JPH10218964A - 硬質ポリウレタンフォーム用樹脂組成物 - Google Patents

硬質ポリウレタンフォーム用樹脂組成物

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JPH10218964A
JPH10218964A JP9025375A JP2537597A JPH10218964A JP H10218964 A JPH10218964 A JP H10218964A JP 9025375 A JP9025375 A JP 9025375A JP 2537597 A JP2537597 A JP 2537597A JP H10218964 A JPH10218964 A JP H10218964A
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JP
Japan
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polyol
resin composition
butylene oxide
polyurethane foam
rigid polyurethane
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Application number
JP9025375A
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English (en)
Inventor
Masami Komeno
雅美 米野
Katsuhide Nishimura
勝英 西村
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、炭化水素類を発泡剤として
使用してもポリオール成分と発泡剤の相溶性がよく、ポ
リウレタンフォーム製造時に優れた流れ性を示し、寸法
安定性に優れた硬質ポリウレタンフォームを提供する。 【解決手段】 (A)有機ポリイソシアネート、(B)
ポリオール、(C)発泡剤とから得られる硬質ポリウレ
タンフォーム用樹脂組成物において、(C)発泡剤が、
炭素数2〜8の炭化水素で、(B)ポリオールが、その
少なくとも一部に1,2−ブチレンオキサイドを付加重
合して得られるポリエーテルポリオールを含み、その
1,2−ブチレンオキサドに由来するエーテル単位が全
エーテル単位中の10重量%以上100重量%以下とな
るようなポリオールで、かつ開始剤として1分子中に活
性水素を7個以上有する化合物を必須成分として用いる
ことを特徴とする硬質ポリウレタンフォーム用樹脂組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相溶性、寸法安定
性、流れ性に優れた硬質ポリウレタンフォーム用樹脂組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】硬質ポリウレタンフォームは、断熱特
性、低温寸法安定性、機械的強度に優れているため、家
庭用冷蔵庫、クーラーボックス、保温瓶をはじめ、冷蔵
倉庫、冷凍庫、コンテナー保冷車、浴槽、住宅用サイデ
ィング材等の断熱材用に、更には、LNG、LPG等の
タンク、輸送パイプの断熱材用途等に巾広い用途に使用
されている。この硬質ポリウレタンフォーム製造に際し
て、発泡剤としてはガスの熱伝導率が極めて小さく、ま
た、低沸点でかつ常温で液体であり、不燃性、低毒性で
あるトリクロロモノフルオロメタン(R−11)が使用
されていた。
【0003】しかし、オゾン層破壊および地球温暖化の
環境問題よりR−11が使用禁止となり、代替発泡剤と
して1,1−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロエタ
ン(R−123)や1,1−ジクロロ−1−フルオロエ
タン(R−141b)、モノジクロロジフルオロメタン
(R−22)等が提案され使用が広まっているが、これ
らの物質もオゾン破壊係数を有しており、本格的は解決
には至っていない。
【0004】さらに水を発泡剤の一部として硬質ポリウ
レタンフォームを製造する方法も提案されているが、水
の使用量が多くなるとフォームが脆くなったり、寸法安
定性が悪化する等の問題がある。近年、発泡剤としてオ
ゾン層破壊はもとより地球温暖化に対する寄与も少な
く、また、機能しうる沸点を有する炭素数2〜8の炭化
水素が使用されている。
【0005】エタン、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘ
