JPH10219865A - 断熱パネル - Google Patents

断熱パネル

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JPH10219865A
JPH10219865A JP9020207A JP2020797A JPH10219865A JP H10219865 A JPH10219865 A JP H10219865A JP 9020207 A JP9020207 A JP 9020207A JP 2020797 A JP2020797 A JP 2020797A JP H10219865 A JPH10219865 A JP H10219865A
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heat insulating
heat
vacuum
insulating panel
foam
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康明 谷本
Tomonao Amayoshi
智尚 天良
Noriyuki Miyaji
法幸 宮地
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は住宅などの断熱壁として使用可能な
断熱パネルに関するものであり、発泡断熱材と真空断熱
体とを併用することで断熱性能の向上を図る。 【解決手段】 複数個の真空断熱体3を発泡合成樹脂2
で覆い、真空断熱体3と発泡合成樹脂2とを併用するこ
とで断熱性能の向上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の断熱材と
して使用可能な断熱パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築物の断熱材としてはグラスウールを
用いるのが一般的であり、現在においても主流を占めて
いる。しかしながら、近年の住宅に対する高気密・高断
熱化の高まりから、より断熱性能の優れた硬質ウレタン
フォームが使われ出している。
【0003】硬質ウレタンフォームを用いた住宅用断熱
材としては、公開実用新案公報に記載の実開平3−36
432号公報や特開平7−102655号公報などがあ
る。
【0004】これらはいずれも、平板と枠体とで囲まれ
た空間部分に硬質ウレタンフォームなどからなる硬質合
成樹脂発泡断熱材を充填したものであり、主たる効果と
しては、断熱性能の向上や、パネル化による施工性改善
などが挙げられる。
【0005】特に、実開平3−36432号公報では、
グラスウールに比べ軽量であり、かつ、耐吸水性や耐吸
湿性に優れることから、経時性能においても優れている
としている。
【0006】一方、硬質ウレタンフォームよりも更に断
熱性能の優れた断熱材として、特開平7−332587
号公報で述べられている真空断熱体がある。その内容
は、連続気泡構造を有する熱可塑性樹脂多孔質体シート
を芯材として用いたものであり、従来の粉末真空断熱体
に比べて軽量であるとしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
知の技術では次のような問題がある。
【0008】実開平3−36432号公報や特開平7−
102655号公報のような公知技術では、断熱材とし
て硬質ウレタンフォームを単独で使用していることか
ら、発泡剤のもつ気体熱伝導率以下にすることができ
ず、断熱性能の向上に限界がある。
【0009】したがって、寒冷地などにおいては住宅壁
厚を薄くすることができないため、居住スペースが狭く
なったり、壁厚が厚いことによる施工期間の長期化とい
った問題がある。
【0010】一方、特開平7−332587号公報で述
べられている真空断熱体では、熱可塑性樹脂多孔質体シ
ートを作製するのにコストがかかり、かつ、得られる真
空断熱体の性能も0.0070〜0.0095kcal
/mh℃であり、真空断熱体としては十分とは言えない
性能である。
【0011】本発明は上記課題を鑑み、安価で高性能な
真空断熱体と硬質ウレタンフォームとを複層した断熱パ
ネルを得ることで、住宅壁厚の低減による施工性の改善
や、住宅の高断熱化を図ろうとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の断熱パネルは、複数個からなる真空断熱体を発
泡合成樹脂によって覆っている。
【0013】したがって、真空断熱体の断熱性能が非常
に優れているため、硬質ウレタンフォームなどの発泡合
成樹脂と併用した場合、断熱パネル全体の断熱性能が硬
質ウレタンフォームなどを単独で使用した場合よりも優
