようになっている。
【0013】ドア3の変位状況を図2を用いて細かく説
明する。図2(a)は、ドア3の幅方向に置ける一側部
3aがドア開口部2の一側縁2aに位置してドア開口部
2を閉じるドア閉状態、図2(b)はドア開口部2を開
く途中の状態、図2(c)はドア3の他側部3aが車室
4A内の奥側(図面下方)に位置すると共にドア3の他
側部3bがドア開口部2の一側縁2aに位置してドア開
口部2を開くドア開状態を示している。
【0014】図2(a)に示すドア閉状態から回動軸5
の回動によりレバー6を車室4A側へ回動させると、ド
ア3のガイドローラ11がガイドレール10に案内され
て左右にスライドすると共に、一側部3aが車室4A内
の奥側に、他側部3bが車外4Bに向かってそれぞれ変
位するようにドア3がレバー6の枢支部Pを中心に回動
して、図2(b)の状態となる。この図2(b)に示す
ドア開口部2を開く途中の状態から回動軸5が更に回転
してレバー6を車室4A側へ回動させると、ドア3のガ
イドローラ11がガイドレール10に案内されてドア開
口部2の一側縁2a近傍までスライドする。一側部3a
は車室4A内の更に奥側に、他側部3bは車外4Bから
ドア開口部2の一側縁2a近傍に向かってそれぞれ変位
するように枢支部Pを中心に回動して、ドア3が車幅方
向Bに平行となって図2(c)に示すドア開状態とな
る。
【0015】グライドスライドドアは、図3に示すよう
に、ドア3の下部3cとドア開口部2の下面となる床面
2bとの間に間隙を形成して、下部3cと床面2bとの
擦れを防止している。ドア3の下部3cには、間隙を遮
蔽する遮蔽部材となるゴム製で帯状のシール部材12
と、樹脂製のカバー13が装着されている。
【0016】カバー13はL字状に形成されていて、そ
の短辺部13Aと長辺部13Bとでドア3の他側部3b
から一側部3aまで覆うようになっている。カバー13
は、車室4A側からレバー6やシール部材12が見えな
いように、長辺部13Bの外面がドア3の内側面3Bと
面一と成るように、下端面3dの車室4Aよりにビス1
5で固定されている。ドアの他側部3b側に位置するカ
バー13の端部13aは、車外4B側で幅方向に折り曲
げられていて、その上部に取付け部13bを形成してい
る。カバー13の長辺部13Bは、間隙を車室4A側か
ら全てカバーしなくても、レバー6の先端部6bから他
側部3bまでを遮蔽する長さを有していれば良い。カバ
ー13の高さHは、間隙の高さよりも幾分短くされてお
り、カバー13と床面2bとを接触しないようにしてい
る。
【0017】シール部材12は、その一端12aをドア
の他側部3bに装着し、他端12b側をレバー6の基端
部6aと先端部6bとの間に装着しており、ドア閉持状
態に間隙の幅方向全域を車外4B側から覆うように、ド
アの下部3cに張設されている。シール部材12の高さ
H1は、シール部材12の下端部12dが床面2bより
も幾分下方に位置する寸法に設定されている。シール部
材12は、一端12aの上部を取付け部13bにねじ1
4等の締結部材で固定され、他端12b側の上部をレバ
ー6の車外側面6cにねじ14等で締結固定されて、カ
バー13とレバー6に支持されて床面2bに向かって垂
れ下がるようにドア3の下部3cの車外4A側に配置さ
れている。シール部材12は、レバー6とカバー13に
固定されたときに、ドア閉状態においてドア3の外側面
3Aと面一となる厚さとなっている。
【0018】ドア3の開閉動作に伴うシール部材12の
動作とカバー13の作用を説明する。ドア閉状態におい
て、シール部材12は、図5に示すようにドアの一側部
3aと他側部3bの間に張設された状態で配置されてい
る。このため、ドア閉状態において間隙は、車外4B側
から見てシール部材12により隠されるので、車外4B
から見た車両1の見栄えが良く、雨水や埃等の車室4A
内への侵入が確実に遮断される。シール部材12がドア
3の外側面3Aと面一と成っているので、車外4Bから
見たドア3の見栄えが良い。レバー6は、ドア閉状態に
おいてドアの下端面3dの下方に配置されるので、ドア
閉状態時における車室4A側への突出がなくなり、ドア
開口部2近傍の車室スペースを拡大できる。レバー6
は、床面2bの近くに位置しているので、車室4A側へ
の突出がなくなることは、乗員の足とひっかかることも
防止できる。
【0019】図5に示すドア閉状態からレバー6が車室
4A側に回動すると、枢支部Pを中心にドア3の一側部
3aが車室4A側に引き込まれつつ他側部3bがドア開
口部2の一側縁2aに向かって移動する。この回動動作
が起こると、図4,図6に示すようにレバー6の基端部
6aから先端部6bの間に装着したシール部材12の他
端12b側がレバー6と一緒に移動すると共に、ドア3
の他側部3bに装着したシール部材12の一端12aが
一側縁2aに移動するため、シール部材12の両端の距
離が短くなる。
【0020】シール部材12の一端12aと他端12b
との距離が短くなると、どこにも装着されていない枢支
部Pから一端12aまでの間に位置するシール部材12
の中央部12cが、車室4A側に向かって撓みドア3の
下部3cから車室4A内に移動しようとする。ドアの下
部3cの車室4A側には、カバーの長辺部13Bが配置
されているので、撓んだ中央部12cは、この長辺部1
3Bと当接して車室4A内への露出が防止される。カバ
ー13は、ドアの下部3cの車室4A側を覆っているの
で、レバー6やシール部材12が車室4A側から見えな
くなり、ドア3の外観が悪くなって見栄えが低下するこ
とがない。