キサン、ヘプタン、オクタン等の炭素数2〜8の炭化水
素を発泡剤として使用する場合、ポリオールなどの活性
水素化合物との相溶性が極めて悪く安定なウレタンフォ
ーム材料システム液を得られない。相溶性を改良する手
段として特開平7−53659号公報や特開平7−97
421号公報では、アミノアルコール、脂肪族アミンや
芳香族アミン等のアミン系開始剤にプロピレンオキサイ
ドのようなアルキレンオキサイドを開環重合反応させて
得たポリオールを使用する方法が提案されているが、こ
れらはポリウレタンフォームとする際の反応性のバラン
スが悪く、フォームの流れ性が悪くなり、充填性が極端
に悪くなってしまう欠点がある。さらに、炭化水素を発
泡剤として使用する場合、難燃性を確保するため難燃剤
を増加しなければならない現状があり、特開平8−59
781号公報のような官能基数の低い開始剤を用いたポ
リオールを使用すると、ウレタンフォームは一般的に寸
法安定性に欠けるとともに収縮を起こすという問題を抱
えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、オゾン層を
全く破壊しない炭化水素類を発泡剤として使用してもポ
リオール成分と発泡剤の相溶性に優れ、ポリウレタンフ
ォームとした時フォームの流れ性に優れ、さらに得られ
た硬質ポリウレタンフォームの寸法安定性に優れる硬質
ポリウレタンフォーム用樹脂組成物を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる課
題を解決すべく鋭意研究を進めた結果、本発明を完成す
るに至った。
【0008】即ち、本発明は、(A)有機ポリイソシア
ネート、(B)ポリオール、(C)発泡剤とから得られ
る硬質ポリウレタンフォーム用樹脂組成物において、
(C)発泡剤が、炭素数2〜8の炭化水素で、(B)ポ
リオールが、その少なくとも一部に1,2−ブチレンオ
キサイドを付加重合して得られるポリエーテルポリオー
ルを含み、その1,2−ブチレンオキサドに由来するエ
ーテル単位が全エーテル単位中の10重量%以上100
重量%以下となるようなポリオールで、かつ開始剤とし
て1分子中に活性水素を7個以上有する化合物を必須成
分として得られたポリオールであること、好ましくは、
1分子中に活性水素を7個以上有する化合物がシューク
ロースであること、好ましくはポリオール(B)の末端
が、1,2−ブチレンオキサイドを付加重合して得られ
たポリエーテルポリオールであり、かつ開始剤として1
分子中に活性水素を7個以上有する化合物を必須成分と
して得られたポリオールを全活性水素含有化合物中30
重量%以上使用すること、好ましくは炭素数2〜8の炭
化水素である発泡剤(C)が、プロパン、ブタン、n−
ペンタン、イソペンタン、ネオペンタン、シクロペンタ
ン、ヘキサンおよびシクロヘキサンから選ばれる少なく
とも1種であることを特徴とする硬質ポリウレタンフォ
ーム用樹脂組成物を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に使用される有機ポリイソ
シアネート成分(A)としては、イソシアネート基を2
個以上有する化合物であれば特に限定されることはな
く、芳香族系、脂肪族系、あるいは脂環族系ポリイソシ
アネート化合物、それら2種以上の混合物、及びそれら
を変性して得られる変性ポリイソシアネートのいずれで
もよい。例えば、トリレンジイソシアネート(TD
I)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、
キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ポリメリック
MDI(クルードMDI)等のポリイソシアネートやそ
れらの変性ポリイソシアネート、例えば、カルボジイミ
ド変性物、ビュウレット変性物、2量体、3量体等があ
り、更にこれらのポリイソシアネートと活性水素含有化
合物との末端イソシアネート基プレポリマー等をあげる
ことができる。好ましくはポリメリックMDIである。
【0010】本発明におけるポリオール(B)は、水酸
基等の活性水素を含有する開始剤に通常のポリエーテル
ポリオールの製造方法にて1,2−ブチレンオキサイド
を付加重合することにより得られる。もちろん必要に応
じて、まず開始剤に1,2−ブチレンオキサイド以外の
アルキレンオキサイドを付加重合し、後に1,2−アル
キレンオキサイドを付加重合しても得ることができる。
この場合、必要に応じてポリオール内部に開環付加重合
されるアルキレンオキサイドとしては通常使用されるア