れたものとなる。
【0014】また、真空断熱体が発泡合成樹脂で覆われ
ているため、真空断熱体に直接衝撃が加わることが無
く、破袋などによって真空断熱体の断熱性能が著しく悪
化するといった問題もない。
【0015】また、施工時において所定寸法に断熱パネ
ルを切断する場合なども、真空断熱体を複数個設けてい
るため、真空断熱体全てが破袋して断熱性能が悪化する
といったことがなく、現場施工にて切断したとしても、
公知の断熱パネルよりも優れた断熱性能を有することが
できる。
【0016】また、本発明の断熱パネルでは面材を有し
ている。したがって、発泡断熱材が外気と直接触れる面
積が小さくてすみ、空気の侵入によって断熱性能が経時
的に悪化するといったことが改善される。
【0017】また、本発明の断熱パネルは枠体を有して
いる。したがって、枠体どうしを連結させることで住宅
断熱壁を容易に形成することができ、かつ、真空断熱体
が発泡断熱材で覆われているため、施工時の衝撃によっ
て破袋するといった問題がなく、施工性のよい高性能断
熱パネルを得ることができる。また、断熱性能が優れて
いることから、壁厚を薄くすることが可能となり、パネ
ル厚みが低減することから、現場での施工性が更に向上
する。
【0018】また、本発明の断熱パネルは枠体が区画さ
れており、この区画内に真空断熱体が収容されている。
【0019】したがって、発泡断熱材で覆う場合におい
ても、真空断熱体が移動してしまい、均一な断熱性能が
得られないといった問題がない。
【0020】また、枠体が区画化されているので、断熱
パネルとしての剛性が向上し、住宅断熱壁としての構造
強度を更に高めることが可能となる。また、歪みによっ
て断熱パネルが変形し、その影響で真空断熱体が破袋す
るといったこともない。
【0021】本発明の断熱パネルは、面材の縦、横寸法
が発泡合成樹脂の縦、横寸法よりも大きい寸法を有して
いる。
【0022】したがって、真空断熱体との併用による断
熱性能の向上に加え、断熱パネルを柱に取り付ける施工
時において、面材の縦、横寸法が発泡合成樹脂の縦、横
寸法よりも大きいため、面材を介して断熱パネルを容易
に柱に取り付けることができ施工性が著しく改善され
る。
【0023】また、本発明の断熱パネルは、面材と発泡
合成樹脂との間に水分吸着剤を設けているため、面材を
透過してくる水分を吸着除去でき、断熱性能の悪化が低
減できる。
【0024】また、本発明の断熱パネルは、金属箔を有
する面材を用いた断熱パネルである。
【0025】したがって、大気中の水分などが面材を透
過するのを防止でき、断熱性能の悪化が低減できる。そ
の結果、長期に亘って使用した場合においても、真空断
熱体の断熱性能が著しく悪化することに起因して断熱パ
ネル全体の断熱性能が悪化し、結露が発生するといった
問題が解決される。
【0026】また、面材に金属箔を用いていることか
ら、面材自身の難燃性が向上するため、断熱パネルとし
ての難燃性も向上させることができる。
【0027】また、本発明の断熱パネルは、硬質ウレタ
ンフォーム粉末を有する芯材と、通気性を有する中袋
と、金属箔を有するプラスチックラミネートフィルムと
蒸着層を有するプラスチックラミネートフィルムとから
なる外被材とを備えた真空断熱体を用いている。
【0028】適用する真空断熱体の芯材が、硬質ウレタ
ンフォーム粉末を有していることから、冷蔵庫の硬質ウ
レタンフォームや住宅断熱壁に使用されている硬質ウレ
タンフォームのリサイクルが可能となる。また、真空断
熱体の課題であったコストについても大幅な低減がで
き、住宅の高断熱化を図るに際してのコストアップを低
減することができる。
【0029】さらに、真空断熱体に適用する外被材が金
属箔を有するプラスチックラミネートフィルムと蒸着層
を有するプラスチックラミネートフィルムから構成され
ているため、金属箔によるヒートリークがない。この結
果、住宅断熱壁に適用した場合において、ヒートリーク
によって局所的に断熱性能が悪化して結露が生じ、これ
が原因でカビなどが発生するといった問題もない。
【0030】また、本発明の断熱パネルは、蒸着層を有
する外被材と金属箔を有する面材を用いている。
【0031】外被材に用いている蒸着層は微量のガスを
透過させ、特に、水分は透過しやすいことから、真空断
熱体の真空度を維持させるためには如何にして水分によ
る悪影響を低減させるかが重要となる。
【0032】硬質ウレタンフォームなどの気泡中には水
分が殆どないことから、本発明のように、真空断熱体を
硬質ウレタンフォームのような発泡合成樹脂で被覆する
ことで、水分の影響を低減させることが可能となる。
【0033】本発明では、更に、金属箔を有する面材と
