JP4139195B2 - トラック等のウイング開閉装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウイング開閉装置に関し、特に、トラック等のウイング開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ウイングの重心の位置は、ウイングの側壁の寸法、ウイングの壁の構造、内壁の補強材の有無などにより変化する。そして、ウイングの開閉に要する力は、ウイングの重心の位置によって変化する。一方、ばねの力は、一般的に、リニアに変化する。したがって、特開平8−332849号公報の図1に示されたようなばねウイング開閉装置において、ウイングの開閉に必要な回転力と、ばねの生じる回転力との間にはギャップが生じる(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−332849号公報(図1)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記特開平8−332849号公報の図1に示されたようなばねウイング開閉装置において、ウイングの開閉に必要な回転力と、ばねの生じる回転力との間にはギャップが生じるため、ウイングのある回動区間においては、操作感が重いという問題がある(特許文献1参照)。
【0005】
本発明の目的は、ウイングの開閉に必要な力と、ばねが生じる力との間のギャップを小さくすることができるウイング開閉装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、車体又は定置部材(以下単に「車体」という)に枢支されたウイングに、ばね力を、並進自在なばねロッド及び該ばねロッドと該ウイングの間に接続され揺動自在なリンク機構とを介して作用して、はね上げるためのウイング開閉装置であって、前記ばねロッドに嵌装され、前記ウイングの全回動区間において、該ばねロッドにばね力を作用する少なくとも一本の主ばねと、前記ばねロッドに前記主ばねと同軸に配置されるよう嵌装され、前記ウイングの一部の回動区間において該ばねロッドに該主ばねのばね力と並列的にばね力を作用して前記主ばねのばね力を補勢し該一部の回動区間以外では補勢しない少なくとも一本の補助ばねと、を有することを特徴とするウイング開閉装置を提供する。
【0007】
本発明のウイング開閉装置の原理を説明する。ばねの力は、一般的に、リニアに変化する。したがって、サインカーブ状に変化するウイングの開閉に必要な回転力と、ばねの生じる回転力との間には、ギャップが生じる。本発明は、このギャップを縮小する手段を提供するものである。すなわち、本発明のウイング開閉装置によれば、主ばねのばね力から発生するモーメントと、ウイングの重量モーメントとの間のギャップが大きい区間、例えば、ウイングの初期回動区間において、主ばねと補助ばねのばね力の合計によるモーメントが作用し、途中から補助ばねはウイングに作用しなくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を説明する。
【0009】
本発明によるウイング開閉装置は、トラック等の車体(図1の3)上に設けられた荷箱の屋根部と側部を覆うよう、該荷箱の該屋根部付近において該車体に対し枢支されたウイング(図1の1)を開閉するための装置(特に、ウイングをはね上げて開放するための装置)として好適に用いられる。また、本発明によるウイング開閉装置が、荷箱を有するトラック等の車両に適用される場合、このウイング開閉装置を、鳥居(図1の2、車体に対して固定ないし一体化されたフレーム部)の内部に収容することができる。例えば、複数のばねを直列に配置することにより、鳥居の内部にウイング装置全体を収容することが容易となる。
【0010】
本発明によるウイング開閉装置は、トラックの側面の少なくとも一部と屋根の少なくとも一部を覆うウイングを開閉するための装置として好適に採用される他、場合によっては、トラック以外の例えば定置部材に取付けられたウイングの開閉装置としても好適に用いることができる。
【0011】
【実施例】
図2は、本発明の一実施例に係るウイング開閉装置を説明するための図である。図2に示したウイング開閉装置は、図1に例示したウイング車Aに適用され、鳥居2に内蔵することができ、車体3に対して枢支されたウイング1をはね上げるための付勢力を発生する。詳細には、図2に示したウイング開閉装置は、ウイングの開閉に必要なモーメントと、ばね(主ばね)から生じるモーメント回転力との間のギャップを縮小するものであって、少なくとも一本のばね(主ばね76)の前記ウイングに作用する力を補勢するよう少なくとも一つの別のばね(補助ばね78)を同時又は部分的に配設したことを特徴としている。
【0012】
図2を参照すると、本発明の一実施例に係るウイング開閉装置は、リンク機構として、車体3に対してピン60を介して枢支された第1のアーム61と、第1のアーム61とウイング1の内側との間にピン62,63を介して揺動可能に連結された第2のアーム64と、第1のアーム61にピン65を介して揺動可能に連結された第3のアーム66とを有する。第3のアーム66の一側にはピン67を介してばねロッド68が連結されている。第3のアーム66とばねロッド68の連結点、すなわち、ピン67には滑子69が装着されている。滑子69は車体3に対して固定された案内部材70の水平面上を滑動する。また、第1のアーム61の端部と、その揺動方向に沿って対向するよう、車体に対してストッパ81が設けられている。
【0013】