ルキレンオキサイドであればよく、例えばエチレンオキ
サイド、プロピレンオキサイド、スチレンオキサイド、
ハロゲン含有アルキレンオキサイド、2,3ーブチレン
オキサイド、イソブチレンオキサイド、グリシジルエス
テル、グリシジルエーテル、その他の3員環エーテルが
挙げられる。
【0011】このポリオールの末端は、1,2−ブチレ
ンオキサイドを付加重合したブロックコポリマーとなる
わけだが、1,2−ブチレンオキサイドに由来するエー
テル単位は、全エーテル単位中の10重量%以上100
重量%以下であり、より好ましくは30重量%以上10
0重量%以下である。1,2−ブチレンオキサイドに由
来するエーテル単位が、10重量%より少ない場合、発
泡剤との相溶性が悪くなり、安定なシステム液が得られ
ないばかりか、ポリウレタンフォームとした時、反応の
バランスがくずれ、流れ性が悪くなり、割れやクラック
が生じる。
【0012】開始剤として必須成分である1分子中に活
性水素を7個以上含有する化合物としては、シュ−クロ
ースが挙げられる。1分子中の活性水素が7個より少な
い場合は、得られた硬質ポリウレタンフォームの強度が
損なわれ、優れた寸法安定性が得られない。
【0013】開始剤は、1分子中に活性水素を7個以上
含有する化合物を必須成分とし、もちろん、特徴を損な
わない程度で必要に応じて他の活性水素を含有する開始
剤を併用することができる。併用し得る開始剤としての
化合物は、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、
1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、
1,2−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、
1,6−ヘキサメチレングリコール、グリセリン、トリ
メチロールプロパン、ペンタエリスリトール、メチルグ
ルコシド、ソルビトール、ジエタノールアミン、トリエ
タノールアミン、モノエタノールアミン、エチレンジア
ミン、ジエチレントリアミン等が挙げられる。
【0014】得られる硬質ポリウレタンフォームの強度
を保持するため、1分子中に活性水素を7個以上含有す
る化合物は、全開始剤中5モル%以上、好ましくは15
モル%以上がよい。
【0015】本発明では、上記ポリオール(B)を全活
性水素含有化合物に対して30重量%以上となるように
使用することが好ましい。30重量%未満では、このポ
リオールの特徴が発揮できす、発泡剤との相溶性が悪く
なり、安定なシステム液が得られないばかりか、ポリウ
レタンフォームとした時、反応のバランスがくずれ、流
れ性が悪くなり、割れやクラックが生じる原因となる。
【0016】ここで言う全活性水素含有化合物とは、上
記のポリオール(B)以外のポリオール、場合によっては
発泡剤としての水、反応性難燃剤等が挙げられる。
【0017】ポリオール(B)は、単独で使用すること
は勿論、他のイソシアネート基と反応し得る活性水素含
有官能基を2個以上有する活性水素化合物、即ち上記ポ
リオール(B)以外のポリオールを併用することがで
き、この具体例としては、ポリエーテルポリオール、ポ
リエステルポリオール、ポリカプロラクトンポリオー
ル、ポリブタジエンポリオール、アクリルポリオール、
高級脂肪酸エステルポリオール等がポリオールとして一
部併用して使用される。
【0018】ポリエーテルポリオールとしては、例え
ば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、トリエチロールエタン、
1,3,6−ヘキサントリオール、ペンタエリスリトー
ル、ビスフェノールA、ノボラック等の多価アルコール
類、および又はこれらのポリヒドロキシ化合物にエチレ
ンオキサイド、プロピレンオキサイド等のアルキレンオ
キサイドを付加重合させたものが挙げられる。好ましく
は、水酸基価200〜800mgKOH/gのポリエー
テルポリオールである。
【0019】また、モノエタノールアミン、ジエタノー
ルアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミ
ン類、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリ
エチレンテトラミン、トルエンジアミン等活性水素を2
個以上含有する化合物および/又はこれらのアミン類
に、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等を付
加重合させたものも挙げられる。好ましくは水酸基価2