併用しているため、大気中の水分が断熱パネル内部に拡
散してくることがない。したがって、真空断熱体の外被
材に蒸着層を有するプラスチックラミネートフィルムを
用いた場合においても、その断熱性能を長期に亘って維
持することが可能となる。
【0034】更に、硬質ウレタンフォームなどの発泡断
熱材における気泡内部のガス置換も抑制されるため、パ
ネル全体の断熱性能を長期に亘って維持することができ
る。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、複数個からなる真空断熱体と、これら真空断熱体を
覆う発泡合成樹脂とからなる断熱パネルである。
【0036】以上のような断熱パネルでは、真空断熱体
の断熱性能が非常に優れているため、硬質ウレタンフォ
ームなどの発泡合成樹脂と併用した場合、断熱パネル全
体の断熱性能が硬質ウレタンフォームなどを単独で使用
した場合よりも優れたものとなる。
【0037】また、真空断熱体に直接衝撃が加わること
が無く、破袋などによって真空断熱体の断熱性能が著し
く悪化するといった問題もない。
【0038】また、施工時など、所定寸法に断熱パネル
を切断する場合などにおいても、真空断熱体を複数個設
けているため、真空断熱体全てが破袋して断熱性能が悪
化するといったことがない。したがって、現場施工にて
切断したとしても、公知の断熱パネルよりも優れた断熱
性能を有することができる。
【0039】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
発泡断熱材を方形状とし、この発泡断熱材の少なくとも
相対する2面を面材で覆ってなる断熱パネルである。
【0040】したがって、発泡断熱材が直接空気と触れ
る面積が低減し、気泡内部のガスが空気と置換すること
で断熱性能が悪化するといったことが低減できる。
【0041】また、本発明の請求項3に記載の発明は、
4面を発泡断熱材と一体化された枠体で覆ってなる断熱
パネルである。
【0042】したがって、枠体どうしを連結させること
で住宅断熱壁を容易に形成することができ、かつ、真空
断熱体が発泡断熱材で覆われているため、施工時の衝撃
によって破袋するといった問題がなく、施工性のよい高
性能断熱パネルを得ることができる。
【0043】また、断熱性能が優れていることから、壁
厚を薄くすることが可能となり、パネル厚みが低減する
ことから、現場での施工性が更に向上する。
【0044】また、本発明の請求項4に記載の発明は、
枠体が区画されており、この区画内に真空断熱体が収容
されている断熱パネルである。
【0045】したがって、発泡断熱材で覆う場合におい
ても、真空断熱体が移動してしまい、均一な断熱性能が
得られないといった問題がない。
【0046】また、枠体が区画化されているので、断熱
パネルとしての剛性が向上し、住宅断熱壁としての構造
強度を更に高めることが可能となる。また、歪みによっ
て断熱パネルが変形し、その影響で真空断熱体が破袋す
るといったこともない。
【0047】また、本発明の請求項5に記載の発明は、
面材の縦、横寸法が発泡断熱材の縦、横寸法よりも大き
い断熱パネルである。
【0048】したがって、面材の縦、横寸法が発泡合成
樹脂の縦、横寸法よりも大きいため、面材を介して断熱
パネルを容易に柱に取り付けることができ施工性が著し
く改善される。
【0049】また、本発明の請求項6に記載の発明は、
面材と発泡合成樹脂との間に水分吸着剤を設けた断熱パ
ネルである。
【0050】一般に、ウレタンフォームなどを住宅断熱
壁などに適用した場合、外気の水分などが面材を通して
ウレタンフォーム内に拡散浸透し、その結果、気体熱伝
導率が増大するため断熱性能が悪化してしまう。
【0051】本発明では、面材と発泡合成樹脂との間に
水分吸着剤を設けているため、面材を透過してくる水分
を吸着除去でき、断熱性能の悪化が低減できる。
【0052】したがって、長期に亘って使用した場合に
おいても、大気中の水分の影響によって真空断熱体の断
熱性能が悪化し、その結果断熱パネル全体の断熱性能が
悪化することで、結露が発生するといった問題もない。
【0053】また、本発明の請求項7に記載の発明は、
金属箔を有する面材を用いた断熱パネルである。
【0054】したがって、大気中の水分などが面材を透
過することを防止でき、断熱性能の悪化が低減できる。
その結果、長期に亘って使用した場合においても、真空
断熱体の断熱性能が著しく悪化することに起因して断熱
パネル全体の断熱性能が悪化し、結露が発生するといっ
た問題が解決される。
【0055】また、面材に金属箔を用いていることか
ら、面材自身の難燃性が向上するため、断熱パネルとし