ばねロッド68の他側には、主ばね受け74が取付けられている。主ばね受け74と車体3に対して取付けられた支持手段75との間には、主ばね76が圧縮介装されてばねロッド68に嵌装されている。主ばね76の内周側には、補助ばね受け77が配置されている。補助ばね受け77は、主ばね受け74と支持手段75との間において、ばねロッド68に嵌装されている。補助ばね受け77は、めねじ部材79と螺合している。めねじ部材79のフランジ部は、ウイング1を開放する際、ウイング1のある回動角度において、支持手段75に当接して係止される。補助ばね受け77と主ばね受け74の間には、ばねロッド68に嵌装されたスリーブ80が配置されている。初期位置において、スリーブ80は、補助ばね受け77のフランジ部と主ばね受け74とに当接ないし挟持されている。ウイング1開放時、スリーブ80の端部は、ウイング1のある回動角度において、めねじ部材79のフランジ部が支持手段75に当接した時から主ばね受け74又は補助ばね受け77のフランジ部から離間する。補助ばね受け77と支持手段75との間には、補助ばね78が圧縮介装されている。補助ばね78は、主ばね76の内周側に同軸に挿入されてばねロッド68に嵌装されている。
【0014】
続いて、以上説明した本実施例に係るウイング開閉装置の動作を説明する。図3は、図2の動作図である。
【0015】
図1〜図3を参照して、操作者がウイング1のロックを解除し、ウイング1を開放方向に回動させると、ウイング1の初期回動区間においては、主ばね76及び補助ばね78がそれぞれ伸張する。補助ばね78は、補助ばね受け77及びスリーブ80を介して、主ばね受け74を押すことによりばねロッド68を図中右方に主ばね76を付勢する。
【0016】
このとき、ばねロッド68は、案内部材70によって滑子69の移動方向が、直線上に配列されたばね軸方向に規制されていることにより、ばね軸方向に沿って並進する。ばねロッド68のストロークに伴い、第3のアーム(第3のリンク部材)66が、全体として並進しながら揺動する。
【0017】
これにより、第1のアーム(第1のリンク部材)61が図2中時計方向に回動すると共に、第2のアーム(第2のリンク部材)64が持ち上がり、ウイング1にその開放方向に作用する力が伝達される。
【0018】
補助ばね78のストロークは、めねじ部材79と支持手段75の隙間に対応し、後述の主ばね76のストロークよりも短く設定されている。したがって、補助ばね78は、ウイング1の一部の回動区間では主ばね76のばね力を補勢し、該一部の回動区間以外では補勢しない。なお、この隙間は、補助ばね受け77のめねじ部材79に対する螺合状態を変えることで調整できる。すなわち、補助ばね78がウイング1に作用するウイング角度区間を設定できる。
よって、ウイング1が所定回動角度まで開放されると、主ばね受け74が所定ストローク左に移動して、めねじ部材79のフランジ部が支持手段75に当接係止されることにより、スリーブ80は遊嵌状態となり、補助ばね78のばね力はウイング1に作用しなくなる。すなわち、補助ばね78は、ウイング1の初期回動範囲において作用する。ウイング1の閉時は以上の逆の動作をする。かくして、このウイング開閉装置によれば、特に、ウイング1の初期回動範囲における、ウイングの開閉に必要な回転力と、ばねの生じる回転力との間のギャップが小さくされる。この範囲において、同軸に配置された主ばね76と補助ばね78のばね力は並列的にばねロッド68に作用している。
【0019】
以降、主ばね76のばね力によって、ウイング1は、第1のアーム61の回動がストッパ81によって規制されるまで、図3に示すようにはね上がる。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、ウイングの開閉に必要な力と、ばねが生じる力との間のギャップを小さくすることができ、ウイングの全回動範囲に亘って必要十分なはね上げ力が得られるウイング開閉装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるウイング開閉装置が適用されるトラックの外観図である。
【図2】本発明の一実施例に係るウイング開閉装置を説明するための図である。
【図3】図2の動作図である。
【符号の説明】
A ウイング車
1 ウイング
2 鳥居
3 車体
60 ピン
61 第1のアーム(第1のリンク部材)
62 ピン
63 ピン
64 第2のアーム(第2のリンク部材)
65 ピン
66 第3のアーム(第3のリンク部材)
67 ピン
68 ばねロッド
69 滑子
70 案内部材
74 主ばね受け(おねじ部材)
75 支持手段
76 主ばね
77 補助ばね受け(おねじ部材)
78 補助ばね
79 めねじ部材
80 スリーブ
81 ストッパ

Claims (1)

  1. 車体又は定置部材(以下単に「車体」という)に枢支されたウイングに、ばね力を、並進自在なばねロッド及び該ばねロッドと該ウイングの間に接続され揺動自在なリンク機構とを介して作用して、はね上げるためのウイング開閉装置であって、
    前記ばねロッドに嵌装され、前記ウイングの全回動区間において、該ばねロッドにばね力を作用する少なくとも一本の主ばねと、
    前記ばねロッドに前記主ばねと同軸に配置されるよう嵌装され、前記ウイングの一部の回動区間において該ばねロッドに該主ばねのばね力と並列的にばね力を作用して前記主ばねのばね力を補勢し該一部の回動区間以外では補勢しない少なくとも一本の補助ばねと、
    を有することを特徴とするウイング開閉装置。
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