00〜800mgKOH/gのポリエーテルポリオール
およびテトラメチレングリコールも使用できる。
【0020】本発明の発泡剤である炭素数2〜8の炭化
水素とは、例えばエタン、プロパン、ブタン、n−ペン
タン、イソペンタン、ネオペンタン、シクロペンタン、
ヘキサン、シクロヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘプ
タン、n−オクタンおよびシクロオクタン等が挙げられ
る。さらに熱伝導率や作業上適する沸点であると言う点
から、好ましくはプロパン、ブタン、n−ペンタン、イ
ソペンタン、ネオペンタン、シクロペンタン、ヘキサ
ン、シクロヘキサンが挙げられる。これらのうち1種を
単独で使用してもよく、2種以上混合物を使用しても良
い。
【0021】本発明における発泡剤である炭素数2〜8
の炭化水素は、それら単独で使用することは勿論、場合
によって他の発泡剤を併用してもよい。併用する発泡剤
としては、例えば、水、フッ素化ハロゲン化炭化水素系
発泡剤、やその他の低沸点ハロゲン化炭化水素、低沸点
炭化水素、不活性ガスなどがある。
【0022】本発明に使用される触媒としては、活性水
素含有官能基とイソシアネート基の反応を促進させるア
ミン触媒や金属系触媒が使用される。
【0023】また、カルボン酸金属塩などのイソシアネ
ート基どうしを反応させるヌレート化触媒も目的に応じ
て使用される。例えば、N,N,N’,N’−テトラメ
チルヘキサメチレンジアミン、N,N,N’,N’−テ
トラメチルプロピレンジアミン、N,N,N’,N’−
ペンタメチルジエチレントリアミン、N,N,N’,
N’−テトラメチルエチレンジアミン、N−メチル−
N’−ジメチル−アミノエチルピペラジン、N,N−ジ
メチルアミノシクロヘキシルアミン、ビス(ジメチルア
ミノエチル)エーテル、トリス(N,N−ジメチルアミ
ノプロピル)ヘキサヒドロ−s−トリアジン、メチルモ
ルホリン、エチルモルホリン、トリエチレンジアミン、
トリエタノールアミン−1−メチルイミダソール、1,
2−ジメチルイミダソール、1−イソブチル−2−メチ
ルイミダソール、スタナスオクトエート、ジブチル錫ジ
ラウリレート、ジブチル錫ジアセテート、オクタン酸錫
(II)、オクタン酸鉛、オクチル酸カリウム、オクチ
ル酸鉛、酢酸カリウム等が挙げられる。これらは単独
で、又は2種以上の混合物として使用することができ
る。
【0024】本発明に使用される整泡剤としては、従来
から公知のシリコン系界面活性剤が使用される。例え
ば、東レ・シリコーン社製SH−190、SH−19
2、SH−193、SH−194、SH−195、SH
−200、SRX−253や日本ユニカー社製のL−5
01、L−520、L−532、L−540、L−54
4、L−3550、L−5302、L−5305、L−
5320、L−5340、L−5410、L−542
0、L−5710、L−5720がある。また、信越シ
リコーン社製のF−114、F−121、F−122、
F−220、F−230、F−258、F−260B、
F−305、F−306、F−317、F−341、F
−345などであり、東芝シリコーン社製ではTFA−
4200、TFA−4202などである。
【0025】本発明の硬質ポリウレタンフォームに難燃
性を付与したい場合には、難燃剤が使用される。難燃剤
としては、添加型難燃剤、反応型難燃剤等のいずれも使
用できる。例えば、トリスジクロロプロピルフォスフェ
ート、トリスクロロエチルフォスフェート、トリスモノ
クロロプロピルフォスフェート等のリン酸エスエル、塩
化ビニル、塩化ビニリデン等の塩素化ポリマー、三酸化
アンチモン、水酸化アルミニルム等の無機化合物等、通
常ウレタン用として使用される難燃剤が挙げられる。
【0026】その他必要に応じて助剤および/または添
加剤が加えることができる。例えば、、発泡安定剤、充
填剤、染料、顔料、加水分解防止剤、防かび剤および殺
細菌剤等がある。
【0027】ポリイソシアネート(A)とポリオール
(B)との反応は、好ましくはポリオール(B)を含む
活性水素化合物の総量に対してポリイソシアネート
(A)を当量比で0.8〜5.0の範囲で使用する。な
お、ここで言う活性水素化合物とは、ポリオール成分と
発泡剤として水を使用した場合、その水も含むものであ
る。
【0028】本発明の原料を混合、発泡する方法は、反
応混合物を均一に混合、発泡できる方法なら如何なる方
法でもよく、例えば低圧発泡機、高圧発泡機、スプレー
発泡機などの発泡機をを用いて実施することができる。
【0029】
【実施例】次に、本発明を実施例、比較例等を挙げ、詳