【0021】図6に示す状態からレバー6が更に車室4
A側に回動すると、ドア3の一側部3aがさらに車室4
A内の奥側に引き込まれると共に、ドア3の他側部3b
がドア開口部の一側縁2aに向かって一段と移動する。
このような状態となると、レバーの基端側6aがドアの
他側部3b側に位置して、レバーの車外側面6cとカバ
ーの長辺部13Bとが対向する。このため、シール部材
12の一端12aと他端12bとの距離がさらに短くな
り、車外側面6cと長辺部13Bとの間でシート部材1
2が枢支部P近傍から折り畳まれる。
【0022】従って、レバー6が回動しても折りた畳ま
れたシール部材12の上を通過することがなくなり、ド
ア3の変位動作不良が生じることがなくなる。レバー6
は、ドア開状態においてもドア3の下端面3dの下方に
位置するように形成されているので、図7に示すように
折り畳まれたシール部材12がドア3の外側面3Aや車
内面3Bから露出しなくなり見栄えが良くなる。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の発明よれば、回動軸と連
結してドアを枢支するレバーが、ドアのドア閉状態時に
おいてドアの下部から車室側に突出しないので、ドア開
口部近傍の車室スペースを広くできると共に、車室側か
らのドアの見栄えが良くなる。ドアの下部とドア開口部
との間に形成される間隙を遮蔽する遮蔽部材の一端をド
アの他側部に装着し、同遮蔽部材の他端側をレバーの先
端部と基端部との間に装着すると、遮蔽部材の他端側が
レバーと一緒に移動するので、レバーがドアの開閉動作
に伴い、折り畳まれた遮蔽部材上を往復移動しなくな
り、ドアの変位動作に悪影響を及ぼさず、レバーの移動
に伴う遮蔽部材の破損を防止でき耐久性やシール性が向
上する。
【0024】請求項2記載の発明によれば、ドアの下端
面の車室側にレバーの先端部からドアの他側部までを遮
蔽するカバーを装着し、遮蔽部材の一端をこのカバーに
固定してドアの車外側に配置すると共に、遮蔽部材の他
端をレバーの車外側面に固定してドアの車外側に配置す
るので、ドアの開閉動作に伴って撓む、固定されていな
い遮蔽部材の中央部の車室内への露出をカバーで防ぐこ
とができると共に、撓んだ遮蔽部材をドア開状態におい
てレバーの車外側面とカバーとの間で折り畳むことがで
きる。この結果、ドアの回動動作に伴う遮蔽部材の車室
内への露出を効果的に防止でき、車室側からのドアの見
栄えが更に良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すグライドスライドド
アのシール構造を示す側面図である。
【図2】(a)はグライドスライドドアの閉状態を示す
図、(b)はグライドスライドドアの移動状態を示す
図、(c)はグライドスライドドアの開状態を示す図で
ある。
【図3】本発明の要部となるシール構造を構成を示す分
解斜視図である。
【図4】移動中のドアのシール構造の状態を拡大斜視図
である。
【図5】ドア閉状態時における遮蔽部材の状態を示す拡
大断面図である。
【図6】ドア移動時における遮蔽部材の状態を示す拡大
断面図である。
【図7】ドア開状態時における遮蔽部材の状態を示す拡
大断面図である。
【符号の説明】
1 車両 2 ドア開口部 2a 開口部の一側縁 2b 開口部の下面 3 ドア 3a ドアの一側部 3b ドアの他側部 3c ドアの下部 3b ドアの下端面 4A 車室内 4B 車外 5 回動軸 5a 下端部 6 レバー 6a 基端部 6b 先端部 6c 車外側面 12 遮蔽部材 12a 遮蔽部材の一端 12b 遮蔽部材の他端 13 カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川倉 秀二 富山県婦負郡婦中町道場1番地・三菱自動 車バス製造株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に形成したドア開口部の一側縁に設け
    た回動軸と、上記回動軸の下端部に基端部を取付けられ
    た水平方向に延びるレバーと、上記レバーの先端部に枢
    支されたドアと、上記ドアの下部と上記ドア開口部の下
    面との間に形成された間隙を遮蔽する遮蔽部材とを備
    え、 上記回動軸の回動に伴う上記レバーの回動により、ドア
    の一側部が車室内の奥側に位置すると共に、ドアの他側
    部が上記一側縁に位置してドア開口部を開いたドア開状
    態と、ドアの一側部が上記一側縁に位置してドア開口部
    を閉じたドア閉状態との間でドアが開閉するグライドス
    ライドドアにおいて、 上記レバーは、ドアがドア開状態及びドア閉状態にある
    時にドアの下端面の下方に位置する形状を有し、 上記遮蔽部材の一端はドアの他側部に装着され、上記遮
    蔽部材の他端側は上記レバーの先端部と基端部との間に
    装着されたことを特徴とするグライドスライドドアのシ
    ール構造。
  2. 【請求項2】請求項1記載のグライドスライドドアのシ
    ール構造において、 ドアの下端面の車室側には、上記レバーの先端部からド
    アの他側部までを遮蔽するカバーが装着されており、 上記遮蔽部材の一端は上記カバーに固定されてドアの車
    外側に配置され、上記遮蔽部材の他端は上記レバーの車
    外側面に固定されてドアの車外側に配置されていること
    を特徴とするグライドスライドドアのシール構造。
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