ての難燃性も向上させることができる。
【0056】本発明の請求項8に記載の発明は、硬質ウ
レタンフォーム粉末を有する芯材と、通気性を有する中
袋と、金属箔を有するプラスチックラミネートフィルム
と蒸着層を有するプラスチックラミネートフィルムとか
らなる外被材とを備えた真空断熱体を用いた断熱パネル
である。
【0057】したがって、適用する真空断熱体の芯材
が、硬質ウレタンフォーム粉末を有していることから、
冷蔵庫の硬質ウレタンフォームや住宅断熱壁に使用され
ている硬質ウレタンフォームのリサイクルが可能とな
る。また、真空断熱体の課題であったコストについても
大幅な低減ができ、住宅の高断熱化を図るに際してのコ
ストアップを低減することができる。
【0058】さらに、真空断熱体に適用する外被材が金
属箔を有するプラスチックラミネートフィルムと蒸着層
を有するプラスチックラミネートフィルムから構成され
ているため、金属箔によるヒートリークがない。この結
果、住宅断熱壁に適用した場合において、ヒートリーク
によって局所的に断熱性能が悪化して結露が発生し、こ
れが原因でカビなどが発生するといった問題もない。
【0059】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0060】(実施例1)図1は本発明の一実施例にお
ける断熱パネルの外観図であり、図2は図1のa−b断
面図、図3は図1のA−B断面図である。図において、
1は断熱パネル、2は硬質ウレタンフォームからなる発
泡断熱材、3はシリカ粉末を用いた真空断熱体、4は石
膏ボードからなる面材、5は木製の枠体、6は縦材であ
る。
【0061】以上のような構成からなる断熱パネル1
は、発泡断熱材2と真空断熱体3とを併用しているた
め、従来の硬質ウレタンフォームからなる断熱パネルに
比べ優れた断熱性能を有する。
【0062】その結果、断熱パネルの壁厚を低減でき、
施工性が著しく改善できる。また、真空断熱体3が発泡
断熱材2によって覆われているため、外的衝撃が真空断
熱体3に直接加わることがない。この結果、施工時など
の衝撃において真空断熱体が破袋し、断熱パネルの性能
が悪化することが原因で、結露が生じるといった問題が
解決される。
【0063】また、真空断熱体3が複数個設けられてい
るため、施工時などにおいて、断熱パネルを所定寸法に
切断した場合においても、一部の真空断熱体が破袋する
だけであり、全体に与える影響が小さい。したがって、
現場施工において切断をしたとしても、従来の断熱パネ
ルよりも優れた断熱性能を有する。
【0064】なお、真空断熱体3の配設方法については
特に限定されるものではないが、本実施例で図示してい
るように、真空断熱体3を複数個配設した場合に生じる
接合部7の断熱性能の悪化を防止するように真空断熱体
3を配設した方が望ましい。
【0065】また、真空断熱体3は面材4に直接貼り付
けても良いが、望ましくは本実施例で図示しているよう
に、発泡断熱材2で全体を覆った方が良い。
【0066】発泡断熱材2で覆うことにより、大気中の
水分や空気などが真空断熱体3に侵入する量が低減し、
真空度の悪化を防止することができるためである。
【0067】また、真空断熱体3全体を発泡断熱材2で
覆う方法としては、予め真空断熱体3にスペーサを取り
付け(図示せず)、面材4にスペーサを介して真空断熱
体3を取り付けることで、真空断熱体3と面材4との間
に所定の間隔を設けることができる。その後、発泡断熱
材2を充填することにより、真空断熱体3全体を発泡断
熱材2で覆うことができる。
【0068】スペーサの材質については特に限定される
ものではなく、プラスチックなどの有機材料やガラス繊
維からなる支柱などの無機材料でも良いが、好ましく
は、発泡断熱材2と同じ材料が好ましい。
【0069】また、真空断熱体3に使用するコア材とし
てはシリカ粉末に限定されるものではなく、パーライト
粉末や珪酸カルシウム粉末、珪藻土粉末などの無機粉末
材料や、珪酸カルシウム板、グラスウールなどの無機材
料および連通フォームなどの有機材料、などの公知材料
を使用しても良い。
【0070】また、発泡断熱材2については、硬質ウレ
タンフォームに限定されるものではなく、フェノールフ
ォームなどの難燃性の高い材料やスチルフォームなどを
使用することもでき、発泡剤についても、HCFC−1
41bやシクロペンタン、水などをはじめ、公知材料全
てを使用することができる。
【0071】また、断熱パネル1は枠体5を有すること
から、枠体5どうしを釘打ちなどで連結することにより
容易に断熱壁を形成することができ、施工性を著しく向
上することができる。
【0072】また、断熱パネル1は縦材6によって区画