細に説明するが、本発明はこの実施例に限定されるもの
ではない。この実施例および比較例の中で記載される
「部」、「%」は「重量部」、「重量%」を意味するも
のとする。
【0030】実施例1〜6 比較例1〜4 以下に実施例および比較例において使用した各原料を示
す。
【0031】ポリオールA:シュークロース/グリセリ
ン(80/20)にプロピレンオキサイドを50部付加
重合させ、後に、1,2−ブチレンオキサイドを50部
ブロック重合させて得られた水酸基価450mgKOH/gの
ポリエーテルポリオール。
【0032】全エーテル単位中の1,2−ブチレンオキ
サイドに由来するエーテル単位:50重量%
【0033】ポリオールB:シュークロース/グリセリ
ン(80/20)に1,2−ブチレンオキサイドを付加
重合させ得られた水酸基価450mgKOH/gのポリエーテ
ルポリオール。
【0034】全エーテル単位中の1,2−ブチレンオキ
サイドに由来するエーテル単位:100重量%
【0035】ポリオールC:シュークロース/グリセリ
ン(80/20)にプロピレンオキサイドを80部付加
重合させ、後に、1,2−ブチレンオキサイドを20部
ブロック重合させて得られた水酸基価450mgKOH/gの
ポリエーテルポリオール。
【0036】全エーテル単位中の1,2−ブチレンオキ
サイドに由来するエーテル単位:20重量%
【0037】ポリオールD:シュークロースにプロピレ
ンオキサイドを50部 付加重合させ、後に1,2−ブ
チレンオキサイドを50部 ブロック重合させ得られた
水酸基価450mgKOH/gのポリエーテルポリオール。
【0038】全エーテル単位中の1,2−ブチレンオキ
サイドに由来するエーテル単位:50重量%
【0039】ポリオールE:シュークロース/トリエタ
ノールアミン(80/20)にプロピレンオキサイドを
50部 付加重合させ、後に1,2−ブチレンオキサイ
ドを50部 ブロック重合させて得られた水酸基価45
0mgKOH/gのポリエーテルポリオール。
【0040】全エーテル単位中の1,2−ブチレンオキ
サイドに由来するエーテル単位:50重量%
【0041】ポリオールF:シュークロース/水(80
/20)にプロピレンオキサイドを50部付加重合さ
せ、後に1,2−ブチレンオキサイドを50部 ブロッ
ク重合させて得られた水酸基価450mgKOH/gのポリエ
ーテルポリオール。
【0042】全エーテル単位中の1,2−ブチレンオキ
サイドに由来するエーテル単位:50重量%
【0043】ポリオールG:シュークロース/グリセリ
ン(80/20)にプロピレンオキサイドを付加重合さ
せ得られた水酸基価450mgKOH/g のポリエーテルポリ
オール。
【0044】全エーテル単位中の1,2−ブチレンオキ
サイドに由来するエーテル単位:0重量%
【0045】ポリオールH:シュークロース/グリセリ
ン(80/20)にプロピレンオキサイドと1,2−ブ
チレンオキサイド(50/50)をランダム重合させ、
得られた水酸基価450mgKOH/g のポリエーテルポリオ
ール。
【0046】全エーテル単位中の1,2−ブチレンオキ
サイドに由来するエーテル単位:50重量%
【0047】ポリオールI:グリセリンにプロピレンオ
キサイドを50部 付加重合させ、後に1,2−ブチレ
ンオキサイドを 50部ブロック重合させて得られた水
酸基価300mgKOH/gのポリエーテルポリオール。
【0048】全エーテル単位中の1,2−ブチレンオキ
サイドに由来するエーテル単位:50重量%
【0049】ポリオールJ:エチレンジアミンにプロピ
レンオキサイドを50部 付加重合させ、後に1,2−
ブチレンオキサイドを50部 ブロック重合させて得ら
れた水酸基価450mgKOH/gのポリエーテルポリオー
ル。
【0050】全エーテル単位中の1,2−ブチレンオキ
サイドに由来するエーテル単位:50重量%
【0051】ポリオールK:ソルビトール/グリセリン
(80/20)にプロピレンオキサイドを50部付加重
合させ、後に1,2−ブチレンオキサイドを50部 ブ
ロック重合させて得られた水酸基価450mgKOH/g のポ
リエーテルポリオール。
【0052】全エーテル単位中の1,2−ブチレンオキ
サイドに由来するエーテル単位:50重量%
【0053】ポリオールL:グリセリンにプロピレンオ
キサイドを付加重合させて得られた水酸基価300mgKO
H/gのポリエーテルポリオール。
【0054】全エーテル単位中の1,2−ブチレンオキ
サイドに由来するエーテル単位:0重量%
【0055】 粗ジフェニルメタンジイソシアネート: 大日本インキ化学工業製 SP−1225 整 泡 剤:東レシリコーン製 SH−193 難 燃 剤:大八化学製 トリスクロロプロピルフォスフェート 触 媒 :花 王 製 カオライザオー No.1 (テトラメチルヘキサメチレンジアミン) 発 泡 剤:シクロペンタン
【0056】表1に示した上記のポリオール、発泡剤、
水、難燃剤、整泡剤、触媒(ゲルタイムを60秒とする
ために必要な量)を所定量調整し、この時の硬質ポリウ
レタンフォーム材料システム液の相溶性状態を確認し
た。システム液の相溶性の評価は、透明均一を○、微濁
を△、分離・白濁を×で示した。
【0057】この混合液と所定量の有機ポリイソシアネ
ート(インデックス110)を各々20℃に調整した
後、4000rpmで約8秒間攪拌混合して、あらかじ
め40℃に調整した密閉モールド型(400mm×80
0mm×90mm)に注入し、発泡させ硬質ウレタンフ
ォームを得た。この得られたウレタンフォームの密度
(Kg・m3)および寸法安定性(Vol%)を測定し
た。
【0058】寸法安定性は−30℃の恒温槽に6時間保
存した後、体積変化率を測定した。また、ウレタンフォ
ームの流れ性の測定は、混合液と有機イソシアネートを
上記同様混合攪拌し、20mm×400mm×400m
mの上部オープンアルミ型上に、所定量のウレタン樹脂
組成物を注入し、フタをして成形し、脱型後のフォーム
の広がりを面積で求め、それを単位g当たりの面積に換
算し評価した。ここで数値の大きいものほど流れ性が良
好であることを示す。
【0059】結果を表1、表2に示した。
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】
【発明の効果】本発明は、オゾン層を全く破壊しない低
沸点炭化水素類を発泡剤とした時、樹脂組成物(システ
ム液)が安定であり、硬質ポリウレタンフォームとする
とき優れた流れ性を示し、得られたフォームの寸法安定
性にも優れるものであった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)有機ポリイソシアネート、(B)
    ポリオール、(C)発泡剤とから得られる硬質ポリウレ
    タンフォーム用樹脂組成物において、 (C)発泡剤が、炭素数2〜8の炭化水素で、 (B)ポリオールが、その少なくとも一部に1,2−ブ
    チレンオキサイドを付加重合して得られるポリエーテル
    ポリオールを含み、その1,2−ブチレンオキサドに由
    来するエーテル単位が全エーテル単位中の10重量%以
    上100重量%以下となるようなポリオールで、かつ開
    始剤として1分子中に活性水素を7個以上有する化合物
    を必須成分として用いることを特徴とする硬質ポリウレ
    タンフォーム用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 ポリオール(B)の開始剤の必須成分で
    ある1分子中に活性水素を7個以上有する化合物が、シ
    ュークロースであることを特徴とする請求項1の樹脂組
    成物。
  3. 【請求項3】 ポリオール(B)の末端が、1,2−ブ
    チレンオキサイドを付加重合して得られたポリエーテル
    ポリオールであり、かつ開始剤として1分子中に活性水
    素を7個以上有する化合物を必須成分として用いて得ら
    れるポリオールを全活性水素含有化合物中30重量%以
    上使用することを特徴とする請求項1の樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 炭素数2〜8の炭化水素である発泡剤
    (C)が、プロパン、ブタン、n−ペンタン、イソペン
    タン、ネオペンタン、シクロペンタン、ヘキサンおよび
    シクロヘキサンから選ばれる少なくとも1種であること
    を特徴とする請求項1の樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014002838A1 (ja) * 2012-06-29 2014-01-03 第一工業製薬株式会社 ポリウレタン樹脂形成性組成物及びポリウレタン樹脂
KR20140070695A (ko) * 2012-11-15 2014-06-11 케이피엑스케미칼 주식회사 바이오 폴리올을 함유하는 lng선 단열재용 경질 폴리우레탄 폼
CN114174370A (zh) * 2019-08-09 2022-03-11 科思创知识产权两合公司 用于制造聚氨酯泡沫的组合物

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