されている。この結果、枠体5の剛性が高まることか
ら、住宅断熱壁としての構造強度を更に高めることが可
能となる。その結果、歪みによって断熱パネルが変形
し、その影響で真空断熱体が破袋するといったことがな
い。
【0073】また、真空断熱体3が区画内に収容されて
いるので、発泡断熱材2を注入した時の発泡圧によって
真空断熱体3が移動してしまい、所望の断熱性能が得ら
れないといったことが改善される。
【0074】尚、枠体5や縦材6の材質については特に
限定されるものではないが、木や鉄などの材料を用いる
ことが好ましい。
【0075】また、縦材6以外に横材も用いて、区画を
細分化しても良い。また、面材4の材料についても特に
限定されるものではなく、有機材料、無機材料いずれの
材料を用いてもよいが、パネル全体の難燃性を考慮する
と無機材料の方がよい。
【0076】また、面材4と枠体5を接着させる方法に
ついても特に限定されるものではなく、公知の施工方法
全てが適用できるが、発泡断熱材2の接着特性を利用す
る場合、面材4と枠体5が重なる部分(図示せず)に発
泡断熱材2が充填されない場合がある。したがって、予
め、面材4と枠体5を接着剤などで一体化させておいた
方が好ましい。
【0077】(実施例2)図4は、本発明の一実施例に
おける断熱パネルの外観図であり、図5は本発明の一実
施例における断熱パネルの断面図である。図において1
は断熱パネル、2は硬質ウレタンフォームからなる発泡
断熱材、3はシリカ粉末を用いた真空断熱体、4は石膏
ボードからなる面材であり、面材4の縦横の寸法が発泡
断熱材の縦横の寸法よりも大きい。
【0078】このような構成からなる断熱パネル1を柱
に取り付け、住宅の断熱壁を形成する場合、面材4の縦
横の寸法が大きいため面材4を柱に釘などで固定するの
が容易であり、施工性が大幅に短縮される。
【0079】また、面材4のいずれか一方の縦横寸法を
発泡断熱材2より大きくすることにより、外壁などの外
断熱に適用することも可能となる。この場合、面材4に
使用する材料に外壁材を用いれば、断熱壁を形成しなが
ら外壁も同時に施工することが可能となり、施工期間が
大幅に短縮される。
【0080】また、真空断熱体3が設けられていない部
分の面材4と柱とを釘打ちなどで施工することで断熱壁
を形成することから、施工時において真空断熱体4が破
袋するといったこともなく、優れた断熱性能を維持する
ことが可能となる。
【0081】(実施例3)図6は本発明の一実施例にお
ける断熱パネルの断面図であり、1は断熱パネル、2は
硬質ウレタンフォームからなる発泡断熱材、3はシリカ
粉末を用いた真空断熱体、4は石膏ボードからなる面
材、5は木製の枠体、6は縦材、7はゼオライトなどか
らなる水分吸着剤である。
【0082】このような構成からなる断熱パネル1は、
面材4と発泡断熱材2との間に水分吸着剤7が設けられ
ているため、大気中の水分が面材4を透過して発泡断熱
材2の気泡内部に侵入して断熱性能を悪化させたり、真
空断熱体3の内部に侵入して断熱性能を悪化させるとい
った問題がない。
【0083】したがって、長期に亘って断熱壁として使
用した場合、水分の影響による断熱性能の著しい悪化に
起因して結露が発生するといった問題がない。
【0084】なお、水分吸着剤としてはゼオライトに限
定されるものではなく、水酸化カルシウムや塩化カルシ
ウム、塩化リチウム、活性炭やシリカゲルなど、一般公
知の水分吸着剤を使用できる。
【0085】吸着能力的には、水酸化カルシウムや塩化
カルシウム、塩化リチウムなどの化学吸着が優れている
が、取り扱い性を考慮すると物理吸着であるゼオライト
や活性炭などが適している。
【0086】また、水分吸着剤7の形態についても特に
限定されず、通気性を有する不織布などに所定量充填
後、面材4に貼り付けても良いし、成型によって得た所
定形状の水分吸着剤7を用いても良い。
【0087】(実施例4)図7は、本発明の一実施例に
おける断熱パネルの断面図であり、1は断熱パネル、2
は硬質ウレタンフォームからなる発泡断熱材、3はシリ
カ粉末を用いた真空断熱体、4は石膏ボードからなる面
材、5は木製の枠体、6は縦材、8はアルミ箔などから
なる金属箔である。
【0088】このような構成からなる断熱パネル1は、
アルミ箔8を有するため、水分や空気などが面材4を透
過して侵入してくることができない。したがって、断熱
パネル1を構成する発泡断熱材2の気泡内部のガス置換
によって断熱性能が悪化したり、真空断熱体3の真空度
悪化に起因した断熱性能の悪化といった問題がない。
【0089】特に、金属箔8を用いていることから、水
分をはじめとする気体成分全ての透過を防止できること
から、長期に亘って使用した場合の断熱性能維持が容易
となり、断熱性能の悪化による結露発生といった問題が
解決される。
【0090】さらに、断熱パネル1が金属箔8を有する
ことから、断熱パネル全体の難燃性も向上させることが
可能となる。
【0091】なお、金属箔8として使用する材料はアル
ミ箔に限定されるものではなく、鉄箔やステンレス箔、
銅箔、鉛箔などの既存材料全てを使用することが可能で
あるが、耐食性などを考慮するとステンレス箔やアルミ
箔が好ましく、更に好ましくは低コストで汎用性がある
アルミ箔が良い。
【0092】また、金属箔8の配設についても特に限定
されるものではなく、面材4の内部に積層しても良い
が、本実施例で図示したように、面材4と発泡断熱材2
との間に金属箔8が配設されるよう、面材4に貼り付け
る方法が好ましい。
【0093】(実施例5)図8は本発明の一実施例にお
ける断熱パネルの断面図であり、1は断熱パネル、2は
硬質ウレタンフォームからなる発泡断熱材、3は真空断
熱体、4は石膏ボードからなる面材、5は木製の枠体、
6は縦材、8はアルミ箔などからなる金属箔である。
【0094】図9は真空断熱体3の詳細断面図であり、
硬質ウレタンフォームを粉砕して得た粉末からなる芯材
9と通気性を有する不織布10と外被材11とからな
り、外被材11は片面がALなどの金属蒸着層を有する
プラスチックラミネートフィルムであり、他方の面がA
Lなどの金属箔を有するプラスチックラミネートフィル
ムである。
【0095】このような構成からなる断熱パネル1は、
使用している真空断熱体3が硬質ウレタンフォームを粉
砕して得た粉末を有するため、冷蔵庫の断熱材や住宅建
材に使用されている硬質ウレタンフォームの再利用が可
能となる。
【0096】この結果、硬質ウレタンフォーム廃材を使
用できることから、真空断熱体のコストを著しく低減す
ることが可能となり、断熱パネルのコストを抑えること
ができる。
【0097】なお、使用する硬質ウレタンフォーム粉末
については、平均粒径が500μm以下のものが使用可
能であり、500μmよりも大きくなると独立気泡が残
存するため所望の断熱性能を得ることができない。
【0098】好ましい平均粒径としては300μm以下
であり、最も適している平均粒径としては150〜25
0μmである。
【0099】また、粉砕した硬質ウレタンフォーム粉末
を単独で使用する以外に、無機粉末などで表面改質を行
ってもよい。改質材として使用する無機粉末としては、
シリカ、アルミナ、珪酸カルシウム、パーライトなどの
公知材料を使用することができるが、好ましくはシリカ
粉末が適している。
【0100】また、真空断熱体3に用いる外被材11
が、片面にALなどの金属箔を有するプラスチックラミ
ネートフィルムと、他方の面にALなどの蒸着層を有す
るプラスチックラミネートフィルムとからなる外被材で
あるため、金属箔によるヒートリークに起因した断熱性
能の悪化がない。
【0101】更に、芯材9が粉末材料であるため圧力依
存性が低く、片面に蒸着層を有する外被材11を用いて
も、真空度の悪化による断熱性能の悪化がない。
【0102】外被材11の構成材料としては特に限定さ
れるものではないが、例えば、最外層にポリエチレンテ
レフタレート樹脂、中間層にAL箔、最内層に高密度ポ
リエチレン樹脂からなるプラスチックラミネートフィル
ムと、例えば、最外層にポリエチレンテレフタレート樹
脂、中間層にAL蒸着層を有するエチレン−ビニルアル
コール共重合体樹脂(商品名エバール、クラレ(株)
製)、最内層に高密度ポリエチレン樹脂からなるプラス
チックラミネートフィルムとを袋状にしたものなどがあ
る。
【0103】外被材の構成上の役割としては、最外層は
衝撃などに対応するためであり、中間層はガスバリヤ性
を確保するためのものであり、最内層は熱溶着によって
密閉するためである。したがって、これらの目的に叶う
ものであれば、すべての公知材料が使用可能である。
【0104】最外層に使用する材料としては、耐衝撃性
などからポリエチレンテレフタレート樹脂が好ましい
が、他の材料として、ポリ塩化ビニル樹脂やナイロン樹
脂、ポリプロピレン樹脂、などを使用することができ、
更に、ポリエチレンテレフタレート樹脂の外層にナイロ
ン樹脂などを付与することで耐突き刺し性を向上させた
りすることもできる。
【0105】中間層に使用する材料としては、蒸着仕様
の場合、蒸着する基材が重要となり、本実施例で述べて
いるエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂が適して
いるが、他の材料としてポリ塩化ビニリデン樹脂や、ポ
リビニルアルコール樹脂などを使用することができる。
また、更にガスバリヤ性を向上させるために、AL蒸着
層を有する前記記載の樹脂などを2層設けたりしても良
い。
【0106】この場合、AL蒸着層どうしが重なるよう
にラミネートすればガスバリヤ性がより一層向上する。
【0107】また、中間層に金属箔を使用する場合、本
実施例で述べているようにAL箔が望ましく、ヒートリ
ークの影響とピンホールの影響を考慮するとAL箔の厚
みは3μm以上7μm以下が望ましい。
【0108】AL箔の厚みが3μmよりも薄くなると、
ピンホールの発生が指数関数的に増大するためガスバリ
ヤ性が著しく悪化してしまう。また、AL箔の厚みが7
μmよりも大きくなってしまうとヒートリークの影響が
無視できない。
【0109】したがって、真空断熱体の外被材として使
用する場合には、AL箔の厚みは3μm以上7μm以下
が望ましい。
【0110】また、熱溶着する最内層としてはシール性
やケミカルアタック性などから高密度ポリエチレン樹脂
が好ましいが、この他に、ポリプロピレン樹脂やポリア
クリルニトリル樹脂、低密度ポリエチレン樹脂、などを
用いても良い。
【0111】また、外被材の形態としては、袋状にする
ことでコストが低減できるが、作業性などを考慮して容
器状のものを使用しても良い。
【0112】更に、本発明の断熱パネル1は、面材4に
アルミ箔などの金属箔11を設けたものであるので、大
気中の水分などが断熱パネル内部に透過侵入してくるこ
とがない。したがって、本発明のように、外被材の片面
に蒸着層を有するプラスチックラミネートフィルムを用
いたとしても、水分の影響で断熱性能が悪化するといっ
たことがない。
【0113】
【発明の効果】以上のように、本発明の断熱パネルは、
複数個からなる真空断熱体を発泡合成樹脂によって覆っ
ている。
【0114】したがって、真空断熱体の断熱性能が非常
に優れているため、硬質ウレタンフォームなどの発泡合
成樹脂と併用した場合、断熱パネル全体の断熱性能が硬
質ウレタンフォームなどを単独で使用した場合よりも優
れたものとなる。
【0115】また、真空断熱体が発泡合成樹脂で覆われ
ているため、真空断熱体に直接衝撃が加わることが無
く、破袋などによって真空断熱体の断熱性能が著しく悪
化するといった問題もない。
【0116】また、施工時において所定寸法に断熱パネ
ルを切断する場合なども、真空断熱体を複数個設けてい
るため、真空断熱体全てが破袋して断熱性能が悪化する
といったことがなく、現場施工にて切断したとしても、
公知の断熱パネルよりも優れた断熱性能を有することが
できる。
【0117】また、本発明の断熱パネルでは面材を有し
ている。したがって、発泡断熱材が外気と直接触れる面
積が小さくてすみ、空気の侵入によって断熱性能が経時
的に悪化するといったことが改善される。
【0118】また、本発明の断熱パネルは枠体を有して
いる。したがって、枠体どうしを連結させることで住宅
断熱壁を容易に形成することができ、かつ、真空断熱体
が発泡断熱材で覆われているため、施工時の衝撃によっ
て破袋するといった問題がなく、施工性のよい高性能断
熱パネルを得ることができる。また、断熱性能が優れて
いることから、壁厚を薄くすることが可能となり、パネ
ル厚みが低減することから、現場での施工性が更に向上
する。
【0119】また、本発明の断熱パネルは枠体が区画さ
れており、この区画内に真空断熱体が収容されている。
【0120】したがって、発泡断熱材で覆う場合におい
ても、真空断熱体が移動してしまい、均一な断熱性能が
得られないといった問題がない。
【0121】また、枠体が区画化されているので、断熱
パネルとしての剛性が向上し、住宅断熱壁としての構造
強度を更に高めることが可能となる。また、歪みによっ
て断熱パネルが変形し、その影響で真空断熱体が破袋す
るといったこともない。
【0122】本発明の断熱パネルは、面材の縦、横寸法
が発泡合成樹脂の縦、横寸法よりも大きい寸法を有して
いる。
【0123】したがって、真空断熱体との併用による断
熱性能の向上に加え、断熱パネルを柱に取り付ける施工
時において、面材の縦、横寸法が発泡合成樹脂の縦、横
寸法よりも大きいため、面材を介して断熱パネルを容易
に柱に取り付けることができ施工性が著しく改善され
る。
【0124】また、本発明の断熱パネルは、面材と発泡
合成樹脂との間に水分吸着剤を設けているため、面材を
透過してくる水分を吸着除去でき、断熱性能の悪化が低
減できる。
【0125】また、本発明の断熱パネルは、金属箔を有
する面材を用いた断熱パネルである。
【0126】したがって、大気中の水分などが面材を透
過するのを防止でき、断熱性能の悪化が低減できる。そ
の結果、長期に亘って使用した場合においても、真空断
熱体の断熱性能が著しく悪化することに起因して断熱パ
ネル全体の断熱性能が悪化し、結露が発生するといった
問題が解決される。
【0127】また、面材に金属箔を用いていることか
ら、面材自身の難燃性が向上するため、断熱パネルとし
ての難燃性も向上させることができる。
【0128】また、本発明の断熱パネルは、硬質ウレタ
ンフォーム粉末を有する芯材と、通気性を有する中袋
と、金属箔を有するプラスチックラミネートフィルムと
蒸着層を有するプラスチックラミネートフィルムとから
なる外被材とを備えた真空断熱体を用いている。
【0129】適用する真空断熱体の芯材が、硬質ウレタ
ンフォーム粉末を有していることから、冷蔵庫の硬質ウ
レタンフォームや住宅断熱壁に使用されている硬質ウレ
タンフォームのリサイクルが可能となる。また、真空断
熱体の課題であったコストについても大幅な低減がで
き、住宅の高断熱化を図るに際してのコストアップを低
減することができる。
【0130】さらに、真空断熱体に適用する外被材が金
属箔を有するプラスチックラミネートフィルムと蒸着層
を有するプラスチックラミネートフィルムから構成され
ているため、金属箔によるヒートリークがない。この結
果、住宅断熱壁に適用した場合において、ヒートリーク
によって局所的に断熱性能が悪化して結露が発生し、こ
れが原因でカビなどが発生するといった問題もない。
【0131】また、本発明の断熱パネルは、蒸着層を有
する外被材と金属箔を有する面材を用いている。
【0132】外被材に用いている蒸着層は微量のガスを
透過させ、特に、水分は透過しやすいことから、真空断
熱体の真空度を維持させるためには如何にして水分によ
る悪影響を低減させるかが重要となる。
【0133】硬質ウレタンフォームなどの気泡中には水
分が殆どないことから、本発明のように、真空断熱体を
硬質ウレタンフォームのような発泡合成樹脂で被覆する
ことで、水分の影響を低減させることが可能となる。
【0134】本発明では、更に、金属箔を有する面材と
併用しているため、大気中の水分が断熱パネル内部に拡
散してくることがない。したがって、真空断熱体の外被
材に蒸着層を有するプラスチックラミネートフィルムを
用いた場合においても、その断熱性能を長期に亘って維
持することが可能となる。
【0135】更に、硬質ウレタンフォームなどの発泡断
熱材における気泡内部のガス置換も抑制されるため、パ
ネル全体の断熱性能を長期に亘って維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による断熱パネルの外観図
【図2】本発明の一実施形態による断熱パネルの断面図
【図3】本発明の一実施形態による断熱パネルの外観図
【図4】本発明の一実施形態による断熱パネルの外観図
【図5】本発明の一実施形態による断熱パネルの断面図
【図6】本発明の一実施形態による断熱パネルの断面図
【図7】本発明の一実施形態による断熱パネルの断面図
【図8】本発明の一実施形態による断熱パネルの断面図
【図9】本発明の一実施形態による真空断熱体の断面図
【符号の説明】
1 断熱パネル 2 発泡断熱材 3 真空断熱体 4 面材 5 枠体 6 縦材 7 水分吸着剤 8 金属箔 9 芯材 10 不織布 11 外被材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個からなる真空断熱体と、これら真
    空断熱体を覆う発泡合成樹脂とからなる断熱パネル。
  2. 【請求項2】 発泡断熱材を方形状とし、この発泡断熱
    材の少なくとも相対する2面を面材で覆ってなる請求項
    1記載の断熱パネル。
  3. 【請求項3】 4面を発泡断熱材と一体化された枠体で
    覆ってなる請求項2記載の断熱パネル。
  4. 【請求項4】 枠体で区画されており、この区画内に真
    空断熱体が収容されている請求項3記載の断熱パネル。
  5. 【請求項5】 面材の縦、横寸法が発泡断熱材の縦、横
    寸法よりも大きい請求項2記載の断熱パネル。
  6. 【請求項6】 面材と発泡合成樹脂との間に水分吸着剤
    を設けた請求項2〜4記載の断熱パネル。
  7. 【請求項7】 金属箔を有する面材を用いた請求項2〜
    4記載の断熱パネル。
  8. 【請求項8】 硬質ウレタンフォーム粉末を有する芯材
    と、通気性を有する中袋と、金属箔を有するプラスチッ
    クラミネートフィルムと蒸着層を有するプラスチックラ
    ミネートフィルムとからなる外被材とを備えた真空断熱
    体を用いた請求項1〜7記載の断熱パネル。
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